JPH09187046A - 回線選択装置 - Google Patents

回線選択装置

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JPH09187046A
JPH09187046A JP35247595A JP35247595A JPH09187046A JP H09187046 A JPH09187046 A JP H09187046A JP 35247595 A JP35247595 A JP 35247595A JP 35247595 A JP35247595 A JP 35247595A JP H09187046 A JPH09187046 A JP H09187046A
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JP
Japan
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line
circuit
telephone network
selection device
call
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Application number
JP35247595A
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English (en)
Inventor
Tadao Munakata
忠夫 宗像
Takeshi Sato
剛 佐藤
Kinichi Oda
欣一 小田
Seiichi Sanpei
清一 三瓶
Hachiro Nakazawa
八郎 中澤
Masaaki Kimura
正明 木村
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TOKYO TSUSHIN NETWORK KK
Hitachi Telecom Technologies Ltd
Original Assignee
TOKYO TSUSHIN NETWORK KK
Hitachi Telecom Technologies Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線の状態変化を対応する回線に忠実に伝送
することができる。 【解決手段】 中央制御装置13が制御線37あるいは
制御線56を介して、トランク回路11により回線群K
の各回線および回線群Nの各回線のレバース形成状態を
直接監視するとともに、ライン回路12により回線群M
の各回線のループ形成状態を直接監視し、またトランク
回路11およびライン回路12を直接制御し、電話網
(A)3または電話網(B)4とPBX2の間の発着信
に際し、前記電話網による回線群KまたはNの回線のレ
バース形成状態の変化に従って、対応する回線群Mの回
線をライン回路12によってレバースあるいはレバース
解除を行い、またPBX2による回線群Mの回線のルー
プ形成状態の変化に従って、前記電話網に対応する回線
群KまたはNの回線にトランク回路11によってループ
形成あるいはループ形成解除を行うことにより、発着信
動作を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電話網と、
構内交換機や電話端末装置等の端末装置との間における
発着信を中継する回線選択装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような回線選択装置は、各網側回線
に接続される複数のトランク回路、端末側回線に接続さ
れるライン回路、任意のトランク回路とライン回路との
間に通話経路を開設する通話路スイッチ、および本装置
を統括制御する中央制御装置を備えている。
【0003】ここで、上記の各網側回線および端末側回
線は、A線およびB線と呼ばれる二本の電線によって構
成されるものである。
【0004】従来、上記のトランク回路には、電話網に
よる網側回線のレバース(A線とB線の極性を反転させ
ること)を検出するレバース検出回路、網側回線にルー
プ(A線−B線間の直流経路)を形成するループ形成回
路、および4bitマイコンを有し、レバース検出回路
を監視するとともにループ形成回路を制御するトランク
制御部が設けられており、また上記のライン回路には、
端末装置による端末側回線のループ閉成を検出するルー
プ検出回路、端末側回線をレバースするレバース回路、
および4bitマイコンを有し、ループ検出回路を監視
するとともにレバース回路を制御するライン制御部が設
けられている。
【0005】ところで、電話網と端末装置との間の発着
信シーケンスにおいては、回線をレバースしたり、回線
にループを形成することにより、発着信の開始を相手装
置に通知したり、この通知に対して応答したりするが、
電話網と端末装置との間の発着信を中継するために回線
選択装置は、網側回線の状態変化を端末側回線に伝送
し、また端末側回線の状態変化を網側回線に伝送する。
【0006】以下に上記従来の回線選択装置における回
線状態の伝送動作について説明する。
【0007】各トランク制御部はそれぞれレバース検出
回路により、対応する網側回線の状態(レバースされて
いるか否か)を監視し、各トランク制御部による各網側
回線の状態データは中央制御装置にシリアル伝送され
る。
【0008】中央制御装置はこの網側回線の状態データ
により、網側回線の状態変化を認識すると、レバース回
路を動作させて、この網側回線の状態変化を端末側回線
に伝送する。すなわち網側回線がレバースされると端末
側回線をレバースし、網側回線のレバースが解除される
と端末側回線のレバースを解除する。
【0009】またライン制御部はループ検出回路によ
り、端末側回線の状態(ループ閉成されているか否か)
を監視し、この端末側回線の状態データは中央制御装置
に伝送される。
【0010】中央制御装置はこの端末側回線の状態デー
タにより、端末側回線の状態変化を認識すると、対応す
るトランク回路のループ形成回路を動作させて、この端
末側側回線の状態変化を網側回線に伝送する。
【0011】尚、端末装置に対して端末側回線を複数本
設けた場合は、各端末側回線に対してライン回路をそれ
ぞれ設けた構成となる。
【0012】また一つの電話網に対して網側回線を複数
本けた場合は、この各網側回線に対してトランク回路を
それぞれ設けた構成となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の回線選択装置においては、発着信シーケンスがダイヤ
ルイン着信や切断信号の着信のように複雑な場合に、回
線状態データの中央制御装置への伝送や中央制御装置か
らの制御命令の伝送が円滑に行えず、網側回線の状態変
化を対応する端末側回線に、あるいは端末側回線の状態
変化を対応する網側回線に、忠実に(トランスペアレン
トに)伝送できないことがあった。
【0014】本発明はこのような従来の問題を解決する
ものであり、回線の状態変化を対応する回線に忠実に伝
送することができる回線選択装置を提供することを目的
とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の回線選択装置は、複数の電話網にそれぞれ
異なる網側回線を介して接続されるとともに、端末装置
に端末側回線を介して接続され、前記端末装置からの発
信に際し、発信ルートを設定し、この発信ルートに対応
する前記網側回線に対して発信動作を行い、また任意の
前記電話網からの前記端末装置に対する着信に際し、前
記端末装置に対して着信動作を行う回線選択装置におい
て、電話網による網側回線の極性反転を検出する極性検
出手段と、網側回線に直流閉路を形成する閉路形成手段
とを、前記各網側回線に対してそれぞれ備えるととも
に、前記端末装置による端末側回線の閉路形成を検出す
る閉路検出手段と、前記端末側回線の極性を反転させる
極性反転手段と、前記各極性反転検出手段によって前記
各網側回線の極性状態を直接監視するとともに、前記閉
路検出手段によって前記端末側回線の閉路形成状態を直
接監視しており、任意の前記電話網と前記端末装置の間
の発着信に際し、前記任意の電話網による網側回線の極
性状態の変化に従って、前記極性反転手段によって端末
側回線の極性反転あるいは極性反転解除を行い、また前
記端末装置による端末側回線の閉路形成状態の変化に従
って、前記任意の電話網に対応する閉路形成手段によっ
て網側回線の閉路形成あるいは閉路形成解除を行うこと
により、発着信動作を制御する中央制御手段とを備える
ことを特徴とするものである。
【0016】従って本発明の回線選択装置によれば、中
央制御手段が、各極性反転検出手段により各網側回線の
極性状態を直接監視するとともに、閉路検出手段により
端末側回線の閉路形成状態を直接監視し、任意の電話網
と端末装置の間の発着信に際し、前記任意の電話網によ
る網側回線の極性状態の変化に従って、極性反転手段に
よって端末側回線の極性反転あるいは極性反転解除を行
い、また端末装置による端末側回線の閉路形成状態の変
化に従って、前記任意の電話網に対応する閉路形成手段
によって網側回線の閉路形成あるいは閉路形成解除を行
うことにより、発着信動作を制御する。
【0017】このように中央制御手段によって各網側回
線の極性状態および端末側回線の閉路形成状態を直接監
視し、また極性反転手段および各閉路形成手段を直接制
御する構成とすることにより、ダイヤルイン着信や切断
信号の着信等の複雑な発着信シーケンスにおいても回線
の状態変化を対応する回線に忠実に伝送することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の回線選択装置の実
施形態について説明する。
【0019】図1は本発明の回線選択装置を用いた電話
交換システムの構成図である。
【0020】図1において、1は本発明の回線選択装置
である。
【0021】回線選択装置1は、回線群M(回線M1
4 )によって構内交換機(PBX)2と接続され、ま
た回線群K(回線K1 〜K4 )によって電話網(A)3
と接続され、回線群N(回線N1 〜N3 )によって電話
網(B)4と接続されている。
【0022】PBX2は、内線電話端末装置(EXT)
5を収容しており、電話端末装置(A)(TEL
(A))6は電話網(A)3に、また電話端末装置
(B)(TEL(B))7は電話網(B)4にそれぞれ
接続されている。
【0023】また電話網(A)3と電話網(B)4は所
定のポイントで接続されている。
【0024】回線選択装置1は、回線群M(の回線M1
〜M4 のいずれか)を介してPBX2からの発信を検出
すると、回線群K(の回線K1 〜K4 のいずれか)また
はN(の回線N1 〜N3 のいずれか)を選択し、選択さ
れた回線群(の回線)と、この発信を伝送した回線群M
(の回線)とを接続することによって、PBX2と選択
された回線に接続された電話網との間に通話経路を設定
する。
【0025】また回線選択装置1は、回線群K(の回線
1 〜K4 のいずれか)を介して電話網(A)3からの
着信を検出すると、この着信を伝送した回線群K(の回
線)を回線群M(の回線M1 〜M4 のいずれか)に接続
することによって、電話網(A)3とPBX2との間に
通話経路を設定し、回線群N(の回線N1 〜N3 のいず
れか)を介して電話網(B)4からの着信を受信する
と、この着信を伝送した回線群N(の回線)を回線群M
(の回線M1 〜M4 のいずれか)に接続することによっ
て、電話網(B)4とPBX2との間に通話路を設定す
る。
【0026】図2は図1に示す本発明の回線選択装置1
における通話路接続手順の一例を示す通話路接続対応テ
ーブルであり、(a)は回線群Mと回線群Kの間におけ
る通話路接続対応テーブル、(b)は回線群Mと回線群
Nの間における通話路接続対応テーブルを示している。
【0027】図2において、〜は接続の優先順位を
示しており、は第一優先の接続、は第二優先の接
続、は第三優先の接続をそれぞれ示しており、また×
印は接続禁止を示している。
【0028】例えば、回線選択装置1が回線群Mの回線
2 を介してPBX2からの発信を検出し、接続先回線
群として回線群Kを選択したとすると、次に回線選択装
置1は、図2(a)に基づいて上記の回線M2 に対して
接続優先順位が一位である回線K2 の状態を調べ、空き
状態であれば回線M2 を回線K2 に接続する。
【0029】また上記の回線K2 が使用状態であれば、
上記の回線M2 に対して接続優先順位が二位である回線
3 の状態を調べ、空き状態であれば回線M2 を回線K
3 に接続する。
【0030】このように回線選択装置1は、回線群Mの
ある回線を介してPBX2からの発信を検出すると、接
続先回線群を選択し、選択した接続先回線群の各回線の
状態を、図2に示す通話路接続対応テーブルに従って順
次調べ、発信を伝送した回線群Mの回線を、接続先回線
群の空き状態の回線に接続する。
【0031】また例えば、回線選択装置1が回線群Nの
回線N3 を介して電話網(B)4からの着信を検出する
と、回線選択装置1は、図2(b)に基づいて上記の回
線N3 に対して接続優先順位が一位である回線M3 が空
き状態であるか否かを調べ、空き状態であれば回線N3
を回線M3 に接続し、回線M3 が使用状態であれば、接
続優先順位が二位である回線M2 の空き状態を調べる。
【0032】このように回線選択装置1は、電話網
(A)3または電話網(B)4より回線群KまたはNの
ある回線を介して電話網(A)3または電話網(B)4
からの着信を検出すると、図2に示す通話路接続対応テ
ーブルに従って接続先回線群である回線群Mの各回線の
状態を調べ、呼信号を伝送した回線群KまたはNの回線
を、回線群Mの空き状態の回線に接続する。
【0033】図3は図1に示す回線選択装置1(本発明
の回線選択装置)構成を示すブロック図である。
【0034】図3において、10は通話路スイッチであ
る。
【0035】11は通話路スイッチ10と回線群Kの回
線の間、または通話路スイッチ10と回線群Nの回線の
間に設けられ、電話網(A)3または電話網(B)4と
のインターフェイスを行うトランク回路(COT)であ
り、12は回線群Mの回線と通話路スイッチ10の間に
設けられ、PBX2とのインターフェイスを行うライン
回路(LIN)である。
【0036】また13は装置全体を統括制御する中央制
御装置(CC)であり、14は中央制御装置13が動作
するためのプログラムや、各種のデータテーブルを格納
している記憶装置(MM)である。
【0037】通話路スイッチ10および記憶装置14
は、バスライン15によって中央制御装置13に接続さ
れている。
【0038】各トランク回路11−1〜11−7は、と
バスライン15に接続する制御線37と、インターフェ
イス回路(I/F)36を介してバスライン15に接続
するシリアル制御線35によって、それぞれ中央制御装
置13に接続されている。
【0039】また各ライン回路12−1〜12−4は、
バスライン15に接続する制御線56と、インターフェ
イス回路(I/F)55を介してバスライン15に接続
するシリアル制御線54によって、それぞれ中央制御装
置13に接続されている。
【0040】図4は図3に示すトランク回路11の回路
構成を示す回路ブロック図である。
【0041】図4において、端子L1 およびL2 は、回
線群Kまたは回線群Nのいずれかの回線20に接続され
ている。
【0042】回線20、すなわち回線群Kまたは回線群
NにおけるK1 、N1 等の回線には、A線およびB線と
呼ばれる二本の線が設けられている。これは回線群Mに
ついても同様である。
【0043】そして端子L1 はB線に接続され、端子L
2 はA線に接続されている。
【0044】21は障害が発生したときに、実線側に切
り替わり、端子L1 −ハイブリットトランス30−端子
2 の経路でループ(直流経路)を形成するためのAL
リレー(al)、22は呼出信号を検出する際、実線側
に切り替わるCMLリレ−(cml)である。
【0045】23は中央制御装置13によって直接監視
され、直接回線20の他端に接続されている電話網によ
る回線20のレバース(端子L1 と端子L2 の極性反
転)を検出するレバース検出回路、24は電話網から送
信される呼出信号を検出する着信検出回路である。
【0046】25は中央制御装置13に直接制御され、
中央制御装置13からのループ開閉制御信号に従って、
端子L1 −L2 間にループ(直流閉路)を形成するルー
プ形成回路、26はCMLリレー22を駆動するCML
リレー駆動回路である。
【0047】27は制御線37によってバス15に接続
され、レバース検出回路23によるレバース検出結果お
よび着信検出回路24による呼出信号検出結果を中央制
御装置13に伝送するとともに、中央制御装置13から
伝送されたループ開閉制御信号をループ形成回路に与
え、リレー切り替え制御信号をCMLリレー駆動回路2
6に与えるSCN/SD制御回路である。
【0048】28はダイヤル信号を生成するダイヤル信
号生成回路(DP)、29はハイブリットトランス30
を有し、端子L1 およびL2 からの二線式通話線と、コ
ーダデコーダ31からの四線式データ伝送線とのインタ
ーフェイスを行うハイブリット回路である。
【0049】31はハイブリット回路29より入力され
たアナログデータをディジタルデータに変換してH/W
インターフェイス回路32に送信し、H/Wインターフ
ェイス回路32より入力されたディジタルデータをアナ
ログデータに変換してハイブリット回路29に送信する
コーダデコーダ(CODEC)である。
【0050】32はコーダデコーダ31と通話路スイッ
チ10とのインターフェイスを行うH/Wインターフェ
イス回路、33はALリレー21を駆動するALリレー
駆動回路である。
【0051】34は4bitマイコンを有し、シリアル
制御線35によってインターフェイス回路(I/F)3
6を介してバス15に接続されており、中央制御装置1
3からの命令に従って、ダイヤル信号生成回路28、H
/Wインターフェイス回路32、およびALリレー駆動
回路33を統括制御するトランク制御部(MPU)であ
る。
【0052】図5は図3に示すライン回路12の回路構
成を示す回路ブロック図である。
【0053】図5において、端子B´およびA´は、図
1に示す回線群Mのいずれかの回線40に接続されてお
り、端子B´は回線40のB線に接続され、端子A´は
回線40のA線に接続されている。
【0054】41は端子B´と端子A´の極性を反転さ
せて回線40をレバースする際に点線側に切り替わるR
EVリレー(rev)、42は呼出ベル信号を送出する
際に点線側に切り替わるRGリレ−(rg)、43は呼
出ベル信号を発振するベル信号発振器である。
【0055】44は点Dに対してプラスの直流電圧によ
って点Eをバイアスし、回線40に接続されたPBX2
によって回線40にループが形成さると、このループに
電流を供給する電源回路であり、45は電源回路44に
よるループ電流の有無を検出することにより、PBX2
においてループが形成されているか否かを検出、またP
BX2より送信されたダイヤル信号を受信するループ検
出回路である。
【0056】46はREVリレー駆動回路、47はRG
リレー駆動回路である。
【0057】48は制御線56によってバス15に接続
され、ループ検出回路45によるレバースの検出結果を
中央制御装置13に伝送するとともに、中央制御装置1
3から伝送された電源制御信号を電源回路44に与え、
また各リレー切り替え制御信号をREVリレー駆動回路
46およびRGリレー駆動回路47に与えるSCN/S
D制御回路である。
【0058】49はハイブリットトランス50を有し、
端子B´およびA´からの二線式データ伝送線と、コー
ダデコーダ51からの四線式データ伝送線とのインター
フェイスを行うハイブリット回路である。
【0059】51はハイブリット回路49より入力され
たアナログデータをディジタルデータに変換してH/W
インターフェイス回路52に送信し、H/Wインターフ
ェイス回路52より入力されたディジタルデータをアナ
ログデータに変換してハイブリット回路49に送信する
コーダデコーダ(CODEC)である。
【0060】52はコーダデコーダ51と通話路スイッ
チ10とのインターフェイスを行うH/Wインターフェ
イス回路である。
【0061】53は4bitマイコンを有し、シリアル
制御線54によってインターフェイス回路(I/F)5
5を介してバス15に接続されており、中央制御装置1
3からの命令に従って、H/Wインターフェイス回路5
2を制御するライン制御部(MPU)である。
【0062】図6は図3に示す通話路スイッチ10の回
路構成を示す回路ブロック図である。
【0063】図6において、61はデータを一時的に保
管するメモリ62を有し、中央制御装置13からの命令
に従って、トランク回路11(例えばトランク回路11
−1)とライン回路12(例えばライン回路12−1)
の間に通話路を形成するタイムスイッチである。
【0064】63はトランク回路11およびライン回路
12より送出されたデータをタイムスイッチ61へ伝送
するハイウェイバス(HW)、64はタイムスイッチ6
1より送出されたデータをトランク回路11またはライ
ン回路12へ伝送するハイウェイバス(HW)である。
【0065】次に上記の構成を有する通話路スイッチ1
0の動作について説明する。
【0066】以下の説明においては、通話路スイッチ1
0はトランク回路11−1とライン回路12−3(図中
*)、およびトランク回路11−6とライン回路12−
2(図中#)において通話路を開設中であるものとす
る。
【0067】まずトランク回路11からライン回路12
へデータを伝送する場合について説明する。
【0068】トランク回路11のH/Wインターフェイ
ス回路32は、トランク制御部34を介して中央制御装
置13より示されるタイミングで周期的にデータをハイ
ウェイバス63上に送出し、タイムスイッチ61はこれ
に同期してハイウェイバス63上に送出されたデータを
取り込み、メモリ62に一時的に保管する。
【0069】上記H/Wインターフェイス回路32から
のデータの送出タイミングは、各トランク回路ごとにず
らしてあり、例えばトランク回路11−1、11−2…
11−7の順であり、このデータ送出順序は予め決まっ
ている。
【0070】従ってタイムスイッチ61は、各トランク
回路から送出されたデータを順次取り込み、一時保管す
る。
【0071】次に、ライン回路12の各H/Wインター
フェイス回路52は、中央制御装置13より示されるタ
イミングで周期的にハイウェイバス64上のデータを取
り込んでおり、このデータ取り込みタイミングも各ライ
ン回路ごとにずらしてあり、データ取り込み順序が予め
決まっている。
【0072】従ってタイムスイッチ61は、ライン回路
12−2のデータ取り込みタイミングに同期して、メモ
リ62に一時保管してあるトランク回路11−6からの
データをハイウェイバス64上に送出し、またライン回
路12−3のデータ取り込みタイミングに同期して、メ
モリ62に一時保管してあるトランク回路11−1から
のデータをハイウェイバス64上に送出する。
【0073】またライン回路12からトランク回路11
へデータを伝送する場合は上記と逆の動作を行う。
【0074】すなわち各ライン回路のデータ送出順序、
および各トランク回路のデータ取り込み順序は予め決ま
っており、タイムスイッチ61は、各ライン回路からハ
イウェイバス63上に送出されるデータを順次メモリ6
2に一時保管し、トランク回路11−1のデータ取り込
みタイミングに同期して、ライン回路11−3からのデ
ータをハイウェイバス64上に送出し、またトランク回
路11−6のデータ取り込みタイミングに同期して、ラ
イン回路12−2からのデータをハイウェイバス64上
に送出する。
【0075】次に図1に示す電話交換システムの動作シ
ーケンスについて説明する。
【0076】電話交換システムの動作シーケンスは、一
般に、着目する端末装置(この場合電話網から見た端末
装置を意味し、図1においてはPBX2)が着信系とし
て動作する場合の着信シーケンスと、発信系として動作
する場合の発信シーケンスに大別される。
【0077】上記の着信シーケンスは、電話網が端末装
置に対してダイヤルイン着信を行うダイヤルイン着信シ
ーケンスと、一般着信を行う一般着信シーケンスとに分
けられる。
【0078】またダイヤルイン着信シーケンスによって
電話網と着目端末装置が発着信動作する場合の動作モー
ドをダイヤルインモードと称し、一般着信シーケンスに
よって電話網と着目端末装置が発着信動作する場合の動
作モードを一般モードと称する。
【0079】まず一般着信シーケンスについて説明す
る。この場合は、PBX2は一般着信方式のものであ
る。
【0080】図7は一般着信シーケンスを示すものであ
り、各装置間における信号および装置状態の伝送を主に
示したものである。
【0081】図7のステップ71で発信者が電話網(電
話網(A)3または電話網(B)4)に接続しているT
EL(TEL(A)6またはTEL(B)7)の受話器
を取り上げ(フックオフ)、ステップ72で相手先(P
BX2に収容されているEXT5)のダイヤルを操作す
ることにより、TELがダイヤル信号を送信すると、電
話網はこのダイヤル信号を受信し、ステップ73で回線
選択装置1に対してレバースを形成して着信を行い、ス
テップ74で回線選択装置1に呼出信号を送信する。
【0082】回線選択装置1は、電話網からの着信を検
出すると、ステップ75でPBX2に対してレバースを
形成して着信を行い、呼出信号を受信すると、ステップ
76でPBX2に呼出信号を送信する。
【0083】PBX2は、回線選択装置1から着信を検
出すると、ステップ77でEXT5に対してレバースを
形成して着信を行い、呼出信号を受信すると、ステップ
78でEXT5を呼び出す。
【0084】ステップ79で受信者(通話相手)が上記
の呼び出しに応じて、EXT5の受話器を取り上げる
(フックオフする)ことにより、EXT5が応答する
と、PBX2はEXT5の応答を検出してEXT5と回
線選択装置1の間に通話路を設定し、ステップ80で回
線選択装置1に対してループを閉成して応答する。
【0085】PBX2の応答を検出した回線選択装置1
は、PBX2と電話網の間に通話路を設定し、ステップ
81で電話網に対してループを閉成して応答する。
【0086】回線選択装置1の応答を検出した電話網
は、回線選択装置1とTELの間に通話路を設定する。
【0087】これにより電話網、回線選択装置1、およ
びPBX2を介してTELとEXT5の間に通話路が開
設され、通話中(図中斜線で示した部分)となる。
【0088】次にステップ82で発信者が受話器を置く
(フックオンする)ことにより、TELが電話網から切
断されると、電話網はこれを検出し、ステップ83でE
XT5にビジートーン(BT)を送信する。
【0089】ステップ84で受信者が電話網より送信さ
れたビジートーンを聞いて、受話器を置く(フックオン
する)と、EXT5はPBX2から切断される。
【0090】また電話網はステップ83におけるビジー
トーン(BT)の送信に続いて、ステップ85で回線選
択装置1へ切断信号を送信する。
【0091】この切断信号を受信した回線選択装置1
は、ステップ86でPBX2へ切断信号を送信する。
【0092】PBX2は、ステップ84におけるEXT
5の切断を検出するか、あるいはステップ86における
回線選択装置1からの切断信号を受信すると、EXT5
と回線選択装置1の間の通話路設定を解除し、ステップ
87で回線選択装置1に対してループを開放して切断通
知を行う。
【0093】PBX2の切断通知を検出した回線選択装
置1は、PBX2と電話網の間の通話路設定を解除し、
ステップ88で電話網に対してループを開放して切断通
知を行う。
【0094】回線選択装置1の切断通知を検出した電話
網は、回線選択装置1とTELの間の通話路設定を解除
する。
【0095】尚、上記の切断信号は、受信者がEXT5
の受話器を所定位置に置かなかった等により、EXT5
がオッフフック状態のままである場合、あるいはEXT
5が留守番電話モードで動作しており、この留守番電話
モードにおいて、ビジートーンを受信すると自動的にオ
ンフック状態となる自動切断機能を持たない、すなわち
ステップ89に示したように通話開始後、所定時間Tを
経過しないとオンフック状態とならない場合等に必要な
信号であり、PBX2、回線選択装置1、および電話網
における各通話路設定を解除するためのものである。
【0096】図8〜図10は一般着信シーケンスを示す
ものであり、各装置の動作を主に示したものである。
【0097】以下に示す図8〜図10の説明において
は、回線群Kの回線K1 および回線群Mの回線M1 はと
もに空き状態であり、TEL(A)6からの発信によ
り、電話網(A)3−回線K1 −回線選択装置1−回線
1 を介してTEL(A)6とEXT5の通話路が開設
されることを前提とする。
【0098】図8において、電話網(A)3は、ステッ
プ111でTEL(A)6からの発信を検出し、ステッ
プ112でダイヤル信号を受信すると、回線群Kの空き
状態の回線を探し、その結果、回線K1 を捕捉したもの
とする。
【0099】次に電話網(A)3は、ステップ113で
回線K1 をレバースして着信を通知し、ステップ114
で呼出信号を回線K1 に送出する。
【0100】回線選択装置1は、ステップ115で回線
1 に接続されたトランク回路11−1のレバース検出
回路23によって、回線K1 のレバースを検出し、ステ
ップ116で図2(a)に示す接続対応テーブルに従っ
て回線群Mの空き状態の回線を探し、その結果、回線M
1 を捕捉したものとする。
【0101】次に回線選択装置1は、ステップ117で
回線M1 に接続されたライン回路12−1のREVリレ
ー41を切り替えて、回線M1 をレバースして着信を通
知する。
【0102】次に回線選択装置1は、ステップ118で
トランク回路11−1の着信検出回路24によって、回
線K1 から呼出信号を検出し、ステップ119でライン
回路12−1のRGリレー42を周期的に切り替えて、
回線M1 に呼出信号を送出する。
【0103】PBX2は、ステップ120でライン回路
12−1による回線M1 のレバースを検出すると、ステ
ップ121でEXT5に接続する内線をレバースして着
信を通知する。
【0104】次にPBX2は、ステップ122で回線M
1 から呼出信号を検出すると、ステップ123でEXT
5を呼び出す。
【0105】次にPBX2は、ステップ124でEXT
5からの応答を検出すると、ステップ125で回線M1
においてループを閉成して応答通知を行い、ステップ1
26でEXT5に接続する内線と回線M1 との通話経路
を設定する。
【0106】回線選択装置1は、ステップ127でライ
ン回路12−1のループ検出回路45によって、PBX
2による回線M1 のループ閉成を検出すると、ステップ
128でトランク回路11−1において、CMLリレー
22を点線側に切り替え、ループ形成回路25によって
点F−G間に直流経路を形成することにより、回線K 1
に接続されている端子L1 −端子L2 に直流ループを形
成する。
【0107】次に回線選択装置1は、図9のステップ1
29で通話路スイッチ10によって回線M1 と回線K1
との通話経路を設定する。
【0108】電話網(A)3は、ステップ130でトラ
ンク回路11−1による回線K1 のループ閉成を検出す
ると、ステップ131で回線K1 のレバースを解除し、
ステップ132で回線K1 とTEL(A)6に接続する
回線群の回線との通話経路を設定する。
【0109】回線選択装置1は、ステップ133でトラ
ンク回路11−1のレバース検出回路23によって、回
線K1 のレバース解除を検出すると、ステップ134で
ライン回路12−1のREVリレー41を実線側に切り
替えて、回線M1 のレバースを解除する。
【0110】PBX2は、ステップ135で回線M1
レバース解除を検出すると、ステップ136でEXT5
と接続する内線のレバースを解除する。
【0111】これによりTEL(A)6とEXT5との
間に通話路が開設され、通話が開始される(図中斜線で
示した部分)。
【0112】次に電話網(A)3は、ステップ137で
発信者が受話器を置くことによるTEL(A)6の切断
を検出すると、ステップ138で開設中の通話路(回線
1−回線選択装置1−回線M1 −PBX2)を介して
EXT5にビジートーン(BT)を送信し、ステップ1
39で回線K1 を所定時間レバースすることにより、切
断信号を回線選択装置1へ送信する。
【0113】回線選択装置1は、ステップ140でトラ
ンク回路11−1のレバース検出回路23によって、上
記の切断信号を検出すると、ステップ140でライン回
路12−1のREVリレー41を点線側に所定時間切り
替え、回線M1 を所定時間レバースすることにより、切
断信号をPBX2へ送信する。
【0114】PBX2は、ステップ142でEXT5の
切断を検出するか、あるいはステップ143で回線選択
装置1からの切断信号を受信すると、ステップ144で
EXT5に接続する内線と回線M1 との通話経路設定を
解除してこの通話経路を開放し、ステップ145で回線
1 のループを開放して切断通知を行う。
【0115】回線選択装置1は、図10のステップ14
6でライン回路12−1のループ検出回路45によっ
て、PBX2による回線M1 のループ開放を検出するこ
とにより、PBX2からの切断通知を検出すると、ステ
ップ147で通話路スイッチ10によって回線M1 と回
線K1 との通話経路設定を解除して、この通話経路を開
放し、ステップ148でトランク回路11−1のループ
形成回路25によって点F−G間の直流経路を開放する
ことにより、端子L1 −L2 間の直流ループを開放し
て、電話網(A)3に対して切断通知を行い、さらにC
MLリレー22を実線側に切り替えて、トランク回路1
1−1を着信待ち状態とする。
【0116】電話網(A)3は、ステップ149でトラ
ンク回路11−1による回線K1 のループ開放を検出す
ることにより、回線選択装置1からの切断通知を検出す
ると、ステップ150で通話路設定の解除等、所定の切
断処理を行う。
【0117】尚、以上図7〜図10に示す一般着信シー
ケンスにより一般モードにおいて回線選択装置1が動作
している場合は、回線Mに構内交換機(図1の場合、P
BX2)を接続せず、回線群Mの各回線に直接、電話端
末装置(図1の場合、EXT5)を接続した構成にする
こともできる。
【0118】次にダイヤルイン着信シーケンスについて
説明する。この場合は、PBX2はダイヤルイン着信方
式のものである。
【0119】図11はダイヤルイン着信シーケンスを示
すものであり、各装置間における信号および装置状態の
伝送を主に示したものである。
【0120】図11のステップ201で発信者がTEL
(TEL(A)6またはTEL(B)7)の受話器を取
り上げ(フックオフ)、ステップ202で相手先(PB
X2に収容されているEXT5)のダイヤルを操作する
ことにより、TELがダイヤル信号を送信すると、電話
網(電話網(A)3または電話網(B)4)はこのダイ
ヤル信号を受信し、ステップ203で回線選択装置1に
対してレバースを形成して着信を行い、ステップ204
で回線選択装置1に呼出信号を送信する。
【0121】回線選択装置1は、電話網からの着信を検
出すると、ステップ205でPBX2に対してレバース
を形成して着信を行い、呼出信号を受信すると、ステッ
プ206でPBX2に呼出信号を送信する。
【0122】回線選択装置1からの呼出信号を受信した
PBX2は、ステップ207で回線選択装置1に対して
ループを閉成して一次応答を行う。
【0123】PBX2の一次応答を検出した回線選択装
置1は、PBX2と電話網の間に通話路を設定するとと
もに、ステップ208で電話網に対してループを閉成し
て一次応答を行う。
【0124】回線選択装置1の一次応答を検出した電話
網は、ステップ209でPBX2に選択信号を送信す
る。
【0125】電話網からの選択信号を受信したPBX2
は、ステップ210でこの選択信号に示されたEXT
5、例えばEXT5−1に対してレバースを形成して着
信を行い、ステップ211でこのEXT5−1を呼び出
すとともに、ステップ212でで回線選択装置1に対し
てループを開放することにより受信完了通知を行う。
【0126】PBX2の受信完了通知を検出した回線選
択装置1は、ステップ213で電話網に対してループを
開放して受信完了通知を行い、電話網はPBX2の受信
完了通知を検出する。
【0127】次にステップ214で受信者(通話相手)
が上記の呼び出しに応じて、EXT5−1の受話器を取
り上げる(フックオフする)ことにより、EXT5−1
が応答すると、PBX2はEXT5−1の応答を検出し
てEXT5−1と回線選択装置1の間に通話路を設定す
るとともに、ステップ215で回線選択装置1に対して
ループを閉成して二次応答を行う。
【0128】PBX2の二次応答を検出した回線選択装
置1は、ステップ216で電話網に対してループを閉成
して二次応答を行い、回線選択装置1の二次応答を検出
した電話網は、回線選択装置1とTEL(A)6の間に
通話路を設定する。
【0129】これにより電話網、回線選択装置1、およ
びPBX2を介してTEL(A)6とEXT5−1の間
に通話路が開設され、通話中(図中斜線で示した部分)
となる。
【0130】尚、これ以降、通話終了までのシーケンス
は、図7に示す一般着信シーケンスと同様である。
【0131】図12および図13はダイヤルイン着信シ
ーケンスを示すものであり、各装置の動作を主に示した
ものである。
【0132】以下に示す図12および図13の説明にお
いては、回線群Kの回線K1 および回線群Mの回線M2
はともに空き状態、回線M1 は閉塞状態であり、またT
EL(A)6からのEXT5−1への発信により、電話
網(A)3−回線K1 −回線選択装置1−回線M2 を介
してTEL(A)6とEXT5−1の通話路が開設され
ることを前提とする。
【0133】図12において、電話網(A)3は、ステ
ップ221でTEL(A)6からの発信を検出し、ステ
ップ222でダイヤル信号を受信すると、回線群Kの空
き状態の回線を探し、その結果、回線K1 を捕捉したも
のとする。
【0134】次に電話網(A)3は、ステップ223で
回線K1 をレバースして着信を通知し、ステップ224
で呼出信号を回線K1 に送出する。
【0135】回線選択装置1は、ステップ225で回線
1 に接続されたトランク回路11−1のレバース検出
回路23によって、回線K1 のレバースを検出し、ステ
ップ226で図2(a)に示す接続対応テーブルに従っ
て回線群Mの空き状態の回線を探し、その結果、回線M
1 は閉塞状態であり、回線M2 を捕捉したものとする。
【0136】次に回線選択装置1は、ステップ227で
回線M2 に接続されたライン回路12−2のREVリレ
ー41を切り替えて、回線M2 をレバースして着信を通
知する。
【0137】次に回線選択装置1は、ステップ228で
トランク回路11−1の着信検出回路24によって、回
線K1 から呼出信号を検出し、ステップ229でライン
回路12−2のRGリレー42を周期的に切り替えて、
回線M2 に呼出信号を送出する。
【0138】PBX2は、ステップ230でライン回路
12−2による回線M2 のレバースを検出して着信の開
始を認識する。
【0139】次にPBX2は、ステップ232で回線M
2 から呼出信号を検出すると、ステップ233で回線M
2 においてループを閉成して一次応答を行う。
【0140】回線選択装置1は、ステップ234でライ
ン回路12−2のループ検出回路45によって、PBX
2による回線M2 のループ閉成を検出すると、ステップ
235でトランク回路11−1において、CMLリレー
22を点線側に切り替え、ループ形成回路25によって
点F−G間に直流経路を形成することにより、回線K1
に接続されている端子L1 −端子L2 に直流ループを形
成し、一次応答を行う。
【0141】次に回線選択装置1は、ステップ236で
通話路スイッチ10によって回線M2 と回線K1 との通
話経路を設定する。
【0142】電話網(A)3は、ステップ237でトラ
ンク回路11−1による回線K1 のループ閉成を検出す
ると、図13のステップ238でPBX2に選択信号を
送信する。
【0143】PBX2は、ステップ239で電話網
(A)3からの選択信号を受信すると、この選択信号を
解析し、その結果、着信端末がEXT5−1であること
を認識し、ステップ240でEXT5−1に接続する内
線をレバースして着信を通知し、ステップ241でこの
EXT5−1を呼び出すとともに、ステップ242で回
線M2 のループを開放することにより受信完了通知を行
う。
【0144】回線選択装置1は、ステップ243でライ
ン回路12−2のループ検出回路45によってPBX2
による回線M2 のループ開放を検出すると、ステップ2
44でトランク回路11−1のループ形成回路25によ
って点F−G間の直流経路を開放することにより、回線
1 に接続されている端子L1 −端子L2 の直流ループ
を開放し、電話網(A)3に対して受信完了通知を行
う。
【0145】電話網(A)3は、ステップ245でトラ
ンク回路11−1による回線K1 のループ開放を検出す
ることにより、回線選択装置1からの受信完了通知を検
出し、二次応答待ち状態となる。
【0146】次にPBX2は、ステップ246でEXT
5−1からの応答を検出すると、と、ステップ247で
回線M1 においてループを閉成して二次応答を行い、ス
テップ248でEXT5−1に接続する内線と回線M1
との通話経路を設定する。
【0147】回線選択装置1は、ステップ249でライ
ン回路12−2によって回線M2 のループ閉成を検出す
ることにより、PBX2からの二次応答を検出すると、
ステップ250でトランク回路11−1によって回線K
1 においてループを閉成して二次応答を行う。
【0148】電話網(A)3は、ステップ251で回線
1 のループ閉成を検出することにより、回線選択装置
1からの二次応答を検出すると、ステップ252で回線
1のレバースを解除し、ステップ253で回線K1
TEL(A)6に接続する回線群の回線との通話経路を
設定する。
【0149】回線選択装置1は、ステップ254でトラ
ンク回路11−1のレバース検出回路23によって、回
線K1 のレバース解除を検出すると、ステップ255で
ライン回路12−2のREVリレー41を実線側に切り
替えて、回線M2 のレバースを解除する。
【0150】PBX2は、ステップ256で回線M2
レバース解除を検出すると、ステップ257でEXT5
−1と接続する内線のレバースを解除する。
【0151】これによりTEL(A)6とEXT5−1
との間に通話路が開設され、通話が開始される(図中斜
線で示した部分)。
【0152】尚、これ以降、通話終了までのシーケンス
は、図9および図10に示す一般着信シーケンスと同様
である。
【0153】次に発信シーケンスについて説明する。
【0154】図14は発信シーケンスを示すものであ
り、各装置間における信号および装置状態の伝送を主に
示したものである。
【0155】図14のステップ91で発信者がEXT5
の受話器を取り上げ(フックオフ)、ステップ92で相
手先(電話網に接続されているTEL)のダイヤルを操
作することにより、EXT5がダイヤル信号を送信する
と、PBX2電話網はこのダイヤル信号を受信し、EX
T5と回線選択装置1の間に通話路を設定し、ステップ
93で回線選択装置1に対してループを閉成して発信を
行い、ステップ94で回線選択装置1にダイヤル信号を
送信する。
【0156】PBX2からのダイヤル信号を受信した回
線選択装置1は、発信先回線、すなわち発信先電話網を
選択し、この電話網とPBX2の間に通話路を開設し、
ステップ95でこの電話網に対してループを閉成すると
ともに、ステップ96でダイヤル信号を送信する。
【0157】回線選択装置1からのダイヤル信号を受信
した電話網は、ステップ97でTELを呼び出し、ステ
ップ98で呼び出し音(RBT)をEXT5へ送出し、
発信者はこの呼び出し音を聞く。
【0158】ステップ99で受信者(通話相手)が上記
の呼び出しに応じて、TELの受話器を取り上げる(フ
ックオフする)ことにより、TELが応答すると、電話
網はTELの応答を検出してTELと回線選択装置1の
間に通話路を設定し、ステップ100で回線選択装置1
に対してレバースを形成して応答する。
【0159】電話網の応答を検出した回線選択装置1
は、ステップ100でPBX2に対してレバースを形成
して応答する。
【0160】これによりPBX2、回線選択装置1、お
よび電話網を介してEXT5とTELの間に通話路が開
設され、通話中(図中斜線で示した部分)となる。
【0161】次にステップ102で発信者が受話器を置
く(フックオンする)ことにより、EXT5がPBX2
から切断されると、PBX2はこれを検出し、通話路設
定を解除し、ステップ103で回線選択装置1に対する
ループを開放して切断通知を行う。
【0162】PBX2からの切断通知を検出した回線選
択装置1は、通話路設定を解除し、ステップ104で電
話網に対するループを開放して切断通知を行う。
【0163】回線選択装置1の切断通知を検出した電話
網は、ステップ105でTELにビジートーン(BT)
を送信する。
【0164】そしてステップ106で受信者が電話網よ
り送信されたビジートーンを聞いて、受話器を置く(フ
ックオンする)と、TELは電話網から切断され、電話
網はこれを検出して通話路設定を解除する。
【0165】図15〜図17は発信シーケンスを示すも
のであり、各装置の動作を主に示したものである。
【0166】以下に示す図15〜図17の説明において
は、回線群Mの回線M1 および回線群Nの回線N1 はと
もに空き状態であり、PBX2に収納されたEXT5か
らの発信により、回線M1 −回線選択装置1−回線N1
−電話網(B)4を介してTEL(B)7とEXT5の
通話路が開設されることを前提とする。
【0167】図15において、PBX2は、ステップ1
61でEXT5からの発信を検出し、ステップ162で
ダイヤル信号を受信すると、回線群Mの空き状態の回線
を探し、その結果、回線M1 を捕捉したものとする。
【0168】次にPBX2は、ステップ163で回線M
1 においてループを閉成して発信を行い、ステップ16
4でダイヤル信号を回線M1 に送出し、ステップ165
でEXT5に接続する内線と回線M1 との通話経路を設
定する。
【0169】回線選択装置1は、ステップ166でライ
ン回路12−1のループ検出回路45によって、PBX
2による回線M1 のループ閉成を検出し、ステップ16
7でループ検出回路45によって、回線M1 からダイヤ
ル信号を受信する。
【0170】次に回線選択装置1は、ステップ168で
ルーティング処理を行う。
【0171】すなわち、受信したダイヤル信号から発呼
先が電話網(B)4に接続されているTEL(B)7で
あることを認識すると、TEL(B)7までの選択可能
なルートとしては、回線群N−電話網(B)4−TEL
(B)7と、回線群K−電話網(A)3−電話網(B)
4−TEL(B)7があり、場合によっては回線群N−
電話網(B)4−電話網(A)3−電話網(B)4−T
EL(B)7もあるので、これらの選択可能ルートの
内、例えば最低通話料金のルートを選択ルートする。
【0172】また専用回線を経由できるような場合は、
このルートも選択可能ルートに含まれる。
【0173】上記のルーティング処理の結果、回線群N
−電話網(B)4−TEL(B)7というルートを選択
したものとする。
【0174】次に回線選択装置1は、ステップ169で
図2(b)に示す接続対応テーブルに従って回線群Nの
空き状態の回線を探し、その結果、回線N1 を捕捉した
ものとする。
【0175】次に回線選択装置1は、ステップ170で
トランク回路11−5において、CMLリレー22を点
線側に切り替え、ループ形成回路25によって点F−G
間に直流経路を形成することにより、回線N1 に接続さ
れている端子L1 −端子L2に直流ループを形成して発
信を行い、ステップ171でダイヤル信号を回線N1
送出し、ステップ172で通話路スイッチ10によっ
て、回線M1 と回線N1との通話経路を設定する。
【0176】電話網(B)4は、ステップ173でトラ
ンク回路11−5による回線N1 のループ閉成を検出
し、ステップ174で回線N1 からダイヤル信号を受信
すると、図16のステップ175でTEL(B)7を呼
び出し、ステップ176で設定済みの通話経路(回線N
1 −回線選択装置1−回線M1 −PBX2)を介してE
XT5に呼び出し音(RBT)を送信する。
【0177】次に電話網(B)4は、ステップ177で
TEL(B)7からの応答を検出すると、ステップ17
8で回線N1 をレバースして、回線選択装置1に対して
応答を行い、ステップ179で回線N1 とTEL(B)
7に接続する回線群の回線との通話経路を設定する。
【0178】回線選択装置1は、ステップ180で回線
1 に接続されたトランク回路11−5のレバース検出
回路23によって、回線N1 のレバースを検出し、ステ
ップ181で回線M1 に接続されたライン回路12−1
のREVリレー41を切り替えて、回線M1 をレバース
し、PBX2に対して応答を行う。
【0179】PBX2は、ステップ182でライン回路
12−1による回線M1 のレバースを検出する。
【0180】これによりEXT5とTEL(B)7との
間に通話路が開設され、通話が開始される(図中斜線で
示した部分)。
【0181】次にPBX2は、ステップ183で発信者
が受話器を置くことによるEX5の切断を検出すると、
ステップ184でEXT5に接続する内線と回線M1
の通話経路設定を解除してこの通話経路を開放し、ステ
ップ185で回線M1 におけるループを開放して切断通
知を行う。
【0182】回線選択装置1は、ステップ186でライ
ン回路12−1のループ検出回路45によって、PBX
2による回線M1 のループ開放を検出することにより、
PBX2からの切断通知を検出すると、ステップ187
で通話路スイッチ10によって回線M1 と回線N1 との
通話経路設定を解除して、この通話経路を開放し、ステ
ップ188でトランク回路11−5のループ形成回路2
5によって点F−G間の直流経路を開放することによ
り、回線N1 に接続されている端子L1 −L2 間の直流
ループを開放して、電話網(B)4に対して切断通知を
行い、さらにCMLリレー22を実線側に切り替えて、
トランク回路11−5を着信待ち状態とする。
【0183】電話網(B)4は、ステップ189でトラ
ンク回路11−5による回線N1 のループ開放を検出す
ることにより、回線選択装置1からの切断通知を検出す
ると、ステップ190で通話路設定の解除等、所定の切
断処理を行い、図17のステップ191で回線N1 のレ
バースを解除する。
【0184】回線選択装置1は、ステップ192でトラ
ンク回路11−5のレバース検出回路23によって、回
線N1 のレバース解除を検出すると、ステップ193で
ライン回路12−1のREVリレー41を実線側に切り
替えて、回線M1 のレバースを解除する。
【0185】PBX2は、ステップ194で回線M1
レバース解除を検出すると、ステップ195でEXT5
と接続する内線のレバースを解除する。
【0186】次に電話網に障害が発生した場合の動作シ
ーケンス、およびこの障害が復旧した場合の動作シーケ
ンスについて説明する。
【0187】この動作シーケンスは、システムダウン等
の障害が発生したときに、端末装置(図1の場合、回線
選択装置1)に接続する回線群(図1の場合、回線群K
または回線群N)の全回線をレバースするタイプの電話
網に対するものである。
【0188】以下の説明においては、電話網(B)4を
上記のタイプの電話網であるとし、電話網(B)4に障
害が発生したものとする。
【0189】図18は電話網(B)4に障害が発生した
場合の動作シーケンス、およびこの障害が復旧した場合
の動作シーケンスを示すものであり、各装置間における
信号および装置状態の伝送を主に示したものである。
【0190】図18において、電話網(B)4が正常動
作しているときは、図1に示す電話交換システムは通常
モード、すなわちダイヤルインモードあるいは一般モー
ドで動作している(ステップ341)。
【0191】そしてステップ342で電話網(B)4に
システムダウン等の障害が発生すると、この障害発生に
よって電話網(B)4は、ステップ343で回線群Nの
回線N1 〜N3 を全てレバースする。
【0192】回線群Nの全回線のレバースを検出した回
線選択装置1は、これらのレバースをまず通常モードに
おける着信シーケンスに従って、電話網(B)4からの
発信と認識し、回線群Mの対応する回線をそれぞれ捕捉
し、捕捉した回線群Mの各回線をレバースする。
【0193】しかし、続いて呼出信号が送出されて来
ず、この全回線のレバース状態が既定時間継続すると、
回線選択装置1は、電話網(B)4に障害が発生したこ
とを認識し、ステップ345で、回線群Nのレバースに
対応して捕捉した回線群Mの各回線のレバースを解除し
て、各回線を開放する。
【0194】また回線選択装置1は、動作モードを通常
モードから、発信シーケンスのルーティング処理の際
に、電話網(B)4を経由するルートを除外し、電話網
(A)3のみのルートを選択する電話網(B)4障害発
生時発信シーケンスによる電話網(B)4障害発生時モ
ードに切り替える。
【0195】これにより図1に示す電話交換システムは
通常モードから電話網(B)4障害発生時モードに移行
する(ステップ346)。
【0196】この電話網(B)4障害発生時モードにお
いて回線選択装置1は、ステップ347に示すように、
PBX2からの発信を検出すると、これを全て電話網
(A)3に発信する。
【0197】次にステップ348で電話網(B)4の障
害が復旧すると、ステップ349で電話網(B)4は回
線群Nの各回線のレバースを解除する。
【0198】すると、回線群Nの各回線のレバース解除
を検出した回線選択装置1は、電話網(B)4の障害が
復旧したことを認識し、動作モードを電話網(B)4障
害発生時モードから通常モードに切り替える。
【0199】これにより図1に示す電話交換システムは
通常モードに戻る(ステップ350)。
【0200】図19は電話網(B)4に障害が発生した
場合の動作シーケンスを示すものであり、各装置の動作
を主に示したものである。
【0201】図19において、電話網(B)4が正常動
作しているときは、回線選択装置1、従って図1に示す
電話交換システムは、通常モード、すなわちダイヤルイ
ンモードあるいは一般モードで動作している。
【0202】ステップ351で電話網(B)4にシステ
ムダウン等の障害が発生すると、この障害発生によって
電話網(B)4は、ステップ352で回線群Nの回線N
1 〜N3 を全てレバースする。
【0203】回線選択装置1は、ステップ353でトラ
ンク回路11−5〜11−7の各レバース検出回路23
によって、回線群Nの各回線のレバースを検出し、これ
ら回線群Nの各回線のレバースをまず着信シーケンスに
従って、電話網(B)4からの発信と認識し、ステップ
354で対応する回線群Mの回線をそれぞれ捕捉し、ラ
イン回路12のREVリレー41を切り替えることによ
り、捕捉した回線群Mの各回線をレバースする。
【0204】PBX2は、ステップ355で回線選択装
置1による回線群Mの各回線のレバースを検出し、これ
ら各回線からの呼出信号待ち状態となる。
【0205】次に回線選択装置1は、回線群Nの各回線
の状態を常時監視しており、ステップ356で回線群N
の全回線がレバースとなると、ステップ357でタイマ
ーをセットして、回線群Nの全回線レバース継続時間の
測定を開始し、ステップ358で回線群Nの全回線がレ
バースを継続しており、ステップ359で既定時間経過
すると、ステップ360で電話網(B)4に障害が発生
したと判断する。
【0206】続いて回線選択装置1は、ステップ362
で回線群Nのレバースに対応して捕捉した回線群Mの各
回線のレバースを解除して、各回線を開放する。
【0207】また回線選択装置1は、ステップ361で
発信シーケンスのルーティング処理の際に用いるルーテ
ィングテーブルを電話網(B)4障害発生時のものに変
更することにより、動作モードを通常モードから電話網
(B)4障害発生時発信シーケンスによる電話網(B)
4障害発生時モードに切り替える。
【0208】この電話網(B)4障害発生時ルーティン
グテーブルは通常用いるルーティングテーブルから電話
網(B)4を経由するルートを除外し、電話網(A)3
のみのルートを選択するようにしたものである。
【0209】これにより、図1に示す電話交換システム
は電話網(B)4障害発生時発信シーケンスによる電話
網(B)4障害発生時モードに移行する。
【0210】この電話網(B)4障害発生時モードにお
いて回線選択装置1は、PBX2からの発信を検出する
と、これを全て電話網(A)3に発信する。
【0211】図20は上記の電話網(B)4障害発生時
モードにおける電話網(B)4障害発生時発信シーケン
スを示すものであり、各装置の動作を主に示したもので
ある。
【0212】以下に示す図20の説明においては、回線
群Mの回線M1 および回線群Nの回線K1 はともに空き
状態であり、PBX2に収納されたEXT5からの発信
により、回線M1 −回線選択装置1−回線N1 −を介し
て電話網(A)3に発信を行うことを前提とする。
【0213】図20において、PBX2は、ステップ3
71でEXT5からの発信を検出し、ステップ372で
ダイヤル信号を受信すると、回線群Mの空き状態の回線
を探し、その結果、回線M1 を捕捉したものとする。
【0214】次にPBX2は、ステップ373で回線M
1 においてループを閉成して発信を行い、ステップ37
4でダイヤル信号を回線M1 に送出し、ステップ165
でEXT5に接続する内線と回線M1 との通話経路を設
定する。
【0215】回線選択装置1は、ステップ376でライ
ン回路12−1のループ検出回路45によって、PBX
2による回線M1 のループ閉成を検出し、ステップ37
7でループ検出回路45によって、回線M1 からダイヤ
ル信号を受信する。
【0216】次に回線選択装置1は、ステップ378で
電話網(B)4障害発生時ルーティングテーブルを用い
てルーティング処理を行う。
【0217】すなわち、受信したダイヤル信号から発呼
先を認識すると、電話網(B)4を経由しない発呼先ま
でのルートが複数ある場合(例えば専用回線を経由でき
るような場合)、これらのルートのうち、例えば最低通
話料金のルートを選択ルートとする。
【0218】また発呼先までのルートが電話網(A)を
経由したもの一つの場合は、これを選択ルートとする。
【0219】次に回線選択装置1は、ステップ379で
図2(a)に示す接続対応テーブルに従って回線群Kの
空き状態の回線を探し、その結果、回線K1 を捕捉した
ものとする。
【0220】次に回線選択装置1は、ステップ380で
トランク回路11−1において、CMLリレー22を点
線側に切り替え、ループ形成回路25によって点F−G
間に直流経路を形成することにより、回線N1 に接続さ
れている端子L1 −端子L2に直流ループを形成して電
話網(A)に対して発信を行う。
【0221】尚、これ以降の動作は図15〜図17のス
テップ171以降と同様である。
【0222】図21は電話網(B)4に発生中の障害が
復旧した場合の動作シーケンスを示すものであり、各装
置の動作を主に示したものである。
【0223】図21において、ステップ391で電話網
(B)4の障害が復旧すると、電話網(B)4は、ステ
ップ392で回線群Nの各回線のレバースを解除する。
【0224】回線選択装置1は、ステップ393で回線
群Nの各回線のレバース解除を検出すと、電話網(B)
4の障害が復旧したことを認識し、ステップ394でル
ーティングテーブルを通常のものに戻し、動作モードを
電話網(B)4障害発生時モードから通常モードに切り
替える。
【0225】これにより図1に示す電話交換システムは
通常モードに戻る。
【0226】次に、図22は図1において回線選択装置
1と保守センターとを接続するための保守専用回線を設
けた場合の電話交換システムの構成図である。
【0227】図22に示す電話交換システムは、回線選
択装置1と保守センターとを接続することにより、回線
選択装置1における障害の発生を保守センターに報せる
ことを可能としたものである。
【0228】図22において、保守センター261は、
保守専用回線Nm1およびNm2によって、電話網(B)4
を介して回線選択装置1のトランク回路11−8と接続
されている。
【0229】トランク回路11−8は図4に示すトラン
ク回路と同じ構成である。
【0230】保守専用回線Nm1とNm2の間には、電話網
(B)4内の交換機(図示せず)が介在しているが、こ
の交換機(図示せず)において、保守専用回線Nm1とN
m2は常に対応関係にあり、保守専用回線Nm1のループ閉
成等の状態変化は必ず保守専用回線Nm2に伝送される
(保守専用回線Nm1とNm2は直通回線である)。
【0231】次に図22に示す電話交換システムにおい
て回線選択装置1に障害が発生した場合の動作シーケン
スについて説明する。
【0232】図23は図22に示す電話交換システムに
おいて回線選択装置1に障害が発生した場合の動作シー
ケンスを示すものであり、各装置間における装置状態の
伝送を主に示したものである。
【0233】図23において、回線選択装置1にシステ
ムダウン等の障害が発生すると、保守回線Nm1にループ
が形成され、保守回線Nm1のループ閉成を検出した電話
網(B)4は、保守回線Nm2にループを形成する。
【0234】これにより保守センター261は、保守回
線Nm2のループ閉成を検出して、回線選択装置1にシス
テムダウン等の障害が発生したこと認識する。
【0235】図24は図22に示す電話交換システムに
おいて回線選択装置1に障害が発生した場合の動作シー
ケンスを示すものであり、各装置の動作を主に示したも
のである。
【0236】図24のステップ271で回線選択装置1
にシステムダウン等の障害が発生すると、回線選択装置
1は、ステップ272でトランク回路11−8におい
て、ALリレー21をハイブリットトランス30側に切
り替えることにより、端子L1−ALリレー21−ハイ
ブリットトランス30−端子L2 という経路で、保守専
用回線Nm1に接続されている端子L1 −端子L2 に直流
ループを形成する。
【0237】電話網(B)4は、ステップ273でトラ
ンク回路11−8による保守専用回線Nm1のループ閉成
を検出し、ステップ274で保守専用回線Nm2において
ループを閉成する。
【0238】保守センター261は、ステップ275で
保守専用回線Nm2のループ閉成を検出することにより、
ステップ276で回線選択装置1に障害が発生したこと
認識する。
【0239】次に、図25は図1においてPBX2に収
容されない電話端末装置を設け、この電話端末装置に回
線選択装置1を直接接続できるようにした場合の電話交
換システムの構成図である。
【0240】図25に示す電話交換システムは、PBX
2に障害が発生したとき、あるいは夜間、PBX2を閉
塞しているときに、回線選択装置1と電話端末装置とを
直接接続することにより、この電話端末装置によって発
着信できるようにしたものである。
【0241】図25において、281はPBX2の障害
発生時用あるいは夜間閉塞時用の電話端末装置(EXT
´)である。
【0242】282はPBX2によって制御され、回線
4 に接続されている回線選択装置1のライン回路12
−4を、PBX2あるいはEXT´281に切り替え接
続する端末装置切替リレーである。
【0243】この端末装置切替リレー282は、PBX
2の動作時にはPBX2とライン回路12−4とを接続
しており、PBX2に障害が発生すると、あるいはPB
X2が夜間閉塞されると、EXT´281側に切り替わ
る。
【0244】PBX2と電話網(A)3は切替制御用回
線MKによって接続されており、また回線選択装置1の
ライン回路12−5とPBX2は切替制御用回線Mmj
よって、回線選択装置1のトランク回路11−9と電話
網(B)は切替制御用回線Nmjによって、それぞれ接続
されている。
【0245】トランク回路11−9は図4に示すトラン
ク回路と同じ構成であり、ライン回路12−5は、図5
に示すライン回路と同じ構成である。
【0246】回線選択装置1において、切替制御用回線
mjとNmjは対応関係にあり、切替制御用回線Mmjのル
ープ閉成等の状態変化は必ず切替制御用回線Nmjに伝送
される(切替制御用回線MmjとNmjは直通回線であ
る)。
【0247】PBX2には切替制御用回線MKに接続す
る端子L2 を接地するためのGDリレー283、および
切替制御用回線Mmjに接続する端子L1 −L2 間にルー
プを形成するためのMJリレー284が設けられてい
る。
【0248】このGDリレー283およびMJリレー2
84は、PBX2の動作時には接点を開放しており、P
BX2に障害が発生すると、あるいはPBX2が夜間閉
塞されると、接点を閉じる。
【0249】次に図25に示す電話交換システムにおい
てPBX2に障害が発生した場合の動作シーケンス、お
よびこの障害が復旧した場合の動作シーケンスについて
説明する。
【0250】以下の説明においては、PBX2はダイヤ
ルイン方式のものであることを前提とする。従ってこの
電話交換システムは、通常(PBX2が動作していると
き)、図11〜図13に示すダイヤルイン着信シーケン
スによるダイヤルインモードで動作している。
【0251】図26は図25に示す電話交換システムに
おいてPBX2に障害が発生した場合の動作シーケン
ス、およびこの障害が復旧した場合の動作シーケンスを
示すものであり、各装置間における信号伝送を主に示し
たものである。
【0252】図26において、通常は、電話網(A)
3、電話網(B)4、回線選択装置1、およびPBX2
は、ダイヤルインモードで動作している(ステップ29
1)。
【0253】そしてステップ292でPBX2にシステ
ムダウン等の障害が発生すると、この障害発生によって
PBX2は、端末装置切替リレー282をEXT´28
1側に切り替え、ステップ293でGDリレー283の
接点を閉じて、切替制御用回線MKに接続している端子
2 を接地する(端子L2 より地気を送出する)ことに
より、電話網(A)3に障害信号を送出し、ステップ2
94でMJリレー284の接点を閉じて、切替制御用回
線Mmjに接続している端子L1 −L2 間にループを形成
することにより、回線選択装置1に障害信号を送出す
る。
【0254】切替制御用回線MKから障害信号を検出し
た電話網(A)3は、回線選択装置1に対する動作モー
ドをダイヤルインモードから一般モードに切り替える。
【0255】また切替制御用回線Mmjから障害信号を検
出した回線選択装置1は、その動作モードをダイヤルイ
ンモードから一般モードに切り替え、ステップ295で
切替制御用回線Nmjにループを形成することにより、電
話網(B)4に障害信号を送出する。
【0256】切替制御用回線Nmjから障害信号を検出し
た電話網(B)4は、回線選択装置1に対する動作モー
ドをダイヤルインモードから一般モードに切り替える。
【0257】これにより電話網(A)3、電話網(B)
4、および回線選択装置1は全て一般モードに切り替わ
り、従って図25に示す電話交換システムはEXT´2
81を端末装置として図7〜図10に示す一般着信シー
ケンスによる一般モードに移行する(ステップ29
6)。
【0258】次にステップ297でPBX2の障害が復
旧し、PBX2が動作(ダイヤルインモード)を開始す
ると、端末装置切替リレー282をPBX2側に切り替
え、ステップ298でGDリレー283の接点を開い
て、切替制御用回線MKに接続している端子L2 の接地
を解除することにより、電話網(A)3に対する障害信
号の送出を停止し、ステップ299でMJリレー284
の接点を開いて、切替制御用回線Mmjに接続している端
子L1 −L2 間のループを開放することにより、回線選
択装置1に対する障害信号の送出を停止する。
【0259】障害信号の送出停止を検出した電話網
(A)3は、回線選択装置1に対する動作モードを一般
モードからダイヤルインモードに切り替える。
【0260】また障害信号の送出停止を検出した回線選
択装置1は、その動作モードを一般モードからダイヤル
インモードに切り替え、ステップ300で切替制御用回
線Nmjのループを開放することにより、電話網(B)4
に対する障害信号の送出を停止する。
【0261】障害信号の送出停止を検出した電話網
(B)4は、回線選択装置1に対する動作モードを一般
モードからダイヤルインモードに切り替える。
【0262】これにより電話網(A)3、電話網(B)
4、および回線選択装置1は全てダイヤルインモード一
般モードに切り替わり、従って図25に示す電話交換シ
ステムはPBX2を端末装置としたダイヤルインモード
に移行する(ステップ301)。
【0263】図27および図28は図25に示す電話交
換システムにおいてPBX2に障害が発生した場合の動
作シーケンス、およびこの障害が復旧した場合の動作シ
ーケンスを示すものであり、各装置の動作を主に示した
ものである。
【0264】図27において、通常、電話網(A)3、
電話網(B)4、および回線選択装置1は全て図11〜
図13に示すダイヤルイン着信シーケンスによるダイヤ
ルインモードで動作している。
【0265】ステップ311でPBX2にシステムダウ
ン等の障害が発生すると、この障害発生によってPBX
2は、ステップ312で端末装置切替リレー282をE
XT´281側に切り替え、ステップ313でGDリレ
ー283の接点を閉じて、切替制御用回線MKに接続し
ている端子L2 を接地する(端子L2 より地気を送出す
る)ことにより、電話網(A)3に障害信号を送出し、
ステップ314でMJリレー284の接点を閉じて、切
替制御用回線Mmjに接続している端子L1 −L2 間にル
ープを形成することにより、回線選択装置1に障害信号
を送出する。
【0266】電話網(A)3は、ステップ315でPB
X2の端子L2 の地気を切替制御用回線MKから検出す
ることにより、PBX2に障害が発生したことを認識す
ると、ステップ315で回線選択装置1に対する動作モ
ードをダイヤルインモードから一般モードに切り替え
る。
【0267】また回線選択装置1は、ステップ317で
ライン回路12−5のループ検出回路45によって、P
BX2による切替制御用回線Mmjのループ閉成を検出す
ることにより、PBX2に障害が発生したことを認識す
ると、ステップ318で動作モードをダイヤルインモー
ドから一般モードに切り替え、ステップ319でトラン
ク回路11−9のループ形成回路25によって切替制御
用回線Nmjにループを形成することにより、電話網
(B)4に障害信号を送出する。
【0268】電話網(B)4は、ステップ320で回線
選択装置1による切替制御用回線Nmjのループ閉成を検
出することにより、PBX2に障害が発生したことを認
識すると、ステップ321で回線選択装置1に対する動
作モードをダイヤルインモードから一般モードに切り替
える。
【0269】これにより電話網(A)3、電話網(B)
4、および回線選択装置1は全て図7〜図10に示す一
般着信シーケンスによる一般モードに移行する。
【0270】次に図28のステップ322でPBX2の
障害が復旧すると、PBX2は動作(ダイヤルインモー
ド)を開始し、ステップ323で端末装置切替リレー2
82をPBX2側に切り替え、ステップ324でGDリ
レー283の接点を開いて、切替制御用回線MKに接続
している端子L2 の接地を解除することにより、電話網
(A)3に対する障害信号の送出を停止し、ステップ3
25でMJリレー284の接点を開いて、切替制御用回
線Mmjのループを開放することにより、回線選択装置1
に対する障害信号の送出を停止する。
【0271】電話網(A)3は、ステップ326でPB
X2の端子L2 の接地解除を切替制御用回線MKから検
出することにより、PBX2の障害復旧を認識すると、
ステップ327で回線選択装置1に対する動作モードを
一般モードからダイヤルインモードに切り替える。
【0272】回線選択装置1は、ステップ328でライ
ン回路12−5によって、PBX2による切替制御用回
線Mmjのループ開放を検出することにより、PBX2の
障害復旧を認識すると、ステップ329で動作モードを
一般モードからダイヤルインモードに切り替え、ステッ
プ330でトランク回路11−9によって、切替制御用
回線Nmjに形成していたループを開放することにより、
電話網(B)4に対する障害信号の送出を停止する。
【0273】電話網(B)4は、ステップ331で回線
選択装置1による切替制御用回線Nmjのループ開放を検
出することにより、PBX2の障害復旧を認識すると、
ステップ332で回線選択装置1に対する動作モードを
一般モードからダイヤルインモードに切り替える。
【0274】これにより電話網(A)3、電話網(B)
4、および回線選択装置1は全てダイヤルインモードに
戻る。
【0275】尚、夜間等、PBX2を閉塞する場合、お
よびPBX2の閉塞を解除する場合の動作シーケンス
も、図26〜図28に示すものと同様である。
【0276】このように上記の実施形態によれば、中央
制御装置13がトランク回路11のレバース検出回路2
3により回線群Kの各回線および回線群Nの各回線のレ
バース形成状態を直接監視するとともに、ライン回路1
2のループ検出回路45により回線群Mの各回線のルー
プ形成状態を直接監視し、またトランク回路11のルー
プ形成回路25およびライン回路12のREVリレー4
1を直接制御する構成とすることにより、ダイヤルイン
着信や切断信号の着信等の複雑な発着信シーケンスにお
いても回線の状態変化を対応する回線に忠実に伝送する
ことができる。
【0277】
【発明の効果】以上説明したように本発明の回線選択装
置によれば、中央制御手段によって各網側回線の極性状
態および端末側回線の閉路形成状態を直接監視し、また
極性反転手段および各閉路形成手段を直接制御する構成
とすることにより、ダイヤルイン着信や切断信号の着信
等の複雑な発着信シーケンスにおいても回線の状態変化
を対応する回線に忠実に伝送することができるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回線選択装置を用いた電話交換システ
ムの構成図である。
【図2】本発明の回線選択装置における通話路接続手順
の一例を示す通話路接続対応図である。 (a) 回線群Mと回線群Kの間における通話路接続対
応図 (b) 回線群Mと回線群Nの間における通話路接続対
応図
【図3】本発明の回線選択装置の構成を示すブロック図
である。
【図4】本発明の回線選択装置におけるトランク回路の
回路構成を示す回路ブロック図である。
【図5】本発明の回線選択装置におけるライン回路の回
路構成を示す回路ブロック図である。
【図6】本発明の回線選択装置における通話路スイッチ
の回路構成を示す回路ブロック図である。
【図7】図1に示す電話交換システムにおける一般着信
シーケンスを示す図である(各装置間における信号伝
送)。
【図8】図1に示す電話交換システムにおける一般着信
シーケンスを示す図である(各装置の動作)。
【図9】図1に示す電話交換システムにおける一般着信
シーケンスを示す図である(図8の続き)。
【図10】図1に示す電話交換システムにおける一般着
信シーケンスを示す図である(図9の続き)。
【図11】図1に示す電話交換システムにおけるダイヤ
ルイン着信シーケンスを示す図である(各装置間におけ
る信号伝送)。
【図12】図1に示す電話交換システムにおけるダイヤ
ルイン着信シーケンスを示す図である(各装置の動
作)。
【図13】図1に示す電話交換システムにおけるダイヤ
ルイン着信シーケンスを示す図である(図12の続
き)。
【図14】図1に示す電話交換システムにおける発信シ
ーケンスを示す図である(各装置間における信号伝
送)。
【図15】図1に示す電話交換システムにおける発信シ
ーケンスを示す図である(各装置の動作)。
【図16】図1に示す電話交換システムにおける発信シ
ーケンスを示す図である(図15の続き)。
【図17】図1に示す電話交換システムにおける発信シ
ーケンスを示す図である(図16の続き)。
【図18】図1に示す電話交換システムにおいて電話網
に障害が発生した場合の動作シーケンス、およびこの障
害が復旧した場合の動作シーケンスを示す図である(各
装置間における信号伝送)。
【図19】図1に示す電話交換システムにおいて電話網
に障害が発生した場合の動作シーケンスを示す図である
(各装置の動作)。
【図20】図1に示す電話交換システムにおいて電話網
障害発生時発信シーケンスを示す図である(各装置の動
作)。
【図21】図1に示す電話交換システムにおいて電話網
に発生した障害が復旧した場合の動作シーケンスを示す
図である(各装置の動作)。
【図22】図1において本発明の回線選択装置と保守セ
ンターとを接続するための専用回線を設けた場合の電話
交換システムの構成図である。
【図23】図22に示す電話交換システムにおいて本発
明の回線選択装置に障害が発生した場合の動作シーケン
スを示す図である(各装置間における信号伝送)。
【図24】図22に示す電話交換システムにおいて本発
明の回線選択装置に障害が発生した場合の動作シーケン
スを示す図である(各装置の動作)。
【図25】図1において構内交換機に収容されない電話
端末装置を設け、この電話端末装置に本発明の回線選択
装置を直接接続できるようにした場合の電話交換システ
ムの構成図である。
【図26】図25に示す電話交換システムにおいて構内
交換機に障害が発生した場合の動作シーケンス、および
この障害が復旧した場合の動作シーケンスを示す図であ
る(各装置間における信号伝送)。
【図27】図25に示す電話交換システムにおいて構内
交換機に障害が発生した場合の動作シーケンス、および
この障害が復旧した場合の動作シーケンスを示す図であ
る(各装置の動作)。
【図28】図25に示す電話交換システムにおいて構内
交換機に障害が発生した場合の動作シーケンス、および
この障害が復旧した場合の動作シーケンスを示す図であ
る(図27の続き)。
【符号の説明】
1 回線選択装置 2 構内交換機(PBX) 3 電話網(A) 4 電話網(B) 5 内線電話端末装置(EXT) 6 電話端末装置(A)(TEL(A)) 7 電話端末装置(B)(TEL(B)) 8 保守用端末装置 10 通話路スイッチ 11 トランク回路(COT) 12 ライン回路(LIN) 13 中央制御装置(CC) 14 記憶装置(MM) 15 バスライン 21 ALリレー 22 CMLリレー 23 レバース検出回路 24 着信検出回路 25 ループ形成回路 26 CMLリレー駆動回路 27 SCN/SD制御回路 28 ダイヤル信号生成回路(DP) 29 ハイブリット回路 30 ハイブリットトランス 31 コーダデコーダ(CODEC) 32 H/Wインターフェイス回路 33 ALリレー駆動回路 34 トランク制御部(MPU) 35 シリアル制御線 36 インターフェイス回路(I/F) 37 制御線 41 REVリレー 42 RGリレー 43 ベル信号発振器 44 電源回路 45 ループ検出回路 46 REVリレー駆動回路 47 RGリレー駆動回路 48 SCN/SD制御回路 49 ハイブリット回路 50 ハイブリットトランス 51 コーダデコーダ(CODEC) 52 H/Wインターフェイス回路 53 ライン制御部(MPU) 54 シリアル制御線 55 インターフェイス回路(I/F) 56 制御線 61 タイムスイッチ 62 メモリ 63、64 ハイウェイバス(HW) 261 保守センター 281 電話端末装置(EXT´) 282 端末装置切替リレー 283 GDリレー 284 MJリレー K、M、N 回線群 Nm1、Nm2 保守専用回線 MK、Mmj、Nmj 切替制御用回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 剛 福島県郡山市字船場向94番地 株式会社日 立テレコムテクノロジー内 (72)発明者 小田 欣一 福島県郡山市字船場向94番地 株式会社日 立テレコムテクノロジー内 (72)発明者 三瓶 清一 福島県郡山市字船場向94番地 株式会社日 立テレコムテクノロジー内 (72)発明者 中澤 八郎 東京都港区芝浦4丁目9番25号 東京通信 ネットワーク株式会社内 (72)発明者 木村 正明 東京都港区芝浦4丁目9番25号 東京通信 ネットワーク株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電話網にそれぞれ異なる網側回線
    を介して接続されるとともに、端末装置に端末側回線を
    介して接続され、前記端末装置からの発信に際し、発信
    ルートを設定し、この発信ルートに対応する前記網側回
    線に対して発信中継動作を行い、また任意の前記電話網
    からの前記端末装置に対する着信に際し、前記端末装置
    に対して着信中継動作を行う回線選択装置において、 電話網による網側回線の極性反転を検出する極性検出手
    段と、 網側回線に直流閉路を形成する閉路形成手段とを、前記
    各網側回線に対してそれぞれ備えるとともに、 前記端末装置による端末側回線の閉路形成を検出する閉
    路検出手段と、 前記端末側回線の極性を反転させる極性反転手段と、 前記各極性反転検出手段によって前記各網側回線の極性
    状態を直接監視するとともに、前記閉路検出手段によっ
    て前記端末側回線の閉路形成状態を直接監視しており、
    任意の前記電話網と前記端末装置の間の発着信に際し、
    前記任意の電話網による網側回線の極性状態の変化に従
    って、前記極性反転手段によって端末側回線の極性反転
    あるいは極性反転解除を行い、また前記端末装置による
    端末側回線の閉路形成状態の変化に従って、前記任意の
    電話網に対応する閉路形成手段によって網側回線の閉路
    形成あるいは閉路形成解除を行うことにより、発着信中
    継動作を制御する中央制御手段とを備えることを特徴と
    する回線選択装置。
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