JP3138704B1 - ピンチ付物干具 - Google Patents

ピンチ付物干具

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JP3138704B1
JP3138704B1 JP11326464A JP32646499A JP3138704B1 JP 3138704 B1 JP3138704 B1 JP 3138704B1 JP 11326464 A JP11326464 A JP 11326464A JP 32646499 A JP32646499 A JP 32646499A JP 3138704 B1 JP3138704 B1 JP 3138704B1
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公威 吉田
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Abstract

【要約】 【課題】 フレーム本体内にピンチ及び吊下部材を収納
することができ、又はフレーム本体を小さく折り畳んで
収納することができ、ピンチ同士又は吊下部材が干渉し
たり絡んだりするのを防止することができるピンチ付物
干具を提供する。 【解決手段】 収納状態において第1フレーム11aと
第2フレーム11bとが合わさる面で、第1フレーム1
1aの吊下部13−1〜13−12と第2フレーム11
bの吊下部13−13〜13−24を互い違いの配置に
した干渉防止構造をとる。また、ピンチ15及び桿状の
吊下部材14をフレーム本体11側に倒れ込ませて収納
する収納構造をとる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯物等を乾かす
ためのピンチ付物干具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般のピンチ付物干具90は、図11に
示すように、フレーム本体91に設けた複数の固定部9
3にピンチひも94を介してピンチ95が吊り下げられ
ており、このフレーム本体91には物干具90を干し竿
等に固定するためのフック96がチェーン97等を介し
て取り付けられている。このフレーム本体91は、2分
割された第1フレーム91aと第2フレーム91bとが
回動部92を介して連結されており、両フレーム91
a、91bを並列させた使用状態と両フレーム91a、
91bを回動部92で折り畳んだ収納状態とに変更可能
となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のピンチ付物干具90では、フレーム本体91に
設けられたピンチひも94の各固定部93が、図12に
示すように、第1フレーム91aの固定部93−1〜9
3−12と第2フレーム91bの固定部93−13〜9
3−24が回動部92の回動中心線L1に対し線対称に
なっている。このため、フレーム本体91を回動部92
で折り畳んだ図13に示す収納状態において、対向する
ピンチ95同士が干渉するため、小さく折り畳むことが
できず、嵩張り見た目も良くないという問題があった。
また、販売時において複数の商品を高く積むことができ
なかった。
【0004】また、フレーム本体91を折り畳んだ収納
状態において、対向するピンチ95同士が干渉するた
め、使用時に両フレーム91a、91bを開いて使用状
態にする際にピンチ95同士又はピンチひも94が絡み
易いという問題があった。
【0005】更には、ピンチひも94がフレーム本体9
1の固定部93に固定されているので、ピンチ95の向
きや動きが自由にならず、ピンチ95に洗濯物等を取り
付ける作業がし辛いという問題があった。
【0006】加えて、フレーム本体91を折り畳んだ収
納状態で包装する際に、ピンチ95がフレーム本体91
の外部に飛び出して包装袋が破れるという問題があっ
た。
【0007】本発明は、こうした従来技術の課題を解決
するものであり、フレーム本体を折り畳んで収納する際
に対向するピンチ同士が干渉せずフレーム本体を小さく
折り畳んで収納することができると共に、折り畳んだフ
レーム本体の各フレームを開いて使用状態にする際にピ
ンチ同士又はピンチひもが絡むのを防止することができ
るピンチ付物干具を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明の他の目的は、フレーム本体
内にピンチ及びピンチひもを収納することができ、ピン
チ付物干具をフレーム本体の高さだけでパッケージする
ことができ、多数の商品を整然と積み重ねた状態で展示
することができるピンチ付物干具を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、2分割された
第1フレームと第2フレームとが回動部を介して連結さ
れ、両フレームを並列させた使用状態と両フレームを回
動部で折り畳んだ収納状態とに変更可能とされたフレー
ム本体に、複数の吊下部を設けて吊下部材を介してピン
チを吊り下げたピンチ付物干具であって、収納状態にお
いて第1フレームと第2フレームとが合わさる面でピン
チが干渉しない位置に吊下部を配置する干渉防止構造を
有する。
【0010】上記構成によれば、フレーム本体の第1フ
レームと第2フレームとを回動部で折り畳んだ収納状態
では、各吊下部の位置が一致することなくずれた位置で
合わさるため、対向するピンチ同士が干渉せずフレーム
本体を小さく折り畳んで収納することが可能となる。ま
た、折り畳んだフレーム本体の両フレームを開いて使用
状態にする際に、ピンチ同士又は吊下部材が絡むのを防
止することが可能となる。
【0011】上記したピンチ付物干具において、上記干
渉防止構造として、収納状態において第1フレームと第
2フレームとが合わさる面で、第1フレームの吊下部と
第2フレームの吊下部が互い違いの配置になっている構
成とする。
【0012】この構成によれば、フレーム本体の第1フ
レームと第2フレームとを回動部で折り畳んだ収納状態
では、第1フレームと第2フレームの各吊下部が相互に
間挿される状態で合わさり、上記した構成の場合と同様
の作用効果を奏する。
【0013】また、上記干渉防止構造として、収納状態
において第1フレームと第2フレームとが合わさる面
で、第1フレームの吊下部と第2フレームの吊下部が異
なる列をなすように配置されている構成とする。
【0014】この構成によれば、フレーム本体の第1フ
レームと第2フレームとを回動部で折り畳んだ収納状態
では、第1フレームと第2フレームの各吊下部が重なる
ことなく異なる列をなして並んだ状態で合わさり、上記
した構成の場合と同様の作用効果を奏する。
【0015】上記した折り畳み構造を有するフレーム本
体、又は折り畳み構造を有しないフレーム本体を用いた
ピンチ付物干具において、上記吊下部材が桿状で線状部
の一端に球状の支点部を有し、上記吊下部には、この支
点部を回動自在に保持する保持部が設けられると共に、
使用するときに桿状の吊下部材が垂下し、収納するとき
に吊下部材がフレーム本体側の所定方向に倒れ込むよう
に動きを規制する案内孔が保持部の側壁と底面に連通し
て形成されており、ピンチ及び吊下部材をフレーム本体
側に倒れ込ませて収納する収納構造を有する構成とす
る。
【0016】この構成によれば、ピンチ付物干具を裏向
きにして軽くゆするだけで、ピンチ及び吊下部材がフレ
ーム本体側の所定方向に倒れ込み、フレーム本体内にピ
ンチ及び吊下部材を完全に収納することが可能となる。
また、ピンチ付物干具をフレーム本体の高さだけでパッ
ケージすることが可能となり、多数の商品を整然と積み
重ねた状態で展示することが可能となる。
【0017】また、収納時にはピンチ及び吊下部材がフ
レーム本体側の所定方向に倒れ込むので、ピンチ同士又
は吊下部材が絡むのを防止することが可能となり、使用
時にも同様の作用効果を奏する。また、フレーム本体を
折り畳んだ収納状態で包装する際に、ピンチがフレーム
本体の外部に飛び出して包装袋が破れるという問題を解
消することが可能となる。
【0018】加えて、吊下部材の支持部を球状にするこ
とによって、ピンチが360度回転し、柔軟な動きが可
能となり、ピンチに洗濯物等を取り付ける作業がし易く
なる。
【0019】上記吊下部において、保持部の底面が舌片
状に開閉する構造になっていると、吊下部材の支点部を
保持部内に入れた状態で、この底面を閉じて、その先端
部を係止するだけで、吊下部材を保持部で保持すること
が可能となり、部品点数の削減と組立作業性の向上を図
ることが可能となる。
【0020】上記吊下部が、上記案内孔を形成した箱状
の保持部材をフレーム本体に係合により固定する構造に
なっていると、保持部材が破損した際に保持部材を取り
替えるだけでフレーム本体をそのまま使用することが可
能となり、ピンチ付物干具をパーツ交換するだけで長期
間に渡って利用することができる。
【0021】フレーム本体をマトリクス状に分割した各
単位空間内に、ピンチ及び吊下部材を互い違いに倒れ込
ませて収納する収納構造を有する構成にすると、狭い空
間に多数のピンチを収納すると共に、収納時及び使用時
にピンチ同士又は吊下部材が絡むのを確実に防止するこ
とが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。
【0023】(第1の実施形態)図1に、本発明の第1
の実施形態によるピンチ付物干具10の構成例を示す。
【0024】このピンチ付物干具10は、フレーム本体
11に設けた複数の吊下部13に吊下部材14を介して
ピンチ15が吊り下げられており、このフレーム本体1
1には物干具10を干し竿等に固定するためのフック1
6がチェーン17等を介して取り付けられている。この
フレーム本体11は、2分割された第1フレーム11a
と第2フレーム11bとが回動部12を介して連結され
ており、両フレーム11a、11bを並列させた図1に
示す使用状態と、両フレーム11a、11bを回動部1
2で折り畳んだ図3に示す収納状態とに変更可能となっ
ている。
【0025】この収納状態において第1フレーム11a
と第2フレーム11bとが合わさる面で対向するピンチ
15が干渉しない位置に吊下部13を配置する干渉防止
構造30をとっている。この干渉防止構造30は、例え
ば、図2に示すように、収納状態において第1フレーム
11aと第2フレーム11bとが合わさる面で、第1フ
レーム11aの吊下部13−1〜13−12と第2フレ
ーム11bの吊下部13−13〜13−24が互い違い
の配置になっている。
【0026】より詳しくは、例えば、第1フレーム11
aの吊下部13−1〜13−4と第2フレーム11bの
吊下部13−13〜13−16が回動部12の回動中心
線L1を基準にして互い違いの配置になっており、フレ
ーム本体11の第1フレーム11aと第2フレーム11
bとを回動部12で折り畳んだ収納状態では、吊下部1
3−1、13−13、13−2、13−14、13−
3、13−15、13−4、13−16がこの順に並
び、各吊下部が相互に間挿される状態になる。第1フレ
ーム11aの吊下部13−5〜13−8と第2フレーム
11bの吊下部13−17〜13−20、及び第1フレ
ーム11aの吊下部13−9〜13−12と第2フレー
ム11bの吊下部13−21〜13−24についても、
上記と同様の関係になっている。
【0027】このため、図3に示すように、フレーム本
体11の第1フレーム11aと第2フレーム11bを回
動部12で折り畳んで収納する際に、対向するピンチ1
5同士が干渉せずフレーム本体11を小さく折り畳んで
収納することができる。また、折り畳んだフレーム本体
11の両フレーム11a、11bを開いて使用状態にす
る際に、ピンチ15同士又は吊下部材14が絡むのを防
止することができる。
【0028】尚、ピンチ15及び桿状の吊下部材14を
フレーム本体11側の所定方向に倒れ込ませて収納する
詳細を後述する収納構造40を適用すると、図2に示す
ように、フレーム本体11内にピンチ15及び吊下部材
14を完全に収納することができ、ピンチ付物干具10
をフレーム本体11の高さだけでパッケージすることが
でき、多数の商品を整然と積み重ねた状態で展示するこ
とができる。
【0029】(第2の実施形態)図4〜図10に、本発
明の第2の実施形態によるピンチ付物干具20の構成例
を示す。
【0030】このピンチ付物干具20は、上記した第1
の実施形態に対し、フレーム本体21及び吊下部23の
構成が相違し、その他の構成を第1の実施形態の場合と
同様とするものである。従って、以下では相違点につい
て詳しく説明する。
【0031】このピンチ付物干具20は、フレーム本体
21に設けた複数の吊下部23に桿状の吊下部材24を
介してピンチ15が吊り下げられており、このフレーム
本体21は、2分割された第1フレーム21aと第2フ
レーム21bとが回動部22を介して連結されており、
両フレーム21a、21bを並列させた使用状態と、両
フレーム21a、21bを回動部22で折り畳んだ収納
状態とに変更可能となっている。
【0032】このピンチ付物干具20は、収納状態にお
いて第1フレーム21aと第2フレーム21bとが合わ
さる面で対向するピンチ15が干渉しない位置に吊下部
23を配置する干渉防止構造30をとっている。
【0033】更に、上記吊下部材24は、図8に示すよ
うに、桿状で線状部24bの一端に球状の支点部24a
を有し他端にはピンチ15を取り付ける取付部24cが
設けられている。上記吊下部23には、この支点部24
aを回動自在に保持する図9に示す箱状の保持部材26
を、図6及び図7に示すように係合爪26b、26cの
係合によりフレーム本体21に固定する構造をとってい
る。この保持部材26には、ピンチ付物干具20を使用
するときに図6に示すように桿状の吊下部材24が垂下
し、収納するときに吊下部材24が図5に示すようにフ
レーム本体21側の所定方向に倒れ込むように動きを規
制する図9に示す案内孔26aが保持部材26の側壁s
1と底面b1に連通して形成されている。
【0034】こうした構成により、図4及び図5に示す
ように、フレーム本体21をマトリクス状に分割した各
単位空間25−1〜25−8内に、ピンチ15及び桿状
の吊下部材24を互い違いに倒れ込ませて収納する収納
構造40をとっている。
【0035】この収納構造40によれば、ピンチ付物干
具20を裏向きにして軽くゆするだけで、ピンチ15及
び桿状の吊下部材24がフレーム本体21側の所定方向
に倒れ込み、フレーム本体21の狭い空間内に多数のピ
ンチ15及び吊下部材24を完全に収納することができ
る。また、ピンチ付物干具20をフレーム本体21の高
さだけでパッケージすることができ、多数の商品を整然
と積み重ねた状態で展示することができる。
【0036】更には、収納時にはピンチ15及び桿状の
吊下部材24がフレーム本体21側の所定方向に倒れ込
むので、ピンチ15同士又は吊下部材24が絡むのを防
止することができ、使用時にも同様の作用効果を奏す
る。また、フレーム本体21を折り畳んだ収納状態で包
装する際に、ピンチ15がフレーム本体21の外部に飛
び出して包装袋が破れるという問題を解消することがで
きる。
【0037】加えて、吊下部材24の支持部24aを球
状にしたことによって、ピンチ15が360度回転し、
柔軟な動きができるため、ピンチ15に洗濯物等を取り
付ける作業がし易くなる。
【0038】また、上記したように、吊下部23に別部
品の箱状の保持部材26を係合によりフレーム本体21
に固定する構造にすると、この保持部材26が破損した
際に保持部材26を取り替えるだけでフレーム本体21
をそのまま使用することができるので、ピンチ付物干具
20をパーツ交換するだけで長期間に渡って利用するこ
とができる。
【0039】尚、上記吊下部23において、別部品の保
持部材26に代えて、図10に示すように、フレーム本
体51に側壁51c、51dで囲まれた保持部56を形
成して、その底面51eが支点Kで舌片状に開閉する構
成としてもよい。この保持部56には、上記案内孔26
aに相当する案内孔51gが保持部56の側壁51cと
底面51eに連通して形成されている。この構成では、
吊下部材24の支点部24aを保持部56内に入れた状
態で、底面51eを矢印S方向に閉じて、その先端部を
係止爪51fで係止する。これにより、保持部56に保
持された吊下部材24の支点部24aを支点にしてピン
チ15及び吊下部材24を矢印Tで示すように回動し、
ピンチ15及び吊下部材24をフレーム本体51内に収
めた収納状態にしたり、ピンチ15及び吊下部材24を
垂下した使用状態にしたりすることができる。この保持
部56の構成では、部品点数の削減と組立作業性の向上
を図ることができる。
【0040】以上、本発明のピンチ付物干具は、上記し
た各実施形態の具体的構成に限定されるものではなく、
必要に応じ適宜構成を変形、追加又は削除した構成とし
てもよいことは言うまでもない。
【0041】例えば、上記干渉防止構造として、収納状
態において第1フレームと第2フレームとが合わさる面
で、第1フレームの吊下部と第2フレームの吊下部が異
なる列をなすように配置する構成としてもよい。
【0042】また、上記では折り畳み構造を有するフレ
ーム本体を用いたピンチ付物干具を例にして説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の
収納構造は、フレーム本体が折り畳み構造を有しないも
のである場合にも適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のピンチ付
物干具によれば、干渉防止構造により、フレーム本体の
第1フレームと第2フレームとを回動部で折り畳んだ収
納状態では、各吊下部の位置が一致することなくずれた
位置で合わさるため、対向するピンチ同士が干渉せずフ
レーム本体を小さく折り畳んで収納することができる。
また、折り畳んだフレーム本体の両フレームを開いて使
用状態にする際に、ピンチ同士又は吊下部材が絡むのを
防止することができる。
【0044】上記した本発明のピンチ付物干具におい
て、上記干渉防止構造として、収納状態において第1フ
レームと第2フレームとが合わさる面で、第1フレーム
の吊下部と第2フレームの吊下部が互い違いの配置にな
っている構成にすると、フレーム本体の第1フレームと
第2フレームとを回動部で折り畳んだ収納状態では、第
1フレームと第2フレームの各吊下部が相互に間挿され
る状態で合わさるため、上記した構成の場合と同様の作
用効果を奏する。
【0045】また、上記干渉防止構造として、収納状態
において第1フレームと第2フレームとが合わさる面
で、第1フレームの吊下部と第2フレームの吊下部が異
なる列をなすように配置されている構成にすると、フレ
ーム本体の第1フレームと第2フレームとを回動部で折
り畳んだ収納状態では、第1フレームと第2フレームの
各吊下部が重なることなく異なる列をなして並んだ状態
で合わさるため、上記した構成の場合と同様の作用効果
を奏する。
【0046】更には、上記した収納構造によれば、折り
畳み構造を有するフレーム本体、又は折り畳み構造を有
しないフレーム本体のいずれを用いる場合にも、ピンチ
付物干具を裏向きにして軽くゆするだけで、ピンチ及び
桿状の吊下部材がフレーム本体側の所定方向に倒れ込
み、フレーム本体内にピンチ及び吊下部材を完全に収納
することができる。また、ピンチ付物干具をフレーム本
体の高さだけでパッケージすることができ、多数の商品
を整然と積み重ねた状態で展示することができる。
【0047】また、収納時にはピンチ及び桿状の吊下部
材がフレーム本体側の所定方向に倒れ込むので、ピンチ
同士又は吊下部材が絡むのを防止することができ、使用
時にも同様の作用効果を奏する。また、フレーム本体を
折り畳んだ収納状態で包装する際に、ピンチがフレーム
本体の外部に飛び出して包装袋が破れるという問題を解
消することができる。
【0048】加えて、吊下部材の支持部を球状にしたこ
とによって、ピンチが360度回転し、柔軟な動きがで
きるため、ピンチに洗濯物等を取り付ける作業がし易く
なる。
【0049】上記吊下部において、保持部の底面が舌片
状に開閉する構造になっていると、吊下部材の支点部を
保持部内に入れた状態で、この底面を閉じて、その先端
部を係止するだけで、吊下部材を保持部で保持すること
ができ、部品点数の削減と組立作業性の向上を図ること
ができる。
【0050】また、上記吊下部が、上記案内孔を形成し
た箱状の保持部材をフレーム本体に係合により固定する
構造になっていると、保持部材が破損した際に保持部材
を取り替えるだけでフレーム本体をそのまま使用するこ
とができるので、ピンチ付物干具をパーツ交換するだけ
で長期間に渡って利用することができる。
【0051】更には、フレーム本体をマトリクス状に分
割した各単位空間内に、ピンチ及び桿状の吊下部材を互
い違いに倒れ込ませて収納する収納構造を有する構成に
すると、狭い空間に多数のピンチを収納すると共に、収
納時及び使用時にピンチ同士又は吊下部材が絡むのを確
実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるピンチ付物干具
の構成例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態によるピンチ付物干具
の構成例を示す裏面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態によるピンチ付物干具
の干渉防止構造による収納状態を示す側面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態によるピンチ付物干具
の構成例を示す裏面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態によるピンチ付物干具
の収納構造の詳細を示す裏面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態によるピンチ付物干具
の収納構造の詳細を示す側面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態によるピンチ付物干具
の収納構造の詳細を示す上視図である。
【図8】本発明の第2の実施形態によるピンチ付物干具
に用いる吊下部材の構成例を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態によるピンチ付物干具
に用いる保持部材の構成例を示す図であって、(a)は
上視図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は裏
面図である。
【図10】本発明の第2の実施形態によるピンチ付物干
具の保持部の他の構成例を示す図であって、(a)は
(b)のP−P断面図、(b)は裏面図である。
【図11】従来のピンチ付物干具の構成例を示す斜視図
である。
【図12】従来のピンチ付物干具の構成例を示す裏面図
である。
【図13】従来のピンチ付物干具による収納状態を示す
側面図である。
【符号の説明】
10、20 ピンチ付物干具 11、21、51 フレーム本体 11a、21a 第1フレーム 11b、21b 第2フレーム 12、22 回動部 13、13−1〜13−24、23−1〜13−32
吊下部 14、24 吊下部材 15 ピンチ 24a 支点部 24b 線状部 25−1〜25−8 単位空間 26 保持部材 26a、51g 案内孔 30 干渉防止構造 40 収納構造 51e 底面 56 保持部

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2分割された第1フレームと第2フレー
    ムとが回動部を介して連結され、両フレームを並列させ
    た使用状態と両フレームを回動部で折り畳んだ収納状態
    とに変更可能とされたフレーム本体に、複数の吊下部を
    設けて吊下部材を介してピンチを吊り下げたピンチ付物
    干具であって、 収納状態において第1フレームと第2フレームとが合わ
    さる面でピンチが干渉しない位置に吊下部を配置する干
    渉防止構造を有することを特徴とするピンチ付物干具。
  2. 【請求項2】 上記干渉防止構造として、収納状態にお
    いて第1フレームと第2フレームとが合わさる面で、第
    1フレームの吊下部と第2フレームの吊下部が互い違い
    の配置になっている請求項1記載のピンチ付物干具。
  3. 【請求項3】 上記干渉防止構造として、収納状態にお
    いて第1フレームと第2フレームとが合わさる面で、第
    1フレームの吊下部と第2フレームの吊下部が異なる列
    をなすように配置されている請求項1記載のピンチ付物
    干具。
  4. 【請求項4】 上記吊下部材が桿状で線状部の一端に球
    状の支点部を有し、上記吊下部には、この支点部を回動
    自在に保持する保持部が設けられると共に、使用すると
    きに吊下部材が垂下し、収納するときに吊下部材がフレ
    ーム本体側の所定方向に倒れ込むように動きを規制する
    案内孔が保持部の側壁と底面に連通して形成されてお
    り、ピンチ及び吊下部材をフレーム本体側に倒れ込ませ
    て収納する収納構造を有する請求項1〜請求項3のいず
    れかに記載のピンチ付物干具。
  5. 【請求項5】 フレーム本体に、複数の吊下部を設けて
    吊下部材を介してピンチを吊り下げたピンチ付物干具で
    あって、 上記吊下部材が桿状で線状部の一端に球状の支点部を有
    し、上記吊下部には、この支点部を回動自在に保持する
    保持部が設けられると共に、使用するときに吊下部材が
    垂下し、収納するときに吊下部材がフレーム本体側の所
    定方向に倒れ込むように動きを規制する案内孔が保持部
    の側壁と底面に連通して形成されており、ピンチ及び吊
    下部材をフレーム本体側に倒れ込ませて収納する収納構
    造を有するピンチ付物干具。
  6. 【請求項6】 上記吊下部において、保持部の底面が舌
    片状に開閉する構造になっている請求項4又は請求項5
    記載のピンチ付物干具。
  7. 【請求項7】 上記吊下部が、上記案内孔を形成した箱
    状の保持部材をフレーム本体に係合により固定する構造
    になっている請求項4又は請求項5記載のピンチ付物干
    具。
  8. 【請求項8】 フレーム本体をマトリクス状に分割した
    各単位空間内に、ピンチ及び吊下部材を互い違いに倒れ
    込ませて収納する収納構造を有する請求項1〜請求項7
    のいずれかに記載のピンチ付物干具。
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