JP2001232096A - ピンチ付物干具 - Google Patents

ピンチ付物干具

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JP2001232096A
JP2001232096A JP2000042769A JP2000042769A JP2001232096A JP 2001232096 A JP2001232096 A JP 2001232096A JP 2000042769 A JP2000042769 A JP 2000042769A JP 2000042769 A JP2000042769 A JP 2000042769A JP 2001232096 A JP2001232096 A JP 2001232096A
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pinch
frame
hanging
hanger
frame body
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Kimii Yoshida
公威 吉田
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Towa Sangyo KK
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Towa Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの物干具でピンチとハンガーの両方を用
いることができ、使用用途を拡大することができると共
に、フレーム本体内にピンチ及び吊下部材を収納してフ
レーム本体を小さく折り畳んで収納することができ、ピ
ンチ同士、吊下部材又は吊下具が干渉したり絡んだりす
るのを防止することができるピンチ付物干具を提供す
る。 【解決手段】 フレーム本体11に複数のハンガー41
を吊り下げるハンガー吊下部18を設ける。また、収納
状態において第1フレーム11aと第2フレーム11b
とが合わさる面で、第1フレーム11aの吊下部と第2
フレーム11bの吊下部を互い違いの配置にした干渉防
止構造をとる。更に、ピンチ15及び桿状の吊下部材1
4をフレーム本体11側に倒れ込ませて収納する収納構
造をとる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンガー吊下部を
有するピンチ付物干具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般のピンチ付物干具90は、図11に
示すように、フレーム本体91に設けた複数の固定部9
3にピンチひも94を介してピンチ95が吊り下げられ
ており、このフレーム本体91には物干具90を干し竿
等に固定するためのグリップフック96が吊下チェーン
97を介して取り付けられている。このフレーム本体9
1は、2分割された第1フレーム91aと第2フレーム
91bとが回動部92を介して連結されており、両フレ
ーム91a、91bを並列させた使用状態と両フレーム
91a、91bを回動部92で折り畳んだ収納状態とに
変更可能となっている(従来例1)。
【0003】また、上記のピンチ付物干具90とは別の
形態として、衣服をかける衣服ハンガーを複数設けたハ
ンガー物干具があり、例えば、図14に示すように、グ
リップフック102を有するハンガー本体101に複数
の引掛部103を設け、そこにハンガー(図示せず)を
引っ掛けて吊り下げる形態をとるものが使用されている
(従来例2)。このハンガー物干具100は、物干し竿
にグリップフック102で固定することができ、風等で
ハンガーが移動したり落下したりすることがないといっ
た特徴を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
1のピンチ物干具90と従来例2のハンガー物干具10
0は、対象となる洗濯物等の種類が相違し用途が異なる
ため、使用者は両方の物干具を購入して用意し、洗濯物
の種類に応じて物干具を使い分けて利用していた。この
ため、2種の物干具を購入する費用が必要になることに
加えて、収納するのに大きなスペースが必要になる点で
問題があった。
【0005】また、上記した従来例1のピンチ付物干具
90では、フレーム本体91に設けられたピンチひも9
4の各固定部93が、図12に示すように、第1フレー
ム91aの固定部93−1〜93−12と第2フレーム
91bの固定部93−13〜93−24が回動部92の
回動中心線L1に対し線対称になっている。このため、
フレーム本体91を回動部92で折り畳んだ図13に示
す収納状態において、対向するピンチ95同士が干渉す
るため、小さく折り畳むことができず、嵩張り見た目も
良くなく、販売時に複数の商品を高く積むことができな
い点でも問題があった。更には、フレーム本体91を折
り畳んだ収納状態において、対向するピンチ95同士が
干渉するため、使用時に両フレーム91a、91bを開
いて使用状態にする際にピンチ95同士、ピンチひも9
4又は吊下チェーン97が絡み易いという問題があっ
た。
【0006】本発明は、こうした従来技術の課題を解決
するものであり、1つの物干具でピンチとハンガーの両
方を用いることができ、使用用途を拡大することができ
るピンチ付物干具を提供することを目的とする。
【0007】また、本発明の他の目的は、フレーム本体
を折り畳んで収納する際に対向するピンチ同士が干渉せ
ずフレーム本体を小さく折り畳んで収納することができ
ると共に、折り畳んだフレーム本体の各フレームを開い
て使用状態にする際にピンチ同士、ピンチひも(吊下部
材)又は吊下チェーン(吊下具)が絡むのを防止するこ
とができるピンチ付物干具を提供することにある。
【0008】更に、本発明の他の目的は、フレーム本体
内にピンチ及びピンチひも(吊下部材)を収納すること
ができ、ピンチ付物干具をフレーム本体の高さだけでパ
ッケージすることができ、多数の商品を整然と積み重ね
た状態で展示することができるピンチ付物干具を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のピンチ付物干具
は、複数のピンチを吊り下げたフレーム本体が第1フレ
ームと第2フレームに2分割されて回動部を介して連結
されており、両フレームを並列させた使用状態と両フレ
ームを回動部で折り畳んだ収納状態とに変更可能とされ
たものであって、フレーム本体に複数のハンガーを吊り
下げるハンガー吊下部を設けた構成からなる。
【0010】この構成によれば、1つの物干具でピンチ
とハンガーの両方を用いることが可能となり、使用用途
を拡大すると共に収納スペースの削減を図ることが可能
となる。
【0011】上記した本発明のピンチ付物干具におい
て、収納状態において第1フレームと第2フレームとが
合わさる面でハンガー吊下部が干渉しないように、各ハ
ンガー吊下部が並行にずれた配置になっている構成にす
ると、フレーム本体を折り畳んで収納する際に各ハンガ
ー吊下部が並行にずれた位置で重なるため、干渉せず、
フレーム本体の高さ内に収まる状態でフレーム本体を小
さく折り畳んで収納することが可能となる。
【0012】また、収納状態において第1フレームと第
2フレームとが合わさる面でピンチが干渉しない位置に
ピンチ吊下部を配置する干渉防止構造を有する構成にす
ると、フレーム本体の第1フレームと第2フレームとを
回動部で折り畳んだ収納状態では、各吊下部の位置が一
致することなくずれた位置で合わさるため、対向するピ
ンチ同士が干渉せずフレーム本体を小さく折り畳んで収
納することが可能となる。また、折り畳んだフレーム本
体の両フレームを開いて使用状態にする際に、ピンチ同
士又は吊下部材が絡むのを防止することが可能となる。
【0013】また、上記ピンチ吊下部が第1フレーム及
び第2フレームの外周の下部に配置され、上記ハンガー
吊下部が第1フレーム及び第2フレームの略中央を縦断
するように配置されている構成にすると、両フレームを
並列させて吊り下げた使用状態で、ピンチに洗濯物等を
取り付けた際や、ハンガー吊下部にハンガーを吊り下げ
て使用する際にフレーム本体でバランスが取れるため、
バランスを崩してフレーム本体が傾いてハンガーが外れ
るといった不具合が生じることがなくなる。
【0014】また、上記ピンチ付物干具を吊り下げて固
定する固定フックにフレーム本体を複数箇所で連結して
吊り下げる吊下具が、両端に係合孔を設けた複数の帯状
板と、S字状又はC字状断面の複数の連結具とを交互に
連結した構成からなり、この吊下具が上記連結具を介し
て固定フック側とフレーム本体側に連結されている構成
にすると、吊下具が連結具による各連結部で折り曲げ自
在となるため小さく折り畳むことが可能となると共に、
吊下具が凹凸のない単純形状の帯状板で構成されている
ためピンチや吊下部材に絡むのを防止することが可能と
なる。
【0015】また、上記ハンガー吊下部にハンガーを引
っ掛ける引掛部を設け、この引掛部とハンガーの少なく
とも一方において、ハンガーをはずれないように保持す
る係合部を設ける構成にすると、引掛部に引っ掛けたハ
ンガーが係合部で保持されるため、風等でハンガーが揺
れて落下したりすることがなくなる。
【0016】好ましくは、上記ピンチがフレーム本体の
ピンチ吊下部に吊下部材を介して吊り下げられており、
この吊下部材が桿状で一端に球状の支点部を有し、吊下
部には、この支点部を回動自在に保持する保持部が設け
られると共に、使用するときに吊下部材が垂下し、収納
するときに吊下部材がフレーム本体側の所定方向に倒れ
込むように動きを規制する案内孔が保持部の側壁と底面
に連通して形成されており、ピンチ及び吊下部材をフレ
ーム本体側に倒れ込ませて収納する収納構造を有する構
成とする。
【0017】この構成によれば、ピンチ付物干具を裏向
きにして軽くゆするだけで、ピンチ及び吊下部材がフレ
ーム本体側の所定方向に倒れ込み、フレーム本体内にピ
ンチ及び吊下部材を完全に収納することが可能となる。
また、ピンチ付物干具をフレーム本体の高さだけでパッ
ケージすることが可能となり、多数の商品を整然と積み
重ねた状態で展示することが可能となる。
【0018】また、収納時にはピンチ及び吊下部材がフ
レーム本体側の所定方向に倒れ込むので、ピンチ同士又
は吊下部材が絡むのを防止することが可能となり、使用
時にも同様にピンチ同士又は吊下部材が絡むことなく、
ピンチ及び吊下部材をフレーム本体から垂下させた使用
状態とすることが可能となる。
【0019】加えて、吊下部材の支点部を球状にするこ
とによって、ピンチが360度回転し、柔軟な動きが可
能となり、ピンチに洗濯物等を取り付ける作業がし易く
なる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。
【0021】図1に、本発明のピンチ付物干具1の構成
例を示す。
【0022】このピンチ付物干具1は、干し竿等に固定
するためのグリップフック16が回動支持部材17に回
動可能に固定され、この回動支持部材17に吊下具30
を介してフレーム本体11が吊り下げられており、この
フレーム本体11には、複数のピンチ15がピンチ吊下
部13に吊下部材14を介して吊り下げられている。こ
のフレーム本体11は、2分割された第1フレーム11
aと第2フレーム11bとが回動部12を介して連結さ
れており、両フレーム11a、11bを並列させた図1
に示す使用状態と、両フレーム11a、11bを回動部
12で折り畳んだ図3に示す収納状態とに変更可能とな
っている。
【0023】更に、このフレーム本体11には、複数の
ハンガー41を吊り下げるハンガー吊下部18が設けら
れており、収納状態において第1フレーム11aと第2
フレーム11bとが合わさる面でハンガー吊下部18が
干渉しないように、図2に示すように各ハンガー吊下部
18a,18bが並行にずれた配置になっている。具体
的には、このハンガー吊下部18は、図5に示すように
略帯状の形状で、その両端部に設けた固定部の係止爪1
8cをフレーム本体11の係止突起11fで係止して固
定する構造になっており、複数のハンガー41を引っ掛
けるための引掛部19が設けられている。
【0024】従って、1つの物干具1でピンチ15とハ
ンガー19の両方を用いることができ、使用用途を拡大
すると共に収納スペースの削減を図ることができる。ま
た、フレーム本体11を折り畳んで収納する際に各ハン
ガー吊下部18a,18bが並行にずれた位置で重なる
ため、干渉せず、フレーム本体11の高さ内に収まる状
態でフレーム本体11を小さく折り畳んで収納すること
ができる。
【0025】また、上記ピンチ吊下部13が第1フレー
ム11a及び第2フレーム11bの外周の下部に配置さ
れ、上記ハンガー吊下部18a,18bが第1フレーム
11a及び第2フレーム11bの略中央を縦断するよう
に配置されているため、両フレーム11a,11bを並
列させて吊り下げた使用状態で、ピンチ15に洗濯物等
を取り付けた際や、ハンガー吊下部18a,18bにハ
ンガー41を吊り下げて使用する際にフレーム本体18
でバランスが取れるため、バランスを崩してフレーム本
体18が傾いてハンガー41が外れるといった不具合が
生じることがなくなる。
【0026】また、収納状態において第1フレーム11
aと第2フレーム11bとが合わさる面で対向するピン
チ15が干渉しない位置に吊下部13を配置する干渉防
止構造10をとっている。この干渉防止構造10は、例
えば、図2に示すように、収納状態において第1フレー
ム11aと第2フレーム11bとが合わさる面で、第1
フレーム11aの吊下部13−1〜13−13と第2フ
レーム11bの吊下部13−14〜13−26が互い違
いの配置になっている。
【0027】より詳しくは、例えば、第1フレーム11
aの吊下部13−1〜13−4と第2フレーム11bの
吊下部13−14〜13−18が回動部12の回動中心
線L1を基準にして互い違いの配置になっており、フレ
ーム本体11の第1フレーム11aと第2フレーム11
bとを回動部12で折り畳んだ収納状態では、吊下部1
3−14、13−1、13−15、13−2、13−1
6、13−3、13−17、13−4、13−18がこ
の順に並び、各吊下部が相互に間挿される状態になる。
第1フレーム11aの吊下部13−5及び13−6と第
2フレーム11bの吊下部13−19及び13−20、
第1フレーム11aの吊下部13−7〜13−11と第
2フレーム11bの吊下部13−21〜13−24、及
び第1フレーム11aの吊下部13−12及び13−1
3と第2フレーム11bの吊下部13−25及び13−
26についても、上記と同様の関係になっている。
【0028】このため、図3に示すように、フレーム本
体11の第1フレーム11aと第2フレーム11bを回
動部12で折り畳んで収納する際に、対向するピンチ1
5同士が干渉せずフレーム本体11を小さく折り畳んで
収納することができる。また、折り畳んだフレーム本体
11の両フレーム11a、11bを開いて使用状態にす
る際に、ピンチ15同士又は吊下部材14が絡むのを防
止することができる。
【0029】更に、図4〜図6に示すように、ピンチ1
5及び桿状の吊下部材14をフレーム本体11側の所定
方向に倒れ込ませて収納する収納構造20をとってい
る。
【0030】より詳しくは、この収納構造20では、吊
下部材14が、図7に示すように、桿状で線状部14b
の一端に球状の支点部14aを有し他端にはピンチ15
を取り付ける取付部14cが設けられている。上記吊下
部13には、この支点部14aを回動自在に保持する図
8に示す箱状の保持部材26を、図4及び図6に示すよ
うに係合爪26b、26cの係合によりフレーム本体1
1に固定する構造をとっている。この保持部材26に
は、ピンチ付物干具20を使用するときに図5に示すよ
うに桿状の吊下部材14が垂下し、収納するときに吊下
部材14が図4に示すようにフレーム本体21側の所定
方向に倒れ込むように動きを規制するため、図8に示す
案内孔26aが保持部材26の側壁s1と底面b1に連
通して形成されている。
【0031】この収納構造20によれば、ピンチ付物干
具1を裏向きにして軽くゆするだけで、図6に示すよう
に、ピンチ15及び吊下部材14が、保持部材26に保
持された吊下部材14の支点部14aを支点にして矢印
Tで示すように回動し、図2に想像線で示すピンチ15
及び吊下部材14がフレーム本体11の狭い空間内に完
全に収納された収納状態にすることができる。また、ピ
ンチ付物干具1を表向きにすれば、図1及び図5に示す
ピンチ15及び吊下部材14が垂下した使用状態にする
ことができる。しかも、収納時にはピンチ15及び桿状
の吊下部材14がフレーム本体11側の所定方向に倒れ
込むので、ピンチ15同士又は吊下部材14が絡むのを
防止することができ、使用時にも同様にピンチ15同士
又は吊下部材14が絡むことなく、ピンチ15及び吊下
部材14をフレーム本体11から垂下させた使用状態と
することができる。
【0032】また、ピンチ付物干具1をフレーム本体1
1の高さだけでパッケージすることができ、多数の商品
を整然と積み重ねた状態で展示することができる。
【0033】更には、吊下部材14の支点部14aを球
状にしたことによって、ピンチ15が360度回転し、
柔軟な動きができるため、ピンチ15に洗濯物等を取り
付ける作業がし易くなる。
【0034】加えて、吊下部13に別部品の箱状の保持
部材26を係合によりフレーム本体11に固定する構造
をとっているので、この保持部材26が破損した際に保
持部材26を取り替えるだけでフレーム本体11をその
まま使用することができるため、ピンチ付物干具1をパ
ーツ交換するだけで長期間に渡って利用することができ
る。
【0035】ところで、上記ピンチ付物干具1は、図1
に示すように、グリップフック16が回動支持部材17
に回動可能に固定され、この回動支持部材17に吊下具
30を介してフレーム本体11が吊り下げられている。
この吊下具30は、図9に示すように、両端に係合孔3
1aを設けた複数の帯状板31と、S字状(又はC字
状)断面の複数の連結具32とを交互に連結した構成か
らなり、この吊下具30が上記連結具32を介してグリ
ップフック16側の回動支持部材17の係合孔17aと
フレーム本体11側の係合孔11eに連結されている。
【0036】このため、吊下具30が連結具32による
各連結部で折り曲げ自在となるため小さく折り畳むこと
ができると共に、吊下具30が凹凸のない単純形状の帯
状板31で構成されているため、ピンチ15や吊下部材
14に絡むのを防止することができる。
【0037】また、上記ハンガー吊下部18には、図5
に示すように、複数のハンガー41を引っ掛けるための
引掛部19が設けられている。この引掛部19は、略長
孔形状からなり、下部の保持孔部19aがハンガー41
のフック部41aの断面形状に対応した径になってお
り、上部の挿入孔部19bがそれよりやや大径になって
いる。他方、ハンガー41は、図10に示すように、本
体41bとフック部41aからなり、このフック部41
aの頂部には外周に2本の鍔状リブ41cが間隔wで形
成されている。この鍔状リブ41cの間隔wは、図4に
示す引掛部19の厚さtとほぼ同じにしている。従っ
て、ハンガー吊下部18の引掛部19にハンガー41を
引っ掛けると、保持孔部19aと鍔状リブ41cの係合
により、ハンガー41が引掛部19からはずれないよう
に保持されるため、風等でハンガー41が揺れて落下し
たりすることがなくなる。
【0038】以上、本発明のピンチ付物干具は、上記し
た実施形態の具体的構成に限定されるものではなく、必
要に応じ適宜構成を変形、追加又は削除した構成として
もよいことは言うまでもない。
【0039】例えば、上記では、ピンチ吊下部が各フレ
ームの外周の下部に配置され、ハンガー吊下部が各フレ
ームの略中央を縦断するように配置されている構成例を
示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ピ
ンチ吊下部及びハンガー吊下部がフレーム本体でバラン
スが取れて使用できる配置になっていればよく、例え
ば、両フレームを並列させたフレーム本体の外周の短辺
側に沿ってハンガー吊下部を配置する構成としてもよ
い。また、ハンガー吊下部を各フレームに複数列設ける
構成としてもよい。
【0040】また、フレーム本体の大きさとピンチ吊下
部及びハンガー吊下部の配置を適宜設定することによっ
て、1つの物干具でピンチとハンガーの両方を同時に使
用できる形態とすることも可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のピンチ付
物干具によれば、フレーム本体に複数のハンガーを吊り
下げるハンガー吊下部を設けたので、1つの物干具でピ
ンチとハンガーの両方を用いることができ、使用用途を
拡大すると共に収納スペースの削減を図ることができ
る。
【0042】また、上記干渉防止構造により、収納状態
において両フレームが合わさる面でハンガー吊下部及び
ピンチ吊下部が干渉しないようにしたので、フレーム本
体を小さく折り畳んで収納することができる。加えて、
折り畳んだフレーム本体の両フレームを開いて使用状態
にする際に、ピンチ同士又は吊下部材が絡むのを防止す
ることができる。
【0043】また、上記収納構造により、ピンチ付物干
具を裏向きにして軽くゆするだけで、ピンチ及び吊下部
材をフレーム本体内に倒れ込ませて完全に収納すること
ができ、使用する上でとても便利である。加えて、ピン
チ付物干具をフレーム本体の高さだけでパッケージする
ことができ、多数の商品を整然と積み重ねた状態で展示
することができる。
【0044】更には、上記ピンチ吊下部が各フレームの
外周の下部に配置され、上記ハンガー吊下部が各フレー
ムの略中央を縦断するように配置されている構成にする
と、両フレームを並列させた使用状態で、ピンチに洗濯
物等を取り付けた際や、ハンガー吊下部にハンガーを吊
り下げて使用する際にフレーム本体でバランスが取れる
ため、バランスを崩してフレーム本体が傾いてハンガー
が外れるといった不具合が生じることがなくなる。
【0045】また、上記ハンガー吊下部にハンガーを引
っ掛ける引掛部を設け、この引掛部とハンガーの少なく
とも一方において、ハンガーをはずれないように保持す
る係合部を設ける構成にすると、引掛部に引っ掛けたハ
ンガーが係合部で保持されるため、風等でハンガーが揺
れて落下したりすることがなくなる。
【0046】また、吊下具が、両端に係合孔を設けた複
数の帯状板と、S字状又はC字状断面の複数の連結具と
を交互に連結した構成からなり、この吊下具が上記連結
具を介して固定フック側とフレーム本体側に連結されて
いる構成にすると、吊下具が連結具による各連結部で折
り曲げ自在となるため小さく折り畳むことができると共
に、吊下具が凹凸のない単純形状の帯状板で構成されて
いるためピンチや吊下部材に絡むのを防止することがで
きる。
【0047】加えて、吊下部材の支点部を球状にするこ
とによって、ピンチが360度回転し、柔軟な動きが可
能となり、ピンチに洗濯物等を取り付ける作業がし易く
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピンチ付物干具の構成例を示す斜視図
である。
【図2】本発明のピンチ付物干具の構成例を示す裏面図
である。
【図3】本発明のピンチ付物干具の干渉防止構造による
収納状態を示す側面図である。
【図4】本発明のピンチ付物干具の収納構造の詳細を示
す裏面図である。
【図5】本発明のピンチ付物干具の要部の詳細を示す側
面図である。
【図6】図4のP−P断面を表す断面図である。
【図7】本発明のピンチ付物干具に用いる吊下部材の構
成例を示す図である。
【図8】本発明のピンチ付物干具に用いる保持部材の構
成例を示す図であって、(a)は上視図、(b)は正面
図、(c)は側面図、(d)は裏面図である。
【図9】本発明のピンチ付物干具に用いる吊下具の構成
例を示す図であって、(a)は上視図、(b)は(a)
のQ−Q断面を表す断面図である。
【図10】本発明のピンチ付物干具に用いるハンガーの
構成例を示す正面図である。
【図11】従来のピンチ付物干具の構成例を示す斜視図
である。
【図12】従来のピンチ付物干具の構成例を示す裏面図
である。
【図13】従来のピンチ付物干具による収納状態を示す
側面図である。
【図14】従来のハンガー物干具の構成例を示す正面図
である。
【符号の説明】
1 ピンチ付物干具 10 干渉防止構造 11 フレーム本体 11a 第1フレーム 11b 第2フレーム 12 回動部 13、13−1〜13−26 ピンチ吊下部 14 吊下部材 14a 支点部 15 ピンチ 16 グリップフック(固定フック) 18,18a,18b ハンガー吊下部 19 引掛部 20 収納構造 26 保持部材 26a 案内孔 30 吊下具 31 帯状板 32 連結具 41b 係合部 51e 底面 56 保持部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のピンチを吊り下げたフレーム本体
    が第1フレームと第2フレームに2分割されて回動部を
    介して連結されており、両フレームを並列させた使用状
    態と両フレームを回動部で折り畳んだ収納状態とに変更
    可能とされたピンチ付物干具であって、 フレーム本体に複数のハンガーを吊り下げるハンガー吊
    下部を設けたことを特徴とするピンチ付物干具。
  2. 【請求項2】 収納状態において第1フレームと第2フ
    レームとが合わさる面でハンガー吊下部が干渉しないよ
    うに、各ハンガー吊下部が並行にずれた配置になってい
    る請求項1記載のピンチ付物干具。
  3. 【請求項3】 収納状態において第1フレームと第2フ
    レームとが合わさる面でピンチが干渉しない位置にピン
    チ吊下部を配置する干渉防止構造を有する請求項1又は
    請求項2記載のピンチ付物干具。
  4. 【請求項4】 上記ピンチ吊下部が第1フレーム及び第
    2フレームの外周の下部に配置され、上記ハンガー吊下
    部が第1フレーム及び第2フレームの略中央を縦断する
    ように配置されている請求項1〜請求項3のいずれかに
    記載のピンチ付物干具。
  5. 【請求項5】 上記ピンチ付物干具を吊り下げて固定す
    る固定フックにフレーム本体を複数箇所で連結して吊り
    下げる吊下具が、両端に係合孔を設けた複数の帯状板
    と、S字状又はC字状断面の複数の連結具とを交互に連
    結した構成からなり、この吊下具が上記連結具を介して
    固定フック側とフレーム本体側に連結されている請求項
    1〜請求項4のいずれかに記載のピンチ付物干具。
  6. 【請求項6】 上記ハンガー吊下部にハンガーを引っ掛
    ける引掛部を設け、この引掛部とハンガーの少なくとも
    一方において、ハンガーをはずれないように保持する係
    合部を設けた請求項1〜請求項5のいずれかに記載のピ
    ンチ付物干具。
  7. 【請求項7】 上記ピンチがフレーム本体のピンチ吊下
    部に吊下部材を介して吊り下げられており、この吊下部
    材が桿状で一端に球状の支点部を有し、吊下部には、こ
    の支点部を回動自在に保持する保持部が設けられると共
    に、使用するときに吊下部材が垂下し、収納するときに
    吊下部材がフレーム本体側の所定方向に倒れ込むように
    動きを規制する案内孔が保持部の側壁と底面に連通して
    形成されており、ピンチ及び吊下部材をフレーム本体側
    に倒れ込ませて収納する収納構造を有する請求項1〜請
    求項6のいずれかに記載のピンチ付物干具。
JP2000042769A 2000-02-21 2000-02-21 ピンチ付物干具 Withdrawn JP2001232096A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012000398A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Akanbo Company:Kk 折畳式ハンガーホルダー及びハンガーセット
JP2014012064A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Yoshio Kinoshita 竿用洗濯バサミ
JP6046791B1 (ja) * 2015-11-27 2016-12-21 尚美 杉本 ハンガー
JP2018191667A (ja) * 2017-05-12 2018-12-06 大日本印刷株式会社 容器支持具および分配装置

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