JPH09185296A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09185296A
JPH09185296A JP7352148A JP35214895A JPH09185296A JP H09185296 A JPH09185296 A JP H09185296A JP 7352148 A JP7352148 A JP 7352148A JP 35214895 A JP35214895 A JP 35214895A JP H09185296 A JPH09185296 A JP H09185296A
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JP7352148A
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Masashi Honda
雅士 本田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Variable Magnification In Projection-Type Copying Machines (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、設定された倍率に基づいて複写さ
れる原稿画像の画像領域を複写動作に先立って表示可能
な画像形成装置を提供することにある。 【解決手段】この発明の画像形成装置2は、1回の複写
により複写できない複写倍率が設定された場合に入力さ
れた複写倍率に対応して規定される原稿の画像が複写さ
れる領域ならびに最終的に得られる画像の大きさを表示
する原稿インジケータ12bおよび16aを有する。そ
れぞれの原稿インジケータは、第1の複写に際して、原
稿の画像が最終的に複写される原稿上の領域を示し、第
1の複写により得られた複写物を原稿とする第2の複写
に際して、原稿テーブル11に原稿をセットすべき位置
を表示する。これにより、50%より小さい複写倍率な
らびに200%を越える複写倍率に対応する複写画像が
必要な場合には、原稿画像を複写可能な領域あるいは最
終的に得られる画像の大きさが容易に認識できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、静電写真プロセ
スによって感光体に画像を形成し、トナーによって画像
を現像したのち、用紙上に出力する画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】静電写真プロセスが利用されている画像
形成装置では、光導電性を有する感光体ドラムとトナー
を含む現像剤とを用い、所定の電位に帯電された感光体
ドラムに画像に対応する光を提供することで得られる静
電潜像をトナーにより現像することで、画像が形成され
る。
【0003】この種の画像形成装置は、像担持体として
の感光体ドラムを有している。
【0004】感光体ドラムの周囲には、感光体ドラムが
回転される方向に沿って順に配置された帯電装置、現像
装置、転写装置およびクリーニング装置が配置されてい
る。なお、感光体ドラムの表面の現像装置と帯電装置の
間に対応する位置には、原稿の画像情報を光の明暗とし
て感光体ドラムに案内する露光機構により原稿に対応す
る画像情報が露光される。
【0005】感光体ドラムは、アルミニウムなどにより
円筒状に形成された導体の表面に、たとえば、セレンあ
るいはOPC (Organic Photo-Conductor すなわち有機
感光体) などの光導電層が所定の厚さに形成されたドラ
ム形状の光半導体であって、所定の電位に帯電された状
態で光が照射されることにより、光が照射された領域の
み導体として機能して、露光された画像情報に対応する
潜像を保持する。
【0006】帯電装置は、コロナ放電のための帯電ワイ
ヤを有し、帯電ワイヤに接続された電源装置により4〜
8キロボルトの電圧が印加されることで、感光体ドラム
に、たとえば、−700ボルトの表面電位を与える。
【0007】現像装置は、感光体ドラムの表面の現像位
置に対向配置され、トナーとトナーを所定の極性に摩擦
帯電させるとともに磁気ブラシを形成するキャリアから
なる現像剤を感光体ドラムに形成された静電潜像に供給
して、静電潜像にトナーのみを付着させてトナー像を形
成する現像ローラを有している。現像ローラは、回転可
能に形成された非磁性体の円筒状の外周部と所定の位置
に固定された磁石により形成され、現像剤を現像位置に
搬送するとともに、磁力によりキャリアを光束してトナ
ーのみを潜像に提供する。
【0008】転写装置は、帯電装置に類似したコロナ放
電装置あるいは金属ローラにより構成され、現像装置に
より感光体ドラムの静電潜像に提供されたトナーすなわ
ちトナー像を、感光体ドラムの回転に沿って供給される
用紙に、静電的に引き寄せることで、用紙に転写する。
【0009】露光機構は、原稿を保持する原稿テーブ
ル、原稿テーブルにセットされた原稿を照明する照明ラ
ンプ、照明ランプにより照明された原稿からの反射光に
所定の倍率を与える結像レンズおよび原稿からの反射光
を結像レンズに案内する一方で結像レンズを通過された
反射光を感光体ドラムに照射する複数のミラーを含み、
原稿テーブルにセットされた原稿の画像情報を光の明暗
として、感光体ドラムに伝達する。
【0010】ところで、今日、複写装置の機能の多様化
に関連して、拡大あるいは縮小可能な倍率範囲が拡大さ
れている。この場合、原稿サイズ、複写用紙サイズなら
びに拡大あるいは縮小可能な倍率の組み合わせにより原
稿上の複写可能な領域すなわち有効読取幅ならびに有効
読取長さが変化することから、原稿テーブルにセットし
た原稿が複写される領域を表示する原稿インジケータが
利用されている。
【0011】原稿インジケータは、感光体ドラムの軸線
と平行な方向すなわち主走査方向と平行かつ原稿テーブ
ルに原稿をセットする際の基準として利用される原稿テ
ーブルの一端の所定の位置に配置された主走査方向表示
部と、主走査方向と直交する副走査方向に原稿が移動さ
れると同様の状態を提供することで原稿の画像情報を感
光体ドラムに順次伝達するキャリッジの所定位置に形成
されたマーカを含む副走査方向表示部と、からなる。な
お、キャリッジは、通常、主走査方向に沿って延出され
た照明ランプと1枚のミラーを含み、このキャリッジを
感光体ドラムが回転される速度に等しい速度で原稿テー
ブルに沿って移動させることで、原稿の画像情報を感光
体ドラムに露光する。
【0012】原稿インジケータの主走査方向表示部は、
たとえば、ステッピングモータなどにより主走査方向に
移動可能に形成されたベルトあるいはワイヤに固定した
矢印等の表示部材により形成され、入力された複写倍率
に基づいて所定の位置に移動される。
【0013】原稿インジケータの副走査方向表示部は、
キャリッジの所定位置に形成されたマーカを原稿テーブ
ルに沿って平行に移動させることにより、複写可能な領
域を表示する。
【0014】ところで、複写装置による1回の複写動作
により複写可能な拡大あるいは縮小倍率は、一般には、
50%ないし200%の倍率に設定される。
【0015】すなわち、複写装置のように、要求される
倍率が100% (1:1) を含む系では、対象物 (原
稿) と像面 (感光体ドラム) との間 (対象物と像面の間
の距離を内分する位置) に結像レンズが配置されなけれ
ばならないことから、結像レンズの移動により提供可能
な倍率は、必然的に、制限される。今日では、結像レン
ズとして、移動距離に対する倍率変更能力を大きく設定
できるズームレンズも利用されているが、結像レンズの
移動およびズームにより設定可能な倍率としては、実質
的に、50%ないし200%の範囲となる。
【0016】従って、50%より小さい複写倍率ならび
に200%を越える複写倍率に対応する複写画像が必要
な場合には、ある倍率で複写された複写画像を原稿とし
て、2回の複写動作を繰り返さなければならない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、2回の複写動作を繰り返すことは、原稿画像
を複写可能な領域あるいは最終的に得られる画像の大き
さがわかりにくい問題がある。
【0018】ここで、複写倍率を無差別に設定して複写
動作を繰り返すことは、用紙および現像剤を浪費するこ
ととなる。また、複写装置が占有される時間が増大され
易いことから、複写装置の利用効率が低下する問題が生
じる。いうまでもなく、複写にかかる人件費を含む複写
コストも大幅に増大されることとなる。
【0019】この発明の目的は、設定された倍率に基づ
いて複写される原稿画像の画像領域を複写動作に先立っ
て表示可能な画像形成装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、原稿が載置される原稿台と、
複写倍率を入力する入力手段と、上記原稿台上の原稿に
光を照射する光源と、この光源により照明された原稿か
らの反射光に対応する像を保持する像担持体と、上記入
力手段により入力された複写倍率に対応して上記像担持
体に形成される像の大きさを変化する倍率変更手段と、
この倍率変更手段を上記入力手段により入力された複写
倍率を提供可能な位置に移動させる倍率変更手段移動手
段と、上記原稿台に載置される原稿の画像が上記入力手
段により入力された複写倍率により複写可能な第1の方
向の大きさを表示する第1の複写領域表示手段と、この
第1の複写領域表示手段を、複写可能な領域の範囲で移
動する第1の移動手段と、上記原稿台に載置される原稿
の画像が上記入力手段により入力された複写倍率により
複写可能な、第1の方向と直交する第2の方向の大きさ
を表示する第2の複写領域表示手段と、この第2の複写
領域表示手段を、複写可能な領域の範囲で移動する第2
の移動手段と、上記入力手段により入力された複写倍率
が、上記倍率変更手段移動手段による上記倍率変更手段
の1回の移動により提供可能な倍率の範囲を越える場合
には、上記入力手段により入力された複写倍率に対応す
る画像形成を2回の複写動作により達成するために、上
記倍率変更手段を上記倍率変更手段移動手段により所定
の位置に移動させるとともに、上記第1および第2の移
動手段により上記第1および第2の複写領域表示手段の
それぞれを、2回の複写動作により得られる複写像の大
きさを示す位置に移動させ、引き続いて、第1の複写動
作により得られた複写像を原稿として第2の複写動作が
実行させるために上記倍率変更手段を上記倍率変更手段
移動手段により所定の位置に移動させるとともに、上記
第1および第2の移動手段により上記第1および第2の
複写領域表示手段のそれぞれを、第1の複写動作により
得られた複写像を上記原稿台に載置すべき位置に移動さ
せる制御手段と、上記像担持体に形成された像を可視化
する現像手段とを具備することを特徴とする画像形成装
置を提供するものである。
【0021】またこの発明は、原稿が載置される原稿台
と、複写倍率を入力する入力手段と、上記原稿台上の原
稿に光を照射する光源と、この光源により照明された原
稿からの反射光に対応する像を保持する像担持体と、上
記入力手段により入力された複写倍率に対応して上記像
担持体に形成される像の大きさを変化する倍率変更手段
と、この倍率変更手段を上記入力手段により入力された
複写倍率を提供可能な位置に移動させる倍率変更手段移
動手段と、上記原稿台に載置される原稿の画像が上記入
力手段により入力された複写倍率により複写可能な第1
の方向の大きさを表示する第1の複写領域表示手段と、
この第1の複写領域表示手段を、複写可能な領域の範囲
で移動する第1の移動手段と、上記原稿台に載置される
原稿の画像が上記入力手段により入力された複写倍率に
より複写可能な、第1の方向と直交する第2の方向の大
きさを表示する第2の複写領域表示手段と、この第2の
複写領域表示手段を、複写可能な領域の範囲で移動する
第2の移動手段と、上記入力手段により入力された複写
倍率が、上記倍率変更手段移動手段による上記倍率変更
手段の1回の移動により提供可能な倍率の範囲を越える
場合には、上記入力手段により入力された複写倍率に対
応する画像形成を2回の複写動作により達成するため
に、上記倍率変更手段を上記倍率変更手段移動手段によ
り所定の位置に移動させるための位置、上記第1および
第2の移動手段により上記第1および第2の複写領域表
示手段のそれぞれを、2回の複写動作により得られる複
写像の大きさを示す位置、第1の複写動作により得られ
た複写像を原稿として第2の複写動作が実行させるため
に上記倍率変更手段を上記倍率変更手段移動手段により
所定の位置および上記第1および第2の移動手段により
上記第1および第2の複写領域表示手段のそれぞれを、
第1の複写動作により得られた複写像を上記原稿台に載
置すべき位置のそれぞれを演算する演算手段と、上記入
力手段により入力された複写倍率が、上記倍率変更手段
移動手段による上記倍率変更手段の1回の移動により提
供可能な倍率の範囲を越える場合には、上記演算手段に
より演算された位置に、上記倍率変更手段、上記第1お
よび第2の複写領域表示手段のそれぞれを、第1の複写
動作および第2の複写動作が実行される順に対応して移
動させる制御手段と、上記像担持体に形成された像を可
視化する現像手段とを具備することを特徴とする画像形
成装置を提供するものである。
【0022】さらにこの発明は、原稿が載置される原稿
台と、複写倍率を入力する入力手段と、上記原稿台上の
原稿に光を照射する光源と、この光源により照明された
原稿からの反射光に対応する像を保持する像担持体と、
上記入力手段により入力された複写倍率に対応して上記
像担持体に形成される像の大きさを変化する倍率変更手
段と、この倍率変更手段を上記入力手段により入力され
た複写倍率を提供可能な位置に移動させる倍率変更手段
移動手段と、上記原稿台に載置される原稿の画像が上記
入力手段により入力された複写倍率により複写可能な第
1の方向の大きさを表示する第1の複写領域表示手段
と、この第1の複写領域表示手段を、複写可能な領域の
範囲で移動する第1の移動手段と、上記原稿台に載置さ
れる原稿の画像が上記入力手段により入力された複写倍
率により複写可能な、第1の方向と直交する第2の方向
の大きさを表示する第2の複写領域表示手段と、この第
2の複写領域表示手段を、複写可能な領域の範囲で移動
する第2の移動手段と、上記入力手段により入力された
複写倍率が、上記倍率変更手段移動手段による上記倍率
変更手段の1回の移動により提供可能な倍率の範囲を越
える場合には、上記入力手段により入力された複写倍率
に対応する画像形成を2回の複写動作により達成するた
めに、上記倍率変更手段を上記倍率変更手段移動手段に
より所定の位置に移動させるための位置、上記第1およ
び第2の移動手段により上記第1および第2の複写領域
表示手段のそれぞれを、2回の複写動作により得られる
複写像の大きさを示す位置、第1の複写動作により得ら
れた複写像を原稿として第2の複写動作が実行させるた
めに上記倍率変更手段を上記倍率変更手段移動手段によ
り所定の位置および上記第1および第2の移動手段によ
り上記第1および第2の複写領域表示手段のそれぞれ
を、第1の複写動作により得られた複写像を上記原稿台
に載置すべき位置のそれぞれを演算する演算手段と、上
記入力手段により入力された複写倍率が、上記倍率変更
手段移動手段による上記倍率変更手段の1回の移動によ
り提供可能な倍率の範囲を越える場合には、上記演算手
段により演算された位置に、上記倍率変更手段、上記第
1および第2の複写領域表示手段のそれぞれを、第1の
複写動作および第2の複写動作が実行される順に対応し
て移動させる制御手段と、上記像担持体に形成された像
を可視化する現像手段とを具備することを特徴とする画
像形成装置を提供するものである。
【0023】またさらにこの発明は、原稿が載置される
原稿台と、複写倍率を入力する入力手段と、上記原稿台
上の原稿に光を照射する光源と、この光源により照明さ
れた原稿からの反射光に対応する像を保持する像担持体
と、上記入力手段により入力された複写倍率に対応して
上記像担持体に形成される像の大きさを変化する倍率変
更手段と、この倍率変更手段を上記入力手段により入力
された複写倍率を提供可能な位置に移動させる倍率変更
手段移動手段と、上記原稿台に載置される原稿の画像が
上記入力手段により入力された複写倍率により複写可能
な第1の方向の大きさを表示する第1の複写領域表示手
段と、この第1の複写領域表示手段を、複写可能な領域
の範囲で移動する第1の移動手段と、上記原稿台に載置
される原稿の画像が上記入力手段により入力された複写
倍率により複写可能な、第1の方向と直交する第2の方
向の大きさを表示する第2の複写領域表示手段と、この
第2の複写領域表示手段を、複写可能な領域の範囲で移
動する第2の移動手段と、上記入力手段により入力され
た複写倍率が、上記倍率変更手段移動手段による上記倍
率変更手段の1回の移動により提供可能な倍率の範囲を
越える場合には、上記入力手段により入力された複写倍
率に対応する画像形成を2回の複写動作により達成する
ために、上記倍率変更手段を上記倍率変更手段移動手段
により所定の位置に移動させるための位置、上記第1お
よび第2の移動手段により上記第1および第2の複写領
域表示手段のそれぞれを、2回の複写動作により得られ
る複写像の大きさを示す位置、第1の複写動作により得
られた複写像を原稿として第2の複写動作が実行させる
ために上記倍率変更手段を上記倍率変更手段移動手段に
より所定の位置および上記第1および第2の移動手段に
より上記第1および第2の複写領域表示手段のそれぞれ
を、第1の複写動作により得られた複写像を上記原稿台
に載置すべき位置のそれぞれを演算する演算手段と、上
記入力手段により入力された複写倍率が、上記倍率変更
手段移動手段による上記倍率変更手段の1回の移動によ
り提供可能な倍率の範囲を越える場合には、上記演算手
段により演算された位置に、上記倍率変更手段、上記第
1および第2の複写領域表示手段のそれぞれを、第1の
複写動作および第2の複写動作が実行される順に対応し
て移動させる制御手段と、上記像担持体に形成された像
を可視化する現像手段とを具備することを特徴とする画
像形成装置を提供するものである。さらにまたこの発明
は、原稿が載置される原稿台と、複写倍率を入力する入
力手段と、上記原稿台上の原稿に光を照射する光源と、
この光源により照明された原稿からの反射光に対応する
像を保持する像担持体と、上記入力手段により入力され
た複写倍率に対応して上記像担持体に形成される像の大
きさを変化する倍率変更手段と、この倍率変更手段を上
記入力手段により入力された複写倍率を提供可能な位置
に移動させる倍率変更手段移動手段と、上記原稿台に載
置される原稿の画像が上記入力手段により入力された複
写倍率により複写可能な第1の方向の大きさを表示する
第1の複写領域表示手段と、この第1の複写領域表示手
段を、複写可能な領域の範囲で移動する第1の移動手段
と、上記原稿台に載置される原稿の画像が上記入力手段
により入力された複写倍率により複写可能な、第1の方
向と直交する第2の方向の大きさを表示する第2の複写
領域表示手段と、この第2の複写領域表示手段を、複写
可能な領域の範囲で移動する第2の移動手段と、上記入
力手段により入力された複写倍率が、上記倍率変更手段
移動手段による上記倍率変更手段の1回の移動により提
供可能な倍率の範囲を越える場合には、2回の複写動作
が必要ならびに対応する手順を表示する表示手段と、上
記入力手段により入力された複写倍率が、上記倍率変更
手段移動手段による上記倍率変更手段の1回の移動によ
り提供可能な倍率の範囲を越える場合には、上記倍率変
更手段移動手段による制御量を入力された複写倍率を2
回の複写動作により達成可能な第1および第2の複写倍
率の組み合わせを演算し、第1の複写倍率を提供可能な
位置に上記倍率変更手段移動手段により上記倍率変更手
段を移動させて第1の複写動作を実行させ、上記表示手
段に第1の複写動作により得られた複写像を原稿として
載置するよう表示させるとともに、上記倍率変更手段の
位置を第2の複写倍率を提供可能な位置に上記倍率変更
手段を上記倍率変更手段移動手段により移動させて第2
の複写動作を実行させる制御手段と、上記像担持体に形
成された像を可視化する現像手段とを具備することを特
徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0024】またさらにこの発明は、原稿が載置される
原稿台と、複写倍率を入力する入力手段と、上記原稿台
上の原稿に光を照射する光源と、この光源により照明さ
れた原稿からの反射光に対応する像を保持する像担持体
と、上記入力手段により入力された複写倍率に対応して
上記像担持体に形成される像の大きさを変化する倍率変
更手段と、この倍率変更手段を上記入力手段により入力
された複写倍率を提供可能な位置に移動させる倍率変更
手段移動手段と、上記原稿台に載置される原稿の画像が
上記入力手段により入力された複写倍率により複写可能
な第1の方向の大きさを表示する第1の複写領域表示手
段と、この第1の複写領域表示手段を、複写可能な領域
の範囲で移動する第1の移動手段と、上記原稿台に載置
される原稿の画像が上記入力手段により入力された複写
倍率により複写可能な、第1の方向と直交する第2の方
向の大きさを表示する第2の複写領域表示手段と、この
第2の複写領域表示手段を、複写可能な領域の範囲で移
動する第2の移動手段と、上記入力手段により入力され
た複写倍率が、上記倍率変更手段移動手段による上記倍
率変更手段の1回の移動により提供可能な倍率の範囲を
越える場合には、2回の複写動作が必要ならびに対応す
る手順を表示する表示手段と、上記入力手段により入力
された複写倍率が、上記倍率変更手段移動手段による上
記倍率変更手段の1回の移動により提供可能な倍率の範
囲を越える場合には、上記倍率変更手段移動手段による
制御量を入力された複写倍率の平方根あるいは平方根分
の1に対応する位置に移動して第1の複写動作を実行さ
せ、第1の複写動作により得られた複写像を原稿として
第2の複写動作が実行される場合、上記倍率変更手段の
位置を第1の複写動作と同一の位置に保持させるととも
に、上記第1の移動手段および上記第2の移動手段を付
勢して、上記第1の複写領域表示手段および上記第2の
移動手段のそれぞれを、第1の複写動作により得られた
複写像を上記原稿台に載置すべき位置に移動させる制御
手段と、上記像担持体に形成された像を可視化する現像
手段とを具備することを特徴とする画像形成装置を提供
するものである。さらにまたこの発明は、原稿が載置さ
れる原稿台と、複写倍率を入力する入力手段と、上記原
稿台上の原稿に光を照射する光源と、この光源により照
明された原稿からの反射光に対応する像を保持する像担
持体と、上記入力手段により入力された複写倍率に対応
して上記像担持体に形成される像の大きさを変化する倍
率変更手段と、この倍率変更手段を上記入力手段により
入力された複写倍率を提供可能な位置に移動させる倍率
変更手段移動手段と、上記原稿台に載置される原稿の画
像が上記入力手段により入力された複写倍率により複写
可能な第1の方向の大きさを表示する第1の複写領域表
示手段と、この第1の複写領域表示手段を、複写可能な
領域の範囲で移動する第1の移動手段と、上記原稿台に
載置される原稿の画像が上記入力手段により入力された
複写倍率により複写可能な、第1の方向と直交する第2
の方向の大きさを表示する第2の複写領域表示手段と、
上記光源を前記原稿台と平行に移動するとともに上記第
2の複写領域表示手段を、複写可能な領域の範囲で移動
する第2の移動手段と、上記入力手段により入力された
複写倍率が、上記倍率変更手段移動手段による上記倍率
変更手段の1回の移動により提供可能な倍率の範囲を越
える場合には、2回の複写動作が必要ならびに対応する
手順を表示する表示手段と、上記入力手段により入力さ
れた複写倍率が、上記倍率変更手段移動手段による上記
倍率変更手段の1回の移動により提供可能な倍率の範囲
を越える場合には、上記倍率変更手段移動手段による制
御量を入力された複写倍率を2回の複写動作により達成
可能な第1および第2の複写倍率の組み合わせを演算
し、第1の複写倍率を提供可能な位置に上記倍率変更手
段移動手段により上記倍率変更手段を移動させて第1の
複写動作を実行させ、上記表示手段に第1の複写動作に
より得られた複写像を原稿として載置するよう表示させ
るとともに、上記倍率変更手段の位置を第2の複写倍率
を提供可能な位置に上記倍率変更手段を上記倍率変更手
段移動手段により移動させて第2の複写動作を実行させ
る制御手段と、上記像担持体に形成された像を可視化す
る現像手段とを具備することを特徴とする画像形成装置
を提供するものである。
【0025】またさらにこの発明は、原稿が載置される
原稿台と、複写倍率を入力する入力手段と、上記原稿台
上の原稿に光を照射する光源と、この光源により照明さ
れた原稿からの反射光に対応する像を保持する像担持体
と、上記入力手段により入力された複写倍率に対応して
上記像担持体に形成される像の大きさを変化する倍率変
更手段と、この倍率変更手段を上記入力手段により入力
された複写倍率を提供可能な位置に移動させる倍率変更
手段移動手段と、上記原稿台に載置される原稿の画像が
上記入力手段により入力された複写倍率により複写可能
な第1の方向の大きさを表示する第1の複写領域表示手
段と、この第1の複写領域表示手段を、複写可能な領域
の範囲で移動する第1の移動手段と、上記原稿台に載置
される原稿の画像が上記入力手段により入力された複写
倍率により複写可能な、第1の方向と直交する第2の方
向の大きさを表示する第2の複写領域表示手段と、上記
光源を前記原稿台と平行に移動するとともに上記第2の
複写領域表示手段を、複写可能な領域の範囲で移動する
第2の移動手段と、上記入力手段により入力された複写
倍率が、上記倍率変更手段移動手段による上記倍率変更
手段の1回の移動により提供可能な倍率の範囲を越える
場合には、2回の複写動作が必要ならびに対応する手順
を表示する表示手段と、上記入力手段により入力された
複写倍率が、上記倍率変更手段移動手段による上記倍率
変更手段の1回の移動により提供可能な倍率の範囲を越
える場合には、上記倍率変更手段移動手段による制御量
を入力された複写倍率の平方根あるいは平方根分の1に
対応する位置に移動して第1の複写動作を実行させ、第
1の複写動作により得られた複写像を原稿として第2の
複写動作が実行される場合、上記倍率変更手段の位置を
第1の複写動作と同一の位置に保持させるとともに、上
記第1の移動手段および上記第2の移動手段を付勢し
て、上記第1の複写領域表示手段および上記第2の移動
手段のそれぞれを、第1の複写動作により得られた複写
像を上記原稿台に載置すべき位置に移動させる制御手段
と、上記像担持体に形成された像を可視化する現像手段
とを具備することを特徴とする画像形成装置を提供する
ものである。さらにまたこの発明は、原稿が載置される
原稿台と、複写倍率を入力する入力手段と、用紙サイズ
を設定する設定手段と、前記入力手段により入力される
複写倍率に応じて前記原稿台上の原稿の画像を変倍し前
記設定手段により設定されたサイズの用紙上に形成する
画像形成手段と、前記原稿台に載置される原稿の画像を
前記入力手段により入力された複写倍率により変倍する
際の前記原稿台上の複写可能領域のうち第1の方向の大
きさを表示する第1の複写領域表示手段と、前記原稿台
に載置される原稿の画像を前記入力手段により入力され
た複写倍率により変倍する際の前記原稿台上の複写可能
領域のうち前記第1の方向と直交する第2の方向の大き
さを表示する第2の複写領域表示手段と、前記入力手段
により入力された複写倍率が、前記画像形成手段により
1回の画像形成動作における最大の複写可能倍率を越え
て設定されたとき、前記入力手段により入力された複写
倍率に対応する画像形成を前記画像形成手段の2回の画
像形成動作により達成するために、1回目の複写動作時
には、前記設定された用紙サイズのうち前記第1の方向
の長さを前記入力された複写倍率分の1した位置に前記
第1の領域表示手段を移動し、前記設定された用紙サイ
ズのうち前記第2の方向の長さを前記入力された複写倍
率分の1した位置に前記第2の領域表示手段を移動し、
前記原稿台上の原稿の画像を所定の倍率に変倍して1回
目の画像形成動作を行い、2回目の画像形成動作時に
は、前記設定された用紙サイズのうち前記第1の方向の
長さを前記入力された複写倍率分の1して前記所定の倍
率を乗じた位置に前記第1の領域表示手段を移動し、前
記設定された用紙サイズのうち前記第2の方向の長さを
前記入力された複写倍率分の1して前記所定の倍率を乗
じた位置に前記第2の領域表示手段を移動し、前記原稿
台上の原稿の画像を前記所定の倍率分の前記入力された
複写倍率で表される倍率に変倍して2回目の画像形成動
作を行わせる制御手段と、を具備することを特徴とする
画像形成装置を提供するものである。
【0026】またさらにこの発明は、原稿が載置される
原稿台と、複写倍率を入力する入力手段と、用紙サイズ
を設定する設定手段と、前記入力手段により入力される
複写倍率に応じて前記原稿台上の原稿の画像を変倍し前
記設定手段により設定されたサイズの用紙上に形成する
画像形成手段と、前記原稿台に載置される原稿の画像を
前記入力手段により入力された複写倍率により変倍する
際の前記原稿台上の複写可能領域のうち第1の方向の大
きさを表示する第1の複写領域表示手段と、前記原稿台
に載置される原稿の画像を前記入力手段により入力され
た複写倍率により変倍する際の前記原稿台上の複写可能
領域のうち前記第1の方向と直交する第2の方向の大き
さを表示する第2の複写領域表示手段と、前記入力手段
により入力された複写倍率が、前記画像形成手段により
1回の画像形成動作における最大の複写可能倍率を越え
て設定されたとき、前記入力手段により入力された複写
倍率に対応する画像形成を前記画像形成手段の2回の画
像形成動作により達成するために、1回目の複写動作時
には、前記設定された用紙サイズのうち前記第1の方向
の長さを前記入力された複写倍率分の1した位置に前記
第1の領域表示手段を移動し、前記設定された用紙サイ
ズのうち前記第2の方向の長さを前記入力された複写倍
率分の1した位置に前記第2の領域表示手段を移動し、
前記原稿台上の原稿の画像を前記入力された複写倍率の
平方根に相当する倍率に変倍して1回目の画像形成動作
を行い、2回目の画像形成動作時には、前記設定された
用紙サイズのうち前記第1の方向の長さを前記入力され
た複写倍率の平方根に相当する倍率の位置に前記第1の
領域表示手段を移動し、前記設定された用紙サイズのう
ち前記第2の方向の長さを前記入力された複写倍率の平
方根に相当する倍率の位置に前記第2の領域表示手段を
移動し、前記原稿台上の原稿の画像を前記入力された複
写倍率の平方根に相当する前記所定の倍率に変倍して2
回目の画像形成動作を行わせる制御手段と、を具備する
ことを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明の実
施の形態を説明する。
【0028】図1に示されるように、画像形成装置すな
わち複写装置2は、複写対象物すなわち原稿Dが載置さ
れる原稿テーブル10、及び、原稿テーブル10に対し
て開閉可能に形成され、原稿テーブル10に載置された
原稿Dを原稿テーブル10に密着させる原稿押さえ11
を有している。原稿テーブル10の一端には、原稿Dの
先端位置を規定するための原稿ストッパ12が配置され
ている。
【0029】原稿ストッパ12には、図2を用いて後述
するスリット状の開口12aが形成されている。開口1
2aの下方には、原稿テーブル11を上方から見た状態
で、開口12aの所定の位置に露出されることで、原稿
テーブル10に対して原稿をセットする際の主走査方向
の指標となる原稿インジケータ (主走査方向部) 12b
が配置されている。
【0030】原稿テーブル10の下方すなわち装置2の
内側には、原稿テーブル10に載置された原稿Dを照明
する露光ランプ14、露光ランプ14から発生される照
明光を原稿Dに集光する反射板16、及び、原稿Dから
の反射光を折曲げる第1ミラー18などが一体に形成さ
れ、原稿Dからの反射光を所定の方向に反射させる第一
キャリッジ20が配置されている。なお、反射板16の
所定の位置には、図3を用いて後述するように、原稿イ
ンジケータ (副走査方向部) 16aが形成されている。
【0031】第一キャリッジ20は、原稿テーブル10
と平行に移動可能に配置され、図示しないパルスモータ
によって、原稿テーブル10に沿って往復動される。な
お、露光ランプ14は、後述するランプレギュレータに
接続され、図示しない操作パネルから入力される露光量
に対応するさまざなな光量に対応して調整されたランプ
レギュレータからの電圧により点灯される。
【0032】第1ミラー18により反射された反射光が
案内される方向には、第1ミラー18を介して折曲げら
れた原稿Dからの反射光を順に折曲げる第2ミラー22
および第3ミラー24が互いに直角に配置されている。
なお、第2ミラー22および第3ミラー24は、第二キ
ャリッジ26に固定されている。
【0033】第二キャリッジ26は、第一キャリッジ2
0を駆動する図示しない歯付きベルトなどによって第一
キャリッジ20に対して従動されるとともに、第一キャ
リッジ20に対し、1/2の速度で原稿テーブル10と
平行に移動される。
【0034】第一キャリッジ20の下方であって、第二
キャリッジ26を介して折返された光の光軸を含む面内
には、図示しない駆動機構により移動可能に形成され、
第二キャリッジ26を介して案内された原稿Dからの反
射光を後述する感光体ドラムの所定位置に、後述する操
作パネルにより入力された複写倍率に対応する位置で結
像させる結像レンズ28が配置されている。結像レンズ
28を通過された原稿Dの反射光が案内される方向に
は、結像レンズ28を通過された反射光を直角に折り返
す第4ミラー30、第4ミラー30と直角に配置され、
第4ミラー30で反射された反射光をさらに折り返す第
5ミラー32が配置されている。なお、第4,第5ミラ
ー30,32は、ミラー保持枠34により一体に保持さ
れるとともに、結像レンズ28と同様に、複写倍率に応
じて変化される焦点距離の変動を補正するために、図示
しない駆動機構を介してレンズ28の光軸に沿って移動
可能に形成されている。
【0035】第5ミラー32により反射された反射光が
案内される方向には、反射光を後述する感光体ドラムの
所定の位置に露光するための露光ミラー36が配置され
ている。
【0036】複写装置2の概ね中央には、露光ミラー3
6を介して伝達された光により、原稿の画像に対応する
画像が形成される記録媒体すなわち感光体ドラム38が
配置されている。この感光体ドラム38は、図示しない
モータにより所定の速度で矢印の方向に回転される。
【0037】感光体ドラム38の周囲には、感光体ドラ
ム38が回転される方向に沿って、ドラム38に所定の
電荷を帯電させる帯電装置40、図4を用いて後述する
操作パネルを介して入力された用紙サイズあるいは画像
形成倍率に対応する画像形成領域の外側に相当するドラ
ム38上の電荷を消去する周辺領域消去LED42、ド
ラム38に形成された静電潜像にトナーを供給すること
で現像する現像装置44、ドラム38に形成されたトナ
ー像を用紙に転写させるとともに、トナー像が転写され
る際にドラム38に静電的に吸着された用紙をドラム3
8から分離させるための転写分離装置46、及び、ドラ
ム38の表面に残ったトナーをかき落とすとともに、ド
ラム38の表面に残った電荷を除去するクリーニング除
電装置48などが順に配置されている。
【0038】感光体ドラム38が回転される方向の上流
に対応する位置であって、この実施例では装置2の右方
には、感光体ドラム38に形成された画像すなわちトナ
ー像が転写されるための用紙を保持する第1および第2
の用紙カセット50aおよび50bがスロット52aお
よび52bにより着脱可能に保持されている。
【0039】感光体ドラム38とスロット52a (カセ
ット50a) との間には、用紙カセット50aから用紙
を1枚ずつ引出す給紙ローラ54a、及び、給紙ローラ
54aおよび給紙ローラ54bを介して引出された用紙
を感光体ドラム38へ送出するための搬送ローラ56a
が配置されている。同様に、感光体ドラム38とスロッ
ト52b (カセット50b) との間には、用紙カセット
50bから用紙を1枚ずつ引出す給紙ローラ54b、及
び、給紙ローラ54bを介して引出された用紙を感光体
ドラム38へ送出するための搬送ローラ56bが配置さ
れている。
【0040】感光体ドラム38と各搬送ローラ56aお
よび搬送ローラ56bとの間には、それぞれのカセット
から取出された用紙の傾きを補正するとともに、感光体
ドラム38上のトナー像の先端と用紙の先端とを整合さ
せ、感光体ドラム38の外周面の移動速度と同じ速度で
用紙を給送するタイミングローラ58が配置されてい
る。なお、タイミングローラ58の搬送ローラ側には、
タイミングローラ58に向けて搬送されている用紙がタ
イミングローラ58の直前の位置に到達したことおよび
用紙の後端がタイミングローラ58を通過したことを検
知する用紙センサ58aが配置され、タイミングローラ
58の回転の制御および装置2内の用紙のつまりの検知
に利用される。
【0041】感光体ドラム38が回転される方向に沿っ
て転写装置46の下流に対応する位置には、感光体ドラ
ム38上に形成されたトナー像が転写された用紙を搬送
する搬送装置60、用紙に転写されたトナーを加熱する
ことで溶融させ、用紙に定着させる定着装置62、及
び、トナー像が定着された用紙を装置2の外部へ排出さ
せる一対の排出ローラ64を有している。
【0042】定着装置62は、ローラ表面が互いに圧接
されたヒートローラ対を含み、ローラ相互間を用紙が通
過される際に用紙に保持されているトナーを加熱するこ
とでトナー像を溶融させつつトナー像と用紙とを加圧す
ることで、用紙にトナー像を固定させる。
【0043】図2 (a) および図2 (b) は、原稿イン
ジケータ (主走査方向部) の構造を示す概略平面図およ
び部分断面図である。
【0044】図2 (a) に示されるように、原稿インジ
ケータ12bは、歯付きベルトまたはワイヤなどの無端
搬送体12cの所定の位置に固定されている。無端搬送
体12cの一端は、ステッピングモータ (インジケータ
モータ) 12dの回転軸に接続されたプーリにより回転
可能に支持されている。これにより、ステッピングモー
タ12dが回転されて無端搬送体12cが移動されるこ
とで、原稿インジケータ12bが原稿ストッパ12の開
口12aの長手方向に沿って往復動される。
【0045】図2 (b) に示されるように、原稿インジ
ケータ12bは、原稿ストッパ12の開口12aにより
原稿テーブル11の上方から目視可能に形成されてい
る。
【0046】図3は、原稿インジケータ (副走査方向
部) の構造を示す概略である。
【0047】図3に示されるように、原稿インジケータ
(副走査方向部) 16aは、第一キャリッジ20に配置
された反射板16の所定の位置、たとえば、操作パネル
90に近接する側の原稿テーブル11の直下に対応する
位置に、原稿テーブル11の上方から目視可能に、印刷
あるいはテーピング等により形成される。
【0048】原稿インジケータ (副走査方向部) 16a
は、第一キャリッジ20と一体であることから、モータ
駆動回路112による図示しない走査モータの回転によ
り、原稿テーブル11に沿って往復動される。
【0049】図4には、図1に示されている複写装置の
上部前面に配置される操作パネルが示されている。
【0050】図4から明らかなように、操作パネル90
の中央右よりには、複写動作の開始を指示する動作開始
信号を出力するプリントキー91、「0」〜「9」まで
の数字を入力可能であって、複写枚数あるいは複写倍率
を入力するための数字キー92 (92a〜92j) 、数
字キー92により入力された条件を「0」に戻すための
クリアキー93および入力されている全てのを条件をク
リアするとともに、現在の動作を中断させるオールクリ
アキー94が配置されている。
【0051】操作パネル90のおおむね中央には、複写
装置2の動作状態あるいは操作手順等を表示する液晶表
示装置95が配置されている。液晶表示装置95には、
入力された複写倍率および複写枚数ならびにトナー補給
のタイミング等の数字およびメッセージが表示される。
なお、複写倍率および複写枚数のそれぞれは、倍率表示
部95aおよび部数表示部95bに表示される。
【0052】操作パネル90の液晶表示装置95の近傍
には、原稿Dのサイズと記録用紙のサイズを入力するこ
とにより複写倍率を自動的に設定する自動倍率モードの
ための原稿サイズ入力キー96a、用紙サイズ入力キー
96b、複写倍率を任意に設定するための倍率設定キー
97、複写された画像画像の濃淡を変更するためのデー
タを入力するための濃度調整キー98、及び、たとえ
ば、画像合成あるいは一部消去などに代表される複写モ
ードを設定するための複写モード入力キー99などが配
置されている。なお、倍率設定キー97は、現在設定さ
れている複写倍率を100%に戻す等倍キー97a、現
在設定されてる複写倍率よりもさらに小さい複写倍率を
設定する縮小キー97bおよび現在設定されてる複写倍
率よりも大きな複写倍率を設定する拡大キー97cとし
て、3つのキーに機能が分担されている。また、複写倍
率は、数字キー92 (92a〜92j) による数値入力
によっても入力可能である。
【0053】図5には、図1ないし図4に示した複写装
置の各部を制御する制御部が概略的に示されている。
【0054】図5に示されるように、制御部100は、
主制御部としてのCPU (中央処理装置) 110を含ん
でいる。
【0055】CPU110には、図4に示した操作パネ
ル90、及び、装置2を構成する多くの機構あるいは回
路、たとえば、感光体ドラム30を回転させる図示しな
い主モータならびに第一および第二のキャリッジ20お
よび26を移動させるための図示しない走査モータ (ス
テッピングモータ) あるいは現像装置の現像ローラを回
転する現像モータが主モータと独立に配置される場合に
は現像モータ等を含むさまざまなモータを回転させるモ
ータ駆動回路112、周辺領域消去LED42の各LE
D素子を点灯させる消去LED点灯回路114、帯電装
置14ならびに転写装置18に印加される高電圧を発生
する高電圧発生回路116、図示しない多くのセンサか
ら出力される出力信号を取り込んでCPU110に報知
する入力回路118などが接続される。
【0056】CPU110にはまた、原稿インジケータ
12bを所定位置に移動させるために無端搬送体12c
を駆動するステッピングモータ (インジケータモータ)
12dを所定方向に回転させるインジケータ制御回路1
20ならびに結像レンズ28とミラー枠34とを入力さ
れた複写倍率に対応される位置に移動する図示しないレ
ンズモータを制御するレンズモータ制御回路122が接
続されている。なお、原稿インジケータ (副走査方向
部) 16aは、図3を用いて説明したように、第一キャ
リッジ20の反射板16に一体に形成されていることか
ら、モータ駆動回路112により、所定の位置に移動さ
れる。
【0057】CPU110にはさらに、予め決められて
いるイニシャルデータ、装置2が組み立てられる際に設
定された調整データならびに操作パネル90により入力
される変数データ等が記憶されるメモリユニット130
が接続されている。
【0058】メモリユニット130は、予め決められて
いる数値データあるいは装置2を動作させるための制御
データなどが記憶されている読みだし専用メモリ (RO
M)132、操作パネル90を介して入力された複写条
件データなどが一時的に記憶されるランダム・アクセス
・メモリ (RAM) 134、及び、装置2が組立てられ
る際に入力される調整データ、たとえば、照明ランプ1
6を点灯させるための基準電圧などが記憶される不揮発
性メモリ (NVM) 136を含んでいる。
【0059】ROM132には、周辺領域消去LED4
2の各LED素子の点灯位置 (たとえば、スロット50
aおよび50bに配置されている図示しないサイズ検出
スイッチによって検出された用紙の大きさに合わせて用
紙の周囲に形成される画像を所定幅だけ消去するために
複写用紙の大きさと複写倍率によって規定される) 、複
写倍率に対応する第一キャリッジ20の移動速度すなわ
ち図示しないステッピングモータに供給される駆動パル
ス量、及び、操作パネル90のそれぞれのキーがオンさ
れた場合に出力される信号データなどが記憶されてい
る。
【0060】RAM134には、操作パネル90により
入力されるデータ、たとえば、複写部数、複写倍率なら
びに画像濃度等に対応するデータが、オールクリアキー
94が操作されるまでの間、一時的に記憶される。RA
M134には、操作パネルの所定のキーを介して設定さ
れる複写モードも記憶される。
【0061】次に、この発明の複写装置2の動作の特徴
を説明する。
【0062】図1を参照すれば、原稿テーブル10に載
置された複写対象物すなわち原稿Dに記録されている画
像情報は、原稿押さえ11により原稿テーブル10に密
着されたのち、露光ランプ14および反射板16を介し
て照明されることにより生じる反射光として、第一キャ
リッジ20の第1ミラー18、第二キャリッジ26の第
2ミラー22および第3ミラー24、結像レンズ28、
ミラー保持枠34に保持されている第4ミラー30およ
び第5ミラー32、及び、露光ミラー36を順に通過さ
れて、帯電装置40および周辺領域消去LED42によ
り予め所定の電位が与えられている感光体ドラム38に
案内される。
【0063】感光体ドラム38に案内された原稿Dから
の反射光すなわち画像情報は、ドラム38により、画像
情報に対応した静電潜像に変換される。ドラム38上の
静電潜像は、現像装置44により供給されるトナーによ
りトナー像として現像されたのち、転写装置46によ
り、スロット52aおよび52bに挿入されている用紙
カセット50aおよび50bのいづれかから、給紙ロー
ラ54aまたは54b、搬送ローラ56aまたは56b
およびタイミングローラ58を介して供給される用紙
に、転写される。
【0064】トナー像が転写された用紙は、搬送装置6
0を介して定着装置62に搬送されたのち、定着装置6
2によりトナー像すなわちトナーが固着されて、排出ロ
ーラ64により装置2の外部へ案内される。
【0065】一方、トナー像を用紙に引き渡した感光体
ドラム38は、クリーニング除電装置48により表面に
残った電荷およびトナーが除去されたのち、再び、次の
画像形成に利用される。
【0066】なお、複写枚数が2以上の場合あるいは次
の原稿が供給された場合には、上記一連の複写動作が繰
り返される。
【0067】ところで、プリントキー91がオンされる
に先だって、結像レンズ28、第4ミラー30および第
5ミラー32 (ミラー枠34) のそれぞれは、操作パネ
ル90の倍率設定キー97により入力されている複写倍
率に対応する所定の位置に移動される。また、原稿イン
ジケータ主走査方向部12bおよび原稿インジケータ
(副走査方向部) 14bも、倍率設定キー97により入
力された倍率により原稿の画像を複写可能な領域を指示
する位置に移動される。なお、原稿サイズ、用紙サイズ
および複写倍率のいづれも入力されずにプリントキー9
1がオンされた場合には、CPU110の制御により複
写倍率が100%に設定されるとともに、対応する大き
さの用紙を収容しているカセットからの用紙の給送が指
示される。
【0068】たとえば、原稿テーブル11に原稿Dが載
置され、原稿サイズ入力キー96aおよび用紙サイズ入
力キー96bにより、原稿サイズと用紙サイズが入力さ
れると、CPU110の制御によりROM122に記憶
されている倍率設定テーブルが参照されて、結像レンズ
28、第4ミラー30および第5ミラー32 (ミラー枠
34) のそれぞれの位置を示す位置データが読み出され
る。
【0069】続いて、レンズモータ制御回路122を介
して図示しないレンズモータが所定量回転され、結像レ
ンズ28ならびにミラー枠34 (第4および第5ミラー
30および32) が、操作パネル90を介して入力され
た複写倍率に対応される位置に移動される。なお、倍率
設定キー97 (97b,97c) または数字キー92
(92a〜92j) により複写倍率が直接入力された場
合も、結像レンズ28、第4ミラー30および第5ミラ
ー32 (ミラー枠34) のそれぞれが入力された複写倍
率に対応される位置に移動されることはいうまでもな
い。
【0070】同時に、CPU110の制御により、RO
M122に記憶されているインジケータ設定テーブルか
ら原稿インジケータ (主走査方向) 12bの位置を示す
位置データが読み出され、インジケータ制御回路120
を介してステッピングモータ12dが回転されることで
インジケータ12bが所定の位置に移動される。同様
に、モータ駆動回路112により図示しない走査モータ
が回転され、原稿インジケータ (副走査方向) 16aが
所定の位置に移動される。
【0071】しかしながら、既に説明したように、倍率
が1:1 (100%) となる条件を含むレンズ系では、
対象物 (原稿D) と像面 (感光体ドラム30) との間
(対象物と像面の間の距離を内分する位置) に結像レン
ズが配置されなければならないことから、結像レンズの
移動により提供可能な倍率は、必然的に、制限される。
今日では、結像レンズとして、移動距離に対する倍率変
更能力を大きく設定できるズームレンズも利用されてい
るが、結像レンズの移動およびズームにより設定可能な
倍率としては、実質的に、50%ないし200%の範囲
となる。
【0072】従って、50%より小さい複写倍率ならび
に200%を越える複写倍率に対応する複写画像が必要
な場合には、ある倍率で複写された複写画像を原稿とし
て、もう一度複写動作を繰り返す必要がある。この場
合、2回の複写動作により複写される原稿の画像領域あ
るいは最終的に得られる複写画像の大きさを容易に把握
することは困難である。
【0073】以下、入力された複写倍率が50%未満あ
るいは200%より大きい場合に、原稿Dを複写して得
られた複写画像を原稿として複写動作を繰り返す方法に
より25%以上50%未満および200%を越え400
%以下の倍率での複写を可能とする複写装置2の動作に
ついて説明する。
【0074】図6は、A4サイズの大きさを有する原稿
Dの画像を300%に拡大複写する際の原稿インジケー
タ (主走査方向) 12b、原稿インジケータ (副走査方
向)16a、結像レンズ28、ミラー枠34 (第4ミラ
ー30,第5ミラー32) の位置の設定方法および2回
の複写におけるそれぞれの移動制御を説明するフローチ
ャートである。
【0075】第1に、長手方向と原稿ストッパ12とが
一致するよう、A4サイズすなわち297ミリメートル
(以下、mmと示す) ×210mmの原稿を原稿テーブ
ル11にセットすることが原稿サイズキー96aにより
入力される (STP1) 。
【0076】続いて、300% (所定倍率) が入力され
ると (STP2) 、操作パネル90の液晶表示装置95
に、たとえば、『倍率が200%を越えているので、2
回の複写が必要です』などのメッセージが表示される
(STP3) 。
【0077】次に、インジケータ制御回路120により
ステッピングモータ12dが回転され、原稿インジケー
タ (主走査方向) 12bが297/3mmの位置に、ま
た、モータ駆動回路112により図示しない走査モータ
が回転され、原稿インジケータ (副走査方向) 16aが
210/3mmの位置に、それぞれ、移動される (ST
P4) 。
【0078】続いて、レンズモータ制御回路122の制
御により図示しないレンズモータが所定量回転され、結
像レンズ28ならびにミラー枠34 (第4および第5ミ
ラー30および32) が、平方根3×100%に対応す
る位置に移動される。なお、この場合、平方根3×10
0%に対応する位置データは、ROM132に記憶され
ている倍率設定テーブルからCPU110により取り出
される (STP5) 。
【0079】ここで、A4サイズの原稿から拡大複写可
能な領域が原稿インジケータ12bおよび16aで表示
される領域にセットされ (STP6) 、プリントキー9
1がオンされることで (STP7) 、原稿の所定の領域
が173% (平方根3×100%) に拡大複写される
(STP8) 。
【0080】次に、『複写された複写画像を、インジケ
ータに従ってもう一度原稿テーブルにセットしてくださ
い』などのメッセージが表示される (STP9) 。
【0081】同時に、インジケータ制御回路120によ
りステッピングモータ12dが回転され、原稿インジケ
ータ (主走査方向) 12bが297/(3)1/2 mmの
位置に、また、モータ駆動回路112により図示しない
走査モータが回転され、原稿インジケータ (副走査方
向) 16aが210/(3)1/2 mmの位置に、それぞ
れ、移動される。この場合、結像レンズ28ならびにミ
ラー枠34 (第4および第5ミラー30および32)
は、同一の位置に保持される (STP10) 。
【0082】ここで、複写された複写画像 (排出された
複写物) が原稿インジケータ12bおよび16aで表示
される領域にセットされ (STP11) 、プリントキー
91がオンされることで (STP12) 、複写された複
写画像が173% (平方根3×100%) に拡大複写さ
れる。すなわち、2回の複写により得られた複写画像
は、原稿の画像に比較して300%となる (STP1
3) 。
【0083】図7は、図6に示した2回の複写による拡
大複写あるいは縮小複写において、最終的に得られる複
写画像が不所望に劣下されることを防止可能な結像レン
ズ28、ミラー枠34 (第4ミラー30,第5ミラー3
2) の位置の設定方法と対応する原稿インジケータ (主
走査方向) 12bおよび原稿インジケータ (副走査方
向) 16aによる原稿位置の表示の制御を説明するフロ
ーチャートである。
【0084】第1に、長手方向と原稿ストッパ12とが
一致するよう、A4サイズすなわち297mm×210
mmの原稿を原稿テーブル11にセットすることが原稿
サイズキー96aにより入力される (STP101) 。
【0085】続いて、300% (所定倍率) が入力され
ると (STP102) 、操作パネル90の液晶表示装置
95に、たとえば、『倍率が200%を越えているの
で、2回の複写が必要です』などのメッセージが表示さ
れる (STP103) 。
【0086】次に、インジケータ制御回路120により
ステッピングモータ12dが回転され、原稿インジケー
タ (主走査方向) 12bが297/任意の数値xmmの
位置に、また、モータ駆動回路112により図示しない
走査モータが回転され、原稿インジケータ (副走査方
向) 16aが210/任意の数値xmmの位置に、それ
ぞれ、移動される。なお、任意の数値xは、結像レンズ
28およびミラー枠34(第4および第5ミラー30お
よび32) が、入力された複写倍率が特定の倍率である
場合に条件として規定された光学特性を満足することが
保証されている倍率を示し、たとえば、1.41 (14
1%に対応) に規定されている。 (STP104) 。
【0087】続いて、レンズモータ制御回路122の制
御により図示しないレンズモータが所定量回転され、結
像レンズ28ならびにミラー枠34 (第4および第5ミ
ラー30および32) が、任意の数値1.41mm×1
00%に対応する位置に移動される。なお、この場合、
任意の数値1.41mm×100%に対応する位置デー
タは、ROM132に記憶されている倍率設定テーブル
からCPU110により取り出される。また、倍率設定
テーブルには、任意の数値1.41が利用されて第1の
複写画像を得る場合に、引き続く第2の複写により30
0%の拡大率を提供可能な組み合わせ倍率も合わせて記
憶されていることはいうまでもない (STP105) 。
【0088】ここで、A4サイズの原稿から拡大複写す
べき領域が原稿インジケータ12bおよび16aで表示
される領域にセットされ (STP106) 、プリントキ
ー91がオンされることで (STP107) 、原稿の所
定の領域が141% (1.41×100%) に拡大複写
される (STP108) 。
【0089】次に、『複写された複写画像を、インジケ
ータに従ってもう一度原稿テーブルにセットしてくださ
い』などのメッセージが表示される (STP109) 。
【0090】同時に、インジケータ制御回路120によ
りステッピングモータ12dが回転され、原稿インジケ
ータ (主走査方向) 12bが297/2.13 (1.4
1に対応して300%を提供可能な位置) mmの位置
に、また、モータ駆動回路112により図示しない走査
モータが回転され、原稿インジケータ (副走査方向) 1
6aが210/2.13mmの位置に、それぞれ、移動
される (STP110)。
【0091】続いて、結像レンズ28ならびにミラー枠
34 (第4および第5ミラー30および32) が、2.
13mm×100%に対応する位置に移動される (ST
P111) 。
【0092】ここで、複写された複写画像 (排出された
複写物) が原稿インジケータ12bおよび16aで表示
される領域にセットされ (STP112) 、プリントキ
ー91がオンされることで (STP113) 、すでに1
41%に拡大複写された複写画像が213% (300/
1.41) に拡大複写される。すなわち、2回の複写に
より得られた複写画像は、原稿の画像に比較して300
%となる (STP114) 。
【0093】なお、図7に示した方法によれば、2回の
複写が必要な複写倍率が設定された場合に、定型サイズ
の原稿を定型サイズの用紙に複写するために、解像力、
収差あるいはレンズモータの停止位置精度等が最適化さ
れている複写倍率を用いて第1の複写画像が得られるこ
とから、図6に示した方法に比較して、2回の複写によ
り得られる複写画像が不所望に劣下されることが防止さ
れる。
【0094】図8は、ファイリングなどの目的で、予め
決められたサイズを有する用紙に、任意サイズの大きさ
を有する原稿Dの画像を縮小複写する際の原稿インジケ
ータ(主走査方向) 12b、原稿インジケータ (副走査
方向) 16a、結像レンズ28、ミラー枠34 (第4ミ
ラー30,第5ミラー32) の位置の設定方法および2
回の複写におけるそれぞれの移動制御を説明するフロー
チャートである。
【0095】第1に、複写物として必要な大きさを有す
る用紙のサイズが自動用紙設定キー(カセット切替えキ
ー) 96bにより入力される (STP201) 。
【0096】続いて、40% (所定倍率) が入力される
と (STP202) 、操作パネル90の液晶表示装置9
5に、たとえば、『倍率が50%未満です。2回の複写
が必要です』などのメッセージが表示される (STP2
03) 。
【0097】次に、ROM132に記憶されているイン
ジケータ位置が読み出され、インジケータが原稿をセッ
トすべき位置を表示可能か否かがチェックされる (ST
P204) 。
【0098】ステップSTP204において、入力され
た複写倍率に対応する原稿位置を、インジケータにより
表示可能な場合 (たとえば、用紙サイズとしてB6サイ
ズすなわち182mm×125mmが選択された場合、
STP204−Y) 、インジケータ制御回路120を介
してステッピングモータ12dが回転され、原稿インジ
ケータ (主走査方向) 12bが125/0.4 (125
× (1/0.4) ) mmの位置に、また、モータ駆動回
路112により図示しない走査モータが回転され、原稿
インジケータ (副走査方向) 16aが182/0.4
(182× (1/0.4) ) mmの位置に、それぞれ、
移動される (STP205) 。
【0099】一方、入力された複写倍率に対応する原稿
位置をインジケータにより表示できない場合、すなわ
ち、入力された複写倍率において、原稿テーブル11に
セットされる原稿のすべての画像を複写可能な場合 (S
TP204−N) 、それぞれの原稿インジケータ (主走
査方向) 12bおよび原稿インジケータ (副走査方向)
16aは、移動可能な最大の位置に、それぞれ、移動さ
れる (STP206) 。
【0100】続いて、レンズモータ制御回路122の制
御により図示しないレンズモータが所定量回転され、結
像レンズ28ならびにミラー枠34 (第4および第5ミ
ラー30および32) が、0.4×100%に対応する
位置に移動される。なお、この場合、0.4×100%
に対応する位置データは、ROM132に記憶されてい
る倍率設定テーブルからCPU110により取り出され
る (STP207) 。
【0101】ここで、原稿テーブル11に原稿がセット
され (STP208) 、プリントキー91がオンされる
ことで (STP209) 、原稿の所定の領域が64%
(平方根0.4×100%) で縮小複写される (STP
210) 。
【0102】次に、『複写された複写画像を、インジケ
ータに従ってもう一度原稿テーブルにセットしてくださ
い』などのメッセージが表示される (STP211) 。
【0103】同時に、原稿インジケータ (主走査方向)
12bおよび原稿インジケータ (副走査方向) 16aの
それぞれが、第1の複写により得られた複写画像をセッ
トすべき位置を表示する所定の位置に移動される。な
お、縮小複写においては、多くの場合、原稿テーブル1
1の全ての領域を複写可能となることから、第1の複写
により得られた複写画像がセットされなければならない
位置は、実質的に、インジケータにより表示される位置
に制限を受けることはない。また、結像レンズ28なら
びにミラー枠34 (第4および第5ミラー30および3
2) は、同一の位置に保持される (STP212) 。
【0104】ここで、複写された複写画像 (排出された
複写物) が原稿テーブル11 (原稿インジケータ12b
および16aで表示される領域) にセットされ (STP
213) 、プリントキー91がオンされることで (ST
P214) 、複写された複写画像が40% (平方根0.
4×100%) に縮小複写される。すなわち、2回の複
写により得られた複写画像は、原稿の画像に比較して4
0%となる (STP215) 。
【0105】なお、図7を用いて既に説明したように、
2回の複写が必要な複写倍率が設定された場合には、定
型サイズの原稿を定型サイズの用紙に複写するために、
解像力、収差あるいはレンズモータの停止位置精度等が
最適化されている複写倍率を用いて第1の複写画像を形
成すれば、2回の複写により得られる複写画像が不所望
に劣下されることが防止されることはいうまでもない。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、50%より小さい複写倍率ならびに200%を越え
る複写倍率に対応する複写画像が必要な場合には、ある
倍率で複写された複写画像を原稿として、2回の複写動
作を繰り返す必要が生じた場合、原稿画像を複写可能な
領域あるいは最終的に得られる画像の大きさが容易に認
識できる。
【0107】従って、複写倍率の組み合わせを決定する
ために必要となる計算時間あるいは複写倍率を無差別に
設定して複写動作を繰り返すことによる用紙および現像
剤の浪費が低減される。
【0108】また、複写装置の占有時間が短縮されるの
みならず、人件費を含む複写コストが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態である原稿インジケータ
が組み込まれる画像形成装置を示す概略図。
【図2】図1および図2に示した画像形成装置の原稿イ
ンジケータ (主走査方向部) の一例を示す概略図。
【図3】図1および図2に示した画像形成装置の原稿イ
ンジケータ (副走査方向部) の一例を示す概略図。
【図4】図1および図2に示した画像形成装置に組み込
まれる走査パネルの一例を示す平面図。
【図5】図1に示した画像形成装置の主要部の制御ブロ
ックを示すブロック図。
【図6】図1に示した原稿インジケータの移動制御の一
例を示すフローチャート。
【図7】図7に示した原稿インジケータの移動制御の変
形例を示すフローチャート。
【図8】図6に示した原稿インジケータの移動制御とは
異なる移動制御例を示すフローチャート。
【符号の説明】
2 …複写装置 (画像形成装置) 、 10 …原稿テーブル、 12b…原稿インジケータ (主走査方向部) 、 12d…ステッピングモータ、 16a…原稿インジケータ (副走査方向部) 、 20 …第一キャリッジ、 26 …第二キャリッジ、 28 …結像レンズ、 30 …第4ミラー、 32 …第5ミラー、 34 …ミラー保持枠、 38 …感光体ドラム、 52a …カセット、 52b …カセット、 58 …タイミングローラ、 58a…アライニングスイッチ、 90 …操作パネル、 91 …プリントキー、 92 …数字キー、 95 …液晶表示装置、 96a…原稿サイズキー、 96b…カセット切替えキー、 97 …倍率設定キー、 100 …制御部、 110 …CPU、 112 …モータ駆動回路、 118 …入力回路、 120 …インジケータ制御回路、 122 …レンズモータ制御回路、 132 …ROM、 D …原稿。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿が載置される原稿台と、 複写倍率を入力する入力手段と、 上記原稿台上の原稿に光を照射する光源と、 この光源により照明された原稿からの反射光に対応する
    像を保持する像担持体と、 上記入力手段により入力された複写倍率に対応して上記
    像担持体に形成される像の大きさを変化する倍率変更手
    段と、 この倍率変更手段を上記入力手段により入力された複写
    倍率を提供可能な位置に移動させる倍率変更手段移動手
    段と、 上記原稿台に載置される原稿の画像が上記入力手段によ
    り入力された複写倍率により複写可能な第1の方向の大
    きさを表示する第1の複写領域表示手段と、 この第1の複写領域表示手段を、複写可能な領域の範囲
    で移動する第1の移動手段と、 上記原稿台に載置される原稿の画像が上記入力手段によ
    り入力された複写倍率により複写可能な、第1の方向と
    直交する第2の方向の大きさを表示する第2の複写領域
    表示手段と、 この第2の複写領域表示手段を、複写可能な領域の範囲
    で移動する第2の移動手段と、 上記入力手段により入力された複写倍率が、上記倍率変
    更手段移動手段による上記倍率変更手段の1回の移動に
    より提供可能な倍率の範囲を越える場合には、上記入力
    手段により入力された複写倍率に対応する画像形成を2
    回の複写動作により達成するために、上記倍率変更手段
    を上記倍率変更手段移動手段により所定の位置に移動さ
    せるとともに、上記第1および第2の移動手段により上
    記第1および第2の複写領域表示手段のそれぞれを、2
    回の複写動作により得られる複写像の大きさを示す位置
    に移動させ、引き続いて、第1の複写動作により得られ
    た複写像を原稿として第2の複写動作が実行させるため
    に上記倍率変更手段を上記倍率変更手段移動手段により
    所定の位置に移動させるとともに、上記第1および第2
    の移動手段により上記第1および第2の複写領域表示手
    段のそれぞれを、第1の複写動作により得られた複写像
    を上記原稿台に載置すべき位置に移動させる制御手段
    と、 上記像担持体に形成された像を可視化する現像手段と、
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】原稿が載置される原稿台と、 複写倍率を入力する入力手段と、 上記原稿台上の原稿に光を照射する光源と、 この光源により照明された原稿からの反射光に対応する
    像を保持する像担持体と、 上記入力手段により入力された複写倍率に対応して上記
    像担持体に形成される像の大きさを変化する倍率変更手
    段と、 この倍率変更手段を上記入力手段により入力された複写
    倍率を提供可能な位置に移動させる倍率変更手段移動手
    段と、 上記原稿台に載置される原稿の画像が上記入力手段によ
    り入力された複写倍率により複写可能な第1の方向の大
    きさを表示する第1の複写領域表示手段と、 この第1の複写領域表示手段を、複写可能な領域の範囲
    で移動する第1の移動手段と、 上記原稿台に載置される原稿の画像が上記入力手段によ
    り入力された複写倍率により複写可能な、第1の方向と
    直交する第2の方向の大きさを表示する第2の複写領域
    表示手段と、 この第2の複写領域表示手段を、複写可能な領域の範囲
    で移動する第2の移動手段と、 上記入力手段により入力された複写倍率が、上記倍率変
    更手段移動手段による上記倍率変更手段の1回の移動に
    より提供可能な倍率の範囲を越える場合には、上記入力
    手段により入力された複写倍率に対応する画像形成を2
    回の複写動作により達成するために、上記倍率変更手段
    を上記倍率変更手段移動手段により所定の位置に移動さ
    せるための位置、上記第1および第2の移動手段により
    上記第1および第2の複写領域表示手段のそれぞれを、
    2回の複写動作により得られる複写像の大きさを示す位
    置、第1の複写動作により得られた複写像を原稿として
    第2の複写動作が実行させるために上記倍率変更手段を
    上記倍率変更手段移動手段により所定の位置および上記
    第1および第2の移動手段により上記第1および第2の
    複写領域表示手段のそれぞれを、第1の複写動作により
    得られた複写像を上記原稿台に載置すべき位置のそれぞ
    れを演算する演算手段と、 上記入力手段により入力された複写倍率が、上記倍率変
    更手段移動手段による上記倍率変更手段の1回の移動に
    より提供可能な倍率の範囲を越える場合には、上記演算
    手段により演算された位置に、上記倍率変更手段、上記
    第1および第2の複写領域表示手段のそれぞれを、第1
    の複写動作および第2の複写動作が実行される順に対応
    して移動させる制御手段と、 上記像担持体に形成された像を可視化する現像手段と、
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】原稿が載置される原稿台と、 複写倍率を入力する入力手段と、 上記原稿台上の原稿に光を照射する光源と、 この光源により照明された原稿からの反射光に対応する
    像を保持する像担持体と、 上記入力手段により入力された複写倍率に対応して上記
    像担持体に形成される像の大きさを変化する倍率変更手
    段と、 この倍率変更手段を上記入力手段により入力された複写
    倍率を提供可能な位置に移動させる倍率変更手段移動手
    段と、 上記原稿台に載置される原稿の画像が上記入力手段によ
    り入力された複写倍率により複写可能な第1の方向の大
    きさを表示する第1の複写領域表示手段と、 この第1の複写領域表示手段を、複写可能な領域の範囲
    で移動する第1の移動手段と、 上記原稿台に載置される原稿の画像が上記入力手段によ
    り入力された複写倍率により複写可能な、第1の方向と
    直交する第2の方向の大きさを表示する第2の複写領域
    表示手段と、 この第2の複写領域表示手段を、複写可能な領域の範囲
    で移動する第2の移動手段と、 上記入力手段により入力された複写倍率が、上記倍率変
    更手段移動手段による上記倍率変更手段の1回の移動に
    より提供可能な倍率の範囲を越える場合には、2回の複
    写動作が必要ならびに対応する手順を表示する表示手段
    と、 上記入力手段により入力された複写倍率が、上記倍率変
    更手段移動手段による上記倍率変更手段の1回の移動に
    より提供可能な倍率の範囲を越える場合には、上記倍率
    変更手段移動手段による制御量を入力された複写倍率を
    2回の複写動作により達成可能な第1および第2の複写
    倍率の組み合わせを演算し、第1の複写倍率を提供可能
    な位置に上記倍率変更手段移動手段により上記倍率変更
    手段を移動させて第1の複写動作を実行させ、上記表示
    手段に第1の複写動作により得られた複写像を原稿とし
    て載置するよう表示させるとともに、上記倍率変更手段
    の位置を第2の複写倍率を提供可能な位置に上記倍率変
    更手段を上記倍率変更手段移動手段により移動させて第
    2の複写動作を実行させる制御手段と、 上記像担持体に形成された像を可視化する現像手段と、
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】原稿が載置される原稿台と、 複写倍率を入力する入力手段と、 上記原稿台上の原稿に光を照射する光源と、 この光源により照明された原稿からの反射光に対応する
    像を保持する像担持体と、 上記入力手段により入力された複写倍率に対応して上記
    像担持体に形成される像の大きさを変化する倍率変更手
    段と、 この倍率変更手段を上記入力手段により入力された複写
    倍率を提供可能な位置に移動させる倍率変更手段移動手
    段と、 上記原稿台に載置される原稿の画像が上記入力手段によ
    り入力された複写倍率により複写可能な第1の方向の大
    きさを表示する第1の複写領域表示手段と、 この第1の複写領域表示手段を、複写可能な領域の範囲
    で移動する第1の移動手段と、 上記原稿台に載置される原稿の画像が上記入力手段によ
    り入力された複写倍率により複写可能な、第1の方向と
    直交する第2の方向の大きさを表示する第2の複写領域
    表示手段と、 この第2の複写領域表示手段を、複写可能な領域の範囲
    で移動する第2の移動手段と、 上記入力手段により入力された複写倍率が、上記倍率変
    更手段移動手段による上記倍率変更手段の1回の移動に
    より提供可能な倍率の範囲を越える場合には、2回の複
    写動作が必要ならびに対応する手順を表示する表示手段
    と、 上記入力手段により入力された複写倍率が、上記倍率変
    更手段移動手段による上記倍率変更手段の1回の移動に
    より提供可能な倍率の範囲を越える場合には、上記倍率
    変更手段移動手段による制御量を入力された複写倍率の
    平方根あるいは平方根分の1に対応する位置に移動して
    第1の複写動作を実行させ、第1の複写動作により得ら
    れた複写像を原稿として第2の複写動作が実行される場
    合、上記倍率変更手段の位置を第1の複写動作と同一の
    位置に保持させるとともに、上記第1の移動手段および
    上記第2の移動手段を付勢して、上記第1の複写領域表
    示手段および上記第2の移動手段のそれぞれを、第1の
    複写動作により得られた複写像を上記原稿台に載置すべ
    き位置に移動させる制御手段と、 上記像担持体に形成された像を可視化する現像手段と、
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】原稿が載置される原稿台と、 複写倍率を入力する入力手段と、 上記原稿台上の原稿に光を照射する光源と、 この光源により照明された原稿からの反射光に対応する
    像を保持する像担持体と、 上記入力手段により入力された複写倍率に対応して上記
    像担持体に形成される像の大きさを変化する倍率変更手
    段と、 この倍率変更手段を上記入力手段により入力された複写
    倍率を提供可能な位置に移動させる倍率変更手段移動手
    段と、 上記原稿台に載置される原稿の画像が上記入力手段によ
    り入力された複写倍率により複写可能な第1の方向の大
    きさを表示する第1の複写領域表示手段と、 この第1の複写領域表示手段を、複写可能な領域の範囲
    で移動する第1の移動手段と、 上記原稿台に載置される原稿の画像が上記入力手段によ
    り入力された複写倍率により複写可能な、第1の方向と
    直交する第2の方向の大きさを表示する第2の複写領域
    表示手段と、 上記光源を前記原稿台と平行に移動するとともに上記第
    2の複写領域表示手段を、複写可能な領域の範囲で移動
    する第2の移動手段と、 上記入力手段により入力された複写倍率が、上記倍率変
    更手段移動手段による上記倍率変更手段の1回の移動に
    より提供可能な倍率の範囲を越える場合には、2回の複
    写動作が必要ならびに対応する手順を表示する表示手段
    と、 上記入力手段により入力された複写倍率が、上記倍率変
    更手段移動手段による上記倍率変更手段の1回の移動に
    より提供可能な倍率の範囲を越える場合には、上記倍率
    変更手段移動手段による制御量を入力された複写倍率を
    2回の複写動作により達成可能な第1および第2の複写
    倍率の組み合わせを演算し、第1の複写倍率を提供可能
    な位置に上記倍率変更手段移動手段により上記倍率変更
    手段を移動させて第1の複写動作を実行させ、上記表示
    手段に第1の複写動作により得られた複写像を原稿とし
    て載置するよう表示させるとともに、上記倍率変更手段
    の位置を第2の複写倍率を提供可能な位置に上記倍率変
    更手段を上記倍率変更手段移動手段により移動させて第
    2の複写動作を実行させる制御手段と、 上記像担持体に形成された像を可視化する現像手段と、
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】原稿が載置される原稿台と、 複写倍率を入力する入力手段と、 上記原稿台上の原稿に光を照射する光源と、 この光源により照明された原稿からの反射光に対応する
    像を保持する像担持体と、 上記入力手段により入力された複写倍率に対応して上記
    像担持体に形成される像の大きさを変化する倍率変更手
    段と、 この倍率変更手段を上記入力手段により入力された複写
    倍率を提供可能な位置に移動させる倍率変更手段移動手
    段と、 上記原稿台に載置される原稿の画像が上記入力手段によ
    り入力された複写倍率により複写可能な第1の方向の大
    きさを表示する第1の複写領域表示手段と、 この第1の複写領域表示手段を、複写可能な領域の範囲
    で移動する第1の移動手段と、 上記原稿台に載置される原稿の画像が上記入力手段によ
    り入力された複写倍率により複写可能な、第1の方向と
    直交する第2の方向の大きさを表示する第2の複写領域
    表示手段と、 上記光源を前記原稿台と平行に移動するとともに上記第
    2の複写領域表示手段を、複写可能な領域の範囲で移動
    する第2の移動手段と、 上記入力手段により入力された複写倍率が、上記倍率変
    更手段移動手段による上記倍率変更手段の1回の移動に
    より提供可能な倍率の範囲を越える場合には、2回の複
    写動作が必要ならびに対応する手順を表示する表示手段
    と、 上記入力手段により入力された複写倍率が、上記倍率変
    更手段移動手段による上記倍率変更手段の1回の移動に
    より提供可能な倍率の範囲を越える場合には、上記倍率
    変更手段移動手段による制御量を入力された複写倍率の
    平方根あるいは平方根分の1に対応する位置に移動して
    第1の複写動作を実行させ、第1の複写動作により得ら
    れた複写像を原稿として第2の複写動作が実行される場
    合、上記倍率変更手段の位置を第1の複写動作と同一の
    位置に保持させるとともに、上記第1の移動手段および
    上記第2の移動手段を付勢して、上記第1の複写領域表
    示手段および上記第2の移動手段のそれぞれを、第1の
    複写動作により得られた複写像を上記原稿台に載置すべ
    き位置に移動させる制御手段と、 上記像担持体に形成された像を可視化する現像手段と、
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】原稿が載置される原稿台と、 複写倍率を入力する入力手段と、 用紙サイズを設定する設定手段と、 前記入力手段により入力される複写倍率に応じて前記原
    稿台上の原稿の画像を変倍し前記設定手段により設定さ
    れたサイズの用紙上に形成する画像形成手段と、 前記原稿台に載置される原稿の画像を前記入力手段によ
    り入力された複写倍率により変倍する際の前記原稿台上
    の複写可能領域のうち第1の方向の大きさを表示する第
    1の複写領域表示手段と、 前記原稿台に載置される原稿の画像を前記入力手段によ
    り入力された複写倍率により変倍する際の前記原稿台上
    の複写可能領域のうち前記第1の方向と直交する第2の
    方向の大きさを表示する第2の複写領域表示手段と、 前記入力手段により入力された複写倍率が、前記画像形
    成手段により1回の画像形成動作における最大の複写可
    能倍率を越えて設定されたとき、前記入力手段により入
    力された複写倍率に対応する画像形成を前記画像形成手
    段の2回の画像形成動作により達成するために、1回目
    の複写動作時には、前記設定された用紙サイズのうち前
    記第1の方向の長さを前記入力された複写倍率分の1し
    た位置に前記第1の領域表示手段を移動し、前記設定さ
    れた用紙サイズのうち前記第2の方向の長さを前記入力
    された複写倍率分の1した位置に前記第2の領域表示手
    段を移動し、前記原稿台上の原稿の画像を所定の倍率に
    変倍して1回目の画像形成動作を行い、2回目の画像形
    成動作時には、前記設定された用紙サイズのうち前記第
    1の方向の長さを前記入力された複写倍率分の1して前
    記所定の倍率を乗じた位置に前記第1の領域表示手段を
    移動し、前記設定された用紙サイズのうち前記第2の方
    向の長さを前記入力された複写倍率分の1して前記所定
    の倍率を乗じた位置に前記第2の領域表示手段を移動
    し、前記原稿台上の原稿の画像を前記所定の倍率分の前
    記入力された複写倍率で表される倍率に変倍して2回目
    の画像形成動作を行わせる制御手段と、を具備すること
    を特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の画像形成装置において、複
    数種類の倍率が予め記憶されている記憶手段をさらに具
    備してなり、前記所定の倍率は、前記記憶手段に記憶さ
    れている複数の倍率のうちの1つであることを特徴とす
    る画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項7記載の画像形成装置において、前
    記所定の倍率は前記入力手段により入力された複写倍率
    の平方根をとった値であることを特徴とする画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】原稿が載置される原稿台と、 複写倍率を入力する入力手段と、 用紙サイズを設定する設定手段と、 前記入力手段により入力される複写倍率に応じて前記原
    稿台上の原稿の画像を変倍し前記設定手段により設定さ
    れたサイズの用紙上に形成する画像形成手段と、 前記原稿台に載置される原稿の画像を前記入力手段によ
    り入力された複写倍率により変倍する際の前記原稿台上
    の複写可能領域のうち第1の方向の大きさを表示する第
    1の複写領域表示手段と、 前記原稿台に載置される原稿の画像を前記入力手段によ
    り入力された複写倍率により変倍する際の前記原稿台上
    の複写可能領域のうち前記第1の方向と直交する第2の
    方向の大きさを表示する第2の複写領域表示手段と、 前記入力手段により入力された複写倍率が、前記画像形
    成手段により1回の画像形成動作における最大の複写可
    能倍率を越えて設定されたとき、前記入力手段により入
    力された複写倍率に対応する画像形成を前記画像形成手
    段の2回の画像形成動作により達成するために、1回目
    の複写動作時には、前記設定された用紙サイズのうち前
    記第1の方向の長さを前記入力された複写倍率分の1し
    た位置に前記第1の領域表示手段を移動し、前記設定さ
    れた用紙サイズのうち前記第2の方向の長さを前記入力
    された複写倍率分の1した位置に前記第2の領域表示手
    段を移動し、前記原稿台上の原稿の画像を前記入力され
    た複写倍率の平方根に相当する倍率に変倍して1回目の
    画像形成動作を行い、2回目の画像形成動作時には、前
    記設定された用紙サイズのうち前記第1の方向の長さを
    前記入力された複写倍率の平方根に相当する倍率の位置
    に前記第1の領域表示手段を移動し、前記設定された用
    紙サイズのうち前記第2の方向の長さを前記入力された
    複写倍率の平方根に相当する倍率の位置に前記第2の領
    域表示手段を移動し、前記原稿台上の原稿の画像を前記
    入力された複写倍率の平方根に相当する前記所定の倍率
    に変倍して2回目の画像形成動作を行わせる制御手段
    と、を具備することを特徴とする画像形成装置。
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