JP3367810B2 - ガスバッグ装置用袋体 - Google Patents

ガスバッグ装置用袋体

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JP3367810B2 JP35310195A JP35310195A JP3367810B2 JP 3367810 B2 JP3367810 B2 JP 3367810B2 JP 35310195 A JP35310195 A JP 35310195A JP 35310195 A JP35310195 A JP 35310195A JP 3367810 B2 JP3367810 B2 JP 3367810B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の急減速時に
噴出されたガスによって膨出されるガスバッグ装置用袋
体において、第1の袋体内に噴出されたガスによって第
1の設定値以上の力が作用すると第1の破断部が破断し
てエネルギーを吸収するとともに、該第1の袋体から第
2の袋体内にガスが噴出させて該第1の袋体内のガスの
内圧上昇を抑制して、袋体の膨出時における乗員への当
接を防止するとともに、乗員が該袋体に当接した時の前
記第2の破断部の破断により乗員のシート方向への跳ね
返りを防止するガスバッグ装置用袋体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガスバッグ装置用袋体(実開平4
−20857)は、図16に示すようにバッグBにベン
トホールHが形成され、車両の急減速時にはバッグの形
状変形と前記ベントホールHからのガスの排気によって
エネルギーを吸収するガスバッグ装置用袋体において、
バッグBの内方空間をベントホールHとインフレータI
とを有する第1の空間1Cと乗員に近い第2の空間2C
とに仕切る仕切部材Sに該第1の空間1Cから第2の空
間2Cへの流れのみ許容する一方向弁Oを配設するもの
であった。
【0003】上記従来のガスバッグ装置用袋体は、車両
の急減速時には前記バッグB内にガスが噴出されると前
記第1の空間1C内のガスの内圧が増加すると、前記一
方向弁Oを介して前記第2の空間内に噴出して該バッグ
Bが膨出し、乗員が当接するとバッグの変形と前記ベン
トホールHからのガスの排気によって、エネルギーを吸
収するものである
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のガスバッグ
装置用袋体は、車両の急減速時に前記バッグB内にガス
が噴出されると、前記第1の空間1C内のガスを該ベン
トホールHから排出するものであるが、車両の急減速時
の乗員を受け止める必要性から排出量を大きく設定出来
ないため、前記インフレータIからガスが急激に噴出さ
れた時の前記バッグBの乗員への当接を回避出来ないと
ともに、乗員が繰り返し当接すると前記一方向弁Oが開
くためその都度前記ベントホールHから排出され、前記
第2の空間C2の容積が減少するという問題があった。
【0005】本発明者らは、車両の急減速時に第1の袋
体内に噴出されたガスによって第1の設定値以上の力が
作用すると第1の破断部が徐々に破断してエネルギーを
吸収するとともに、該第1の袋体から第2の袋体内にガ
スが噴出させて該第1の袋体内のガスの内圧上昇を抑制
するとともに、乗員が該袋体に当接した時に前記第2の
破断部が徐々に破断してエネルギーを吸収するという本
発明の技術的思想に着眼し、さらに研究開発を重ねた結
果、膨出時における袋体の乗員への当接を緩和するとと
もに、乗員のシート方向への跳ね返りを防止するという
目的を達成する本発明に到達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のガスバッグ装置用袋体は、噴出されたガ
スによって膨出されるガスバッグ装置用袋体において、
袋体が、ガスが噴出される第1の袋体と乗員が当接する
第2の袋体とから成り、前記第1の袋体内に配設され、
噴出されたガスによって第1の設定値以上の力が作用す
るとエネルギーを吸収すべく徐々に破断して、該第1の
袋体から第2の袋体内にガスが噴出されるように構成し
た第1の破断部と、 前記第2の袋体内に配設され、乗員
が当接して該第2の袋体内のガス圧が上昇して第2の設
定値以上の力が作用するとエネルギーを吸収すべく徐々
に破断する第2の破断部えたものである。
【0007】本発明(請求項2に記載の第2発明)のガ
スバッグ装置用袋体は、上記第1発明において、前記第
2の破断部における第2の設定値が、前記第1の破断部
における前記第1の設定値より小さいとともに、前記第
1の袋体と第2の袋体とを区画する部分に配設され、前
記第1の破断部が破断すると該第1の袋体と第2の袋体
とを連通させる連通手段を備えているものである。
【0008】本発明(請求項3に記載の第3発明)のガ
スバッグ装置用袋体は、上記第2発明において、前記
2の破断部が破断すると前記第2の袋体の内外を連通し
て、前記第2の袋体内のガスを外に排出する排出を備
えているものである。
【0009】(作用) 上記構成より成る第1発明のガスバッグ装置用袋体は、
噴出されたガスによって膨出されるガスバッグ装置用袋
体において、車両の急減速時に第1の袋体内に噴出され
たガスによって第1の設定値以上の力が作用すると第1
の破断部が徐々に破断してエネルギーを吸収するととも
に、該第1の袋体から第2の袋体内にガスが噴出させて
該第1の袋体内のガスの内圧上昇を抑制するとともに、
乗員が該袋体に当接した時に前記第の袋体内のガスの
圧力が上昇すると、該第2の袋体から第1の袋体内にガ
スが供給され該第2の袋体内のガスの内圧上昇を抑制
し、乗員の該袋体への当接により前記第2の袋体内のガ
ス圧が上昇して第2の設定値以上の力が作用すると第2
の破断部が徐々に破断してエネルギーを吸収するととも
に第2の袋体の容積を拡大して該第2の袋体内のガスの
内圧上昇を抑制するものである。
【0010】上記構成より成る第2発明のガスバッグ装
置用袋体は、車両の急減速時に第1の袋体内に噴出され
たガスによって第1の設定値以上の力が作用すると第1
の破断部が徐々に破断してエネルギーを吸収するととも
に、前記第1の袋体と第2の袋体とを区画する部分に配
設された前記連通手段が、前記第1の破断部が破断する
と該第1の袋体と第2の袋体とを連通させるので、該第
1の袋体から第2の袋体内にガスを噴出させて該第1の
袋体内のガスの内圧上昇を抑制するとともに、乗員が該
袋体に当接した時に前記第の袋体内のガスの圧力が上
昇すると、該第2の袋体から第1の袋体内にガスを前記
連通手段を介して噴出させて該第2の袋体内のガスの内
圧上昇を抑制し、前記第1の設定値より小さな前記第2
の設定値以上の力が作用すると第2の破断部が徐々に破
断してエネルギーを吸収するとともに第2の袋体の容積
を拡大して該第2の袋体内のガスの内圧上昇を抑制する
ものである。
【0011】上記構成より成る第3発明のガスバッグ装
置用袋体は、車両の急減速時に第1の袋体内に噴出され
たガスによって第1の設定値以上の力が作用すると第1
の破断部が徐々に破断してエネルギーを吸収するととも
に、前記第1の袋体と第2の袋体とを区画する部分に配
設された前記連通手段が、前記第1の破断部が破断する
と該第1の袋体と第2の袋体とを連通させるので、該第
1の袋体から第2の袋体内にガスが噴出させて該第1の
袋体内のガスの内圧上昇を抑制し、乗員が該袋体に当接
した時に前記第2の破断部が徐々に破断してエネルギー
を吸収するとともに、該第2の破断部が破断すると前記
排出口が前記第2の袋体の内外を連通して、前記第2の
袋体内のガスを外に排出して該第2の袋体内のガスの内
圧を減少させるものである。
【0012】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明のガスバッグ
装置用袋体は、車両の急減速時に第1の設定値以上の力
が作用すると第1の破断部が徐々に破断してエネルギー
を吸収するとともに、該第1の袋体から第2の袋体内に
ガスが噴出させて該第1の袋体内のガスの内圧上昇を抑
制して、前記袋体の乗員への当接を緩和するという効果
を奏するとともに、乗員が該袋体に当接した時に前記第
の袋体内のガスの圧力が上昇すると、該第2の袋体か
ら第1の袋体内にガスが供給され該第2の袋体内のガス
の内圧上昇を抑制乗員の該袋体への当接により前記
第2の袋体内のガス圧が上昇して第2の設定値以上の力
が作用すると第2の破断部が徐々に破断してエネルギー
を吸収するとともに第2の袋体の容積を拡大して該第2
の袋体内のガスの内圧上昇を抑制して、乗員のシート方
向への跳ね返りを防止するという効果を奏する。
【0013】上記作用を奏する第2発明のガスバッグ装
置用袋体は、車両の急減速時に第1の設定値以上の力が
作用すると第1の破断部が徐々に破断してエネルギーを
吸収するとともに、前記連通手段を介して該第1の袋体
から第2の袋体内にガスが噴出させて該第1の袋体内の
ガスの内圧上昇を抑制して、前記袋体の乗員への当接を
緩和するという効果を奏するとともに、乗員が該袋体に
当接した時に前記第の袋体内のガスの圧力が上昇する
と、前記連通手段を介して該第2の袋体から第1の袋体
内にガスが供給され該第2の袋体内のガスの内圧上昇を
抑制し、前記第1の設定値より小さな前記第2の設定値
以上の力が作用すると第2の破断部が徐々に破断してエ
ネルギーを吸収するとともに第2の袋体の容積を拡大し
て該第2の袋体内のガスの内圧上昇を抑制して、乗員の
シート方向への跳ね返りを防止するという効果を奏す
る。
【0014】上記作用を奏する第3発明のガスバッグ装
置用袋体は、車両の急減速時に第1の設定値以上の力が
作用すると第1の破断部が徐々に破断してエネルギーを
吸収するとともに、前記連通手段を介して該第1の袋体
から第2の袋体内にガスが噴出させて該第1の袋体内の
ガスの内圧上昇を抑制して、前記袋体の乗員への当接を
緩和するという効果を奏するとともに、乗員が該袋体に
当接した時に前記第2の破断部が徐々に破断してエネル
ギーを吸収するとともに、前記排出口が前記第2の袋体
の内外を連通して、前記第2の袋体内のガスを外に排出
して該第2の袋体内のガスの内圧を減少させて該第2の
袋体内のガスの内圧を減少させて、乗員のシート方向へ
の跳ね返りを防止するという効果を奏する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
【0016】(第1実施形態)本第1実施形態のガスバ
ッグ装置用袋体は、図1ないし図4に示すように噴出さ
れたガスによって乗員の前面に袋体1を膨出させる車両
用ガスバッグ装置10において、前記袋体1が、ガスが
噴出される車両ダッシュボード側の第1の袋体11と乗
員が当接する乗員当接部13を備えた第2の袋体12と
から成り、前記第1の袋体11と第2の袋体12とを区
画する部分114に一定の開口面積の穴15を穿設し
て、該穴15を塞ぐように円形の布部材2の周囲を前記
区画部分114に縫合する縫合部によって構成される第
1の破断部3を備えたものである。
【0017】前記車両用ガスバッグ装置10は、ステア
リングホイールの中央部分に配置され、ステアリングホ
イールと共に回転または相対回転可能に構成され、前記
袋体1が折り畳まれて収容されている。
【0018】前記第1の袋体11の中央にはガス発生用
のインフレータ14が配設され、該インフレータ14に
はガス発生物質が封入されており、車両急減速時には前
記ガス発生物質が燃焼によって分解して大量のガスを放
出し、放出されたガスによって前記袋体1を膨出させる
構成より成る。
【0019】前記第1の袋体11は、図1ないし図3に
示されるように車両ダッシュボード側の基部袋体111
と前記第2の袋体12が配設される前部袋体112とを
縫合して、略球形の袋状に形成されている。すなわち、
該第1の袋体11は、各々円形に裁断された前記基部袋
体111と前記前部袋体112の外周縁部分を互いに内
方に折り返して合わせた状態で例えば1260デニール
の縫合糸によって縫合されている。
【0020】前記基部袋体111は、中央部に前記イン
フレータ取付け用の取付穴が形成され、該取付穴に前記
インフレータ14を突出させた状態で固定され、前記第
1の袋体11の内部にガスを噴出し得るように構成され
ている。
【0021】前記前部袋体112は、図1および図2に
示すように前記第1の袋体11および第2の袋体12を
区画する区画部分114を構成するもので、中央部に円
形の前記布部材2を縫合する一定の開口面積の円形の穴
15が穿設されている。
【0022】前記第2の袋体12は、前記第1の袋体1
1より若干小さな直径の円形に裁断され、その外周縁部
分を内方に折り返して前記前部袋体112の外側壁に合
わせた状態で例えば1260デニールの縫合糸によって
縫合されている。
【0023】前記乗員当接部13を構成する前記第2の
袋体12は、前記第1の袋体11と同一デニール(例え
ば1260デニール、1000デニール、840デニー
ル)の布帛で構成しても良く、乗員の顔面保護の観点よ
り前記第1の袋体11より細い840ないし1420デ
ニールの布帛で構成することも可能である。
【0024】前記第1および第2の袋体11および12
の容積は、前記インフレータ14から噴出されるガスの
トータル量を考慮して、膨出時の内圧を一定値以内に抑
制するように決定されている。
【0025】前記円形の布部材2は、図1および図2に
示されるようにその周囲を前記区画部分114の内周縁
に縫合され、前記前部袋体112の中央の円形の前記穴
15を塞ぐように構成されている。
【0026】前記円形の布部材2は、図1および図2に
示されるように前記区画部分114の内周縁に対して、
前記基部袋体111と前部袋体112の外周縁部分を互
いに縫合する1260デニールの縫合糸に比べて縫製強
度が充分低い400ないし420デニールの縫合糸によ
って縫合され、該縫合部によって前記第1の破断部3が
構成されるものである。
【0027】すなわち、前記インフレータ14から図2
に示される前記第1の袋体11内にガスが噴出され、前
記第1の破断部3に第1の設定値以上の力が作用すると
該第1の破断部3が破断して前記円形の穴15から前記
円形の布部材2が分離して開口することにより、図3に
示されるように前記円形の穴15を介して前記第2の袋
体12内に速やかにガスを噴出して第2の袋体12が膨
出して容積が増大することにより、図5に示されるよう
に該第1の袋体11内の内圧のピークを下げるように構
成されている。
【0028】また乗員が、前記第2の袋体12の前記乗
員当接部13に当接して図4に示されるように押圧変形
され、該第2の袋体12内の内圧が増加すると前記円形
の穴15を介して前記第1の袋体11内に速やかにガス
を噴出して、図5に示されるように該第2の袋体12内
の内圧の上昇を抑制するように構成されている。
【0029】上記構成より成る第1実施形態のガスバッ
グ装置用袋体は、車両の急減速時に前記インフレータ1
4から前記第1の袋体11内にガスが噴出され、図2に
示される折り畳まれた前記第1の袋体11が図3に示さ
れるように球状に膨張し、前記第1の袋体11内に内圧
が増加する。
【0030】前記第1の袋体11内の内圧が急激に増加
すると、前記区画部分114に縫合された前記円形の布
部材2に増加した内圧が作用するので、前記円形の布部
材2と前記区画部分114との縫合部によって構成され
る前記第1の破断部3が破断して、前記円形の穴15か
ら前記円形の布部材2が分離して開口することにより、
図3に示されるように前記円形の穴15を介して前記第
2の袋体12内に速やかにガスを噴出して第2の袋体1
2が膨出して容積が増大することにより、図5に示され
るように該第1の袋体11内の内圧の上昇を従来のガス
バッグ装置用袋体の前記第1の空間1C内におけるピー
クp1をP1に下げるものである。
【0031】次に乗員が、図4に示されるように前記第
2の袋体12の前記乗員当接部13に当接して押圧変形
して、該第2の袋体12内の内圧が増加すると前記円形
の穴15を介して前記第1の袋体11内に速やかにガス
を噴出して、図5に示されるように該第2の袋体12内
の内圧の上昇を従来のガスバッグ装置用袋体の前記第1
の空間1C内におけるピークp2からP2へ抑制するも
のである。
【0032】上記作用を奏する第1実施形態のガスバッ
グ装置用袋体は、車両の急減速時に第1の設定値以上の
力が作用すると前記第1の破断部3が破断してエネルギ
ーを吸収するとともに、前記第1の袋体11から第2の
袋体12内にガスが噴出させて、図5に示されるように
該第1の袋体11内のガスの内圧上昇を抑制して、前記
袋体1の乗員への当接を緩和するという効果を奏する。
【0033】また第1実施形態のガスバッグ装置用袋体
は、乗員が前記袋体1に当接した時に前記第1の袋体1
1内のガスの圧力が上昇すると、前記第2の袋体12か
ら該第1の袋体11内にガスが供給され、図5に示され
るように該第2の袋体12内のガスの内圧上昇を抑制し
て、乗員のシート方向への跳ね返りを防止するという効
果を奏する。
【0034】さらに第1実施形態のガスバッグ装置用袋
体は、車両の急減速時に前記第1の破断部3が破断して
エネルギーを吸収するとともに、前記第1の袋体11か
ら第2の袋体12内にガスが噴出させて、前記袋体1の
実効容積を拡大することにより、該第1の袋体11内の
ガスの内圧上昇を有効に抑制するので、車両の急減速時
のエネルギー吸収を一層有効にするという効果を奏す
る。
【0035】また第1実施形態のガスバッグ装置用袋体
は、前記袋体1を第1および第2の袋体11および12
によって構成し、該第1および第2の袋体11および1
2に分割する部分に前記円形の穴15を形成するととも
に円形の布部材2によって縫合するものであるため、構
成がシンプルであり、信頼性を高め、コストを低減する
という効果を奏する。
【0036】(第2実施形態)本第2実施形態のガスバ
ッグ装置用袋体は、図6ないし図9に示すように袋体1
を構成する前記前部袋体112の中央部に連通手段とし
ての小孔5を形成するとともに、中央部を重ね合わせて
450ないし490デニールの縫合糸によって縫合して
第1の破断部31を形成し、前記前部袋体112の外周
部121の外側に乗員当接部13を構成する第2の袋体
12の外周縁を内側に折り1200デニールの縫合糸で
縫合し、該第2の袋体12の外周側部の複数箇所をつま
み重ね合わせて400ないし420デニールの縫合糸に
よって縫合することにより第2の破断部32を形成する
ものであり、前記第1実施形態との相違点を中心に説明
する。
【0037】上記構成の第2実施形態のガスバッグ装置
用袋体は、前記インフレータ14より前記第1の袋体1
1内にガスが噴出され図6に示されるように前記第1の
袋体11が膨出し、該第1の袋体11内に作用する内圧
が増加して中央部を重ね合わせて縫合している前記第1
の破断部31に第1の設定値以上の力が作用すると、該
第1の破断部31を縫合している縫合糸が徐々に破断す
ることによりエネルギーを吸収するとともに,図10に
示されるように圧力P1付近で内圧をジグザグ状に変化
させるという効果を奏するものである。
【0038】また第2実施形態のガスバッグ装置用袋体
は、前記第1の破断部31の破断によるエネルギーを吸
収するとともに、一点鎖線で示すように外方に膨出した
前記前部袋体112の中央部に形成された前記連通手段
としての前記小孔5を介してガスを前記第2の袋体12
内に徐々に放出するので、図7に示されるように折り畳
まれていた前記第2の袋体12が外方に徐々に膨出し
て、該袋体1内の実効容積を徐々に増加させ、図1
示されるように前記第1の袋体11内の内圧の増加を抑
制することにより、前記袋体1の乗員への当接を防止す
るという効果を奏する。
【0039】また第2実施形態のガスバッグ装置用袋体
は、乗員が膨出した前記第2の袋体12の前記乗員当接
部13に当接した後前記第2の破断部32に第2の設定
値以上の力が作用すると、該複数の第2の破断部32を
縫合する縫合糸を徐々に破断することによりエネルギー
を吸収し、図10に示されるように圧力P2付近で内圧
をジグザグ状に変化させるとともに、前記袋体133が
半径方向外方にさらに拡大して該袋体1内の容積を増加
させ、図1に示されるように内圧の増加を抑制するこ
とにより、乗員が該袋体1に当接した時の乗員のシート
方向への跳ね返りを有効に防止するという効果を奏す
る。
【0040】さらに第2実施形態のガスバッグ装置用袋
体は、前記第2の破断部32が前記前部袋体112によ
って仕切られた前記第2の袋体12に形成されているの
で、前記前部袋体112の中央部を縫合する前記第1の
破断部31を破断する力より低い力で前記第2の破断部
32を破断させて、速いタイミングでのエネルギー吸収
を実現するという効果を奏するとともに、前記前部袋体
112の中央部に前記小孔5を形成して内圧の高い部屋
から低い部屋へのガスの流れを許容するので内圧の異常
上昇を抑制して、乗員のシート方向への跳ね返りを防止
するという効果を奏する。
【0041】(第3実施形態)本第3実施形態のガスバ
ッグ装置用袋体は、図11に示すように前記第2実施形
態における第2の袋体12の外周側部の複数箇所をつま
み重ね合わせて400デニールの縫合糸によって縫合す
ることにより形成した前記第2の破断部32の外側に外
部にガスを排出する排出口6を形成するものであり、前
記第2実施形態との相違点を中心に説明する。
【0042】前記第3実施形態のガスバッグ装置用袋体
は、上記第2実施形態と同様の作用効果を奏する他、前
記第2の破断部32が前記前部袋体112によって仕切
られた前記第2の袋体12に形成されているので、前記
前部袋体112の中央部を縫合する前記第1の破断部3
1を破断する力より低い力で前記第2の破断部32を破
断させて、速いタイミングでのエネルギー吸収を実現す
るという効果を奏するとともに、前記第2の破断部32
の外側に外部に形成された前記排出口6が、前記第2の
袋体12内のガスを外部に有効に排出するので、図12
に示されるように該第2の袋体12内の内圧を減少さ
せ、乗員のシート方向への跳ね返りを一層有効に防止す
るという効果を奏する。
【0043】(第4実施形態)本第4実施形態のガスバ
ッグ装置用袋体は、図13に示すように第1および第2
の袋体11、12の外周壁をはちまき状に拘束する拘束
部材71、72を配設するとともに、第1の袋体11と
第2の袋体12との間を区画する区画部分114に連通
手段を構成する複数の小孔5を穿設して、該小孔5を塞
ぐように円形の布部材21を縫合する部分と前記拘束部
材71を部分的に重ね合わせて縫合する部分をともに4
50デニールの糸で縫合して第1の破断部31を構成す
るようにするとともに、前記第2の袋体12の外周壁の
前記拘束部材72を部分的に重ね合わせて400デニー
ルの糸で縫合して第2の破断部32を構成する部分に外
部にガスを排出する排出口6を形成するものであり、前
記第3実施形態との相違点を中心に説明する。
【0044】上記構成の第4実施形態のガスバッグ装置
用袋体は、前記インフレータ14より前記第1の袋体1
1内にガスが噴出され図13に示されるように前記第1
の袋体11が膨出し、該第1の袋体11内に作用する内
圧が増加して外周壁をはちまき状に拘束する拘束部材7
1を部分的に重ね合わせて縫合している前記第1の破断
部31に第1の設定値以上の力が作用すると、該第1の
破断部31を縫合している縫合糸が徐々に破断すること
によりエネルギーを吸収するとともに該拘束部材71の
拘束が解除され容積を拡大して、前記第1の袋体11内
の内圧の増加を抑制することにより、前記袋体1の乗員
への当接を緩和するという効果を奏するものである。
【0045】また第4実施形態のガスバッグ装置用袋体
は、前記第1の破断部31の破断および第1の袋体11
の容積拡大によりエネルギーを吸収するとともに、第1
の袋体11と第2の袋体12との間を区画する区画部分
114に形成された連通手段を構成する複数の小孔5を
塞ぐように縫合された前記第1の破断部31を構成する
縫合部も同様に破断して、前記円形の布部材21が前記
小孔5から分離するので、前記連通手段としての前記小
孔5を介してガスを前記第2の袋体12内に徐々に放出
するので、折り畳まれていた前記第2の袋体12が外方
に徐々に膨出して、該袋体1内の実効容積を徐々に増加
させ、図12に示されるように前記第1の袋体11内の
内圧の増加を抑制することにより、前記袋体1の乗員へ
の当接を防止するという効果を奏する。
【0046】前記第4実施形態のガスバッグ装置用袋体
は、乗員が前記乗員当接部13に当接して前記袋体1が
変形して内圧が上昇すると、前記第2の袋体12の外周
壁に配設された前記拘束部材72を部分的に重ね合わせ
て縫合されはちまき状に拘束する前記第2の破断部32
が破断することによりエネルギーを吸収するとともに、
該第2の破断部32に形成された前記排出口6が、前記
第2の袋体12内のガスを外部に有効に排出するので、
図12に示されるように該第2の袋体12内の内圧を減
少させ、乗員のシート方向への跳ね返りを一層有効に防
止するという効果を奏する。
【0047】前記第4実施形態のガスバッグ装置用袋体
は、該小孔5を塞ぐように円形の布部材21を縫合する
縫合部分によって構成される第1の破断部31の他に、
前記第1の袋体11の外周壁をはちまき状に拘束する拘
束部材71を部分的に重ね合わせて縫合する縫合部によ
っても前記第1の破断部31を構成するので、該第1の
破断部31の破断によるエネルギー吸収能力を大きくす
ることが出来るという効果を奏する。
【0048】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0049】前記第2実施形態においては、一例として
袋体133の外周側部の複数箇所をつまみ重ね合わせて
400〜420デニールの縫合糸によって縫合すること
により第2の破断部32を形成する例について説明した
が、本発明としてはそれに限定されるものでは無く、例
えば図14に示すように前記第1の袋体11の外周部の
内壁に両端を縫合した拘束ベルトの中央を重ね合わせて
400〜420デニールの縫合糸によって縫合すること
により第2の破断部32を形成し、前記第2実施形態以
上のエネルギー吸収効果を実現する態様を採用すること
が出来るものである。
【0050】前記第2実施形態においては、一例として
第1の袋体11を構成する前記前部袋体112の区画部
分114の中央部に連通手段としての小孔5を形成する
とともに、中央部を重ね合わせて450〜490デニー
ルの縫合糸によって縫合して第1の破断部31を形成す
る例について説明したが、本発明としてはそれに限定さ
れるものでは無く、例えば図15に示すように前記基部
袋体111に一端を縫合した拘束ベルト71の他端を前
記前部袋体112の前記区画部分114に複数形成され
た小孔5を塞ぐように450〜490デニールの縫合糸
によって縫合することにより第1の破断部35を形成
し、前記第2実施形態以上のエネルギー吸収効果を実現
する態様を採用することが出来るものである。
【0051】前記第2実施形態においては、一例として
前記第1および第2の破断部を、縫合する縫合糸のデニ
ール(糸の引っ張り強度)を変えることにより構成する
例について説明したが、本発明としてはそれに限定され
るものでは無く、例えば、縫い込み回数(縫い込み
列)、縫い込みピッチおよびその他を変えることにより
破断強度を調整する態様を採用することが出来るもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のガスバッグ装置用袋体
を示す一部欠截斜視図である。
【図2】本第1実施形態のガスバッグ装置用袋体の第2
の袋体が折り畳まれ第1の袋体が膨出した状態を示す断
面図である。
【図3】本第1実施形態のガスバッグ装置用袋体の第1
の破断部が破断して、第1および第2の袋体の膨出した
状態を示す断面図である。
【図4】本第1実施形態のガスバッグ装置用袋体に乗員
が当接し、第1および第2の袋体が変形した状態を示す
断面図である。
【図5】本第1実施形態のガスバッグ装置用袋体におけ
る膨出時の内圧の変化を従来の袋体と比較した予測値を
示す線図である。
【図6】本発明の第2実施形態のガスバッグ装置用袋体
の第1および第2の袋体の自由状態を示す断面図であ
る。
【図7】本第2実施形態のガスバッグ装置用袋体の第1
の破断部が破断して、第1および第2の袋体の膨出した
状態を示す断面図である。
【図8】本第2実施形態のガスバッグ装置用袋体の第2
の破断部が破断して、第1および第2の袋体の膨出した
状態を示す断面図である。
【図9】本第2実施形態のガスバッグ装置用袋体に乗員
が当接し、第1および第2の袋体が変形した状態を示す
断面図である。
【図10】本第2実施形態のガスバッグ装置用袋体にお
ける膨出時の内圧の変化を従来の袋体と比較した予測値
を示す線図である。
【図11】本発明の第3実施形態のガスバッグ装置の第
1および第2の袋体が膨出し第2の破断部が破断する前
の状態を示す断面図である。
【図12】本第3実施形態のガスバッグ装置用袋体にお
ける膨出時の内圧の変化を従来の袋体と比較した予測値
を示す線図である。
【図13】本発明の第4実施形態のガスバッグ装置の第
1および第2の破断部が破断する前の第1および第2の
袋体の自由状態を示す断面図である。
【図14】本発明の第2の破断部のその他の態様を示す
断面図である。
【図15】本発明の第1の破断部のその他の態様を示す
断面図である。
【図16】従来のガスバッグ装置用袋体の膨出状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 袋体 2 円形の布部材 3 第1の破断部 10 車両用ガスバッグ装置 11 第1の袋体 12 第2の袋体 13 乗員当接部 15 穴 114 区画部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中原 真吾 愛知県名古屋市中区上前津2丁目9番29 号 株式会社槌屋内 (72)発明者 ▲高▼橋 克彦 愛知県名古屋市緑区徳重2丁目1521番地 (56)参考文献 特開 平4−244453(JP,A) 特開 平7−329688(JP,A) 特開 平6−227348(JP,A) 特開 平7−329665(JP,A) 特開 平7−223503(JP,A) 特開 平6−305391(JP,A) 実開 平4−20857(JP,U) 実開 昭47−22650(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/16 - 21/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴出されたガスによって膨出されるガス
    バッグ装置用袋体において、 袋体が、ガスが噴出される第1の袋体と乗員が当接する
    第2の袋体とから成り、 前記第1の袋体内に配設され、噴出されたガスによって
    第1の設定値以上の力が作用するとエネルギーを吸収す
    べく徐々に破断して、該第1の袋体から第2の袋体内に
    ガスが噴出されるように構成した第1の破断部と、 前記第2の袋体内に配設され、乗員が当接して該第2の
    袋体内のガス圧が上昇して第2の設定値以上の力が作用
    するとエネルギーを吸収すべく徐々に破断する第2の破
    断部 を備えていることを特徴とするガスバッグ装置用袋
    体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第2の破断部における第2の設定値が、前記第1の
    破断部における前記第1の設定値より小さいとともに、 前記第1の袋体と第2の袋体とを区画する部分に配設さ
    れ、前記第1の破断部が破断すると該第1の袋体と第2
    の袋体とを連通させる連通手段を備えていることを特徴
    とするガスバッグ装置用袋体。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記 第2の破断部が破断すると前記第2の袋体の内外を
    連通して、前記第2の袋体内のガスを外に排出する排出
    を備えていることを特徴とするガスバッグ装置用袋
    体。
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