JPH09190164A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH09190164A
JPH09190164A JP33523696A JP33523696A JPH09190164A JP H09190164 A JPH09190164 A JP H09190164A JP 33523696 A JP33523696 A JP 33523696A JP 33523696 A JP33523696 A JP 33523696A JP H09190164 A JPH09190164 A JP H09190164A
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信 竹田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、行電極の数が表示データの行数に
対して小さい場合には、すべての表示データの信号が入
力されないうちに行電極が割当てられ終わってしまい、
表示部には適正な画面の下方が欠落した表示が行われて
しまうことを解決する。 【解決手段】 行電極駆動回路28に行電極26への走
査パルスの発生を特定の期間休止するためのAND回路
31から成る休止回路33を設けており、テレビジョン
映像信号のうち、間引かれるべき走査線に対応する期間
は走査信号の発生を休止して、この期間は受信されてい
るテレビジョン映像信号が表示絵素電極に供給されない
ようにする。これにより間引き動作を行い、少ない行電
極数の表示部22にて大きな有効表示範囲を得られるよ
うにするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば液晶表示装置
などの表示装置に関し、きらに詳しくは行列状に配置さ
れた表示絵素毎にスイッチング素子を付加してアクティ
ブマトリクス駆動を行う表示装置に開する。
【0002】本発明はマトリックス型液晶表示装置に関
し、特にマトリックス型表示パターンにおける各絵素に
アドレス用のスイッチングトランジスタを付加したマト
リックス型液晶表示装置の駆動回路部の構造に関するも
のである。
【0003】
【従来の技術】小形軽量の表示装置として液晶表示装置
が広く用いられており、とりわけ表示絵素を行列状に配
列して各表示絵素にたとえばスイッチングトランジスタ
をそれぞれ付加したアクティブマトリクス形液晶表示装
置は、スイッチングトランジスタのスイッチング効果を
用いて表示絵素を順次選択し、表示データに対応した態
様の表示電圧を印加し表示を得るものである。このよう
なアクティブマトリクス形液晶表示装置は、高コントラ
ストでありしかも多段階の階調表示が可能な表示装置と
してテレビジョン受信機やビデオテープレコーダのモニ
タ装置などとして多く用いられている。
【0004】第10図にこのような従来例の液晶表示装
置1のブロック図を示す。液晶表示装置1は表示絵素2
が多数行列状に配列された表示部3を備え、各表示絵素
2にはスイッチングトランジスタ4の一方端子がそれぞ
れ接続される。各スイッチングトランジスタ4の他方端
子はそれぞれ列電極5に接続され、スイッチングトラン
ジスタ4のゲートはそれぞれ行電極6−1,6−2,
…,6−n(必要な場合は参照符6で総称する)に接続
される。各行電極6は走査回路7にそれぞれ接続され、
列電極5はデータ信号回路8に接続され、これらの回路
7,8は制御回路9によってその動作が制御される。
【0005】前記走査回路7は行電極6を、順次的にた
とえばハイレベルとして当該行電極6に接続された各ス
イッチングトランジスタ4を導通状態とする。このとき
各列電極5は所望の表示に対応する表示電圧が印加され
る。これにより各表示絵素2は対応する表示を行う。こ
のような表示を各行電極6毎に繰返し、一画面分の表示
が終了する。このような処理がたとえば1/60秒また
は1/30秒毎に繰返されて表示が行われる。
【0006】このような液晶表示装置1をいわゆる液晶
テレビジョン受信装置として用いる場合には、前記表示
用信号としてたとえばNTSC方式の映像信号が用いら
れる。このような場合、映像信号はアンテナ10で受信
され、たとえば検波回路や増幅回路などを含む受信回路
11にて所望の映像信号を分離し、アナログ/デジタル
変換回路(以下、A/D変換回路と略す)12でデジタ
ル信号に変換した後、信号処理回路13で各種の信号処
理が行われ、デジタル/アナログ変換回路(以下、D/
A変換回路と略す)14でアナログ信号に変換され、前
記データ信号回路8に供給されるとともに、基準信号S
yが回路8,9に入力され、所定の走査動作を行う。
【0007】上述したようなマトリクス形の液晶表示装
置1において、テレビジョン映像信号に基づいて表示を
行おうとする場合、前記行電極6の数がテレビジョン信
号の有効走査線数(NTSC方式の場合約480本)に
近いとき、またはその1/2の数に近いときには、当該
テレビジョン信号をその水平走査期間毎に線順次方式
で、液晶表示装置1に供給する駆動方式が用いられてい
る。このとき、行電極6の数が前記有効走査線数に近い
場合には、フレーム周期毎に表示都3の一画面分の表示
が行われ、有効走査線数の1/2に近い場合にはフィー
ルド期間毎に表示部3の一画面毎の表示が行われる。
【0008】一方、前記行電極6の数が前述した有効走
査線数やその1/2の数に対して比較的小さい場合に
は、前述したような表示を行わせた場合、たとえば映像
信号の一垂直走査期間内の水平走査線を、行電極6に垂
直走査方向上方側から割当てていくと、全走査線数分の
映像信号が入力されないうちに行電極6が割当てられ終
わってしまい、表示部3には適正な画面の下方が欠落し
た表示が行われてしまうことになる。また前記欠落分の
映像信号を一垂直走査期間の先頭から除外して、残余の
映像信号を表示部3で表示させた場合には適正な映像信
号の上部が欠落した表示が行われてしまう。
【0009】このため行電極6の数が有効走査線数やそ
の1/2の数より比較的小さい場合には、見掛け上適正
な全画面を表示するために一垂直走査期間内の映像信号
のうち、特定の走査線に対応する映像信号を間引く方法
が用いられる。この方法はたとえばPAL方式(走査線
数625本)の映像信号をNTSC方式(走査線数52
5本)の信号へ変換する場合などでも同様に行われ得
る。現在行われているこのような一つまたは複数の走査
線に対応する映像信号を間引く信号処理は、処理上の精
度などの点で第10図に示す信号処理回路13などデジ
タル回路で行われており、このため前述したようなA/
D変換回路12、信号処理回路13およびD/A変換回
路14などが必須となり、回路構成がきわめて繁雑にな
ってしまうという課題がある。
【0010】本発明の目的は上述の技術的課題を解消
し、簡便な構成にてしかも表示品質の劣化をもたらすこ
となく、表示上の走査線数を変化することができる表示
装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、行列状に配置
された複数の表示絵素と、該表示絵素に接続されたスイ
ッチング素子と、水平走査方向に沿う行方向の複数の表
示絵素を順次選択する複数の行電極と、列方向に沿う複
数の表示絵素に信号を印加する複数の列電極とが設けら
れた表示装置において、各列電極に表示データを出力す
る列電極駆動手段と、1水平走査期間に設定され1フレ
ーム期間に複数発生され、前記表示装置の表示絵素を行
電極によって選択しない休止期間W1をもつクロック信
号を生成するクロック信号生成回路と、前記クロック信
号の休止期間W1の期間に、行電極に対する順次的なシ
フト動作を停止させるとともに、前記行電極に前記スイ
ッチング素子を非選択状態とする信号を出力する行電極
駆動手段を備えたことを特徴とする表示装置である。
【0012】
【作用】本発明に従えば、複数の表示絵素が行列状に配
置された表示手段に表示を行うに当って、表示手段に設
けらいている行電極数が映像信号の一垂直走査期間の走
査線数より小さい場合には、停止信号発生手段は予め定
める水平走査線数おきに、行電極選択手段の選択動作を
予め定める停止期間に亘って停止させる停止信号を、行
電極選択手段に出力する。行電極選択手段は、水平走査
方向に沿う行方向の表示絵素列を選択する複数の行電極
を順次的に指定する。
【0013】したがって前述した停止期間では、映像信
号が表示装置に入力されながら、行電極の選択動作が停
止され、この停止期間に亘る映像信号が間引かれる。こ
れにより表示装置の行電極の数が映像信号の走査線数よ
り小さい場合であっても、垂直走査期間の全範囲内の映
像を表示することができる。
【0014】また前記停止信号は映像信号の一フレーム
期間内の出力時機を、垂直走査方向に沿って少なくとも
一つの水平走査期間を空けるように発生される。これに
より映像信号の各フィールド期間毎に間引き処理を行う
場合に、フィールド期間毎の間引かれた走査線が一フレ
ーム期間内で垂直走査方向に隣接してしまう事態が防が
れ、表示品質の低下を防止することができる。
【0015】
【実施例】第1図は本発明の一実施例の表示装置である
液晶表示装置21の構成を示すブロック図であり、第2
図は液晶表示装置21の表示手段である表示部22の構
成を示す系統図である。これらの図面を参照して、液晶
表示装置21について説明する。液晶表示装置21は第
2図に示されるように、表示電極などとして構成される
表示絵素23が行列状に配列された前記表示部22を備
える。各表示絵素23には、たとえばTFT(薄膜トラ
ンジスタ)素子などとして実現されるスイッチングトラ
ンジスタ24がそれぞれ配置される。
【0016】スイッチングトランジスタ24の出力端子
は表示絵素23に接続され、入力端子は垂直走査方向に
沿う列方向(第2図上下方向)の表示絵素列毎に設けら
れる列電極25に接続される。スイッチングトランジス
タ24のゲートは水平走査方向に沿う行方向の表示絵素
列毎に形成される行電極26にそれぞれ接続される。各
列電極25は列電極駆動手段である列電極駆動回路27
に接続され、行電極26は行電極選択手段である行電極
躯動回路28に接続される。各駆動回路27,28は、
たとえばマイクロプロセッサなどを含んで構成される停
止信号発生手段である制御回路29にてその動作状態が
制御される。制御回路29には液晶表示装置21に供給
される映像信号から分離される垂直同期信号および水平
同期信号などの基準信号Syが入力される。
【0017】前記行電極駆動回路28は、制御回路29
からのクロック信号CLをクロック入力とし、走査開始
信号SPを入力データとし、行電極26の数のビット数
を有するシフトレジスタ30を備える。シフトレジスタ
30の各ビット毎の出力は対応するAND回路31を経
て各行電極26へ与えられる。AND回路31の他方入
力には、前記クロック信号CLが反転回路32で反転さ
れた信号が与えられ、これらAND31は後述する機能
を実現する休止回路33を構成する。
【0018】第3図は液晶表示装置21の表示部22の
基本的表示動作を説明するタイムチャートである。第3
図を参照して、表示部22の表示動作について説明す
る。なおこの説明では説明の簡略化のため前記列電極2
5およぴ行電極26がそれぞれ5本である場合について
説明し、行電極26には個別に参照符G1,G2,…,
G5を付す。各行電極G1〜G5に垂直走査方向(第1
図上方から下方に向かう方向)に沿って第3図(1)〜
(5)のような走査信号G1〜G5が時間順次的に印加
される。第3図(6)の信号Siはある列電極25に印
加される信号波形であり、v1〜v5は5本の行電極G
1〜G5のそれぞれに接続されたスイッチングトランジ
スタ24を通して各表示絵素23に印加される表示電圧
の例である。
【0019】ここで垂直走査方向の最初の行電極G1に
接続された表示絵素23について着目すると、走査信号
G1により期間T1の間、スイッチングトランジスタ2
4が導通状態となり、その間に前記表示電圧v1が表示
絵素23に印加される。このような表示電圧の印加動作
は、前記駆動期間T1に亘り各列電極25に関して行わ
れる。また前記駆動期間T1以外の残余の期間T2〜T
5では、スイッチングトランジスタ24は遮断状態とな
り、前記印加電圧v1は表示絵素23と対応する液晶材
料(図示せず)の液晶容量に保持される。
【0020】上述したような動作が残余の行電極26の
駆動期間T2〜T5において行われた後、垂直走査期間
TV1は終了し、次の垂直走査期間TV2の駆動期間T
1′で再び1本目の行電極G1のスイッチングトランジ
スタ24が導通状態となる。このとき第3図(6)に示
すように、印加電圧を−v1とすれば、表示絵素23の
液晶容量に対応する電荷が保持され、結果としてこの表
示絵素23には第3図(7)に示す振幅v1の交流矩形
波である駆動信号V1iが印加されることになる。残余
の表示絵素23についても同様である。
【0021】このようなスイッチングトランジスタ24
を用いた液晶表示装置21では、スイッチングトランジ
スタ24が導通状態となっている間の表示電圧が常に表
示絵素23に対応する液晶に印加され、スイッチングト
ランジスタ24が遮断状態の間もこの電荷が保持される
ため、クロストークがなく、かつ高コントラストの表示
を実現することができる。
【0022】本実施例はこのような表示方式の液晶表示
装置21において、行電極26の数が表示しようとする
テレビジョン映像信号の走査線数またはその1/2の数
よりも小さい場合であっても、垂直走査期間の全範囲を
含む表示を実現しようとするものである。これはたとえ
ば前述したPAL方式のテレビジョン映像信号を用い
て、NTSC方式の行電極数の液晶表示装置21に表示
を行う場合などである。
【0023】このために本実施例では、行電極駆動回路
28に行電極26への走査パルスの発生を特定の期間休
止するためのAND回路31から成る休止回路33を設
けており、テレビジョン映像信号のうち、間引かれるべ
き走査線に対応する期間は走査信号の発生を休止して、
この期間は受信されているテレビジョン映像信号が表示
絵素電極に供給されないようにする。これにより間引き
動作を行い、少ない行電極数の表示部22にて大きな有
効表示範囲を得られるようにするものである。
【0024】またこのための構成は本実施例においては
休止回路33であり、これはシフトレジスタ30の各ビ
ット毎の出力が入力される複数のAND回路31から構
成されており、半導体技術および薄膜技術にてきわめて
容易にかつ簡便な構成にて実現が可能であるという前述
した従来技術にない特徴を有する。
【0025】第4図は本実施例の動作を説明するタイム
チャートである。第1図および第2図を併せて参照し
て、本実施例について説明する。以下の説明では行電極
26の数は仕意とし、個別の参照符G1,G2,…,G
nを付す。制御回路29から出力されるクロック信号C
Lはテレビジョン映像信号の水平同期信号と同期した信
号であり、走査開始信号SPは垂直同期信号と同期した
信号である。制御回路29は第4図(1)に示されるよ
うにクロック信号CLについて、たとえば7クロックお
きに休止期間W1だけハイレベル状態を維持する信号を
出力する。このクロック信号CLによってシフトレジス
タ30では、第4図(2)の走査開始信号SPが第4図
(4)〜(12)に示されるように順次的にシフトさ
れ、休止回路33を経て各行電極G1〜Gnに出力され
る。このときクロック信号CLには休止期間W1が設け
られており、この期間はシフトレジスタ30におけるシ
フト動作が停止されるとともに、各AND回路31は遮
断状態となり、行電極26に走査信号G1,G2,…が
出力されないことになる。したがって第4図(3)に示
すようにクロック信号CLの休止期間W1が設定されて
いるタイミングで休止期間となり、この休止期間に対応
する映像信号の走査線が間引かれることになる。
【0026】現在、各国で採用されているテレビジョン
システムは、主に走査線数が525本(有効走査線数約
485本)と625本(同約576本)のシステムであ
る。ここで走査線数625本のシステムの映像信号を、
走査線数約525本のシステム用の液晶表示装置21に
表示する場合を考えると、有効走査線数の比は、48
5:576=1:1.19となるが、この比に近い整数
の比は、6:7=1.17または5:6=1:1.20
であり、走査線を6本または7本のうちから1本の割合
で間引くのが有効である。たとえば、行電極数240本
の表示装置で7本中1本を間引く駆動を行った場合、2
40+6×7=280本相当の表示範囲が得られる。
【0027】第5図はこのような間引き動作の他の例を
示す図であり、第6図はこの例を実現するタイムチャー
トである。本動作例では映像信号の走査線H1,H2,
…が第6図(1)に示されるように21本の場合、すな
わち走査線H1,H2,…,H21が一垂直走査期間を
構成する場合について説明する。このような映像信号を
第5図(2)に示される行電極数が18本の液晶表示装
置21に表示する場合、前記第1図および第4図を参照
して説明したクロック信号CLを第6図(1)に示され
るようにたとえば7クロックおきに休止期間W1を設定
するようにする。
【0028】これによれば、たとえば走査線H4,H1
1,H18が間引かれ、行電極G1,G2,…,G18
に水平走査線H1,…,H3,H5,…,H10,H1
2,…,H17,H19,…,H21がそれぞれ割当て
られる。これにより全垂直走査期間の範囲を含む映像が
表示され得ることになる。
【0029】本実施例は第1図示のような構成を用い
て、上述したような間引き動作を行うものであり、これ
により前述したように間引き処理などを行う構成の簡略
化を図ることができる。一方、第1図示の構成のみでは
後述するように、一フレーム期間内で隣接する走査線が
間引かれたり、または時間的に遅い偶数フィールドで間
引かれる走査線の位置が奇数フィールドで間引かれる走
査線の位置よりも垂直走査方向の上流側に位置し、表示
品質が低下するなどの事態が想定きれる。
【0030】すなわち、行電極26の数が前記有効走査
線数に近く、かつ小さい場合には、表示部22で一フレ
ーム周期毎に表示が行われるが、テレビジョン映像信号
は奇数フィールドおよび偶数フィールドが繰返されて構
成されており、したがって前述した間引き処理は奇数フ
ィールドと偶数フィールドとのそれぞれについて同一走
査線数ずつ行う必要がある。一方、たとえば奇数フィー
ルドで間引かれた走査線の垂直走査方向に関する位置
と、偶数フィールドで間引かれた走査線の前記位置と
が、これらを合わせた一フレームとして見た場合に、垂
直走査方向に沿って隣接する場合には、連続した2本の
走査線の信号が表示されないことになり、信号の欠落が
視認されてしまうなど、画質が劣化してしまうという課
題がある。
【0031】第7図は前記想定される問題点を説明する
図である。以下、行電極26の数が走査線数の1/2以
下の場合について説明する。このような場合には前述し
た奇数フィールドの映像信号と偶数フィールドの映像信
号とが交互に同一の行電極26に印加される。この状態
が第7図(1)に示される。以下、第7図において実線
はたとえぼ奇数フィールドを示し、破線は偶数フィール
ドを示し、符号1o,2o,…は奇数フィールドにおけ
る走査線を示し、符号1e,2e,…は偶数フィールド
における走査線を示す。
【0032】走査線数と行電極26の数とが一致してい
る場合には第7図(1)に示されるように、一フィール
ド期間では行電極G1,G2,…,G6には奇数フィー
ルドの走査線1o,2o,3o,…,6oが割当てら
れ、次のフィールド期間では走査線1e,2e,…,6
eがそれぞれ割当てられる。したがって各行電極G1〜
G6には、フレーム期間の垂直走査方向に関して隣接す
る走査線の信号がそれぞれ与えられることになり、表示
上の障害は生じていない。
【0033】一方、間引き処理をするに当って、時間的
に早いフィールド、すなわち奇数フィールドから間引き
処理を行い、しかも奇数フィールドの間引き位置が、偶
数フイールドの間引き位置より垂直走査方向上流側であ
る場合を第7図(2)に示す。この例では奇数フィール
ドの第3走査線3oと偶数フィールドの第5走査線5e
とが間引かれている。この例でも各行電極6には一フレ
ーム内で隣接する走査線が割当てられ、表示上の障害は
起こしていない。
【0034】一方、第7図(3)に示されるように、偶
数フイールドの走査線3eと奇数フィールドの走査線6
oとが間引れる場合、時間的に遅い偶数フィールドの走
査線が、垂直走査方向に関して上流側にある。このよう
な場合、図に示されるように、フレーム期間内で隣接し
ない走査線3o,4e;4o,5e;5o,6eが同一
行電極G3,G4,G5に割当てられることになり、画
質が劣化してしまう事態が想定される。したがって前述
したように走査線を間引く信号処理を行う場合であって
も、前述のような事態に配慮した処理が望しい。
【0035】第8図は本発明の他の実施例の構成を説明
するブロック図である。本実施例は前述の実施例に類似
し、対応する部分には同一の参照符を付す。この具体的
回路例においては、制御回路29と行電極駆動回路28
との間に、具体的には第7図示のように7進カウンタ3
4、間引き位置設定回路35およぴ、当該間引き位置設
定回路35によって設定される間引き位置をフィールド
毎に切換えるための切換信号Fを出力するフリップフロ
ップ回路36が設けられる。
【0036】制御回路29からは、映像信号の垂直同期
信号に同期した走査開始信号SPと、水平同期信号に同
期したクロック信号CLと、垂直同期信号VSとモード
切換え信号SWとが出力される。モード切換え信号SW
は、液晶表示装置21の動作を、間引き処理を行う動作
と入力される映像信号の走査線を各行電極26に1対1
に対応させて表示を行う動作とのいずれかを選択する信
号であり、本実施例ではモード切換信号SWのレベルが
ハイレベルのときに間引き動作を含む表示動作を行う。
前記7進カウンタ34はクロック信号CLが入力される
3ビットのカウンタ37を備え、各ビットQ2,Q1,
Q0の出力はパラレルに間引き位置設定回路35に入力
されるとともにNAND回路38に入力され、NAND
回路38の出力は1対のNAND回路39,40から構
成されるラッチ回路41に入力される。ラッチ回路41
では、NAND回路38の出力をリセット信号としてカ
ウンタ37のリセット端子Rに入力するにあたり、クロ
ック信号CLと同期した波形に整形する。
【0037】ラッチ回路41の出力はNAND回路42
に入力され、NAND回路42には映像信号の垂直同期
信号VSが反転回路43で反転された信号とモード切換
え信号SWとが入力される。
【0038】前記垂直同期信号VSはフィールド毎に後
述される間引き位置設定回路35における間引き位置を
切換えるためのフリップフロップ回路36のクロック端
子に入力される。フリップフロップ回路36は反転出力
Qがデータ入力端子Dに接続され、出力端子Qが間引き
位置設定回路35の排他的論理和回路(以下、EX回路
と略す)44に入力される。間引き位置設定回路35の
前記EX回路44にはカウンタ37の最上位ビットQ2
が入力され、その出力は、NAND回路45に入力され
る。NAND回路45には、カウンタ37のビットQ1
の反転回路46による反転信号と最下位ビットQ0とが
入力される。
【0039】NAND回路45の出力は、クロッタ信号
CLの反転回路47による反転信号が入力されるNAN
D回路48に入力され、その出力はクロック信号CL1
として前記シフトレジスタ30のクロック入力端子CK
に入力されるとともに、前記反転回路32を介して休止
回路33のAND回路31に共通に入力される。
【0040】第9図は第8図示の構成の動作を説明する
タイムチャートである。第8図および第9図を併せて参
照して、本実施例の動作について説明する。走査開始信
号SP、クロック信号CLおよび垂直同期信号VSは第
9図(1)〜同図(3)に示すように供給され、7進カ
ウンタ34では垂直同期信号VSによりNAND回路4
2の出力がハイレベルとなり、カウンタ37がリセット
される。この後第9図(2)に示したようにクロック信号
CL毎にカウンタ37はカウントアップする。カウンタ
37は3ビットであり、したがってカウント値0〜7を
カウントするが、出力(Q2,Q1,Q0)=(1,
1,1)となったとき、NAND回路38の出力が残余
のカウント値000〜110では、ハイレベルであった
のに対し、ローレベルに切換わり、これによりNAND
回路42の出力がローレベルからハイレベルに反転さ
れ、カウンタ37はリセットされる。このようにして第
7図示の7進カウンタ34は3ビットのカウンタ37を
用いて0〜6の間の7進カウントを実現できる。
【0041】(1)切換え信号Fがハイレベルの場合 切換え信号Fがハイレベルの場合において、NAND回
路45の出力である休止信号STがローレベルとなり、
NAND回路48からクロック信号CL1が供給されな
い状態となるのは、NAND回路45の入力が全てハイ
レベルとなる場合であり、これは(Q2,Q1,Q0)
=(0,0,1)の場合である。したがって第9図
(4)に示すように、カウンタ37のカウント値が0の
ときは、NAND回路45の出力である休止信号STは
ハイレベルであり、NAND回路48を介してクロック
信号CLが出力される。これにより、走査開始信号SP
がシフトレジスタ30でワンクロック分シフトされ、ま
た各NAND回路31も導通状態となり、行電極G1〜
Gnには第9図(6)〜(8)に示されるように行電極
G1のみに走査信号G1が導出される。
【0042】カウンタ37のカウント値が1になると、
前記休止信号STがローレベルとなり、NAND回路4
8は遮断され、クロック信号CL1はハイレベルに固定
される。これによりシフトレジスタ30はシフト動作が
休止され、また各AND回路31も遮断状態となる。こ
れにより時刻t1〜t2の休止期間W1では液晶表示装
置21に入力される映像信号の走査線に対応する信号が
表示部22にては表示されないことになる。以下、カウ
ンタ37のカウンタ値が増加するに従い、残余の行電極
G2,G3,…が順次的に選択され、カウンタ37を用
いた7進カウンタ34の周期で以上の動作が繰返し行わ
れる。
【0043】(2)切換え信号Fがローレベルのとき このとき前記休止信号STがローレベルになる条件は
(Q2,Q1,Q0)=(1,0,1)である。したが
って第9図(9)〜(13)で示されるように、カウン
タ37のカウンタ値が5のときに休止信号STがハイレ
ベルからローレベルに立下がり、この休止期間W1では
前述したように行電極G1〜Gnのいずれも選択されな
いことになる。残余のカウント値の場合には前述の説明
と同様に、各行電極G1〜Gnが順次的に選択される。
【0044】前述の説明では、モード切換え信号SWが
ハイレベルの場合を説明したが、この信号がローレベル
であれば、NAND回路42の出力はハイレベルに固定
され、カウンタ37はリセット状態に固定される。これ
によりNAND回路45の出力である休止信号STはハ
イレベルに固定され、NAND回路48は導通状態に保
持される。したがってシフトレジスタ30のクロック入
力端子CKには、クロック信号CLが反転回路47、N
AND回路48を介して入力される。このときのクロッ
ク信号CL1は第9図(15)に示すようにクロック信
号CLと同一の信号となる。
【0045】このように本実施例によれば7進カウンタ
34を用いて、入力される映像信号の走査線に関して7
本のうち1本を間引く処理を行い、表示部22にて映像
信号の垂直走査期間の全体に亘る映像範囲を実現するこ
とができる。また第8図示の構成によれば、フィールド
毎に間引く位置を切換え、しかも1フレームで見た場合
に間引かれる走査線の位置が隣接することがないように
している。これにより間引かれる走査線が1フレーム内
で隣接して表示品位が劣化する事態を防ぐことができ
る。
【0046】前述の実施例では、フィールド毎に間引か
れる走査線の位置を切換えるようにしているが、本発明
の他の具体例として第8図におけるフリップフロップ回
路36を、奇数フィールドと偶数フィールドとを判別で
きる周知のフィールド判別回路に変更し、奇数フィール
ドの場合には、垂直走査期間内で間引かれる走査線の位
置を偶数フィールドで間引かれる走査線の位置よりも垂
直走査方向上流側であるようにできる。第8図の例によ
れば、奇数フィールドで切換え信号Fをハイレベルと
し、偶数フィールドで切換え信号Fをローレベルとすれ
ばよい。このような構成によれば、第7図を参照して説
明した同一行電極26に対して垂直走査方向に関して隣
接しない走査線に対応する映像信号が割り当てられてし
まう事態を防ぐことができ、この点に関する表示品位の
劣化を併せて防ぐことができる。またモード切換信号S
Wを設定したので走査線数が異なるシステムに対応で
き、利便性が格段に向上される。
【0047】前述の各実施例では走査線数の7本中の1
本を間引く動作を説明したが、その他の数の走査線から
1本を間引くようにしてもよいのは勿論である。
【0048】また各実施例は液晶表示装置21として説
明したが、その他マトリクス方式の表示装置に関連して
広く実施することができる。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明に従えば、行列状に
配置された複数の表示絵素に表示を行うに当って、表示
を行う行電極数が表示信号の走査線数より小さい場合に
は、行電極駆動手段は予め定める表示信号おきに停止期
間に亘ってスイッチング素子を非選択状態とする信号を
行電極に出力するようにした。これにより表示を行う行
ラインの数が表示信号のライン数より小さい場合であっ
ても、簡便な構成を用いて表示信号の全範囲内の映像を
表示することができる。
【0050】また本願発明は、休止期間W1には行電極
にスイッチング素子を非選択とする信号が出力されるた
め、スイッチング素子の選択期間はその行以外のスイッ
チング素子と同じとなり、絵素に対する信号電圧の印加
時間を均一にすることができ、表示輝度のばらつきを抑
えることができる。
【0051】更に本願発明は、休止期間W1をもつクロ
ック信号を備えているため、クロック信号の休止期間W
1のタイミングを変えるだけで表示信号の間引き位置を
変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の液晶表示装置21の構成を
示すブロック図。
【図2】表示部22の電気的構成を示す電気回路図。
【図3】第2図の構成例の動作を示すタイムチャート。
【図4】第1図の液晶表示装置21の基本的動作を説明
するタイムチャート。
【図5】本実施例の他の動作例を説明する図。
【図6】第5図の動作を説明するタイムチャート。
【図7】本実施例の作用を説明する図。
【図8】本発明の他の実施例の液晶表示装置の一部分の
構成を示すブロック図。
【図9】第8図の構成の動作を示すタイムチャート。
【図10】典型的な従来例の液晶表示装置1の構成を示
すブロック図。
【符号の説明】
10 液晶表示装置 22 表示部 23 表示絵素 25 列電極 26 行電極 28 列電極駆動回路 29 制御回路 30 シフトレジスタ 33 休止回路 34 7進カウンタ 35 間引き位置設定回路 36 フリップフロップ回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列状に配置された複数の表示絵素と、
    該表示絵素に接続されたスイッチング素子と、水平走査
    方向に沿う行方向の複数の表示絵素を順次選択する複数
    の行電極と、列方向に沿う複数の表示絵素に信号を印加
    する複数の列電極とが設けられた表示装置において、 各列電極に表示データを出力する列電極駆動手段と、 1水平走査期間に設定され1フレーム期間に複数発生さ
    れ、前記表示装置の表示絵素を行電極によって選択しな
    い休止期間W1をもつクロック信号を生成するクロック
    信号生成回路と、 前記クロック信号の休止期間W1の期間に、行電極に対
    する順次的なシフト動作を停止させるとともに、前記行
    電極に前記スイッチング素子を非選択状態とする信号を
    出力する行電極駆動手段を備えたことを特徴とする表示
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007140569A (ja) * 2007-02-26 2007-06-07 Texas Instr Japan Ltd パルス信号生成回路
JP2010237651A (ja) * 2009-03-11 2010-10-21 Nec Lcd Technologies Ltd 液晶表示装置、該装置に用いられるタイミングコントローラ及び信号処理方法

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