JPH0656731A - ジメチルスルホキシドを用いたアルデヒド誘導体の製造方法 - Google Patents

ジメチルスルホキシドを用いたアルデヒド誘導体の製造方法

Info

Publication number
JPH0656731A
JPH0656731A JP4211503A JP21150392A JPH0656731A JP H0656731 A JPH0656731 A JP H0656731A JP 4211503 A JP4211503 A JP 4211503A JP 21150392 A JP21150392 A JP 21150392A JP H0656731 A JPH0656731 A JP H0656731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
compound
represented
dimethyl sulfoxide
halogen atom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4211503A
Other languages
English (en)
Inventor
Shizuo Azuma
静男 東
Toshiyuki Hiramatsu
俊行 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP4211503A priority Critical patent/JPH0656731A/ja
Publication of JPH0656731A publication Critical patent/JPH0656731A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 2―ホルミル―フェノール誘導体の高収率製
造法。 【構成】 〔Rは水素原子、ヒドロキシ基、炭素数1〜5のアル
キル基またはアルコキシ基、ハロゲン原子および/また
はCFで置換されていてもよいフェニル基又はフェノ
キシ基、ハロゲン原子、又は−N(R)(R)(こ
こでR,Rは水素原子あるいは炭素数1〜5のアル
キル基である。);Rは炭素数1〜10のアルキル
基;X′はハロゲン原子である。〕の反応において、ジ
メチルスルホキシドを共存させることにより収率良く製
造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルデヒド誘導体の新規
な製法に関するものである。更に詳しくは、本発明は広
葉雑草および/または細葉雑草に対して優れた除草活性
を有するオキシム誘導体の製造において重要な中間体で
あるアルデヒド誘導体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フェノール類をホルミル化してア
ルデヒド類を製造する方法としては以下のような方法が
知られている。
【0003】(i)ガッターマン法;塩化アルミニウム
や塩化亜鉛を触媒として用い、フェノール類にシアン化
水素を反応させるか、あるいはシアン化亜鉛と塩化水素
を反応させることによりアルデヒド類を製造する方法
(Org. React.,9巻,37頁,1957年)。
【0004】(ii)ガッターマン―コッホ法;塩化アル
ミニウムと塩化銅の存在下一酸化炭素と塩化水素を作用
させてアルデヒド類を製造する方法(J. Amer. Chem. S
oc.,91 巻,4606頁,1969年)。
【0005】(iii )フッ化ホルミルと三フッ化ホウ素
を用いる方法(J. Amer. Chem. Soc., 82 巻,2380頁,
1960年)。
【0006】(iv)ジクロロメチルアルキルエーテルあ
るいはオルトギ酸エステルを用いる方法;ジクロロメチ
ルアルキルエーテルあるいはオルトギ酸エステルを四塩
化チタンや塩化アルミニウムの存在下に反応させ、つい
で加水分解させてアルデヒド類を製造する方法(Chem.
Ber., 93巻,88頁,1960年)。
【0007】(v)ビルスマイヤー反応;オキシ塩化リ
ンや塩化チオニルをN―置換ホルムアミド類と反応させ
て得られる化合物を反応させて、アルデヒド類を製造す
る方法(Org. Synth., 3巻,98頁、1955年)。
【0008】(vi)ライマー―チーマン反応;アルカリ
の存在下、クロロホルム、ブロモホルム、トリクロロ酢
酸などを反応させてアルデヒド類を製造する方法(Be
r., 9巻,423 頁,1876年)。
【0009】(vii )ダフ反応;ホウ酸グリセリンエス
テルあるいは酢酸、トリフルオロ酢酸の存在下、ヘキサ
メチレンテトラミンを反応させてアルデヒド類を製造す
る方法(J. Chem., Soc., 276 頁,1945年)。
【0010】しかしながら、方法(i),(ii),(i
v)及び(vi)では毒性のある原料を用いることになり
工業的に有利であるとはいえない。また、方法(iii
),(iv)では原料が高価である場合があり、これも
工業的には適当な方法とはいえない。更に方法(v)で
は腐蝕性の強い原料を用いなければならず、この場合も
工業的に装置が高価となる。
【0011】一方、これらの方法を式(I)の化合物に
対して用いた場合、目的とする式(III )の化合物は全
く得られないか、あるいは極めて低収率でしか得られな
い。例えば(iv)の方法で、ヘキサメチレンテトラミン
と式(I)の化合物を反応させた場合、式(III )の化
合物の収率は高々15%程度でしかない。
【0012】(viii)フェノキシマグネシウムブロミド
とパラホルムアルデヒドによる方法;最近、一部のフェ
ノール類をエチルマグネシウムブロミドとパラホルムア
ルデヒドをヘキサメチルリン酸トリアミドの存在下に反
応させ、高周率で目的とする芳香族アルデヒド類を合成
する方法が報告されている(J. Chem. Soc. Perkin I,
318 頁、1978年)。しかしながら、この文献では式(I
I)の化合物を式(I)の化合物に対して等モル使用し
ており、かつ該参考文献によれば、中間に形成されるフ
ェノキシマグネシウムブロミドとヘキサメチルリン酸ト
リアミドとの比率が1:1になる時、最良の結果を与
え、その比率が1:0.5になると目的物の収率が10
%以下にまで低下し、また、その比率が1:2になると
フェノキシマグネシウムブロミドの転化率が70%以下
になってしまうのみならず、目的物の収率が60%以下
になってしまう。また、その時の反応時間も24時間と
非常に長時間を要する。また使用溶媒もベンゼンを用い
ており、特定化学物質の指定を受けているこのような溶
媒を使用することは好ましくない。
【0013】
【発明の目的】そこで、本発明者らは、式(III )で表
わされるアルデヒド誘導体を収率よく得ることを目的と
してその製造方法を検討した結果、従来の製造方法に比
較してアルデヒド誘導体を収率よく得る新規な製造方法
を見出し本発明に到達した。
【0014】
【発明の構成】すなわち、本発明は下記式(I)
【0015】
【化7】
【0016】[ここでR1 は以下のものである。 (i) 水素原子 (ii) ヒドロキシ基 (iii )炭素数1〜5のアルキル基またはアルコキシ基 (iv) ハロゲン原子および/またはCF3 で置換され
ていてもよいフェニル基又はフェノキシ基 (v) ハロゲン原子 (vi) ―N(R2 )(R3 )(ここでR2 ,R3 は同
一もしくは異なり、水素原子あるいは炭素数1〜5のア
ルキル基である。)で表わされる基]で表わされるフェ
ノール誘導体と、下記式(II)
【0017】
【化8】
【0018】[ここで、R4 は炭素数1〜10のアルキ
ル基であり、X′はハロゲン原子である。]で表わされ
るマグネシウム化合物とホルムアルデヒドとを、ジメチ
ルスルホキシドの存在下反応させることを特徴とする、
下記式(III )
【0019】
【化9】
【0020】[ここでR1 は式(I)の定義に同じであ
る。]で表わされるアルデヒド誘導体の製造方法であ
る。
【0021】以下、本発明について詳細に説明する。
【0022】本発明で用いられる上記式(I)におい
て、R1 は水素原子、ヒドロキシ基、炭素数1〜5のア
ルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ基、ハロゲン原
子、ハロゲン原子および/またはCF3 で置換されてい
てもよいフェニル基またはフェノキシ基あるいは―N
(R2 )(R3 )(ここでR2 ,R3 は同一もしくは異
なり、水素原子あるいは炭素数1〜5のアルキル基であ
る)で表わされる基である。
【0023】ここで、炭素数1〜5のアルキル基は直鎖
状であっても分岐鎖状であってもよく、例えばメチル、
エチル、n―プロピル、iso―プロピル、n―ブチ
ル、sec―ブチル、iso―ブチル、t―ブチル、n
―ペンチル等である。炭素数1〜5のアルコキシ基は直
鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、例えばメトキ
シ、エトキシ、n―プロポキシ、iso―プロポキシ、
n―ブトキシ、sec―ブトキシ、iso―ブトキシ、
t―ブトキシ、n―ペンチルオキシ等である。
【0024】ハロゲン原子あるいはハロゲン原子および
/またはCF3 で置換されていてもよいフェニル基また
はフェノキシ基のハロゲン原子は例えばフッ素、塩素あ
るいは臭素等である。
【0025】上記式(II)においてR4 は炭素数1〜1
0のアルキル基であり、該アルキル基は直鎖状であって
も、分岐鎖状であってもよく、直鎖状あるいは分岐鎖状
のアルキル基としてはメチル、エチル、n―プロピル、
iso―プロピル、n―ブチル、sec―ブチル、is
o―ブチル、t―ブチル、n―ペンチル、n―ヘキシ
ル、n―ヘプチル、n―オクチル等であり、メチル、エ
チル、n―ブチル、n―ペンチル、n―ヘキシル、n―
ヘプチル、n―オクチル等が好まれ、工業的にはメチ
ル、エチル、n―プロピル等が特に好んで用いられる。
【0026】また、X′はハロゲンであり、塩素、臭
素、ヨウ素等が例示でき、特に塩素、臭素が好ましい。
【0027】上記式(IV)(V)および(VI)におい
て、XおよびYは同一もしくは異なり、それぞれ水素原
子、ハロゲン原子またはCF3 である。
【0028】ハロゲン原子は例えばフッ素、塩素あるい
は臭素等である。
【0029】上記式(IV),(V)および(VI)におい
て、XおよびYの少くとも1つはハロゲン原子または―
CF3 であることが好ましく、XがCF3 であり、Yが
ハロゲン原子であることが特に好ましい。
【0030】本発明に用いられるホルムアルデヒドはそ
の合成法等により限定されるものではなく、市販品を使
用してもよく、ガス状、溶液状のホルムアルデヒドや固
体のパラホルムアルデヒドを用いることができるが、水
の存在はよい結果を与えない。通常パラホルムアルデヒ
ドを用いる場合が多い。また、ホルムアルデヒドの使用
量は式(I)の化合物に対して2モル倍以上あればよい
が、一般に2〜20モル倍、好ましくは2.05〜10
モル倍のホルムアルデヒドが使用される。
【0031】本発明にはジメチルスルホキシドが共存す
ることが必要であるが、本発明において使用されるジメ
チルスルホキシドとしては市販品をそのまま使用しても
よく、また脱水剤等で脱水しても使用できる。
【0032】本発明におけるこれらジメチルスルホキシ
ドの使用量は式(I)の化合物に対して0.2〜20モ
ル倍、好ましくは0.5〜10モル倍の範囲である。そ
の使用量が少ない時には式(I)の化合物は転化消失す
るが、目的物である式(III)の化合物の収率が低下す
る。すなわち選択率が低下する。また使用量が多すぎる
と反応速度が遅くなり、工業的に有利とは言い難くな
る。
【0033】また、本発明においては、反応を円滑に進
めるために溶媒を用いることができ、該溶媒としては反
応を阻害するものでなければ何でもよく例えば、トルエ
ン、キシレン、メチルナフタリン、テトラヒドロナフタ
リン等の芳香族炭化水素類、エチルエーテル、エチレン
グリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエ
チルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、
ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、
四塩化炭素、クロロホルム、1,2―ジクロルエタンな
どのハロゲン系溶媒、あるいはこれらの混合物などが用
いられ使用される反応温度などにより適時選択される
が、トルエン、キシレン等が特に好ましい。溶媒を使用
する場合には、その使用量は特に限定はないが、通常、
式(I)の化合物1モルに対して0.5〜50リット
ル、好ましくは1.0〜20リットルの溶媒が使用され
る。
【0034】反応温度は場合により、また反応のやり方
によってそれぞれ異なるが、20〜200℃、好ましく
は40〜170℃、更に好ましくは50〜150℃の範
囲が選ばれる。反応温度が低すぎると反応時間が長くな
り、また高すぎると目的物である式(III )の化合物の
収率が低下する傾向にある。
【0035】反応時間は式(I)の化合物の反応性や式
(II)の化合物、ホルムアルデヒド、ジメチルスルホキ
シド、溶媒に使用量や、反応温度により異なるが、0.
01〜20時間、好ましくは0.02〜15時間であ
る。
【0036】更に、本発明において使用される式(II)
の化合物の量は、式(I)の化合物に対して等モルあれ
ば十分であるが、反応条件によっても異なるが、通常
0.05〜5モル倍、好ましくは0.1〜4モル倍、更
に好ましくは0.2〜2モル倍の範囲で使用される。
【0037】本発明の反応方法としては、まずあらかじ
め式(I)の化合物と式(II)の化合物を反応させた
後、ジメチルスルホキシドを加え、ホルムアルデヒドを
反応させてもよく、また、全ての反応試剤を同時に仕込
み、その後、所定の反応温度で行ってもよい。
【0038】更に反応終了後は、水を加えて処理する
が、この時酸性で処理する場合があり、その時酢酸、ト
リフルオロ酢酸等の有機酸あるいは、硫酸、塩酸等の無
機酸を添加してもよい。加水処理は室温あるいは加熱し
て行なってもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、式(III )
で表わされるアルデヒド誘導体を従来方法に比較してよ
り高い収率で、より高い選択率で得られることができ
る。更に、本発明で得られるアルデヒド誘導体は、広葉
雑草および/または細葉雑草に対して優れた除草活性を
有するオキシム誘導体(PCT/WO90/01874
号参照)の中間体であり、本発明方法を用いることによ
り最終物質であるオキシム誘導体を収率よく、効率的に
製造することが可能となる。
【0040】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明を記述する。
【0041】
【実施例1】エチルマグネシウムブロマイド2.28g
にキシレン70mlを加えて攪拌し、これに3―(2―ク
ロロ―4―トリフルオロメチルフェノキシ)フェノール
4.5gを室温にて加えた。その後、ジメチルスルホキ
シド2.43gとパラホルムアルデヒド1.4gを加え
て100℃にて0.5時間加熱攪拌した。反応混合物を
室温まで冷却し、水5mlと濃塩酸5mlを加えて10分間
攪拌し水相を分離した。有機相を更に水10mlで洗った
後水相を分離し、有機相をアスピレータ減圧下に濃縮し
残渣を液体クロマトグラムにより定量分析した。
【0042】用いたカラムはGLサイエンス社製イナー
トシルODS―2であり、溶離液はアセトニトリル/水
=70/30(容量比)、0.8ml/min 、検出器は紫
外線吸光検出器(UV=225nm)を用いた。また、
内部標準物質としてフルオランテンを使用した。その定
量分析結果を表―1に示す。
【0043】更に、分析済みの残渣をカラムクロマトグ
ラム分離し、目的物の収量が液体クロマトグラム定量分
析の結果と一致することを確認すると共に核磁気共鳴ス
ペクトルおよび赤外吸収スペクトル分析することにより
生成物の構造を確認した。生成物の核磁気共鳴スペクト
ルおよび赤外吸収スペクトルを表―3に記載した。
【0044】また、表―1で用いる転化率、収率、選択
率の用語は下記式で表わされるものを意味する。
【0045】
【数1】
【0046】
【実施例2〜8、23】実施例1において使用するエチ
ルマグネシウムブロマイド、ジメチルスルホキシド、パ
ラホルムアルデヒドの量、溶媒の種類や量および反応温
度、反応時間を表―1に記載の如き条件を用いる以外は
実施例1と全く同様に反応および後処理した。
【0047】実施例1に示したように液体クロマトグラ
ムにより定量分析をした結果を表―1に示す。
【0048】
【実施例9】実施例1において使用するエチルマグネシ
ウムブロマイドの代わりにエチルマグネシウムクロライ
ドを表―1に記載の量用い、ジメチルスルホキシド、パ
ラホルムアルデヒドの量、溶媒の種類や量および反応温
度、反応時間を表―1に記載の如き条件を用いる以外は
実施例1と全く同様に反応および後処理した。
【0049】実施例1に示したように液体クロマトグラ
ムにより定量分析をした結果を表―1に示す。
【0050】
【実施例10〜22】実施例1において使用する原料
(式―(I)の化合物)、グリニヤー試薬(式―(II)
の化合物)、ジメチルスルホキシド、パラホルムアルデ
ヒドの種類や量を表―2に記載の物を用い、表―2に記
載の溶媒を実施例1と同じ容量用い、更に表―2に記載
の如くの反応温度、反応時間等の条件を用いる以外は実
施例1と全く同様に反応および後処理した。
【0051】得られた反応混合物からシリカゲルカラム
クロマトグラムによりベンゼンを展開溶媒として目的と
するアルデヒド体(式―(III )の化合物)を分離精製
した。結果を表―2に記載した。ここで、転化率、収
率、選択率の用語は前述の如くである。また、得られた
生成物の核磁気共鳴スペクトルおよび赤外吸収スペクト
ル分析し、その結果を表―3に合わせて記載した。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
【表3】
【0055】
【表4】
【0056】
【表5】
【0057】
【表6】
【0058】
【表7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 47/57 7457−4H 47/575 7457−4H 221/00 7457−4H 223/06 7457−4H // C07B 61/00 300

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(I) 【化1】 [ここでR1 は以下のものである。 (i) 水素原子 (ii) ヒドロキシ基 (iii )炭素数1〜5のアルキル基またはアルコキシ基 (iv) ハロゲン原子および/またはCF3 で置換され
    ていてもよいフェニル基又はフェノキシ基 (v) ハロゲン原子 (vi) ―N(R2 )(R3 )(ここでR2 ,R3 は同
    一もしくは異なり、水素原子あるいは炭素数1〜5のア
    ルキル基である。)で表わされる基]で表わされるフェ
    ノール誘導体と、下記式(II) 【化2】 [ここで、R4 は炭素数1〜10のアルキル基であり、
    X′はハロゲン原子である。]で表わされるマグネシウ
    ム化合物とホルムアルデヒドとを、ジメチルスルホキシ
    ドの存在下反応させることを特徴とする、下記式(III
    ) 【化3】 [ここでR1 は式(I)の定義に同じである。]で表わ
    されるアルデヒド誘導体の製造方法。
  2. 【請求項2】 式(I)の化合物が下記式(IV) 【化4】 [ここで、XおよびYは同一もしくは異なり、水素原
    子、ハロゲン原子、またはCF3 である。]で表わされ
    る化合物である請求項1記載のアルデヒド誘導体の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 式(I)の化合物が下記式(V) 【化5】 [ここで、XおよびYは式(IV)の定義に同じであ
    る。]で表わされる化合物であり、式(III )の化合物
    が下記式(VI) 【化6】 [ここで、XおよびYは式(IV)の定義に同じであ
    る。]で表わされる化合物である請求項1記載のアルデ
    ヒド誘導体の製造方法。
JP4211503A 1992-08-07 1992-08-07 ジメチルスルホキシドを用いたアルデヒド誘導体の製造方法 Pending JPH0656731A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4211503A JPH0656731A (ja) 1992-08-07 1992-08-07 ジメチルスルホキシドを用いたアルデヒド誘導体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4211503A JPH0656731A (ja) 1992-08-07 1992-08-07 ジメチルスルホキシドを用いたアルデヒド誘導体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0656731A true JPH0656731A (ja) 1994-03-01

Family

ID=16607020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4211503A Pending JPH0656731A (ja) 1992-08-07 1992-08-07 ジメチルスルホキシドを用いたアルデヒド誘導体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0656731A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013199455A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Nippon Zeon Co Ltd 2,5−ジヒドロキシベンズアルデヒド化合物の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013199455A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Nippon Zeon Co Ltd 2,5−ジヒドロキシベンズアルデヒド化合物の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20110213185A1 (en) Manufacture of gamma-delta-unsaturated ketones
Shaw et al. Nucleophilic aromatic substitution reactions of unactivated aryl chlorides with methoxide ion in hexamethylphosphoramide
US6811832B2 (en) Ortho substituted benzaldehydes, preparation thereof and use thereof
MacNeil et al. Regiospecific syn addition of (polyfluoroaryl) copper reagents to fluorinated acetylenes: preparation and subsequent functionalization of internal vinylcopper reagents
JPH09192493A (ja) ビス(オキサラト)ボレート
KR100394877B1 (ko) 트리플루오로메틸화유기화합물을합성하기위한새로운중간체
EP0168175B1 (en) Preparation of tamoxifen
JPH0656731A (ja) ジメチルスルホキシドを用いたアルデヒド誘導体の製造方法
CA2104069C (en) Chemical process for the preparation of 2-hydroxyaryladehyde
JPH0656732A (ja) アミンを用いたアルデヒド誘導体の製造方法
HU210299B (en) Method for the preparation of-2-hydroxy-(optionally substituted)-phenyl-aldehydes
JPS63201144A (ja) トリアルコキシベンズアルデヒドの製造方法
JPH0687783A (ja) リン化合物あるいはアミド化合物を用いたアルデヒド誘導体の製造方法
JPH0632758A (ja) アルデヒド誘導体の製造方法
JP3836177B2 (ja) アルデヒド誘導体の製造方法
Raasch 2, 2, 4, 4-Tetrakis (trifluoromethyl)-and 2, 4-bis (hexafluoroisopropylidene)-1, 3-diselenetane
EP0073447B1 (en) Process for producing 1-(p-prenylphenyl)ethanol
JPS6358812B2 (ja)
JP4403369B2 (ja) フルオロフェノール誘導体の製造方法
JP3503150B2 (ja) 4−フェニル−1−ブテン類の製造法
HU180441B (en) Process for preparing 3-phenoxy-benzene derivatives
JPH03169833A (ja) 2―ヒドロキシ―4―(2′―ヒドロキシエトキシ)―フエニルアリールケトンの製法
Reeves et al. The Phase Transfer Catalysed Preparation of 2-Methyl-2-Trichloromethyl-3-Phenyloxirane
JP2003104928A (ja) ヒドロキシアセトフェノン類の製造方法
EP0309340B1 (fr) Nouveaux dérivés du nonatriène-1,3,5, leur préparation et leur emploi