JPH09187385A - グリル - Google Patents

グリル

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JPH09187385A
JPH09187385A JP178696A JP178696A JPH09187385A JP H09187385 A JPH09187385 A JP H09187385A JP 178696 A JP178696 A JP 178696A JP 178696 A JP178696 A JP 178696A JP H09187385 A JPH09187385 A JP H09187385A
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water tray
water
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grill
temperature detecting
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Hiroshi Kodera
洋 小寺
Yuzuru Uchida
譲 内田
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Osaka Gas Co Ltd
Harman Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
Harman Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水皿の底面に接触する温度検知形態を採用しな
がら、水皿を違和感なく挿入することを可能にし、挿入
完了時点において、確実に温度検出をおこなう。 【解決手段】水皿2の底部の1部分に凸部3が形成さ
れ、格納状態の水皿2の凸部3に対応する位置における
グリルケース1の底板4部分に上方に凸となって水皿2
の凸部3の底面に接触する温度検出用突部5が設けら
れ、水皿温度検知用突部5の内部に温度検知素子6が設
けられ、温度検知素子6による異常温度検知結果に基づ
いて調理を停止するグリルである。グリルケース1の底
板4に通孔7が形成され、グリルケース1の底板4とは
別部材となったキャップ形状の水皿温度検知用突部5が
通孔7に挿通され、底板4と水皿温度検知用突部5との
間にこの間の熱伝導を抑制するための断熱手段が設けら
れて水皿温度検知用突部5が底板4に取付けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グリルに関し、詳
しくは、水皿内の水が減少することにより、油脂が水皿
にこびりついて手入れ性が損なわれたり、水皿に溜まっ
た油脂から油煙が発生することを防止するための温度検
知素子を水皿の底面に接触するように設けるのに、この
温度検知素子を充分に保護して、温度検知素子に煮汁な
どが飛散するのを回避し、長期にわたって温度検知を安
定的におこなえ、特に、水皿の底面に接触する温度検知
形態を採用しながら、水皿を違和感なく挿入することを
可能にし、挿入完了時点において、確実に温度検出をお
こなえるようにしようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、グリルにおいては、水皿内の水が
減少することにより、油脂が水皿にこびりついて手入れ
性が損なわれたり、水皿に溜まった油脂から油煙が発生
することを防止するために、例えば、実公昭56−83
58号公報のように、水皿の底部の一部を上方に膨出さ
せて下側に形成した凹部に感熱部が位置するように温度
過昇防止装置が設けられているもの、特開昭63−11
8527号公報のように、感熱部を水皿の上方に向かう
凸部の裏面に直接当接させているものがある。
【0003】これら二例においては、水皿の底部の一部
を上方に凸に形成し、この部分の水深を他部よりも浅く
構成し、水が蒸発した時に、凸部が先に乾燥加熱される
ことを利用して、水皿の水が完全に無くなるまえに、過
昇防止装置を作動させるものである。このような従来例
においては、水皿の温度を直接的に検知できるため、検
知精度を高めることができるものである。
【0004】しかしながら、感熱部がグリル庫内に露出
するため、水皿からこぼれた水や、調理物の残りカス等
による腐蝕に対して、何らかの保護が必要となるという
問題がある。そして、感熱部をより確実に水皿に接触さ
せるために、下記のような発明がなされている。
【0005】即ち、特開平5−240453号公報にお
いては、加熱室底部を貫通する孔を設け、センサーキャ
ップをスプリングで上方に付勢するように設けて、水皿
の下面に圧接させているものである。また、特公平7−
98029号公報においては、金属筒内にサーミスタを
配した温度センサは、汁受部の外側壁または外周下壁を
押圧するように配されている。
【0006】しかしながら、これらの従来例において
は、感熱部を圧縮するための、スプリング等の備品も必
要になり、構造が複雑になる問題がある。さらに、底部
に貫通孔を形成する場合には、水皿からこぼれた水が、
器具外部に漏れる問題もある。そして、特公平7−98
030号公報のように、金属筒内にサーミスタを配した
温度センサを、グリル庫内の底部に取付けるものがある
が、このような構成のものにおいては、水皿の水が庫内
にこぼれたりした場合のために、温度センサを防水して
保護する必要があり、構造が複雑になるものである。
【0007】しかして、上記した5つの従来例において
は、水皿の温度を直接的に検知するものであるが、この
ような検知構成以外に、水皿を収納しているグリル庫の
外底部に温度センサを配しているものがある。即ち、実
公昭61−40270号公報においては、加熱室の外底
部に熱源として温度コントロール装置の温度検知部を配
設しており、また、特開平4−80525号公報におい
ては、サーミスタ等の温度検出器は、グリル庫の底面裏
側に取付けられているものである。
【0008】このような検知構成のものにおいては、水
皿とグリル庫の底板との間に空間があり、主に、水皿か
らの輻射熱による熱もしくは温度を検出するように構成
されているのである。この場合、水皿の温度を正確に検
出することが難しいという問題がある。そして、以上述
べたような問題を解決するものとして、特開平4−12
6110号公報のもがある。その構成は、グリル庫の底
面の外側にサーミスタ等の温度検知センサを設けている
ものである。具体的には、グリル庫の底面を凸に形成
し、凸の頂部を水皿に当接し、この凸部に温度検知セン
サを配しているのである。
【0009】この特開平4−126110号公報のもの
においては、温度検知センサをグリル庫の外底面に配し
ているために、防水等の対策が不要になるメリットがあ
る。また、底面の一部を凸にすることにより、水皿と接
触させることにより、より正確に水皿の温度を検出しよ
うと意図しているが、グリル庫の底板を介して、水皿に
当接しているために、水皿からの熱が、当該底板の面方
向にも伝達するために、水皿から温度センサに伝わる熱
が周囲にも放散し、温度センサの検知感度が鈍くなると
いう問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題に鑑みてなされたものであり、水皿内の水が減少す
ることにより、油脂が水皿にこびりついて手入れ性が損
なわれたり、水皿に溜まった油脂から油煙が発生するこ
とを防止するための温度検知素子を水皿の底面に接触す
るように設けるのに、この温度検知素子を充分に保護し
て、温度検知素子に煮汁などが飛散するのを回避し、長
期にわたって温度検知を安定的におこなえ、特に、水皿
の底面に接触する温度検知形態を採用しながら、水皿を
違和感なく挿入することを可能にし、挿入完了時点にお
いて、確実に温度検出をおこなえるグリルを提供するこ
とを課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1においては、グ
リルケース1にて囲まれたグリル庫内の底部に水皿2が
引出し自在に設けられ、水皿2の底部の一部分に上方に
向かって凸となる凸部3が形成され、格納状態の水皿2
の凸部3に対応する位置におけるグリルケース1の底板
4部分に上方に凸となって水皿2の凸部3の底面に接触
する温度検出用突部5が設けられ、水皿温度検知用突部
5の内部に温度検知素子6が設けられ、温度検知素子6
による異常温度検知結果に基づいて調理を停止するグリ
ルであって、グリルケース1の底板4に通孔7が形成さ
れ、グリルケース1の底板4とは別部材となったキャッ
プ形状の水皿温度検知用突部5が通孔7に挿通され、底
板4と水皿温度検知用突部5との間にこの間の熱伝導を
抑制するための断熱手段が設けられて水皿温度検知用突
部5が底板4に取付けられていることを特徴とするもの
である。
【0012】請求項2においては、水皿2の両側部の載
置片9,9が対向するガイドレール10,10にスライ
ド自在に載置され、載置片9の一部分に他よりも下方に
突出する突出部11が形成され、水皿2を終端まで収納
した時に前記突出部11と対向するガイドレール10の
一部分には、突出部11が挿入されて水皿2が下方に移
動して水皿2の凸部3の底面が水皿温度検知用突部5に
当接するための段差部12が形成されていることを特徴
とするものである。
【0013】請求項3においては、水皿2の凸部3は、
水皿2の一側方の奥部に形成されていることを特徴とす
るものである。請求項4においては、水皿温度検知用突
部5のフランジ5aの下面に、水皿温度検知用突部5の
フランジ5aの下面が接触する取付金具29との間での
熱伝導を抑制する伝熱抑制手段が設けられて成ることを
特徴とするものである。
【0014】請求項5においては、凸部3と水皿2の側
壁2aとのコーナ部に水返し用リブ35が形成されてい
ることを特徴とするものである。請求項1においては、
温度検知素子6はキャップ形状の水皿温度検知用突部5
内に収納して、温度検知素子を充分に保護して、温度検
知素子6に煮汁などが飛散するのを回避することができ
ながら、グリルケース1の底板4とは別部材となってい
るキャップ形状の水皿温度検知用突部5との間にこの間
の熱伝導を抑制するための断熱手段が設けられていて、
水皿温度検知用突部5からグリルケース1の底板4に熱
伝導し、適正な温度検知を妨げるのを回避することがで
き、適正な温度検知をおこなえ、長期にわたって温度検
知を安定的におこなえるのである。
【0015】請求項2においては、水皿2を奥部に押し
込むと、載置片9の突出部11がガイドレール10の段
差部12に挿入され、水皿2が下方に移動するのであ
り、水皿2の凸部3の裏面が水皿温度検知用突部5に良
好に接触するのであり、しかして、水皿2の底面に接触
する温度検知形態を採用しながら、水皿2を違和感なく
挿入することを可能にし、挿入完了時点において、確実
に温度検出をおこなえるのである。
【0016】請求項3においては、凸部3が水皿2の底
部の中央部に形成されるもののように熱変形による底部
のべこつきに影響されるのを回避することがができ、更
に、凸部3を奥縁の中間に形成する場合のように、凸部
3における水域に臨む辺が三方に形成されることがな
く、凸部3は水皿2の一側方の奥部に形成されていて、
水域に臨む辺は二方となり、凸部3における温度上昇が
水域に臨む辺において熱伝導にて抑制されるのを回避す
ることができ、凸部3における温度上昇をより正確に現
出させることができ、水皿2の温度上昇をより正確に検
出することができるのである。
【0017】請求項4においては、水皿温度検知用突部
5と取付金具29との間において熱伝導を抑制すること
ができ、一層、水皿温度検知用突部5の昇温を図ること
ができる。請求項5においては、凸部3と側壁2aのコ
ーナ部に水が表面張力にて伝い込むのを阻止し、水が水
皿温度検知用突部5が配設されている箇所の近くのコー
ナ部に至って、水皿温度検知用突部5の上方部分の昇温
を抑制するのを回避することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図面
に基づいて詳述する。図4はガステーブルコンロ14の
斜視図を示し、上部にガスコンロ15,15を備え、下
方の中央部にグリルAが組み込まれている。図5はグリ
ルAの斜視図を示し、図6はグリルAの分解斜視図を示
している。グリルAのグリルケース1は、断面略逆U字
状で天板部分に上部開口13が形成されたケース主体1
6に、底の浅い断面略U字状の底部体17が上下に対向
され、このような筒状体18の後端に筒状体18よりも
高さが低く、上方に空所が形成されて後板19が連結さ
れている。筒状体18の前端に前板20が連結され、ケ
ース主体16と底部体17の側板間には、スリット21
が形成され、左右のスリット21,21に長尺バーナ2
2a,22bが臨んでグリルケース1に取付けられ、ケ
ース主体16の天板部分の上部開口13に上バーナ23
が臨んで押さえ板36にて取付けられ、グリルケース1
の内部の加熱をおこなえるようにしてある。燃焼済ガス
などは後板19の上方の空所から後端部の排気カバー2
4をへて外部に排気されるようにしてある。
【0019】グリル扉ガラス25は線材にて形成された
支持フレーム26に取付けられ、支持フレーム26は奥
部において水皿2に着脱自在に係合されて連結され、蓋
体27に水皿2が取付けられていて、水皿2の引出し状
態では、水皿2よりも支持フレーム26が下方に位置
し、高温となるグリル扉ガラス25は支持フレーム26
とともに下げられて蓋体27の背部に隠され、そして、
蓋体27を押し込むと支持フレーム26が筒状体18の
下部内面にスライドするとともに押上げられ、これに伴
ってグリル扉ガラス25が持上げられ、前面開口を閉じ
るようになっている。
【0020】図8はガイドレール10を示していて、断
面コ字状に形成され、両端部には爪10a,10bが形
成されている。ガイドレール10,10はグリルケース
1を構成する底部体17の両側壁に対向して爪10a,
10bにて取付けられる(図4参照)。これら対向する
ガイドレール10に水皿2の両側端部に形成されている
載置片9がスライド自在に挿入され、水皿2の出し入れ
が自在になっている。
【0021】図9は水皿2を示していて、水皿2の右側
方の奥部に上方に向かって約1mm程度に凸となる凸部
3が形成されていて、水皿2内の水が一定以上に蒸発し
てその水位が下降すると、他よりは高くなっている凸部
3が水面上に露出し、他より早く温度上昇して後述する
温度検知素子6が温度上昇を検出しやすく、水皿2内の
水が減少することにより、油脂が水皿2にこびりついて
手入れ性が損なわれたり、水皿2に溜まった油脂から油
煙が発生することを防止することができるようにしてあ
る。
【0022】図2に示すように、グリルケース1の底板
4を構成する底部材17には通孔7が形成され、底板4
とは別部材となった金属製でキャップ形状の水皿温度検
知用突部5が通孔7に挿通され、底板4と水皿温度検知
用突部5のフランジ5aとの間にはこの間の熱伝導を抑
制するための断熱手段の一例としての断熱材8が介装さ
れ、グリルケース1の内方から挿入されたビス28が断
面コ字状の取付金具29にねじ込まれて、水皿温度検知
用突部5がグリルケース1の外部に取付けられている。
しかして、水皿温度検知用突部5から底板4へと熱伝導
が生じるのを回避し、水皿温度検知用突部5における水
皿2の温度検知を正確におこなえるようにしてある。な
お、断熱手段としては、断熱材8に限らず、各種の熱伝
導抑制手段が可能である。
【0023】水皿温度検知用突部5の内部には温度検知
素子6が挿入され、板ばね30が取付金具29に取付け
られ、温度検知素子6を水皿温度検知用突部5に圧接す
るようにして、温度検知素子6を保護するとともに、水
皿温度検知用突部5の頂部の温度を温度検知素子6にて
正確に検知できるようにしてある。図3において40は
保護カバーである。
【0024】図10に示すように、ガイドレール10の
載置片9の奥端部には、下方に下り傾斜する段差部12
が形成されている。一方、水皿2には載置片9の奥端部
に下方に突出する突出部11が形成されていて、この突
出部11がガイドレール10に載置されてスライド自在
になされている。しかして、水皿2を押し込んで格納す
るのに、水皿2の突出部11が下り傾斜する段差部12
に挿入され、水皿2がその奥側が下方に向けて回動し、
水皿2の凸部3の底面が水皿温度検知用突部5に当接す
るのであり、水皿2の格納姿勢において、水皿2の温度
検出を確実におこなえ、しかも、水皿2の突出部11が
段差部12に至らない引出し或いは格納途中において
は、突出部11がガイドレール10の水平状部分に載置
されて、水皿2の凸部3の底面が水皿温度検知用突部5
にわずかに接触するように構成して、水皿2を円滑に出
し入れできるようにしてある。寸法公差により、凸部3
の底面と水皿温度検知用突部5との間に隙間があいた場
合でも、水皿2の収納時には確実に接触するものであ
る。
【0025】水皿2は図9に示すように、その前後方向
に間隔を隔てて二本の堰2d,2eが形成され、前方の
堰2dと正面から背方に向かって右側の側壁部分2aと
の間には切れ目イが、後方の堰2eと向かって左側の側
壁部分2aとの間には切れ目ロが形成されていて、切れ
目イ,ロにおいて水皿2内に張られた水が水皿2の全域
において連通していながら、水皿2を挿入及び引き出す
場合、或いは、流し台などに向けて持ち運ぶ場合に、水
皿2内の水の一挙の移動が堰2d,2eにて止められ
て、内部の水が不測にこぼれるのを防止するようにして
ある。この場合、堰2d,2eの高さは、基準水位より
も高くしてあるが、低くしてもよいものである。また、
堰2d,2eは、水皿2のスライド方向に対して略直交
する方向に設定されているが、例えば、直交方向に対し
て約0°から約30°程度までの範囲で傾斜するように
してもよいものである。水皿2の両側部には深い溝2
f,2fが形成され、水を多く溜めるようにしてある。
【0026】上バーナ23及び左右の長尺バーナ22
a,22bを点火させる火移り用バーナ31には点火用
プラグ32と並んで熱電対33が設けられ、火移り用バ
ーナ31が点火しているのを熱電対33にて検出し、こ
の検出結果にて、ガスコックに内蔵されているガス供給
遮断弁Vを開放維持し、ガスコックからのガス供給を左
右の長尺バーナ22a,22b及び上バーナ23におこ
ない、そして、火移り用バーナ31が消火した場合は、
熱電対33にて炎の否存在を検出し、この検出結果にて
上記ガス供給遮断弁Vを閉じ、ガスコックからのガス供
給を遮断するものである。
【0027】そして、上述のように、火移り用バーナ3
1の炎が消えたことを検出し、この検出結果にてガス供
給遮断弁Vを作動させる熱電対33と、上記温度検知素
子6とが図11に示すように直列に配置されていて、温
度検知素子6の作動にてガス供給遮断弁Vを遮断してガ
ス供給を停止して、水皿2内の水が減少することによ
り、油脂が水皿2にこびりついて手入れ性が損なわれた
り、水皿2に溜まった油脂から油煙が発生することを防
止するようにしている。しかして、熱電対33の検出結
果にてガス供給遮断弁Vを遮断して安全性を確保すると
の通常の安全構成を利用し、これに温度検知素子6を組
み込むことで、ガス供給を遮断して、水皿2内の水が減
少することにより、油脂が水皿2にこびりついて手入れ
性が損なわれたり、水皿2に溜まった油脂から油煙が発
生することを防止する構成を簡素化するものである。
【0028】図12は実施の他の形態を示していて、キ
ャップ形状の水皿温度検知用突部5のフランジ5aにそ
の周方向に略等間隔を隔てて伝熱抑制手段の一例として
のリブ34を複数箇所突出して、取付金具29との接触
面積を低減し、水皿温度検知用突部5から取付金具29
への熱伝導を回避して、水皿温度検知用突部5の昇温を
確実に図るようにしたものである。なお、伝熱抑制手段
としては、フランジ5aの下面と取付金具29との間に
断熱材8を介装するなど他の伝熱抑制のための構成を採
用することも可能である。
【0029】図13は実施の更に他の形態を示してい
て、水皿2に形成した凸部3と側壁2aとのコーナ部に
水返し用リブ35を形成し、水皿2内の水が凸部3が露
出する程度に減少した場合などに、凸部3と側壁2aの
コーナ部に水が表面張力にて伝い込むのを阻止し、水が
水皿温度検知用突部5が配設されている箇所の近くのコ
ーナ部に至って、水皿温度検知用突部5の上方部分の昇
温を抑制するのを回避するようにしたものである。
【0030】
【発明の効果】請求項1においては、グリルケースの底
板に通孔が形成され、グリルケースの底板とは別部材と
なったキャップ形状の水皿温度検知用突部が通孔に挿通
され、底板と水皿温度検知用突部との間にこの間の熱伝
導を抑制するための断熱手段が設けられて水皿温度検知
用突部が底板に取付けられているから、温度検知素子は
キャップ形状の水皿温度検知用突部内に収納して、温度
検知素子を充分に保護して、温度検知素子に煮汁などが
飛散するのを回避することができながら、グリルケース
の底板とは別部材となっているキャップ形状の水皿温度
検知用突部との間にこの間の熱伝導を抑制するための断
熱手段が設けられていて、水皿温度検知用突部からグリ
ルケースの底板に熱伝導して適正な温度検知を妨げるの
を回避することができ、適正な温度検知をおこなえ、長
期にわたって温度検知を安定的におこなえるという利点
がある。
【0031】請求項2においては、水皿の両側部の載置
片が対向するガイドレールにスライド自在に載置され、
載置片の一部分に他よりも下方に突出する突出部が形成
され、水皿を終端まで収納した時に前記突出部と対向す
るガイドレールの一部分には、突出部が挿入されて水皿
が下方に移動して水皿の凸部の底面が水皿温度検知用突
部に当接するための段差部が形成されているから、水皿
を奥部に押し込むと、載置片がガイドレールの段差部に
挿入され、水皿が下方に移動して、水皿の凸部が水皿温
度検知用突部に良好に接触するのであり、しかして、水
皿の底面に接触する温度検知形態を採用しながら、水皿
を違和感なく挿入することを可能にし、挿入完了時点に
おいて、確実に温度検出をおこなえるという利点があ
る。
【0032】請求項3においては、水皿の凸部は、水皿
の一側方の奥部に形成されているから、凸部が水皿の底
部の中央部に形成されるもののように熱変形による底部
のべこつきに影響されるのを回避することがができ、更
に、凸部を奥縁の中間に形成する場合のように、凸部に
おける水域に臨む辺が三方に形成されることがなく、凸
部は水皿の一側方の奥部に形成されていて、水域に臨む
辺は二方となり、凸部における温度上昇が水域に臨む辺
において熱伝導にて抑制されるのを回避することがで
き、凸部における温度上昇をより正確に現出させること
ができ、水皿の温度上昇をより正確に検出することがで
きるという利点がある。
【0033】請求項4においては、水皿温度検知用突部
5のフランジの下面に、水皿温度検知用突部のフランジ
の下面が接触する取付金具との間での熱伝導を抑制する
伝熱抑制手段が設けられているから、取付金具との間に
おいて熱伝導を抑制することができ、一層、水皿温度検
知用突部の昇温を図ることができるという利点がある。
【0034】請求項5においては、凸部と水皿の側壁と
のコーナ部に水返し用リブが形成されているから、凸部
と側壁のコーナ部に水が表面張力にて伝い込むのを阻止
し、水が水皿温度検知用突部が配設されている箇所の近
くのコーナ部に至って、水皿温度検知用突部の上方部分
の昇温を抑制するのを回避することができるという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示し、(a)(b)
(c)は動作説明図である。
【図2】同上の部分分解斜視図である。
【図3】同上の部分組立断面図である。
【図4】同上のガステーブルコンロの斜視図である。
【図5】同上のグリルの斜視図である。
【図6】同上の分解斜視図である。
【図7】同上の部分平面図である。
【図8】同上のガイドレールを示し、(a)は平面図、
(b)は側面図である。
【図9】同上の水皿を示し、(a)は平面図、(b)は
背面図、(c)は一部破断した側面図である。
【図10】(a)は水皿とガイドレールとの部分分解斜
視図、(b)(c)は動作説明図である。
【図11】同上の回路図である。
【図12】同上の実施の他の形態の断面図である。
【図13】同上の実施の更に他の形態の部分斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 グリルケース 2 水皿 3 凸部 4 底板 5 水皿温度検知用突部 6 温度検知素子 7 通孔 8 断熱材 9 載置片 10 ガイドレール 11 突出部 12 段差部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリルケースに囲まれるグリル庫内の底
    部に水皿が引出し自在に設けられ、水皿の底部の一部分
    に上方に向かって凸となる凸部が形成され、格納状態の
    水皿の凸部に対応する位置におけるグリルケースの底板
    部分に上方に凸となって水皿の凸部の底面に接触する水
    皿温度検知用突部が設けられ、水皿温度検知用突部の内
    部に温度検知素子が設けられ、温度検知素子による異常
    温度検知結果に基づいて調理を停止するグリルであっ
    て、グリルケースの底板に通孔が形成され、グリルケー
    スの底板とは別部材となったキャップ形状の水皿温度検
    知用突部が通孔に挿通され、底板と水皿温度検知用突部
    との間にこの間の熱伝導を抑制するための断熱手段が設
    けられて水皿温度検知用突部が底板に取付けられている
    ことを特徴とするグリル。
  2. 【請求項2】 水皿の両側部の載置片が対向するガイド
    レールにスライド自在に載置され、載置片の一部分に他
    よりも下方に突出する突出部が形成され、水皿を終端ま
    で収納した時に前記突出部と対向するガイドレールの一
    部分には、突出部が挿入されて水皿が下方に移動して水
    皿の凸部の底面が水皿温度検知用突部に当接するための
    段差部が形成されていることを特徴とする請求項1記載
    のグリル。
  3. 【請求項3】 水皿の凸部は、水皿の一側方の奥部に形
    成されていることを特徴とする請求項1記載のグリル。
  4. 【請求項4】 水皿温度検知用突部のフランジの下面
    に、水皿温度検知用突部のフランジの下面が接触する取
    付金具との間での熱伝導を抑制する伝熱抑制手段が設け
    られ成ることを特徴とする請求項1記載のグリル。
  5. 【請求項5】 凸部と水皿の側壁とのコーナ部に水返し
    用リブが形成されていることを特徴とする請求項1記載
    のグリル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004218901A (ja) * 2003-01-14 2004-08-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加熱調理器
JP2008284262A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Panasonic Corp 誘導加熱調理器
JP2010116005A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Denso Corp 湿度検出装置、及び湿度検出装置の窓ガラスへの取り付け方法

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