JPH0918A - 育苗箱のストッカー装置 - Google Patents

育苗箱のストッカー装置

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Publication number
JPH0918A
JPH0918A JP15819295A JP15819295A JPH0918A JP H0918 A JPH0918 A JP H0918A JP 15819295 A JP15819295 A JP 15819295A JP 15819295 A JP15819295 A JP 15819295A JP H0918 A JPH0918 A JP H0918A
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JP
Japan
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stocker
transfer mechanism
detection sensor
box
seedling raising
Prior art date
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Application number
JP15819295A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Kubo
信之 久保
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Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0918A publication Critical patent/JPH0918A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 育苗箱をストッカーに自動的に収納して一時
保留できると共に、ストッカーに収納した育苗箱を順次
一個ずつ自動的に戻し移送できるようにする。 【構成】 育苗箱2を移送機構1の一端から他端側に移
送する間に、土入装置5で育苗箱2に床土を供給した
後、育苗箱2をストッカー9に一時保留し、ストッカー
9に保留した育苗箱2を移送機構1の他端から一端に向
けて戻す間に、播種装置7で播種し、土入装置5で覆土
するようにした育苗用播種機において、前記ストッカー
9が、移送機構1の一端から移送された育苗箱2を順次
自動的に積み重ねると共に、ストッカー9に積み重ねら
れた育苗箱2を移送機構1の他端に順次自動的に送出す
るように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、育苗箱のストッカー装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の育苗用播種機には、例えば育苗箱
を移送する移送機構上に、移送機構の一端から他端に向
けて土入装置と播種装置と灌水装置とを設けると共に、
移送機構の他端側に、育苗箱を保留するストッカーを設
け、育苗箱を移送機構の一端から他端側に移送する間
に、土入装置で育苗箱に床土を供給した後、育苗箱をス
トッカーに一時保留し、その後ストッカーに保留した育
苗箱を移送機構の他端側に送り、それを移送機構によっ
てその他端から一端に向けて戻し移送し、その間に、育
苗箱に灌水装置で灌水し、播種装置で播種し、土入装置
で覆土するようにしたものがある。ところが、従来の播
種機には、ストッカーに育苗箱を自動的に収納するもの
として、ストッカー内に移送された育苗箱を左右一対の
下降受け体で受け、この下降受け体を下降し、育苗箱を
順次積み重ねて収納するようにしたものがある(例えば
特公平5−37889号公報)が、ストッカーに収納し
た育苗箱を順次一個ずつ自動的に取り出して育苗箱を移
送機構の他端から一端に向けて自動的に戻すようには構
成されていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来ではスト
ッカー内に収納した育苗箱を手作業で移送機構の他端に
運ぶ必要があり、作業が非常に面倒であった。本発明は
上記問題点に鑑み、移送機構の一端から他端に移送した
育苗箱をストッカーに自動的に収納して一時保留できる
と共に、ストッカーに収納した育苗箱を順次一個ずつ自
動的に移送機構の他端に戻して、移送機構によって他端
から一端に戻し移送できるようにしたものがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
るための本発明の第一の技術的手段は、育苗箱2を移送
する移送機構1の他端側に、ストッカー9が設けられた
育苗箱のストッカー装置において、移送機構1とストッ
カー9との間に、移送機構1側の育苗箱2をストッカー
9の受渡位置Dに搬送すると共にストッカー9の受渡位
置Dの育苗箱2を移送機構1側に搬送する搬送機構57
が設けられ、移送機構1から受渡位置Dに入った育苗箱
2を順次載置して持ち上げる受け部材35が、ストッカ
ー9に多段に設けられ、この多段の受け部材35を互い
に連動させて間欠的に昇降する昇降装置36が設けられ
ている点にある。
【0005】第二の技術的手段は、前記移送機構1から
育苗箱2がストッカー9内に移送されるとき、移送機構
1側の育苗箱2をストッカー9の受渡位置Dに搬送する
ように搬送機構57を移送機構1に連動させて駆動さ
せ、ストッカー9内から育苗箱2が前記移送機構1に送
られるとき、ストッカー9の受渡位置Dの育苗箱2を移
送機構1側に搬送するように搬送機構57を移送機構1
に連動させて駆動させ、搬送機構57の搬送速度が、移
送機構1の移送速度よりも大に設定されている点にあ
る。
【0006】第三の技術的手段は、ストッカー9の受渡
位置Dに入る直前又はストッカー9の受渡位置Dから出
た直後の育苗箱2を検出する第一検出センサLS1と、
ストッカーの受渡位置Dに入る途中の又は出る途中の育
苗箱2を検出する第二検出センサLS6と、ストッカー
9の受渡位置Dに略完全に入った育苗箱2を検出する第
三検出センサLS2とが設けられ、前記移送機構1から
育苗箱2がストッカー9内に移送されるとき第一検出セ
ンサLS1が非検出状態でかつ第三検出センサLS2が
検出状態になれば、多段の受け部材35を間欠的に上昇
させると共に、ストッカー9内から育苗箱2が前記移送
機構1に送られるとき第二検出センサLS6が非検出状
態でかつ第三検出センサLS2が非検出状態になれば、
多段の受け部材35を間欠的に下降させるように、前記
昇降装置36を制御する制御装置101が設けられてい
る点にある。
【0007】第四の技術的手段は、前記多段の受け部材
35を一段ずつ間欠的に昇降するための間欠停止位置を
検出するカウントセンサLS5が設けられ、カウントセ
ンサLS5が検出状態のときに非検出状態から検出状態
に戻るまで多段の受け部材35を間欠的に昇降させる点
にある。
【0008】
【作用】育苗箱2を移送機構1からストッカー9側に移
送するとき、搬送機構57によって移送機構1側の育苗
箱2はストッカー9の受渡位置Dにスムーズに搬送さ
れ、受渡位置Dに入った育苗箱2は受け部材35に受け
られる。そして、昇降装置36が多段の受け部材35を
互いに連動させて間欠的に昇降させることにより、受渡
位置Dに入った育苗箱2は多段の受け部材35に順次受
けられて、昇降装置36によって一段ずつ間欠的に昇降
される。
【0009】育苗箱2をストッカー9から移送機構1側
に移送するとき、昇降装置36が多段の受け部材35を
互いに連動させて間欠的に昇降させ、これによってスト
ッカー9に積み重ねられた育苗箱2がストッカー9の受
渡位置Dに順次送られる。ストッカー9の受渡位置Dに
送られた育苗箱2は、搬送機構57によって移送機構1
側に搬送される。
【0010】そして、第一検出センサLS1、第二検出
センサLS6及び第三検出センサLS2によって、搬送
機構57による育苗箱2の搬送状態を確認しながら、昇
降装置36でストッカー9内の育苗箱2を昇降できるた
め、搬送途中の育苗箱2上に育苗箱2を誤って乗せた
り、育苗箱2の送出間隔が大きく広がったりする恐れな
く育苗箱2をストッカー9に自動的に保留し、また移送
機構1の側に自動的に戻すことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図2、図3、図10において、1は移送機構で、育
苗箱2を載置して移送する。移送機構1上に、土入装置
5と床土均平装置6と播種装置7と灌水装置8とが設け
られると共に、移送機構1の他端側に、育苗箱2を保留
するストッカー9が設けられており、育苗箱2を移送機
構1の一端から他端側に移送する間に、土入装置5で育
苗箱2に床土を供給し、床土均平装置6で育苗箱2内に
供給した床土表面をならすた後、育苗箱2をストッカー
9に一時保留し、ストッカー9に保留した育苗箱2を移
送機構1の他端から一端に向けて戻す間に、育苗箱2に
灌水装置8で灌水し、播種装置7で播種し、土入装置5
で覆土するようになっている。
【0012】前記移送機構1は、左右一対のフレーム1
1間に互いに間隔をおいて複数の回転軸12を支持し、
この各回転軸12にコロ13を外嵌固定し、移送モータ
14からの動力をチェーン及びスプロケット等を介して
回転軸12に伝達するように構成され、コロ13上に載
置される育苗箱2を、移送モータ14の正転駆動により
育苗箱2を矢印A方向に一定速度で移送すると共に、移
送モータ14の逆転駆動により矢印B方向に一定速度で
移送するようになっている。
【0013】前記土入装置5は、ホッパー17と土供給
機構18とを備え、左右一対の取付板19を介して左右
一対のフレーム11上に取り付けられ、移送機構1で移
送される育苗箱2内に土を供給するように構成されてい
る。前記播種装置7は、ホッパーと種子繰り出し装置等
とを備え、移送機構1上を移送される育苗箱2に種子を
播種するようになっている。
【0014】前記床土均平装置6は、図4及び図5にも
示すように育苗箱2内に供給した床土表面をならす回転
ブラシ21と、育苗箱2の壁際の土の盛り上がりWを均
平にする均平部材22とを備える。回転ブラシ21は支
持枠体23に横軸24廻り回転自在に支持され、支持枠
体23は左右一対のフレーム11に支持軸15廻りに揺
動自在に支持されており、支持枠体23の支持軸15廻
りの揺動によって回転ブラシ21は上下調整可能になっ
ている。支持枠体23は引張バネ25よって下方に付勢
されている。均平部材22は、その上端部が支持枠体2
3の遊端側に横軸26廻り回動自在に支持され、支持枠
体23の支持軸15廻りの揺動によって回転ブラシ21
と共に上下調整可能になっている。均平部材22の下部
側と支持枠体23の前記横軸26よりもやや前側に引張
バネ27が連結され、引張バネ27によって均平部材2
2がやや前傾斜するように付勢されている。均平部材2
2の下端部は鉤形に屈曲されている。
【0015】支持枠体23の前部には操作レバー29が
横軸28廻り回動自在に連結され、操作レバー29は支
持枠体23の前部から後方に突出され、操作レバー29
は土入装置5に設けたガイド板30のガイド溝31に挿
通保持されている。操作レバー29をガイド溝31の逆
転位置31aにセットすることにより、回転ブラシ21
及び均平部材22を育苗箱2と干渉しないように育苗箱
2よりも上方に位置させ、操作レバー30をガイド溝3
1の正転位置31bにセットすることにより、回転ブラ
シ21及び均平部材22で育苗箱2の床土を均平できる
位置にセットでき、操作レバー30をガイド溝31のオ
フ位置31cにセットすることにより、回転ブラシ21
及び均平部材22を移送機構1上に降ろすことができる
ようになっている。また、操作レバー29の中途部にタ
ーンバックル32が設けられ、該ターンバックル32の
回動操作によって回転ブラシ21及び均平部材22の高
さを微調整できるようになっている。また、ガイド板3
0に、後述する移送モータ14を正転駆動するための正
転スイッチSW1及び移送モータ14を逆転駆動するた
めの逆転スイッチSW2が組み込まれ、操作レバー29
を正転位置31bにセットしたとき正転スイッチSW1
がオンし、操作レバー29を逆転位置31aにセットし
たとき逆転スイッチSW1がオンするようにしている。
【0016】ここで、均平部材22の動作を説明する
と、育苗箱2が矢印A方向へと移送される際に、回転ブ
ラシ21によって育苗箱2内に供給した床土表面をなら
す。このとき、育苗箱2内の床土が回転ブラシ21によ
って後方へ移動され図7に示す如く育苗箱2の後壁近傍
に土の盛り上がりWができるが、この育苗箱2の後壁近
傍の土の盛り上がりWを、均平部材22によって効果的
にならしてこの部分も均平にすることができる。
【0017】即ち、回転ブラシ21で土の上面がならさ
れた育苗箱2が矢印A方向へと移送されて、育苗箱2の
前壁が均平部材22の下部を矢印A方向へと押圧する
と、図6に示す如く均平部材22は引張バネ27に抗し
て矢印A方向へと揺動し、育苗箱2の前壁を乗り越え
て、図7に示す如く均平部材22の下部が育苗箱2内に
入る。さらに、育苗箱2が矢印A方向へと移送されて、
育苗箱2の後壁が均平部材22の下部に接当して均平部
材22が矢印A方向に押圧され、図8に示す如く均平部
材22はバネに抗して矢印A方向へと揺動し、このとき
均平部材22の下端で育苗箱2の後壁近傍の土の盛り上
がりWを押さえ付け、これによって、育苗箱2の後壁近
傍の土の盛り上がりWなくして育苗箱2の後壁近傍も均
平にするのである。
【0018】なお、図3に示すように、ガイド板31と
は反対側(土入装置5の右側下部)に、操作板20が設
けられ、この操作板20に灌水スイッチ20A、土入れ
クラッチ20B、種子クラッチ20Cが設けられてい
る。図1、図9、図11に示すように、前記ストッカー
9は、コ字形の枠部材により直方体形状に形成されてい
る。ストッカー9には、左右一対の受け片35a,35
bからなる受け部材35が多段に設けられ、これら受け
部材35によってストッカー9内の受渡位置Dに入った
育苗箱2を順次載置して持ち上げることができるように
なっている。また、ストッカー9に多段の受け部材35
を互いに連動させて間欠的に昇降する昇降装置36が設
けられている。
【0019】昇降装置36は、ストッカー9の枠部材に
軸芯廻り回動自在に支持した回転軸39a,39b,4
0a,40b,41と、回転軸39a,40a間にワイ
ヤーローラ43a及びスプロケット44aを介して卷回
した一対の巻き架け体45aと、回転軸39b,40b
間にワイヤーローラ43b及びスプロケット44bを介
して卷回した一対の巻き架け体45bとを備える。各巻
き架け体45a,45bは、チェーン46とワイヤー4
7とをターンバックル48を介してループ状に連結して
なる。
【0020】ストッカー9の下部にステッピングモータ
等により構成された昇降モータ51が設けられ、昇降モ
ータ51の動力が巻き架け伝動機構52を介して回転軸
40bに伝達されると共に、巻き架け伝動機構53、回
転軸41及びギヤ機構54を介して回転軸40aに伝達
され、一対の巻き架け体45aと一対の巻き架け体45
bとを互いに逆方向に同速度で回転させるようになって
いる。また、前記一対の巻き架け体45aの各チェーン
46と一対の巻き架け体45bの各チェーン46とに、
前記受け部材35の左右一対の受け片35a,35bが
互いに対応して順次所定間隔をおいて多段に取り付けら
れおり、昇降モータ51の駆動によって、多段の受け部
材35を互いに連動して昇降動作させるようになってい
る。
【0021】なお、図11では、巻き架け体45a側の
受け片35aが最上段まで上昇した状態を図示し、巻き
架け体45b側の受け片35bが最下段まで下降した状
態を図示しているが、実際には、受け部材35の対応す
る受け片35a,35bは互いに同一高さに保持された
状態で昇降装置36によって昇降される。前記移送機構
1とストッカー9との間に搬送機構57が設けられ、こ
の搬送機構57によって、移送機構1側の育苗箱2をス
トッカー9の受渡位置Dに搬送すると共に、ストッカー
9の受渡位置Dの育苗箱2を移送機構1側に搬送するよ
うになっている。
【0022】この搬送機構57は、図12に示すように
コ字形の枠部材等により構成された長方形状の枠体58
と、枠体58に前後に軸芯廻り回転自在に支持された前
後一対の回転軸59,60と、回転軸59,60にプー
リ61を介して卷回された左右一対のベルト62とを備
える。この搬送機構57は、その枠体58が前記移送機
構1のフレーム11前端に回転軸59廻りに回動自在に
支持されており、不使用時には移送機構1上に折り畳ん
で収納できるようになっている。前後一対の回転軸59
はスプロケット及び巻き架け伝動機構等を介して前記移
送モータ14の動力で回転駆動され、搬送機構57は、
移送機構1の移送速度よりは20%程度増速された状態
で育苗箱2を移送機構1と同方向に搬送できるようにな
っている。従って、移送機構1によって複数の育苗箱2
を連続してストッカー9側に移送する場合でも、搬送機
構57にてストッカー9の受渡位置Dに搬送した育苗箱
2と、該育苗箱2に後続して移送機構1によってストッ
カー9側に移送されている育苗箱2との間に、隙間を生
じさせることができ、受渡位置Dの育苗箱2を、これに
後続する育苗箱2と干渉させることがなくなり、受け部
材35にのせて昇降装置36でスムースに上昇させるこ
とができる。
【0023】搬送機構57には、図14に示すように育
苗箱2を検出する第一検出センサLS1,LS6,LS
2が設けられ、第一検出センサLS1はストッカー9の
受渡位置Dに入る直前又はストッカーの受渡位置Dから
出た直後の育苗箱2を検出(オン)し、第二検出センサ
LS6はストッカーの受渡位置Dに入る途中の又は出る
途中の育苗箱2を検出(オン)し、第三検出センサLS
2はストッカー9の受渡位置Dに略完全に入った育苗箱
2を検出(オン)する。
【0024】また、ストッカー9には、図14に示すよ
うに上限検出センサLS3及び下限検出センサLS4が
設けられている。上限検出センサLS3は、例えば所定
の受け部材35又は巻き架け体45a,45bの所定の
箇所の移動位置を検知することによって、前記多段の受
け部材35が最上段まで上昇したことを検出(オン)
し、下限検出センサLS4は、例えば所定の受け部材3
5又は巻き架け体45a,45bの所定の箇所の移動位
置を検知することによって、前記多段の受け部材35が
最下段まで下降したことを検出(オン)する。また、ス
トッカー9には、図13に示す如くカウントセンサLS
5が設けられている。このカウントセンサLS5は、図
13に示す如く巻き架け伝動機構52のスプロケット等
に設けたカム65と該カム65の凹凸を検出するリミッ
トスイッチ66とを備え、リミットスイッチ66がカム
65の凹部を検知するよことによって前記多段の受け部
材35を一段ずつ間欠的に昇降するための間欠停止位置
を検出(オフ)するように構成されている。
【0025】図15は前記移送モータ14及び昇降モー
タ51を制御するための制御系のブロック図を示し、同
図において、101はリレー回路又はマイクロコンピュ
ータ等で構成した制御装置で、第一検出センサLS1、
第二検出センサLS6、第三検出センサLS2、上限検
出センサLS3、下限検出センサLS4、カウントセン
サLS5、正転スイッチSW1、逆転スイッチSW2か
らの信号を入力して、移送モータ14及び昇降モータ5
1を制御するようになっており、制御装置101は、移
送モータ正転制御手段103と移送モータ逆転制御手段
104と移送モータ停止制御手段105と昇降モータ正
転制御手段107と昇降モータ逆転制御手段108と昇
降モータ停止制御手段109とを有している。
【0026】移送モータ正転制御手段103は、正転ス
イッチSW1がオンのときにおいて、上限検出センサL
S3がオンでかつ第三検出センサLS2がオフであれ
ば、又は検出センサLS3がオフであれば、移送モータ
14を正転駆動させる。移送モータ逆転制御手段104
は、正転スイッチSW1がオフのときに移送モータ14
を逆転駆動させる。
【0027】移送モータ停止制御手段105は、正転ス
イッチSW1及び逆転スイッチSW2がオフのとき、移
送モータ14を停止させる。また、正転スイッチSW1
がオンのときにおいて、上限検出センサLS3がオンで
かつ第三検出センサLS2がオンになれば、移送モータ
14を停止させる。昇降モータ正転制御手段107は、
正転スイッチSW1がオンのときにおいて、上限検出セ
ンサLS3がオフのとき第一検出センサLS1がオフで
かつ第三検出センサLS2がオンになれば、昇降モータ
51を正転駆動させる。
【0028】昇降モータ逆転制御手段108は、逆転ス
イッチSW2がオンのときにおいて、下限検出センサL
S4がオフのときに第二検出センサLS6がオフでかつ
第三検出センサLS2がオフになれば、昇降モータ51
を逆転駆動する。昇降モータ停止制御手段109は、正
転スイッチSW1及び逆転スイッチSW2がオフのと
き、昇降モータ51を停止させる。また、正転スイッチ
SW1がオンのときにおいて、上限検出センサLS3が
オンでかつ第三検出センサLS2がオンになれば、又は
第一検出センサLS1がオフのとき第三検出センサLS
2がオンからオフに変わった後カウントセンサLS5が
オンからオフに変われば、昇降モータ51を停止させ
る。また、逆転スイッチSW2がオンのときにおいて、
検出センサLS4がオンになれば昇降モータ51を停止
させる。また、逆転スイッチSW2がオンのときにおい
て、検出センサLS4がオフのとき第二検出センサLS
6がオフでかつ第一検出センサLS1がオフになり、カ
ウントセンサLS5がオンからオフに変われば、昇降モ
ータ51を停止させる。
【0029】次に、移送モータ14及び昇降モータ51
の動作を図16及び図17の流れ図を参照しながら説明
する。まず、正転スイッチSW1をオンすれば、図16
の流れ図に示すように移送モータ14及び昇降モータ5
1が動作する。即ち、ステップ1で上限検出センサLS
3がオンかオフかを判別し、上限検出センサLS3がオ
ンであれば、ステップ2に進む。
【0030】ステップ2で、第三検出センサLS2がオ
ンかオフかを判別し、第三検出センサLS2がオフであ
れば、ステップ4に進み、ここで移送モータ14を正転
駆動させてステップ2に戻る。第三検出センサLS2が
オンであれば、ステップ3で全動作を停止する。従っ
て、多段の受け部材35が最上段まで上昇していると
き、育苗箱2がストッカー9の受渡位置Dに略完全に入
るまで、移送モータ14を正転駆動させて、全ての動作
を停止する。これによって、ストッカー9内に育苗箱2
が全て収納された状態になる。
【0031】ステップ1で上限検出センサLS3がオフ
であればステップ5に進み、ステップ5で、移送モータ
14を正転駆動し、ステップ6で第一検出センサLS1
がオンかオフかを判別し、第一検出センサLS1がオン
であればステップ6に戻り、第一検出センサLS1がオ
フであれば、ステップ7に進む。ステップ7で、第三検
出センサLS2がオンかオフかを判別し、第三検出セン
サLS2がオフであれば、ステップ6に戻り、第三検出
センサLS2がオンであれば、ステップ8で昇降モータ
51を正転駆動する。
【0032】従って、多段の受け部材35が最上段まで
は達してしないとき、移送モータ14の正転駆動によっ
て、育苗箱2が移送機構1上を矢印A方向に移送され
て、育苗箱2が第一検出センサLS1を通過し、ストッ
カー9の受渡位置Dに略完全に入った後に、昇降モータ
51の正転駆動により、昇降装置36によって多段の受
け部材35が上昇を開始する。
【0033】ステップ8からステップ9に進み、ステッ
プ9でカウントセンサLS5がオンし、ステップ10で
第三検出センサLS2がオフし、ステップ11に進む。
ステップ11でカウントセンサLS5がオンかオフかを
判別し、カウントセンサLS5がオンであれば、ステッ
プ11に戻り、カウントセンサLS5がオフになれば、
ステップ12に進み、ここで昇降モータ51を停止し、
ステップ1に戻る。
【0034】従って、多段の受け部材35が一段上昇す
るまで昇降モータ51の正転駆動し、多段の受け部材3
5の上昇によって育苗箱2が一段持ち上げられると昇降
モータ51が停止する。以下、同様の動作を繰り返し、
移送機構1の一端から移送された育苗箱2は順次自動的
に積み重ねられてストッカー9に順次自動的に保留され
る。
【0035】また、逆転スイッチSW2をオンすれば、
図17の流れ図に示すように移送モータ14及び昇降モ
ータ51が動作する。即ち、ステップ21で移送モータ
14を逆転駆動し、ステップ22で下限検出センサLS
4がオンかオフかを判別し、下限検出センサLS4がオ
ンであれば、ステップ23で昇降モータ51を停止す
る。
【0036】従って、多段の受け部材35が最下段まで
下降しているとき、昇降モータ51が停止し、昇降装置
36の下降動作は行われない。ステップ22で下限検出
センサLS4がオフであれば、ステップ24に進む。ス
テップ24で、第二検出センサLS6がオンかオフかを
検出し、第二検出センサLS6がオンであればステップ
24に戻り、第二検出センサLS6がオフであればステ
ップ25に進む。ステップ25で、第一検出センサLS
1がオンかオフかを判別し、第一検出センサLS1がオ
ンであればステップ24に戻り、第一検出センサLS1
がオフであればステップ26に進み、ステップ26で昇
降モータ51を逆転駆動する。
【0037】従って、受け部材35が間欠停止位置にい
れば、移送モータ14の逆転駆動によってストッカー9
の受渡位置Dにある育苗箱2が移送機構1側に出るま
で、昇降モータ51を駆動せず、育苗箱2が受渡位置D
から出たとき、昇降モータ51を逆転駆動して受け部材
35を下降させる。ステップ26からステップ27に進
み、ステップ27でカウントセンサLS5がオフからオ
ンに変化し、ステップ28でカウントセンサLS5がオ
ンかオフかを判別し、カウントセンサLS5がオフであ
れば、ステップ28に戻り、カウントセンサLS5がオ
フであればステップ29に進み、ここで昇降モータ51
を停止した後、ステップ22に戻る。
【0038】従って、多段の受け部材35が一段下降す
るまで昇降モータ51を正転駆動し、一段下降すると昇
降モータ51が停止する。以下、同様の動作を繰り返
し、ストッカー9に積み重ねられた育苗箱2を移送機構
1の他端に順次送出し、ストッカー9に保留した育苗箱
2を移送機構1の他端から一端に向けて自動的に戻す。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、育苗箱2を移送機構1
からストッカー9側に移送するとき、搬送機構57によ
って移送機構1側の育苗箱2はストッカー9の受渡位置
Dにスムーズに搬送され、受渡位置Dに入った育苗箱2
は多段の受け部材35に順次受けられて、昇降装置36
によって一段ずつ間欠的に昇降される。育苗箱2をスト
ッカー9から移送機構1側に移送するとき、昇降装置3
6が多段の受け部材35を互いに連動させて間欠的に昇
降させ、これによってストッカー9に積み重ねられた育
苗箱2がストッカー9の受渡位置Dに順次送られ、スト
ッカー9の受渡位置Dに送られた育苗箱2は、搬送機構
57によって移送機構1側に搬送される。
【0040】従って、移送機構1の一端から移送された
育苗箱2を順次自動的に積み重ねられてストッカー9に
順次自動的に保留でき、ストッカー9に保留した育苗箱
2を順次移送機構1の側に自動的に戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すストッカー部分の側面
図である。
【図2】同床土均平装置部分の側面図である。
【図3】同正面図である。
【図4】同床土均平装置部分の斜視図である。
【図5】同床土均平装置部分の概略側面図である。
【図6】同床土均平動作説明用の側断面図である。
【図7】同床土均平動作説明用の側断面図である。
【図8】同床土均平動作説明用の側断面図である。
【図9】同ストッカー部分の斜視図である。
【図10】同装置本体の側面図である。
【図11】同ストッカー部分の背面図である。
【図12】同搬送機構部分の斜視図である。
【図13】同カウントセンサ部分の正面図である。
【図14】同検出センサの配置を示すストッカー部分の
概略側面図である。
【図15】同制御系のブロック図である。
【図16】同制御動作説明用のフローチャートである。
【図17】同制御動作説明用のフローチャートである。
【符号の説明】
1 移送機構 2 育苗箱 9 ストッカー 35 受け部材 36 昇降装置 57 搬送機構 101 制御装置 LS1 第一検出センサ LS6 第二検出センサ LS2 第三検出センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 育苗箱(2)を移送する移送機構(1)
    の他端側に、ストッカー(9)が設けられた育苗箱のス
    トッカー装置において、 移送機構(1)とストッカー(9)との間に、移送機構
    (1)側の育苗箱(2をストッカー(9)の受渡位置D
    に搬送すると共にストッカー(9)の受渡位置Dの育苗
    箱(2)を移送機構(1)側に搬送する搬送機構(5
    7)が設けられ、移送機構(1)から受渡位置Dに入っ
    た育苗箱(2)を順次載置して持ち上げる受け部材(3
    5)が、ストッカー(9)に多段に設けられ、この多段
    の受け部材(35)を互いに連動させて間欠的に昇降す
    る昇降装置(36)が設けられていることを特徴とする
    育苗箱のストッカー装置。
  2. 【請求項2】 前記移送機構(1)から育苗箱(2)が
    ストッカー(9)内に移送されるとき、移送機構(1)
    側の育苗箱(2)をストッカー(9)の受渡位置Dに搬
    送するように搬送機構(57)を移送機構(1)に連動
    させて駆動させ、ストッカー(9)内から育苗箱(2)
    が前記移送機構(1)に送られるとき、ストッカー
    (9)の受渡位置Dの育苗箱(2)を移送機構(1)側
    に搬送するように搬送機構(57)を移送機構(1)に
    連動させて駆動させ、搬送機構(57)の搬送速度が、
    移送機構(1)の移送速度よりも大に設定されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の育苗箱のストッカー装
    置。
  3. 【請求項3】 ストッカー(9)の受渡位置Dに入る直
    前又はストッカー(9)の受渡位置Dから出た直後の育
    苗箱(2)を検出する第一検出センサ(LS1)と、ス
    トッカーの受渡位置Dに入る途中の又は出る途中の育苗
    箱(2)を検出する第二検出センサ(LS6)と、スト
    ッカー(9)の受渡位置Dに略完全に入った育苗箱
    (2)を検出する第三検出センサ(LS2)とが設けら
    れ、 前記移送機構(1)から育苗箱(2)がストッカー
    (9)内に移送されるとき第一検出センサ(LS1)が
    非検出状態でかつ第三検出センサ(LS2)が検出状態
    になれば、多段の受け部材(35)を間欠的に上昇させ
    ると共に、ストッカー(9)内から育苗箱(2)が前記
    移送機構(1)に送られるとき第二検出センサ(LS
    6)が非検出状態でかつ第三検出センサ(LS2)が非
    検出状態になれば、多段の受け部材(35)を間欠的に
    下降させるように、前記昇降装置(36)を制御する制
    御装置(101)が設けられていることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の育苗箱のストッカー装置。
  4. 【請求項4】 前記多段の受け部材(35)を一段ずつ
    間欠的に昇降するための間欠停止位置を検出するカウン
    トセンサ(LS5)が設けられ、カウントセンサ(LS
    5)が検出状態のときに非検出状態から検出状態に戻る
    まで多段の受け部材(35)を間欠的に昇降させること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の育苗箱の
    ストッカー装置。
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