JPH09188215A - 自動車用側面衝突保護システム - Google Patents

自動車用側面衝突保護システム

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JPH09188215A
JPH09188215A JP8003869A JP386996A JPH09188215A JP H09188215 A JPH09188215 A JP H09188215A JP 8003869 A JP8003869 A JP 8003869A JP 386996 A JP386996 A JP 386996A JP H09188215 A JPH09188215 A JP H09188215A
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JP
Japan
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center pillar
lid
pillar garnish
seat
protection system
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JP8003869A
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Hiroyuki Kato
浩幸 加藤
Atsushi Hiroshige
敦 広重
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/24Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
    • B60N2/42Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles the seat constructed to protect the occupant from the effect of abnormal g-forces, e.g. crash or safety seats
    • B60N2/4207Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles the seat constructed to protect the occupant from the effect of abnormal g-forces, e.g. crash or safety seats characterised by the direction of the g-forces
    • B60N2/4235Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles the seat constructed to protect the occupant from the effect of abnormal g-forces, e.g. crash or safety seats characterised by the direction of the g-forces transversal
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R19/00Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/207Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle seats

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの幅寸法を小さくすることなく、サイ
ドドア及びセンターピラーが、車幅方向内側へ向けて変
形した場合にも、エアバッグ袋体がシートに着座した乗
員の側部にスムーズに展開可能とする。 【解決手段】 側突時、センターピラー36とともにセ
ンターピラーガーニッシュ38が、車幅内側方向へ向け
て変形した場合に、センターピラーガーニッシュ38
は、荷重伝達部材42を介してシートバック12の側部
12Aのスペーサ46と当接し、補強材44にて補強さ
れたシートバックフレーム18により車幅方向内側への
移動が抑制されるため、センターピラーガーニッシュ3
8とエアバッグ装置14との間に、リッド28が展開可
能で、且つ、エアバッグ袋体48がシート10に着座し
た乗員の側部にスムーズに展開できる隙間が形成される
ようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用側面衝突保
護システムに係り、特にシートバックの側部に側突用エ
アバッグを備えた自動車用側面衝突保護システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、側突用エアバッグ装置を備えた自
動車用側面衝突保護システムの一例としては、特開平7
−215159号公報、特開平7−228213号公報
に示される様な構造が知られている。
【0003】図9に示される如く、この様な自動車用側
面衝突保護システムでは、シートバック70の側部70
A内にエアバッグ装置72が配設されている。
【0004】図10に示される如く、エアバッグ装置7
2は、シートバックフレームの強度部材であるサイドフ
レーム80に図示を省略した取付部材により取り付けら
れており、エアバッグケース82のサイドフレーム80
と反対側の部位は、リッド82Aとなっている。エアバ
ッグ袋体84は、側面衝突(側突)時に、インフレータ
83から噴出したガスにより、リッド82Aを押し開
け、シートに着座した乗員の側部に展開し、乗員の側部
を保護するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な自動車用側面衝突保護システムでは、側突時にサイド
ドア及びセンターピラーが、車幅方向内側へ向けて変形
する恐れがある。このため、この変形量を見込んで、予
めサイドドア及びセンターピラーと、シートバックの側
部との間隔を広めに確保することによって、サイドドア
及びセンターピラーが、車幅方向内側へ向けて変形した
場合にも、エアバッグ袋体がシートに着座した乗員の側
部にスムーズに展開できるスペースが確保されるように
なっている。従って、車体の幅寸法(車幅)が一定なら
ば、前記間隔を確保することによって、シートの幅寸法
が制約される。このため、シートの座り心地に影響を及
ぼす。特に、車幅が狭い小型車においては、前記間隔の
確保と、シートの最低幅の確保との両立が難しいため、
この様な自動車用側面衝突保護システムの適用が困難と
なる場合がある。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、シートの幅寸
法を小さくすることなく、サイドドア及びセンターピラ
ーが、車幅方向内側へ向けて変形した場合にも、エアバ
ッグ袋体がシートに着座した乗員の側部にスムーズに展
開可能な自動車用側面衝突保護システムを得ることが目
的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
自動車用側面衝突保護システムは、ドアアームレストと
略同一高さにおいて、センタピラーガーニッシュを車室
内側に張り出してその内部に荷重伝達部材を配設する一
方、該荷重伝達部材に対向するシートバックフレームに
スペーサと横剛性を向上させる補強材とを略同一高さに
並設し、更に、前記スペーサの上方となるシートバック
側部に側突用エアバッグ装置を設けたことを特徴として
いる。
【0008】従って、側突時において、センターピラー
及びセンターピラーガーニッシュは、荷重伝達部材を介
してシートバック側部のスペーサと当接し補強材にて補
強されたシートバックフレームにより車幅方向内側への
移動が抑制される。また、センターピラーガーニッシュ
は荷重伝達部材によって形状が保持される。このため、
ドアアームレストより上方のセンターピラーガーニッシ
ュと側突用エアバッグ装置との間隔が確保され、エアバ
ッグ袋体のスムーズな展開が保証される。また、センタ
ーピラーガーニッシュをドアアームレストと略同一高さ
において、車室内側に張り出させたので、連続した一体
感のある意匠とすることが可能である。
【0009】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
自動車用側面衝突保護システムにおいて、前記側突用エ
アバッグ装置のリッドは展開時に前記センターピラーガ
ーニッシュの張出部と干渉しないリッド上部と、該張出
部と干渉し得るリッド下部とに分割され、且つリッド上
部とリッド下部とは互いに独立して展開可能とされてい
ることを特徴としている。
【0010】従って、シートの前後スライド位置やシー
トバックの傾斜角度によっては、エアバッグ装置のリッ
ド下部がセンターピラーガーニッシュの張出部と干渉す
る場合があるが、エアバッグリッドを上下2分割構成と
したため、少なくともリッド上部が確実に開き、エアバ
ッグ袋体を展開させることが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の自動車用側面衝突保護シ
ステムの第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
【0012】なお、各図において、シート前方を矢印F
Rで、シート上方を矢印UPで、車幅内方を矢印INで
それぞれ示す。
【0013】図2に示される如く、本第1実施形態の自
動車用側面衝突保護システムでは、シート10のシート
バック12の車幅方向外側に形成された側部12A内
に、上下方向に伸びるボックス状のエアバッグ装置14
が配設されている。シートバク12の側部12A内に
は、シートバックフレーム18の側部18Aが配設され
ている。シートバックフレーム18の側部18Aの車幅
方向外側となる部位には、図示を省略したボルト、ナッ
ト等の固定部材によって、樹脂製のエアバッグケース2
0の基部20Aが取付けられている。
【0014】エアバッグケース20の基部20Aのシー
ト上下方向から見た断面形状は、開口部をシート外方へ
向けたコ字状となっており、基部20A内には、折り畳
んだエアバッグ袋体(図示省略)が格納されている。ま
た、基部20Aの底部近傍にはシート上下方向に沿って
配設されたインフレータ(図示省略)が格納されてい
る。
【0015】エアバッグケース20のリッド28は、リ
ッド上部30とリッド下部32とに上下2分割されてお
り、リッド上部30に比べてリッド下部32が小さく設
定されている。また、これらのリッド上部30とリッド
下部32とは、それぞれ、後側端部に形成されたインテ
グラルヒンジ30A、32Aによって開閉可能となって
いる。
【0016】従って、インフレータから噴出したガスに
よりエアバッグ袋体が展開する場合には、エアバッグ袋
体に押圧され、リッド上部30とリッド下部32とがイ
ンテグラルヒンジ30A、32Aを中心にして、それぞ
れ独立してシート外側方向(図2の矢印A方向)へ展開
するようになっている。また、シート10の前後スライ
ド位置やシートバック12の傾斜角度によっては、エア
バッグ袋体展開時に、リッド28のリッド下部32がセ
ンターピラーガーニッシュやドアアームレスト等と干渉
する場合も考えられるが、この場合にも、リッド上部3
0は展開できるため、エアバッグ袋体48をスムーズに
展開させることができるようになっている。
【0017】図1に示される如く、センターピラー36
の車室内側部には、センターピラーガーニッシュ38が
配設されている。センターピラーガーニッシュ38のド
アアームレストと略同一高さの位置には、車室内側へ向
けて張り出した張出部40が形成されており、この張出
部40内には、荷重伝達部材42が配設されている。荷
重伝達部材42は、横剛性がある車幅方向に沿った、例
えば、センターピラーガーニッシュ38の内部(裏面)
に一体的に設けられた樹脂製の格子状リブや金属製のパ
イプ材で構成されている。
【0018】図4に示される如く、サイドドア47の車
室内側部には、ドアアームレスト49が配設されてい
る。ドアアームレスト49には、車室内側へ向けて張り
出した張出部40が形成されており、この張出部40内
には、荷重伝達部材51が配設されている。荷重伝達部
材51は、横剛性がある車幅方向に沿った、例えば、ド
アアームレスト49の内部(裏面)に一体的に設けられ
た樹脂製の格子状リブや金属製のパイプ材で構成されて
いる。
【0019】図1及び図4に示される如く、荷重伝達部
材42、51の車幅方向内側に位置するシートバックフ
レーム18の左右の側部18A間には、補強材44が架
設されており、この補強材44の車幅方向両端部はシー
トバックフレーム18の左右の側部18Aにそれぞれ固
定されている。
【0020】また、エアバッグ装置14の下方の荷重伝
達部材42、51と補強材44との間となる部位には、
スペーサ46が配設されている。このスペーサ46は横
剛性がある車幅方向に沿った、例えば、金属製のパイプ
材で構成されており、車幅方向内側端部がシートバック
フレーム18の側部18Aに固定されている。
【0021】従って、図3に示される如く、側突時、セ
ンターピラー36とともにセンターピラーガーニッシュ
38が、車幅内側方向(図3の矢印B方向)へ向けて変
形した場合に、センターピラーガーニッシュ38は、荷
重伝達部材42を介してシートバック12の側部12A
のスペーサ46と当接し、補強材44にて補強されたシ
ートバックフレーム18により車幅方向内側への移動が
抑制されとともに、荷重伝達部材42によってセンター
ピラーガーニッシュ38の形状が保持されるため、セン
ターピラーガーニッシュ38とエアバッグ装置14との
間に、リッド28が展開可能で、且つ、エアバッグ袋体
48がシート10に着座した乗員の側部にスムーズに展
開できる隙間が形成されるようになっている。
【0022】なお、側突時において、サイドドア47が
車幅内側方向へ向けて変形した場合にも、サイドドア4
7とともに、ドアアームレスト49が、車幅内側方向へ
向けて変形するため、同様にセンターピラーガーニッシ
ュ38とエアバッグ装置14との間に、リッド28が展
開可能で、且つ、エアバッグ袋体48がシート10に着
座した乗員の側部にスムーズに展開できる隙間が形成さ
れるようになっている。
【0023】次に、本第1実施形態の作用を説明する。
本第1実施形態の自動車用側面衝突保護システムでは、
側突時において、センターピラー36及びセンターピラ
ーガーニッシュ38が、車幅内側方向(図3の矢印B方
向)へ向けて変形した場合に、センターピラー36及び
センターピラーガーニッシュ38は、張出部40内の荷
重伝達部材42を介してシートバック12の側部12A
のスペーサ46と当接し、補強材44にて補強されたシ
ートバックフレーム18により車幅方向内側への移動が
抑制される。また、センターピラーガーニッシュ38は
荷重伝達部材42によって形状が保持される。このた
め、ドアアームレストより上方のセンターピラーガーニ
ッシュ38と側突用エアバッグ装置14との間隔が確保
され、エアバッグ袋体のスムーズな展開が保証される。
【0024】また、側突時において、サイドドア47が
車幅内側方向へ向けて変形した場合にも、同様にエアバ
ッグ袋体のスムーズな展開が保証される。
【0025】従って、シート10の幅寸法を小さくする
ことなく、サイドドア47及びセンターピラー36が、
車幅方向内側へ向けて変形した場合にも、エアバッグ袋
体がシート10に着座した乗員の側部にスムーズに展開
させることができる。
【0026】また、本第1実施形態の自動車用側面衝突
保護システムでは、エアバッグ袋体展開時に、リッド上
部30とリッド下部32とがインテグラルヒンジ30
A、32Aを中心にして、それぞれ独立してシート外側
方向(図2の矢印A方向)へ展開する。このため、シー
ト10の前後スライド位置やシートバック12の傾斜角
度によって、リッド下部32がセンターピラーガーニッ
シュ38の張出部40またはドアアームレスト49と干
渉した場合にも、リッド上部30が確実に展開できるの
で、エアバッグ袋体48をスムーズに展開させることが
できる。
【0027】また、本第1実施形態の自動車用側面衝突
保護システムでは、センターピラーガーニッシュ38を
ドアアームレスト49と略同一高さにおいて、車室内側
に張り出させたので、センターピラーガーニッシュ38
の張出部40をドアアームレスト49と連続した一体感
のある意匠とすることが可能である。
【0028】次に、本発明の自動車用側面衝突保護シス
テムの第2実施形態を図5及び図6に従って説明する。
【0029】なお、第1実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0030】図5に示される如く、本第2実施形態の自
動車用側面衝突保護システムでは、センターピラーガー
ニッシュ38のドアアームレスト47(図6参照)と略
同一高さの部位50に、張出部は形成されていない。こ
の部位50の内部には荷重伝達部材52が配設されてお
り、荷重伝達部材52は横剛性がある車幅方向に沿っ
た、例えば、センターピラーガーニッシュ38の内部
(裏面)に一体的に設けられた樹脂製の格子状リブや金
属製のパイプ材で構成されている。
【0031】一方、エアバッグ装置14の下方の、荷重
伝達部材52と補強材44との間となる部位には、車幅
方向外側へ向けて張り出した張出部54が形成されてお
り、この張出部54内には、スペーサ56が配設されて
いる。このスペーサ56は横剛性がある車幅方向に沿っ
た、例えば金属製のパイプ材で構成されており、車幅方
向内側端部がサイドフレーム18に固定されている。
【0032】従って、側突時、センターピラー36とと
もにセンターピラーガーニッシュ38が、車幅内側方向
へ向けて変形した場合に、センターピラーガーニッシュ
38は、荷重伝達部材52を介してシートバック12の
側部12Aのスペーサ56と当接し、補強材44にて補
強されたシートバックフレーム18により車幅方向内側
への移動が抑制されるため、センターピラーガーニッシ
ュ38とエアバッグ装置14との間に、リッド28が展
開可能で、且つ、エアバッグ袋体48がシート10に着
座した乗員の側部にスムーズに展開できる隙間が形成さ
れるようになっている。
【0033】次に、本第2実施形態の作用を説明する。
本第2実施形態の自動車用側面衝突保護システムでは、
側突時において、センターピラー36及びセンターピラ
ーガーニッシュ38が、車幅内側方向へ向けて変形した
場合に、センターピラー36及びセンターピラーガーニ
ッシュ38は、荷重伝達部材52を介してシートバック
12の側部12Aの張出部54のスペーサ56と当接
し、補強材44にて補強されたシートバックフレーム1
8により車幅方向内側への移動が抑制される。
【0034】また、センターピラーガーニッシュ38の
荷重伝達部材52と張出部54内のスペーサ56とによ
って、ドアアームレストより上方のセンターピラーガー
ニッシュ38と側突用エアバッグ装置14との間隔が確
保されるため、エアバッグ袋体のスムーズな展開が保証
される。
【0035】また、側突時において、サイドドア47が
車幅内側方向へ向けて変形した場合にも、同様にエアバ
ッグ袋体のスムーズな展開が保証される。
【0036】従って、シート10の幅寸法を小さくする
ことなく、サイドドア47及びセンターピラー36が、
車幅方向内側へ向けて変形した場合にも、エアバッグ袋
体がシート10に着座した乗員の側部にスムーズに展開
することができる。
【0037】次に、本発明の自動車用側面衝突保護シス
テムの第3実施形態を図7及び図8に従って説明する。
【0038】なお、第1実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0039】図7に示される如く、本第3実施形態の自
動車用側面衝突保護システムでは、リッド下部32が、
下側端部に形成されたインテグラルヒンジ32Bによっ
て開閉可能となっている。
【0040】従って、インフレータから噴出したガスに
よりエアバッグ袋体が展開した場合には、リッド上部3
0がインテグラルヒンジ30Aを中心にしてシート外側
方向(図7の矢印A方向)へ展開するとともに、リッド
下部32がインテグラルヒンジ32Bを中心にしてシー
ト外側方向(図7の矢印C方向)へ展開するようになっ
ている。
【0041】このため、図7に示される如く、シート1
0の前後スライド位置やシートバック12の傾斜角度に
よって、エアバッグ袋体展開時に、リッド下部32がセ
ンターピラーガーニッシュ38の張出部40と干渉した
場合にも、リッド下部32がインテグラルヒンジ32B
を中心にして図7の矢印C方向へ展開することによっ
て、リッド下部32がエアバッグ袋体48のガイドとな
り、エアバッグ袋体48を所定の位置に素早く展開させ
ることができるようになっている。
【0042】次に、本第3実施形態の作用を説明する。
本第3実施形態の自動車用側面衝突保護システムでは、
エアバッグ袋体展開時に、リッド上部30とリッド下部
32とがインテグラルヒンジ30A、32Bを中心にし
て、それぞれ独立してシート外側方向(図8の矢印A方
向及び矢印B方向)へ展開する。このため、シート10
の前後スライド位置やシートバック12の傾斜角度によ
って、リッド下部32がセンターピラーガーニッシュ3
8の張出部40と干渉した場合にも、リッド上部30が
確実に展開できるので、エアバッグ袋体48をスムーズ
に展開させることができる。
【0043】また、リッド下部32がインテグラルヒン
ジ32Bを中心にして図8の矢印C方向へ展開すること
によって、リッド下部32がエアバッグ袋体48のガイ
ドとなり、エアバッグ袋体48を所定の位置に素早く展
開させることができる。
【0044】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の自動車用側面衝
突保護システムは、ドアアームレストと略同一高さにお
いて、センタピラーガーニッシュを車室内側に張り出し
てその内部に荷重伝達部材を配設する一方、荷重伝達部
材に対向するシートバックフレームにスペーサと横剛性
を向上させる補強材とを略同一高さに並設し、更に、ス
ペーサの上方となるシートバック側部に側突用エアバッ
グ装置を設けた構成としたので、シートの幅寸法を小さ
くすることなく、サイドドア及びセンターピラーが、車
幅方向内側へ向けて変形した場合にも、エアバッグ袋体
がシートに着座した乗員の側部にスムーズに展開できる
という優れた効果を有する。また、センターピラーガー
ニッシュの張出部をドアアームレストと連続した一体感
のある意匠とすることが可能であるという優れた効果を
有する。
【0046】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
自動車用側面衝突保護システムにおいて、側突用エアバ
ッグ装置のリッドは展開時にセンターピラーガーニッシ
ュの張出部と干渉しないリッド上部と、張出部と干渉し
得るリッド下部とに分割され、且つリッド上部とリッド
下部とは互いに独立して展開可能とされているので、請
求項1記載の効果に加えて、エアバッグ装置のリッド下
部がセンターピラーガーニッシュの張出部と干渉する場
合もに、リッド上部が確実に開き、エアバッグ袋体をス
ムーズに展開させることができるという優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る自動車用側面衝突
保護システムのセンターピラー部を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る自動車用側面衝突
保護システムのエアバッグ装置を示す車幅方向外側前方
から見た斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る自動車用側面衝突
保護システムの作用説明図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る自動車用側面衝突
保護システムのサイドドア部を示す断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る自動車用側面衝突
保護システムのセンターピラー部を示す断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る自動車用側面衝突
保護システムのサイドドア部を示す断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る自動車用側面衝突
保護システムのエアバッグ装置を示す車幅方向外側前方
から見た斜視図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る自動車用側面衝突
保護システムのエアバッグ装置の作用説明図である。
【図9】従来の実施形態に係る側突用エアバッグ装置を
備えたシートバックを示す斜め前方から見た斜視図であ
る。
【図10】図9の10−10線に沿った拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
12 シートバック 12A 側部 14 エアバッグ装置 18 シートバックフレーム 20 エアバッグケース 28 リッド 30 リッド上部 32 リッド下部 36 センターピラー 38 センターピラーガーニッシュ 40 張出部 42 荷重伝達部材 44 補強材 46 スペーサ 48 エアバッグ袋体 49 ドアアームレスト 51 荷重伝達部材 52 荷重伝達部材 54 張出部 56 スペーサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアアームレストと略同一高さにおい
    て、センタピラーガーニッシュを車室内側に張り出して
    その内部に荷重伝達部材を配設する一方、該荷重伝達部
    材に対向するシートバックフレームにスペーサと横剛性
    を向上させる補強材とを略同一高さに並設し、更に、前
    記スペーサの上方となるシートバック側部に側突用エア
    バッグ装置を設けたことを特徴とする自動車用側面衝突
    保護システム。
  2. 【請求項2】 前記側突用エアバッグ装置のリッドは展
    開時に前記センターピラーガーニッシュの張出部と干渉
    しないリッド上部と、該張出部と干渉し得るリッド下部
    とに分割され、且つリッド上部とリッド下部とは互いに
    独立して展開可能とされていることを特徴とする請求項
    1記載の自動車用側面衝突保護システム。
JP8003869A 1996-01-12 1996-01-12 自動車用側面衝突保護システム Pending JPH09188215A (ja)

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