JP2613458B2 - スリット走査露光式複写カメラのピント位置割出露光装置 - Google Patents

スリット走査露光式複写カメラのピント位置割出露光装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、製版用の複写カメラ、殊にスリット走査
露光式複写カメラのピント位置割出しに用いられるピン
ト位置割出用露光装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に製版用複写カメラにおいては、いわゆる事務用
電子複写機等に比べて、極めて高い画像品質が求められ
ることから、投影光学系の適正ピント位置の許容範囲は
極めて狭い。このため製版用の複写カメラにおける投影
光学系の適正ピント位置の割出作業は重要であり、かつ
苦労を伴う作業である。
殊にピントガラス板を設置することができないスリッ
ト走査露光式の製版複写カメラにおいては、投影画像を
直接視認することができないため、従来では以下のよう
にしてピント位置の割出しを行っていた。
即ち、結像公式1/a+1/b=1/fに基づいてあらかじめ
設定した投影光学系の設定位置を中心に、前後に微定量
づつ投影光学系を変位させ、それぞれ各位置で感光材料
に試し露光を行ない、それを現像処理して画像のシャー
プネスを観察し、適正ピント位置を割り出す。そして、
その結果に基づいて投影光学系の位置を最終的に設定す
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
一般に、スリット走査露光式複写カメラでは感光材料
(以下感材という)は自動的に露光位置まで給送され、
必要に応じて自動現像機へ向けて自動的に排送されるこ
とから、搬送に伴なう機械的制約上、最小限の長さ(例
えば30cm、以下規定寸法という)が必要である。
つまり、画像のシャープネスを観察するにはスリット
露光の幅程度の感材寸法で足りるが、上記ピント位置の
割出し方法では、試し露光の都度、規定寸法の感材を消
費することになる。
また、現像処理を終えるまでには約4分程度かかるの
で、規定寸法の感材で試し露光すると、最初に試し露光
をしたものと、最後に試し露光したものとではかなりの
時間差が生じ、その時間差が無駄な待ち時間となる。そ
の上試し露光操作も煩わしい。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、
ピント位置の割出しに際し、感材の無駄な消費をなく
し、かつ、上記無駄な待ち時間を排除し、作業能率を高
めることを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するものとして、本発明は以下のよう
に構成される。
即ち、投影光学系を介して原稿と感材とを同期走査す
ることにより原稿のスリット状画像を感材上に投影する
スリット走査露光式複写カメラのピント位置割出用露光
装置であって、あらかじめ設定した投影光学系の設定位
置を微定量ずつ変位させるオフセットデータ及び試し露
光回数を設定する設定手段と、オフセットデータに基づ
き試し露光回数に対応させて投影光学系を微定量ずつ変
位させる位置決め駆動手段と、原稿を試し露光回数だけ
反復走査させるべく、原稿ホルダを往復駆動する原稿駆
動手段と、感材を試し露光回数に対応させて所定量ずつ
移送する感材移送手段と、投影光学系の微定量移動、原
稿の反復走査、感材の所定量移送動作、および露光動作
を相互に順序づけて制御する演算制御手段とを具備して
成り、一枚のシート状感材にピント状態の異なる一連の
試写画像を露光するように構成したことを特徴とするも
のである。
〔作 用〕
本発明では、あらかじめ設定したオフセットデータと
試し露光回数に基づき、各試し露光が自動的に実行され
る。
即ち、投影光学系の位置決め駆動手段により、投影光
学系の設定位置を試し露光の都度、微定量ずつ変位させ
る。
そして、原稿駆動手段により、原稿を試し露光回数だ
け反復走査させるべく、原稿ホルダを往復駆動させる。
一方、感材移送手段により感材を試し露光回数に対応
させて所定量ずつ移送し、対応位置に露光する。
その結果、一枚のシート状感材には、結像状態の異な
る一連の試し露光による画像が記録される。その記録画
像を観察することにより、適正ピント位置を割出し、投
影光学系の最終的な設定位置を定める。
つまり、一枚の感材に設定回数分の試し露光画像が自
動的に記録されるので、感材の無駄な消費や、現像処理
に伴う前期待ち時間はなくなり、試し露光操作も簡単に
なる。
〔実 施 例〕
第1図は本発明に係るピント位置割出用露光装置の概
要図、第2図はそのフローチャート、第3図はそのタイ
ムチャート、第4図は本発明を適用したスリット走査露
光式複写カメラの概要図である。先ず、この複写カメラ
について説明する。
このスリット走査露光式複写カメラは第4図に示すよ
うに、原稿3を平面状に保持し、走行路6に沿って水平
走行可能に構成した原稿ホルダ1と、走行路6の上側に
枢支された原稿ホルダ1と、同期回転可能に構成した感
材保持用の円筒ドラム8と、走行路6の上側で当該円筒
ドラム8の外周空間9内に配置された変倍可能に構成し
た変倍投影光学系10と、感材保持用円筒ドラム8に対し
て感材21を供給・排除可能に構成した感材搬送装置20
と、本発明に係るピント位置割出用露光装置(第1図4
0)とを具備して成り、変倍投影光学系10を介して原稿
ホルダ1の水平移動と感材保持用円筒ドラム8の回転と
を同期することにより感材21上に原稿3のスリット状画
像を投影するように構成されている。
原稿ホルダ1は基台フレーム5上の走行路6を形成す
る走行レール上に水平走行可能に設けられ、原稿3を2
枚の透光板2a・2bで圧着保持するように構成されてい
る。
上記走行路6はカメラケーシング7の内側に位置する
内部走行路6aとカメラケーシング7の外側へ延出するよ
うに形成された外部走行路6bとから成り、原稿ホルダ1
を外部走行路6bへ位置させて原稿3を装着し、次いでそ
の原稿ホルダ1を一旦内部走行路6aへ往動させた後、外
部走行路6bへ往動される際に走査露光するように構成さ
れている。なお、原稿ホルダ1は第4図の仮想線で示す
ように、圧着透光板2aが操作側に向って開き、その状態
で原稿3を着脱し得るように構成され、その操作側端辺
(第4図原稿ホルダの右端辺)1aが走査露光時の露光開
始側基準位置となるように構成されている。
感材保持用の円筒ドラム8はアルミ材等の導電性金属
材料で形成され、ドラム表面に静電荷を帯電させる帯電
手段(図示せず)を備え、静電荷によって感光材料を吸
着保持するように構成されている。なお帯電手段として
は、円筒ドラム8の支軸を介して直流電圧印加電源を導
電接続したもの、あるいは、ドラムの外周面に周知の帯
電器を近接配置したもので構成する。
上記円筒ドラム8は第1図に示すように原稿ホルダ1
のホルダ駆動モータ45aとは別のドラム駆動モータ46aを
具備し、所要の設定倍率に応じて原稿ホルダ1の走査速
度と同期して回転駆動するように構成されている。本実
施例では円筒ドラム8の回転速度は設定倍率の如何によ
らず一定とし、原稿ホルダ1の走査速度を設定倍率に応
じて適宜変速するように構成される。なお、かかる同期
駆動技術は周知技術であり、その詳細についての説明を
省く。
変倍投影光学系10はカメラケーシング7内の円筒ドラ
ム8の外周空間9内に配置されており、原稿照明灯11
と、光路直角反転用の複数のミラー12a〜12dと、結像レ
ンズ13と、スリット軸を調節可能にする一組のスリット
板14とを備えて成り、結像レンズ13とレンズ後方の一組
の反転ミラー12c・12dとはそれぞれ別々の駆動用ボール
ネジ15a・15bによって矢印A方向へ独立して移動するよ
うに設けられ、複写倍率が変倍可能に構成されている。
なお、原稿照明灯11は走行路6の上側に配置された反
射用照明灯11aと走行路6の下側に配置された透過用照
明灯11bを備え、原稿の種類に応じて適宜切換えて使用
される。
感材搬送装置20は、円筒ドラム8に対して感材21を供
給する給送する給送手段22と、円筒ドラム8から感材21
を排除する排送手段30とから成る。そして給送手段22は
ロールフィルムカセット23と、カセット23から繰り出さ
れたフィルム21を所要長さに切断するカッタ24と、当該
フィルム21をドラム8へ向けて搬送するベルトコンベア
25と、矢印B方向へ横転可能に設けられ、原稿ホルダ1
の走行路6を横切るようにしてフィルム21をベルトコン
ベア25からドラム8へ向けて案内するガイド部材26と、
フィルム21をドラム8へ向けて送り込むフィードローラ
27とを具備して成る。
また、排送手段30はドラム8から剥離された露光フィ
ルム21を排送方向へ搬送駆動するニップローラ31と、排
出用ベルトコンベア32と、フィルム回収箱33とを具備し
て成る。なお第4図中符号37は、感材21を現像処理する
自動現像機、36はその自動現像機37へ向けて感材21を搬
出するコンベア、35はフィルムの搬送先を上記フィルム
回収箱33又は自動現像機37のいずれか一方へ切換えるた
めの切換案内板である。
以下、上記スリット走査露光式複写カメラが備えるピ
ント位置割出用露光装置40について説明する。
第1図に示すように、このピント位置割出用露光装置
40は、基本的な構成として、あらかじめ設定した投影光
学系10の設定位置を微定量ずつ変位させるオフセットデ
ータ△(△)及び試し露光回数Nを設定するするキ
ーボード等の設定手段41と、オフセットデータ△(△
)に基づき試し露光回数Nに対応させて投影光学系10
を微定量ずつ変位させる位置決め駆動手段42と、原稿3
を試し露光回数Nだけ反復走査させるべく原稿ホルダ1
を往復移動する原稿駆動手段45とドラム8に装着された
感材21を試し露光回数Nに対応させて所定量ずつ移送す
るドラム駆動手段46と、光学系10の微定量移動、原稿の
反復走査、感材21の所要量移送動作、および露光動作を
相互に対応させて制御するマイクロコンピュータ等の演
算制御手段50とを具備して成る。
設定手段41はカメラケーシング7の操作側前面に操作
盤39(第4図)を設け、試し露光回数設定キイやオフセ
ットデータ設定キイによって、試し露光回数N及びオフ
セットデータ△・△をあらかじめ設定入力するよう
に構成されている。
また、その都度キィ入力する以外に、演算制御手段50
に内蔵されたメモリ装置に標準データN、△、△
あらかじめ書き込んでおき、必要に応じて該標準データ
を自動的に読出すようにしても良い。
投影光学系10の位置決め駆動手段42は、移動ミラー12
c・12d用の位置決め駆動手段43と、結像レンズ13用の位
置決め駆動手段44とを含み、移動ミラー12c・12d及び結
像レンズ13をそれぞれ独立に微定量△、△ずつ変位
するように構成されている。
即ち、移動ミラー用位置決め駆動手段43は移動ミラー
用の駆動ネジ15bを回転駆動するミラー駆動モータ43a
と、その駆動回路43bと、位置決め用パルスを発生する
パルス発生器43cとから成り、設定手段41で設定したオ
フセットデータ△に基づき、移動ミラー12c・12dを微
定量△ずつ変位させるように構成されており、感材面
と結像レンズ13との距離を変化させて最良ピント位置を
割り出すのに用いられる。
他方、結像レンズ用の位置決め駆動手段44は、結像レ
ンズ13の駆動ネジ15aを回転駆動するレンズ駆動モータ4
4aと、その駆動回路44bと、位置決め用パルスを発生す
るパルス発生器44cとから成り、オフセットデータ△
に基づき結像レンズ13を微定量△ずつ変化させるよう
に構成されており、同様に最良ピント位置を割り出すの
に用いられる。
このように、移動ミラー12c・12dと結像レンズとをそ
れぞれ独立して微定量ずつ変位させる構造とした場合に
は、下記のように、変倍光学系10の自動焦点機構を調整
する際に至便である。
ちなみに、この変倍光学系では投影倍率mを50%〜20
0%まで任意に設定可能であり、この自動焦点機構を調
整するには、通常拡大倍率及び縮小倍率でそれぞれ最良
ピント位置を割り出すことが必要である。なお、拡大倍
率では移動ミラー12c・12dを変位させたとき、画像のシ
ャープネスは大きく変化し、縮小倍率では結像レンズ13
を変位させたとき画像のシャープネスは大きく変化す
る。
従って、最良ピント位置を割り出すには、このような
変倍光学系の事情を考慮しつつ、移動ミラー又は結像レ
ンズを適宜選択して微定量ずつ変位し得る構造にするの
が望ましい。
原稿駆動手段45は原稿ホルダ1を反復して往復駆動す
るホルダ駆動モータ45aと、その駆動回路45bと、パルス
発生器45cとから成り、設定手段41で設定した試し露光
回数Nだけ原稿を反復走査するように構成されている。
感材移送手段46は、円筒ドラム8を一定速度で回転す
るドラム駆動モータ46aと、その駆動回路46bと、パルス
発生器46cとから成り、円筒ドラム8に保持した感材21
上に、位置をシフトさせて試し露光画像を記録するよう
に構成されている。
演算制御手段50は、マイクロコンピュータによって構
成されており、後述する手順に従って投影光学系10を微
定量ずつ移動させ、その微定量の移動ごとに原稿3を反
復走査させるとともに、感材21を所定量ずつシフト移送
して試し露光するように構成されている。
ここで、原稿3の反復走査は、操作盤39の設定手段41
を介してあらかじめ設定した原稿3の試写領域3aを試し
露光の回数Nだけ繰り返し反復走行することにより実行
される。なお原稿3の試写領域3aは、例えば、原稿ホル
ダ1の操作側短辺1aに当接させてセットした原稿3の当
該撮影開始側基準位置より一定の長さLを設定すること
により指定する。
また、円筒ドラム8に保持した感材21の送り動作は、
第3図に示すように、原稿3の試写領域(第1図3a)に
対応させてドラム8上の試写像形成領域8aを試し露光の
回数に応じて第1図中の図示矢印Cの向きへシフトさせ
るべく、円筒ドラム8は設定回数だけ連続的に回転させ
ながら、原稿ホルダ1はその試写領域3aがドラム8上の
試写像形成領域8a分だけシフトしたタイミングで往動す
るように反復走行させるとともに、当該試写像形成領域
8aと同期させてシャッタ49を開くことにより実行され
る。なお、円筒ドラム8上の試写像形成領域8aは、第3
図に示す如く、露光開始側基準位置Dより所定の円周長
をもって規定され、例えば試写領域3aの長さLに複写倍
率を乗じた長さで規定される。第3図中符号Tはドラム
8の回転周期を示す。
なお第1図中符号47は光源点灯回路、48aはシャッタ
駆動用ソレノイド、48bはその駆動回路、54は円筒ドラ
ム8に巻着された感材21の有無を検知するセンサであ
る。
以下、第2図に基づいて上記ピント割出用露光装置の
動作を説明する。
先ずステップS1では設定手段41により、あらかじめ試
し露光の回数Nとオフセットデータ△又は△と、原
稿3の複写領域3aの長さLを設定する。
ステップS2でスタートキイをオンすることによりステ
ップS3でドラム8へ感材が装着される。
ステップS4では感材検知センサ54により感材21が確実
にドラム8へ装着されたことを検知する。
ステップS5ではドラム8の露光開始側基準位置Dを所
定の原点位置に待機させるべく自動的にリセットスター
トされ、ステップS6ではドラム8がリセット完了したこ
とを検知する。
ステップS7では原稿ホルダ1の撮影開始側基準辺1aを
内部走行路6a上の原点位置に待機させるべく自動的にリ
セットスタートされ、ステップS8では原稿ホルダ1がリ
セット完了したことを検知する。
ステップS9ではオフセットデータ△(又は△)に
基づいて投影光学系10の移動ミラー12c・12d(又は結像
レンズ13)が初期位置へ移動し、ステップS10では当該
光学系10が初期位置へ移動完了したことを検知する。
なお、前記したように、拡大倍率では移動ミラー12c
・12dを変位させる方が、結像レンズ13を変位させる場
合よりも画像のシャープネスは大きく変化し、縮小倍率
では、その逆の関係になる。従って実際にはこのような
事情を考慮して、移動ミラー又は結像レンズのいずれを
変位させるかをあらかじめ選択する。
ここで、投影光学系10のの初期位置とは、第1図の試
し露光において設定すべき移動ミラー(12c・12d)の位
置、もしくは結像レンズ13の位置をいい、移動ミラー
(12c・12b)について云うならば、結像公式1/a+1/b=
1/fにて規定される光路長(a+b)を基準とし、例え
ば試し露光回数N=5とするなら、(a+b−2△
を初期位置に設定し、結像レンズ13は原稿面からaの位
置近辺に固定する。
又、結像レンズ13について云うならば、上記結像公式
に規定されるレンズ位置bを基準として例えば(b−2
)を初期位置に設定し、移動ミラー(12c・12d)は
例えば(a+b)近辺に固定する。
ちなみに、f=610mmの結像レンズを使用する場合、
オフセットデータとして設定する微定量△、△とし
ては例えば0.08mm程度である。
ステップS11ではドラム8を始動回転させ、ステップS
12では、パルス発生器46cからのパルスを計数すること
に基づいてドラム8がホルダ1の復動を開始させる位置
に達したことを検知し、ステップS13では原稿ホルダ1
を復動側へ始動させるとともに、ステップS14で光源11
を点灯する。
ステップS15ではパルス発生器45cからのパルスを計数
することに基づいて、原稿ホルダ1の被写領域3aが光源
11の照射位置に達したことを検知してステップS16でシ
ャッタを開き、ステップS17では上記と同様パルスの計
数に基づいて被写領域3aが光源11の照射位置を通過した
ことを検知してステップS18でシャッタを閉じる。
以上で第1回の試し露光が終了する。
ステップS19では試し露光の設定回数Nに達したか否
かを判断し、設定回数Nに達していない場合には、ステ
ップS20でNを1だけ減算し、引続きステップS21はオフ
セットデータ△又は△)に基づいて投影光学系10の
移動ミラー12c・12d(又は結像レンズ13)が微定量△
(又は△)だけ正の方向へ移動開始し、ステップS22
で当該光学系10の微動完了を検知する。ステップS23
は原稿ホルダ1が原点位置へリセットされ、ステップS
24で原稿ホルダ1がリセット完了しことを検知し、再び
ステップS10へ進み、第2回の試し露光が実行される。
上記した如く、試し露光を繰返した後、設定回数Nに
達した場合にはステップS25でドラム8から感材21が剥
離されてベルトコンベア32で排出される。なお、ドラム
8は感材21の剥離が完了するまでステップS11からステ
ップS25までの間連続的に回転している。
試し露光を終えた感材は、現像処理がなされ、その感
材には一連の試写画像が例えば5〜10mmピッチで記録さ
れている。これら一連の試写画像のシャープネスを比較
観察することにより適正ピント位置を知ることができ
る。このようにして求めた適正ピント位置は、投影光学
系の変倍用データとして制御装置50の内部メモリへ設定
入力される。
上記実施例では、感材がドラムに巻着されるものにつ
いて例示したがこれに限らず、例えば第5図に示すよう
に2組の感材移送ローラ57・58で感材21を平面状に張設
して移送しながらスリット14・14を介して露光記録する
ものでもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、本発明に係るピント位
置割出用露光装置は、あらかじめ設定したオフセットデ
ータと試し露光回数に基づき、一枚のシート状感材にピ
ント状態の異なる一連の試し露光画像を記録するように
したので、以下の効果を奏する。
(イ)従来例のように試し露光の都度、規定寸法の感材
を使用しなくてもよく、一回の試し露光では少なくとも
画像のシャープネスを確認し得る寸法で足りる。
従って、ピント位置の割出作業に伴う感材の消費量を
大幅に削減することができる。
(ロ)また、一枚のシート状感材に一連の試し露光画像
が記録されることから、現像処理の際に従来例のような
無駄な待ち時間が生じることもなく、また最良ピント状
態を比較観察する場合にも至便である。
これにより、ピント位置割出作業の効率が大幅に向上
する。
(ハ)その上、一連の試し露光画像が自動的に記録でき
るので、試し露光操作が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すピント位置割出用露光
装置の概要図、第2図はその装置による試し露光操作を
示すフローチャート、第3図はその試し露光操作による
タイムチャート、第4図は本発明を適用したスリット露
光しき複写カメラの概要図、第5図は走査記録部の別実
施例を示す要部側面図である。 1……原稿ホルダ、3……原稿、10……投影光学系、21
……感材、41……設定手段、42……位置決め駆動手段、
45……原稿駆動手段、46……感材移送手段、50……演算
制御手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投影光学系を介して原稿と感材とを同期走
    査することにより原稿のスリット状画像を感材上に投影
    するスリット走査露光式複写カメラのピント位置割出用
    露光装置であって、 あらかじめ設定した投影光学系の設定位置を微定量ずつ
    変位させるオフセットデータ及び試し露光回数を設定す
    る設定手段と、 オフセットデータに基づき試し露光回数に対応させて投
    影光学系を微定量ずつ変位させる位置決め駆動手段と、 原稿を試し露光回数だけ反復走査させるべく、原稿ホル
    ダを往復駆動する原稿駆動手段と、 感材を試し露光回数に対応させて所定量ずつ移送する感
    材移送手段と、 投影光学系の微定量移動、原稿の反復走査、感材の所定
    量移送動作、および露光動作を相互に順序づけて制御す
    る演算制御手段とを具備して成り、一枚のシート状感材
    にピント状態の異なる一連の試写画像を露光するように
    構成したことを特徴とするスリット走査露光式複写カメ
    ラのピント位置割出用露光装置
JP63293294A 1988-11-18 1988-11-18 スリット走査露光式複写カメラのピント位置割出露光装置 Expired - Lifetime JP2613458B2 (ja)

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