JP2018100000A - 車両用乗員拘束装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】側突時における乗員の傷害発生リスクを低減させることができる車両用乗員拘束装置を得る。【解決手段】車両用乗員拘束装置10は、後席シート12の車幅方向外側に配置されたサイドガーニッシュ22と、サイドガーニッシュ22に設けられたサイドエアバッグ装置50と、を備えている。サイドガーニッシュ22は、インフレータ54を含む硬質構造物53を収容する凹部44と、凹部44の車幅方向内側端部からシートバック16に向けて形成され、車両の側面衝突時に乗員を硬質構造物53から遠ざける方向に移動させる傾斜面46を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、車両用乗員拘束装置に関する。
特許文献1には、後席シートのシートバックの車幅方向外側のサイドガーニッシュにエアバッグ装置を備えた構成が開示されている。このサイドガーニッシュは、サイドエアバッグ及びインフレータを収納保持するケース部分を肉厚の断面形状とするとともに、後席シートに着座した乗員と対向する面を車幅方向外側に向かって車両前側へ傾斜させた傾斜面として形成されている。
国際公開WO2016/010010号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された構成は、力布によってサイドエアバッグの展開安定性を確保することを目的としており、車両の側面衝突時(以下、「側突時」という)に乗員はサイドエアバッグにより必ず拘束されていることが前提である。そして、サイドガーニッシュと後席シートに着座している乗員との接触位置関係については、特に考慮されていない。一方、インフレータ及びサイドエアバッグを収納するケースは、サイドエアバッグの展開により大きな力を受けるため、強度面から硬質な構造物とされている。したがって、特許文献1に開示された構成では、サイドエアバッグの展開安定性を確保できても乗員がサイドガーニッシュ自体に強く接触する可能性や、サイドガーニッシュが変形してインフレータを含む硬質構造物に接触する可能性がある。このことから、上記構成では、乗員の傷害発生リスクが高まる可能性が想定される。
本発明は、上記事実を考慮して、側突時における乗員の傷害発生リスクを低減させることができる車両用乗員拘束装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載の本発明に係る車両用乗員拘束装置は、後席シートのシートバックの車幅方向外側と車体側部との間に配置されたサイドガーニッシュと、前記サイドガーニッシュに設けられ、乗員の側方で展開されるサイドエアバッグと、前記サイドエアバッグへガスを供給するインフレータと、を含んで構成されるサイドエアバッグ装置と、を備え、前記サイドガーニッシュは、前記インフレータを含む硬質構造物を収容する凹部と、前記凹部の車幅方向内側端部から前記シートバックに向けて形成され、車両の側面衝突時に乗員を前記硬質構造物から遠ざける方向に移動させる傾斜面を有する。
請求項1に記載の本発明に係る車両用乗員拘束装置では、後席シートのシートバックの車幅方向外側と車体側部(例えば、リアサイドドア)との間にサイドガーニッシュが設けられている。また、このサイドガーニッシュにはサイドエアバッグ装置が設けられている。ここで、サイドガーニッシュは、インフレータを含む硬質構造物を収容する凹部と、この凹部の車幅方向内側端部からシートバックに向けて形成された傾斜面を有している。ここで、「硬質構造物」とは、例えば、金属製のインフレータ、インフレータにおいて発生されたガスを整流するための金属製のディフューザ、エアバッグ等を収容する樹脂製ケースが該当する。また、傾斜面は、車両の側面衝突時に乗員を硬質構造物から遠ざける方向に移動させるように形成されている。
このように形成された傾斜面を有する車両用乗員拘束装置では、側突時に車体側部と乗員との相対距離が近くなると、乗員の上体が傾斜面に乗り上げて、乗員を硬質構造物から遠ざける方向に移動させる。ここで、「車体側部と乗員との相対距離が近くなる」とは、衝突に伴う減速加速度により乗員が車体側部に近づく場合や、車体側部の変形に伴い車体側部が車室側に侵入する場合を含む。また、「乗員(の上体)が傾斜面に乗り上げ(る)」には、乗員が傾斜面に直接、接触して乗り上げる状態のみならず、サイドガーニッシュの表面にクッションや表皮が設けられている場合は、乗員がクッションや表皮を介して傾斜面に接触して乗り上げる状態を含む。なお、乗員(の上体)が傾斜面に衝突する場合も同様に、乗員がクッションや表皮を介して傾斜面に衝突する状態を含む。さらに、「乗員を硬質構造物から遠ざける方向に移動」とは、例えば、上体が車両前側に移動することや、車幅方向内側に回転することを含む。そして、この車両用乗員拘束装置によれば、乗員の上体が車両前側に移動することにより、乗員の硬質構造物への衝突が回避される。また、乗員の上体が車幅方向内側に回転し、背中側が車幅方向外側を向くことで、乗員は傷害耐性の高い背中側でサイドエアバッグやサイドガーニッシュに拘束される。これにより、側突時における乗員の傷害発生リスクを低減させることができる。
請求項2に記載の本発明に係る車両用乗員拘束装置は、請求項1に記載の構成において、前記傾斜面は、前記傾斜面の上下方向において、少なくとも前記硬質構造物の上端から下端にかけて形成されている。
請求項2に記載の本発明に係る車両用乗員拘束装置では、傾斜面は、上下方向において、硬質構造物を覆う範囲に形成されている。これにより、乗員の硬質構造物への衝突が回避され、側突時における乗員の傷害発生リスクを低減させることができる。
請求項3に記載の本発明に係る車両用乗員拘束装置は、請求項1又は2に記載の構成において、前記傾斜面は、車両上下方向において、前記後席シートに着座したAM50型の国際統一側面衝突ダミーの胴部に設けられた6つのリブの内、上から3番目のリブの上端の高さから車両下方に向けて形成されている。
請求項3に記載の本発明に係る車両用乗員拘束装置では、傾斜面は、側突時に車体側部と乗員との相対距離が近くなる場合に、後席シートに着座したAM50型の国際統一側面衝突ダミーの胴部に設けられた6つのリブの内、上から3番目から6番目のリブを支持する位置に形成されている。すなわち、傾斜面は乗員の胸部及び腹部の硬質構造物への衝突を回避するため、側突時における乗員の傷害発生リスクを低減させることができる。
請求項4に記載の本発明に係る車両用乗員拘束装置は、請求項1〜3の何れか1項に記載の構成において、前記傾斜面の車幅方向内側端部は、平面視において、前記シートバックの車幅方向外側端部よりも車両後方に配置されている。
請求項4に記載の本発明に係る車両用乗員拘束装置では、側突時に車体側部と乗員との相対距離が近くなる場合に、乗員が車幅方向にそのままスライド移動しても乗員の上体が確実に傾斜面に乗り上がるように形成されている。これにより、確実に上体が車両前側に移動するとともに、車幅方向内側に回転するため、側突時における乗員の傷害発生リスクを低減させることができる。
請求項5に記載の本発明に係る車両用乗員拘束装置は、請求項1〜4の何れか1項に記載の構成において、前記傾斜面は、平面視において、直線状又は滑らかな曲線状に形成されている。
請求項5に記載の本発明に係る車両用乗員拘束装置では、傾斜面が平面視において、直線状又は滑らかな曲線状に形成されていることにより、側突時において乗員のスムーズな姿勢変化が可能となる。ここで、「滑らかな曲線状」とは、例えば、傾斜面に乗り上げる乗員の胴回りのラインよりも小さい曲率の曲線を指す。
本発明によれば、側突時における乗員の傷害発生リスクを低減させることができる。
実施形態に係る車両用乗員拘束装置が適用された後席シートを示す斜視図である。 実施形態に係る車両用乗員拘束装置であって、シートサイド部の外観を示す斜視図である。 実施形態に係る車両用乗員拘束装置であって、シートサイド部の内部構造を示す斜視図である。 図2のF4−F4線に沿って切断した断面を拡大して示す平面断面図である。 実施形態に係る車両用乗員拘束装置が適用された後席シートにAM50型の国際統一側面衝突ダミーを着座させた状態を示す正面図である。 実施形態に係る車両用乗員拘束装置が適用された後席シートにAF05型の国際統一側面衝突ダミーを着座させた状態を示す正面図である。 実施形態に係る車両用乗員拘束装置の作用を説明する平面断面図である。 比較例に係る車両用乗員拘束装置の作用を説明する平面断面図である。 実施形態に係る車両用乗員拘束装置の(A)変形例1及び(B)変形例2を示す平面断面図である。 実施形態に係る車両用乗員拘束装置の変形例3を示す平面断面図である。
実施形態に係る車両用乗員拘束装置について、図1〜7を参照して説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車幅方向外側を示している。また、以下の説明で特記なく前後、上下、左右の方向を用いる場合は、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、車両左右方向(車幅方向)の左右を示すものとする。
(基本構成)
図1には、本実施形態に係る車両用乗員拘束装置10が適用された後席シート12を車両前側かつ車幅方向内側から見た斜視図が示されている。
図1に示されるように、後席シート12は、シートクッション14とシートバック16とを含んで構成されている。本実施形態のシートバック16は、6:4に分割される可倒式のシートバックである。このシートバック16の上端部には乗員Pの頭部を支持するためのヘッドレスト18が設けられている。ここで、図5及び図6は、実際の乗員の代わりに衝突試験用のダミーP1、P2を後席シート12に着座させた状態が示されている。ダミーP1は、国際統一側面衝突ダミー(World Side Impact Dummy:WorldSID)のAM50型(米国人成人男性の50パーセンタイル)である。ダミーP2は、国際統一側面衝突ダミーのAF05型(米国人成人女性の5パーセンタイル)である。ダミーP1、P2は、側面衝突試験法で定められた着座姿勢で後席シート12に着座しており、車両に対するシートクッション14の前後位置、及びシートクッション14に対するシートバック16の傾斜角度は、上記の着座姿勢に対応した基準設定位置に調整されている。以下、ダミーP1を「AM50ダミーP1」と称し、ダミーP2を「AF05ダミーP2」と称する場合と、ダミーP1、P2を「乗員P」と称する場合とがある。
後席シート12のシートバック16の車幅方向外側とリアサイドドア30との間であって、ボデー70を構成するホイールハウス72(図4参照)の車両前側には、シートサイド部20が設けられている。このシートサイド部20は、サイドガーニッシュ22と、サイドクッション24と、を含んで構成されている。また、シートサイド部20の内部には、サイドエアバッグ装置50が組み付けられている。なお、図1ではシートバック16の車両左側のシートサイド部20のみを図示しているが、シートバック16の車両右側にも同様にシートサイド部20が設けられている。また、車両左側の車両用乗員拘束装置10と車両右側の車両用乗員拘束装置10とは左右対称であるため、以下の説明では車両左側の車両用乗員拘束装置10についてのみ説明する。
シートサイド部20の車幅方向外側には、リアサイドドア30が配置されている。リアサイドドア30は、図示しないドアインナパネルと、ドアアウタパネルとを含んで構成されている。ドアインナパネルの車幅方向内側には、内装部品である樹脂製のドアトリム36が取り付けられている。また、図1に示されるように、ドアトリム36には、車幅方向内側へ張り出されたアームレスト36Aが設けられている。
(シートサイド部)
図2には、シートサイド部20の拡大図が示されている。シートサイド部20は、シートバック16の傾斜に合せて、車両上方に向かうにつれて車両後方に傾斜している。また、シートサイド部20は、車両左側部分が車両前方に向けて突出している。さらに、シートバック16及びシートサイド部20を平面視すると、シートサイド部20は、シートバック16に対して、車両前方に突出している(図4参照)。また、シートサイド部20は、サイドガーニッシュ22の車両前側が、サイドクッション24に覆われるとともに、サイドクッション24の表面は表皮26に覆われている。表皮26は、後席シート12の表面を覆う表皮と同じ素材が採用されており、例えば布材、皮革又は合成皮革等によって形成されている。
図4に示されるように、シートサイド部20には、車両前側の端部に縫製部28が設けられている。縫製部28は、サイドクッション24の車幅方向左右からそれぞれ延出された表皮26が重ねられて縫製された部分である。なお、縫製部28を車両前側から見ると、図2に示されるように、車両上下方向に沿って縫製ライン28Aとして観察される。この縫製ライン28Aは、表皮26を縫製した際に生じるラインであって、後述するサイドエアバッグ52が膨張展開する際のバーストラインとして形成されている。
また、図4に示されるように、サイドクッション24は縫製部28を境に、車幅方向内側のインナクッション24Aと、車幅方向外側のアウタクッション24Bとを有している。このように、サイドクッション24は、縫製部28を境に車幅方向左右に分離可能とされており、サイドエアバッグ52が膨張展開される際に左右に分離される(図7参照)。
図3には、シートサイド部20の内部構造であって、サイドガーニッシュ22と、サイドエアバッグ装置50の一部の構成が示されている。サイドガーニッシュ22は、サイドクッション24が装着される際の基部となる樹脂製の本体部40と、本体部40の周囲に装着される固定部42とを備えている。固定部42は、さらに、本体部40の下部から車両前側かつ車幅方向内側に延出された下方固定部42Aと、本体部40の車幅方向外側の3か所において、車幅方向外側に延出された側方固定部42Bとを有している。また、図示されていないが、本体部40の上部の車両後側の面には金属製のフックが設けられている。本体部40は、図示しないフックがボデー70(図4参照)に係止され、側方固定部42Bがウエザーストリップ76(図4参照)とともにドア開口部に固定され、そして、下方固定部42Aがボデー70にネジ止めされることで、ボデーに対して固定される。
本体部40は、シートサイド部20と同様に、シートバック16の傾斜に合せて、車両上方に向かうにつれて車両後方に傾斜している。また、シートサイド部20は、車両前側に車両上下方向に沿って形成された凹部44を有している。この凹部44は、後述する硬質構造物53(インフレータ54、ディフューザ56)が収容される部分となる。さらに、シートサイド部20は、凹部44の車幅方向内側端部からシートバック16に向けて形成された傾斜面46を有している。この傾斜面46の詳細については後述する。
(サイドエアバッグ装置)
図4に示されるように、サイドエアバッグ52は、袋状に形成されており、衝突時に乗員Pの側方で展開されて乗員Pを保護する。また、本実施形態のサイドエアバッグ52は、折り畳まれた状態で、容易に破断するラップ材51に包まれている。なお、サイドエアバッグ52の折り方は特に限定されず、蛇腹状やロール状に折り畳んでもよい。
サイドエアバッグ52の内部にはインフレータ54が収容されている。そして、サイドエアバッグ52及びインフレータ54は、ラップ材51に包まれている。インフレータ54は、燃焼式又はコールドガス式のものが採用され、作動されることで発生したガスをサイドエアバッグ52内に供給するようになっている。本実施形態のインフレータ54は、シリンダ型のインフレータとされ、車両上下方向を長手方向として凹部44内部に収容されている。詳しくは、インフレータ54は、後述するディフューザ56の筒内に収容され、ディフューザ56とともに、凹部44の底面(車両後側の面)に固定されている。なお、図示しないが、インフレータ54の下端部には、周面に沿って複数のガス噴出口が形成されており、インフレータ54が作動されることで、ガス噴出口からガスが噴出される。
インフレータ54の周囲には、インフレータ54において発生されたガスを整流するためのディフューザ56が設けられている。ディフューザ56は、上下の両端部が開口された矩形筒状に形成されており、側面には複数の開口部が設けられている(図3参照)。このように構成されたディフューザ56は、インフレータ54から発生されたガスを車両上方側、車両下方側及び車両前方へ流す。
ここで、凹部44に収容されるサイドエアバッグ装置50の構成物のうち、車両の側面衝突に伴い乗員が接触することで傷害が発生するおそれのある硬質な構造物を硬質構造物53としている。本実施形態では、金属製であるインフレータ54及びディフューザ56が硬質構造物53とされている。
また、本実施形態には、サイドエアバッグ装置50を制御するための制御部である図示しないECU(Electronic Control Unit)が設けられている。ECUにはインフレータ54が電気的に接続されており、このECUによって側突時にサイドエアバッグ52が展開される。図5及び図6に示されるように、展開時のサイドエアバッグ52を前方から見た場合、サイドエアバッグ52は、シートバック16の上下方向に沿って長尺な略矩形状を成すように形成されており、乗員Pの肩部Sから腰部Wまでの範囲を車幅方向外側から拘束可能とされている。
(傾斜面)
上述のとおり、本体部40は、凹部44の車幅方向内側端部からシートバック16に向けて形成された傾斜面46を有している。詳しくは、図4に示されるように、傾斜面46は、凹部44の車幅方向内側端部にあたる外端部46Aからシートバック16側(車幅方向内側)の端部である内端部46Bにかけて車両前側に凸となる曲線状に形成されている。この傾斜面46が成す凸状の曲線は、例えば、乗員Pの胴回りのラインよりも小さい曲率の曲線とされている。傾斜面46は、図3に示されるように、サイドガーニッシュ22を構成する樹脂材により段差のない滑らかな面として形成されている。また、図4に示されるように、サイドガーニッシュ22の断面を平面視すると、傾斜面46は板厚が一定の樹脂材により形成されている。なお、傾斜面46の裏側(車両後側)の面には車幅方向に沿って複数のリブが設けられている。このリブにより、側突時、サイドガーニッシュ22に対して乗員による荷重が加わった場合でも、傾斜面46の変形が抑制される。
次に、車両前後方向における、傾斜面46と、シートバック16及び硬質構造物53との位置関係について詳述する。図4に示されるように、傾斜面46は、シートバック16の表面の車幅方向中央位置を位置O、硬質構造物53の前端を位置F、位置Oを通過する車幅方向に沿った直線と位置Fを通過する車両前後方向に沿った直線との交点を位置Eとすると、次のように配置されている。すなわち、傾斜面46は、平面視において、位置Oと位置Fとを結ぶ直線OFよりも車両後方に配置されている。また、傾斜面46は、位置O、位置F、及び位置Eを結ぶ直角三角形OFEの内側に配置されている。そして、傾斜面46は、車幅方向内側端部である内端部46Bが、シートバック16の車幅方向外側端部16Aよりも車両後方に配置されている。
また、傾斜面46の上下方向における、傾斜面46と硬質構造物53との位置関係について詳述する。図5及び図6に示されるように、傾斜面46は、硬質構造物53であるディフューザ56の上端から本体部40の下端にかけて形成されている。すなわち、傾斜面46は、傾斜面46の上下方向において、少なくとも硬質構造物53の上端から下端にかけて形成されている。
さらに、車両上下方向における、傾斜面46とシートバック16との位置関係について詳述する。なお、以下の説明では、AM50ダミーP1及びAF05ダミーP2の胴体に設けられたリブR1、R2、R3、R4、R5、R6を、上から順番に「肩リブR1」、「胸上リブR2」、「胸中リブR3」、「胸下リブR4」、「腹上リブR5」、「腹下リブR6」と称する場合がある。肩リブR1は、AM50ダミーP1及びAF05ダミーP2の肩部Sに設けられており、胸上リブR2、胸中リブR3及び胸下リブR4は、AM50ダミーP1及びAF05ダミーP2の胸部Cに設けられており、腹上リブR5及び腹下リブR6は、AM50ダミーP1及びAF05ダミーP2の腹部Bに設けられている。
図5に示されるように、傾斜面46は、車両上下方向において、後席シート12に着座したAM50ダミーP1のリブR1、R2、R3、R4、R5、R6の6つのリブの内、上から3番目のリブR3から車両下方に向けて形成されている。また、傾斜面46は、シートクッション14よりも車両上方に向けて形成されている。すなわち、後席シート12にAM50ダミーP1が着座している場合、側突時において、傾斜面46はリブR3、R4、R5、R6を支持するように形成されている。
また、図6に示されるように、傾斜面46は、車両上下方向において、後席シート12に着座したAF05ダミーP2のリブR1、R2、R3、R4、R5、R6の6つのリブの内、上から2番目のリブから車両下方に向けて形成されている。また、傾斜面46は、シートクッション14よりも車両上方に向けて形成されている。すなわち、後席シート12にAF05ダミーP2が着座している場合、側突時において、傾斜面46はリブR2、R3、R4、R5、R6を支持するように形成されている。
以上、乗員Pとの位置関係で傾斜面46を見た場合、傾斜面46は、乗員Pの上体において胸部C(AM50ダミーP1及びAF05ダミーP2において、少なくとも胸中リブR3及び胸下リブR4が設けられた部位)及び腹部B(AM50ダミーP1及びAF05ダミーP2において、腹上リブR5及び腹下リブR6が設けられた部位)を支持するように形成されている。
(作用効果)
次に、本実施形態に係る車両用乗員拘束装置の作用並びに効果について説明する。
まず、従来の車両用乗員拘束装置を比較例とした場合の作用について説明する。図8(A)及び(B)は、比較例の車両用乗員拘束装置11における側突時の作用を示す図である。なお、図8(A)及び(B)では、説明のためにシートバック16及びシートサイド部20を断面で示している。図8(A)に示されるように、本実施形態と比較例とはサイドガーニッシュ22の形状が相違する以外、その他の構成は同じである。比較例では、サイドガーニッシュ22の本体部40において、硬質構造物53であるインフレータ54及びディフューザ56の車両前側及び車幅方向内側が開放されている。すなわち、硬質構造物53の車幅方向内側には傾斜面が設けられていない。
このように構成された車両用乗員拘束装置11を備える車両が側面衝突すると、まず、図8(A)に示されるように、縫製部28が破断してサイドエアバッグ52が展開される。ここで、衝突速度が低速の場合において、乗員Pがシートサイド部20に衝突すると、サイドエアバッグ52及びサイドクッション24(インナクッション24A)が衝撃を吸収するため、乗員Pの傷害発生リスクは低い。しかしながら、衝突速度が増加することにより、サイドエアバッグ52及びサイドクッション24(インナクッション24A)が乗員Pの衝撃を吸収しきれないと、図8(B)に示されるように、乗員Pは硬質構造物53に衝突するため、乗員Pの傷害発生リスクが高くなる。一方、乗員Pが硬質構造物53に衝突しない場合であっても、リアサイドドア30に対し体側から衝突する可能性があり、肋骨に変形に伴う傷害発生リスクがある。
これに対して、本実施形態の車両用乗員拘束装置10は、硬質構造物53の車幅方向内側に傾斜面46を設けたことにより、以下の作用効果を有する。図7(A)〜(C)は、本実施形態の車両用乗員拘束装置10における側突時の作用を示す図である。なお、図7(A)〜(C)では、説明のためにシートバック16及びシートサイド部20を断面で示している。
本実施形態の車両用乗員拘束装置10を備える車両が側面衝突すると、まず、図7(A)に示されるように、縫製部28が破断してサイドエアバッグ52が展開される。ここで、衝突速度が低速の場合において、リアサイドドア30と乗員Pとの相対距離が近くなり、乗員Pがシートサイド部20に当接すると、図7(B)に示されるように、サイドエアバッグ52とサイドクッション24(インナクッション24A)が衝撃を吸収するため、乗員Pの傷害発生リスクは低い。一方、衝突速度が増加することにより、サイドエアバッグ52及びサイドクッション24(インナクッション24A)が乗員Pの衝撃を吸収しきれない場合、図7(C)に示されるように、乗員Pの上体が傾斜面46に乗り上がる。そして、傾斜面46に乗り上げられた乗員Pの上体が車幅方向外側に移動するにつれて、車両前側に移動するとともに、乗員Pの背中が傾斜面46に接するように車幅方向内側に回転する。そして、乗員Pの上体が車両前側に移動することにより、乗員Pの硬質構造物53への衝突が回避される。また、乗員Pの上体が車幅方向内側に回転し、背中側がリアサイドドア30側を向くことで、乗員Pは傷害耐性の高い背中側がサイドエアバッグ52を介して車体側部に拘束されることになる。つまり、体側側が拘束されないため、肋骨が変形し受傷することが抑制される。以上、本実施形態の車両用乗員拘束装置10によれば、側突時において、傾斜面46により乗員Pの姿勢を変化させることにより、傷害発生リスクを低減させることができる。
(まとめ)
以上のとおり、本実施形態では、サイドガーニッシュ22において、凹部44の車幅方向内側端部である外端部46Aからシートバック16側の端部である内端部46Bにかけて車両前側に凸となる曲線状に形成された傾斜面46を有している。これにより、側突時において、乗員Pの上体が傾斜面46に乗り上がり車両前側に移動するとともに、車幅方向内側に回転するため、側突時における乗員Pの傷害発生リスクを低減させることができる。特に、傾斜面46が乗員Pの胴回りのラインよりも小さい曲率の曲線とされることにより、乗員Pの上体が傾斜面46に乗り上がった際の姿勢変化がスムーズに行われる。
本実施形態の車両用乗員拘束装置10によれば、ホイールハウス72がシートバック16の車両前側まで迫り出しており、サイドエアバッグ装置50をシートバック16よりも車両前側に設けざるを得ない場合に特に有効である。
また、本実施形態の傾斜面46は、図4に示されるように、平面視において、位置Oと位置Fとを結ぶ直線OFよりも車両後方に配置され、位置O、位置F、及び位置Eを結ぶ直角三角形OFEの内側に配置されている。つまり、傾斜面46は、凹部44の車幅方向内側であって、硬質構造物53よりも車両前側に突出しない範囲に設けられている。本実施形態によれば、側突時にリアサイドドア30と乗員Pとの相対距離が近くなった場合に、乗員Pが傾斜面46自体に衝突することによる傷害発生リスクを低減させることができる。なお、傾斜面46は、直線OFと車幅方向に沿う直線とのなす角度を角度Dとする場合、角度Dを45度以下に設定するのが望ましい。角度Dが45度以下になるように傾斜面46を配置することにより、乗員Pの上体が傾斜面46に乗り上がりやすい。一方、角度Dが45度を超えると、乗員Pの上体が傾斜面46に乗り上がらずに傾斜面46自体に衝突する可能性が生じる。
また、平面視において、傾斜面46は、車幅方向内側の端部である内端部46Bが、シートバック16の車幅方向外側端部16Aよりも車両後方に配置されている。これにより、側突時にリアサイドドア30と乗員Pとの相対距離が近くなる場合に、乗員Pの上体が確実に傾斜面46に乗り上がり、確実に車両前側に移動するとともに、車幅方向内側に回転する。なお、より望ましくは、内端部46Bは、シートバック16の表面の車幅方向中央位置(位置O)よりも後方に配置されているとよい。車幅方向中央位置(位置O)よりも後方に配置されることにより、側突時の衝突速度が高い場合や、乗員Pの体重が重い場合の傷害発生リスクを低減させることができる。なぜなら、後席シート12に着座する乗員Pが、そのままの姿勢で車幅方向外側にスライド移動した場合であっても、乗員Pの上体は確実に傾斜面46に乗り上がるからである。
また、本実施形態の傾斜面46は、傾斜面46の上下方向において、硬質構造物53であるディフューザ56の上端から本体部40の下端にかけて形成されおり、少なくとも硬質構造物53の上端から下端にかけて形成されている。すなわち、傾斜面46は、上下方向において、硬質構造物53を覆う範囲に形成されている。したがって、側突時にリアサイドドア30と乗員Pとの相対距離が近くなる場合に、乗員Pの硬質構造物53への衝突が回避され、側突時における乗員Pの傷害発生リスクを低減させることができる。
また、上述のように、本実施形態の傾斜面46は、乗員Pの上体において胸部C(AM50ダミーP1及びAF05ダミーP2において、少なくとも胸中リブR3及び胸下リブR4が設けられた部位)及び腹部B(AM50ダミーP1及びAF05ダミーP2において、腹上リブR5及び腹下リブR6が設けられた部位)を支持するように形成されている。本実施形態のように、大柄の男性に相当するAM50ダミーP1を基準として、側突時における傷害発生リスクを低減させることができれば、小柄の女性(AF05ダミーP2に相当)についても、傷害発生リスクを低減させることができる。したがって、傾斜面46は、車両上下方向において、後席シート12に着座したAM50ダミーP1の6つのリブの内、胸上リブR2の上端の高さから車両下方に向けて形成されていると、より好ましい。すなわち、傾斜面46が、胸部C及び腹部Bを支持することができれば、傷害発生リスクをより低減させることができる。
本実施形態のシートサイド部20には、サイドガーニッシュ22の車両前側がサイドクッション24に覆われていたが、この限りでない。例えば、サイドクッション24を設けず、シートサイド部20の車両前側の面全てを樹脂製のサイドガーニッシュ22とすることができる。または、サイドガーニッシュ22を表皮26のみで覆った構成とすることができる。これら場合でも、側突時において、傾斜面46により乗員Pの姿勢を変化させることにより、傷害発生リスクを低減させることができる。
(変形例)
本実施形態の傾斜面46は、平面視において車両前側に凸となる曲線状に形成されているがこの限りではない。図9(A)及び(B)は、傾斜面46の変形例を示したものである。本実施形態と同じ構成には同じ符号を付している。
例えば、図9(A)の変形例1は、平面視において傾斜面46を直線状に形成させた例である。変形例1の傾斜面46によれば、本実施形態の傾斜面46と比べ、乗員Pが傾斜面46に乗り上げた際の上体の前進量及び回転量を少なくすることができる。また例えば、図9(B)の変形例2は、平面視において傾斜面46を車両前側が凹となる曲線状に形成させた例である。この傾斜面46が成す凹状の曲線は、乗員Pの胴回りのラインよりも小さい曲率の曲線とするのが望ましい。変形例2の傾斜面46によれば、乗員Pが傾斜面46に乗り上げた直後は、上体の前進量及び回転量は少なく、ドアトリム36に当接する寸前に上体が大きく前進するとともに回転する。また、傾斜面46が乗員Pの胴回りのラインよりも小さい曲率の曲線とされることにより、乗員Pの上体が傾斜面46に乗り上がった際の姿勢変化がスムーズに行われる。
本実施形態並びに変形例1及び変形例2によれば、平面視において、傾斜面46の形状を変えることにより、側突時における乗員の姿勢の変化量及び変化のタイミングを調節することができる。そして、傾斜面46の形状を自由に変えることで、後席シートやドア形状の異なる車両への対応が可能となる。
また、本実施形態の変形例3として、傾斜面46の車両前方の端部を硬質構造物53よりも車両前方に配置した例を示す。以下、本実施形態との相違点について説明する。図10に示されるように、変形例3の傾斜面46は、凹部44の車幅方向内側端部にあたる外端部46Aからシートバック16側(車幅方向内側)の端部である内端部46Bにかけて車両前側に凸となる曲線状に形成されている。そして、変形例3の傾斜面46においては、外端部46Aが硬質構造物53よりも車両前方に位置している。換言すると、変形例3では、硬質構造物53がサイドガーニッシュ22から車両後方に窪んだ位置にある。
ここで、シートバック16の表面の車幅方向中央位置を位置O、傾斜面46の前端(外端部46A)を位置I、位置Oを通過する車幅方向に沿った直線と位置Iを通過する車両前後方向に沿った直線との交点を位置Hとすると、傾斜面46は、次のように配置されている。すなわち、傾斜面46は、位置O、位置I、及び位置Hを結ぶ直角三角形OIHの内側に配置されている。なお、傾斜面46は、平面視において、位置Oと位置Iとを結ぶ直線OIと車幅方向に沿う直線とのなす角度を角度Gとする場合、角度Gを45度以下に設定するのが望ましい。角度Gが45度以下になるように傾斜面46を配置することにより、乗員Pの上体が傾斜面46に乗り上がりやすい。一方、角度Gが45度を超えると、乗員Pの上体が傾斜面46に乗り上がらずに傾斜面46自体に衝突する可能性が生じる。
変形例3によれば、本実施形態と同様に、側突時において、乗員Pの上体が傾斜面46に乗り上がり車両前側に移動するとともに、車幅方向内側に回転するため、側突時における乗員Pの傷害発生リスクを低減させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車両用乗員拘束装置
12 後席シート
16 シートバック
16A シートバックの車幅方向外側端部
22 サイドガーニッシュ
30 リアサイドドア
36 ドアトリム(車体側部)
44 凹部
46 傾斜面
46A 外端部(傾斜面の車幅方向外側端部)
46B 内端部(傾斜面の車幅方向内側端部)
50 サイドエアバッグ装置
52 サイドエアバッグ
53 硬質構造物
54 インフレータ
56 ディフューザ
F 位置(硬質構造物の前端)
O 位置(車幅方向中央位置)
P 乗員
P1 AM50型の国際統一側面衝突ダミー
P2 AF05型の国際統一側面衝突ダミー
R1、R2、R3、R4、R5、R6 リブ

Claims (5)

  1. 後席シートのシートバックの車幅方向外側と車体側部との間に配置されたサイドガーニッシュと、
    前記サイドガーニッシュに設けられ、乗員の側方で展開されるサイドエアバッグと、前記サイドエアバッグへガスを供給するインフレータと、を含んで構成されるサイドエアバッグ装置と、を備え、
    前記サイドガーニッシュは、
    前記インフレータを含む硬質構造物を収容する凹部と、
    前記凹部の車幅方向内側端部から前記シートバックに向けて形成され、車両の側面衝突時に乗員を前記硬質構造物から遠ざける方向に移動させる傾斜面を有する、車両用乗員拘束装置。
  2. 前記傾斜面は、前記傾斜面の上下方向において、少なくとも前記硬質構造物の上端から下端にかけて形成されている請求項1に記載の車両用乗員拘束装置。
  3. 前記傾斜面は、車両上下方向において、前記後席シートに着座したAM50型の国際統一側面衝突ダミーの胴部に設けられた6つのリブの内、上から3番目のリブの上端の高さから車両下方に向けて形成されている請求項1又は2に記載の車両用乗員拘束装置。
  4. 前記傾斜面の車幅方向内側端部は、平面視において、前記シートバックの車幅方向外側端部よりも車両後方に配置されている請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用乗員拘束装置。
  5. 前記傾斜面は、平面視において、直線状又は滑らかな曲線状に形成されている請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用乗員拘束装置。
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