JPH09188217A - ガスバッグ装置用袋体 - Google Patents
ガスバッグ装置用袋体Info
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- JPH09188217A JPH09188217A JP7353099A JP35309995A JPH09188217A JP H09188217 A JPH09188217 A JP H09188217A JP 7353099 A JP7353099 A JP 7353099A JP 35309995 A JP35309995 A JP 35309995A JP H09188217 A JPH09188217 A JP H09188217A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 破断部の破断によりエネルギーを吸収して袋
体の膨出時における乗員への衝突を防止するとともに、
乗員が該袋体に当接した時の乗員のシート方向への跳ね
返りを防止すること。 【解決手段】 噴出されたガスによって袋体を膨出させ
る車両用ガスバッグ装置10において、車両ダッシュボ
ード側の基部袋体11と乗員側の乗員当接部13を備え
た前部袋体12とが縫合された袋体1と、前記基部袋体
11と前記前部袋体12とに両端を縫合した複数の拘束
ベルト2と、該拘束ベルト2の中間の一部を重ね合わせ
て縫合した第1の縫合部31によって構成された第1の
設定値以上の力が作用すると破断する第1の破断部3
と、前記前部袋体12の前記乗員当接部13の周囲を環
状に縫合した第2の縫合部41によって構成された乗員
が袋体に当接した後、第2の設定値以上の力が作用する
と破断する第2の破断部4とを備えたガスバッグ装置用
袋体。
体の膨出時における乗員への衝突を防止するとともに、
乗員が該袋体に当接した時の乗員のシート方向への跳ね
返りを防止すること。 【解決手段】 噴出されたガスによって袋体を膨出させ
る車両用ガスバッグ装置10において、車両ダッシュボ
ード側の基部袋体11と乗員側の乗員当接部13を備え
た前部袋体12とが縫合された袋体1と、前記基部袋体
11と前記前部袋体12とに両端を縫合した複数の拘束
ベルト2と、該拘束ベルト2の中間の一部を重ね合わせ
て縫合した第1の縫合部31によって構成された第1の
設定値以上の力が作用すると破断する第1の破断部3
と、前記前部袋体12の前記乗員当接部13の周囲を環
状に縫合した第2の縫合部41によって構成された乗員
が袋体に当接した後、第2の設定値以上の力が作用する
と破断する第2の破断部4とを備えたガスバッグ装置用
袋体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、噴出されたガスに
よって膨出されるガスバッグ装置用袋体において、袋体
内にガスが噴出され第1の設定値以上の力が作用すると
破断する第1の破断部と、乗員が袋体に当接した後、第
2の設定値以上の力が作用すると破断する第2の破断部
とを備え、前記第1の破断部の破断によりエネルギーを
吸収して袋体の膨出時における乗員への衝突を防止する
とともに、乗員が該袋体に当接した時の前記第2の破断
部の破断により乗員のシート方向への跳ね返りを防止す
るガスバッグ装置用袋体に関する。
よって膨出されるガスバッグ装置用袋体において、袋体
内にガスが噴出され第1の設定値以上の力が作用すると
破断する第1の破断部と、乗員が袋体に当接した後、第
2の設定値以上の力が作用すると破断する第2の破断部
とを備え、前記第1の破断部の破断によりエネルギーを
吸収して袋体の膨出時における乗員への衝突を防止する
とともに、乗員が該袋体に当接した時の前記第2の破断
部の破断により乗員のシート方向への跳ね返りを防止す
るガスバッグ装置用袋体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガスバッグ装置用袋体(特開平4
−166453)は、図13に示すように袋体Bの先端
側の中央部Cが内側に折畳まれた状態で前後方向に延び
る縫着部Mが形成され、該袋体の半展開時に前記縫着部
Mにより袋体本体の中央部Cが前方に膨出するのを阻止
し、該袋体本体の内圧が所定圧以上となった場合に前後
方向に延びる縫着部Mの縫着糸Tが破断され、前記袋体
本体が本来の展開状態に膨出し得るようにして、袋体B
の膨出展開時における該袋体Bの膨出をなめらかにし
て、該袋体Bによる乗員の顔面や胸部の直撃を防止する
ものであった。
−166453)は、図13に示すように袋体Bの先端
側の中央部Cが内側に折畳まれた状態で前後方向に延び
る縫着部Mが形成され、該袋体の半展開時に前記縫着部
Mにより袋体本体の中央部Cが前方に膨出するのを阻止
し、該袋体本体の内圧が所定圧以上となった場合に前後
方向に延びる縫着部Mの縫着糸Tが破断され、前記袋体
本体が本来の展開状態に膨出し得るようにして、袋体B
の膨出展開時における該袋体Bの膨出をなめらかにし
て、該袋体Bによる乗員の顔面や胸部の直撃を防止する
ものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のガスバッグ
装置用袋体は、前記袋体内にガスが噴出されると該袋体
B内のガスの内圧が増加して該袋体Bが膨出し、該袋体
Bの前後方向に延びる縫着部Mを形成して先端中央部C
に凹部を形成して、該袋体の膨出展開時における該袋体
による乗員の顔面や胸部の直撃を防止するものである
が、前記袋体内にガスが噴出されると該袋体B内のガス
の圧力が図8に示すように直ちに最大値p1に到達する
ので、前記中央部Cの凹部を包囲する周辺部Hが急激に
膨出するため、該袋体の膨出展開時における該袋体によ
る乗員の顔面や胸部を直撃する可能性があるという問題
があった。
装置用袋体は、前記袋体内にガスが噴出されると該袋体
B内のガスの内圧が増加して該袋体Bが膨出し、該袋体
Bの前後方向に延びる縫着部Mを形成して先端中央部C
に凹部を形成して、該袋体の膨出展開時における該袋体
による乗員の顔面や胸部の直撃を防止するものである
が、前記袋体内にガスが噴出されると該袋体B内のガス
の圧力が図8に示すように直ちに最大値p1に到達する
ので、前記中央部Cの凹部を包囲する周辺部Hが急激に
膨出するため、該袋体の膨出展開時における該袋体によ
る乗員の顔面や胸部を直撃する可能性があるという問題
があった。
【0004】本発明者らは、袋体内にガスが噴出され第
1の設定値以上の力が作用すると第1の破断部を破断さ
せるとともに、乗員が袋体に当接した後、第2の設定値
以上の力が作用すると第2の破断部を破断させるという
本発明の技術的思想に着眼し、さらに研究開発を重ねた
結果、前記破断部の破断によりエネルギーを吸収して袋
体の膨出時における乗員への衝突を防止するとともに、
乗員が該袋体に当接した時の乗員のシート方向への跳ね
返りを防止するという目的を達成する本発明に到達し
た。
1の設定値以上の力が作用すると第1の破断部を破断さ
せるとともに、乗員が袋体に当接した後、第2の設定値
以上の力が作用すると第2の破断部を破断させるという
本発明の技術的思想に着眼し、さらに研究開発を重ねた
結果、前記破断部の破断によりエネルギーを吸収して袋
体の膨出時における乗員への衝突を防止するとともに、
乗員が該袋体に当接した時の乗員のシート方向への跳ね
返りを防止するという目的を達成する本発明に到達し
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のガスバッグ装置用袋体は、噴出されたガ
スによって膨出されるガスバッグ装置用袋体において、
袋体内にガスが噴出され第1の設定値以上の力が作用す
ると破断する第1の破断部と、乗員が袋体に当接した
後、第2の設定値以上の力が作用すると破断する第2の
破断部とを備えたものである。
の第1発明)のガスバッグ装置用袋体は、噴出されたガ
スによって膨出されるガスバッグ装置用袋体において、
袋体内にガスが噴出され第1の設定値以上の力が作用す
ると破断する第1の破断部と、乗員が袋体に当接した
後、第2の設定値以上の力が作用すると破断する第2の
破断部とを備えたものである。
【0006】本発明(請求項2に記載の第2発明)のガ
スバッグ装置用袋体は、上記第1発明において、前記第
1および第2の破断部が、前記袋体の容積拡大を阻止す
る拘束部材に配設されているものである。
スバッグ装置用袋体は、上記第1発明において、前記第
1および第2の破断部が、前記袋体の容積拡大を阻止す
る拘束部材に配設されているものである。
【0007】本発明(請求項3に記載の第3発明)のガ
スバッグ装置用袋体は、上記第1発明において、前記第
1および第2の破断部が、前記袋体の内側に向かって2
段階に縫合した縫合部によって構成されているものであ
る。
スバッグ装置用袋体は、上記第1発明において、前記第
1および第2の破断部が、前記袋体の内側に向かって2
段階に縫合した縫合部によって構成されているものであ
る。
【0008】(作用)上記構成より成る第1発明のガス
バッグ装置用袋体は、噴出されたガスによって膨出され
るガスバッグ装置用袋体において、前記袋体内にガスが
噴出され前記第1の破断部に第1の設定値以上の力が作
用すると該第1の破断部が破断することによりエネルギ
ーを吸収し、乗員が袋体に当接した後前記第2の破断部
に第2の設定値以上の力が作用すると該第2の破断部が
破断することによりエネルギーを吸収するものである。
バッグ装置用袋体は、噴出されたガスによって膨出され
るガスバッグ装置用袋体において、前記袋体内にガスが
噴出され前記第1の破断部に第1の設定値以上の力が作
用すると該第1の破断部が破断することによりエネルギ
ーを吸収し、乗員が袋体に当接した後前記第2の破断部
に第2の設定値以上の力が作用すると該第2の破断部が
破断することによりエネルギーを吸収するものである。
【0009】上記構成より成る第2発明のガスバッグ装
置用袋体は、噴出されたガスによって膨出されるガスバ
ッグ装置用袋体において、前記袋体内にガスが噴出され
前記袋体の容積拡大を阻止する前記拘束部材に配設され
ている前記第1の破断部に第1の設定値以上の力が作用
すると該第1の破断部が破断することによりエネルギー
を吸収するとともに、前記袋体の容積を拡大して内圧の
増加を抑制し、乗員が袋体に当接した後前記拘束部材に
配設された前記第2の破断部に第2の設定値以上の力が
作用すると該第2の破断部が破断することによりエネル
ギーを吸収するとともに、前記袋体の容積を拡大して内
圧の増加を抑制するものである。
置用袋体は、噴出されたガスによって膨出されるガスバ
ッグ装置用袋体において、前記袋体内にガスが噴出され
前記袋体の容積拡大を阻止する前記拘束部材に配設され
ている前記第1の破断部に第1の設定値以上の力が作用
すると該第1の破断部が破断することによりエネルギー
を吸収するとともに、前記袋体の容積を拡大して内圧の
増加を抑制し、乗員が袋体に当接した後前記拘束部材に
配設された前記第2の破断部に第2の設定値以上の力が
作用すると該第2の破断部が破断することによりエネル
ギーを吸収するとともに、前記袋体の容積を拡大して内
圧の増加を抑制するものである。
【0010】上記構成より成る第3発明のガスバッグ装
置用袋体は、噴出されたガスによって膨出されるガスバ
ッグ装置用袋体において、前記袋体内にガスが噴出され
前記袋体の最も内側の縫合部によって構成された前記第
1の破断部に第1の設定値以上の力が作用すると該第1
の破断部が破断することによりエネルギーを吸収すると
ともに、前記袋体の容積を拡大して内圧の増加を抑制
し、乗員が袋体に当接した後前記袋体の外側の縫合部に
よって構成された前記第2の破断部に第2の設定値以上
の力が作用すると該第2の破断部が破断することにより
エネルギーを吸収するとともに、前記袋体の容積を拡大
して内圧の増加を抑制するものである。
置用袋体は、噴出されたガスによって膨出されるガスバ
ッグ装置用袋体において、前記袋体内にガスが噴出され
前記袋体の最も内側の縫合部によって構成された前記第
1の破断部に第1の設定値以上の力が作用すると該第1
の破断部が破断することによりエネルギーを吸収すると
ともに、前記袋体の容積を拡大して内圧の増加を抑制
し、乗員が袋体に当接した後前記袋体の外側の縫合部に
よって構成された前記第2の破断部に第2の設定値以上
の力が作用すると該第2の破断部が破断することにより
エネルギーを吸収するとともに、前記袋体の容積を拡大
して内圧の増加を抑制するものである。
【0011】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明のガスバッグ
装置用袋体は、前記袋体内にガスが噴出され前記第1の
破断部に第1の設定値以上の力が作用すると、該第1の
破断部が破断することによりエネルギーを吸収して、前
記袋体の乗員への当接を防止するとともに、乗員が袋体
に当接した後前記第2の破断部に第2の設定値以上の力
が作用すると、該第2の破断部が破断することによりエ
ネルギーを吸収して、乗員が該袋体に当接した時の乗員
のシート方向への跳ね返りを防止するという効果を奏す
る。
装置用袋体は、前記袋体内にガスが噴出され前記第1の
破断部に第1の設定値以上の力が作用すると、該第1の
破断部が破断することによりエネルギーを吸収して、前
記袋体の乗員への当接を防止するとともに、乗員が袋体
に当接した後前記第2の破断部に第2の設定値以上の力
が作用すると、該第2の破断部が破断することによりエ
ネルギーを吸収して、乗員が該袋体に当接した時の乗員
のシート方向への跳ね返りを防止するという効果を奏す
る。
【0012】上記作用を奏する第2発明のガスバッグ装
置用袋体は、前記袋体内にガスが噴出され前記拘束部材
に配設された前記第1の破断部に第1の設定値以上の力
が作用すると、該第1の破断部が破断することによりエ
ネルギーを吸収するとともに、前記袋体の容積を拡大し
内圧の増加を抑制して、前記袋体の乗員への当接を防止
するとともに、乗員が袋体に当接した後該第1の破断部
が破断した後前記拘束部材に配設された前記第1の設定
値より高い前記第2の設定値の前記第2の破断部に第2
の設定値以上の力が作用すると、該第2の破断部が破断
することによりエネルギーを吸収とともに、前記袋体の
容積を拡大し内圧の増加を抑制して、乗員が該袋体に当
接した時の乗員のシート方向への跳ね返りを確実に防止
するという効果を奏する。
置用袋体は、前記袋体内にガスが噴出され前記拘束部材
に配設された前記第1の破断部に第1の設定値以上の力
が作用すると、該第1の破断部が破断することによりエ
ネルギーを吸収するとともに、前記袋体の容積を拡大し
内圧の増加を抑制して、前記袋体の乗員への当接を防止
するとともに、乗員が袋体に当接した後該第1の破断部
が破断した後前記拘束部材に配設された前記第1の設定
値より高い前記第2の設定値の前記第2の破断部に第2
の設定値以上の力が作用すると、該第2の破断部が破断
することによりエネルギーを吸収とともに、前記袋体の
容積を拡大し内圧の増加を抑制して、乗員が該袋体に当
接した時の乗員のシート方向への跳ね返りを確実に防止
するという効果を奏する。
【0013】上記作用を奏する第3発明のガスバッグ装
置用袋体は、前記袋体内にガスが噴出され前記袋体の最
も内側の縫合部によって構成された前記第1の破断部に
第1の設定値以上の力が作用すると、該第1の破断部が
破断することによりエネルギーを吸収するとともに、前
記袋体の容積を拡大し内圧の増加を抑制して、前記袋体
の乗員への当接を防止するとともに、乗員が袋体に当接
した後該第1の破断部が破断した後前記袋体の外側の縫
合部によって構成された前記第2の破断部に第2の設定
値以上の力が作用すると、該第2の破断部が破断するこ
とによりエネルギーを吸収とともに、前記袋体の容積を
拡大し内圧の増加を抑制して、乗員が該袋体に当接した
時の乗員のシート方向への跳ね返りを確実に防止すると
いう効果を奏する。
置用袋体は、前記袋体内にガスが噴出され前記袋体の最
も内側の縫合部によって構成された前記第1の破断部に
第1の設定値以上の力が作用すると、該第1の破断部が
破断することによりエネルギーを吸収するとともに、前
記袋体の容積を拡大し内圧の増加を抑制して、前記袋体
の乗員への当接を防止するとともに、乗員が袋体に当接
した後該第1の破断部が破断した後前記袋体の外側の縫
合部によって構成された前記第2の破断部に第2の設定
値以上の力が作用すると、該第2の破断部が破断するこ
とによりエネルギーを吸収とともに、前記袋体の容積を
拡大し内圧の増加を抑制して、乗員が該袋体に当接した
時の乗員のシート方向への跳ね返りを確実に防止すると
いう効果を奏する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
図面を用いて説明する。
【0015】(第1実施形態)本第1実施形態のガスバ
ッグ装置用袋体は、図1ないし図7に示すように噴出さ
れたガスによって袋体を膨出させる車両用ガスバッグ装
置10において、車両ダッシュボード側の基部袋体11
と乗員側の乗員当接部13を備えた前部袋体12とが縫
合された袋体1と、前記基部袋体11と前記前部袋体1
2とに両端を縫合した複数の拘束ベルト2と、該拘束ベ
ルト2の中間の一部を重ね合わせて縫合した第1の縫合
部31によって構成された第1の設定値以上の力が作用
すると破断する第1の破断部3と、前記前部袋体12の
前記乗員当接部13の周囲を環状に縫合した第2の縫合
部41によって構成された乗員が袋体に当接した後、第
2の設定値以上の力が作用すると破断する第2の破断部
4とを備えたものである。
ッグ装置用袋体は、図1ないし図7に示すように噴出さ
れたガスによって袋体を膨出させる車両用ガスバッグ装
置10において、車両ダッシュボード側の基部袋体11
と乗員側の乗員当接部13を備えた前部袋体12とが縫
合された袋体1と、前記基部袋体11と前記前部袋体1
2とに両端を縫合した複数の拘束ベルト2と、該拘束ベ
ルト2の中間の一部を重ね合わせて縫合した第1の縫合
部31によって構成された第1の設定値以上の力が作用
すると破断する第1の破断部3と、前記前部袋体12の
前記乗員当接部13の周囲を環状に縫合した第2の縫合
部41によって構成された乗員が袋体に当接した後、第
2の設定値以上の力が作用すると破断する第2の破断部
4とを備えたものである。
【0016】前記車両用ガスバッグ装置10は、ステア
リングホイールの中央部分に配置され、ステアリングホ
イールと共に回転または相対回転可能に構成され、前記
袋体1が折り畳まれて収容されている。
リングホイールの中央部分に配置され、ステアリングホ
イールと共に回転または相対回転可能に構成され、前記
袋体1が折り畳まれて収容されている。
【0017】前記袋体1の中央にはガス発生用のインフ
レータ14が配設され、該インフレータ14にはガス発
生物質が封入されており、車両急減速時には前記ガス発
生物質が燃焼によって分解して大量のガスを放出し、放
出されたガスによって前記袋体1を膨出させる構成より
成る。
レータ14が配設され、該インフレータ14にはガス発
生物質が封入されており、車両急減速時には前記ガス発
生物質が燃焼によって分解して大量のガスを放出し、放
出されたガスによって前記袋体1を膨出させる構成より
成る。
【0018】前記袋体1は、図1ないし図3に示される
ように車両ダッシュボード側の基部袋体11と乗員側の
乗員当接部13を備えた前部袋体12とを縫合して、略
球形の袋状に形成されている。すなわち、該袋体1は、
各々円形に裁断された基部袋体11と前部袋体12の外
周縁部分を互いに内方に折り返して合わせた状態で例え
ば1260デニールの縫合糸によって縫合されている。
ように車両ダッシュボード側の基部袋体11と乗員側の
乗員当接部13を備えた前部袋体12とを縫合して、略
球形の袋状に形成されている。すなわち、該袋体1は、
各々円形に裁断された基部袋体11と前部袋体12の外
周縁部分を互いに内方に折り返して合わせた状態で例え
ば1260デニールの縫合糸によって縫合されている。
【0019】前記基部袋体11は、中央部に前記インフ
レータ取付け用の取付穴111が形成され、該取付穴1
11に前記インフレータ14を突出させた状態で固定さ
れ、前記袋体内部にガスを噴出し得るように構成されて
いる。
レータ取付け用の取付穴111が形成され、該取付穴1
11に前記インフレータ14を突出させた状態で固定さ
れ、前記袋体内部にガスを噴出し得るように構成されて
いる。
【0020】前記前部袋体12は、縫合前の状態を示す
図1および図2に示すように最も外側の環状の外周部1
21と、該外周部121に一端が縫合され前記第2の破
断部4が配設される筒状部122と、該筒状部122の
他端に外周縁が縫合され円形の乗員当接部13とから成
り、前記筒状部122によって前記外周部121から該
乗員当接部13が突出した形態に形成されている。上記
各縫合部は、例えば1260デニールの縫合糸によって
縫合されている。
図1および図2に示すように最も外側の環状の外周部1
21と、該外周部121に一端が縫合され前記第2の破
断部4が配設される筒状部122と、該筒状部122の
他端に外周縁が縫合され円形の乗員当接部13とから成
り、前記筒状部122によって前記外周部121から該
乗員当接部13が突出した形態に形成されている。上記
各縫合部は、例えば1260デニールの縫合糸によって
縫合されている。
【0021】前記乗員当接部13は、前記外周部121
および前記筒状部122と同様に前記基部袋体11と同
一デニール(例えば1260デニール、1000デニー
ル、840デニール)の布帛で構成しても良く、乗員の
顔面保護の観点より前記基部袋体11その他の糸より細
い糸の840ないし1420デニールの布帛で構成する
ことも可能である。
および前記筒状部122と同様に前記基部袋体11と同
一デニール(例えば1260デニール、1000デニー
ル、840デニール)の布帛で構成しても良く、乗員の
顔面保護の観点より前記基部袋体11その他の糸より細
い糸の840ないし1420デニールの布帛で構成する
ことも可能である。
【0022】前記拘束ベルト2は、図1ないし図3に示
されるように充分な強度を有する厚地の布製の帯状部材
によって構成され、両端を略直角に折り曲げて略コの字
状にして前記基部袋体11の前記インフレータ14の側
方部分と前記前部袋体12の前記外周部121の中央部
とに複数の例えば1260デニールの縫合糸によって略
十字状に縫合されている。
されるように充分な強度を有する厚地の布製の帯状部材
によって構成され、両端を略直角に折り曲げて略コの字
状にして前記基部袋体11の前記インフレータ14の側
方部分と前記前部袋体12の前記外周部121の中央部
とに複数の例えば1260デニールの縫合糸によって略
十字状に縫合されている。
【0023】前記袋体1の軸方向に平行に複数並設され
た拘束ベルトは、該袋体1が膨張した際に前記基部袋体
11と前記前部袋体12との膨張展開を拘束制限して、
前記袋体1を所定形状に維持するように構成されてい
る。
た拘束ベルトは、該袋体1が膨張した際に前記基部袋体
11と前記前部袋体12との膨張展開を拘束制限して、
前記袋体1を所定形状に維持するように構成されてい
る。
【0024】前記第1の破断部3は、該各拘束ベルト2
の中間の一部を重ね合わせて例えば400デニールの縫
合糸によって縫合した第1の縫合部31によって構成さ
れ、図5に示されるように前記インフレータ14からガ
スが噴出され折り畳まれた前記袋体1が膨張して第1の
縫合部31に第1の設定値以上の力が作用すると、前記
縫合糸が切断されることにより破断し得るように構成さ
れている。
の中間の一部を重ね合わせて例えば400デニールの縫
合糸によって縫合した第1の縫合部31によって構成さ
れ、図5に示されるように前記インフレータ14からガ
スが噴出され折り畳まれた前記袋体1が膨張して第1の
縫合部31に第1の設定値以上の力が作用すると、前記
縫合糸が切断されることにより破断し得るように構成さ
れている。
【0025】該第1の破断部3を構成する前記第1の縫
合部31は、前記基部袋体11と前部袋体12の外周縁
部分を互いに縫合する1260デニールの縫合糸に比べ
て縫製強度が充分低い350ないし400デニールの縫
合糸によって縫合されているので、前記袋体1の外周縁
部分に先立ち、該第1の破断部3が破断し得るように構
成されている。同一の縫合糸を用いて縫い込み回数によ
って強度に差を設定することも出来る。
合部31は、前記基部袋体11と前部袋体12の外周縁
部分を互いに縫合する1260デニールの縫合糸に比べ
て縫製強度が充分低い350ないし400デニールの縫
合糸によって縫合されているので、前記袋体1の外周縁
部分に先立ち、該第1の破断部3が破断し得るように構
成されている。同一の縫合糸を用いて縫い込み回数によ
って強度に差を設定することも出来る。
【0026】前記第2の破断部4は、前記環状の外周部
121の内周縁に一端が縫合されるとともに、乗員が当
接する前記円形の乗員当接部13の外周縁に他端が縫合
された前記筒状部122を前記袋体1の内方に折り曲
げ、両端に近い対向当接した部分を420デニールの縫
合糸によって環状に縫合されている前記第2の縫合部4
1によって構成され、図6に示されるように乗員が袋体
に当接した後、前記第1の設定値より大きな前記第2の
設定値以上の力が作用すると図7に示されるように前記
縫合糸が切断されることにより破断し得るように構成さ
れている。
121の内周縁に一端が縫合されるとともに、乗員が当
接する前記円形の乗員当接部13の外周縁に他端が縫合
された前記筒状部122を前記袋体1の内方に折り曲
げ、両端に近い対向当接した部分を420デニールの縫
合糸によって環状に縫合されている前記第2の縫合部4
1によって構成され、図6に示されるように乗員が袋体
に当接した後、前記第1の設定値より大きな前記第2の
設定値以上の力が作用すると図7に示されるように前記
縫合糸が切断されることにより破断し得るように構成さ
れている。
【0027】上記構成より成る第1実施形態のガスバッ
グ装置用袋体は、図4に示すように前記インフレータ1
4からガスが噴出され内圧が作用すると、折り畳まれた
前記袋体1が球状に膨張し、前記袋体1内に平行に複数
並設された前記拘束ベルトが、前記基部袋体11と前記
前部袋体12との膨張展開を拘束制限する。
グ装置用袋体は、図4に示すように前記インフレータ1
4からガスが噴出され内圧が作用すると、折り畳まれた
前記袋体1が球状に膨張し、前記袋体1内に平行に複数
並設された前記拘束ベルトが、前記基部袋体11と前記
前部袋体12との膨張展開を拘束制限する。
【0028】前記拘束ベルトが、前記袋体1の膨張展開
を拘束制限するため、該拘束ベルトに作用する力が、前
記第1の縫合部31に作用し、前記第1の設定値を越え
ると該第1の縫合部31の前記縫合糸が逐次切断される
ことにより前記第1の破断部3が徐々に破断され、エネ
ルギーが吸収されるとともに、図5に示されるように該
各拘束ベルト2の中間の一部を重ね合わせて縫合された
前記第1の縫合部31による拘束が解除され、前記袋体
1内の容積が増加して内圧がジクザク状に変化して、図
8に示されるように展開初期の破線で示される従来のピ
ークp1がP1に抑制される。
を拘束制限するため、該拘束ベルトに作用する力が、前
記第1の縫合部31に作用し、前記第1の設定値を越え
ると該第1の縫合部31の前記縫合糸が逐次切断される
ことにより前記第1の破断部3が徐々に破断され、エネ
ルギーが吸収されるとともに、図5に示されるように該
各拘束ベルト2の中間の一部を重ね合わせて縫合された
前記第1の縫合部31による拘束が解除され、前記袋体
1内の容積が増加して内圧がジクザク状に変化して、図
8に示されるように展開初期の破線で示される従来のピ
ークp1がP1に抑制される。
【0029】前記第1の縫合部31による拘束が解除さ
れ、図5に示されるように容積が増加して球状となった
前記袋体1の前記乗員当接部13に乗員5が当接して押
圧する(図6に示す)ことにより、該袋体1内の内圧が
増加して、前記環状の外周部121と乗員5が当接する
前記円形の乗員当接部13との間に縫着された前記筒状
部122の両端に近い部分を縫合した前記第2の縫合部
41によって構成された前記第2の破断部に前記第2の
設定値を越える力が作用すると、前記縫合糸が逐次切断
されることにより前記第2の破断部4が徐々に破断さ
れ、エネルギーが吸収されるとともに、図7に示される
ように前記第2の縫合部41による拘束が解除されるの
で、前記乗員当接部13が前記筒状部122の分だけ突
出するため、前記袋体1内の内容積が実質的に増加して
内圧がジクザク状に変化して、図8に示されるように乗
員当接時の破線で示される従来のピークp2がP2に抑
制される。
れ、図5に示されるように容積が増加して球状となった
前記袋体1の前記乗員当接部13に乗員5が当接して押
圧する(図6に示す)ことにより、該袋体1内の内圧が
増加して、前記環状の外周部121と乗員5が当接する
前記円形の乗員当接部13との間に縫着された前記筒状
部122の両端に近い部分を縫合した前記第2の縫合部
41によって構成された前記第2の破断部に前記第2の
設定値を越える力が作用すると、前記縫合糸が逐次切断
されることにより前記第2の破断部4が徐々に破断さ
れ、エネルギーが吸収されるとともに、図7に示される
ように前記第2の縫合部41による拘束が解除されるの
で、前記乗員当接部13が前記筒状部122の分だけ突
出するため、前記袋体1内の内容積が実質的に増加して
内圧がジクザク状に変化して、図8に示されるように乗
員当接時の破線で示される従来のピークp2がP2に抑
制される。
【0030】上記作用を奏する第1実施形態のガスバッ
グ装置用袋体は、前記袋体1内にガスが噴出され前記第
1の破断部3に第1の設定値以上の力が作用すると、該
第1の破断部3が徐々に破断することによりエネルギー
を吸収して、前記袋体1内の容積が増加して内圧の増加
が抑制されることにより、前記袋体1の乗員への当接を
防止するという効果を奏する。
グ装置用袋体は、前記袋体1内にガスが噴出され前記第
1の破断部3に第1の設定値以上の力が作用すると、該
第1の破断部3が徐々に破断することによりエネルギー
を吸収して、前記袋体1内の容積が増加して内圧の増加
が抑制されることにより、前記袋体1の乗員への当接を
防止するという効果を奏する。
【0031】また第1実施形態のガスバッグ装置用袋体
は、乗員が膨出した前記袋体1に当接した後前記第2の
破断部4に第2の設定値以上の力が作用すると、該第2
の破断部4が破断することによりエネルギーを吸収する
とともに、前記乗員当接部13が前記筒状部122の分
だけ突出するため、前記袋体1内の内容積が実質的に増
加して内圧の増加を抑制して、乗員が該袋体1に当接し
た時の乗員のシート方向への跳ね返りを防止するという
効果を奏する。
は、乗員が膨出した前記袋体1に当接した後前記第2の
破断部4に第2の設定値以上の力が作用すると、該第2
の破断部4が破断することによりエネルギーを吸収する
とともに、前記乗員当接部13が前記筒状部122の分
だけ突出するため、前記袋体1内の内容積が実質的に増
加して内圧の増加を抑制して、乗員が該袋体1に当接し
た時の乗員のシート方向への跳ね返りを防止するという
効果を奏する。
【0032】(第2実施形態)本第2実施形態のガスバ
ッグ装置用袋体は、図9および図10に示すように袋体
1の外周上の複数箇所をつまみ重ね合わせて半径方向上
間隔をおいて2か所縫合することにより第1の破断部3
2および第2の破断部42を形成するものである。
ッグ装置用袋体は、図9および図10に示すように袋体
1の外周上の複数箇所をつまみ重ね合わせて半径方向上
間隔をおいて2か所縫合することにより第1の破断部3
2および第2の破断部42を形成するものである。
【0033】上記構成の第2実施形態のガスバッグ装置
用袋体は、前記袋体1内にガスが噴出され図9および図
10において破線で示されるように袋体1が膨出し、該
袋体1内に作用する内圧が増加して内方に形成された前
記第1の破断部32に第1の設定値以上の力が作用する
と、該第1の破断部32が徐々に破断することによりエ
ネルギーを吸収するとともに、一点鎖線で示されるよう
に前記袋体1が半径方向外方に拡大して該袋体1内の容
積を増加させ内圧の増加を抑制することにより、前記袋
体1の乗員への当接を防止するという効果を奏する。
用袋体は、前記袋体1内にガスが噴出され図9および図
10において破線で示されるように袋体1が膨出し、該
袋体1内に作用する内圧が増加して内方に形成された前
記第1の破断部32に第1の設定値以上の力が作用する
と、該第1の破断部32が徐々に破断することによりエ
ネルギーを吸収するとともに、一点鎖線で示されるよう
に前記袋体1が半径方向外方に拡大して該袋体1内の容
積を増加させ内圧の増加を抑制することにより、前記袋
体1の乗員への当接を防止するという効果を奏する。
【0034】また第2実施形態のガスバッグ装置用袋体
は、乗員が膨出した前記袋体1の前記乗員当接部13に
当接した後前記第2の破断部42に第2の設定値以上の
力が作用すると、該第2の破断部42が破断することに
よりエネルギーを吸収するとともに、二点鎖線で示され
るように前記袋体1が半径方向外方にさらに拡大して該
袋体1内の容積を増加させ内圧の増加を抑制することに
より、乗員が該袋体1に当接した時の乗員のシート方向
への跳ね返りを防止するという効果を奏する。
は、乗員が膨出した前記袋体1の前記乗員当接部13に
当接した後前記第2の破断部42に第2の設定値以上の
力が作用すると、該第2の破断部42が破断することに
よりエネルギーを吸収するとともに、二点鎖線で示され
るように前記袋体1が半径方向外方にさらに拡大して該
袋体1内の容積を増加させ内圧の増加を抑制することに
より、乗員が該袋体1に当接した時の乗員のシート方向
への跳ね返りを防止するという効果を奏する。
【0035】さらに第2実施形態のガスバッグ装置用袋
体は、前記袋体1の外側部の一部を縫合するだけで前記
第1および第2の破断部を構成することが出来るので、
追加する部材が不要であり、コストを低減することが出
来るとともに、乗員当接部13から前記第1および第2
の破断部32、42を離すことができるという効果を奏
する。
体は、前記袋体1の外側部の一部を縫合するだけで前記
第1および第2の破断部を構成することが出来るので、
追加する部材が不要であり、コストを低減することが出
来るとともに、乗員当接部13から前記第1および第2
の破断部32、42を離すことができるという効果を奏
する。
【0036】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0037】前記第1実施形態においては、一例として
前記前部袋体12の外周部121に筒状部122を介し
て乗員当接部13を縫合する例について説明したが、本
発明としてはそれに限定されるものでは無く、例えば図
11に示すように円形の中央部に間隔をおいて山折りす
るとともにその間を谷折りするとともに、図12に示す
ように前記外周部121の内側を縫合するにあたり円周
方向に皺を寄せて前記山折り部を420デニールの縫合
糸によって縫い込むことにより前記第2の破断部45を
構成し、前記第1実施形態と同様の作用効果を奏する態
様を採用することが出来るものである。
前記前部袋体12の外周部121に筒状部122を介し
て乗員当接部13を縫合する例について説明したが、本
発明としてはそれに限定されるものでは無く、例えば図
11に示すように円形の中央部に間隔をおいて山折りす
るとともにその間を谷折りするとともに、図12に示す
ように前記外周部121の内側を縫合するにあたり円周
方向に皺を寄せて前記山折り部を420デニールの縫合
糸によって縫い込むことにより前記第2の破断部45を
構成し、前記第1実施形態と同様の作用効果を奏する態
様を採用することが出来るものである。
【0038】前記第1実施形態においては、一例として
袋体の対向面間を連結する拘束ベルトを用いる例につい
て説明したが、本発明としてはそれに限定されるもので
は無く、例えば袋体の外周壁をはちまき状に拘束して、
大きな容積拡大効果を実現する態様も採用することが出
来るものである。
袋体の対向面間を連結する拘束ベルトを用いる例につい
て説明したが、本発明としてはそれに限定されるもので
は無く、例えば袋体の外周壁をはちまき状に拘束して、
大きな容積拡大効果を実現する態様も採用することが出
来るものである。
【0039】前記第1実施形態においては、一例として
前記第1および第2の破断部を、縫合する縫合糸のデニ
ール(糸の引っ張り強度)を変えることにより構成する
例について説明したが、本発明としてはそれに限定され
るものでは無く、例えば、縫い込み回数(縫い込み
列)、縫い込みピッチおよびその他を変えることにより
破断強度を調整する態様を採用することが出来るもので
ある。
前記第1および第2の破断部を、縫合する縫合糸のデニ
ール(糸の引っ張り強度)を変えることにより構成する
例について説明したが、本発明としてはそれに限定され
るものでは無く、例えば、縫い込み回数(縫い込み
列)、縫い込みピッチおよびその他を変えることにより
破断強度を調整する態様を採用することが出来るもので
ある。
【図1】本発明の第1実施形態のガスバッグ装置用袋体
を示す一部欠截斜視図である。
を示す一部欠截斜視図である。
【図2】本第1実施形態のガスバッグ装置用袋体の第2
破断部の縫合前の自由状態を示す断面図である。
破断部の縫合前の自由状態を示す断面図である。
【図3】本第1実施形態のガスバッグ装置用袋体の第2
破断部の縫合後の自由状態を示す断面図である。
破断部の縫合後の自由状態を示す断面図である。
【図4】本第1実施形態のガスバッグ装置用袋体内にガ
スが噴出され、第1破断部の破断前の状態を示す断面図
である。
スが噴出され、第1破断部の破断前の状態を示す断面図
である。
【図5】本第1実施形態のガスバッグ装置用袋体内にガ
スが噴出され、第1破断部の破断後の状態を示す断面図
である。
スが噴出され、第1破断部の破断後の状態を示す断面図
である。
【図6】本第1実施形態のガスバッグ装置用袋体に乗員
が当接し、第2破断部の破断前の状態を示す断面図であ
る。
が当接し、第2破断部の破断前の状態を示す断面図であ
る。
【図7】本第1実施形態のガスバッグ装置用袋体に乗員
が当接し、第2破断部の破断後の状態を示す断面図であ
る。
が当接し、第2破断部の破断後の状態を示す断面図であ
る。
【図8】本第1実施形態のガスバッグ装置用袋体におけ
る膨出時の内圧の変化を従来の袋体と比較した予測値を
示す線図である。
る膨出時の内圧の変化を従来の袋体と比較した予測値を
示す線図である。
【図9】本発明の第2実施形態のガスバッグ装置用袋体
の自由状態、第1破断部および第2破断部が破断した状
態を示す断面図である。
の自由状態、第1破断部および第2破断部が破断した状
態を示す断面図である。
【図10】本第2実施形態のガスバッグ装置用袋体の自
由状態、第1破断部および第2破断部が破断した状態を
示す平面図である。
由状態、第1破断部および第2破断部が破断した状態を
示す平面図である。
【図11】本発明の第1実施形態の変形態様のガスバッ
グ装置用袋体を構成する前部袋体の縫合前の状態を示す
平面図である。
グ装置用袋体を構成する前部袋体の縫合前の状態を示す
平面図である。
【図12】本第1実施形態の変形態様のガスバッグ装置
用袋体を構成する前部袋体の縫合後の状態を示す平面図
および部分断面である。
用袋体を構成する前部袋体の縫合後の状態を示す平面図
および部分断面である。
【図13】従来のガスバッグ装置用袋体の半展開の膨出
状態を示す縦および水平断面図である。
状態を示す縦および水平断面図である。
1 袋体 2 拘束ベルト 3 第1の破断部 4 第2の破断部 10 車両用ガスバッグ装置 11 基部袋体 12 前部袋体 13 乗員当接部 31 第1の縫合部 41 第2の縫合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中原 真吾 愛知県名古屋市中区上前津2丁目9番29号 株式会社槌屋内 (72)発明者 ▲高▼橋 克彦 愛知県名古屋市緑区徳重2丁目1521番地
Claims (3)
- 【請求項1】 噴出されたガスによって膨出されるガス
バッグ装置用袋体において、 袋体内にガスが噴出され第1の設定値以上の力が作用す
ると破断する第1の破断部と、 乗員が袋体に当接した後、第2の設定値以上の力が作用
すると破断する第2の破断部とを備えたことを特徴とす
るガスバッグ装置用袋体。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記第1および第2の破断部が、前記袋体の容積拡大を
阻止する拘束部材に配設されていることを特徴とするガ
スバッグ装置用袋体。 - 【請求項3】 請求項1において、 前記第1および第2の破断部が、前記袋体の内側に向か
って2段階に縫合した縫合部によって構成されているこ
とを特徴とするガスバッグ装置用袋体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7353099A JPH09188217A (ja) | 1995-12-30 | 1995-12-30 | ガスバッグ装置用袋体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7353099A JPH09188217A (ja) | 1995-12-30 | 1995-12-30 | ガスバッグ装置用袋体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09188217A true JPH09188217A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=18428561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7353099A Pending JPH09188217A (ja) | 1995-12-30 | 1995-12-30 | ガスバッグ装置用袋体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09188217A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001301556A (ja) * | 2000-04-25 | 2001-10-31 | Takata Corp | エアバッグ装置 |
US6962363B2 (en) * | 2000-07-07 | 2005-11-08 | Milliken & Company | Multiple chamber airbags and methods |
JP2009509865A (ja) * | 2005-10-04 | 2009-03-12 | オートリブ ディベロップメント エービー | エアバッグ装置 |
WO2012060408A1 (ja) * | 2010-11-04 | 2012-05-10 | タカタ株式会社 | エアバッグ及びエアバッグ装置 |
-
1995
- 1995-12-30 JP JP7353099A patent/JPH09188217A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001301556A (ja) * | 2000-04-25 | 2001-10-31 | Takata Corp | エアバッグ装置 |
US6962363B2 (en) * | 2000-07-07 | 2005-11-08 | Milliken & Company | Multiple chamber airbags and methods |
JP2009509865A (ja) * | 2005-10-04 | 2009-03-12 | オートリブ ディベロップメント エービー | エアバッグ装置 |
KR101330782B1 (ko) * | 2005-10-04 | 2013-11-18 | 아우토리브 디벨롭먼트 아베 | 에어백 장치 |
WO2012060408A1 (ja) * | 2010-11-04 | 2012-05-10 | タカタ株式会社 | エアバッグ及びエアバッグ装置 |
JP2012096711A (ja) * | 2010-11-04 | 2012-05-24 | Takata Corp | エアバッグ及びエアバッグ装置 |
US8727378B2 (en) | 2010-11-04 | 2014-05-20 | Takata Corporation | Air bag and air bag device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021001 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051114 |