JPH09185275A - 熱定着装置 - Google Patents

熱定着装置

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Publication number
JPH09185275A
JPH09185275A JP1718196A JP1718196A JPH09185275A JP H09185275 A JPH09185275 A JP H09185275A JP 1718196 A JP1718196 A JP 1718196A JP 1718196 A JP1718196 A JP 1718196A JP H09185275 A JPH09185275 A JP H09185275A
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JP
Japan
Prior art keywords
heat
gear
fixing roller
heating
amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP1718196A
Other languages
English (en)
Inventor
Keizo Yasuda
恵三 安田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP1718196A priority Critical patent/JPH09185275A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写機等の熱定着装置に用いる定着ローラが
より薄肉化しても、定着ローラ上の温度を均一化でき、
オフセット、定着不良、定着ローラヘのトナー融着等を
防止し得るようにする。 【解決手段】 定着ローラ3の温度の均一化を図るため
に、第1ヒータ1と第2ヒータ2による発光分布は、ギ
ア4側の端部の発光分布をギヤ4を設けていない反対側
より10%程度高める。この場合、第2ヒータ2の両端
のL2部には発光部を設けないか、発光させない構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機等において用
いる発熱源を内蔵する定着ローラを備えた熱定着装置に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
複写機等の熱定着装置においては、定着ローラの加熱手
段、たとえば加熱ヒータが単数であったが、トナーの低
融点化に伴い、複写機等が通紙しうる用紙が様々ある場
合に種々の問題が生じていた。たとえば、小サイズの用
紙を通紙した後に大サイズの用紙を通紙すると、小サイ
ズの用紙を通紙したときの用紙領域外が、高温になって
しまい、大サイズ紙の通紙時に高温になった領域でオフ
セットが生じたり、トナーが定着ローラに融着して離型
不良によるジャムなどが生じたりすることがあった。ま
た、省エネルギー化、立ち上がり時間の短縮化に伴い、
定着ローラの肉厚がより薄くなり、高度な温度制御が必
要となり、たとえば特公昭60−34753号公報等に
開示されるような複数のヒータによる制御方式が生まれ
た。
【0003】しかしながら、薄肉化によってローラの比
熱量が小さくなると、ローラ上の温度分布が複雑にな
り、定着ローラの一端に回転駆動用のギヤを設けたもの
では、ギヤがある側とない側で温度が大きく異なって、
単数ヒータを用いた場合と同様の不具合を生じることが
あった。
【0004】本発明は上記従来の問題点に鑑み、より薄
肉の定着ローラであっても、定着ローラ上の温度を均一
化でき、上述のような不具合を解消しうる熱定着装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の熱定着装置のう
ち請求項1に係るものは、発熱源を内蔵するとともに、
一方の端部に回転駆動用のギア等を配して端部形状が非
対称形とした定着ローラを備え、該定着ローラが、軸方
向で発熱領域が異なる複数の発熱部を有し、これら複数
の発熱部を独立制御し得る熱定着装置において、上記定
着ローラの上記複数の発熱部が、上記定着ローラの両端
部に対応する一対の第一の加熱部と、それ以外の領域に
対応する第二の加熱部とからなり、上記第一の加熱部
が、上記ギヤ等を配した側と配していない側とで発熱量
が異なることを特徴とする。
【0006】同請求項2に係る熱定着装置は、上記第一
の加熱部が、上記ギア等を配した側の方の発熱量を高く
したことを特徴とする。
【0007】同請求項3に係る熱定着装置は、上記第一
の加熱部の上記ギヤ等を配した側と配してない側とで発
熱量を異ならせることに代えて、上記第一の加熱部の発
熱量を、上記ギヤ等を配した側と配してない側とで均等
とし、上記第二の加熱部が、上記ギヤ等を配した側の端
部側を上記第一の加熱手段と重なる形で加熱可能とした
ことを特徴とする。
【0008】同請求項4に係る熱定着装置は、上記第二
の加熱部が、上記第一の加熱部以外の領域の中央部を加
熱する領域に加え、上記第一の加熱手段の領域にも、未
定着画像を定着する必要熱量より低く待機状態を保持し
うる熱量以下の発熱量を発生可能としたことを特徴とす
る。
【0009】同請求項5に係る熱定着装置は、上記第一
の加熱部の発熱量が、上記ギヤ等を配した側と配してな
い側とで均等であって、上記第一の加熱手段の領域に
も、未定着画像を定着する必要熱量より低く待機状態を
保持しうる熱量以下の発熱量を発生可能とし、かつ上記
ギヤ等を配した側と配していない側とで発熱量が異なる
ことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明に係る熱定着装置の第
1の実施形態を示す図で、(A)に断面図を、(B)に
内蔵する加熱ヒータの発光分布を示す。なお加熱ヒータ
には全て赤外ハロゲンヒータを使用するものとして以下
説明するが、もちろん本発明はこれに限定されることは
ない。
【0011】本実施形態の装置は、第1ヒータ1と第2
ヒータ2を定着ローラ3に内蔵し、定着ローラ3の一端
に回転駆動用のギヤ4を配し、また定着ローラの外周面
に温度センサ5a、5bを配して構成してある。第1ヒ
ータ1と第2ヒータ2は各々3区分してあり、温度セン
サ5aは中央部分、温度センサ5bはギヤ4側の端部の
温度を検出するようになっている。
【0012】図5は図1の定着ローラ3として、たとえ
ば肉厚0.8mmのアルミ材を使用し、ヒータ850W
1本を内蔵させ、設定温度185℃で発熱使用した時に
おける定着ローラ表面温度の分布である。図示のよう
に、ギア4側の方が熱の逃げ量が大きく、約10℃程度
の差があり、ヒータの発光分布量としては約10%程度
の差が発生する。
【0013】そこで、本実施形態における第1ヒータ1
と第2ヒータ2による発光分布は、定着ローラ3の温度
の均一化を図るために、(B)のようにギア4側の端部
の発光分布をギヤ4を設けていない反対側より10%程
度高めてある。なお(B)の状態の発光分布は、第2ヒ
ータ2の両端のL2部には発光部を設けないか、発光さ
せない構成とすることで得られる。
【0014】図2は本発明の第2の実施形態における発
光分布を示す図で、図中の斜線部分が第2ヒータ2の発
光分布を示し、L1部分の発光部を追加することによ
り、ギア4側の温度分布を助け、さらに均一化な表面温
度を維持することを可能としてある。即ち、中央用の発
光部に若干の発光量を足すだけなので、より簡易かつ安
価に構成でき、より実用的な製品の供給が可能である。
【0015】図3は本発明の第3の実施形態における発
光分布を示す図で、図2と同様に図中の斜線部分が第2
ヒータ2の発光分布を示し、第2ヒータ2のL2部分の
発熱量を待機時における必要な熱量以下とすることによ
り、より均一な温度分布並びにウォームアップの短縮化
を図ることを可能としてある。
【0016】図4は本発明の第4の実施形態における発
光分布を示す図で、図2、図3と同様に図中の斜線部分
が第2ヒータ2の発光分布を示し、図3の実施形態にお
ける第2ヒータ2の端部のL2部分の発熱量をギア4側
と反対側で10%程度の差を持たせることにより、さら
に温度の均一化を図ることを可能としてある。
【0017】
【発明の効果】請求項1の熱定着装置は、以上説明して
きたように、一方の端部に回転駆動用のギア等を配して
端部形状が非対称形とした定着ローラに内蔵する発熱源
を独立制御し得るようにし、発熱源を、定着ローラの両
端部に対応する一対の第一の加熱部と、それ以外の領域
に対応する第二の加熱部とから構成し、第一の加熱部
が、ギヤ等を配した側と配していない側とで発熱量が異
なるものとしたので、定着ローラの表面温度の均一な温
度分布を実現でき、オフセット、定着不良、定着ローラ
ヘのトナー融着等を防止し、コピー品質並びに製品寿命
をより高くすることが可能となるという効果がある。
【0018】請求項2の熱定着装置は、以上説明してき
たように、第一の加熱部のギア等を配した側の方の発熱
量を高くしたので、請求項1の熱定着装置と共通の効果
に加え、定着ローラの表面温度の均一な温度分布を安価
に実現できるようになるという効果がある。
【0019】請求項3の熱定着装置は、以上説明してき
たように、第一の加熱部の発熱量を、ギヤ等を配した側
と配してない側とで均等とし、第二の加熱部がギヤ等を
配した側の端部側を第一の加熱手段と重なる形で加熱可
能としたので、請求項1の熱定着装置と共通の効果に加
え、定着ローラの表面温度をより均一な温度分布を実現
できるようになるという効果がある。
【0020】請求項4の熱定着装置は、以上説明してき
たように、第二の加熱部が、第一の加熱手段の領域にも
未定着画像を定着する必要熱量より低く待機状態を保持
しうる熱量以下の発熱量を発生可能としたので、請求項
1の熱定着装置と共通の効果に加え、端部の温度をより
早く上昇させることができ、かつ通紙時の端部温度上昇
を防げ、定着ローラの表面温度を均一に保て、より早い
立ち上がり時間が実現可能となるという効果がある。
【0021】請求項5の熱定着装置は以上説明してきた
ように、第二の加熱部が、第一の加熱手段の領域にも未
定着画像を定着する必要熱量より低く待機状態を保持し
うる熱量以下の発熱量を発生可能とし、かつギヤ等を配
した側と配していない側とで発熱量を異ならせたので、
請求項4の熱定着装置と共通の効果に加え、定着ローラ
の表面温度の均一な温度分布を安価に実現でき、より実
用的で高品質なものとなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱定着装置の第1の実施形態を示
す図で、A)に断面図を、(B)に内蔵する加熱ヒータ
の発光分布を示す。
【図2】本発明の第2の実施形態における発光分布を示
す図である。
【図3】本発明の第3の実施形態における発光分布を示
す図である。
【図4】本発明の第4の実施形態における発光分布を示
す図である。
【図5】本発明の実施の形態との比較例を示す図であ
る。
【符号の説明】 1 第1ヒータ1 2 第2ヒータ 3 定着ローラ 4 ギヤ 5a、5b 温度センサ L1、L2 ヒータの発光部区分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05B 3/10 H05B 3/10 B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱源を内蔵するとともに、一方の端部
    に回転駆動用のギア等を配して端部形状が非対称形とし
    た定着ローラを備え、該定着ローラが、軸方向で発熱領
    域が異なる複数の発熱部を有し、これら複数の発熱部を
    独立制御し得る熱定着装置において、上記定着ローラの
    上記複数の発熱部が、上記定着ローラの両端部に対応す
    る一対の第一の加熱部と、それ以外の領域に対応する第
    二の加熱部とからなり、上記第一の加熱部が、上記ギヤ
    等を配した側と配していない側とで発熱量が異なること
    を特徴とする熱定着装置。
  2. 【請求項2】 上記第一の加熱部が、上記ギア等を配し
    た側の方の発熱量を高くしたことを特徴とする請求項1
    の熱定着装置。
  3. 【請求項3】 上記第一の加熱部の上記ギヤ等を配した
    側と配してない側とで発熱量を異ならせることに代え
    て、上記第一の加熱部の発熱量を、上記ギヤ等を配した
    側と配してない側とで均等とし、上記第二の加熱部が、
    上記ギヤ等を配した側の端部側を上記第一の加熱手段と
    重なる形で加熱可能としたことを特徴とする請求項1の
    熱定着装置。
  4. 【請求項4】 上記第二の加熱部が、上記第一の加熱部
    以外の領域の中央部を加熱する領域に加え、上記第一の
    加熱手段の領域にも、未定着画像を定着する必要熱量よ
    り低く待機状態を保持しうる熱量以下の発熱量を発生可
    能としたことを特徴とする請求項1の熱定着装置。
  5. 【請求項5】 上記第一の加熱部の発熱量が、上記ギヤ
    等を配した側と配してない側とで均等であって、上記第
    一の加熱手段の領域にも、未定着画像を定着する必要熱
    量より低く待機状態を保持しうる熱量以下の発熱量を発
    生可能とし、かつ上記ギヤ等を配した側と配していない
    側とで発熱量が異なることを特徴とする請求項4の熱定
    着装置。
JP1718196A 1996-01-05 1996-01-05 熱定着装置 Pending JPH09185275A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990021040A (ko) * 1997-08-30 1999-03-25 윤종용 전자사진 현상기기의 정착롤러 온도제어장치
US9772587B2 (en) 2015-09-14 2017-09-26 Canon Kabushiki Kaisha Heater and image heating apparatus
US11300904B2 (en) 2020-05-28 2022-04-12 Canon Kabushiki Kaisha Fixing apparatus

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KR19990021040A (ko) * 1997-08-30 1999-03-25 윤종용 전자사진 현상기기의 정착롤러 온도제어장치
US9772587B2 (en) 2015-09-14 2017-09-26 Canon Kabushiki Kaisha Heater and image heating apparatus
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040629