JP3611243B2 - 検査音提示装置及びこれに用いる検査音記録装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、補聴器フィッティングの評価に際して使用する検査音提示装置及びこれを用いる検査音記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
補聴器フィッティングとは、補聴器の各調整子の調整度合(調整値)を個々の難聴者にとって最適な値に設定する作業であり、従来、難聴者のオージオグラムを所定の計算式に代入して補聴器の各調整子の調整値を算出することにより行われている。補聴器の調整子としては、例えば、音量調整器、出力制限器、音質調整器(主にフィルタを用いた周波数特性変更部)、自動利得調整器(AGC)などがある。
【0003】
補聴器の調整子の調整値を算出する計算式として、これまでに様々な計算式が提案されているが、全ての難聴者に対して有効な計算式は依然として存在しない。従って、補聴器フィッティングを行う現場においては、フィッティング作業の後に、そのフィッティングが適正になされたか否を評価する必要がある。
【0004】
従来、補聴器フィッティングの評価方法としては、補聴器を装用した状態における最小可聴値(以下装用閾値)を測定する方法と、補聴器を装用した状態における語音を聴きとる能力及び聴きわける能力を検査する方法(以下、語音の聴きとり検査)等がある。前者は、レベルを変えて正弦波音等の信号音を被験者に聴かせ、聴きとれたレベル、周波数を記録することにより行われる。後者は、磁気テープ等に録音された規定の語表(日本聴覚医学会制定)を再生して被験者に聴きとらせることにより行われる。
【0005】
これらの補聴器フィッティングの評価方法においては、図6に示すような検査音提示装置が用いられる。この検査音提示装置は、装用閾値を測定するための信号音と語音の聴きとり検査を行うための検査音(以下、これらを検査音と呼ぶ)を補聴器装用者100に提示するために、防音室101、検査音を記録・再生するテープレコーダ102、増幅器103やスピーカ104などで構成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の検査音提示装置は、防音室を必要とするため大規模となり、補聴器フィッテイングを評価する現場、例えば補聴器小売店、耳鼻科等の病院への設置には適さないという問題がある。また、この装置の運用に際しては、音場校正等に関する専門的な知識が必要になるという問題もある。
【0007】
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、補聴器フィッティングを評価する現場への設置が簡便で、かつ管理・運用が容易な検査音提示装置及びこれに使用する検査音記録装置を提案しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく請求項1に係る発明は、補聴器フィッティングの評価のために検査音を補聴器装用者に提示する検査音提示装置であって、検査音を記憶した検査音記憶手段と、この検査音記憶手段に記憶されている検査音を前記補聴器の外部入力端子へ出力する検査音信号処理手段とを備えるものである。
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の検査音提示装置において、前記検査音記憶手段と前記検査音信号処理手段が、通信回線を介して接続されているものである。
【0010】
請求項3に係る発明は、補聴器フィッティングの評価のために検査音を補聴器装用者に提示する検査音提示装置に用いる検査音記録装置であって、外耳道の入口に配置した音検出手段と、この音検出手段の出力を記録する記録手段を備えるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る検査音提示装置の構成図、図2は検査音記録装置の構成図、図3は検査音記録装置の装用状態説明図、図4は本発明に係る検査音記録装置による検査音の提示手順を示すフローチャート、図5は本発明に係る検査音提示装置の他の実施の形態の構成図である。
【0012】
本発明に係る検査音提示装置は、図1に示すように、検査音ファイル記憶部1と検査音信号処理部2からなる。なお、6は被験者が装用する補聴器である。
【0013】
補聴器6は、マイクロホン6a、外部入力端子6b、増幅器6c、補聴処理部6d、イヤホン6eからなる。外部入力端子6bは、検査音信号処理部2の出力端に接続したプラグ(不図示)が挿入されると、マイクロホン6aの出力側と増幅器6cの入力側との接続状態を断って、検査音信号処理部2の出力端と増幅器6cの入力側とを接続する構造になっている。
【0014】
検査音ファイル記憶部1は、デジタルで記録した複数の検査音ファイルと1つの校正音ファイルを記憶している。検査音ファイルは、検査音、例えば、57S式単音節明瞭度検査のための検査音によって構成すればよい。ここで、検査音ファイル及び校正音ファイルは、例えばWAVファイル形式のようなデジタルデータで構成される。
【0015】
検査音ファイル及び校正音ファイルは、図2に示す検査音記録装置により記録された音データにより作成される。
検査音記録装置は、音検出部10、音記録部11、音検出部10と音記録部11を接続するコード12からなる。
【0016】
音検出部10は、例えば、耳穴式補聴器のシェル部分のような耳穴に適合する挿耳部材10aを成形し、この挿耳部材10aの外部に臨む面10bに音孔10cを設け、この音孔10cにマイクロホン10dの音取り入れ孔を接続したものである。マイクロホン10dの出力端は、音記録部11の入力端に接続されている。
【0017】
音記録部11は、音検出部10の出力電圧をデジタル録音する、例えば、DAT(Digital Audio Taperecorder)などの携帯用録音機である。
検査音記録装置は、図3に示すように、音検出部10を耳穴式補聴器と同様に耳穴(外耳道の入口)に挿入し、音記録部11をポケットなどに収納して使用する。なお、ステレオ録音の場合には、両耳に音検出部10を装着すればよい。
【0018】
また、検査音信号処理部2は、図1に示すように、検査音信号変換部2a、キャリブレータ2b及び検査音信号選択部2cからなる。
【0019】
検査音信号変換部2aは、検査音信号選択部2cからの制御信号に基づいて、検査音ファイル記憶部1に記憶されている検査音ファイルと校正音ファイルを呼び出す機能を有すると共に、検査音ファイルと校正音ファイルに記憶されているデジタルデータをアナログ検査音信号に変換する機能を有する。
【0020】
キャリブレータ2bは、補聴器6の外部入力端子6bに検査音信号を出力する機能を有すると共に、この検査音信号のレベルの等価音圧レベルを表示する機能を備える。ここでいう等価音圧レベルとは、検査音信号の電圧をマイクロホン6aに作用する音圧レベルに換算したものである。
【0021】
このため、キャリブレータ2bは、図1に示すように、可変利得増幅器3、等価音圧レベル演算部4及び等価音圧レベル表示部5から構成される。
可変利得増幅器3は、検査音信号変換部2aの出力を減衰又は増幅して補聴器6の外部入力端子6bに出力する。等価音圧レベル演算部4は、可変利得増幅器3の出力電圧を等価音圧レベルに換算する。等価音圧レベル表示部5は、等価音圧レベル演算部4が可変利得増幅器3の出力電圧から換算した等価音圧レベルを表示すると共に、校正音記録時の所定の音圧Poも表示する。
【0022】
等価音圧レベル演算部4において、等価音圧レベルは、可変利得増幅器3の出力電圧と補聴器6のマイクロホン6aの感度から算出される。例えば、可変利得増幅器3の出力電圧が4.5mVであって、マイクロホン6aの感度が−33dB(但し、0dB=1V/Pa)であるとき、マイクロホン6aに作用する圧力は0.20Paである。
【0023】
音圧レベルと圧力の関係は、0dBSPL=0.00002Paであるので、0.2Paは、80dBSPLに相当する。従って、可変利得増幅器3の出力電圧が4.5mVであって、マイクロホン6aの感度が−33dBであるとき、可変利得増幅器3の出力電圧(4.5mV)の等価音圧レベルは、80dBSPLとなる。
【0024】
検査音信号選択部2cは、検査音信号変換部2aへ制御信号などを出力する制御部と、ディスプレィやキーボードなどの入出力機器の機能を有する入出力部からなる。
【0025】
そして、検査音ファイル記憶部1、検査音信号変換部2a及び検査音信号選択部2cは、パーソナルコンピュータで構成することができる。
即ち、パーソナルコンピュータの内蔵ハードディスクが検査音ファイル記憶部1の機能を担い、CPU(中央演算処理装置)と所定のプログラムが検査音信号変換部2a及び検査音信号選択部2cの制御部の機能を担い、ディスプレィとキーボードが検査音信号選択部2cの入出力部の機能を担うことになる。
【0026】
以上のように構成した本発明に係る検査音提示装置及びこれに用いる検査音記録装置の作用について説明する。
予め、検査音と校正音を記録する。これらの音の記録は、図6に示す装置内で、図2に示す検査音記録装置を、図3に示すように人が装用した状態で行われる。検査音の記録に先立ち、校正音を記録する。校正音の記録は、スピーカ104から出力された校正音を所定の音圧Poに保ち、所望の録音レベルにて行われる。
【0027】
次に、検査音の記録は、検査音記録装置の録音レベルを校正音を記録したときと同じレベルに保ったまま、スピーカ104から検査音を出力させながら、外耳道入り口に音検出部10を装着した状態で行われる。
【0028】
そして、記録した検査音と校正音から、デジタルデータでなる検査音ファイルと1つの校正音ファイルを作成する。
更に、検査音信号選択部2cを操作して、検査音ファイルと校正音ファイルを検査音ファイル記憶部1に記憶しておく。
【0029】
また、検査音を補聴器装用者に提示するため、キャリブレータ2bの出力端に接続したプラグを補聴器6の外部入力端子6bに接続しておく。
【0030】
そして、検査音の提示は、図4に示すように、先ずステップSP1で、検査音信号選択部2cを操作して、検査音ファイル記憶部1から校正音ファイルを呼び出し、検査音信号変換部2aによって、校正音ファイルからアナログ校正音信号を得る。
【0031】
次いで、ステップSP2では、アナログ校正音信号について等価音圧レベル表示部5に表示される等価音圧レベル演算部4による演算結果が、校正音記録時の所定の音圧Poになるように、キャリブレータ2bの利得可変増幅器3の利得を調整する。
【0032】
次いで、ステップSP3では、検査音信号選択部2cを操作して、検査音ファイル記憶部1から検査音ファイルを選択し、この検査音ファイルに基づく検査音を補聴器装用者に提示する。
検査音の提示は、キャリブレータ2bの出力電圧が補聴器6の増幅部6cに入力され、補聴処理部6dによって補聴処理された後、イヤホン6eによって電気音響変換され、補聴器装用者の外耳道内に検査音が放出されることにより行われる。
【0033】
ここで、ステップSP2において、等価音圧レベル表示部5が校正音記録時の所定の音圧Poを指示するように、キャリブレータ2bの利得可変増幅器3の利得を調整しているので、ステップSP3での検査音も録音時における実際の音圧レベルにて補聴器装用者に提示される。
【0034】
以上説明したように、本発明の検査音記録装置は、外耳道の入口にマイクロホン10dを配置し、このマイクロホン10dの出力を音記録部11で記録するので、耳穴式補聴器と同様の音響的な条件で音を採取できる。例えば、低周波数領域の音の採取においては、頭骨による音の回折等の影響を加味した音が採取でき、臨場感あふれる検査音を記録できる。
【0035】
また、本発明の検査音提示装置によれば、図6に示すような大規模な検査音提示装置でしか実現できないと考えられていた検査音と同等の検査音を、防音室101などの大掛かりな設備を必要とすることなく、補聴器装用者に提示することがことができる。
【0036】
なお、上述の実施の形態においては、検査音として、57S式単音節明瞭度検査のための語表に基づく音を検査音としたが、装用閾値を測定する正弦波音であってもよいし、語音を聴きとる能力、聴きわける能力を検査するための語表であればその他の語表に基づく音を検査音としてもよい、その他の語表としては、67S式明瞭度曲線を測定するための語表、単語了解度の検査のための語表等がある。
【0037】
また、検査音の音圧レベルは、上述のPoのように設定してもよいし、装用閾値や67S式明瞭度曲線の測定のように、音圧レベルを変更する必要がある場合には、可変利得増幅器3と等価音圧レベル表示部5を用いて変更しながら測定することが可能であるし、検査音ファイル記憶部1内の検査音ファイルのデータを所望のレベルに変更して出力することによっても可能である。
【0038】
さらに、上述の発明の実施の形態においては、検査音ファイル記憶部1を検査音信号変換部2aや検査音信号選択部2cなどと同一箇所に設置した場合について説明した。しかし、本発明に係る検査音提示装置では、検査音ファイル記憶部1を検査音信号変換部2aや検査音信号選択部2cなどと離して設置してもよい。
【0039】
この場合には、検査音ファイル記憶部1をパーソナルコンピュータの内蔵ハードディスクで構成し、検査音信号変換部2aや検査音信号選択部2cなどを他のパーソナルコンピュータで構成する。
【0040】
そして、これらのパーソナルコンピュータを通信回線を介して相互に接続することにより、検査音ファイル記憶部1は補聴器フィッティングのサービス拠点に設置し、検査音信号変換部2aや検査音信号選択部2cなどは各補聴器販売店などに設置することができる。これにより、検査音ファイルの共有化が図れ、検査音ファイルの管理・運用が容易になる。
【0041】
また、本発明に係る検査音提示装置の他の実施の形態として、検査音信号処理部2のキャリブレータ2bを、図5に示すように、可変利得増幅器3と、可変利得増幅器3の出力電圧レベルを表示する電圧レベル表示部7とから構成することもできる。この場合には、予めマイクロホン6aの感度ごとに、マイクロホン6aの等価音圧レベルと出力電圧レベルとの換算表を用意する必要がある。
【0042】
このような検査音提示装置によれば、等価音圧レベル演算部4及び等価音圧レベル表示部5を必要とせずに、次に示す手順により所望の電圧を補聴器6の外部入力端子6bに入力することができる。
【0043】
先ず、検査音の提示対象となる補聴器6のマイクロホン6aと同一の感度に関する換算表を選択する。次いで、選択した換算表から所望の等価音圧レベルに相当する出力電圧レベルを読み取る。
次いで、電圧レベル表示部7の指示値が換算表から読み取った出力電圧レベルになるように、可変利得増幅器3の利得調整子を操作する。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に係る発明によれば、検査音信号を電気的に直接補聴器に出力することができるので、防音室などを必要とすることなく、補聴器装用者の装用閾値等を容易に測定することができる。
【0045】
請求項2に係る発明によれば、検査音記憶手段と検査音信号選択手段を通信回線で接続したので、検査音記憶手段を補聴器フィッティングのサービス拠点などで一元管理することが可能になり、検査音記憶手段の管理・運用に関する煩雑さを低減できる。
【0046】
請求項3に係る発明によれば、被験者があたかも現実の検査環境にいるかのごとき音質の検査音を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る検査音提示装置の構成図
【図2】本発明に係る検査音記録装置の構成図
【図3】本発明に係る検査音記録装置の装用状態説明図
【図4】本発明に係る検査音記録装置による検査音の提示手順を示すフローチャート
【図5】本発明に係る検査音提示装置の他の実施の形態の構成図
【図6】従来の検査音提示装置の構成図
【符号の説明】
1…検査音ファイル記憶部、2…検査音信号処理部、2a…検査音信号変換部、2b…キャリブレータ、2c…検査音信号選択部、3…可変利得増幅器、4…等価音圧レベル演算部、5…等価音圧レベル表示部、6…補聴器、6a…マイクロホン、6b…補聴器の外部入力端子、7…電圧レベル表示部、10…音検出部、11…音記録部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、補聴器フィッティングの評価に際して使用する検査音提示装置及びこれを用いる検査音記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
補聴器フィッティングとは、補聴器の各調整子の調整度合(調整値)を個々の難聴者にとって最適な値に設定する作業であり、従来、難聴者のオージオグラムを所定の計算式に代入して補聴器の各調整子の調整値を算出することにより行われている。補聴器の調整子としては、例えば、音量調整器、出力制限器、音質調整器(主にフィルタを用いた周波数特性変更部)、自動利得調整器(AGC)などがある。
【0003】
補聴器の調整子の調整値を算出する計算式として、これまでに様々な計算式が提案されているが、全ての難聴者に対して有効な計算式は依然として存在しない。従って、補聴器フィッティングを行う現場においては、フィッティング作業の後に、そのフィッティングが適正になされたか否を評価する必要がある。
【0004】
従来、補聴器フィッティングの評価方法としては、補聴器を装用した状態における最小可聴値(以下装用閾値)を測定する方法と、補聴器を装用した状態における語音を聴きとる能力及び聴きわける能力を検査する方法(以下、語音の聴きとり検査)等がある。前者は、レベルを変えて正弦波音等の信号音を被験者に聴かせ、聴きとれたレベル、周波数を記録することにより行われる。後者は、磁気テープ等に録音された規定の語表(日本聴覚医学会制定)を再生して被験者に聴きとらせることにより行われる。
【0005】
これらの補聴器フィッティングの評価方法においては、図6に示すような検査音提示装置が用いられる。この検査音提示装置は、装用閾値を測定するための信号音と語音の聴きとり検査を行うための検査音(以下、これらを検査音と呼ぶ)を補聴器装用者100に提示するために、防音室101、検査音を記録・再生するテープレコーダ102、増幅器103やスピーカ104などで構成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の検査音提示装置は、防音室を必要とするため大規模となり、補聴器フィッテイングを評価する現場、例えば補聴器小売店、耳鼻科等の病院への設置には適さないという問題がある。また、この装置の運用に際しては、音場校正等に関する専門的な知識が必要になるという問題もある。
【0007】
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、補聴器フィッティングを評価する現場への設置が簡便で、かつ管理・運用が容易な検査音提示装置及びこれに使用する検査音記録装置を提案しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく請求項1に係る発明は、補聴器フィッティングの評価のために検査音を補聴器装用者に提示する検査音提示装置であって、検査音を記憶した検査音記憶手段と、この検査音記憶手段に記憶されている検査音を前記補聴器の外部入力端子へ出力する検査音信号処理手段とを備えるものである。
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の検査音提示装置において、前記検査音記憶手段と前記検査音信号処理手段が、通信回線を介して接続されているものである。
【0010】
請求項3に係る発明は、補聴器フィッティングの評価のために検査音を補聴器装用者に提示する検査音提示装置に用いる検査音記録装置であって、外耳道の入口に配置した音検出手段と、この音検出手段の出力を記録する記録手段を備えるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る検査音提示装置の構成図、図2は検査音記録装置の構成図、図3は検査音記録装置の装用状態説明図、図4は本発明に係る検査音記録装置による検査音の提示手順を示すフローチャート、図5は本発明に係る検査音提示装置の他の実施の形態の構成図である。
【0012】
本発明に係る検査音提示装置は、図1に示すように、検査音ファイル記憶部1と検査音信号処理部2からなる。なお、6は被験者が装用する補聴器である。
【0013】
補聴器6は、マイクロホン6a、外部入力端子6b、増幅器6c、補聴処理部6d、イヤホン6eからなる。外部入力端子6bは、検査音信号処理部2の出力端に接続したプラグ(不図示)が挿入されると、マイクロホン6aの出力側と増幅器6cの入力側との接続状態を断って、検査音信号処理部2の出力端と増幅器6cの入力側とを接続する構造になっている。
【0014】
検査音ファイル記憶部1は、デジタルで記録した複数の検査音ファイルと1つの校正音ファイルを記憶している。検査音ファイルは、検査音、例えば、57S式単音節明瞭度検査のための検査音によって構成すればよい。ここで、検査音ファイル及び校正音ファイルは、例えばWAVファイル形式のようなデジタルデータで構成される。
【0015】
検査音ファイル及び校正音ファイルは、図2に示す検査音記録装置により記録された音データにより作成される。
検査音記録装置は、音検出部10、音記録部11、音検出部10と音記録部11を接続するコード12からなる。
【0016】
音検出部10は、例えば、耳穴式補聴器のシェル部分のような耳穴に適合する挿耳部材10aを成形し、この挿耳部材10aの外部に臨む面10bに音孔10cを設け、この音孔10cにマイクロホン10dの音取り入れ孔を接続したものである。マイクロホン10dの出力端は、音記録部11の入力端に接続されている。
【0017】
音記録部11は、音検出部10の出力電圧をデジタル録音する、例えば、DAT(Digital Audio Taperecorder)などの携帯用録音機である。
検査音記録装置は、図3に示すように、音検出部10を耳穴式補聴器と同様に耳穴(外耳道の入口)に挿入し、音記録部11をポケットなどに収納して使用する。なお、ステレオ録音の場合には、両耳に音検出部10を装着すればよい。
【0018】
また、検査音信号処理部2は、図1に示すように、検査音信号変換部2a、キャリブレータ2b及び検査音信号選択部2cからなる。
【0019】
検査音信号変換部2aは、検査音信号選択部2cからの制御信号に基づいて、検査音ファイル記憶部1に記憶されている検査音ファイルと校正音ファイルを呼び出す機能を有すると共に、検査音ファイルと校正音ファイルに記憶されているデジタルデータをアナログ検査音信号に変換する機能を有する。
【0020】
キャリブレータ2bは、補聴器6の外部入力端子6bに検査音信号を出力する機能を有すると共に、この検査音信号のレベルの等価音圧レベルを表示する機能を備える。ここでいう等価音圧レベルとは、検査音信号の電圧をマイクロホン6aに作用する音圧レベルに換算したものである。
【0021】
このため、キャリブレータ2bは、図1に示すように、可変利得増幅器3、等価音圧レベル演算部4及び等価音圧レベル表示部5から構成される。
可変利得増幅器3は、検査音信号変換部2aの出力を減衰又は増幅して補聴器6の外部入力端子6bに出力する。等価音圧レベル演算部4は、可変利得増幅器3の出力電圧を等価音圧レベルに換算する。等価音圧レベル表示部5は、等価音圧レベル演算部4が可変利得増幅器3の出力電圧から換算した等価音圧レベルを表示すると共に、校正音記録時の所定の音圧Poも表示する。
【0022】
等価音圧レベル演算部4において、等価音圧レベルは、可変利得増幅器3の出力電圧と補聴器6のマイクロホン6aの感度から算出される。例えば、可変利得増幅器3の出力電圧が4.5mVであって、マイクロホン6aの感度が−33dB(但し、0dB=1V/Pa)であるとき、マイクロホン6aに作用する圧力は0.20Paである。
【0023】
音圧レベルと圧力の関係は、0dBSPL=0.00002Paであるので、0.2Paは、80dBSPLに相当する。従って、可変利得増幅器3の出力電圧が4.5mVであって、マイクロホン6aの感度が−33dBであるとき、可変利得増幅器3の出力電圧(4.5mV)の等価音圧レベルは、80dBSPLとなる。
【0024】
検査音信号選択部2cは、検査音信号変換部2aへ制御信号などを出力する制御部と、ディスプレィやキーボードなどの入出力機器の機能を有する入出力部からなる。
【0025】
そして、検査音ファイル記憶部1、検査音信号変換部2a及び検査音信号選択部2cは、パーソナルコンピュータで構成することができる。
即ち、パーソナルコンピュータの内蔵ハードディスクが検査音ファイル記憶部1の機能を担い、CPU(中央演算処理装置)と所定のプログラムが検査音信号変換部2a及び検査音信号選択部2cの制御部の機能を担い、ディスプレィとキーボードが検査音信号選択部2cの入出力部の機能を担うことになる。
【0026】
以上のように構成した本発明に係る検査音提示装置及びこれに用いる検査音記録装置の作用について説明する。
予め、検査音と校正音を記録する。これらの音の記録は、図6に示す装置内で、図2に示す検査音記録装置を、図3に示すように人が装用した状態で行われる。検査音の記録に先立ち、校正音を記録する。校正音の記録は、スピーカ104から出力された校正音を所定の音圧Poに保ち、所望の録音レベルにて行われる。
【0027】
次に、検査音の記録は、検査音記録装置の録音レベルを校正音を記録したときと同じレベルに保ったまま、スピーカ104から検査音を出力させながら、外耳道入り口に音検出部10を装着した状態で行われる。
【0028】
そして、記録した検査音と校正音から、デジタルデータでなる検査音ファイルと1つの校正音ファイルを作成する。
更に、検査音信号選択部2cを操作して、検査音ファイルと校正音ファイルを検査音ファイル記憶部1に記憶しておく。
【0029】
また、検査音を補聴器装用者に提示するため、キャリブレータ2bの出力端に接続したプラグを補聴器6の外部入力端子6bに接続しておく。
【0030】
そして、検査音の提示は、図4に示すように、先ずステップSP1で、検査音信号選択部2cを操作して、検査音ファイル記憶部1から校正音ファイルを呼び出し、検査音信号変換部2aによって、校正音ファイルからアナログ校正音信号を得る。
【0031】
次いで、ステップSP2では、アナログ校正音信号について等価音圧レベル表示部5に表示される等価音圧レベル演算部4による演算結果が、校正音記録時の所定の音圧Poになるように、キャリブレータ2bの利得可変増幅器3の利得を調整する。
【0032】
次いで、ステップSP3では、検査音信号選択部2cを操作して、検査音ファイル記憶部1から検査音ファイルを選択し、この検査音ファイルに基づく検査音を補聴器装用者に提示する。
検査音の提示は、キャリブレータ2bの出力電圧が補聴器6の増幅部6cに入力され、補聴処理部6dによって補聴処理された後、イヤホン6eによって電気音響変換され、補聴器装用者の外耳道内に検査音が放出されることにより行われる。
【0033】
ここで、ステップSP2において、等価音圧レベル表示部5が校正音記録時の所定の音圧Poを指示するように、キャリブレータ2bの利得可変増幅器3の利得を調整しているので、ステップSP3での検査音も録音時における実際の音圧レベルにて補聴器装用者に提示される。
【0034】
以上説明したように、本発明の検査音記録装置は、外耳道の入口にマイクロホン10dを配置し、このマイクロホン10dの出力を音記録部11で記録するので、耳穴式補聴器と同様の音響的な条件で音を採取できる。例えば、低周波数領域の音の採取においては、頭骨による音の回折等の影響を加味した音が採取でき、臨場感あふれる検査音を記録できる。
【0035】
また、本発明の検査音提示装置によれば、図6に示すような大規模な検査音提示装置でしか実現できないと考えられていた検査音と同等の検査音を、防音室101などの大掛かりな設備を必要とすることなく、補聴器装用者に提示することがことができる。
【0036】
なお、上述の実施の形態においては、検査音として、57S式単音節明瞭度検査のための語表に基づく音を検査音としたが、装用閾値を測定する正弦波音であってもよいし、語音を聴きとる能力、聴きわける能力を検査するための語表であればその他の語表に基づく音を検査音としてもよい、その他の語表としては、67S式明瞭度曲線を測定するための語表、単語了解度の検査のための語表等がある。
【0037】
また、検査音の音圧レベルは、上述のPoのように設定してもよいし、装用閾値や67S式明瞭度曲線の測定のように、音圧レベルを変更する必要がある場合には、可変利得増幅器3と等価音圧レベル表示部5を用いて変更しながら測定することが可能であるし、検査音ファイル記憶部1内の検査音ファイルのデータを所望のレベルに変更して出力することによっても可能である。
【0038】
さらに、上述の発明の実施の形態においては、検査音ファイル記憶部1を検査音信号変換部2aや検査音信号選択部2cなどと同一箇所に設置した場合について説明した。しかし、本発明に係る検査音提示装置では、検査音ファイル記憶部1を検査音信号変換部2aや検査音信号選択部2cなどと離して設置してもよい。
【0039】
この場合には、検査音ファイル記憶部1をパーソナルコンピュータの内蔵ハードディスクで構成し、検査音信号変換部2aや検査音信号選択部2cなどを他のパーソナルコンピュータで構成する。
【0040】
そして、これらのパーソナルコンピュータを通信回線を介して相互に接続することにより、検査音ファイル記憶部1は補聴器フィッティングのサービス拠点に設置し、検査音信号変換部2aや検査音信号選択部2cなどは各補聴器販売店などに設置することができる。これにより、検査音ファイルの共有化が図れ、検査音ファイルの管理・運用が容易になる。
【0041】
また、本発明に係る検査音提示装置の他の実施の形態として、検査音信号処理部2のキャリブレータ2bを、図5に示すように、可変利得増幅器3と、可変利得増幅器3の出力電圧レベルを表示する電圧レベル表示部7とから構成することもできる。この場合には、予めマイクロホン6aの感度ごとに、マイクロホン6aの等価音圧レベルと出力電圧レベルとの換算表を用意する必要がある。
【0042】
このような検査音提示装置によれば、等価音圧レベル演算部4及び等価音圧レベル表示部5を必要とせずに、次に示す手順により所望の電圧を補聴器6の外部入力端子6bに入力することができる。
【0043】
先ず、検査音の提示対象となる補聴器6のマイクロホン6aと同一の感度に関する換算表を選択する。次いで、選択した換算表から所望の等価音圧レベルに相当する出力電圧レベルを読み取る。
次いで、電圧レベル表示部7の指示値が換算表から読み取った出力電圧レベルになるように、可変利得増幅器3の利得調整子を操作する。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に係る発明によれば、検査音信号を電気的に直接補聴器に出力することができるので、防音室などを必要とすることなく、補聴器装用者の装用閾値等を容易に測定することができる。
【0045】
請求項2に係る発明によれば、検査音記憶手段と検査音信号選択手段を通信回線で接続したので、検査音記憶手段を補聴器フィッティングのサービス拠点などで一元管理することが可能になり、検査音記憶手段の管理・運用に関する煩雑さを低減できる。
【0046】
請求項3に係る発明によれば、被験者があたかも現実の検査環境にいるかのごとき音質の検査音を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る検査音提示装置の構成図
【図2】本発明に係る検査音記録装置の構成図
【図3】本発明に係る検査音記録装置の装用状態説明図
【図4】本発明に係る検査音記録装置による検査音の提示手順を示すフローチャート
【図5】本発明に係る検査音提示装置の他の実施の形態の構成図
【図6】従来の検査音提示装置の構成図
【符号の説明】
1…検査音ファイル記憶部、2…検査音信号処理部、2a…検査音信号変換部、2b…キャリブレータ、2c…検査音信号選択部、3…可変利得増幅器、4…等価音圧レベル演算部、5…等価音圧レベル表示部、6…補聴器、6a…マイクロホン、6b…補聴器の外部入力端子、7…電圧レベル表示部、10…音検出部、11…音記録部。
Claims (3)
- 補聴器フィッティングの評価のために検査音を補聴器装用者に提示する検査音提示装置であって、検査音を記憶した検査音記憶手段と、この検査音記憶手段に記憶されている検査音を前記補聴器の外部入力端子へ出力する検査音信号処理手段とを備えることを特徴とする検査音提示装置。
- 前記検査音記憶手段と前記検査音信号処理手段が、通信回線を介して接続されている請求項1記載の検査音提示装置。
- 補聴器フィッティングの評価のために検査音を補聴器装用者に提示する検査音提示装置に用いる検査音記録装置であって、外耳道の入口に配置した音検出手段と、この音検出手段の出力を記録する記録手段を備えることを特徴とする検査音記録装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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