JPH09188670A - アルデヒド誘導体の製造方法 - Google Patents
アルデヒド誘導体の製造方法Info
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Abstract
ルデヒド誘導体を得ることのできる新規な製法を提供す
る。 【解決手段】 下記式(I) [式中、R1 およびR2 は、同一または異なって、水素
原子または炭素数1〜6の低級アルキル基を表す。]で
表されるフェノール誘導体と、下記式(II) R3MgX ・・・・・・(II) [式中、R3 は炭素数1〜6の低級アルキル基であり、
Xはハロゲン原子を表す。]で表されるマグネシウム化
合物と、ホルムアルデヒドとを、第三級アミン化合物の
存在下に反応させることを特徴とする下記式(III) [式中、R1 およびR2 は式(I)の定義に同じであ
る。]で表わされるアルデヒド誘導体の製造方法。
Description
の新規な製法に関する。更に詳しくは、本発明は優れた
キサンチンオキシダーゼ阻害活性を有する医薬品の製造
において重要な中間体として用いることもできるアルデ
ヒド誘導体の製造方法に関する。
ルデヒド類を製造する方法としては以下のような製造方
法が知られている。 (1)ガッターマン法;塩化アルミニウムや塩化亜鉛を
触媒として用い、フェノール類にシアン化水素を反応さ
せるか、あるいはシアン化亜鉛と塩化水素を反応させる
ことによりアルデヒド類を製造する方法(Org. Reactio
ns, 9 巻, 37頁,1957年)。 (2)ガッターマン−コッホ法;塩化アルミニウムと塩
化銅の存在下一酸化炭素を作用させてアルデヒド類を製
造する方法(J. Amer. Chem. Soc.,91巻, 4606頁, 1969
年)。 (3)フッ化ホルミルと三フッ化ホウ素を用いる方法
( J. Amer. Chem. Soc.,82巻, 2380頁, 1960年)。 (4)ジクロロメチルアルキルエーテルあるいはオルト
ギ酸エステルを用いる方法;ジクロロメチルアルキルエ
ーテルあるいはオルトギ酸エステルを四塩化チタンや塩
化アルミニウムの存在下に反応させ、ついで加水分解さ
せてアルデヒド類を製造する方法(Chem. Ber., 93巻,
88頁, 1960年)。 (5)ビルスマイヤー反応;オキシ塩化リンや塩化チオ
ニルとN−置換ホルムアミド類とから得られる化合物を
反応させて、アルデヒド類を製造する方法(Org.Synt
h., 3巻, 98頁, 1955年)。 (6)ライマーチーマン法;アルカリの存在下、クロロ
ホルム、ブロモホルム、トリクロロ酢酸などを反応させ
てアルデヒド類を製造する方法(Ber., 9 巻, 423 頁,
1876年)。 (7)ダフ法;ホウ酸グリセリンエステルあるいは酢
酸、トリフルオロ酢酸の存在下、ヘキサメチレンテトラ
ミンを反応させてアルデヒド類を製造する方法(J.Che
m. Soc., 276頁, 1945年)。 (8)フェノキシマグネシウムブロミドとパラホルムア
ルデヒドによる方法;最近、一部のフェノール類をエチ
ルマグネシウムブロミドと反応させ、該反応混合物をヘ
キサメチルリン酸トリアミドの存在下にパラホルムアル
デヒドと反応させ、高収率で目的とする芳香族アルデヒ
ド類を合成する方法が報告されている(J.Chem. Soc. P
erkin I, 318 頁, 1978年)。
(1)、(2)、(4)および(6)では毒性のある原
料を用いることになり、工業的に有利であるとはいえな
い。また、方法(3)及び(4)では原料が高価である
場合があり、これも工業的には適当な方法とはいえな
い。更に、方法(5)では腐食性の強い原料を用いなけ
ればならず、この場合も工業的に装置が高価となる。
るフェノキシマグネシウムブロミドとヘキサメチルリン
酸トリアミドとの使用比率が1:1になる時に最良の結
果を与え、その比率を1:2とするとフェノキシマグネ
シウムブロミドの転化率が70%以下になってしまうのみ
ならず、目的物の収率が60%以下になってしまう。ま
た、その反応時間も24時間と非常に長時間を要する。更
にベンゼンを溶媒として使用しており、ヘキサメチルリ
ン酸トリアミドと共に、生体に対する安全上好ましくな
い。
(I)
なって、水素原子または炭素数1〜6の低級アルキル基
を表す。]で表されるフェノ−ル誘導体に対して用いた
場合、目的とする式(III)
に同じである。]で表されるアルデヒド誘導体は全く得
られないか、あるいは極めて低収率でしか得られない。
いた場合には目的とする前記式(III)で表されるアルデ
ヒド誘導体を得ることはできるが、高価なトリフルオロ
酢酸を溶媒量使用する場合があり、その回収操作が必要
となり、工業的に好ましいとはいえない。
ノール類を対象としてヘキサメチルリン酸トリアミドの
代わりにアミン類を用いることで収率よく目的とするア
ルデヒド類を製造する方法が報告されているが(特願平
4−211504号公報)、式(I)のように分子内に
グリニヤー試薬に敏感なカルボキシ基あるいはアルコキ
シカルボニル基を有するようなフェノ−ル誘導体や式
(III)で表されるアルデヒド誘導体の記載は全くない。
るフェノ−ル誘導体から式(III)で表わされるアルデヒ
ド誘導体を、選択率よく、あるいは収率よく得ることを
目的としてその製造方法を検討した結果、式(I)のよ
うに分子内にアルコキシカルボニル基などを有する化合
物でも、従来の製造方法に比較してアルデヒド誘導体を
選択率及び収率よく得る方法を見い出し本発明に到達し
た。更に、本発明では低毒性でかつ安価な原料を使用
し、工業的にも極めて有用な製造方法を提供するもので
ある。
記式(I)
なって、水素原子または炭素数1〜6の低級アルキル基
を表す。]で表されるフェノール誘導体と、下記式(I
I) R3MgX ・・・・・・(II) [式中、R3 は炭素数1〜6の低級アルキル基であり、
Xはハロゲン原子を表す。]で表されるマグネシウム化
合物と、ホルムアルデヒドとを、第三級アミン化合物の
存在下に反応させることを特徴とする下記式(III)
に同じである。]で表わされるアルデヒド誘導体の製造
方法である。
いて、R1 およびR2 は、同一または異なって、水素原
子または炭素数1〜6の低級アルキル基を表す。ここで
炭素数1〜6の低級アルキル基は直鎖状であっても分岐
鎖状であってもよく、例えばメチル基、エチル基、n-プ
ロピル基、iso-プロピル基、n-ブチル基、sec-ブチル
基、iso-ブチル基、tert- ブチル基、n-ペンチル基、n-
ヘキシル基などである。これらの置換基は目的とする医
薬品中間体に依存し、本発明の製造方法には大きくは影
響されないが、あえていえば上記式(I)および(III)
のR1 がメチル基またはエチル基であるものが好まし
く、またR2 がメチル基であることが好ましい。
〜6の低級アルキル基であり、該アルキル基は直鎖状で
あっても分岐鎖状であってもよく、上記R1 およびR2
と同様のものを例示することができる。工業的にはメチ
ル基、エチル基、n-プロピル基などが好まれる。また上
記式(II)においてXはハロゲン原子であり、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子などが例示でき、これらのな
かでも塩素原子、臭素原子が好ましい。このようなR3
とXとの関係から、式(II)の化合物の具体例として
は、メチルマグネシウムブロミド、エチルマグネシウム
ムクロリド、エチルマグネシウムブロミドなどが好ま
れ、これらは通常の公知の方法で製造される。上記式
(I)、(II)、(III)におけるR1 、R2 、R3 、及
びXの好ましい組合わせとしては、R1 、R2 がメチル
基またはエチル基であって、R3 がエチル基であって、
Xが塩素原子または臭素原子である場合、なかでもR1
がエチル基、R2 がメチル基、R3 がエチル基であっ
て、Xが塩素原子または臭素原子である場合を挙げるこ
とができる。
物の量は、式(I)の化合物に対して等モルあれば十分
であるが一般的に0.5 〜2モル倍、好ましくは0.8 〜1.
2 モル倍の範囲で使用される。
合成法などに限定されるものではなく、市販品を使用す
ることができるが、例えばガス状、溶液状のホルムアル
デヒドや固体のパラホルムアルデヒドを用いることがで
きる。この際、多すぎる水の存在は良い結果を与えな
い。通常は固体のパラホルムアルデヒドを用いる場合が
多く、該パラホルムアルデヒドは細粒状でも粉末状でも
よい。本発明において使用されるホルムアルデヒドの量
は式(I)の化合物に対して2モル倍以上あれば良い
が、一般には2 〜20モル倍、好ましくは2.5 〜10モル倍
の範囲で使用される。
香族化合物、脂肪族化合物のいずれでも使用できる。代
表的な芳香族第三級アミン化合物としては、例えばピリ
ジン、ピコリン、ルチジン、N,N-ジメチルアニリン、
N,N- ジエチルアニリンなどが用いられ;脂肪族第三級
アミン化合物としては例えばトリエチルアミン、トリプ
ロピルアミン、トリブチルアミン、トリエチレンジアミ
ン、ジアザビシクロノネン、N-メチルピペリジン、N-メ
チルピロリジン、N-メチルモルホリンなどの鎖状あるい
は環状のものが用いられ、これらのなかでも特にN-メチ
ルピペリジン、N-メチルピロリジン、ピリジン、トリエ
チルアミンなどが好まれる。本発明において使用される
第三級アミン化合物の量は式(I)の化合物に対して0.
5 〜5モル倍、好ましくは1〜3モル倍の範囲である。
その使用量が少ないときには式(I)の化合物は転化消
失するが目的物である式(III)の化合物の収率は低下す
る、即ち選択率が低下する。また、使用量が多すぎると
反応速度が遅くなり、工業的には有利とは言い難くな
る。
に溶媒を用いることができ、該溶媒としては反応を阻害
するものでなければ特に限定されることはなく、例えば
トルエン、キシレン、メチルナフタレン、テトラヒドロ
ナフタレンなどの芳香族炭化水素類;ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタンなどの脂肪族炭化水素類;ジエチルエーテ
ル、ジイソプロピルエーテル、tert- ブチルメチルエー
テル、テトロヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリ
コールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルなどのエーテル系溶媒;1,2-ジクロロエタ
ン、クロロベンゼンなどのハロゲン系溶媒;あるいはこ
れらの混合物などが用いられる。これら溶媒は本発明の
実施態様(例えばホルムアルデヒドの性状、形状、化合
物の溶解性等)あるいは反応温度などによって使い分け
ることもでき、後記の反応方法の説明にあるように、例
えば式(I)の化合物と式(II)の化合物との反応はエ
ーテル系の溶媒が好まれ、一方その後のホルムアルデヒ
ドとの反応では例えばキシレンなどの芳香族炭化水素類
が好んで用いられる。溶媒の使用量は特に限定はない。
通常は式(I)の化合物1モルに対して0.2〜50リット
ル、好ましくは0.5 〜20リットルの溶媒が使用される。
ば式(I)の化合物と式(II)の化合物との反応は0〜
60℃、好ましくは15〜45℃で実施され、その後のホルム
アルデヒドとの反応では50〜 200℃、好ましくは80〜 1
50℃の範囲で実施される。固体のパラホルムアルデヒド
を使用する場合、パラルムアルデヒドがある程度分解し
やすい程度の温度が好ましい。
化合物、ホルムアルデヒド、第三級アミン化合物、およ
び溶媒の種類や使用量、あるいは反応温度または後記反
応方法などにより異なるが、通常5分〜10時間である。
例えば、式(I)の化合物と式(II)の化合物との反応
では、好ましくは0.5 時間〜5時間であり、その後のホ
ルムアルデヒドとの反応は10分〜5時間が好ましい。ま
た、ホルムアルデヒドの添加方法を変化させることで式
(I)の化合物の転化率を制御することもでき、比較的
高い反応温度が使用されるときは、ホルムアルデヒドを
数回に分割して添加すると比較的短時間のうちに良好な
結果を得る場合もある。
(I)の化合物と式(II)の化合物を反応させた後、第
三級アミン化合物を加え、ホルムアルデヒドを反応させ
るのが一般的であるが、全ての反応資材を同時に仕込
み、その後所定の反応温度で反応させることも可能であ
る。
アルデヒド誘導体を得ることができる。一般に、上記反
応終了後に水を加えて処理し、次いで通常の手段を用い
て、目的物を単離・精製することができる。この加水処
理は、例えば酢酸、トリフルオロ酢酸などの有機酸;あ
るいは硫酸、塩酸などの無機酸を添加して酸性で実施す
る場合があり、室温あるいは加熱下に実施してもよい。
表わされるアルデヒド誘導体を従来方法に比較してより
高い選択率、収率で得ることができる。更に、本発明で
得られるアルデヒド誘導体は医薬品として有用な化合物
(PCT/WO92/09279号参照)の中間体であり、例えば本発
明方法を用いて得られた目的物をWO92/09279号に記載の
方法に従って、例えば2−(3−シアノ−4−イソフチ
ルオキシフェニル)−4−メチル−5−チアゾ−ルカル
ボン酸等の2−アリ−ルチアゾ−ル誘導体へと変換する
ことにより該有用医薬品を収率良く、効率的に、高純度
で製造することを可能にするものである。
る。
ドロキシフェニル)- 4−メチル- 5- チアゾールカル
ボン酸エチルエステルの製造
4−メチル- 5- チアゾールカルボン酸エチルエステル
2.05 gを、モレキュラーシーブで乾燥させたターシャリ
ーブチルメチルエーテル35 ml に加え、室温にて撹拌
し、これにエチルマグネシウムブロミド1.14 gを加え
た。30℃にて1.5hrs. 撹拌した後、溶媒を減圧にて乾固
した。窒素雰囲気下常圧にもどし、これにモレキュラー
シーブで乾燥させたキシレン35 ml を加え、撹拌しなが
ら、N-メチルピペリジン1.16 gと粒状パラホルムアルデ
ヒド(95%)0.99 g を添加した。その後、内温110 ℃にて
2時間加熱撹拌した。冷却後、6N-HCl 5 ml を加えて撹
拌し、水45 ml と酢酸エチル 100 ml(50 mlx 2 回) で
抽出した。有機相を2 回飽和食塩水で洗浄後、ボーショ
ー乾燥した後、濾過し、酢酸エチル相を全量ほぼ200 ml
とした。
準物質としてp-ヒドロキシアセトフェノンの約5 mgを精
秤添加し、液体クロマログラフィーの試料とした。転化
した2- (4- ヒドロキシフェニル)- 4−メチル- 5
- チアゾールカルボン酸エチルエステル、目的物である
2- (3- ホルミル- 4- ヒドロキシフェニル)- 4−
メチル- 5- チアゾールカルボン酸エチルエステルの液
体クロマログラフィーによる定量は下記液体クロマログ
ラフィー測定条件で実施した。原料転化率(転化率
(%))、目的物収率(収率(%))などの結果を表1
に記載した。 液体クロマログラフィー測定条件; 使用カラム;資生堂製CAPCELPAKTM SG 5μm, 4.6 mm φ
x 250 mm 溶離液 ;アセトニトリル/ 水=60/40, 1.0 ml/min. 検出方法 ;紫外線吸光検出器, 225 nm 測定温度;30℃ 目的物(2- (3- ホルミル- 4- ヒドロキシフェニ
ル)- 4−メチル- 5-チアゾールカルボン酸エチルエ
ステル)の物性デ−タ;1 H−NMR(δ ppm (CDCl3 ) ):1.40 (3H, t) 2.
78 (3H, s) 4.37(2H, q) 7.08 (1H, d) 8.08 (1H,d.
d)8.25(1H, d) 9.99 (1H, s) 11.26 (1H, s). IR(cm-1):3300〜3100, 1719, 1698, 1665, 1655,
1619, 1266, 1098. m.p.(示差走査熱量測定):115 ℃.
ドロキシフェニル)- 4−メチル- 5- チアゾールカル
ボン酸エチルエステルの製造 実施例1において、エチルマグネシウムブロミドの使用
量を1.04 gにする以外は全く同様に実施した。実施例1
と同様に、原料転化率、目的物収率などを表1に示し
た。
ル- 4- ヒドロキシフェニル)-4−メチル- 5- チア
ゾールカルボン酸エチルエステルの製造 実施例2において、キシレンの代わりに1,2-ジクロロエ
タンを、またN-メチルピペリジンの使用量を表1記載の
内容で使用した。実施例2と同様に、原料転化率、目的
物収率などを表1に示した。
ドロキシフェニル)- 4−メチル- 5- チアゾールカル
ボン酸エチルエステルの製造 実施例2において、粒状パラホルムアルデヒド(95%) の
代わりに粉末状パラホルムアルデヒド(95%) を使用し
た。実施例2と同様に、原料転化率、目的物収率などを
表1に示した。
ドロキシフェニル)- 4−メチル- 5- チアゾールカル
ボン酸エチルエステルの製造 実施例1の(1)において、ホルムアルデヒドの添加量
・回数およびその後の反応温度・時間を、まず粒状パラ
ホルムアルデヒド(95%)0.74 g を添加し、その後、内温
110 ℃にて30分加熱攪拌し、次いで粒状パラホルムア
ルデヒド(95%)をさらに0.245 g 追加して1. 5時間加
熱撹拌いたこと、以外は全く同様に実施した。実施例1
と同様に、原料転化率、目的物収率などを表1に示し
た。
ドロキシフェニル)- 4−メチル- 5- チアゾールカル
ボン酸エチルエステルの製造 実施例2において、粒状パラホルムアルデヒドとの反応
を窒素気流下で実施した。実施例2と同様に、原料転化
率、目的物収率などを表1に示した。
ドロキシフェニル)- 4−メチル- 5- チアゾールカル
ボン酸エチルエステルの製造 実施例8において、粒状パラホルムアルデヒドとの反応
を内温125 ℃で実施した。実施例8と同様に、原料転化
率、目的物収率などを表1に示した。
ヒドロキシフェニル)- 4−メチル- 5- チアゾールカ
ルボン酸エチルエステルの製造 実施例9において、粒状パラホルムアルデヒド(95%) を
1.48 g使用して実施した。実施例9と同様に、原料転化
率、目的物収率などを表1に示した。
ヒドロキシフェニル)- 4−メチル- 5- チアゾールカ
ルボン酸エチルエステルの製造 実施例1の(1)において、エチルマグネシウムブロ
ミド1.04 gを用いたこと、内温125 ℃にて窒素気流下
に加熱攪拌したこと、この間粒状パラホルムアルデヒ
ド(95%) をさらに0.245 g ずつ2回にわたって追加した
こと、以外は全く同様に実施した。また、残りの酢酸エ
チル溶液を減圧にて濃縮し、2.21 g(69%) の固体を得
た。
フィーにて分離して、1.57 gの目的物(2- (3- ホル
ミル- 4- ヒドロキシフェニル)- 4−メチル- 5- チ
アゾールカルボン酸エチルエステル)と、0.16 g(7.8%)
の回収原料(2- (4- ヒドロキシフェニル)- 4−メ
チル- 5- チアゾールカルボン酸エチルエステル)を得
た。これらの構造は核磁気共鳴スペクトルにて確認し
た。実施例1と同様に、原料転化率、目的物収率などを
表1に示した。
ヒドロキシフェニル)- 4−メチル- 5- チアゾールカ
ルボン酸エチルエステルの製造 実施例11において、粒状パラホルムアルデヒドとの反
応時間を30分とした。実施例1と同様に、原料転化
率、目的物収率などを表1に示した。
ヒドロキシフェニル)- 4−メチル- 5- チアゾールカ
ルボン酸エチルエステルの製造 実施例1の(1)において、エチルマグネシウムブロ
ミド1.25 gを用いたこと、内温125 ℃にて加熱撹拌し
たこと、以外は全く同様に実施した。実施例1と同様
に、原料転化率、目的物収率などを表1に示した。
ヒドロキシフェニル)- 4−メチル- 5- チアゾールカ
ルボン酸エチルエステルの製造 実施例13において、エチルマグネシウムブロミドの使
用量を0.83 gとする以外は全く同様に実施した。実施例
13と同様に、原料転化率、目的物収率などを表1に示
した。
ルミル- 4- ヒドロキシフェニル)- 4−メチル- 5-
チアゾールカルボン酸エチルエステルの製造 実施例1と同様に、表1に記載したような各種反応条件
(マグネシウム化合物の種類、第三級アミン化合物の種
類、反応温度など)で反応させた。実施例1と同様に、
原料転化率、目的物収率などを表1に示した。
Claims (4)
- 【請求項1】 下記式(I) 【化1】 [式中、R1 およびR2 は、同一または異なって、水素
原子または炭素数1〜6の低級アルキル基を表す。]で
表されるフェノール誘導体と、下記式(II) R3MgX ・・・・・・(II) [式中、R3 は炭素数1〜6の低級アルキル基であり、
Xはハロゲン原子を表す。]で表されるマグネシウム化
合物と、ホルムアルデヒドとを、第三級アミン化合物の
存在下に反応させることを特徴とする下記式(III) 【化2】 [式中、R1 およびR2 は式(I)の定義に同じであ
る。]で表わされるアルデヒド誘導体の製造方法。 - 【請求項2】 R1 がメチル基またはエチル基であり、
R2 がメチル基である請求項1記載のアルデヒド誘導体
の製造方法。 - 【請求項3】 R1 がエチル基であり、R2 がメチル基
である請求項1記載のアルデヒド誘導体の製造方法。 - 【請求項4】 R3 がエチル基である請求項1〜3のい
ずれか1項記載のアルデヒド誘導体の製造方法。
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JPH09188670A true JPH09188670A (ja) | 1997-07-22 |
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WO2011031409A1 (en) | 2009-09-10 | 2011-03-17 | Teva Pharmaceutical Industries Ltd. | Processes for preparing febuxostat |
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