JPH09187598A - 折りたたみ式角ハンガー - Google Patents

折りたたみ式角ハンガー

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JPH09187598A
JPH09187598A JP35489995A JP35489995A JPH09187598A JP H09187598 A JPH09187598 A JP H09187598A JP 35489995 A JP35489995 A JP 35489995A JP 35489995 A JP35489995 A JP 35489995A JP H09187598 A JPH09187598 A JP H09187598A
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hanging
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pinch
frame
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JP35489995A
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English (en)
Inventor
Masakazu Hashigami
雅和 梯上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 折りたたむとピンチが本体枠で囲まれる空間
内に自動的に格納されて、からまず、かさばらず、ひろ
げるとピンチが自動的に本体枠の下方に垂れ下がる折り
たたみ式角ハンガーを提供する。 【構成】 本体枠を形成する角フレーム(1)の内側面
部(8)に沿って敷設する2本一組のひも(7a)
(7b)の各両端末部をそれぞれ支点軸(3)(4)の
内側、外側の4通りに振り分けて通過させて角フレーム
(2)に固定し、ひも(7a)(7b)からそれぞれ分
岐する吊りひも(16a) (16b)を、それぞれ、
ひも敷設リング(10a)(10b)に貫通させ、ピン
チ(17)の本体の吊り孔(18a)(18b)に通し
て固定し、予め定める数のピンチをピンチ(17)と同
様にひも(7a)(7b)に吊り下げ、ひも(7a)
(7b)と同様の設け方ではあるが角フレーム(2)に
敷設するひも(7c)(7d)にも予め定める数のピン
チを同様に吊り下げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯物の物干し等に用
いる折りたたみ式角ハンガーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】物干し等に用いる従来の折りたたみ式角
ハンガーにおいては、ピンチは、ひもや鎖を介して、片
側のピンチ本体のみで吊り上げられるか、あるいは、バ
ネの中央部で吊り上げられて本体枠に直接吊り下げられ
たものが多く、ひもや鎖とピンチ本体とは鋭角を形成
し、かぎ形状となるのでからみ易かった。さらに、角ハ
ンガー収納のため折りたたんだ時、ピンチは本体枠にぶ
らぶらとぶら下がったままであったため、本体枠間に挟
まったり、ぶつかったりし易かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術には、次
のような欠点があった。 (イ)角ハンガーは、収納等のため折りたたむと、ピン
チが本体枠間に挟まったり、本体枠からはみ出したりし
て、かさばった。 (ロ)角ハンガーの取扱い時に、揺れてピンチ同士、あ
るいは、ピンチと本体枠とがぶつかり合って騒音を発
し、やかましかった。 (ハ)ピンチ同士又はピンチと本体枠とがからみ易く、
角ハンガーの取扱いに手間がかかり、イライラさせられ
ることがあった。 (ニ)製品梱包工程において、機能上は不要なひも等で
ピンチを固定する工程が追加され、省資源・環境保護志
向を損ない、製造コストを押し上げた。 本発明は、以上の欠点を解決することを目的としてなさ
れたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の折りたたみ式角ハンガーにおいては、本体
枠の内側の側面部に沿って敷設する2本一組のひもにピ
ンチを吊り下げるものである。折りたたみ式角ハンガー
の本体枠は、角フレーム(1)(2)を支点軸(3)
(4)で連結して形成される。2本一組のひも(7a)
(7b)を角フレーム(1)の内側面部(8)に沿って
予め定める複数の位置に設けるひも敷設リング(10
a)(10b)で支えて敷設する。ひも(7a)(7
b)は固定されず、ひも敷設リング(10a)(10
b)の中を移動可能とし、内側面部(8)に沿って敷設
する何れかの地点で奇数回、好ましくは一回だけ交差さ
せる。角フレーム(1)の両端部近傍で、ひも(7a)
(7b)の各両端末部を角フレーム(1)の外側に出
す。ひも(7a)(7b)の対応する一方の各端末部
を、両側に振り分けて支点軸(3)を挟む配置で跨がせ
て、角フレーム(2)に固定する。ひも(7a)(7
b)のもう一方の各端末部は、支点軸(3)の場合とは
逆の振り分け方で両側に振り分けて支点軸(4)を挟む
形で跨がせて、角フレーム(2)に固定する。ピンチ
(17)は2本一組のひも(7a)(7b)に、次のよ
うにして両手ぶら下がりの格好で吊り下げる。ひも(7
a)(7b)からそれぞれ分岐する吊りひも(16a)
(16b)を、それぞれひも敷設リング(10a)
(10b)に貫通させ、吊りひも(16a)(16b)
の各端末部をそれぞれピンチ(17)の吊り孔(18
a)(18b)に通して固定する。そして、予め定める
数のピンチをピンチ(17)と同様に、予め定める複数
の位置に設ける吊りひも(16a)(16b)に取り付
けてロープ(7a) (7b)に吊り下げる。さらに、
角フレーム(1)に敷設するひも(7a)(7b)と同
様に、ひも(7c)(7d)を角フレーム(2)に敷設
して各両端末部を角フレーム(1)に固定し、予め定め
る数のピンチをピンチ(17)と同様にひも(7c)
(7d)に吊り下げる。本発明は、以上の構成よりなる
折りたたみ式角ハンガーである。
【0005】
【作用】上記のように構成された本発明の折りたたみ式
角ハンガーを折りたたむと、2本一組のひも(7a)
(7b)は内側面部(8)に沿って、対を成すひも分岐
部(15a)(15b)のそれぞれを互いに遠ざける方
向に移動し、吊りひも(16a)(16b)を引き上げ
る。吊りひも(16a)(16b)は、それぞれ内側面
部(8)に設けられたひも敷設リング(10a)(10
b)に貫通しているので、ピンチ(17)の本体端部
(19a)(19b)がそれぞれ、ひも敷設リング(1
0a)(10b)に接触ないしは最接近する。そして、
ピンチ(17)が内側面部(8)に垂直、もしくは、ほ
ぼ垂直に立ち、角フレーム(1)で囲まれた空間内に格
納される。逆に、本発明の折りたたみ式角ハンガーをひ
ろげると、2本一組のひも(7a)(7b)は内側面部
(8)に沿って、対を成すひも分岐部(15a)(15
b)のそれぞれを互いに近づける方向に移動し、吊りひ
も(16a)(16b)を押し戻す。そして、ピンチ
(17)は角フレーム(1)の下方に垂れ下がり、洗濯
物等を吊り下げ得る態勢になる。このように、本発明の
折りたたみ式角ハンガーの開閉を繰り返すと、ピンチ
(17)と同様に吊り下げられる予め定める数のピンチ
は、垂れ下がりと格納を繰り返す。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1を用い
て述べる。 (イ)ポリプロピレン製の角フレーム(1)(2)を支
点軸(3)(4)で連結し、対面部(5)(6)で対面
させる。 (ロ)2本一組のナイロン製のひも(7a)(7b)を
角フレーム(1)の内側面部(8)に沿って予め定める
位置に設ける複数対のひも敷設リング(10a)(10
b)でそれぞれ支え、互いに並行させて、かつ、角フレ
ーム(1)の両端部近傍に至るまでの中問点付近で一度
だけ交差させて敷設する。 (ハ)ひも(7a)の一方の端末部をひも貫通孔(11
a)に貫通させて角フレーム(1)の外側に出し、支点
軸(3)から見て対面部(5)の外側を跨がせ、ひも固
定部(12a)において角フレーム(2)に固定し、も
う一方の端末部をひも貫通孔(13a)に貫通させて角
フレーム(1)の外側に出し、対面部(5)とは反対側
を通して支点軸(4)を跨がせて角フレーム(2)に導
き、ひも(7a)の全長にわたってたるみを生じさせな
いで、ひも固定部(14a)において角フレーム(2)
に固定する。 (ニ)ひも(7b)の一方の端末部をひも貫通孔(11
b)に貫通させて角フレーム(1)の外側に出し、ひも
(7a)とは反対側を通して支点軸(3)を跨がせ、ひ
も固定部(12b)において角フレーム(2)に固定
し、もう一方の端末部を支点軸(4)の近傍で角フレー
ム(1)の外側に出し、ひも(7a)とは反対側を通し
て支点軸(4)を跨がせて角フレーム(2)に導き、ひ
も(7b)の全長にわたってたるみを生じさせないで角
フレーム(2)に固定する。 (ホ)一方の端末部がそれぞれひも分岐部(15a)
(15b)において端末金具でひも(7a)(7b)に
結合したナイロン製の吊りひも(16a)(16b)の
もう一方の各端末部を、それぞれひも敷設リング(10
a)(10b)に貫通させ、さらに、ピンチ(17)の
吊り孔(18a)(18b)に通して固定する。 (ヘ)ナイロン製のひも(7c)(7d)を、それぞれ
ひも(7a)(7b)と同様に、しかし角フレーム
(2)の内側面部(9)に沿って敷設し、各両端末部を
角フレーム(1)上の予め定める位置に固定する。 (ト)予め定める数のピンチをピンチ(17)と同様
に、2本一組ずつのひも(7a)(7b)及び(7c)
(7d)の予め定める位置に吊り下げる。 本発明は、以上の構成よりなっている。本発明を使用す
るときは、支点軸(3)(4)を支点として角フレーム
(1)(2)を折りたたんだり、逆にひろげたりするだ
けで、ピンチ(17)及び同様に吊り下げられる他のピ
ンチが、自動的に次のようにして、角フレーム(1)
(2)で囲まれる空間内に格納されたり、逆に繰り出さ
れて角フレーム(1)(2)の下方に垂れ下がったりす
る。角フレーム(1)(2)は支点軸(3)(4)で連
結して、折りたたみ式角ハンガーの本体枠を形成する。
角フレーム(1)(2)は、支点軸(3)(4)を支点
として、図1の紙面に沿って下方に向けて凸と成る形で
折りたたまれる。このように折りたたむと、対面部
(5)を跨ぐ配置でひも固定部(12a)からひも貫通
孔(11a)に至る部分のひも(7a)は、支点軸
(3)の外側に位置するのでパス長は長くなり、逆に、
ひろげるとパス長は短くなる。一方、対面部(6)の反
対側を通って支点軸(4)を跨ぐ配置でひも貫通孔(1
3a)からひも固定部(14a)に至る部分のひも(7
a)に関しては、折りたたむと支点軸(4)の内側に位
置するので、パス長は短くなり、逆にひろげると長くな
る。従って、ひも敷設リング(10a)で支えられては
いるが、移動可能の状態で内側面部(8)に沿って敷設
される部分のひも(7a)は、折りたたむと、ひも分岐
部(15a)をひも貫通孔(11a)に近づける方向に
移動し、吊りひも(16a)も同方向に移動して吊り孔
(18a)をひも敷設リング(10a)に引き寄せる。
逆に、ひろげると、ひも(7a)は内側面部(8)に沿
って、ひも分岐部(15a)をひも貫通孔(11a)か
ら遠ざける方向に移動し、吊りひも(16a)もその剛
性のため同方向に押し戻されて吊り孔(18a)をひも
敷設リング(10a)から遠ざけるので、ピンチ(1
7)の本体はその自重も手伝って垂れ下がる。ひも(7
b)は、ひも(7a)の場合とは逆に、折りたたんだ状
態での内側を通って支点軸(3)を跨ぎ、逆に支点軸
(4)に関しては外側を通って跨いでいる。従って、折
りたたむと、支点軸(3)を跨ぐ部分のロープ(7b)
のパス長は短くなり、支点軸(4)を跨ぐ部分のパス長
は逆に長くなる。そのため、折りたたむと、ひも(7
b)は内側面部(8)に沿って、ひも分岐点(15b)
をひも貫通孔(11b)から遠ざける方向に移動し、吊
りひも(16b)も同方向に移動して、吊り孔(18
b)をひも敷設リング(10b)に引き寄せる。逆に、
ひろげると、ひも(7b)は内側面部(8)に沿って、
ひも分岐部(15b)をひも貫通孔(11b)に近づけ
る方向に移動し、吊りひも(16b)もその剛性のため
同方向に押し戻されて吊り孔(18b)をひも敷設リン
グ(10b)から遠ざけるので、ピンチ(17)の本体
はその自重も手伝って垂れ下がる。さて、角ハンガーを
折りたたんだり、ひろげたりしたときのひも(7a)
(7b)の前述のそれぞれの挙動は同時に並行して進行
する。従って、折りたたむと一対のひも分岐部(15
a)(15b)は互いに遠ざかり、一対の吊り孔(18
a)(18b)はそれぞれ一対のひも敷設リング(10
a)(10b)に引き寄せられる。ついには一対の本体
端部(19a)(19b)が内側面部(8)に接触、な
いしは最接近し、ピンチ(17)は内側面部(8)に垂
直、ないしは、ほぼ垂直に立ち、角フレーム(1)で囲
まれる空間内に格納される。逆に、角ハンガーをひろげ
ると、自身の剛性で互いに逆方向に押し戻される一対の
吊りひも(16a)(16b)により一対の本体端部
(19a) (19b)が角フレーム(1)から繰り出
され、ピンチ(17)全体が垂れ下がる。垂れ下がった
ピンチ(17)に洗濯物を吊り下げて、従来の折りたた
み式角ハンガーと同様に物干しができる。そして、ピン
チ(17)と同様にひも(7a)(7b)の予め定める
複数の位置に吊り下げられるピンチもピンチ(17)と
同様の挙動をする。さらに、ひも(7a)(7b)に吊
り下げられるのと同様に、角フレーム(2)に敷設され
るひも(7c)(7d)の予め定める複数の位置に吊り
下げられるピンチもピンチ(17)と同様の挙動をす
る。なお、図1においては、ひも(7c)(7d)の端
末部の図示は、煩雑になるので省略する。このようにし
て、ピンチ(17)を含め、同様に吊り下げられる全て
のピンチが、折りたたみ式角ハンガーの開閉に応じて、
それぞれ、角フレーム(1)あるいは(2)の下方への
垂れ下がりと、角フレーム(1)あるいは(2)で囲ま
れる空間内への格納を繰り返す。ところで、ひも(7
a)の移動量は、予め定める長さだけ垂れ下がっている
ピンチ(17)を引き上げて内側面部(8)に直立する
よう決定し、前記移動量を得られるよう、ひも貫通孔
(11a)、ひも固定部(12a)の位置及びひも(7
a)の通路の位置を定める。さらに、前述のように配備
されるひも(7a)(7b)(7c)(7d)に関して
は、支点軸(3)又は(4)の内側を通る部分のパス長
と外側を通る部分のパス長は自然法則により、前述のご
とく角ハンガーの開閉に応じて、それぞれのひもにおい
て互いに相殺する方向に増減する特性を持つ。該特性を
活用して、例えばひも(7a)に関しては、ひも固定部
(12a)から角フレーム(1)の内側面部(8)を経
てひも固定部(14a)に至る迄、ひも(7a)の通路
に沿って計ったパス長が角ハンガーを開閉しても実用的
には不変となるよう、ひも固定部(12a)(14
a)、ひも貫通孔(11a)(13a)、及びひも(7
a)の通路の位置を定める。ここで、パス長が実用的に
不変というのは、数mm程度以内のパス長変動は許容で
きるという意味である。その根拠は、ひも(7a)がそ
の剛性のため湾曲部では多少の膨らみをもった曲がり方
をし、この膨らみがパス長変動による張力過多を補正す
るバッファーの役目を果たし、数mm程度以内のパス長
変動の影響は吸収されるからである。残りのロープ(7
b)(7c)(7d)に関しても、固定位置や通路の定
め方は同様である。なお、対を成すひも敷設リング(1
0a)、(10b)の間隔を、ピンチ(17)の吊り孔
(18a)(18b)の間隔より少し広めにしておくと
よい。その理由は、吊り下げる物品が重いほど後者の間
隔を広げる方向の力が増大して、ピンチ(17)の挟み
力が増大するからである。ひも敷設リング間隔について
は、吊り孔間隔への上乗せ分を、数mm〜10mm程度
とするのが好ましい。前記上乗せ分に上限を設けるの
は、ひも敷設リング間隔があまり広すぎると、ピンチの
直立性能が損なわれるからである。ピンチがひもに吊り
下げられる部位における角フレーム(1)(2)の断面
が内側に向けて開口部をもつ「コ」の字形であると、ピ
ンチが内側面部に直立し易いので好ましい。角フレーム
(1)(2)の材料はポリプロピレンであるが、この種
の材料に限定されるわけではなく、金属性のものでもよ
い。ひも(7a)(7b)を含む4本のひも及び吊りひ
も(16a)(16b)等はナイロンテグスであるが、
ポリプロピレン、ポリスチレン等でもよく、金属性のも
のでもよい。支点軸(3)(4)は、それぞれ角フレー
ム(1)(2)の何れかと予め一体化しておいてもよ
い。ひも(7a)、ひも分岐部(15a)及び吊りひも
(16a)は、予め一体化して成るプラスチック性モー
ルド品でもよい。
【0007】図2に示される実施例においては、全長に
わたり内側に向けて開口部をもつ「コ」の字形断面を有
する金属性の角フレーム(1)(2)を、金属性のフレ
ーム連結体(20)を介して支点軸(3) (4)で連
結して折りたたみ式角ハンガーの本体枠を形成する。金
属性のひも(7a)(7b)(7c)(7d)を、図1
に示される前記実施例におけるひも(7a)(7b)
(7c)(7d)と同様に設ける。金属性の吊りひも
(16a)(16b)の一方の各端末部を、それぞれひ
も敷設リング(10a)(10b)に貫通させ、ひも分
岐部(15a)(15b)においてひも(7a)(7
b)に端末金具で固定する。吊りひも(16a)(16
b)のもう一方の各端末部を、それぞれピンチ(17)
の吊り孔(18a)(18b)に貫通させ、バネ(2
1)に固定する。以上のような構成であるから、角ハン
ガー開閉時のひも(7a)(7b)(7c)(7d)、
吊りひも(16a)(16b)及びピンチ(17)等の
挙動は、図1に示される前記実施例の場合と同様であ
る。その上、吊りひも(16a)(16b)は、自身の
剛性に加えて前記構成による形状復元効果が作用して、
角フレーム(1)(2)をひろげるとき繰り出され易
い。ピンチが吊り下げられる部分のフレーム断面が
「コ」の字形であるので、折りたたんだときピンチが内
側面部(8)(9)上に直立し易い。なお、角フレーム
(1)(2)の材料は鋼板であるが、この種の材料に限
定されるわけではない。ひも(7a)(7b)を含む4
本のひも及び吊りひも(16a)(16b)等はステン
レスワイヤロープであるが、この種の材料に限定される
わけではない。支点軸(3)又は(4)を予めフレーム
連結体(20)と一体化しておくものを、あらためて支
点軸(3)又は(4)と呼んでもよい。図2において、
ひも(7c)(7d)の端末部の図示は、煩雑となるの
で省略する。
【0008】図3に示される実施例においては、全長に
わたり内側に向けて開口部をもつ「コ」の字形断面を有
する金属性の角フレーム(1)(2)を、金属性のフレ
ーム連結体(20)及び支点軸(3)(4)で連結して
本体枠を形成する。角フレーム(1)(2)のそれぞれ
の内側面部(8)(9)に沿って、予め定める位置に設
ける複数対のひも敷設リング(10c)(10d)で支
えて、それぞれ金属性のひも(7e)(7f)の一本ず
つだけを敷設する。ひも(7e)の一方の端末部を、ひ
も貫通孔(11a)に貫通させてひも固定部(12a)
に固定し、もう一方の端末部をひも貫通孔(13a)に
貫通させてひも固定部(14a)に固定する。ひも(7
f)の一方の端末部をひも貫通孔(11c)に貫通させ
てひも固定部(12c)に固定し、もう一方の端末部を
角フレーム(2)の外側に出し、支点軸(4)の外側を
通して角フレーム(1)に固定する。一方の各端末部が
ひも分岐部(15c)においてひも(7e)に端末金具
で固定される金属性の吊りひも(16c)(16d)の
もう一方の各端末部を、共にひも敷設リング(10c)
に貫通させ、吊りひも(16d)の端末部を敷設リング
(10d)に貫通させ、吊りひも(16c)(16d)
の各端末部をそれぞれ、ピンチ(17)の吊り孔(18
a)(18b)に通して固定する。ひも(7e)(7
f)の予め定める位置に、予め定める数のぴんちをピン
チ(17)と同様に吊り下げる。以上のような構成であ
るから、角ハンガーを折りたたむと、ひも(7e)はひ
も分岐部(15c)をひも貫通孔(11a)に近づける
方向に移動し、吊りひも(16c)(16d)を同方向
に引き、ついにはピンチ(17)が内側面部(8)に垂
直、ないしは、ほぼ垂直に立つ。 逆に、角ハンガーを
ひろげると、ひも(7e)はひも分岐部(15c)をひ
も貫通孔(11a)から遠ざける方向に移動し、吊りひ
も(16c)(16d)を同方向に押し戻し、ついには
ピンチ(17)が垂れ下がる。 ピンチ(17)と同様
にひも(7e)(7f)の予め定める複数の位置に吊り
下げられるピンチは、角ハンガー開閉に応じてピンチ
(17)と同様の挙動をする。構成は比較的単純である
が、格納時と垂れ下がり時との間でピンチ位置がシフト
してしまう。なお、角フレーム(1)(2)は鋼板であ
るが、この種の材料に限定されるわけではない。ひも
(7e)(7f)及び吊りひも(16c)(16d)等
はステンレスワイヤロープであるが、この種の材料に限
定されるわけではない。支点軸(3)又は(4)を予め
フレーム連結体(20)と一体化しておくものを、あら
ためて支点軸(3)又は(4)と呼んでもよい。
【0009】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成にしたか
ら、折りたたむとピンチが本体枠で囲まれる空間内に自
動的に格納され、ひろげるとピンチが自動的に繰り出さ
れ、本体枠の下方に垂れ下がるので、次のような効果が
生まれた。 (イ)折りたたんだ時、ピンチが本体枠間に挟まれるこ
とがなく、本体枠からはみ出すこともなく、角ハンガー
がかさばらず、すっきりし、スリムになった。 (ロ)ピンチ同士又はピンチと本体枠との衝突騒音が解
消した。 (ハ)ピンチ同士又はピンチと本体枠とのからみが解消
し、角ハンガーが取扱い易くなった。 (ニ)ピンチの挟み力が増大し、重い物品の吊り下げに
耐え易くなった。 (ホ)製品梱包時の機能上は不要な紐等によるピンチ固
定工程が不要となり、省資源に寄与した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図
【図2】本発明の他の実施例を示す斜視図
【図3】本発明の他の実施例を示す斜視図なお、図1、
図2及び図3において、寸法、形状の比例等は、本発明
の記述にて主要な局部を拡大図示するため、実際とは異
なる。折りたたみ式角ハンガー全体を吊るためのひも又
はくさり、及びフック等の図示は、煩雑となるので省略
する。
【符号の説明】
1、2 角フレーム 3、4 支点軸 7a、7b、7c、7d、7e、7f ひも 8、9 内側面部 10a、 10b、 10c、 10d ひも敷設リン
グ 11a、 11b、 11c、 13a ひも貫通孔 12a、 12b、 12c、 14a ひも固定部 15a、 15b、 15c、 ひも分岐部 16a、 16b、 16c、 16d 吊りひも 17 ピンチ 18a、18b 吊り孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)角フレーム(1)(2)を支点軸
    (3)(4)で連結する。 (ロ)ひも(7a)(7b)を、角フレーム(1)の内
    側面部(8)に沿って予め定める複数の位置に設けるひ
    も敷設リング(10a) (10b)で支えて敷設し、
    ひも(7a)(7b)の各両端末部を角フレーム(1)
    の外側に出し、ひも(7a)(7b)の対応する一方の
    各端末部を、両側に振り分けて支点軸(3)を跨がせ、
    角フレーム(2)に固定し、ひも(7a)(7b)のも
    う一方の各端末部を、支点軸(3)の場合とは逆の振り
    分け方で支点軸(4)の両側を跨がせ、角フレーム
    (2)に固定する。 (ハ)ひも分岐部(15a)(15b)において、それ
    ぞれひも(7a)(7b)から分岐する吊りひも(16
    a)(16b)の各端末部を、それぞれ、ひも敷設リン
    グ(10a)(10b)に貫通させ、ピンチ(17)の
    吊り孔(18a)(18b)に通して固定する。 (ニ)予め定める複数の位置において、ひも(7a)
    (7b)から分岐する吊りひも(16a)(16b)
    に、予め定める数のピンチをピンチ(17)と同様に取
    り付ける。 (ホ)ひも(7a)(7b)と同様にひも(7c)(7
    d)を角フレーム(2)に敷設し、各両端末部を角フレ
    ーム(1)に固定し、予め定める複数の位置において、
    ひも(7a)(7b)から分岐する吊りひも(16a)
    (16b)に、予め定める数のピンチをピンチ(1
    7)と同様に取り付ける。以上の構成よりなる折りたた
    み式角ハンガー。
  2. 【請求項2】 角フレーム(1)(2)の断面が、ピン
    チ(17)を含め、予め定める数のピンチをひも(7
    a)(7b)(7c)(7d)に吊りひも(16a)
    (16b)で吊り下げる部位においては、内側に向けて
    開口部をもつ「コ」の字形であることを特徴とした請求
    項1の折りたたみ式角ハンガー。
  3. 【請求項3】 対を成すひも敷設リング(10a)(1
    0b)の間隔が、ピンチ(17)の吊り孔(18a)
    (18b)の間隔より狭くないことを特徴とした請求項
    1の折りたたみ式角ハンガー。
  4. 【請求項4】(イ)角フレーム(1) (2)を支点軸
    (3) (4)で連結する。 (ロ)ひも(7e)を、角フレーム(1)の内側面部
    (8)に沿って予め定める複数の位置に設けるひも敷設
    リング(10c)(10d)で支えて敷設し、ひも(7
    e)の両端末部を角フレーム(1)の外側に出し、一方
    の端末部を支点軸(3)を跨がせて角フレーム(2)に
    固定し、もう一方の端末部を支点軸(3)の場合とは逆
    側を通して支点軸(4)を跨がせて角フレーム(2)に
    固定する。 (ハ)ひも分岐部(15c)においてひも(7e)から
    分岐する吊りひも(16c)(16d)の各端末部をひ
    も敷設リング(10c)に貫通させ、吊りひも(16
    d)の端末部を敷設リング(10d)に貫通させ、吊り
    ひも(16c)(16d)の各端末部をそれぞれ、ピン
    チ(17)の吊り孔(18a)(18b)に通して固定
    する。 (ニ)予め定める複数の位置に設けるひも分岐部(15
    c)において、ひも(7e)から分岐する吊りひも(1
    6c)(16d)に、予め定める数のピンチをピンチ
    (17)と同様に取り付ける。 (ホ)ひも(7e)と同様に、ひも(7f)を角フレー
    ム(2)に敷設し、両端末部を角フレーム(1)に固定
    し、予め定める複数の位置に設けるひも分岐部(15
    c)において、ひも(7e)から分岐する吊りひも(1
    6c)(16d)に、予め定める数のピンチをピンチ
    (17)と同様に取り付ける。以上の構成よりなる折り
    たたみ式角ハンガー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007105408A (ja) * 2005-09-14 2007-04-26 Saafu Gijutsu Service:Kk 物干し具
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