JP4527352B2 - ポンプ装置及び車両用ウォッシャポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置及び車両用ウォッシャポンプ装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、車両フロントウインドと車両リアウインドに択一的にウォッシャ液を吐出する装置として好適な、ポンプ装置及び車両用ウォッシャポンプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両には、車両フロントウインドと車両リアウインドに択一的にウォッシャタンク内のウォッシャ液を吐出する車両用ウォッシャポンプ装置(ウォッシャポンプ)を備えたものがある。そして、このようなポンプ装置としては、ポンプ本体と、バルブ装置(バルブ機構)とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。ポンプ本体は、インペラを収容する該インペラの軸方向から見て略円形のポンプ室と、そのポンプ室と連通しポンプ室の180度離間した位置から略接線方向に延びる一対の平行な送給管(ウォッシャ液送給管)とを備えている。そして、ポンプ本体は、インペラを正回転又は逆回転させることで、ポンプ室内の液体を各送給管の先端で開口する第1及び第2本体吐出口から圧力差を有して供給する。又、バルブ装置は、前記第1及び第2本体吐出口にそれぞれ連結される第1及び第2導入口から導入される液体の圧力差に基づいて第1及び第2吐出口の内のいずれか一方から液体を吐出し、車両フロントウインド又は車両リアウインドに液体(洗浄液)を供給する。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−188227号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなポンプ装置では、一対の送給管がポンプ室の互いに180度離間した位置から略接線方向に平行に延びるため、送給管(その第1及び第2本体吐出口)の間隔がポンプ室(インペラ)の径寸法に影響して大きくなり、該第1及び第2本体吐出口にそれぞれ連結されるバルブ装置の第1及び第2導入口においても間隔が大きくなってしまう。よって、第1及び第2導入口の間隔に応じて設計されるバルブ装置自体が大型化してしまうという問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、第1及び第2本体吐出口を近接して配置することができ、ひいては、バルブ装置を小型化することができるポンプ装置及び車両用ウォッシャポンプ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、インペラを配設するポンプ室が形成されるとともに前記インペラを回転駆動するモータを略収容するモータ収容部が略筒形状のハウジング内に形成され、前記インペラを前記モータにより正回転又は逆回転させることで前記ポンプ室内の液体を第1及び第2本体吐出口から圧力差を有して供給するポンプ本体と、前記第1及び第2本体吐出口にそれぞれ連結される第1及び第2導入口から導入される液体の圧力差に基づいて第1及び第2吐出口の内のいずれか一方から液体を吐出するバルブ装置とを備えたポンプ装置において、前記ポンプ本体と前記バルブ装置とは別体に構成されており、前記ポンプ本体は、前記モータ収容部よりも前記ハウジングの軸方向の一端側に前記ポンプ室が形成され、該ポンプ室前記インペラの軸方向から見て略円形であって、該ポンプ本体には、前記ポンプ室と前記第1及び第2本体吐出口とを連通する第1及び第2連通路が形成され、前記第1及び第2連通路は、前記ポンプ室から略接線方向に延びる第1及び第2流出路と、前記ポンプ本体の前記ハウジングからその径方向外側に向けてそれぞれ近接して平行に並設される第1及び第2送給管により形成される流路部分を含んで構成される第1及び第2流路とから構成され、該第1及び第2流出路と第1及び第2流路とにより前記ポンプ室と前記第1及び第2本体吐出口とを連通するように構成され、前記第1及び第2流出路が前記バルブ装置側に向かうほど近接するように形成され、前記径方向外側に向かう前記第1及び第2送給管の開口が前記第1及び第2本体吐出口として構成されており、前記第1及び第2流路は、前記ポンプ本体の前記ハウジングにおける内外周間の一部であって、かつ、前記ポンプ室から略接線方向に延びる前記第1及び第2流出路の端部から前記モータ収容部にかけて前記ハウジングの軸方向に沿って、互いに近接して平行に延びるように形成され、該ハウジングの軸方向に沿って延びる第1及び第2流路が前記第1及び第2送給管の部分において前記ハウジングの径方向外側に屈曲されて該第1及び第2送給管の前記第1及び第2本体吐出口に連通するように形成され、前記バルブ装置には、前記第1及び第2吐出口が形成されるとともに、該バルブ装置のバルブハウジングから第1及び第2流入筒部がそれぞれ突出して形成され、該第1及び第2流入筒部の開口が前記第1及び第2導入口として構成されており、前記ポンプ本体の前記第1及び第2送給管と前記バルブ装置の前記第1及び第2流入筒部とがそれぞれ組み付けられて前記第1及び第2本体吐出口に前記第1及び第2導入口がそれぞれ連結される。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のポンプ装置において、前記ポンプ室の前記第1及び第2流出路に対する第1及び第2流出口を、前記インペラの軸中心より前記バルブ装置側に形成した。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のポンプ装置において、前記第1及び第2流出路を、前記バルブ装置側に向かうほど近接する割合が大きくなるように形成した。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のポンプ装置において、前記バルブ装置は、前記第1導入口と前記第1吐出口が形成された第1バルブ室と、前記第2導入口と前記第2吐出口が形成された第2バルブ室と、前記第1バルブ室内と前記第2バルブ室内とを仕切りその圧力差によって前記第1及び第2吐出口のいずれか一方を開状態とし他方を閉状態とするための弁体とを有し、前記第1導入口と前記第1吐出口とは略直交して形成されるとともに、前記第2導入口と前記第2吐出口とは略直交して形成され、前記第1バルブ室内には、前記第1吐出口と連通される第1内延筒部が形成され、前記第2バルブ室内には、前記第2吐出口と連通される第2内延筒部が前記第1内延筒部と一直線上に形成され、前記弁体は、前記第1及び第2内延筒部の近接する開口のいずれか一方を開状態とし他方を閉状態とするものであって、前記第1及び第2導入口は、それぞれ前記第1及び第2内延筒部の外周に対向して配置される。
【0011】
請求項に記載の発明において、請求項1乃至のいずれか1項に記載のポンプ装置は、前記第1及び第2吐出口から車両フロントウインドと車両リアウインドとに択一的に洗浄液を供給するものである。
【0012】
(作用)
請求項に記載の発明によれば、ポンプ室と第1及び第2本体吐出口とを連通する第1及び第2連通路の内、ポンプ室から略接線方向に延びる第1及び第2流出路は、バルブ装置側に向かうほど近接される。このようにすると、容易に第1及び第2本体吐出口を近接して配置することができる。よって、第1及び第2本体吐出口にそれぞれ連結される第1及び第2導入口をも近接して配置することができ、ひいては、第1及び第2導入口の間隔に応じて設計されるバルブ装置自体を小型化することができる。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、前記ポンプ室の前記第1及び第2流出路に対する前記第1及び第2流出口は、前記インペラの軸中心より前記バルブ装置側に形成されるため、液体の流れをスムーズとしながら、第1及び第2本体吐出口をより近接して配置することができる。又、ポンプ本体の径の大型化を抑制することができる。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、前記第1及び第2流出路は、前記バルブ装置側に向かうほど近接する割合が大きくなるように形成されるため、液体の流れをスムーズとしながら、且つ、ポンプ本体の径の大型化を抑制しながら、第1及び第2本体吐出口を極めて近接して配置することができる。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、第1及び第2導入口は、それぞれ前記第1及び第2内延筒部の外周に対向して配置されるため、ポンプ本体から導入される液体の流れによって不用意に弁体を移動させてしまうことを防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を車両用ウォッシャポンプ装置(ポンプ装置)に具体化した一実施の形態を図1〜図3に従って説明する。ポンプ装置1は、図1に示すように、ポンプ本体2、及びバルブ装置3を備えている。
【0019】
ポンプ本体2は、図2に示すように、モータ4、ハウジング5、インペラ6、及びポンプ室カバー7等を備えている。モータ4は、外部から供給される電源電圧に応じて回転軸8を正逆回転可能とされている。ハウジング5は、略有底筒形状に形成され、その略有底筒形状の内部であり前記モータ4を略収容するモータ収容部5aと、該モータ収容部5aに沿って平行に延びる第1及び第2流路5b,5c(図2参照)とが形成されている。この第1及び第2流路5b,5cは、略有底筒形状のハウジング5における内外周間の一部に、互いに近接して形成されている。モータ収容部5aの底部(図中、左側端部)には、外部に貫通する貫通孔5dが形成されている。そして、前記モータ4は、その回転軸8の先端部がシールされて貫通孔5dを貫通して外部に突出するようにモータ収容部5aに収容される。この回転軸8の先端にはインペラ6(図参照)が固定されている。
【0020】
前記第1及び第2流路5b,5cの一端部(回転軸8の先端側の端部であって、図2中、左側端部)は、そのまま外部に開口している。第1及び第2流路5b,5cの他端部(図中、右側端部)は、ハウジング5の径方向外側(図1〜図3中、上側)に屈曲され、ハウジング5(ポンプ本体2)から筒状に突出した第1及び第2送給管5e,5f(図3参照)から外部に開口している。尚、本実施の形態では、インペラ6の径方向外側に向かう第1及び第2送給管5e,5fに形成された開口が第1及び第2本体吐出口5g,5hとされている。この第1及び第2送給管5e,5fは、図3に示すように、近接して並設され、平行に突出している。
【0021】
前記ハウジング5の一端部(回転軸8の先端側の端部であって、図中、左側端部)には、ポンプ室カバー7が固定される。ポンプ室カバー7には、図1に示すように、インペラ6の回転を妨げないように略円形に凹設されたインペラ収容凹部7aと、該インペラ収容凹部7aの所定角度位置からそれぞれ前記第1及び第2流路5b,5cの一端部に繋がるように凹設された第1及び第2連通凹部7b,7cとが形成されている。又、ポンプ室カバー7のインペラ収容凹部7aの底部中央には、図2に示すように、外部に貫通する取込孔7dが形成されている。尚、本実施の形態では、インペラ収容凹部7aとハウジング5の一端面とによりポンプ室10が形成され、第1及び第2連通凹部7b,7cとハウジングの一端面とにより第1及び第2流出路11,12が形成されている。又、本実施の形態では、第1及び第2流出路11,12と第1及び第2流路5b,5cとが、ポンプ室10と第1及び第2本体吐出口5g,5hとを連通する第1及び第2連通路13,14を構成している。又、本実施の形態では、ポンプ室10の第1及び第2流出路11,12に対する開口が第1及び第2流出口11a,11bとされている。
【0022】
ここで、ポンプ室10はインペラ6の軸方向から見て(図1参照)略円形に形成されている。そして、第1及び第2連通路13,14の内、ポンプ室10から略接線方向に延びる第1及び第2流出路11,12は、バルブ装置3側(図1中、上側)に向かうほど近接している(互いの間隔が短くされている)。尚、前記略接線方向とは、第1及び第2流出口11a,11bにおける接線方向より若干広い(円形から離間していく割合が大きい)角度で延びる方向である。
【0023】
詳述すると、第1及び第2流出口11a,11b(それらの最も離間した箇所)は、インペラ6の軸中心Xよりバルブ装置3側(詳しくは、インペラ6の軸中心Xとバルブ装置3の中心Yとを結ぶ直線L1と直交するとともに、インペラ6の軸中心Xを通る直線L2よりバルブ装置3側)に形成されている。そして、第1及び第2流出路11,12は、その内周の中心の略平均を結ぶ直線M1,M2が平行ではなく交差するように形成されている。尚、本実施の形態では、直線M1,M2が交差する交差点Qは、バルブ装置3の中心Y(後述する中心軸S1)よりインペラ6の軸中心X側に設定されている。又、本実施の形態の第1及び第2流出路11,12は、バルブ装置3側に向かうほど近接する割合が大きくなるように(やや湾曲して)形成されている。
【0024】
バルブ装置3は、図3に示すように、バルブハウジングを構成する第1及び第2分割ハウジング21,22と、弁体23とを備えている。
第1分割ハウジング21は、第1導入口24aと第1吐出口25aが形成された第1バルブ室26aを形成するためのものであって、第2分割ハウジング22は、第2導入口24bと第2吐出口25bが形成された第2バルブ室26bを形成するためのものである。弁体23は、第1バルブ室26aと第2バルブ室26bとを区画する(仕切る)ように介在され、該第1バルブ室26a内と該第2バルブ室26b内の圧力差によって前記第1及び第2吐出口25a,25bのいずれか一方を開状態とし、他方を閉状態とするためのものである。尚、本実施の形態では、第1及び第2分割ハウジング21,22は、互いに嵌合固定可能とされながらも形状は同一であるため、第1分割ハウジング21を構成する部材(部分)には、その部材番号に「a」を、第2分割ハウジング22を構成する部材(部分)には、その部材番号に「b」を付して区別する。
【0025】
詳述すると、第1及び第2分割ハウジング21,22は、本体部31a,31bと、外延部32a,32bと、第1及び第2流入筒部33a,33bと、第1及び第2内延筒部34a,34bと、第1及び第2外延筒部35a,35bとを備える。本体部31a,31bは、略有底筒形状に形成されている。外延部32a,32bは、本体部31a,31bの開口部から径方向外側に延設されている。第1及び第2流入筒部33a,33bは、本体部31a,31bの外周(周面)の一部から本体部31a,31bの中心軸S1(図1参照)直交方向(図3中、下方向)に筒状に突出して形成され、本体部31a,31bの外側と内側を連通するように形成されている。第1及び第2内延筒部34a,34bは、本体部31a,31bの底部中央から本体部31a,31bの中心軸S1方向の内側方向(本体部31a,31bの開口方向)に筒状に突出、すなわち第1及び第2バルブ室26a,26b内側に筒状に突出して形成されている。第1及び第2外延筒部35a,35bは、本体部31a,31bの底部中央から本体部31a,31bの中心軸S1方向の外側方向(第1及び第2内延筒部34a,34bの逆方向)に筒状に突出して形成されている。そして、第1内延筒部34aと第1外延筒部35a、第2内延筒部34bと第2外延筒部35bは、それぞれ同一直線(前記中心軸S1)上で連通されている。尚、本実施の形態では、第1及び第2流入筒部33a,33bの先端に形成された開口が前記第1及び第2導入口24a,24bとされている。又、本実施の形態では、第1及び第2内延筒部34a,34bの先端に形成された開口が第1及び第2弁座部36a,36bとされている。又、本実施の形態では、第1及び第2外延筒部35a,35bの先端に形成された開口が前記第1及び第2吐出口25a,25bとされている。又、本実施の形態における第1及び第2導入口24a,24bは、それぞれ第1及び第2内延筒部34a,34bの外周に対向して配置されている。
【0026】
弁体23は、弾性材料(本実施の形態ではゴム材)よりなり、略円盤形状に形成されている。弁体23は、肉厚の厚い外周縁部23aと、外周縁部23aの内側(径方向内側)に形成された環状で薄肉の薄肉部23bと、薄肉部23bの内側(径方向内側)、即ち中央に形成された円盤形状で中肉の弁本体部23cとが連続して一体成形されてなる。
【0027】
そして、第1及び第2分割ハウジング21,22と弁体23は、弁体23が間に介在されるように外延部32a,32bの図示しない嵌合部が嵌合固定されることで組み付けられる。このとき、弁体23は、その外周縁部23aが外延部32a,32bにて狭持される。又、このとき、第1及び第2分割ハウジング21,22の各本体部31a,31bの内部が弁体23にてそれぞれ区画されることで第1バルブ室26aと第2バルブ室26bとが区画形成される。又、このとき、第1及び第2第流入筒部33a,33bは、近接して並設され平行に突出し、前記第1及び第2送給管5e,5fと嵌着可能とされる。そして、上記のように組み付けられたバルブ装置3は、第1及び第2第流入筒部33a,33bが第1及び第2送給管5e,5fに嵌着されることで、ポンプ本体2に対して固定される。
【0028】
上記のように構成されたポンプ装置1は、ポンプ本体2の取込孔7dが車両のウォッシャタンクT(図2参照)に連通されるように固定される。尚、本実施の形態では、所謂インタンク取り付け構造が採用されており、ポンプ本体2の一端側(図2中、左側)がウォッシャタンクT内に配置されるように固定されている。又、バルブ装置3の第1及び第2外延筒部35a,35b(第1及び第2吐出口25a,25b)は、それぞれ図示しないホース等を介して車両フロントウインドと車両リアウインドのウォッシャノズルに連通される。
【0029】
上記のように構成されたポンプ装置1では、モータ4を駆動し、回転軸8及びインペラ6を正回転(図1及び図3中、時計回り回転)させると、ウォッシャタンクT内のウォッシャ液(液体)が取込孔7dから吸引され、該ウォッシャ液が第1連通路13に大きな正圧の圧力で供給される。尚、このとき、第2連通路14側にも小さな正圧の圧力が加わる。
【0030】
すると、第1連通路13と連通したバルブ装置3の第1バルブ室26a内の圧力が大きな正圧となり、第2連通路14と連通した第2バルブ室26b内の圧力が小さな正圧となる。
【0031】
すると、第1バルブ室26a内と第2バルブ室26b内の圧力差によって弁体23の弁本体部23cが、第2バルブ室26b側(第2分割ハウジング22側)の第2弁座部36bに押圧接触され、第2吐出口25bが閉状態とされる。
【0032】
又、第1吐出口25aが開状態とされ、第1吐出口25aからのみウォッシャ液が吐出される。これにより、ウォッシャ液が車両フロントウインドにのみ噴射(供給)される。
【0033】
一方、モータ4を駆動し、回転軸8及びインペラ6を逆回転(図1及び図3中、反時計回り回転)させると、ウォッシャタンクT内のウォッシャ液が取込孔7dから吸引され、該ウォッシャ液が第2連通路14に大きな正圧の圧力で供給される。尚、このとき、第1連通路13側にも小さな正圧の圧力が加わる。
【0034】
すると、第2連通路14と連通したバルブ装置3の第2バルブ室26b内の圧力が大きな正圧となり、第1連通路13と連通した第1バルブ室26a内の圧力が小さな正圧となる。
【0035】
すると、第1バルブ室26a内と第2バルブ室26b内の圧力差によって弁体23の弁本体部23cが、第1バルブ室26a側(第1分割ハウジング21側)の第1弁座部36aに押圧接触され、第1吐出口25aが閉状態とされる。
【0036】
又、第2吐出口25bが開状態とされ、第2吐出口25bからのみウォッシャ液が吐出される。これにより、ウォッシャ液が車両リアウインドにのみ噴射(供給)される。
【0037】
次に、上記実施の形態の特徴的な作用効果を以下に記載する。
(1)ポンプ室10と第1及び第2本体吐出口5g,5hとを連通する第1及び第2連通路13,14の内、ポンプ室10から略接線方向に延びる第1及び第2流出路11,12は、バルブ装置3側に向かうほど近接される。このようにすると、容易に第1及び第2本体吐出口5g,5h(第1及び第2送給管5e,5f)を近接して配置することができる。よって、第1及び第2本体吐出口5g,5hにそれぞれ連結される第1及び第2導入口24a,24bをも近接して配置することができ、ひいては、第1及び第2導入口24a,24bの間隔に応じて設計されるバルブ装置3自体を小型化することができる。
【0038】
更に、第1及び第2流出路11,12の近接する割合(例えば、前記直線M1,M2により形成される角度θ)を変更することで、異なるサイズのポンプ本体2における第1及び第2本体吐出口5g,5hの間隔を同じとすることができる。このことから、異なるサイズのポンプ本体2に対して同一のバルブ装置3を用いることができる。
【0039】
(2)第1及び第2流出路11,12がポンプ室10から略接線方向でありながら、第1及び第2流出口11a,11bはインペラ6の軸中心Xよりバルブ装置3側に形成されるため、ウォッシャ液の流れをスムーズとしながらも、第1及び第2流出口11a,11b自体の配置を互いに近接する配置とすることができる。よって、第1及び第2流出路11,12をより近接して配置することができる。これにより、第1及び第2本体吐出口5g,5hをより近接して配置することができる。又、ポンプ本体2の径(サイズ)の大型化を抑制することができる。
【0040】
(3)第1及び第2流出路11,12は、バルブ装置3側に向かうほど近接する割合が大きくなるように(やや湾曲して)形成される。よって、ウォッシャ液の流れをスムーズとしながら、且つ、ポンプ本体2の径(サイズ)の大型化を抑制しながら、第1及び第2本体吐出口5g,5hを極めて近接して配置することができる。
【0041】
(4)第1及び第2導入口24a,24bは、それぞれ第1及び第2内延筒部34a,34bの外周に対向して配置されるため、ウォッシャ液の流れが直接弁体23に作用し難く、弁体23(その弁本体部23c)は、あくまで第1及び第2バルブ室26a,26b内の水圧差で作動することになる。よって、ポンプ本体2から導入されるウォッシャ液の流れによって不用意に弁体23(その弁本体部23c)を移動させてしまうことを防止することができる。
【0042】
上記実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、第1及び第2流出路11,12と第1及び第2流路5b,5cとが、第1及び第2連通路13,14を構成するとしたが、第1及び第2連通路13,14は、ポンプ室10と第1及び第2本体吐出口5g,5hとを連通すれば他の構成に変更してもよい。例えば、第1及び第2流路5b,5cを第1及び第2流出路11,12の終端(図1中、上端)からインペラ6の径方向外側に平行に延出しただけの形状に変更してもよい。尚、この場合、第1及び第2本体吐出口5g,5hがポンプ本体2の一端側(図2中、左側)に配置されることになるため、上記実施の形態の所謂インタンク取り付け構造が困難となる。よって、取込孔7dを他の構造でウォッシャタンクT(図2参照)に連通させて他の構造でポンプ装置1を固定する必要がある。また、例えば、特許文献1の図3に示すようなタイプのポンプ装置においては、そのような構成を容易に適用することができる。このようにしても、上記実施の形態の効果と同様の効果を得ることができる。
【0043】
・上記実施の形態では、第1及び第2流出口11a,11b(それらの最も離間した箇所)は、インペラ6の軸中心Xよりバルブ装置3側に形成されるとしたが、これに限定されない。例えば、第1及び第2流出口の最も離間した箇所を前記直線L2上に形成してもよい。
【0044】
・上記実施の形態では、第1及び第2流出路11,12は、バルブ装置3側に向かうほど近接する割合が大きくなるように(やや湾曲して)形成されるとしたが、これに限定されない。例えば、第1及び第2流出路をバルブ装置3側に向かうほど近接する直線状に形成してもよい。
【0045】
・上記実施の形態では、バルブ装置3は、第1及び第2本体吐出口5g,5hにそれぞれ連結される第1及び第2導入口から導入される液体の圧力差に基づいて第1及び第2吐出口の内のいずれか一方から液体を吐出するものであれば、他のものに変更してもよい。例えば、上記実施の形態では、第1及び第2導入口24a,24bは、それぞれ第1及び第2内延筒部34a,34bの外周に対向して配置されるとしたが、これに限定されない。
【0046】
・上記実施の形態では、車両用ウォッシャポンプ装置に具体化したが、ポンプ装置1を他の装置に用いて実施してもよい。
上記実施形態から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
【0047】
(イ)前記第1及び第2本体吐出口は、前記ポンプ本体から突出する第1及び第2送給管に形成されるものである。このようにすると、第1及び第2送給管を近接して配置することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項に記載の発明によれば、第1及び第2本体吐出口を近接して配置することができ、ひいては、バルブ装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のポンプ装置の要部断面図。
【図2】本実施の形態のポンプ装置の取り付け状態を示す説明図。
【図3】本実施の形態のポンプ装置の要部断面図。
【符号の説明】
2…ポンプ本体、3…バルブ装置、5g,5h…第1及び第2本体吐出口、6…インペラ、10…ポンプ室、11,12…第1及び第2流出路、11a,11b…第1及び第2流出口、13,14…第1及び第2連通路、23…弁体、24a,24b…第1及び第2導入口、25a,25b…第1及び第2吐出口、26a,26b…第1及び第2バルブ室、34a,34b…第1及び第2内延筒部。

Claims (5)

  1. インペラを配設するポンプ室が形成されるとともに前記インペラを回転駆動するモータを略収容するモータ収容部が略筒形状のハウジング内に形成され、前記インペラを前記モータにより正回転又は逆回転させることで前記ポンプ室内の液体を第1及び第2本体吐出口から圧力差を有して供給するポンプ本体と、
    前記第1及び第2本体吐出口にそれぞれ連結される第1及び第2導入口から導入される液体の圧力差に基づいて第1及び第2吐出口の内のいずれか一方から液体を吐出するバルブ装置と
    を備えたポンプ装置において、
    前記ポンプ本体と前記バルブ装置とは別体に構成されており、
    前記ポンプ本体は、前記モータ収容部よりも前記ハウジングの軸方向の一端側に前記ポンプ室が形成され、該ポンプ室前記インペラの軸方向から見て略円形であって、該ポンプ本体には、前記ポンプ室と前記第1及び第2本体吐出口とを連通する第1及び第2連通路が形成され、
    前記第1及び第2連通路は、前記ポンプ室から略接線方向に延びる第1及び第2流出路と、前記ポンプ本体の前記ハウジングからその径方向外側に向けてそれぞれ近接して平行に並設される第1及び第2送給管により形成される流路部分を含んで構成される第1及び第2流路とから構成され、該第1及び第2流出路と第1及び第2流路とにより前記ポンプ室と前記第1及び第2本体吐出口とを連通するように構成され、前記第1及び第2流出路が前記バルブ装置側に向かうほど近接するように形成され、前記径方向外側に向かう前記第1及び第2送給管の開口が前記第1及び第2本体吐出口として構成されており、
    前記第1及び第2流路は、前記ポンプ本体の前記ハウジングにおける内外周間の一部であって、かつ、前記ポンプ室から略接線方向に延びる前記第1及び第2流出路の端部から前記モータ収容部にかけて前記ハウジングの軸方向に沿って、互いに近接して平行に延びるように形成され、該ハウジングの軸方向に沿って延びる第1及び第2流路が前記第1及び第2送給管の部分において前記ハウジングの径方向外側に屈曲されて該第1及び第2送給管の前記第1及び第2本体吐出口に連通するように形成され、
    前記バルブ装置には、前記第1及び第2吐出口が形成されるとともに、該バルブ装置のバルブハウジングから第1及び第2流入筒部がそれぞれ突出して形成され、該第1及び第2流入筒部の開口が前記第1及び第2導入口として構成されており、
    前記ポンプ本体の前記第1及び第2送給管と前記バルブ装置の前記第1及び第2流入筒部とがそれぞれ組み付けられて前記第1及び第2本体吐出口に前記第1及び第2導入口がそれぞれ連結されることを特徴とするポンプ装置。
  2. 請求項1に記載のポンプ装置において、
    前記ポンプ室の前記第1及び第2流出路に対する第1及び第2流出口を、前記インペラの軸中心より前記バルブ装置側に形成したことを特徴とするポンプ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のポンプ装置において、
    前記第1及び第2流出路を、前記バルブ装置側に向かうほど近接する割合が大きくなるように形成したことを特徴とするポンプ装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のポンプ装置において、
    前記バルブ装置は、前記第1導入口と前記第1吐出口が形成された第1バルブ室と、前記第2導入口と前記第2吐出口が形成された第2バルブ室と、前記第1バルブ室内と前記第2バルブ室内とを仕切りその圧力差によって前記第1及び第2吐出口のいずれか一方を開状態とし他方を閉状態とするための弁体とを有し、
    前記第1導入口と前記第1吐出口とは略直交して形成されるとともに、前記第2導入口と前記第2吐出口とは略直交して形成され、
    前記第1バルブ室内には、前記第1吐出口と連通される第1内延筒部が形成され、前記第2バルブ室内には、前記第2吐出口と連通される第2内延筒部が前記第1内延筒部と一直線上に形成され、
    前記弁体は、前記第1及び第2内延筒部の近接する開口のいずれか一方を開状態とし他方を閉状態とするものであって、
    前記第1及び第2導入口は、それぞれ前記第1及び第2内延筒部の外周に対向して配置されることを特徴とするポンプ装置。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のポンプ装置は、前記第1及び第2吐出口から車両フロントウインドと車両リアウインドとに択一的に洗浄液を供給するものであることを特徴とする車両用ウォッシャポンプ装置。
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