JPH09189390A - 可撓管接続装置 - Google Patents

可撓管接続装置

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JPH09189390A
JPH09189390A JP241496A JP241496A JPH09189390A JP H09189390 A JPH09189390 A JP H09189390A JP 241496 A JP241496 A JP 241496A JP 241496 A JP241496 A JP 241496A JP H09189390 A JPH09189390 A JP H09189390A
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JP
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retainer
flexible tube
joint body
retainer member
push ring
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Pending
Application number
JP241496A
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English (en)
Inventor
Motokiyo Itou
元清 伊藤
Masachika Inoue
正親 井上
Ichiro Kawabata
市郎 川端
Katsuhiko Bando
加都彦 坂東
Hideo Hirabayashi
秀雄 平林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Pipe Fitting Mfg Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kokan Pipe Fitting Mfg Co Ltd
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Publication date
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓管の抜き出し不能機能を備えた可撓管接
続装置を提供すること。 【解決手段】 筒状継手本体1と、該継手本体1に螺合
する筒状押輪2と、継手本体1内に挿入されるリテーナ
3とを有し、該リテーナ3は、押輪2の先端面と継手本
体1の内周に形成した受圧部10との間に環状に配され
て可撓管4の谷部4bに嵌入する金属製リテーナ部材1
8と、該リテーナ部材18と一端側において連結され、
他端側の環状部を押輪2の先端部外周に取り付けた取付
部材19とを有し、該取付部材19の中間部は、前記押
輪2内を通した可撓管4の継手本体1内への挿入を許容
したうえ、リテーナ部材18を可撓管4の谷部4bに係
合させる径方向に弾性変形可能な合成樹脂製の弾性アー
ム19cに構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス流通用可撓管を接
続するための可撓管接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の可撓管接続装置として特
開平6−257693号公報に記載のものがある。これ
は、ガスコックなどの被接続体に接続される筒状継手本
体を有し、該継手本体内には小径孔、中径孔及び大径孔
が同心状に連続して貫設され、前記小径孔と中径孔との
間に横断方向に沿って受圧部が形成され、前記中径孔と
大径孔との間にリテーナ縮径用テーパ面が形成されると
共に、該テーパ面に連続して大径孔側に凹溝が形成さ
れ、前記大径孔を通って前記凹溝内に縮径可能な金属製
リテーナが挿入されると共に、前記大径孔に形成した雌
ねじ部に筒状押輪が螺合されており、外周面に山部と谷
部とを軸方向に交互に繰り返し形成した可撓管の先端部
を前記押輪内を通して継手本体内に挿入した後、該押輪
を継手本体内にねじ込んで前記リテーナを押し込むこと
により、継手本体の内周に形成した縮径用テーパ面で前
記リテーナを縮径させて、該リテーナを可撓管の先端側
の谷部に係合させたうえ、該リテーナと前記受圧部とで
可撓管の先端側を圧潰して挟持し、これにより、圧潰し
た可撓管の先端と継手本体との間のシール並びに可撓管
の抜き出し不能化を達成するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
構成では、可撓管を押輪内を通して継手本体内に挿入し
た際に、該可撓管の先端部が継手本体から抜けるを防止
する抜け止め機能がないため、可撓管の先端部が継手本
体から不測に抜ける虞れがある。
【0004】この場合、この可撓管接続装置は、工場に
おいて、継手本体内にリテーナを挿入した後、該継手本
体に押輪をある程度ねじ込むことにより、前記リテーナ
を継手本体内の凹溝に嵌合させ、これによって、リテー
ナを拡径状態に保持して、可撓管を現場において押輪内
を通して継手本体内に挿入できるようにしているが、現
場において、この可撓管の挿入後、前記押輪をねじ込ん
でリテーナが少し縮径され、その状態で可撓管に不測の
引き抜き力が作用すると、可撓管がリテーナに少し係合
されていても簡単に抜け出してしまい、今度、新たに可
撓管を継手本体内に挿入しようとしても、その縮径され
たリテーナが障害となって可撓管の先端部を継手本体内
に挿入することができなくなると共に、その縮径された
リテーナも継手本体の内面に圧接して抜き出すことが極
めて困難になっていた。
【0005】そこで、本発明は、押輪内から継手本体内
に挿入した可撓管を一旦抜き出し不能に保持することが
でき、しかも、可撓管の挿入を容易に行うことができる
と共に、万一、可撓管が大きな外力によって抜け出た場
合にも、リテーナを簡単に継手本体から取り外すことが
できる可撓管接続装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】また、本発明は、可撓管の抜き出し不能機
能を備えさせた場合でも、押輪及び継手本体の大型化を
防止することができる可撓管接続装置を提供することを
目的としている。
【0007】更に、本発明は、可撓管の抜き出し不能機
能を備えさせた場合でも、可撓管の先端側の圧潰を確実
に行うことができ、従って、圧潰した可撓管の先端側と
継手本体の受圧部との間のシールも確実に行うことがで
きる可撓管接続装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、筒状継手本体と、該継手本
体に螺合する筒状押輪と、前記継手本体内に挿入される
リテーナとを有し、外周面に山部と谷部とを軸方向に交
互に繰り返し形成した可撓管の先端部を前記押輪内を通
って継手本体内に挿入した後、該押輪を継手本体内にね
じ込んで前記リテーナを押し込むことにより、該リテー
ナとこのリテーナの押し込み移動方向に存在する継手本
体の環状の受圧部とで可撓管の先端側を圧潰して挟持す
るようにした可撓管接続装置において、前記リテーナ
は、前記押輪の先端面と前記受圧部との間に環状に配さ
れて前記可撓管の谷部に嵌入する金属製リテーナ部材
と、該リテーナ部材と一端側において連結され、他端側
の環状部を押輪の先端部外周に取り付けた取付部材とを
有し、該取付部材の中間部は、前記押輪内を通した可撓
管の継手本体内への挿入を許容したうえ、前記リテーナ
部材を可撓管の谷部に係合させる径方向に弾性変形可能
な合成樹脂製の弾性アームに構成されていることを特徴
としている。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記リテーナ部材が複数に分割されている
ことを特徴としている。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記各リテーナ部材と、その各々に一端側
が連結する各弾性アームとの取り付けが、該各弾性アー
ムの一端面が各リテーナ部材の可撓管押圧面と面一にな
るように、その各弾性アームの一端側を各リテーナ部材
の一部にモールドさせることによって行われていること
を特徴としている。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1、2、3
のいずれかに記載の発明において、前記継手本体の内周
に前記各リテーナ部材が径外方向に変位するのを許容す
る凹溝が形成されていることを特徴としている。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1、2、
3、4のいずれかに記載の発明において、前記押輪の先
端部外周に対する取付部材の環状部の取り付けは、前記
押輪の先端部外周に形成した溝に前記取付部材の環状部
に形成した嵌入部を嵌入させることにより行われている
ことを特徴としている。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記取付部材が全て合成樹脂材で形成さ
れ、且つ、環状部は切り割りのない環状に形成され、更
に、嵌入部が周方向所定間隔をおいて複数突設されてい
ることを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明において、工場での組立時
には、リテーナが金属製リテーナ部材と該リテーナ部材
に一端側が連結された取付部材とからなっているから、
その取付部材の環状部を押輪の先端部外周に取り付けた
後、該押輪を継手本体内にある程度ねじ込むだけで、前
記リテーナ部材を前記継手本体内の受圧部の手前まで簡
単に挿入することができる。
【0015】次に、現場での可撓管接続時には、まず、
可撓管の先端部を前記押輪内に挿入する。これによっ
て、可撓管の先端側の山部がリテーナ部材の内周縁部に
押し付けられるが、その押し付け力により前記取付部材
の中間部を構成する合成樹脂製弾性アームが弾性変形し
てリテーナ部材が径外方向に変位され、可撓管の先端部
を継手本体内に容易に挿入することができる。
【0016】また、一旦径外方向に変位したリテーナ部
材は弾性アームの弾性力により径内方向に戻されて可撓
管の先端側の谷部に嵌入し、この状態で可撓管に不測に
引き抜き力が作用しても、その引き抜き力により弾性ア
ームが弾性変形してリテーナ部材が谷部内に食い込んで
いくため、可撓管が継手本体から引き抜かれる虞れがな
い。
【0017】更に、一旦挿入した可撓管を継手本体から
抜き出したいときには、押輪のねじ込みを緩めて、その
押輪を継手本体から取り外すだけで、可撓管を継手本体
から簡単に抜き出すことができ、それと同時に、リテー
ナも押輪と一体に継手本体から抜き出すことができる。
【0018】続いて、前記押輪をねじ込むことにより、
該押輪の先端面によりリテーナ部材が継手本体内に押し
込められ、該リテーナ部材と受圧部とで可撓管の先端側
の1山または2山の山部を圧潰して挟持し、これによ
り、圧潰した可撓管の先端部と継手本体との間のシール
並びに可撓管の抜き出し不能化を達成することができる
ようになっている。
【0019】請求項2記載の発明によれば、前記リテー
ナ部材が複数に分割されているから、そのリテーナ部材
の拡径及び縮径を容易に行うことができる。
【0020】請求項3記載の発明によれば、前記各リテ
ーナ部材の可撓管押圧面と各弾性アームの一端面とが面
一になっているから、それらと継手本体の受圧部とで可
撓管の先端側を確実に圧潰して挟持し、その間のシール
性を維持することができる。また、各弾性アームの一端
側を各リテーナ部材の一部にモールドさせているので、
その両者を強固に連結することができる。
【0021】請求項4記載の発明において、各リテーナ
部材が径外方向に変位するのを許容するため、前記継手
本体の内径を大きくすることが考えられるが、そうする
と、継手本体が大型化することになる。そこで、前記継
手本体の内周に凹溝を形成することにより、前記各リテ
ーナ部材が径外方向に変位するのを許容するようにして
おり、これによって、継手本体が大型化しないようにで
きる。
【0022】請求項5記載の発明によれば、前記押輪の
先端部外周に対する取付部材の環状部の取り付けは、前
記押輪の先端部外周に形成した溝に前記取付部材の環状
部に形成した嵌入部を嵌入させることにより行われてお
り、これによって、取付部材を押輪の先端部外周に確実
に取り付けることができる。
【0023】請求項6記載の発明によれば、前記取付部
材が全て合成樹脂材で形成されているから、一体成形に
より安価に量産することができる。また、環状部は切り
割りのない環状に形成されているから、その環状部を押
輪の先端部外周に確実に取り付けることができると共
に、前記環状部には嵌入部が周方向所定間隔をおいて複
数突設されているから、その各嵌入部を押輪の先端部外
周に当接させることにより、前記リテーナ部材を押輪に
同心状に位置決めすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の可撓管接続装置を
示すものであって、筒状継手本体1と、該継手本体1に
螺合する筒状押輪2と、継手本体1内に挿入されるリテ
ーナ3とを有し、外周面に山部4aと谷部4bとを軸方
向に交互に繰り返し形成したステンレスなどからなるガ
ス流通用可撓管4の先端部を押輪2内を通って継手本体
1内に挿入するようになっている。なお、5は可撓管4
に被覆された保護管である。
【0025】前記継手本体1には、小径孔7、中径孔8
及び大径孔9が同心状に連続して貫設され、前記小径孔
7と中径孔8との間に横断方向に沿って受圧面(受圧
部)10が形成され、該受圧面10に形成した環状溝に
Oリングからなるシールパッキン11が嵌合され、前記
小径孔7側の基端部外周面に形成した雄ねじ部12をガ
スコック13に螺合させるようになっている。
【0026】前記押輪2は、小径状の先端部2aと中径
状の中間部2bと大径状の基端部2cとからなり、中間
部2bの外周面に形成した雄ねじ部を前記中径孔8の雌
ねじ部に螺合させることにより、この押輪2を継手本体
1に取り付けることができるようになっている。なお、
15は押輪2の中間部2bと継手本体1との間をシール
するシールパッキン、16は押輪2と保護管5との間を
シールするシールパッキンである。
【0027】前記リテーナ3は、図2及び図3に示すよ
うに、押輪2の先端面と受圧面10との間に環状に配設
されて前記可撓管4の谷部4bに嵌入する金属製リテー
ナ部材18と、該リテーナ部材18を押輪2の先端部外
周に取り付けるための取付部材19とを有しており、前
記リテーナ部材18は、この実施の形態では、周方向に
沿って所定角度ごとに複数に分割されて正面視円弧状に
形成され、これによって、その各リテーナ部材18が容
易に拡縮径できるようになっている。また、その各リテ
ーナ部材18の内周縁部18aが断面半円形状に形成さ
れて谷部4bに嵌入し易くなっている。
【0028】前記取付部材19は、合成樹脂材からな
り、押輪2の先端部外周に外嵌する環状部19aと、該
環状部19aの内面に周方向所定間隔ごとに突設されて
前記押輪2の先端部2aの外周面に形成した環状の溝2
0に嵌入する複数の嵌入部19bと、環状部19aから
各リテーナ部材18に向けて延びる弾性変形可能な弾性
アーム19cとを有し、図4及び図5に示すように、各
弾性アーム19cの一端部が各リテーナ部材18の中央
部両面を凹設することにより形成された貫通孔21付き
薄肉部18bにモールドされており、これによって、各
弾性アーム19cと各リテーナ部材18とが一体的に連
結され、各弾性アーム19cが弾性変形することによ
り、各リテーナ部材18が拡縮径可能とされている。ま
た、図5に示すように、各弾性アーム19cの一端面1
9Aと各リテーナ部材18の可撓管押圧面18Aとが面
一状に形成されており、その両面18A,19Aにより
可撓管4の先端部を確実に押圧することができるように
なっている。
【0029】上記構成において、工場での組立時には、
取付部材19の環状部19aを押輪2の先端部2aに強
制的に嵌合させることにより、該先端部2aの溝20に
環状部19aに突設した嵌入部19bを嵌入させて、リ
テーナ3を押輪2の先端部に取り付ける。この場合、環
状部19aが切り割りのない環状に形成されているた
め、該環状部19aを押輪2の先端部2aに強固に取り
付けることができる。また、前記嵌入部19bが周方向
所定間隔ごとに複数突設されているため、該各嵌入部1
9bを溝20の底面に当接させるだけで、リテーナ部材
18を押輪2に同心状に取り付けることができる。更
に、各嵌入部19bの押輪係合側端部にテーパ面22a
を形成しているので、そのテーパ面22aをガイドにし
て環状部19aを押輪2の先端部2aに容易に嵌合させ
ることができると共に、該各嵌入部19bの溝係合側端
部に押輪2の軸心方向とは直交する直交端面22bを形
成しているので、その直交端面22bを溝20の側面に
係合させて、取付部材19が押輪2の先端部2aから簡
単に外れないようにできる。
【0030】前記構成では、環状部19aを切り割りの
ない環状に形成したが、その環状部19aに切り割りを
形成して略C字状に形成してもよい。これによって、環
状部19aを押輪2の先端部2aに容易に嵌合させるこ
とができる。また、前記嵌入部19bが周方向所定間隔
ごとに複数突設されているが、その嵌入部19bを環状
に形成してもよい。これによって、その環状の嵌入部1
9bを溝20に嵌入させることにより、取付部材19を
押輪2の先端部2aに一層確実に取り付けることができ
る。
【0031】次に、押輪2を継手本体1内にある程度ね
じ込むだけで、リテーナ部材18を継手本体1内の受圧
面10の手前まで簡単に挿入することができる(図6参
照)。
【0032】現場での可撓管接続時には、図6に示すよ
うに、可撓管4の先端部を押輪2内に挿入する。これに
よって、可撓管4の先端側の山部4aが各リテーナ部材
18の内周縁部18aに押し付けられるが、図7(a)
に示すように、その押し付け力により弾性アーム19c
が弾性変形して各リテーナ部材18が径外方向に変位さ
れ、可撓管4の先端部を継手本体1内に容易に挿入する
ことができる。この場合、各リテーナ部材18が径外方
向に変位するのを許容するため、継手本体1の内径を大
きくすればよいが、そうすると、継手本体1が大型化す
ることになる。そこで、この発明では、継手本体1内の
中径孔8と大径孔9との間の各リテーナ部材18に対向
する内周に環状の凹溝23を形成しており、これによっ
て、継手本体1が大型化しないようにできる。
【0033】続いて、図7(b)に示すように、一旦径
外方向に変位した各リテーナ部材18は各弾性アーム1
9cの弾性力により径内方向に戻されて可撓管4の先端
側の谷部4bに嵌入される。この状態で可撓管4に矢印
Cで示すように不測に引き抜き力が作用しても、その引
き抜き力により弾性アーム19cが弾性変形して各リテ
ーナ部材18が谷部4b内に食い込んでいくため、可撓
管が継手本体から引き抜かれる虞れがない。
【0034】更に、一旦挿入した可撓管4を継手本体1
から抜き出したいときには、押輪2のねじ込みを緩め
て、その押輪2を継手本体1から取り外すだけで、可撓
管4を継手本体1から簡単に抜き出すことができ、それ
と同時に、リテーナ3も押輪2と一体に継手本体1から
抜き出すことができる。
【0035】続いて、前記押輪2をねじ込むことによ
り、図1に示すように、該押輪2の先端面により各リテ
ーナ部材18が継手本体1内に押し込められ、該各リテ
ーナ部材18が中径孔8内に嵌入して、その各リテーナ
部材18と受圧面10とで可撓管4の先端側の1山(ま
たは2山)の山部4aを圧潰して挟持する。この場合、
図2に示すように、リテーナ部材18の外径hを中径孔
8の内径Hと同一または僅かに小径に設定することによ
り、各リテーナ部材18が径外方向に変位するのが阻止
され、圧潰した可撓管4の先端部と継手本体1との間の
シール並びに可撓管4の抜き出し不能化を確実に達成す
ることができる。
【0036】上記実施の形態では、取付部材19の全体
を合成樹脂材により形成したが、弾性変形させる必要の
ある弾性アーム19cのみを合成樹脂材により形成し、
それ以外の環状部19aなどを合成樹脂材以外の例えば
金属により形成してもよい。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、押輪内か
ら継手本体内に可撓管の先端部を挿入すると、該可撓管
の谷部にリテーナ部材が弾性アームの弾性力で嵌入され
るようになっており、その可撓管に不測に引き抜き力が
作用しても、その引き抜き力により弾性アームが弾性変
形してリテーナ部材が谷部内に食い込むため、可撓管が
継手本体から引き抜かれる虞れがない。
【0038】また、可撓管の先端部を押輪内を通って継
手本体内に挿入する際には、可撓管の先端側の山部がリ
テーナ部材の内周縁部に押し付けられ、その押し付け力
により弾性アームが弾性変形してリテーナ部材が径外方
向に変位されるから、可撓管の先端部を継手本体内に容
易に挿入することができる。
【0039】更に、押輪のねじ込みを緩めて、その押輪
を継手本体から取り外すだけで、可撓管を継手本体から
簡単に抜き出すことができ、それと同時に、リテーナも
押輪と一体に継手本体から抜き出すことができる。
【0040】また更に、前記押輪をねじ込むことによ
り、該押輪の先端面によりリテーナ部材が継手本体内に
押し込められ、該リテーナ部材と受圧部とで可撓管の先
端側を圧潰して挟持し、これにより、その圧潰した可撓
管の先端部と継手本体との間のシール並びに可撓管の抜
き出し不能化を確実に達成することができる。
【0041】請求項2記載の発明によれば、前記リテー
ナ部材が複数に分割されているから、そのリテーナ部材
の拡径及び縮径を容易に行うことができる。
【0042】請求項3記載の発明によれば、各リテーナ
部材の可撓管押圧面及び各弾性アームの一端面が面一状
に形成されているから、それらと継手本体の環状の受圧
部とで可撓管の先端側を確実に圧潰して挟持し、その間
のシール性を確実に維持することができる。
【0043】請求項4記載の発明によれば、前記継手本
体の内周に凹溝を形成することにより、前記各リテーナ
部材が径外方向に変位するのを許容するようにしてお
り、これによって、継手本体が大型化しないようにでき
る。
【0044】請求項5記載の発明によれば、押輪の先端
部外周に形成した溝に取付部材の環状部に形成した嵌入
部を嵌入させることにより、前記取付部材を押輪の先端
部外周に確実に取り付けることができる。
【0045】請求項6記載の発明によれば、前記取付部
材が全て合成樹脂材で形成されているから、一体成形に
より安価に量産することができる。また、環状部は切り
割りのない環状に形成されているから、その環状部を押
輪の先端部外周に確実に取り付けることができると共
に、前記環状部には嵌入部が周方向所定間隔をおいて複
数突設されているから、その各嵌入部を押輪の先端部外
周に当接させることにより、前記リテーナ部材を押輪に
同心状に位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である可撓管接続装置に
より可撓管を接続した状態を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】同装置に用いられるリテーナの斜視図である。
【図4】同リテーナの要部の拡大斜視図である。
【図5】図4のB−B矢視図である。
【図6】同可撓管挿入時の縦断面図である。
【図7】(a)(b)は同可撓管挿入時の作用を示す要
部の拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 継手本体 2 押輪 3 リテーナ 4 可撓管 4a 山部 4b 谷部 10 受圧面(受圧部) 18 リテーナ部材 18A リテーナ部材の可撓管押圧面 19 取付部材 19a 環状部 19a 嵌入部 19c 弾性アーム 19A 弾性アームの一端面 20 押輪の先端部外周の溝 23 凹溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂東 加都彦 大阪府岸和田市田治米町153番地の1 日 本鋼管継手株式会社内 (72)発明者 平林 秀雄 大阪府岸和田市田治米町153番地の1 日 本鋼管継手株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状継手本体と、該継手本体に螺合する
    筒状押輪と、前記継手本体内に挿入されるリテーナとを
    有し、外周面に山部と谷部とを軸方向に交互に繰り返し
    形成した可撓管の先端部を前記押輪内を通って継手本体
    内に挿入した後、該押輪を継手本体内にねじ込んで前記
    リテーナを押し込むことにより、該リテーナとこのリテ
    ーナの押し込み移動方向に存在する継手本体の環状の受
    圧部とで可撓管の先端側を圧潰して挟持するようにした
    可撓管接続装置において、前記リテーナは、前記押輪の
    先端面と前記受圧部との間に環状に配されて前記可撓管
    の谷部に嵌入する金属製リテーナ部材と、該リテーナ部
    材と一端側において連結され、他端側の環状部を押輪の
    先端部外周に取り付けた取付部材とを有し、該取付部材
    の中間部は、前記押輪内を通した可撓管の継手本体内へ
    の挿入を許容したうえ、前記リテーナ部材を可撓管の谷
    部に係合させる径方向に弾性変形可能な合成樹脂製の弾
    性アームに構成されていることを特徴とする可撓管接続
    装置。
  2. 【請求項2】 前記リテーナ部材が複数に分割されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の可撓管接続装置。
  3. 【請求項3】 前記各リテーナ部材と、その各々に一端
    側が連結する各弾性アームとの取り付けが、該各弾性ア
    ームの一端面が各リテーナ部材の可撓管押圧面と面一に
    なるように、その各弾性アームの一端側を各リテーナ部
    材の一部にモールドさせることによって行われているこ
    とを特徴とする請求項2記載の可撓管接続装置。
  4. 【請求項4】 前記継手本体の内周に前記各リテーナ部
    材が径外方向に変位するのを許容する凹溝が形成されて
    いることを特徴とする請求項1、2、3のいずれかに記
    載の可撓管接続装置。
  5. 【請求項5】 前記押輪の先端部外周に対する取付部材
    の環状部の取り付けは、前記押輪の先端部外周に形成し
    た溝に前記取付部材の環状部に形成した嵌入部を嵌入さ
    せることにより行われていることを特徴とする請求項
    1、2、3、4のいずれかに記載の可撓管接続装置。
  6. 【請求項6】 前記取付部材は全て合成樹脂材で形成さ
    れ、且つ、環状部は切り割りのない環状に形成され、更
    に、嵌入部は周方向所定間隔をおいて複数突設されてい
    ることを特徴とする請求項5記載の可撓管接続装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002054777A (ja) * 2000-08-07 2002-02-20 Sankoo Gas Seiki Kk コルゲート管継手

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