JPH09188227A - ウォッシャポンプ - Google Patents

ウォッシャポンプ

Info

Publication number
JPH09188227A
JPH09188227A JP8004196A JP419696A JPH09188227A JP H09188227 A JPH09188227 A JP H09188227A JP 8004196 A JP8004196 A JP 8004196A JP 419696 A JP419696 A JP 419696A JP H09188227 A JPH09188227 A JP H09188227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
valve
valve body
washer liquid
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8004196A
Other languages
English (en)
Inventor
Junpei Yamauchi
内 淳 平 山
Kazuhiko Nagai
井 和 彦 永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jidosha Denki Kogyo KK filed Critical Jidosha Denki Kogyo KK
Priority to JP8004196A priority Critical patent/JPH09188227A/ja
Priority to US08/834,526 priority patent/US5934872A/en
Priority to EP97105804A priority patent/EP0870656A1/en
Publication of JPH09188227A publication Critical patent/JPH09188227A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/46Cleaning windscreens, windows or optical devices using liquid; Windscreen washers
    • B60S1/48Liquid supply therefor
    • B60S1/481Liquid supply therefor the operation of at least part of the liquid supply being controlled by electric means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D15/00Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or systems
    • F04D15/0005Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or systems by using valves
    • F04D15/0016Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or systems by using valves mixing-reversing- or deviation valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/42Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps
    • F04D29/44Fluid-guiding means, e.g. diffusers
    • F04D29/46Fluid-guiding means, e.g. diffusers adjustable
    • F04D29/48Fluid-guiding means, e.g. diffusers adjustable for unidirectional fluid flow in reversible pumps
    • F04D29/486Fluid-guiding means, e.g. diffusers adjustable for unidirectional fluid flow in reversible pumps especially adapted for liquid pumps

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車に搭載した場合、ウォッシャ液の吐出
方向の切換えを確実かつ迅速に行い、フロント,リアの
いずれか一方のウインドに対して、他方に液漏れを生じ
させずにウォッシャ液を送給し、かつ、配置の自由度を
増大させる。 【解決手段】 ポンプ本体2の2つのウォッシャ液送給
管23と連通する2つのウォッシャ液導通管33と、2
つのウォッシャ液吐出管34と、2つのウォッシャ液導
通管33の各端部に位置して対向する2つの弁座35
と、弁座35間に設けられて圧力の低い方の弁座35B
を閉塞して圧力の高い方の弁座35Aを開放する弁体4
を有するバルブ機構3を備え、弁体4の弾性変形部54
を有する2つのダイヤフラム5,5同士を連結し、一方
の中心部を一方の弁座35Aに当接離間する一方側シー
ル部53Aとしかつ他方の中心部を他方の弁座35Bに
当接離間する他方側シール部53Bとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車に搭
載されてウォッシャタンク内のウォッシャ液をフロント
ウインドおよびリアウインドの双方に選択的に送給する
のに利用されるウォッシャポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記したウォッシャポンプとして
は、例えば、図9および10に示すものがあり、図に示
すように、このウォッシャポンプ101は、正逆回転可
能なモータ102を収納するモータ室111と、図外の
ウォッシャタンクに連通するウォッシャ液吸入管112
と、このウォッシャ液吸入管112と連通しかつモータ
102の出力軸102aに固定したインペラ103を収
納するポンプ室113と、このポンプ室113と連通す
る2つのウォッシャ液送給管114A,114Bを一体
で有するポンプケース110を備えている。
【0003】このポンプケース110には、モータ室1
11,ウォッシャ液吸入管112,ポンプ室113およ
び2つのウォッシャ液送給管114A,114Bのほか
に、2つのウォッシャ液送給管114A,114Bとそ
れぞれ連通する2つのウォッシャ液吐出管115A,1
15Bと、2つのウォッシャ液送給管114A,114
Bおよび2つのウォッシャ液吐出管115A,115B
の間に各々位置して相対向する2つの弁座116A,1
16Bが一体で形成してあり、2つの弁座116A,1
16Bの間には、弁座116A,116Bの間の空間を
一方の弁座116A側と他方の弁座116B側とに仕切
る弾性膜104が設けてある。
【0004】このウォッシャポンプ101では、モータ
102の作動によるインペラ103の正逆いずれかの方
向の回転により、2つのウォッシャ液送給管114A,
114Bを通してポンプ室113から弾性膜104で仕
切られた一方の弁座116A側の空間および他方の弁座
116B側の空間にウォッシャ液を圧力差をもって送給
し、2つのウォッシャ液送給管114A,114Bのう
ちの圧力の低い方と連通する側の弁座116A(あるい
は弁座116B)を弾性膜104によって閉塞すること
により、圧力の高い方と連通する側の弁座116B(あ
るいは弁座116A)を開放して、この弁座116B
(あるいは弁座116A)と連通するウォッシャ液吐出
管115B(あるいはウォッシャ液吐出管115A)か
らウォッシャ液を吐出させるようになっている。(特公
平5−49840号)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のウォッシャポンプ101にあっては、2つのウォッ
シャ液送給管114A,114Bの圧力差により、弾性
膜104の中心部分をその弾性力に抗して圧力の低い方
のウォッシャ液送給管114A(あるいはウォッシャ液
送給管114B)と連通する弁座116A(あるいは弁
座116B)側に移動させてこれを閉塞することによ
り、ウォッシャ液を吐出させるウォッシャ液吐出管11
5A,115Bの切換えを行うようにしていることか
ら、弾性膜104の弾性力の分だけ、弾性膜104の中
心部分が圧力の低い方の弁座側に移動する力(切換え
力)および閉塞状態を維持する力(シール力)が弱いも
のとなるうえ、弾性膜104がその中心部分の移動によ
り伸びる分だけ、有効受圧面積が減り、ウォッシャ液吐
出管115A,115Bの切換えが確実になされなかっ
たり、切換えに多くの時間がかかったり、さらには、閉
塞されるべきウォッシャ液吐出管から液漏れが生じたり
する可能性があるうえ、高粘度ウォッシャ液の使用時
や、低温時、あるいは、モータ102へ電源を供給する
バッテリーの電圧降下時には、弾性膜104の中心部分
がほとんど軸方向に移動しなくなって、ウォッシャ液吐
出管115A,115Bの切換えが極めて困難になると
いう問題があった。
【0006】また、上記した従来のウォッシャポンプ1
01では、モータ室111,ウォッシャ液吸入管11
2,ポンプ室113および2つのウォッシャ液送給管1
14A,114Bと、2つのウォッシャ液送給管114
A,114Bとそれぞれ連通する2つのウォッシャ液吐
出管115A,115Bと、2つのウォッシャ液送給管
114A,114Bおよび2つのウォッシャ液吐出管1
15A,115Bの間にそれぞれ位置して互いに対向す
る2つの弁座116A,116Bをポンプケース110
に一体で形成しているため、このポンプケース110が
大型化してしまい、配置箇所に制約を受けてしまうとい
う問題を有しており、これらの問題を解決することが従
来の課題であった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記した従来の課題に着目し
てなされたもので、例えば自動車に搭載した場合、低,
中粘度ウォッシャ液の使用時や、常温時、あるいは、電
圧平常時はもちろんのこと、高粘度ウォッシャ液の使用
時や、低温時、あるいは、電圧降下時でも、ウォッシャ
液の吐出方向の切換えを確実かつ速やかに行って、フロ
ントウインドおよびリアウインドのいずれか一方に対し
て、他方に液漏れを生じさせずに、ウォッシャ液を送給
することが可能であり、加えて、配置の自由度を増大さ
せることができるウォッシャポンプを提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
るウォッシャポンプは、2つのウォッシャ液送給管を有
し、前記2つのウォッシャ液送給管から圧力差をもって
ウォッシャ液を送給するポンプ本体を備えていると共
に、前記ポンプ本体における2つのウォッシャ液送給管
と連通する2つのウォッシャ液導通管と、ウォッシャ液
を吐出する2つのウォッシャ液吐出管と、前記2つのウ
ォッシャ液導通管と2つのウォッシャ液吐出管との間に
それぞれ位置して互いに対向する2つの弁座と、前記2
つの弁座間に設けられて前記ポンプ本体における2つの
ウォッシャ液送給管のうちの圧力の低い方と連通するウ
ォッシャ液導通管側の弁座を閉塞して圧力の高い方と連
通するウォッシャ液導通管側の弁座を開放する弁体を具
備したバルブ機構を備え、前記バルブ機構の弁体には、
前記2つの弁座間を移動自在でかつ当該2つの弁座と当
接離間可能としたシール部が設けてある構成としてお
り、このようなウォッシャポンプの構成を前述した従来
の課題を解決するための手段としている。
【0009】本発明の請求項2に係わるウォッシャポン
プにおいて、バルブ機構の弁体は略椀形状をなすダイヤ
フラムを備え、前記ダイヤフラムの底部を2つの弁座間
において移動自在でかつ当該2つの弁座に当接離間可能
なシール部としている構成としている。
【0010】本発明の請求項3に係わるウォッシャポン
プにおいて、バルブ機構の弁体は略椀形状をなす2つの
ダイヤフラムを備え、前記2つのダイヤフラムの各々の
底部をそれぞれ軸方向に押し込んで互いに連結し、前記
2つのダイヤフラムの各々の底部のうちの一方の底部を
2つの弁座のうちの一方の弁座に当接離間する一方側シ
ール部としかつ他方の底部を他方の弁座に当接離間する
他方側シール部としている構成とし、本発明の請求項4
に係わるウォッシャポンプにおいて、2つのダイヤフラ
ムの各々の底部同士はピストン部材を介して連結してあ
る構成としている。
【0011】本発明の請求項5に係わるウォッシャポン
プは、2つのウォッシャ液導通管のうちの一方のウォッ
シャ液導通管および2つの弁座のうちの一方の弁座を一
体で有する第1の切換ケースと、他方のウォッシャ液導
通管および他方の弁座を一体で有する第2の切換ケース
と、弁体を保持する弁体ケースを備え、第1の切換ケー
スおよび第2の切換ケースには、前記弁体ケースを間に
して互いに対向しかつ前記弁体のシール部を各弁座間に
位置させて前記弁体ケースの一方側と嵌合する第1切換
ケース側嵌合部および弁体ケースの他方側と嵌合する第
2切換ケース側嵌合部がそれぞれ設けてある構成とし、
本発明の請求項6に係わるウォッシャポンプにおいて、
ピストン部材は、その両端に形成した2つのダイヤフラ
ムの各々の底部と連結するダイヤフラム連結部と、前記
両ダイヤフラム連結部で各々開口する連通孔と、前記連
通孔から径方向に形成されて外周面で開口する空気抜き
孔を有し、弁体ケースは、両側面に形成した2つのダイ
ヤフラムの各々の周縁部を固定するダイヤフラム固定部
と、径方向に貫通する空気抜き孔を有している構成とし
ている。
【0012】本発明の請求項7に係わるウォッシャポン
プは、2つのウォッシャ液送給管を一体で有する本体ケ
ースを備え、前記本体ケースにおける2つのウォッシャ
液送給管に送給管側係止部をそれぞれ設けると共に、第
1の切換ケースおよび第2の切換ケースの各ウォッシャ
液導通管に前記2つのウォッシャ液送給管の各送給管側
係止部と互いに係止する導通管側係止部をそれぞれ設
け、前記2つのウォッシャ液送給管における送給管側係
止部と第1の切換ケースおよび第2の切換ケースの各ウ
ォッシャ液導通管における導通管側係止部とを互いに係
止させて、前記本体ケースにおける2つのウォッシャ液
送給管と第1の切換ケースおよび第2の切換ケースにお
ける各ウォッシャ液導通管とをそれぞれ連通させた構成
とし、本発明の請求項8に係わるウォッシャポンプは、
2つのウォッシャ液送給管を一体で有する本体ケースを
備え、前記本体ケースにおける2つのウォッシャ液送給
管と第1の切換ケースおよび第2の切換ケースにおける
各ウォッシャ液導通管とをチューブを介してそれぞれ連
通させた構成としている。
【0013】本発明の請求項9に係わるウォッシャポン
プにおいて、弁座はウォッシャ液導通管の端部に設けて
ある構成とし、本発明の請求項10に係わるウォッシャ
ポンプにおいて、弁座はウォッシャ液吐出管の端部に設
けてある構成としている。
【0014】本発明の請求項11に係わるウォッシャポ
ンプは、出力軸を有し、この出力軸を正逆回転可能とし
たモータと、このモータの出力軸に一体的に連結された
インペラと、このインペラを収納するポンプ室と連通す
る第1および第2のウォッシャ液送給管を具備したポン
プ本体と、上記ポンプ本体の第1および第2のウォッシ
ャ液送給管にそれぞれ連結され、かつ、互いに対向する
位置に配置された第1および第2のウォッシャ液導通管
と、前記第1および第2のウォッシャ液導通管とそれぞ
れ並列に配置され、かつ、互いに対向する位置に配置さ
れた第1および第2のウォッシャ液吐出管と、前記第1
および第2のウォッシャ液導通管に一体的に形成された
第1および第2の弁座を一体的に具備した第1および第
2の切換ケースと、円環状に形成され、前記第1および
第2の切換ケースとの間に配置された弁体ケース、およ
び、前記第1または第2の切換ケースのうちの少なくと
もいずれか一方と弁体ケースとの間に嵌合支持された環
状突部と前記環状突部より延設された弾性変位部と前記
弾性変位部より延設されて前記第1および第2の切換ケ
ースの第1および第2の弁座と対向する位置に配置され
た一対のシール部を有する弁体からなるバルブ機構と、
を備えた構成としており、このようなウォッシャポンプ
の構成を前述した従来の課題を解決するための手段とし
ている。
【0015】本発明の請求項12に係わるウォッシャポ
ンプにおいて、バルブ機構の弁体は、第1の切換ケース
と弁体ケースとの間に嵌合された第1の環状突部と、第
1のウォッシャ液導通管に形成された第1の弁座に当
接、離間可能な第1のシール部を有する第1の弁体構成
部材と、第2の切換ケースと弁体ケースとの間に嵌合さ
れた第2の環状突部と、第2のウォッシャ液導通管に形
成された第2の弁座に当接、離間可能な第2のシール部
を有する第2の弁体構成部材を具備し、上記第1および
第2の弁体構成部材には、第1および第2のシール部に
対して相反する面に凸状をなす第1および第2の厚肉部
がそれぞれ形成され、上記第1の弁体構成部材の第1の
厚肉部が嵌合された第1の凹部と、第2の弁体構成部材
の第2の厚肉部が嵌合された第2の凹部とが両側部に形
成されているピストン部材を有している構成としてい
る。
【0016】本発明の請求項13に係わるウォッシャポ
ンプは、出力軸を有し、この出力軸を正逆回転可能とし
たモータと、このモータの出力軸に一体的に連結された
インペラと、このインペラを収納するポンプ室と連通す
る第1および第2のウォッシャ液送給管を具備したポン
プ本体と、上記ポンプ本体の第1および第2のウォッシ
ャ液送給管にそれぞれ連結され、かつ、互いに対向する
位置に配置された第1および第2のウォッシャ液導通管
と、前記第1および第2のウォッシャ液導通管とそれぞ
れ並列に配置され、かつ、互いに対向する位置に配置さ
れた第1および第2のウォッシャ液吐出管と、前記第1
および第2のウォッシャ液吐出管に一体的に形成された
第1および第2の弁座を一体的に具備した第1および第
2の切換ケースと、円環状に形成され、前記第1および
第2の切換ケースとの間に配置された弁体ケース、およ
び、前記第1または第2の切換ケースのうちの少なくと
もいずれか一方と弁体ケースとの間に嵌合支持された環
状突部と前記環状突部より延設された弾性変位部と前記
弾性変位部より延設されて前記第1および第2の切換ケ
ースの第1および第2の弁座と対向する位置に配置され
た一対のシール部を有する弁体からなるバルブ機構と、
を備えた構成としており、このようなウォッシャポンプ
の構成を前述した従来の課題を解決するための手段とし
ている。
【0017】本発明の請求項14に係わるウォッシャポ
ンプにおいて、バルブ機構の弁体は、第1の切換ケース
と弁体ケースとの間に嵌合された第1の環状突部と、第
1のウォッシャ液吐出管に形成された第1の弁座に当
接、離間可能な第1のシール部を有する第1の弁体構成
部材と、第2の切換ケースと弁体ケースとの間に嵌合さ
れた第2の環状突部と、第2のウォッシャ液吐出管に形
成された第2の弁座に当接、離間可能な第2のシール部
を有する第2の弁体構成部材を具備し、上記第1および
第2の弁体構成部材には、第1および第2のシール部に
対して相反する面に凸状をなす第1および第2の厚肉部
がそれぞれ形成され、上記第1の弁体構成部材の第1の
厚肉部が嵌合された第1の凹部と、第2の弁体構成部材
の第2の厚肉部が嵌合された第2の凹部とが両側部に形
成されているピストン部材を有している構成としてい
る。
【0018】本発明の請求項15に係わるウォッシャポ
ンプにおいて、ピストン部材には、第1の凹部と第2の
凹部とを連通し、かつ、第1および第2の凹部の内径寸
法よりも小さい内径寸法の連通孔が形成されていると共
に、前記連通孔に連通する第1の空気抜き孔が形成され
ている構成としており、本発明の請求項16に係わるウ
ォッシャポンプにおいて、弁体ケースには、ピストン部
材の第1の空気抜き孔と連通する第2の空気抜き孔が形
成されている構成としている。
【0019】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わるウォッシャポ
ンプでは、ポンプ本体の2つのウォッシャ液送給管か
ら、バルブ機構の2つのウォッシャ液導通管を通して弁
体で仕切られた一方の弁座側および他方の弁座側に圧力
差をもったウォッシャ液の送給がなされると、2つのウ
ォッシャ液導通管のうちの圧力の低い方と連通する弁座
側に弁体のシール部が移動してこれを閉塞することによ
り、圧力の高い方と連通する弁座が開放され、2つのウ
ォッシャ液吐出管のうちの圧力の高い方の弁座と連通す
るウォッシャ液吐出管からウォッシャ液が吐出する。
【0020】このとき、弁体に設けたシール部は2つの
弁座間を移動自在としてあるので、このシール部が圧力
の低い方の弁座側に移動する力(切換え力)および閉塞
状態を維持する力(シール力)がいずれも大きいものと
なり、閉塞されるべきウォッシャ液吐出管に液漏れが生
じることなく、ウォッシャ液吐出管の切換えが素早くそ
して確実になされることとなり、加えて、高粘度のウォ
ッシャ液を使用した場合や、温度が低い場合、あるい
は、このウォッシャポンプへ電源を供給するバッテリー
の電圧が降下した場合であったとしても、シール部は2
つの弁座間をスムーズに移動するので、ウォッシャ液吐
出管の切換えが迅速かつ確実になされることとなる。
【0021】また、本発明の請求項2に係わるウォッシ
ャポンプでは、略椀形状をなすダイヤフラムの底部をシ
ール部としてあるので、シール部である底部を軸方向に
押し込んで底部と周縁部との間の中間部分を弛ませて保
持すれば、2つの弁座間において中間部分に弛みを持た
せた分だけシール部は略軸方向にほとんど抵抗なく移動
することとなるうえ、シール部の有効受圧面積が移動に
より変化しないこととなり、その結果、切換え力および
シール力がいずれも大きいものとなり、閉塞するべきウ
ォッシャ液吐出管に液漏れを生じさせずに、ウォッシャ
液吐出管の切換えが瞬時のうちにかつ確実になされるこ
ととなり、高粘度ウォッシャ液使用時や、低温時や、バ
ッテリーの電圧降下時にも、ウォッシャ液吐出管の切換
えが迅速かつ確実になされることとなる。
【0022】さらに、本発明の請求項3に係わるウォッ
シャポンプにおいて、上記した構成としているので、略
椀形状をなす2つのダイヤフラムは、いずれも底部と周
縁部との間の中間部分が弛んだ状態で保持されることと
なり、互いに連結された2つのダイヤフラムの各々の底
部は、すなわち、一方側シール部および他方側シール部
は、2つの弁座間において中間部分に弛みを持たせた分
だけ略軸方向にほとんど抵抗なく移動することになると
共に、両シール部の各々の有効受圧面積が上記移動によ
り変化しないこととなり、その結果、切換え力およびシ
ール力がいずれも大きいものとなって、閉塞するべきウ
ォッシャ液吐出管に液漏れを生じさせることなく、ウォ
ッシャ液吐出管の切換えが瞬時のうちにかつ確実になさ
れることとなり、加えて、一方側シール部および他方側
シール部は、ポンプ本体からウォッシャ液の送給がなさ
れていない場合において、2つの弁座間のほぼ中立位置
で常に停止することになるので、ウォッシャ液吐出管の
切換え時における両シール部の移動距離が短くなる分だ
け、この切換え動作がより一層素早く行われることとに
なり、本発明の請求項4に係わるウォッシャポンプで
は、上記した構成としているので、2つの弁座間におけ
る一方側シール部および他方側シール部の移動は安定し
たものとなり、ウォッシャ液吐出管の切換えがより確実
になされることとなる。
【0023】さらにまた、本発明の請求項5に係わるウ
ォッシャポンプでは、弁体ケースを間にして第1の切換
ケースの第1切換ケース側嵌合部および第2の切換ケー
スの第2切換ケース側嵌合部を互いに対向させ、第1切
換ケース側嵌合部と弁体ケースの一方側とを嵌合すると
共に第2切換ケース側嵌合部と弁体ケースの他方側とを
嵌合するだけで、第1の切換ケース,第2の切換ケース
および弁体ケースの組み付けが完了することとなり、こ
の際、弁体のシール部は2つの弁座間に位置することか
ら、結果として、弁体におけるシール部の2つの弁座間
への配置が簡単になされることとなるうえ、バルブ機構
のメンテナンスも簡単なものとなる。
【0024】さらにまた、本発明の請求項6に係わるウ
ォッシャポンプでは、ピストン部材の両ダイヤフラム連
結部と2つのダイヤフラムの各々の底部とを連結すると
共に、2つのダイヤフラムの各々の周縁部を弁体ケース
のダイヤフラム固定部に固定した後、ピストン部材にお
ける連通孔の内部の空気をピストン部材および弁体ケー
スの各空気抜き孔を通して抜くと同時に2つのダイヤフ
ラムの間における空気を弁体ケースの空気抜き孔を通し
て抜くと、2つのダイヤフラムの各々の底部はそれぞれ
軸方向に押し込まれた状態でピストン部材の両ダイヤフ
ラム連結部に強固に固定されると共に、2つのダイヤフ
ラムの各々の周縁部が弁体ケースのダイヤフラム固定部
に強固に固定されることとなり、この状態で弁体ケース
の空気抜き孔を塞ぐと、略椀形状をなす2つのダイヤフ
ラムにおける各々の底部と周縁部との間の中間部分はい
ずれも弛んだ状態で維持されることとなる。
【0025】さらにまた、本発明の請求項7に係わるウ
ォッシャポンプでは、上記した構成としているので、ポ
ンプ本体およびバルブ機構のメンテナンスが簡単なもの
となり、加えて、ポンプ本体およびバルブ機構のいずれ
かに不具合が生じた場合には、その部分のみを交換すれ
ば良いので、補修コストの低減が図られることとなり、
本発明の請求項8に係わるウォッシャポンプでは、ポン
プ本体およびバルブ機構の分離した配置がなされること
から、配置の自由度が増すこととなる。
【0026】さらにまた、本発明の請求項9に係わるウ
ォッシャポンプでは、2つのウォッシャ液導通管を通し
て送給されるウォッシャ液の圧力が直接弁体のシール部
に軸方向の力として作用することから、シール部は極め
て円滑に動作することとなり、一方、本発明の請求項1
0に係わるウォッシャポンプにおいて、ウォッシャ液吐
出管の端部に設けた弁座に弁体のシール部が貼り付いた
場合でも、ウォッシャ液導通管を通してポンプ本体側の
圧力が弁体に加わるので、切換え力が極端に小さくなる
ことがなく、弁体のシール部が弁座を閉塞し続けてしま
うといった事態の発生が回避されることとなる。
【0027】さらにまた、本発明の請求項11に係わる
ウォッシャポンプでは、弁体に弾性変位部を設けている
分だけ、2つの弁座間においてシール部はほとんど抵抗
なく移動すると共に、この移動によりシール部の有効受
圧面積が変化しないので、切換え力およびシール力がい
ずれも大きくなり、閉塞するべきウォッシャ液吐出管に
液漏れを生じさせずに、ウォッシャ液吐出管の切換えが
瞬時のうちにかつ確実になされ、加えて、2つのウォッ
シャ液導通管を通して送給されるウォッシャ液の圧力が
弁体のシール部に直接軸方向の力として作用するため、
シール部は極めて円滑に動作することとなり、さらに、
シール部の2つの弁座間への配置が簡単になされると共
に、弁体には弾性変位部があらかじめ形成されているの
で、手作業により弾性変位部を形成する必要がなく、そ
の分だけ、組付け工数の削減が図られるうえ、バルブ機
構のメンテナンスが簡単なものとなる。
【0028】さらにまた、本発明の請求項12に係わる
ウォッシャポンプにおいて、請求項11に係わるウォッ
シャポンプと同じく、切換え力およびシール力がいずれ
も大きくなって、閉塞するべきウォッシャ液吐出管に液
漏れを生じさせることなく、ウォッシャ液吐出管の切換
えが瞬時のうちにかつ確実になされるうえ、上記した構
成としているので、第1および第2のシール部は、ポン
プ本体からウォッシャ液が送給されていない場合におい
て、2つの弁座間のほぼ中立位置で常に停止するので、
ウォッシャ液吐出管の切換え時における両シール部の移
動距離が短くなるって、この切換え動作がより素早く行
われることとなり、加えて、第1の弁体構成部材と第2
の弁体構成部材との間にピストン部材を有しているの
で、ポンプ本体からウォッシャ液が送給された場合にお
ける第1および第2のシール部の移動が安定したものと
なって、ウォッシャ液吐出管の切換えがより確実になさ
れることとなる。
【0029】さらにまた、本発明の請求項13に係わる
ウォッシャポンプでは、弁体に弾性変位部を設けている
分だけ、2つの弁座間においてシール部はほとんど抵抗
なく移動し、この際、シール部の有効受圧面積が変化し
ないので、切換え力およびシール力がいずれも大きくな
って、ウォッシャ液吐出管の切換えが瞬時のうちにかつ
確実になされ、加えて、ウォッシャ液吐出管の端部に設
けた弁座に弁体のシール部が貼り付いた場合でも、ウォ
ッシャ液導通管を通してポンプ本体側の圧力が弁体に加
わるので、切換え力が極端に小さくなることがなく、弁
体のシール部が弁座を閉塞し続けてしまうといったこと
が回避され、さらに、シール部の2つの弁座間への配置
が簡単になされると共に、弁体には弾性変位部があらか
じめ形成されているので、手作業により弾性変位部を形
成する必要がなく、その分だけ、組付け工数の削減が図
られるうえ、バルブ機構のメンテナンスが簡単になる。
【0030】さらにまた、本発明の請求項14に係わる
ウォッシャポンプでは、請求項13に係わるウォッシャ
ポンプと同じく、切換え力およびシール力がいずれも大
きくなって、ウォッシャ液吐出管の切換えが瞬時のうち
にかつ確実になされるうえ、上記した構成としているの
で、第1および第2のシール部は、ポンプ本体からウォ
ッシャ液が送給されていない場合、2つの弁座間のほぼ
中立位置で常に停止するので、ウォッシャ液吐出管の切
換え時における両シール部の移動距離が短くなるって、
この切換え動作がより素早く行われることとなり、加え
て、第1の弁体弁体構成部材と第2の弁体構成部材との
間にピストン部材を有しているので、ポンプ本体からウ
ォッシャ液が送給された場合の第1および第2のシール
部の移動が安定したものとなって、ウォッシャ液吐出管
の切換えがより確実になされることとなる。
【0031】さらにまた、本発明の請求項15に係わる
ウォッシャポンプでは、ピストン部材の両凹部と2つの
弁体構成部材の各々の厚肉部とを連結した後、ピストン
部材における連通孔の内部の空気を第1の空気抜き孔を
通して抜くと、2つの弁体構成部材の各厚肉部は各々ピ
ストン部材の両凹部に強固に固定されることとなり、本
発明の請求項16に係わるウォッシャポンプでは、ピス
トン部材の両凹部と2つの弁体構成部材の各々の厚肉部
とを連結すると共に、2つの弁体構成部材の各々の環状
突部を切換ケースと弁体ケースとの間に嵌合固定した
後、ピストン部材における連通孔の内部の空気をピスト
ン部材および弁体ケースの各空気抜き孔を通して抜くと
同時に2つの弁体構成部材の間における空気を弁体ケー
スの第2の空気抜き孔を通して抜き、この状態で弁体ケ
ースの第2の空気抜き孔を塞ぐと、2つの弁体構成部材
の各々の厚肉部がそれぞれピストン部材の両凹部に強固
に固定されると共に、2つの弁体構成部材の各々の環状
突部が切換ケースと弁体ケースとの間に強固に固定され
ることとなる。
【0032】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0033】図1ないし図6は本発明に係わるウォッシ
ャポンプの一実施例を示している。
【0034】図3に示すように、このウォッシャポンプ
1は、ポンプ本体2およびバルブ機構3を備えている。
【0035】ポンプ本体2は、正逆回転可能なモータ1
0を収納した本体ケース20を備えており、この本体ケ
ース20には、図外のウォッシャタンクに連通するウォ
ッシャ液吸入管21と、図1にも示すように、このウォ
ッシャ液吸入管21と連通しかつモータ10の出力軸1
1に固定したインペラ12を収納するポンプ室22と、
このポンプ室22と連通する2つのウォッシャ液送給管
23(23A,23B)が一体で設けてある。
【0036】一方、バルブ機構3は、図2にも示すよう
に、ポンプ本体2における2つのウォッシャ液送給管2
3(23A,23B)と連通する2つのウォッシャ液導
通管33(33A,33B)と、ウォッシャ液を吐出す
る2つのウォッシャ液吐出管34(34A,34B)
と、2つのウォッシャ液導通管33(33A,33B)
の各端部にそれぞれ形成した2つの弁座35(第1の弁
座35Aおよび第2の弁座35B)を備えており、2つ
のウォッシャ液導通管33(33A,33B)のうちの
一方のウォッシャ液導通管(第1のウォッシャ液導通
管)33Aおよび2つのウォッシャ液吐出管34(34
A,34B)のうちの一方のウォッシャ液吐出管(第1
のウォッシャ液吐出管)34Aは、第1の切換ケース3
0Aに一体で形成してあると共に、他方のウォッシャ液
導通管(第2のウォッシャ液導通管)33Bおよび他方
のウォッシャ液吐出管(第2のウォッシャ液吐出管)3
4Bは、第2の切換ケース30Bに一体で形成してあ
り、第1の切換ケース30Aおよび第2の切換ケース3
0Bは、各々の弁座35(35A,35B)を互いに対
向させて配置してある。
【0037】また、バルブ機構3は、2つの弁座35間
に位置する弁体4を備えており、この弁体4は2つのダ
イヤフラム(第1の弁体構成部材および第2の弁体構成
部材)5,5を具備している。これらのダイヤフラム
5,5は、各々の周縁に設けた環状突部51,51を図
5に示す略リング状をなす弁体ケース40の両側面に設
けた環状溝部(ダイヤフラム固定部)41,41にそれ
ぞれ嵌合することにより、弁体ケース40に保持される
ものとなっている。
【0038】そして、この弁体4は、一方のダイヤフラ
ム5を弁座35Aに対向させて弁体ケース40の一方側
を第1の切換ケース30Aに形成した第1切換ケース側
嵌合部36Aに嵌合させると共に、他方のダイヤフラム
5を弁座35Bに対向させて弁体ケース40の他方側を
第2の切換ケース30Bに形成した第2切換ケース側嵌
合部36Bに嵌合させ、さらに、弁体ケース40の両嵌
合部分に各々設けた環状突部42,42と、第1切換ケ
ース側嵌合部36Aおよび第2切換ケース側嵌合部36
Bにそれぞれ設けた環状溝部37A,37Bとを互いに
係合させることにより、第1の切換ケース30Aおよび
第2の切換ケース30Bの各々に対して固定してある。
【0039】この場合、ダイヤフラム5,5は、図4に
示すように、上記した環状突部51,51と、これらの
環状突部51,51の各中心側に弛んだ状態であらかじ
め形成した弾性変形部54,54と、各々の中心に設け
た厚肉部52,52をそれぞれ備えており、各々の厚肉
部52,52をピストン部材6の両端部に各々設けた凹
部(ダイヤフラム連結部)61,61にそれぞれ嵌合し
て、ピストン部材6を間にして互いに連結するようにし
てあって、一方の厚肉部52とは反対側面を2つの弁座
35のうちの一方の弁座35Aに当接離間する一方側シ
ール部(第1のシール部)53Aとすると共に、他方の
厚肉部52とは反対側面を他方の弁座35Bに当接離間
する他方側シール部(第2のシール部)53Bとしてい
る。
【0040】この実施例において、ピストン部材6は、
上記した凹部61,61を具備しているほか、このピス
トン部材6の軸心上に設けられて凹部61,61で各々
開口する連通孔62と、この連通孔62から径方向に形
成されて外周面で開口する空気抜き孔(第1の空気抜き
孔)63を備えている。他方、弁体ケース40には、径
方向に貫通する空気抜き孔(第2の空気抜き孔)43が
設けてあり、ピストン部材6および弁体ケース40の各
空気抜き孔63,43を通してピストン部材6における
連通孔62の内部の空気を抜くと共に、弁体ケース40
の空気抜き孔43を通して2つのダイヤフラム5,5間
の空気を抜くことにより、2つのダイヤフラム5,5の
各々の厚肉部52,52をそれぞれ凹部61,61に押
し込んで強固に固定するようにしてある。
【0041】つまり、ピストン部材6を介して互いに連
結した両シール部53A,53Bは、2つの弁座35間
においてダイヤフラム5,5が弾性変形部54,54を
有している分だけ略軸方向にほとんど抵抗なく移動し
て、図1においては、ポンプ本体2における2つのウォ
ッシャ液送給管23のうちの圧力の低い方と連通するウ
ォッシャ液導通管33B側の弁座35Bを閉塞し、か
つ、圧力の高い方と連通するウォッシャ液導通管33A
側の弁座35Aを開放するものとなっている。
【0042】さらに、この実施例では、本体ケース20
における2つのウォッシャ液送給管23(23A,23
B)の各先端部分に環状突部(送給管側係止部)29を
それぞれ設けていると共に、バルブ機構3における第1
の切換ケース30Aおよび第2の切換ケース30Bの各
ウォッシャ液導通管33(33A,33B)に大径開口
部38および大径開口部38の内部に位置する環状溝部
(導通管側係止部)39を各々設けており、2つのウォ
ッシャ液送給管23(23A,23B)の各先端部分を
両ケース30A,30Bにおけるウォッシャ液導通管3
3(33A,33B)の各大径開口部38に嵌合すると
共に、2つのウォッシャ液送給管23(23A,23
B)の環状突部29とウォッシャ液導通管33(33
A,33B)の環状溝部39とを互いに係止させること
により、本体ケース20に対してバルブ機構3側の第1
の切換ケース30Aおよび第2の切換ケース30Bを連
結してある。
【0043】このウォッシャポンプ1では、図1に示す
ように、ポンプ本体2のモータ10の作動によりインペ
ラ12を例えば正方向(図示時計回り方向)に回転させ
て、ウォッシャ液吸入管21を介してウォッシャタンク
からポンプ室22に吸い込んだウォッシャ液を2つのウ
ォッシャ液送給管23からバルブ機構3の2つのウォッ
シャ液導通管33を通して一方の弁座35A側および他
方の弁座35B側に圧力差をもって送給すると、圧力の
低い方と連通するウォッシャ液導通管33Bの弁座35
B側に弁体4の両シール部53A,53Bがピストン部
材6とともに移動して他方側シール部53Bがこれを閉
塞することにより、圧力の高い方と連通するウォッシャ
液導通管33Aの弁座35Aが開放され、2つのウォッ
シャ液吐出管34(34A,34B)のうちの圧力の高
い方の弁座35Aと連通するウォッシャ液吐出管34A
からウォッシャ液が吐出する。
【0044】このとき、弁体4における2つのダイヤフ
ラム5,5はいずれも弾性変形部54,54を有してい
るうえ、ピストン部材6および弁体ケース40の各空気
抜き孔63,43を通してピストン部材6における連通
孔62の内部の空気およびダイヤフラム5,5間の空気
を抜いてあるので、一方側シール部53Aおよび他方側
シール部53Bは、2つの弁座35間において弾性変形
部54,54が変形しやすい分だけ略軸方向にほとんど
抵抗なく移動することになると共に、両シール部53
A,53Bの各有効受圧面積が上記移動により変化しな
いこととなる。
【0045】したがって、これらのシール部53A,5
3Bが圧力の低い方の弁座35(図1では弁座35B)
側に移動する力(切換え力)および閉塞状態を維持する
力(シール力)がいずれも大きいものとなるので、閉塞
されるべきウォッシャ液吐出管34(図1ではウォッシ
ャ液吐出管34B)に液漏れが生じることなく、ウォッ
シャ液吐出管34の切換えが素早くそして確実になされ
ることとなり、加えて、両シール部53A,53Bは、
ポンプ本体2からウォッシャ液の送給がなされていない
場合において、2つの弁座35間のほぼ中立位置で常に
停止することになるので、ウォッシャ液吐出管34の切
換え時にける両シール部53A,53Bの移動距離が短
くなって、その分だけウォッシャ液吐出管34の切換え
が素早くそして確実になされることとなり、例え高粘度
のウォッシャ液を使用した場合や、温度が低い場合、あ
るいは、このウォッシャポンプ1へ電源を供給するバッ
テリーの電圧が降下した場合であったとしても、両シー
ル部53A,53Bは2つの弁座35間をスムーズにそ
して短い距離だけ移動することから、ウォッシャ液吐出
管34の切換えが迅速かつ確実になされることとなる。
【0046】また、このウォッシャポンプ1では、2つ
のダイヤフラム5,5の各々の厚肉部52,52同士を
ピストン部材6により連結しているので、弁座35間に
おける両シール部53A,53Bの移動は安定したもの
となり、ウォッシャ液吐出管34の切換えがより確実に
なされることとなる。
【0047】さらに、このウォッシャポンプ1におい
て、2つの弁座35はいずれもウォッシャ液導通管33
の端部に設けてあるので、2つのウォッシャ液導通管3
3を通して送給されるウォッシャ液の圧力が直接弁体4
の両シール部53A,53Bに軸方向の力として作用す
ることとなり、両シール部53A,53Bは極めて円滑
に動作することとなる。
【0048】さらにまた、このウォッシャポンプ1で
は、弁体4を間にして第1の切換ケース30Aの第1切
換ケース側嵌合部36Aおよび第2の切換ケース30B
の第2切換ケース側嵌合部36Bを互いに対向させ、第
1切換ケース側嵌合部36Aと弁体ケース40の一方側
とを嵌合すると共に第2切換ケース側嵌合部36Bと弁
体ケース40の他方側とを嵌合し、さらに、弁体ケース
40の各環状突部42,42と、第1切換ケース側嵌合
部36Aおよび第2切換ケース側嵌合部36Bの各環状
溝部37A,37Bとを互いに係合することにより、第
1の切換ケース30A,第2の切換ケース30Bおよび
弁体ケース4の組み付けが完了することとなり、この
際、弁体4の両シール部53A,53Bは2つの弁座3
5間に位置するため、弁体4における両シール部53
A,53Bの2つの弁座35間への配置が簡単になされ
ることとなるうえ、バルブ機構3のメンテナンスが簡単
なものとなり、加えて、弁体構成部材としてのダイヤフ
ラム5には、弛んだ状態の弾性変形部54があらかじめ
形成されているので、ピストン部材6に対する組付け時
に、手作業で弾性変形部54を形成する必要がなく、そ
の分だけ、組み立て工数の削減が図られることとなる。
【0049】さらにまた、このウォッシャポンプ1で
は、ポンプ本体2における2つのウォッシャ液送給管2
3(23A,23B)の各先端部分を両ケース30A,
30Bにおけるウォッシャ液導通管33(33A,33
B)の各大径開口部38に嵌合すると共に、2つのウォ
ッシャ液送給管23(23A,23B)の各環状突部2
9とウォッシャ液導通管33(33A,33B)の環状
溝部39とを互いに係止させることにより、本体ケース
20に対するバルブ機構3側の第1の切換ケース30A
および第2の切換ケース30Bの組み付けがなされるこ
とから、ポンプ本体2およびバルブ機構3のメンテナン
スが簡単なものとなり、加えて、ポンプ本体2およびバ
ルブ機構3のいずれかに不具合が生じた場合には、その
部分のみを交換すれば良いので、補修コストの低減が図
られることとなる。
【0050】図6は本発明に係わるウォッシャポンプの
さらに他の実施例を示しており、図6に示すように、こ
のウォッシャポンプ71が先の実施例におけるウォッシ
ャポンプ1と相違するところは、2つの弁座75(75
A,75B)を第1の切換ケース70Aおよび第2の切
換ケース70Bにおけるウォッシャ液吐出管74(74
A,74B)の各端部にそれぞれ形成した点にあり、他
の構成は先の実施例におけるウォッシャポンプ1と同じ
である。
【0051】このウォッシャポンプ71において、ウォ
ッシャ液吐出管74(74A,74B)の各端部に設け
た弁座75(75A,75B)に弁体4の両シール部5
3A,53Bが貼り付くようなことがあったとしても、
ウォッシャ液導通管33(33A,33B)を通してポ
ンプ本体2側の圧力が弁体4に加わって、切換え力が極
端に小さくなることがないので、弁体4の両シール部5
3A,53Bが圧力の低い方の弁座75(図7では弁座
75B)を閉塞し続けてしまうといった事態の発生が回
避されることとなる。
【0052】図7は本発明に係わるウォッシャポンプの
さらに他の実施例を示しており、図7に示すように、こ
のウォッシャポンプ81が先の実施例におけるウォッシ
ャポンプ1と相違するところは、本体ケース2における
2つのウォッシャ液送給管23と第1の切換ケース30
Aおよび第2の切換ケース30Bの各ウォッシャ液導通
管33とをチューブ82を介してそれぞれ連通させた点
にあり、他の構成は先の実施例におけるウォッシャポン
プ1と同じである。
【0053】このウォッシャポンプ81において、ポン
プ本体2およびバルブ機構3の分離した配置がなされる
ことから、配置の自由度が増すこととなる。
【0054】なお、上記した実施例において、弁体構成
部材としてのダイヤフラム5は、弛んだ状態であらかじ
め形成された弾性変形部54を有している構成とした
が、弁体構成部材を、図8に示すように、略椀形状をな
し、その周縁に環状突部57を有していると共に底部に
厚肉部58を有するダイヤフラム56とし、ピストン部
材6への組み付け時において、厚肉部58を軸方向に押
し込んでピストン部材6の凹部61に嵌合し、ピストン
部材6および弁体ケース40の各空気抜き孔63,43
を通してピストン部材6における連通孔62の内部の空
気を抜くと共に、弁体ケース40の空気抜き孔43を通
してダイヤフラム56間の空気を抜くことにより、ダイ
ヤフラム56の底部と周縁部との間の中間部分を弛ませ
て弾性変形部としてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係わるウォッシャポンプでは、上記した構成としたか
ら、弁体に設けたシール部を2つの弁座間においてほと
んど抵抗なく移動させることができるようになって、こ
のシール部が圧力の低い方の弁座側に移動する力(切換
え力)および閉塞状態を維持する力(シール力)をいず
れも大きくすることが可能であり、高粘度のウォッシャ
液を使用した場合や、温度が低い場合、あるいは、この
ウォッシャポンプへ電源を供給するバッテリーの電圧が
降下した場合であったとしても、2つのウォッシャ液導
通管のうちの圧力の低い方と連通する弁座を確実に閉塞
して、閉塞されるべきウォッシャ液吐出管に液漏れを生
じさせることなく、ウォッシャ液吐出管の切換えを迅速
かつ確実に行うことが可能であるという非常に優れた効
果がもたらされる。
【0056】また、本発明の請求項2に係わるウォッシ
ャポンプでは、上記した構成としたから、略椀形状をな
すダイヤフラムのシール部である底部を軸方向に押し込
んで底部と周縁部との間の中間部分を弛ませて保持すれ
ば、2つの弁座間において中間部分に弛みを持たせた分
だけシール部を略軸方向にほとんど抵抗なく、そして有
効受圧面積に変化を生じさせることなく移動させること
ができ、その結果、切換え力およびシール力をいずれも
大きくすることが可能であり、高粘度ウォッシャ液使用
時や、低温時や、バッテリーの電圧降下時にも、閉塞す
るべきウォッシャ液吐出管に液漏れを生じさせずに、ウ
ォッシャ液吐出管の切換えを瞬時のうちにかつ確実に行
うことができるという非常に優れた効果がもたらされ
る。
【0057】さらに、本発明の請求項3に係わるウォッ
シャポンプにおいて、上記した構成としているので、略
椀形状をなす2つのダイヤフラムは、いずれも底部と周
縁部との間の中間部分が弛んだ状態で保持されることと
なり、互いに連結された2つのダイヤフラムの各々の底
部を、すなわち、一方側シール部および他方側シール部
を、2つの弁座間において中間部分に弛みを持たせた分
だけ略軸方向にほとんど抵抗なく、そして有効受圧面積
に変化を生じさせることなく移動させることが可能であ
り、その結果、切換え力およびシール力をいずれも大き
くすることができ、閉塞するべきウォッシャ液吐出管に
液漏れを生じさせることなく、ウォッシャ液吐出管の切
換えを瞬時のうちにかつ確実に行うことが可能であり、
加えて、ポンプ本体からウォッシャ液の送給がなされて
いない場合において、一方側シール部および他方側シー
ル部を2つの弁座間のほぼ中立位置に停止させることが
できるので、ウォッシャ液吐出管の切換え時における両
シール部の移動距離が短くなる分だけ、この切換え動作
をより一層素早く行うことが可能であるという非常に優
れた効果がもたらされ、本発明の請求項4に係わるウォ
ッシャポンプでは、上記した構成としているので、2つ
の弁座間における一方側シール部および他方側シール部
の移動を安定して行わせることができ、ウォッシャ液吐
出管の切換えをより確実に行うことが可能であるという
非常に優れた効果がもたらされる。
【0058】さらにまた、本発明の請求項5に係わるウ
ォッシャポンプでは、上記した構成としているので、弁
体を間にして第1の切換ケースの第1切換ケース側嵌合
部および第2の切換ケースの第2切換ケース側嵌合部を
互いに対向させ、第1切換ケース側嵌合部と弁体ホルダ
の一方側とを嵌合すると共に第2切換ケース側嵌合部と
弁体ホルダの他方側とを嵌合するだけで、第1の切換ケ
ース,第2の切換ケースおよび弁体ホルダの組み付けを
行うことができ、この際、弁体のシール部は2つの弁座
間に位置することから、結果として、弁体におけるシー
ル部の2つの弁座間への配置を簡単に行うことができる
うえ、バルブ機構のメンテナンスも簡単に行うことが可
能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
【0059】さらにまた、本発明の請求項6に係わるウ
ォッシャポンプでは、上記した構成としているので、ピ
ストン部材の両ダイヤフラム連結部に2つのダイヤフラ
ムの各々の底部を固定すると共に、2つのダイヤフラム
の各々の周縁部を弁体ホルダのダイヤフラム固定部に固
定した状態で、ピストン部材の連通孔および2つのダイ
ヤフラムの間における空気をピストン部材および弁体ホ
ルダの各空気抜き孔を通して抜けば、2つのダイヤフラ
ムの各々の底部をそれぞれ軸方向に押し込んだ状態で、
すなわち、略椀形状をなす2つのダイヤフラムにおける
各々の底部と周縁部との間の中間部分をいずれも弛ませ
た状態で維持できるという非常に優れた効果がもたらさ
れる。
【0060】さらにまた、本発明の請求項7に係わるウ
ォッシャポンプでは、上記した構成としているので、ポ
ンプ本体およびバルブ機構のメンテナンスを簡単なもの
とすることが可能であり、加えて、ポンプ本体およびバ
ルブ機構のいずれかに不具合が生じた場合には、その部
分のみを交換すれば良いことから、補修コストの低減を
実現でき、本発明の請求項8に係わるウォッシャポンプ
では、ポンプ本体およびバルブ機構の分離した配置が可
能であることから、配置の自由度を増すことができると
いう非常に優れた効果がもたらされる。
【0061】さらにまた、本発明の請求項9に係わるウ
ォッシャポンプでは、上記した構成としているので、2
つのウォッシャ液導通管を通して送給されるウォッシャ
液の圧力を直接弁体のシール部に軸方向の力として作用
させることが可能であり、その結果、シール部を極めて
円滑に動作させることができ、一方、本発明の請求項1
0に係わるウォッシャポンプにおいて、上記した構成と
しているので、ウォッシャ液吐出管の端部に設けた弁座
に弁体のシール部が貼り付いた場合でも、ウォッシャ液
導通管を通してポンプ本体側の圧力が弁体に加わって、
切換え力が極端に小さくなることがなく、したがって、
弁体のシール部が圧力の低い方の弁座を閉塞し続けてし
まうといった事態の発生を回避することが可能であると
いう非常に優れた効果がもたらされる。
【0062】さらにまた、本発明の請求項11に係わる
ウォッシャポンプでは、弁体に弾性変位部を設けている
分だけ、2つの弁座間においてシール部をほとんど抵抗
なくそしてシール部の有効受圧面積を変化させることな
く移動させることができるので、切換え力およびシール
力をいずれも大きくすることが可能であり、その結果、
高粘度ウォッシャ液使用時や、低温時や、バッテリーの
電圧降下時にも、閉塞するべきウォッシャ液吐出管に液
漏れを生じさせずに、ウォッシャ液吐出管の切換えを瞬
時のうちにかつ確実に行うことができるのに加えて、2
つのウォッシャ液導通管を通して送給されるウォッシャ
液の圧力を弁体のシール部に直接軸方向の力として作用
させることができるため、シール部を極めて円滑に動作
させることが可能であり、さらに、弁体におけるシール
部の2つの弁座間への配置を簡単に行うことができると
共に、弁体には、弾性変形部があらかじめ形成されてい
るので、手作業で弾性変形部を形成する必要がなく、そ
の分だけ、組み立て工数の削減が図られるうえ、バルブ
機構のメンテナンスも簡単に行うことが可能であるとい
う非常に優れた効果がもたらされる。
【0063】さらにまた、本発明の請求項12に係わる
ウォッシャポンプにおいて、請求項11に係わるウォッ
シャポンプと同じく、切換え力およびシール力をいずれ
も大きくすることが可能であり、その結果、高粘度ウォ
ッシャ液使用時や、低温時や、バッテリーの電圧降下時
にも、閉塞するべきウォッシャ液吐出管に液漏れを生じ
させずに、ウォッシャ液吐出管の切換えを瞬時のうちに
かつ確実に行うことができ、加えて、上記した構成とし
ているので、ポンプ本体からウォッシャ液の送給がなさ
れていない場合において、第1および第2のシール部を
2つの弁座間のほぼ中立位置に停止させることができる
ので、ウォッシャ液吐出管の切換え時における両シール
部の移動距離が短くなる分だけ、この切換え動作をより
一層素早く行うことが可能であるうえ、第1の弁体構成
部材と第2の弁体構成部材との間にピストン部材を有し
ているので、ポンプ本体からウォッシャ液が送給された
場合における2つの弁座間における第1および第2のシ
ール部の移動を安定して行わせることができ、ウォッシ
ャ液吐出管の切換えをより確実に行うことが可能である
という非常に優れた効果がもたらされる。
【0064】さらにまた、本発明の請求項13に係わる
ウォッシャポンプでは、弁体に弾性変位部を設けている
分だけ、2つの弁座間においてシール部をほとんど抵抗
なくそしてシール部の有効受圧面積を変化させることな
く移動させることができるので、切換え力およびシール
力をいずれも大きくすることが可能であり、その結果、
高粘度ウォッシャ液使用時や、低温時や、バッテリーの
電圧降下時にも、閉塞するべきウォッシャ液吐出管に液
漏れを生じさせずに、ウォッシャ液吐出管の切換えを瞬
時のうちにかつ確実に行うことができるのに加えて、ウ
ォッシャ液吐出管の端部に設けた弁座に弁体のシール部
が貼り付いた場合でも、ウォッシャ液導通管を通してポ
ンプ本体側の圧力が弁体に加わって、切換え力が極端に
小さくなることがなく、したがって、弁体のシール部が
圧力の低い方の弁座を閉塞し続けてしまうといった事態
の発生を回避することが可能であり、さらに、弁体にお
けるシール部の2つの弁座間への配置を簡単に行うこと
ができると共に、弁体には、弾性変形部があらかじめ形
成されていることから、手作業で弾性変形部を形成する
必要がなく、その分だけ、組み立て工数の削減が図られ
るうえ、バルブ機構のメンテナンスも簡単に行うことが
可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
【0065】さらにまた、本発明の請求項14に係わる
ウォッシャポンプでは、請求項13に係わるウォッシャ
ポンプと同じく、切換え力およびシール力がいずれも大
きくなって、ウォッシャ液吐出管の切換えを瞬時のうち
にかつ確実に行うことができるうえ、上記した構成とし
ているので、ポンプ本体からウォッシャ液の送給がなさ
れていない場合において、第1および第2のシール部を
2つの弁座間のほぼ中立位置に停止させることができる
ので、ウォッシャ液吐出管の切換え時における両シール
部の移動距離が短くなる分だけ、この切換え動作をより
一層素早く行うことが可能であり、第1の弁体構成部材
と第2の弁体構成部材との間にピストン部材を有してい
るので、2つの弁座間における第1および第2のシール
部の移動を安定して行わせることができ、ウォッシャ液
吐出管の切換えをより確実に行うことが可能であるとい
う非常に優れた効果がもたらされる。
【0066】さらにまた、本発明の請求項15に係わる
ウォッシャポンプでは、ピストン部材の両凹部と2つの
弁体構成部材の各々の厚肉部とを連結した後、ピストン
部材における連通孔の内部の空気を第1の空気抜き孔を
通して抜けば、2つの弁体構成部材の各々の厚肉部をそ
れぞれピストン部材の両凹部に強固に固定でき、本発明
の請求項16に係わるウォッシャポンプでは、ピストン
部材の両凹部と2つの弁体構成部材の各々の厚肉部とを
連結すると共に、2つの弁体構成部材の各々の環状突部
を切換ケースと弁体ケースとの間に嵌合固定した後、ピ
ストン部材における連通孔の内部の空気をピストン部材
および弁体ケースの各空気抜き孔を通して抜くと同時に
2つの弁体構成部材の間における空気を弁体ケースの第
2の空気抜き孔を通して抜けば、2つの弁体構成部材の
各々の厚肉部をそれぞれピストン部材の両凹部に強固に
固定することができると共に、2つの弁体構成部材の各
々の環状突部を切換ケースと弁体ケースとの間に強固に
固定することが可能であるという非常に優れた効果がも
たらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるウォッシャポンプの一実施例を
示すポンプ本体のウォッシャ液送給管位置における水平
断面説明図である。
【図2】図1に示したウォッシャポンプの弁座位置にお
ける垂直断面説明図である。
【図3】図1に示したウォッシャポンプの正面説明図
(a)および側面方向からの断面説明図(b)である。
【図4】図1に示したウォッシャポンプにおけるバルブ
機構の弁体構成部材としての2つのダイヤフラムをピス
トン部材を介して連結する状況の斜視説明図である。
【図5】図1に示したウォッシャポンプにおけるバルブ
機構の弁体を保持する弁体ケースの部分破断正面説明図
(a)および側面説明図(b)である。
【図6】本発明に係わるウォッシャポンプの他の実施例
を示すウォッシャ液送給管位置における水平断面説明図
である。
【図7】本発明に係わるウォッシャポンプのさらに他の
実施例を示すチューブの中間部分を省略した側面説明図
である。
【図8】本発明に係わるウォッシャポンプに採用される
弁体構成部材の他の構成例を示す略椀形状をなすダイヤ
フラムの全体斜視説明図である。
【図9】従来のウォッシャポンプを示す垂直断面説明図
である。
【図10】図9に示したウォッシャポンプの一方のウォ
ッシャ液送給管位置における水平断面説明図である。
【符号の説明】
1,71,81 ウォッシャポンプ 2 ポンプ本体 3 バルブ機構 4 弁体 5,56 ダイヤフラム(弁体構成部材) 6 ピストン部材 10 モータ 11 出力軸 12 インペラ 20 本体ケース 22 ポンプ室 23(23A,23B) ウォッシャ液送給管 29 環状突部(送給管側係止部) 30A,70A 第1の切換ケース 30B,70B 第2の切換ケース 33(33A,33B) ウォッシャ液導通管 34(34A,34B),74(74A,74B) ウ
ォッシャ液吐出管 35(35A,35B),75(75A,75B) 弁
座 36A 第1切換ケース側嵌合部 36B 第2切換ケース側嵌合部 39 環状溝部(導通管側係止部) 40 弁体ケース 41 環状溝部(ダイヤフラム固定部) 43 空気抜き孔(第2の空気抜き孔) 51,57 環状突部 52,58 厚肉部 53(53A,53B) シール部 54 弾性変形部 61 凹部(ダイヤフラム連結部) 62 連通孔 63 空気抜き孔(第1の空気抜き孔) 82 チューブ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのウォッシャ液送給管を有し、前記
    2つのウォッシャ液送給管から圧力差をもってウォッシ
    ャ液を送給するポンプ本体を備えていると共に、前記ポ
    ンプ本体における2つのウォッシャ液送給管と連通する
    2つのウォッシャ液導通管と、ウォッシャ液を吐出する
    2つのウォッシャ液吐出管と、前記2つのウォッシャ液
    導通管と2つのウォッシャ液吐出管との間にそれぞれ位
    置して互いに対向する2つの弁座と、前記2つの弁座間
    に設けられて前記ポンプ本体における2つのウォッシャ
    液送給管のうちの圧力の低い方と連通するウォッシャ液
    導通管側の弁座を閉塞して圧力の高い方と連通するウォ
    ッシャ液導通管側の弁座を開放する弁体を具備したバル
    ブ機構を備え、前記バルブ機構の弁体には、前記2つの
    弁座間を移動自在でかつ当該2つの弁座と当接離間可能
    としたシール部が設けてあることを特徴とするウォッシ
    ャポンプ。
  2. 【請求項2】 バルブ機構の弁体は略椀形状をなすダイ
    ヤフラムを備え、前記ダイヤフラムの底部を2つの弁座
    間において移動自在でかつ当該2つの弁座に当接離間可
    能なシール部としている請求項1に記載のウォッシャポ
    ンプ。
  3. 【請求項3】 バルブ機構の弁体は略椀形状をなす2つ
    のダイヤフラムを備え、前記2つのダイヤフラムの各々
    の底部をそれぞれ軸方向に押し込んで互いに連結し、前
    記2つのダイヤフラムの各々の底部のうちの一方の底部
    を2つの弁座のうちの一方の弁座に当接離間する一方側
    シール部としかつ他方の底部を他方の弁座に当接離間す
    る他方側シール部としている請求項1に記載のウォッシ
    ャポンプ。
  4. 【請求項4】 2つのダイヤフラムの各々の底部同士は
    ピストン部材を介して連結してある請求項3に記載のウ
    ォッシャポンプ。
  5. 【請求項5】 2つのウォッシャ液導通管のうちの一方
    のウォッシャ液導通管および2つの弁座のうちの一方の
    弁座を一体で有する第1の切換ケースと、他方のウォッ
    シャ液導通管および他方の弁座を一体で有する第2の切
    換ケースと、弁体を保持する弁体ケースを備え、第1の
    切換ケースおよび第2の切換ケースには、前記弁体ケー
    スを間にして互いに対向しかつ前記弁体のシール部を各
    弁座間に位置させて前記弁体ケースの一方側と嵌合する
    第1切換ケース側嵌合部および弁体ケースの他方側と嵌
    合する第2切換ケース側嵌合部がそれぞれ設けてある請
    求項1ないし4のいずれかに記載のウォッシャポンプ。
  6. 【請求項6】 ピストン部材は、その両端に形成した2
    つのダイヤフラムの各々の底部と連結するダイヤフラム
    連結部と、前記両ダイヤフラム連結部で各々開口する連
    通孔と、前記連通孔から径方向に形成されて外周面で開
    口する空気抜き孔を有し、弁体ケースは、両側面に形成
    した2つのダイヤフラムの各々の周縁部を固定するダイ
    ヤフラム固定部と、径方向に貫通する空気抜き孔を有し
    ている請求項4または5に記載のウォッシャポンプ。
  7. 【請求項7】 2つのウォッシャ液送給管を一体で有
    する本体ケースを備え、前記本体ケースにおける2つの
    ウォッシャ液送給管に送給管側係止部をそれぞれ設ける
    と共に、第1の切換ケースおよび第2の切換ケースの各
    ウォッシャ液導通管に前記2つのウォッシャ液送給管の
    各送給管側係止部と互いに係止する導通管側係止部をそ
    れぞれ設け、前記2つのウォッシャ液送給管における送
    給管側係止部と第1の切換ケースおよび第2の切換ケー
    スの各ウォッシャ液導通管における導通管側係止部とを
    互いに係止させて、前記本体ケースにおける2つのウォ
    ッシャ液送給管と第1の切換ケースおよび第2の切換ケ
    ースにおける各ウォッシャ液導通管とをそれぞれ連通さ
    せた請求項5または6に記載のウォッシャポンプ。
  8. 【請求項8】 2つのウォッシャ液送給管を一体で有す
    る本体ケースを備え、前記本体ケースにおける2つのウ
    ォッシャ液送給管と第1の切換ケースおよび第2の切換
    ケースにおける各ウォッシャ液導通管とをチューブを介
    してそれぞれ連通させた請求項5または6に記載のウォ
    ッシャポンプ。
  9. 【請求項9】 弁座はウォッシャ液導通管の端部に設け
    てある請求項1ないし8のいずれかに記載のウォッシャ
    ポンプ。
  10. 【請求項10】 弁座はウォッシャ液吐出管の端部に設
    けてある請求項1ないし8のいずれかに記載のウォッシ
    ャポンプ。
  11. 【請求項11】 出力軸を有し、この出力軸を正逆回転
    可能としたモータと、このモータの出力軸に一体的に連
    結されたインペラと、このインペラを収納するポンプ室
    と連通する第1および第2のウォッシャ液送給管を具備
    したポンプ本体と、 上記ポンプ本体の第1および第2のウォッシャ液送給管
    にそれぞれ連結され、かつ、互いに対向する位置に配置
    された第1および第2のウォッシャ液導通管と、前記第
    1および第2のウォッシャ液導通管とそれぞれ並列に配
    置され、かつ、互いに対向する位置に配置された第1お
    よび第2のウォッシャ液吐出管と、前記第1および第2
    のウォッシャ液導通管に一体的に形成された第1および
    第2の弁座を一体的に具備した第1および第2の切換ケ
    ースと、 円環状に形成され、前記第1および第2の切換ケースと
    の間に配置された弁体ケース、および、前記第1または
    第2の切換ケースのうちの少なくともいずれか一方と弁
    体ケースとの間に嵌合支持された環状突部と前記環状突
    部より延設された弾性変位部と前記弾性変位部より延設
    されて前記第1および第2の切換ケースの第1および第
    2の弁座と対向する位置に配置された一対のシール部を
    有する弁体からなるバルブ機構と、を備えたことを特徴
    とするウォッシャポンプ。
  12. 【請求項12】 バルブ機構の弁体は、第1の切換ケー
    スと弁体ケースとの間に嵌合された第1の環状突部と、
    第1のウォッシャ液導通管に形成された第1の弁座に当
    接、離間可能な第1のシール部を有する第1の弁体構成
    部材と、第2の切換ケースと弁体ケースとの間に嵌合さ
    れた第2の環状突部と、第2のウォッシャ液導通管に形
    成された第2の弁座に当接、離間可能な第2のシール部
    を有する第2の弁体構成部材を具備し、 上記第1および第2の弁体構成部材には、第1および第
    2のシール部に対して相反する面に凸状をなす第1およ
    び第2の厚肉部がそれぞれ形成され、 上記第1の弁体構成部材の第1の厚肉部が嵌合された第
    1の凹部と、第2の弁体構成部材の第2の厚肉部が嵌合
    された第2の凹部とが両側部に形成されているピストン
    部材を有している請求項11に記載のウォッシャポン
    プ。
  13. 【請求項13】 出力軸を有し、この出力軸を正逆回転
    可能としたモータと、このモータの出力軸に一体的に連
    結されたインペラと、このインペラを収納するポンプ室
    と連通する第1および第2のウォッシャ液送給管を具備
    したポンプ本体と、 上記ポンプ本体の第1および第2のウォッシャ液送給管
    にそれぞれ連結され、かつ、互いに対向する位置に配置
    された第1および第2のウォッシャ液導通管と、前記第
    1および第2のウォッシャ液導通管とそれぞれ並列に配
    置され、かつ、互いに対向する位置に配置された第1お
    よび第2のウォッシャ液吐出管と、前記第1および第2
    のウォッシャ液吐出管に一体的に形成された第1および
    第2の弁座を一体的に具備した第1および第2の切換ケ
    ースと、 円環状に形成され、前記第1および第2の切換ケースと
    の間に配置された弁体ケース、および、前記第1または
    第2の切換ケースのうちの少なくともいずれか一方と弁
    体ケースとの間に嵌合支持された環状突部と前記環状突
    部より延設された弾性変位部と前記弾性変位部より延設
    されて前記第1および第2の切換ケースの第1および第
    2の弁座と対向する位置に配置された一対のシール部を
    有する弁体からなるバルブ機構と、を備えたことを特徴
    とするウォッシャポンプ。
  14. 【請求項14】 バルブ機構の弁体は、第1の切換ケー
    スと弁体ケースとの間に嵌合された第1の環状突部と、
    第1のウォッシャ液吐出管に形成された第1の弁座に当
    接、離間可能な第1のシール部を有する第1の弁体構成
    部材と、第2の切換ケースと弁体ケースとの間に嵌合さ
    れた第2の環状突部と、第2のウォッシャ液吐出管に形
    成された第2の弁座に当接、離間可能な第2のシール部
    を有する第2の弁体構成部材を具備し、 上記第1および第2の弁体構成部材には、第1および第
    2のシール部に対して相反する面に凸状をなす第1およ
    び第2の厚肉部がそれぞれ形成され、 上記第1の弁体構成部材の第1の厚肉部が嵌合された第
    1の凹部と、第2の弁体構成部材の第2の厚肉部が嵌合
    された第2の凹部とが両側部に形成されているピストン
    部材を有している請求項13に記載のウォッシャポン
    プ。
  15. 【請求項15】 ピストン部材には、第1の凹部と第2
    の凹部とを連通し、かつ、第1および第2の凹部の内径
    寸法よりも小さい内径寸法の連通孔が形成されていると
    共に、前記連通孔に連通する第1の空気抜き孔が形成さ
    れている請求項12または14に記載のウォッシャポン
    プ。
  16. 【請求項16】 弁体ケースには、ピストン部材の第
    1の空気抜き孔と連通する第2の空気抜き孔が形成され
    ている請求項15に記載のウォッシャポンプ。
JP8004196A 1996-01-12 1996-01-12 ウォッシャポンプ Pending JPH09188227A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8004196A JPH09188227A (ja) 1996-01-12 1996-01-12 ウォッシャポンプ
US08/834,526 US5934872A (en) 1996-01-12 1997-04-04 Washer pump for selectively supplying wash fluid to two areas
EP97105804A EP0870656A1 (en) 1996-01-12 1997-04-08 Washer pump for selectively supplying wash fluid to two areas

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8004196A JPH09188227A (ja) 1996-01-12 1996-01-12 ウォッシャポンプ
US08/834,526 US5934872A (en) 1996-01-12 1997-04-04 Washer pump for selectively supplying wash fluid to two areas
EP97105804A EP0870656A1 (en) 1996-01-12 1997-04-08 Washer pump for selectively supplying wash fluid to two areas

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09188227A true JPH09188227A (ja) 1997-07-22

Family

ID=27238182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8004196A Pending JPH09188227A (ja) 1996-01-12 1996-01-12 ウォッシャポンプ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5934872A (ja)
EP (1) EP0870656A1 (ja)
JP (1) JPH09188227A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004197581A (ja) * 2002-12-16 2004-07-15 Asmo Co Ltd ポンプ装置、車両用ウォッシャポンプ装置、及びポンプ本体
JP2004224214A (ja) * 2003-01-23 2004-08-12 Jidosha Denki Kogyo Co Ltd ウォッシャポンプ
US7753287B2 (en) 2002-05-08 2010-07-13 Fico Cables, S.A. Cleaning system for headlamps of motor vehicles
KR101027631B1 (ko) * 2009-06-19 2011-04-07 주식회사 캐프 자동차용 워셔액 펌프
JP2017214867A (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 株式会社ミツバ ウォッシャポンプ
WO2017208732A1 (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 株式会社ミツバ ウォッシャポンプ

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10061013B4 (de) * 2000-12-08 2006-12-28 Siemens Ag Fördereinrichtung für ein Kraftfahrzeug und Vorratsbehälter für eine Fördereinrichtung
US6530758B1 (en) * 2001-06-28 2003-03-11 Valeo Electrical Systems, Inc. Composite fluid control membrane for windshield washer pump and method of manufacturing same
US6675989B1 (en) 2001-06-28 2004-01-13 Valeo Electrical Systems, Inc. Windshield washer pump with integrated fluid level sensor
DE102007052644A1 (de) * 2007-11-05 2009-05-07 Continental Automotive Gmbh Scheibenreinigungsanlage für Scheiben eines Kraftfahrzeuges
JP5543608B2 (ja) * 2010-10-05 2014-07-09 株式会社ニフコ 流体分配バルブ並びにこれを備えた流体供給システム及びその制御方法
CN102121477B (zh) * 2011-03-31 2012-12-26 宁波巨神制泵实业有限公司 大型潜水排污泵
JP6267882B2 (ja) * 2013-07-08 2018-01-24 株式会社ミツバ 車両用ウォッシャバルブ装置及び車両用ウォッシャ装置
KR102555267B1 (ko) * 2016-06-13 2023-07-14 엘지전자 주식회사 의류처리장치용 배수펌프
EP3267042B1 (de) * 2016-07-08 2020-01-15 Grundfos Holding A/S Pumpenaggregat

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT8353822V0 (it) * 1983-10-14 1983-10-14 Foredit Spa Dispositivo distributore per pompe bidirezionali particolarmente pompe per lavacristalli di autoveicoli
GB8603367D0 (en) * 1986-02-11 1986-03-19 Lucas Elect Electron Syst Fluid pump
DE3708327A1 (de) * 1987-03-14 1988-09-22 Bosch Gmbh Robert Einrichtung zum foerdern von fluessigkeit auf zwei ueber spritzduesen zu netzende, mit abstand voneinander angeordnete scheibenbereiche eines kraftfahrzeugs
IT1210354B (it) * 1987-03-17 1989-09-14 Nuova Sme S P A Pompa a doppia mandata selezionabile
US4900235A (en) * 1988-03-07 1990-02-13 Mccord Winn Textron Inc. Reversible pump assembly
US4824332A (en) * 1988-03-07 1989-04-25 Mccord Winn Textron Inc. Reversible pump assembly
JPH01176792U (ja) * 1988-06-03 1989-12-18
FR2654470B1 (fr) * 1989-11-10 1994-06-17 Seim Ind Pompe centrifuge bidirectionnelle.
US5344293A (en) * 1990-12-21 1994-09-06 Transpar Iberica S.A. Double diaphragm leakproof sealing device for electric windscreen washer pumps
FR2703409B1 (fr) * 1993-04-02 1995-06-02 Seim Ind Pompe centrifuge bi-directionnelle.

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7753287B2 (en) 2002-05-08 2010-07-13 Fico Cables, S.A. Cleaning system for headlamps of motor vehicles
JP2004197581A (ja) * 2002-12-16 2004-07-15 Asmo Co Ltd ポンプ装置、車両用ウォッシャポンプ装置、及びポンプ本体
JP4527352B2 (ja) * 2002-12-16 2010-08-18 アスモ株式会社 ポンプ装置及び車両用ウォッシャポンプ装置
JP2004224214A (ja) * 2003-01-23 2004-08-12 Jidosha Denki Kogyo Co Ltd ウォッシャポンプ
KR101027631B1 (ko) * 2009-06-19 2011-04-07 주식회사 캐프 자동차용 워셔액 펌프
JP2017214867A (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 株式会社ミツバ ウォッシャポンプ
WO2017208732A1 (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 株式会社ミツバ ウォッシャポンプ
US11306733B2 (en) 2016-05-31 2022-04-19 Mitsuba Corporation Washer pump having a pair of flow paths with the pump side of one of the flow paths being smaller than the valve chamber side of the one flow path
US11795968B2 (en) 2016-05-31 2023-10-24 Mitsuba Corporation Washer pump with a respiratory hole communicating a motor accommodating portion and an outside

Also Published As

Publication number Publication date
US5934872A (en) 1999-08-10
EP0870656A1 (en) 1998-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09188227A (ja) ウォッシャポンプ
KR100272916B1 (ko) 가공용 토치
JP3118265B2 (ja) 減圧部材を備えたカップリング部品装置
US10094502B2 (en) Male or female quick coupling element and quick coupling including such an element
US4152897A (en) Tandem brake master cylinder
US20050248080A1 (en) Shut-off valve and method of shutting off opening of vacuum chamber
US20240068465A1 (en) Peristaltic pump
JP2623336B2 (ja) 可逆式ポンプアセンブリ
US7097176B2 (en) Balanced mechanical seal assembly
US5380175A (en) Fluid feed pump with valved piston device
JPH1061860A (ja) 流体用継手
US7134849B1 (en) Molded disposable pneumatic pump
JP5530482B2 (ja) 高圧流体のための流通隔離弁
JPH0417295B2 (ja)
JP5190258B2 (ja) 高圧流体のための射出弁および遮断弁を通る結合流
JP2018071554A (ja) 流路切替弁
CN212616505U (zh) 一种三通阀
JP4354592B2 (ja) 流体圧駆動ポンプ
JP2005155609A (ja) 容量可変回転圧縮機
JPH068397Y2 (ja) 配管継手
JP2004003551A (ja) 逆止弁
EP4201529A1 (en) Water outlet device
JP2000337534A (ja) 開閉弁及び配管システム
KR20090120165A (ko) 와이퍼액 듀얼 타입 펌프의 다이어프램 변형 방지 실링구조
JP2023028558A (ja) メカニカルシール