JPH09189391A - 可撓管接続装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓管の抜き出し不能機能を備えた可撓管接
続装置を提供すること。 【解決手段】 筒状継手本体１と、該継手本体１に螺合
する筒状押輪２と、継手本体１内に挿入されるリテーナ
３とを有し、該リテーナ３の基端部３ａが筒状に形成さ
れて押輪２の先端部２ａに外嵌され、そのリテーナ３の
先端部が径内方向に突出して押輪２の先端面と受圧部１
０との間に配される弾性変形可能な金属板製の拡縮部３
ｂとされ、該拡縮部３ｂの内周縁部３Ａが可撓管４の谷
部４ｂに嵌入可能とされている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ガス流通用可撓管を接
続するための可撓管接続装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の可撓管接続装置として特
開平６−２５７６９３号公報に記載のものがある。これ
は、ガスコックなどの被接続体に接続される筒状継手本
体を有し、該継手本体内には小径孔、中径孔及び大径孔
が同心状に連続して貫設され、前記小径孔と中径孔との
間に横断方向に沿って受圧部が形成され、前記中径孔と
大径孔との間にリテーナ縮径用テーパ面が形成されると
共に、該テーパ面に連続して大径孔側に凹溝が形成さ
れ、前記大径孔を通って前記凹溝内に縮径可能な金属製
リテーナが挿入されると共に、前記大径孔に形成した雌
ねじ部に筒状押輪が螺合されており、外周面に山部と谷
部とを軸方向に交互に繰り返し形成した可撓管の先端部
を前記押輪内を通して継手本体内に挿入した後、該押輪
を継手本体内にねじ込んで前記リテーナを押し込むこと
により、継手本体の内周に形成した縮径用テーパ面で前
記リテーナを縮径させて、該リテーナを可撓管の先端側
の谷部に係合させたうえ、該リテーナと前記受圧部とで
可撓管の先端側を圧潰して挟持し、これにより、圧潰し
た可撓管の先端と継手本体との間のシール並びに可撓管
の抜き出し不能化を達成するようになっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
構成では、可撓管を押輪内を通して継手本体内に挿入し
た際に、該可撓管の先端部が継手本体から抜けるを防止
する抜け止め機能がないため、可撓管の先端部が継手本
体から不測に抜ける虞れがある。

【０００４】この場合、この可撓管接続装置は、工場に
おいて、継手本体内にリテーナを挿入した後、該継手本
体に押輪をある程度ねじ込むことにより、前記リテーナ
を継手本体内の凹溝に嵌合させ、これによって、リテー
ナを拡径状態に保持して、可撓管を現場において押輪内
を通して継手本体内に挿入できるようにしているが、現
場において、この可撓管の挿入後、前記押輪をねじ込ん
でリテーナが少し縮径され、その状態で可撓管に不測の
引き抜き力が作用すると、可撓管がリテーナに少し係合
されていても簡単に抜け出してしまい、今度、新たに可
撓管を継手本体内に挿入しようとしても、その縮径され
たリテーナが障害となって可撓管の先端部を継手本体内
に挿入することができなくなると共に、その縮径された
リテーナも継手本体の内面に圧接して抜き出すことが極
めて困難になっていた。

【０００５】そこで、本発明は、押輪内から継手本体内
に挿入した可撓管を一旦抜き出し不能に保持することが
でき、しかも、可撓管の挿入を容易に行うことができる
と共に、万一、可撓管が大きな外力によって抜け出た場
合にも、リテーナを簡単に継手本体から取り外すことが
できる可撓管接続装置を提供することを目的としてい
る。

【０００６】また、本発明は、可撓管の抜き出し不能機
能を備えさせた場合でも、押輪及び継手本体の大型化を
防止することができる可撓管接続装置を提供することを
目的としている。

【０００７】更に、本発明は、可撓管の抜き出し不能機
能を備えさせた場合でも、可撓管の先端側の圧潰を確実
に行うことができ、従って、圧潰した可撓管の先端側と
継手本体の受圧部との間のシールも確実に行うことがで
きる可撓管接続装置を提供することを目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１記載の発明は、筒状継手本体と、該継手本
体に螺合する筒状押輪と、前記継手本体内に挿入される
リテーナとを有し、外周面に山部と谷部とを軸方向に交
互に繰り返し形成した可撓管の先端部を前記押輪内を通
って継手本体内に挿入した後、該押輪を継手本体内にね
じ込んで前記リテーナを押し込むことにより、該リテー
ナとこのリテーナの押し込み移動方向に存在する継手本
体の環状の受圧部とで可撓管の先端側を圧潰して挟持す
るようにした可撓管接続装置において、前記リテーナの
基端部が筒状に形成されて前記押輪の先端部に外嵌さ
れ、そのリテーナの先端部が径内方向に突出して前記押
輪の先端面と前記受圧部との間に配される弾性変形可能
な金属板製の拡縮部とされ、該拡縮部の内周縁部が前記
可撓管の谷部に嵌入可能とされていることを特徴として
いる。

【０００９】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明において、前記拡縮部が断面略Ｖ字状に形成されてい
ることを特徴としている。

【００１０】請求項３記載の発明は、請求項２記載の発
明において、前記拡縮部の内周縁部に周方向所定間隔ご
とに径方向に延びる複数のスリットが形成されているこ
とを特徴としている。

【００１１】

【作用】請求項１記載の発明において、工場での組立時
には、リテーナの筒状基端部を押輪の先端部外周に外嵌
させることにより、該リテーナの先端部に形成した金属
製の拡縮部を押輪の先端部に取り付けた後、該押輪を継
手本体内にある程度ねじ込むだけで、前記拡縮部を前記
継手本体内の受圧部の手前まで簡単に挿入することがで
きる。

【００１２】次に、現場での可撓管接続時には、まず、
可撓管の先端部を前記押輪内に挿入する。これによっ
て、可撓管の先端側の山部が拡縮部の内周縁部に押し付
けられるが、その押し付け力により前記拡縮部が弾性変
形して、その内周縁部が径外方向に変位され、可撓管の
先端部を継手本体内に容易に挿入することができる。

【００１３】また、一旦径外方向に変位した拡縮部の内
周縁部は該拡縮部の弾性力により径内方向に戻されて可
撓管の先端側の谷部に嵌入し、この状態で可撓管に不測
に引き抜き力が作用しても、その引き抜き力により拡縮
部が弾性変形して、その内周縁部が谷部内に食い込んで
いくため、可撓管が継手本体から引き抜かれる虞れがな
い。

【００１４】この場合、拡縮部を軸方向に変位させるこ
とにより、その内周縁部の拡径及び縮径を行うことがで
き、その際に、その外周縁部が拡径されないから、継手
本体の内周と押輪の外周との間の隙間を小さくすること
ができ、これによって、継手本体を小型化することがで
きる。

【００１５】更に、一旦挿入した可撓管を継手本体から
抜き出したいときには、押輪のねじ込みを緩めて、その
押輪を継手本体から取り外すだけで、可撓管を継手本体
から簡単に抜き出すことができ、それと同時に、リテー
ナも継手本体から抜き出すことができる。

【００１６】続いて、前記押輪をねじ込むことにより、
該押輪の先端面により拡縮部が継手本体内に押し込めら
れ、該拡縮部と受圧部とで可撓管の先端側の１山または
２山の山部を圧潰して挟持し、これにより、圧潰した可
撓管の先端部と継手本体との間のシール並びに可撓管の
抜き出し不能化を達成することができるようになってい
る。

【００１７】請求項２記載の発明によれば、前記拡縮部
が断面略Ｖ字状に形成されており、その拡縮部と受圧部
とで可撓管の先端側を圧潰して挟持した際に、断面略Ｖ
字状の拡縮部が二重に折り曲げられて強度が大きくなる
ので、可撓管の先端部を継手本体に強固に接続すること
ができる。

【００１８】請求項３記載の発明によれば、前記拡縮部
の内周縁部に周方向所定間隔ごとに径方向に延びる複数
のスリットが形成されているから、そのスリットの部分
を圧縮することにより拡縮部を容易に断面Ｖ字状に形成
することができると共に、その内周縁部の拡縮作用を円
滑に行わせることができる。

【００１９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１は本発明の第１の実施の形態
である可撓管接続装置を示すものであって、筒状継手本
体１と、該継手本体１に螺合する筒状押輪２と、継手本
体１内に挿入されるリテーナ３とを有し、外周面に山部
４ａと谷部４ｂとを軸方向に交互に繰り返し形成したス
テンレスなどからなるガス流通用可撓管４の先端部を押
輪２内を通って継手本体１内に挿入するようになってい
る。なお、５は可撓管４に被覆された保護管である。

【００２０】前記継手本体１には、小径孔７、中径孔８
及び大径孔９が同心状に連続して貫設され、前記小径孔
７と中径孔８との間に横断方向に沿って受圧面（受圧
部）１０が形成され、該受圧面１０に形成した環状溝に
Ｏリングからなるシールパッキン１１が嵌合され、前記
小径孔７側の基端部外周面に形成した雄ねじ部１２をガ
スコック１３に螺合させるようになっている。

【００２１】前記押輪２は、小径状の先端部２ａと中径
状の中間部２ｂと大径状の基端部２ｃとからなり、中間
部２ｂの外周面に形成した雄ねじ部を前記中径孔８の雌
ねじ部に螺合させることにより、この押輪２を継手本体
１に取り付けることができるようになっている。なお、
１５は押輪２の中間部２ｂと継手本体１との間をシール
するシールパッキン、１６は押輪２と保護管５との間を
シールするシールパッキンである。

【００２２】前記リテーナ３は、ばね鋼板などの弾性変
形可能な金属板からなり、図２及び図３に示すように、
リテーナ基端部３ａと、リテーナ先端部に形成した拡縮
部３ｂとから形成されている。

【００２３】前記リテーナ基端部３ａは、一つ割りの筒
状に形成され、その後端部を径内方向に折曲して鍔状の
係止部１８が形成されており、このリテーナ基端部３ａ
を拡径して押輪２の先端部２ａに容易に外嵌させること
ができると共に、前記係止部１８を押輪２の先端部２ａ
の環状に形成した溝２０に嵌入させることにより、その
リテーナ基端部３ａを押輪２の先端部２ａに係止するこ
とができる。

【００２４】前記拡縮部３ｂは、横断面が一つ割りの筒
状に形成されると共に、軸方向に沿って径内方向に突出
する断面略Ｖ字状に形成されており、押輪２の先端面と
受圧面１０との間に配されて、その内周縁部３Ａが可撓
管４の谷部４ｂに嵌入可能とされ、また、前記内周縁部
３Ａには周方向所定間隔ごとに径方向に延びる複数のス
リット２１が形成されている。

【００２５】上記リテーナ３の形成手順を説明すると、
まず、矩形状に形成した金属板の前記内周縁部３Ａに相
当する箇所に所定間隔をおいてスリット２１を貫設し、
次に、該金属板の後端部を直角に折曲して係止部１８を
形成した後、弯曲させて筒状に形成すると共に、その筒
状金属板の先端部を断面略Ｖ字状に折曲して拡縮部３ｂ
を形成すればよい。ここで、前記拡縮部３ｂを形成する
にあたって、その中央部にスリット２１を形成している
ので、そのスリット２１の部分を圧縮することにより、
断面略Ｖ字状に容易に折曲することができる。

【００２６】上記構成において、工場での組立時には、
リテーナ基端部３ａを拡径させて押輪２の先端部２ａに
外嵌させると共に、係止部１８を押輪２の先端部２ａの
溝２０に嵌入させるだけで、リテーナ３を押輪２の先端
部２ａに容易に取り付けることができる。

【００２７】次に、押輪２を継手本体１内にある程度ね
じ込むだけで、拡縮部１８を継手本体１内の受圧面１０
の手前まで簡単に挿入することができる（図４参照）。

【００２８】現場での可撓管接続時には、図４に示すよ
うに、可撓管４の先端部を押輪２内に挿入する。これに
よって、可撓管４の先端側の山部４ａが拡縮部１８の内
周縁部３Ａに押し付けられるが、図５（ａ）に示すよう
に、その押し付け力により拡縮部３ｂが軸方向に伸長し
て、その内周縁部３Ａが径外方向に変位され、可撓管４
の先端部を継手本体１内に容易に挿入することができ
る。

【００２９】続いて、図５（ｂ）に示すように、一旦径
外方向に変位した内周縁部３Ａは拡縮部３ｂの弾性力で
径内方向に戻されて可撓管４の先端側の谷部４ｂに嵌入
される。この状態で可撓管４に矢印Ｃで示すように不測
に引き抜き力が作用しても、その引き抜き力により拡縮
部３ｂが弾性変形して、その内周縁部３Ａが谷部４ｂ内
に食い込んでいくため、可撓管４が継手本体１から引き
抜かれる虞れがない。

【００３０】上記構成によれば、拡縮部３ｂの外周縁部
が拡径されないから、継手本体１の内周と押輪２の外周
との間の隙間を小さくすることができ、これによって、
継手本体１を小型化することができる。また、内周縁部
３Ａに形成したスリット２１により拡縮部３ｂを容易に
伸縮させることができる。

【００３１】更に、一旦挿入した可撓管４を継手本体１
から抜き出したいときには、押輪２のねじ込みを緩め
て、その押輪２を継手本体１から取り外すだけで、可撓
管４を継手本体１から簡単に抜き出すことができ、それ
と同時に、リテーナ３も押輪２と一体に継手本体１から
抜き出すことができる。

【００３２】続いて、前記押輪２をねじ込むことによ
り、図１に示すように、該押輪２の先端面により拡縮部
３ｂが継手本体１内に押し込められ、該拡縮部３ｂが中
径孔８内に嵌入して、その拡縮部３ｂと受圧面１０とで
可撓管４の先端側の１山（または２山）の山部４ａを圧
潰して挟持する。この場合、断面略Ｖ字状の拡縮部３ｂ
が二重に折り曲げられて強度が大きくなるので、可撓管
４の先端部を継手本体１に強固に接続することができる
と共に、図２に示すように、拡縮部３ｂの外径ｈを中径
孔８の内径Ｈと同一または僅かに小径に設定することに
より、拡縮部３ｂが径外方向に変位するのが阻止され、
圧潰した可撓管４の先端部と継手本体１との間のシール
並びに可撓管４の抜き出し不能化を確実に達成すること
ができる。

【００３３】上記実施の形態では、リテーナ３を一つ割
り筒状に形成し、リテーナ基端部３ａをその弾性力によ
り押輪２の先端部２ａに取り付けるようにしたが、図６
に示すように、リテーナ３を複数に分割し、その各リテ
ーナ基端部３ａを接着剤や締結紐などで押輪２の先端部
２ａに取り付けるようにしてもよい（第２の実施の形
態）。

【００３４】また、拡縮部３ｂを断面略Ｖ字状に形成し
たが、図７に示すように、その前半部分を切除し、その
後半部分だけで拡縮部３ｂを形成してもよい。これによ
ると、拡縮部３ｂの加工を容易に行うことができる。な
お、図７仮想線に示すように、内周縁部３Ａを外側に若
干折り返して、拡縮部３ｂを断面略Ｊ字状に形成するこ
とが好ましい。これによって、内周縁部３Ａを一層円滑
に拡径及び縮径させることができる（第３の実施の形
態）。

【００３５】更に、リテーナ３の全体を弾性変形可能な
金属板により形成したが、拡縮部３ｂのみを弾性変形可
能な金属板により形成し、それ以外のリテーナ基端部３
ａなどを金属以外の例えば合成樹脂材により形成しても
よい。

【００３６】また更に、リテーナ基端部３ａに係止部１
８を形成せず、そのリテーナ基端部３ａを押輪２の先端
部２ａに外嵌さてももよく、しかも、リテーナ３を切り
割りの無い筒状に形成してもよい。

【００３７】

【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、押輪内か
ら継手本体内に可撓管の先端部を挿入すると、該可撓管
の谷部に拡縮部の内周縁部が弾性的に嵌入されるように
なっており、その可撓管に不測に引き抜き力が作用して
も、その引き抜き力により拡縮部が弾性変形して該拡縮
部の内周縁部が谷部内に食い込むため、可撓管が継手本
体から引き抜かれる虞れがない。

【００３８】また、可撓管の先端部を押輪内を通って継
手本体内に挿入する際には、可撓管の先端側の山部が拡
縮部の内周縁部に押し付けられ、その押し付け力により
拡縮部の内周縁部が弾性変形して径外方向に変位される
から、可撓管の先端部を継手本体内に容易に挿入するこ
とができる。

【００３９】この場合、拡縮部を軸方向に変位させるこ
とにより、その内周縁部の拡径及び縮径を行うことがで
き、その際に、その外周縁部が拡径されないから、継手
本体の内周と押輪の外周との間の隙間を小さくすること
ができ、これによって、継手本体を小型化することがで
きる。

【００４０】更に、押輪のねじ込みを緩めて、その押輪
を継手本体から取り外すだけで、可撓管を継手本体から
簡単に抜き出すことができ、それと同時に、リテーナも
押輪と一体に継手本体から抜き出すことができる。

【００４１】また更に、前記押輪をねじ込むことによ
り、該押輪の先端面により拡縮部が継手本体内に押し込
められ、該拡縮部と受圧部とで可撓管の先端側を圧潰し
て挟持し、これにより、その圧潰した可撓管の先端部と
継手本体との間のシール並びに可撓管の抜き出し不能化
を確実に達成することができる。

【００４２】請求項２記載の発明によれば、拡縮部と受
圧部とで可撓管の先端側を圧潰して挟持した際に、断面
略Ｖ字状の拡縮部が二重に折り曲げられて強度が大きく
なるので、可撓管の先端部を継手本体に強固に接続する
ことができる。

【００４３】請求項３記載の発明によれば、拡縮部の内
周縁部に周方向所定間隔ごとに径方向に延びる複数のス
リットを形成しているので、そのスリットの部分を圧縮
することにより拡縮部を容易に断面Ｖ字状に形成するこ
とができると共に、その内周縁部の拡縮作用を円滑に行
わせることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態である可撓管接続装
置により可撓管を接続した状態を示す縦断面図である。

【図２】図１のＡ−Ａ矢視図である。

【図３】同装置に用いられるリテーナの斜視図である。

【図４】同可撓管挿入時の縦断面図である。

【図５】（ａ）（ｂ）は同可撓管挿入時の作用を示す要
部の拡大縦断面図である。

【図６】本発明の第２の実施の形態を示す要部の斜視図
である。

【図７】本発明の第３の実施の形態を示す要部の縦断面
図である。

【符号の説明】

１ 継手本体 ２ 押輪 ３ リテーナ ３ａ リテーナ基端部 ３ｂ 拡縮部 ３Ａ 拡縮部の内周縁部 ４ 可撓管 ４ａ 山部 ４ｂ 谷部 １０ 受圧面（受圧部） ２１ スリット

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂東 加都彦 大阪府岸和田市田治米町153番地の１ 日 本鋼管継手株式会社内 (72)発明者 平林 秀雄 大阪府岸和田市田治米町153番地の１ 日 本鋼管継手株式会社内

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 筒状継手本体と、該継手本体に螺合する
   筒状押輪と、前記継手本体内に挿入されるリテーナとを
   有し、外周面に山部と谷部とを軸方向に交互に繰り返し
   形成した可撓管の先端部を前記押輪内を通って継手本体
   内に挿入した後、該押輪を継手本体内にねじ込んで前記
   リテーナを押し込むことにより、該リテーナとこのリテ
   ーナの押し込み移動方向に存在する継手本体の環状の受
   圧部とで可撓管の先端側を圧潰して挟持するようにした
   可撓管接続装置において、前記リテーナの基端部が筒状
   に形成されて前記押輪の先端部に外嵌され、そのリテー
   ナの先端部が径内方向に突出して前記押輪の先端面と前
   記受圧部との間に配される弾性変形可能な金属板製の拡
   縮部とされ、該拡縮部の内周縁部が前記可撓管の谷部に
   嵌入可能とされていることを特徴とする可撓管接続装
   置。
2. 【請求項２】 前記拡縮部が断面略Ｖ字状に形成されて
   いることを特徴とする請求項１記載の可撓管接続装置。
3. 【請求項３】 前記拡縮部の内周縁部に周方向所定間隔
   ごとに径方向に延びる複数のスリットが形成されている
   ことを特徴とする請求項２記載の可撓管接続装置。