JPH09187093A - 音響再生装置および音声信号の記録方法 - Google Patents

音響再生装置および音声信号の記録方法

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JPH09187093A
JPH09187093A JP35435895A JP35435895A JPH09187093A JP H09187093 A JPH09187093 A JP H09187093A JP 35435895 A JP35435895 A JP 35435895A JP 35435895 A JP35435895 A JP 35435895A JP H09187093 A JPH09187093 A JP H09187093A
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JP
Japan
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resonance frequency
frequency component
level
ear
sound
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JP35435895A
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Inventor
Isato Koizumi
勇人 小泉
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 聴力の低下を防止しながら、好みの大音量で
音声を聴取することができる音響再生装置を提供する。 【解決手段】 共振周波数成分低減回路2は、入力端子
1を介して供給された音声信号のうち、人間の耳の平均
的な共振周波数成分のレベルを所定のレベルにまで低減
する。共振周波数成分低減回路2において処理された音
声信号は、ヘッドホンスピーカ3に供給され、音声が放
音される。放音された音声の当該共振周波数成分は、予
め低減されているため、ユーザの耳において、過大なレ
ベルとならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、音声信号を再生
する音響再生装置、および、音声信号を記録媒体に記録
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、非常に小型で携帯性に優れ、ヘッ
ドホンを使用して音楽などの再生音声を聞くことができ
る携帯型テープ再生機や、携帯型コンパクトディスク再
生機が広く普及してきている。
【0003】このような携帯型の音響再生装置を用いる
ことにより、ユーザは、室内だけでなく、外出先の電車
の中や歩行中にも、音質のよい再生音声を聞くことがで
きる。また、ヘッドホンを使用するため、周囲への影響
をあまり気にすることなく、比較的大きな音量で、再生
音声を聞くことができるようになった。このように近年
においては、場所、時間、周囲の状況等に左右されるこ
となく、音楽などの再生音声を比較的大きな音量で、長
時間にわたり聴くことが可能になった。
【0004】しかし、あまりにも大音量で、音楽などを
聴取すると、聴力の低下を招くおそれがある。このた
め、例えば、携帯用テープ再生装置などの音響再生装置
の中には、最大音量を聴力の低下を招かない程度に制限
するなどの方策が講じられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
に音響再生装置において最大音量を予め絞っておくよう
にした場合には、ユーザは好みの大音量で音楽などを再
生し聴取することができない場合がある。
【0006】この発明は、聴力低下を防止しながら、ユ
ーザが好みの大音量で音声を聴取することができるよう
にした音響再生装置および音声信号の記録方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】ヘッドホンを人間が装着
して、音楽等を聴取するとき、ヘッドホンスピーカで放
音される音声のうち、人間の耳の耳殻形状に応じて定ま
る耳殻共振周波数や耳導管共振周波数音声レベルは、共
振により大きくなる。
【0008】すなわち、図14に示すように、人間の耳
の平均的な共振周波数fgを含み、図14Aに示すよう
な周波数特性を有する音声が放音された場合には、人間
の耳の平均的な共振周波数fgおよびその近傍の周波数
の音声は、図14Bに示すように、人間の耳において共
振して、本来の再生レベルL1よりも高い再生レベルL
2の音声として聴取される。
【0009】聴力の低下を招くのは、再生出力音声レベ
ルをヘッドホンスピーカから出力される音声レベルで定
めると、前記の共振周波数付近では、スピーカからの出
力音声レベルより大きいレベルで人間に聴取されてしま
うからであると考えられている。
【0010】この点に着目して、この発明においては、
人間の耳の共振周波数近傍の音声レベルを低減させる共
振周波数成分低減手段を、電気−音響変換手段の前段に
設けたことを特徴とする。
【0011】上記の構成のこの発明によれば、人間の耳
の共振周波数近傍の音声レベルは、共振周波数成分低減
手段により低減されるので、耳の共振周波数近傍の音声
レベルが過大になるのが防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明の実施の形態について説明する。図1は、この発明に
よる音響再生装置をヘッドホンに適用した場合の一つの
実施の形態を説明するための図である。
【0013】図1に示すように、このヘッドホンは、音
声信号の入力端子を構成するピンプラグ1と、ユーザの
耳に装着され、音声を放音する電気−音響変換手段とし
てのヘッドホンスピーカ3と、ピンプラグ1とスピーカ
3との間に設けられる共振周波数成分低減回路2とから
なっている。
【0014】この例の場合、共振周波数成分低減回路2
は、DSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)からな
る音声信号処理回路(デジタルフィルタ)の構成とされ
ており、低減すべき共振周波数は、人間の平均的な耳の
耳殻共振周波数および耳導管共振周波数を考慮して定め
られ、例えば4kHzに選定されている。
【0015】人間の耳の平均的な共振周波数は、例えば
特開昭60−196798号公報に記載されている。こ
の公報によれば、平均的な耳殻共振周波数は、4.5k
Hzであり、平均的な耳導管共振周波数は3.6kHz
であり、この実施の形態では、これら共振周波数の間の
値として、4kHzにレベル低減する耳の共振周波数を
選定したものである。
【0016】そして、この場合、共振周波数成分低減回
路2において低減する人間の耳の平均的な共振周波数成
分、およびその近傍の周波数成分の低減量は、例えば、
複数の被験者の共振周波数近傍における音声レベルの増
加を測定し、その平均値を求め、それに対応して設定す
る。この例では、例えば、−10dBに設定される。
【0017】以上のように構成されているので、ピンプ
ラグ1が、例えば携帯型テープレコーダのヘッドホンジ
ャックに挿入されて、前記テープレコーダが再生状態に
されたときには、その再生音声信号は、共振周波数成分
低減回路2を通じてヘッドホンスピーカ3に供給され、
再生音が耳内において放音される。
【0018】このとき、使用者が音量を大きくしても共
振周波数成分低減回路2で、人間の平均的な耳の共振周
波数である4kHz近傍の音声は低減されるので、この
耳の共振周波数近傍の成分が共振により過大なレベルで
スピーカ3より放音されることはない。したがって、長
時間、使用者が再生音を聴取したとしても、聴力が低下
するのを防止することができる。
【0019】なお、以上の例の場合、共振周波数成分低
減回路2におけるレベル低減周波数は固定であるので、
DSPを用いる代わりに、前述したように、レベル低減
周波数が4kHzであって、この4kHzの成分を所定
レベルに低減させるフィルタを用いても、勿論よい。
【0020】ところで、以上の例のように、人間の耳の
平均的な共振周波数成分のみを低減したときは、使用者
によっては聴力低下防止の効果が十分に得られない場合
がある。例えば、人間の耳殻形状は個人差があり、共振
周波数もばらつくためである。
【0021】図2は、図1の例と同様にこの発明による
音響再生装置をヘッドホンに適用した場合の例を示すも
のであるが、上述の図1の例の問題点を解消した例であ
る。
【0022】この例は、音声信号の入力端子11とヘッ
ドホンスピーカ13との間に共振周波数成分低減回路1
2が設けられ、この共振周波数成分低減回路12がDS
Pで構成されるのは、図1の例と同様であるが、この例
の場合の共振周波数成分低減回路12としてのDSPに
は、レベル低減すべき周波数を、任意に設定できる手段
が設けられている。すなわち、この例の共振周波数成分
低減回路12は、データの入力端子121とレジスタ1
22とを備えている。
【0023】そして、入力端子121からは、レベル低
減する周波数を決定するためのデータ(デジタルフィル
タの定数を定めるパラメータ)が入力され、レジスタ1
22に記憶される。この低減する周波数を決定するため
のデータは、この例においては、次のようにして入力さ
れる。
【0024】この例のヘッドホンの購入者は、サービス
会社、あるいは販売店において、自分の耳の共振周波数
の測定をしてもらう。サービス会社や販売店のサービス
マンは、測定した共振周波数の成分が、共振周波数成分
低減回路12で低減されるようなパラメータを入力端子
121から入力する。こうして、レジスタ122には、
共振周波数成分低減回路12において、使用者の耳の共
振周波数と等しい成分近傍の音声信号レベルを低減させ
るためのデータがセットされる。
【0025】以上のような構成であるので、この図2の
実施の形態のヘッドホンによれば、共振周波数成分低減
回路12において、使用者固有の耳の共振周波数に等し
い周波数成分の音声信号のレベルが低減される。
【0026】したがって、この図2の実施の形態の場合
には、前述の図1の実施の形態の場合よりも、より効果
的な聴力低下防止効果が期待できる。
【0027】ここで、レベルを低減させる周波数の低減
量は、このユーザの耳の共振周波数測定時において、ユ
ーザの耳の共振周波数成分の増幅量を測定しておくこと
により、この増幅量に基づいて、適正に設定することが
できる。
【0028】これにより、共振周波数成分低減回路12
では、レジスタ122に記憶されたパラメータに応じて
このヘッドホンのユーザの耳の共振周波数成分を適正な
レベルにまで低減させることができる。このため、確実
かつ効果的にユーザの耳への過負荷を軽減することがで
きる。
【0029】図2の実施の形態では、サービスマンによ
り低減すべき共振周波数および低減すべきレベルを設定
するようにしたが、すべてユーザが自分で測定および設
定できるようにした方が、より便利である。
【0030】次に説明する例は、その場合の実施の形態
であり、携帯型テープ再生機に適用した場合である。こ
の例の携帯型テープ再生機は、音声の記録媒体として、
いわゆるカセットテープを用いるものである。以下にお
いて、この例の携帯型テープ再生機をテープ再生機と略
称する。
【0031】図3は、この実施の形態のテープ再生機を
説明するためのブロック図である。図3に示すように、
この例のテープ再生機は、磁気テープの供給リール21
および巻き取りリール22、リールモータ21M、22
M、ピンチローラ23、キャプスタン24、キャプスタ
ンモータ24M、サーボ制御回路25、リールモータ制
御回路26を備えたテープ駆動部20を備えている。
【0032】また、再生ヘッド31、増幅回路32、再
生信号処理回路33、共振周波数成分低減回路34、音
量制御回路35、再生音声の出力端子36からなる音声
信号の再生系30と、このテープ再生機を用いてユーザ
が自分で自分の耳の共振周波数を測定する場合に使用さ
れる音声信号の入力端子41と、入力端子41から供給
される音声信号のA/D変換回路42とを備える。ま
た、このテープ再生機の各部を制御するマイクロコンピ
ュータの構成とされた制御回路100を備えている。
【0033】また、図3において、スピーカ51、マイ
クロホン52は、図4Aに示すように、スピーカ51と
マイクロホン52とが一体となるように形成されたもの
であり、通常は、ヘッドホンとして用いるようにされ
る。
【0034】そして、このスピーカ51とマイクロホン
52からなるヘッドホン50は、図4Bに示すように、
ユーザの耳に装着された状態で、テープ再生機で再生さ
れた音声信号の放音および収音を行なって、ユーザの耳
の共振周波数を測定するためのものである。すなわち、
図4Aに示すように、ヘッドホン50がユーザの耳に装
着された状態で、ヘッドホン50のスピーカ51から放
音された音声が、マイクロホン52により収音すること
ができるように、スピーカ51とマイクロホン52とは
隣接して設けられている。
【0035】収音した音声は、テープ再生機の入力端子
41を介してA/D変換回路42に供給される。A/D
変換回路42は、マイクロホン52により収音した音声
をデジタル信号に変換する。このデジタル信号は、制御
回路100に供給される。なお、ヘッドホン50を用い
たユーザの耳の共振周波数の検知処理についての詳細は
後述する。
【0036】共振周波数成分低減回路34は、この例の
テープ再生機においては、DSPの構成とされ、制御回
路100からのパラメータの供給を受けて、このパラメ
ータを共振周波数成分低減回路34が有するレジスタに
記憶する。そして、この共振周波数成分低減回路34
は、その内蔵レジスタに記憶されたパラメータに応じ
て、ユーザの耳の共振周波数に基づいて、出力する音声
信号の当該共振周波数成分のレベルを所定のレベルにま
で低減させる処理を行なう。
【0037】また、この例の場合、共振周波数成分低減
回路34は、供給された音声信号のA/D変換処理や出
力する音声信号のD/A変換処理をも行なう。そして、
共振周波数成分低減回路34において処理された音声信
号は、音量制御回路35に供給される。
【0038】音量制御回路35は、例えば、電子式ボリ
ュームの構成とされ、制御回路100からの制御信号の
供給を受けて、出力する音声信号の音量を調整する。音
量が調整された音声信号は、スピーカ51に供給され
て、スピーカ51から放音される。
【0039】次に、制御回路100について説明する。
制御回路100は、マイクロコンピュータの構成とさ
れ、CPU101、ROM103、DRAM104、S
RAM105がシステムバス102を介して接続されて
いる。また、システムバス102には、I/Oポート1
11〜114および、キーインターフェース115が接
続される。
【0040】そして、制御回路100は、I/Oポート
111を介して、前述にもしたように、例えば、ユーザ
からの指示に応じた制御信号をサーボ制御回路25、リ
ールモータ制御回路26に供給する。これにより装填さ
れた磁気テープの走行制御が行なわれる。
【0041】また、制御回路100は、共振周波数成分
低減回路34に対しては、I/Oポート112を介し
て、ユーザの耳の共振周波数に基づいて、音声信号の当
該共振周波数成分のレベルを低減させるためのパラメー
タを供給する。
【0042】また、制御回路100は、音量制御回路3
5に対しては、I/Oポート113を介して、音量を制
御するための制御信号を供給する。
【0043】そして、制御回路100には、マイクロホ
ン52により収音し、A/D変換回路42においてデジ
タル信号に変換された音声信号が、I/Oポート114
を介して供給されるようにされている。
【0044】また、キーインターフェース115には、
ユーザの操作を受け付ける複数の操作キーS1〜Sn、
テストキーTKなどが接続されている。操作キーS1〜
Snは、この例においては、セットされた磁気テープの
再生、巻き戻し、早送り、停止、一時停止などを指示す
る場合に用いられる。また、テストキーTKは、後述す
るユーザの耳の共振周波数などを検知するための処理を
開始させる場合に用いられる。
【0045】制御回路100は、キーインターフェース
115からのユーザのキー操作に応じた信号を判別し
て、いずれのキーが操作されたかを認識し、操作された
キーに関連する各部を制御する制御信号を形成し、これ
を各部に供給する。これにより、前述したように、制御
回路100の制御信号に応じて、例えば、テープの走行
制御や、後述するユーザの耳の共振周波数の測定処理な
どを行なう。
【0046】制御回路100のROM103は、各種の
処理プログラムなどを記憶、保持する。DRAM104
は、例えば、各種の処理の中間結果を一時記憶するなど
の、いわゆる作業領域として用いられる。SRAM10
5は、各種の設定情報など、固定的に使用されるデータ
などを記憶する。この例の場合、SRAM105は、い
わゆる電池による電源バックアップとされた不揮発性メ
モリの構成とされている。
【0047】そして、この例の場合、制御回路100
は、ユーザの耳の共振周波数や、当該共振周波数での信
号レベル増大量などの情報を取得するソフトウエアを備
えている。
【0048】そして、制御回路100は、取得したユー
ザの耳の共振周波数や前記信号レベル増大量に基づい
て、共振周波数成分低減回路34に供給するパラメータ
を形成する処理も行なう。
【0049】以下、この例のテープ再生機においての、
ユーザの耳の共振周波数および信号レベル増大量の測
定、取得処理について、説明する。
【0050】この実施の形態において、ユーザの耳の共
振周波数に関する情報を取得するために、図5に示すよ
うに、周波数が異なる複数のトーン信号を、所定時間分
ずつ連続して記録されたテストテープTPを用いる。
【0051】この実施の形態において、テストテープT
Pは、図5に示すように、2kHzから5kHzまで1
00Hzきざみで、周波数の異なる複数のトーン信号
が、例えば10秒間づつ連続して記録されたものであ
る。すなわち、人間の耳の共振周波数は、前述にもした
ように4.5kHz近傍にあることが知られているの
で、個人差があっても、この例のようにテストテープT
Pの周波数の設定範囲を2kHzから5kHzとするこ
とで、ほとんどの人の耳の共振周波数などを取得するこ
とができる。
【0052】テストテープTPには、トーン信号の記録
開始位置直前にスタート信号STを記録し、トーン信号
の記録終了位置直後にエンド信号EDを記録しておく。
このスタート信号STとエンド信号EDとにより、制御
回路100は、トーン信号の記録開始位置と記録終了位
置を検知する。これにより、制御回路100は、テスト
テープTPに応じて、ユーザの耳の共振周波数に関する
情報の取得処理の開始、終了を制御する。また、テスト
テープTPに記録されたトーン信号は、図6に示すよう
に、レベルが一定にされて記録されている。
【0053】そして、図4Aに示したヘッドホン50が
このテープ再生機に接続されて、ユーザの耳に装着され
た状態で、テストキーTKが押されると、テストテープ
TPが再生される。すなわち、ヘッド31でテープTP
からテスト信号が取り出され、アンプ32を通じて再生
信号処理回路33に供給されて、トーン信号に復調され
る。復調されたテスト信号は共振周波数成分低減回路3
4に供給される。このとき、共振周波数成分低減回路3
4には、その特性が、すべての音声周波数範囲で平坦な
ものとなるように、制御回路100よりパラメータが供
給されている。
【0054】この共振周波数成分低減回路34からのテ
スト信号は音量制御回路35に供給される。このテスト
時には、この音量制御回路35の音量レベルは予め定め
られている一定レベルになるように、制御回路100に
より制御されている。そして、この音量制御回路35か
らのテスト信号はスピーカ51に供給される。したがっ
て、このスピーカ51からテストテープTPに記録され
たトーン信号が放音され、放音されたトーン信号がマイ
クロホン52により収音される。
【0055】マイクロホン52で収音された音声の信号
は、A/D変換回路42でデジタル信号に変換され、I
/Oポート114を通じて制御回路100に入力され
る。制御回路100は、入力データを解析し、スタート
信号STを検出すると、このスタート信号STに基づい
て、図5に示すように、各周波数のトーン信号の所定区
間をサンプリングするためのウインドウ信号WDを形成
する。そして、このウインドウ信号WDにより、制御回
路100は、各周波数のトーン信号の再生レベルをサン
プリングして検知する。検知された再生レベルの情報
は、DRAM104に一時記憶される。こうして、制御
回路100は、スタート信号STから順次に各周波数の
トーン信号の再生レベルの情報をDRAM104に取り
込む。
【0056】そして、DRAM104に記憶された各周
波数のトーン信号の再生レベルを比較し、最大レベルと
なる当該ユーザの耳の共振周波数と同じ周波数および、
その周波数のトーン信号の再生レベルを検知する。
【0057】そして、検知した共振周波数に対応する、
共振周波数成分低減回路34に供給するパラメータと、
レベル低減量を演算により求め、それらをSRAM10
5に保存する。
【0058】例えば、制御回路100で検知した当該ユ
ーザの耳の共振周波数が、例えば図7に示すように、周
波数fD 近傍で、図示のようなレベルLCだけ他の周波
数より大きくなる場合には、ユーザの耳において図7の
一点鎖線Lで示すような再生特性となるように、その低
減量を求める。この場合、図7において、点線で示すよ
うに、低減量が求められる。
【0059】この例の場合、100Hzきざみでトーン
信号が記録されたテストテープTPを用いたため、制御
回路100は、レベル低減量を100Hzきざみで設定
することができ、きめ細かく、レベル低減できる。
【0060】制御回路100は、SRAM105に記憶
した共振周波数と、その低減量についてのパラメータを
共振周波数成分低減回路34に供給する。共振周波数成
分低減回路34は、供給されたパラメータを自己のレジ
スタに保持し、このパラメータに応じて、供給された音
声信号のうち、該当する周波数成分を低減させる。その
後は、電源をこのテープ再生機に投入する毎に、SRA
M105から前記パラメータが共振周波数成分低減回路
34に転送される。
【0061】このような、ユーザの耳の共振周波数に関
する情報の取得処理について、図8のフローチャートを
参照しながら、さらに説明する。
【0062】図8に示す処理は、例えば、キーインター
フェース115に接続された操作キーのいずれかが押さ
れたときに、その操作信号の供給を受けて制御回路10
0において実行される。
【0063】制御回路100は、まず、押された操作キ
ーは、テストキーTKであるか否かを判断する(ステッ
プ201)。ステップ201の判断処理において、テス
トキーTKでないと判断したときには、他の処理を実行
し(ステップ202)、このルーチンを終了する。
【0064】ステップ201の判断処理において、テス
トキーTKが押されたと判断したときには、テストテー
プTPを再生させる(ステップ203)。そして、制御
回路100は、テストテープTPからのスタート信号S
Tが供給されるまで待ち状態となる(ステップ20
4)。
【0065】ステップ204の判断処理において、スタ
ート信号STが制御回路100に取り込まれたと判断し
たときには、図5を用いて前述したように、周波数が異
なる複数のトーン信号の再生レベルを、ウインドウ信号
WDに応じて取り込む処理を開始する(ステップ20
5)。
【0066】そして、各サンプリングポイントごとに取
得するトーン信号の再生レベルをDRAM104に記憶
する(ステップ206)。次に、制御回路100は、テ
ストテープTPに記録されたエンド信号EDが供給され
たか否かを判断し(ステップ207)、エンド信号ED
が供給されていないと判断したときには、ステップ20
6からの処理を繰り返し、テストテープTPに記録され
たトーン信号の再生レベルの取り込みを繰り返す。
【0067】ステップ207の判断処理において、エン
ド信号EDが供給されたと判断したときには、制御回路
100は、テストテープTPを停止させるなどの処理を
行ない、取り込んだトーン信号の再生レベルから、図7
を用いて前述したように、所定のレベルよりも高い再生
レベルを有する周波数を当該ユーザの耳の共振周波数と
して取得する(ステップ208)。
【0068】次に、制御回路100は、取得した、ユー
ザの耳の共振周波数と、それらの周波数の再生レベルに
応じたレベル低減量からなるパラメータを生成し、SR
AM105に取り込み(ステップ209)、また、この
パラメータをI/Oポート112を介して、共振周波数
成分低減回路34に供給する(ステップ210)。以上
で、この処理を終了する。
【0069】また、この実施の形態では、制御回路10
0は、音量制御回路35により制御される再生音声の音
量を考慮して、共振周波数成分低減回路34において
の、ユーザの耳の共振周波数成分のレベルの低減処理を
制御するように構成している。以下、図9〜図11を用
いて、音量をも考慮したユーザの耳の共振周波数成分の
レベルの低減処理について説明する。
【0070】この場合、共振周波数成分低減回路34
は、図9に示すように、音量制御回路35により制御さ
れる音量に関係なく、常に設定されたレベル低減量で耳
の共振周波数成分がレベル低減される。
【0071】しかし、音量制御回路35により制御され
る音量に応じて、制御回路100が共振周波数成分低減
回路34でのレベル低減量を可変にするように構成する
こともできる。
【0072】その場合には、制御回路100は、ユーザ
のキー入力操作に応じた再生音量を決定するとともに、
SRAM105に記憶されたパラメータを、その再生音
量に応じたものに変更するように演算を行ない、その演
算結果として得られたパラメータを共振周波数成分低減
回路34に供給して、そのレジスタの内容を書き替える
ようにする。
【0073】音量に応じたレベル低減量の制御として
は、図10A〜Cに示すように、音量が大になるにした
がってレベル低減量を大きくする方法や、図11A〜C
に示すように、音量が所定の大音量以上になったときか
らのみレベル低減を行なうようにする方法、その他種々
の方法が取り得る。
【0074】これにより、共振周波数成分低減回路34
においては、再生される音声の音量が、ユーザの聴力へ
の影響が少ないレベルのときには、ユーザの耳の共振周
波数成分のレベルは低減させないようにできるので、本
来の再生音がそのまま得られる。
【0075】なお、この実施の形態において、テストテ
ープTPは、2kHz〜5kHzまでの範囲で、100
Hzのきざみ幅の複数のトーン信号が記録されたものを
使用したが、このようなテストテープに限るものではな
く、設定範囲を広くしたり、逆に狭くすることも可能で
あるし、前述のきざみ幅を変えて、例えば、10Hzお
き、50Hzおきとしたテストテープを用いるようにす
ることもできる。
【0076】図12は、この発明による音響再生装置を
携帯型テープ再生装置に適用した場合の他の例を説明す
るための図である。
【0077】この例のテープ再生機は、データ入力端子
61を備え、このデータ入力端子61から共振周波数成
分低減回路34に対するデータが入力されるように構成
されている。ハードウエア的には、その他は、図3と同
様の構成である。ただし、ヘッドホンは図3のような特
殊なものではなく、マイクロホン52は有しない。
【0078】そして、この例のテープ再生機のユーザ
は、このテープ再生機を持参して、このテープ再生機の
販売店やサービスセンターに行き、販売店やサービスセ
ンターに備えられた、いわゆる聴覚特性の測定装置を用
いて、自分の耳の共振周波数や、自分の耳においての当
該共振周波数成分のレベル低減量などを測定してもら
う。
【0079】この測定結果から、販売店やサービスセン
ターの、例えば、測定装置において、この例のテープ再
生機にセットするための聴覚特性データを生成し、前述
した聴覚特性データの入力端子61を介して、このテー
プ再生機に供給する。この供給された聴覚データは、図
12に示すように、I/Oポート114を介して制御回
路100に供給され、SRAM105などに記憶され
る。
【0080】そして、制御回路100は、SRAM10
5に記憶された、聴覚特性データに基づいて、共振周波
数成分低減回路34に供給するレベル低減のためのパラ
メータを生成し、共振周波数成分低減回路34に供給す
る。
【0081】この例の場合には、ユーザは、自分で、耳
の共振周波数を測定することなく、このテープ再生機に
おいて、自己の耳の共振周波数成分を低減させることが
できる。
【0082】また、前述した第1の実施の形態のヘッド
ホンの共振周波数成分低減回路2、12、および、第2
の実施の形態のテープ再生機の共振周波数成分低減回路
34は、DSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)に
より構成したが、これに限るものではなく、例えば、ア
ナログ信号の供給を受けて、所定の周波数成分のレベル
を低減させるようにするフィルターを用いるようにする
こともできる。
【0083】[第3の実施の形態]前述にもしたよう
に、人間の耳の平均的な共振周波数は、4.5kHz近
傍にあることがしられている。このため、この例の実施
の形態では、例えば、カセットテープやCD(コンパク
トディスク)、いわゆるMD(ミニディスク)とよばれ
る小型光磁気ディスクなどの各種の音声信号の記録が可
能な記録媒体に、音声信号を記録する時に、人間の耳の
平均的な共振周波数成分を所定のレベルにまで低減させ
て記録するようにする。
【0084】図13は、上述のように、人間の耳の平均
的な共振周波数成分のレベルを所定のレベルに低減させ
た音声を記録した記録媒体を作成する場合の例を説明す
るためのものである。
【0085】マイクロホン71は、記録媒体、この例に
おいては磁気テープ75に記録する音声を収音する。マ
イクロホン71によって収音された音声は、共振周波数
成分低減回路72に供給される。共振周波数成分低減回
路72は、例えばDSPの構成とされ、予め設定された
人間の耳の共振周波数成分のレベルを所定のレベルにま
で低減させる処理を行なう。すなわち、共振周波数成分
低減回路72は、前述の図7に示したように、人間の耳
においてレベル増大してしまう音声信号の周波数成分の
レベルを所定のレベルに低減させる。共振周波数成分低
減回路72において処理された音声信号は、記録信号処
理回路73に供給される。
【0086】記録信号処理回路73は、音声信号を、磁
気テープ75に記録する形式の音声信号に変調し、これ
を記録ヘッド74に供給する。そして、記録ヘッド74
は、磁気テープ75に磁気の変化として音声信号を記録
する。
【0087】そして、このように、人間の耳の平均的な
共振周波数成分のレベルを、予め低減させた音声信号が
記録された記録媒体を用いることにより、従来の音響再
生装置を用いた場合にも、ユーザの聴力の低下を防止す
ることができる。
【0088】なお、このような人間の耳の平均的な共振
周波数成分を低減させた音声信号を記録した記録媒体
を、前述した実施の形態のヘッドホンやテープ再生機な
どを用いて再生する場合には、二重に低減処理を行なわ
ないようにする必要がある。
【0089】このような場合には、例えば、前述の実施
の形態のヘッドホンやテープ再生機に、例えば、ユーザ
の耳の共振周波数成分、あるいは人間の耳の平均的な共
振周波数成分のレベルを低減させる処理を行なうか否か
を選択するボタンスイッチを設け、共振周波数成分のレ
ベルの低減処理を行なうように操作されたときにのみ、
当該共振周波数成分の低減処理を行なうようにする。
【0090】なお、前述の実施の形態においては、この
発明による音響再生装置をヘッドホンや携帯用テープ再
生機に適用した場合について説明したが、これらに限る
ものではなく、例えば、CD(コンパクトディスク)プ
レーヤなどの音響再生機や、スピーカシステムなどの各
種オーディオ機器やコンサートホールなどのオーディオ
設備、あるいは補聴器などに適用することができる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による音
響再生装置および音声信号の記録方法によれば、放音さ
れた音声によるユーザの聴覚への過負荷を効果的に抑制
し、ユーザの聴力の低下を防止することができる。
【0092】また、人間の耳の共振周波数成分を低減し
た音声を放音することができるため、ヘッドホン使用時
などにおいても、外部からの音が聞こえやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による音響再生装置をヘッドホンに適
用した場合の1つの実施の携帯を説明するためのブロッ
ク図である。
【図2】この発明による音響記録装置をヘッドホンに適
用した場合の他の例を説明するためのブロック図であ
る。
【図3】この発明による音響再生装置を携帯型テープ再
生機に適用した場合の1つの実施の携帯を説明するため
のブロック図である。
【図4】図3に示す携帯型テープ再生機で使用されるヘ
ッドホンを説明するための図である。
【図5】図3に示す携帯型テープ再生機で使用されるテ
ストテープの一例を説明するための図である。
【図6】図5に示したテストテープに記録されたトーン
信号の周波数特性を示す図である。
【図7】耳の共振周波数の検出処理について説明するた
めの図である。
【図8】図3に示した携帯型テープ再生機での耳の共振
周波数の検出処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図9】共振周波数成分低減回路でのレベルの低減処理
を説明するための図である。
【図10】共振周波数成分低減回路でのレベルの低減処
理を説明するための図である。
【図11】共振周波数成分低減回路でのレベルの低減処
理を説明するための図である。
【図12】この発明による音響再生装置を携帯型テープ
再生機に適用した場合の他の例を説明するためのブロッ
ク図である。
【図13】この発明による音声信号の記録方法の一実施
形態を説明するための図である。
【図14】人間の耳の共振周波数について説明するため
の図である。
【符号の説明】
1、11 入力端子(ピンプラグ) 2、12 共振周波数成分低減回路 3、13 ヘッドホンスピーカ 20 テープ駆動部 30 再生系 31 再生ヘッド 32 増幅回路 33 再生信号処理回路 34 共振周波数成分低減回路 35 音量制御回路 36 出力端子 41 入力端子 42 A/D変換回路 51 ヘッドホンスピーカ 52 マイクロホン 100 制御回路 101 CPU 102 システムバス 103 ROM 104 DRAM 105 SRAM 111〜114 I/Oポート 115 キーインターフェース TK テストキー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人間の耳の共振周波数成分のレベルを低減
    させる共振周波数成分低減手段を、電気−音響変換手段
    の前段に設けたことを特徴とする音響再生装置。
  2. 【請求項2】前記共振周波数線分低減手段は、音声信号
    処理手段で構成され、 前記音声信号処理手段は、その入力音声信号のレベルを
    低減する周波数を決定するためのパラメータの記憶手段
    を備え、 測定されたユーザごとの耳の共振周波数が、前記レベル
    を低減する周波数となるように前記記憶手段に前記パラ
    メータが設定されてなる請求項1に記載の音響再生装
    置。
  3. 【請求項3】オーディオ信号の入力端子と、 ユーザの耳に装着され、前記入力端子を介して供給され
    た音声信号に基づく音声を放音するヘッドホンとを有
    し、 前記入力端子と前記ヘッドホンとの間に前記共振周波数
    成分低減手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の音響再生装置。
  4. 【請求項4】音声信号を記録媒体に記録するに当たっ
    て、前記音声信号の人間の耳の共振周波数の成分のレベ
    ルを低減して記録するようにしたことを特徴とする音声
    信号の記録方法。
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