JPH0620342Y2 - 育苗用播種機の速度制御装置 - Google Patents

育苗用播種機の速度制御装置

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JPH0620342Y2
JPH0620342Y2 JP1988004836U JP483688U JPH0620342Y2 JP H0620342 Y2 JPH0620342 Y2 JP H0620342Y2 JP 1988004836 U JP1988004836 U JP 1988004836U JP 483688 U JP483688 U JP 483688U JP H0620342 Y2 JPH0620342 Y2 JP H0620342Y2
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JP
Japan
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machine
speed
conveyor
soil
floor
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JP1988004836U
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JPH01109910U (ja
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芳信 西谷
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Globeride Inc
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Daiwa Seiko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、育苗用播種機の速度制御装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 田植機用の苗を育苗する際には、第5図に示すように、
育苗箱1に床土2を入れた後、その床土2上に種子3を
播種し覆土4する。
かかる一連の作業を連続的に行なう育苗用播種機とし
て、育苗箱を搬送するコンベヤ上に、ベルト式の床土機
とロール式の播種機とベルト式の覆土機とを順次配置し
たものがある。
(考案が解決しようとする問題点) この種の育苗用播種機では、必要に応じて作業能率を調
整できるようにしているが、従来はコンベヤ、床土機、
播種機、覆土機のモータの速度を一括して同調制御する
構成であるため、作業能率によって播種量にバラツキが
生じる欠点があった。即ち、床土機、覆土機はベルト式
であるため、コンベヤ速度と同調して制御すれば、モー
タの回転数に比例して土を繰出すことができる。しか
し、播種機はロール式であるため、回転数に繰出量が比
例せず、従って、すべてを同調制御すれば、播種量にバ
ラツキがあった。即ち、繰出ロールは播種凹部に種子を
収納しながら回転するため、回転速度が高くなると、種
子がロール表面で滑ったり凹部からはじき出されたりす
るため、収納量が低速時より低下し、回転数の増加割合
ほど播種量は増加しなく、床土機等の作業能率を高くす
ると、播種量が不足するという現象を生じる。
本考案は、このような従来の課題を解決することを目的
として提供されたものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、そのための手段として、育苗箱1を搬送する
コンベヤ5上に、ベルト式の床土機34とロール式の播種
機39とベルト式の覆土機45とを配置し、コンベヤ5と床
土機34と覆土機45を連動して速度制御する第1制御手段
54を設け、播種機39を速度制御する第2制御手段57を設
けた育苗用播種機の速度制御装置であって、 前記第2制御手段57は、第1制御手段54による速度制御
に対応する速度制御を速度比率を変更して設定可能な設
定指令回路56を有するものである。
(作用) 作業時には、コンベヤ5で育苗箱1を矢印方向に連続的
に搬送し、床土機34で育苗箱1に床土2を入れ、かん水
機38でかん水した後、播種機39で播種し、覆土機45で覆
土する。
作業能率は600箱/時〜1000箱/時の範内で調整可能で
あり、例えば900箱/時に設定すれば、900箱の処理を行
なえる。この場合、設定指令回路53を900箱/時に設定
する。するとモータ28,37,48はその設定された作業能率
に比例した回転数で回転し、コンベヤ5、床土機34、覆
土機45を駆動する。また、一方、設定指令回路56で900
箱/時(例えば播種量100g/箱)に設定する。するとモ
ータ42は周波数28Hzでインバータ回路55を介して制御さ
れ、従来のモータ28,37,48側の比例制御よりは若干速い
回転数で回転し、播種機39を駆動する。従って、播種機
39がロール式であるにも拘らず、繰出ロール41が比例速
度以上で回転するので、作業能率の調整によって播種量
にバラツキを生じることはない。
(実施例) 以下、図示の実施例について本考案を詳述すると、第1
図において、5は育苗箱1を矢印方向に搬送するコンベ
ヤで、供給コンベヤ部6、床土コンベヤ部7、かん水コ
ンベヤ部8、播種コンベヤ部9、覆土コンベヤ部10及び
取出コンベヤ部11から成る。供給コンベヤ部6、取出コ
ンベヤ部11はコンベヤ枠12,13に軸架されたプーリ14,1
5、16,17間にベルト18,19を掛装したベルト式である。床
土コンベヤ部7、かん水コンベヤ部8、播種コンベヤ部
9、覆土コンベヤ部10は、コンベヤ枠20,21,22,23間に
ローラ24,25,26,27を夫々軸架したローラ式である。床
土コンベヤ部7に搬送用モータ28が設けられ、これで各
コンベヤ部6〜11が駆動される。床土コンベヤ部7と供
給コンベヤ部6、及び覆土コンベヤ部10と取出コンベヤ
部11との間には、チェーン式の増速機構29,30が夫々介
在され、床土コンベヤ部7とかん水コンベヤ部8、かん
水コンベヤ部8と播種コンベヤ部9、及び播種コンベヤ
部9と覆土コンベヤ部10との間には、チェーン式の減速
機構31,32,33が夫々介在されている。そして、床土コン
ベヤ部7の搬送速度を1とした場合、供給コンベヤ部
6、取出コンベヤ部11が1.2、かん水コンベヤ部8が0.9
5、播種コンベヤ部9が0.9、覆土コンベヤ部10が0.85の
搬送速度となるように、各増速機構29,39及び減速機構3
1,32,33の増減速比が設定されている。
34は床土機で、床土コンベヤ部7のコンベヤ枠20上に設
けられており、ホッパー35内の土を繰出ベルト36で育苗
箱1上に繰出すように構成され、またその繰出ベルト36
は床土用モータ37で駆動される。38はかん水機で、かん
水コンベヤ部8上に設けられ、育苗箱1の床土2にかん
水するようになっている。39は播種機で、ホッパー40内
の種子3を繰出ロール41で床土2上に播種するように構
成されると共に、播種コンベヤ部9上に設けられてい
る。繰出ロール41は播種用モータ42で駆動される。な
お、繰出ロール41には、第2図及び第3図に示すように
幅の広い厚まき用凹部43を備えたものと、幅のせまい薄
まき用凹部44を備えたものとがあり、その両者を必要に
応じて適宜交換できるようになっている。45は覆土機
で、ホッパー46内の土を繰出ベルト47で育苗箱1に繰出
して覆土するように構成されると共に、覆土コンベヤ部
10上に設けられている。繰出ベルト47は覆土用モータ48
で駆動される。49は育苗箱1の通過を検出する光学式の
センサーで、投光器と受光器とを有する。
搬送用モータ28、床土用モータ37及び覆土用モータ48は
夫々インバータ回路50,51,52により速度制御可能であ
り、またインバータ回路50,51,52は共通の設定指令回路
53に接続されている。従って、設定指令回路53で作業能
率(箱/時)を600,700,800,900,1000の5段階で夫々指
令した時に、それに連動して各モータ28,37,48が同時に
一括して速度制御される。なお、インバータ回路50,51,
52、設定指令回路53により第1制御手段54が構成されて
いる。播種モータ42はインバータ回路55により速度制御
可能であり、そのインバータ回路55は設定指令回路56に
接続される。設定指令回路56は種子の播種量(g/箱)
と、作業能率(箱/時)とを段階的に設定可能であり、
その播種量と作業能率とに対する周波数(Hz)の関係は、
例えば次表のように設定されている。
即ち、設定指令回路56では、作業能率と播種量を設定可
能であるが、繰出ロール41の回転数と種子3の繰出量が
比例関係にないので、各能率、播種量毎に周波数を実験
的に求め、その周波数でインバータ回路55を介して播種
用モータ42を制御するようになっている。例えば、育苗
箱1 1個当りの播種量を100g/箱に設定した場合、能
率と周波数とは、600箱/時の時19Hz、700箱/時の時22
Hz、800箱/時の時24Hz、900箱/時(50Hz)の時28Hz、10
00箱/時(60Hz)の時35Hzとなり、能率の変化以上に周波
数を変えることによって、能率を調整した時にも常に一
定の播種量を確保できるようにしている。即ち、設定指
令回路53で作業能率を900から1000に指令変更し、床土
機34等を速度制御したとき、それに対応して設定指令回
路56を作業能率900から1000に変更して播種機39の速度
制御をすることになるが、床土機34等の速度変化量に比
して播種機39の速度変化量は大きくされており、設定指
令回路56は速度比率を変更して制御速度を設定するよう
になっている。なお、インバータ回路55と設定指令手段
56により第2制御手段57が構成されている。
上記実施例では、第1制御手段54と第2制御手段57との
設定指令回路53,56が全く独立したものを例示したが、
両者設定指令回路53,56の間に、マイコン等から成る補
正回路58を設け、設定指令回路53,56の何れか一方で設
定を行なえば、補正回路58を介して他方側に指令が入る
ようにしても良い。
また設定指令回路56のみとし、これで播種量、作業能率
を設定すれば、補正回路58を介してインバータ回路50,5
1,52に信号が入るようにしても良い。
更にモータの制御方式は、インバータ制御以外のもので
あっても良い。
(考案の効果) 本考案では、育苗箱1を搬送するコンベヤ5上に、ベル
ト式の床土機34とロール式の播種機39とベルト式の覆土
機45とを配置し、コンベヤ5と床土機34と覆土機45を連
動して速度制御する第1制御手段54を設け、播種機39を
速度制御する第2制御手段57を設けた育苗用播種機の速
度制御装置であって、 前記第2制御手段57は、第1制御手段54による速度制御
に対応する速度制御を速度比率を変更して設定可能な設
定指令回路56を有するので、播種機39がロール式であっ
ても、床土機34等の速度を制御して作業能率を調整した
とき、それに対応した最適な播種速度に制御することが
でき、播種量のバラツキを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は全体の側面
図、第2図及び第3図は繰出ロールの部分断面図、第4
図はブロック図、第5図は育苗箱の断面図である。 1……育苗箱、5……コンベヤ、34……床土機、39……
播種機、45……覆土機、54……第1制御手段、57……第
2制御手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】育苗箱(1)を搬送するコンベヤ(5)上に、ベ
    ルト式の床土機(34)とロール式の播種機(39)とベルト式
    の覆土機(45)とを配置し、コンベヤ(5)と床土機(34)と
    覆土機(45)を連動して速度制御する第1制御手段(54)を
    設け、播種機(39)を速度制御する第2制御手段(57)を設
    けた育苗用播種機の速度制御装置であって、 前記第2制御手段(57)は、第1制御手段(54)による速度
    制御に対応する速度制御を速度比率を変更して設定可能
    な設定指令回路(56)を有することを特徴とする育苗用播
    種機の速度制御装置。
JP1988004836U 1988-01-18 1988-01-18 育苗用播種機の速度制御装置 Expired - Lifetime JPH0620342Y2 (ja)

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