JPH09183952A - 易手切性積層粘着テープ - Google Patents

易手切性積層粘着テープ

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JPH09183952A
JPH09183952A JP34287895A JP34287895A JPH09183952A JP H09183952 A JPH09183952 A JP H09183952A JP 34287895 A JP34287895 A JP 34287895A JP 34287895 A JP34287895 A JP 34287895A JP H09183952 A JPH09183952 A JP H09183952A
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film
roll
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手で容易に切断できると共に、隠蔽性を有す
る内層フィルムが背景となって文字や模様等を良好に表
示することが可能な易手切性積層粘着テープを提供す
る。 【解決手段】 隠蔽性を有する内層フィルムに剛性を持
つ有機樹脂からなる外層フィルムを接着剤層を介して積
層した積層フィルムと、前記積層フィルムの内層フィル
ムの面に形成された粘着剤層とを具備し、前記外層フィ
ルムは、前記接着剤層側の裏面に所望の印刷が付与さ
れ、かつ多数の微細な貫通孔を有することを特徴として
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、易手切性積層粘着
テープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、梱包用の粘着テープとしては例え
ば表面を離型処理した紙の裏面に粘着剤層を被覆したも
の、表面を離型処理した織布の裏面に粘着剤層を被覆し
たものが知られている。このような梱包用の粘着テープ
は、基材が紙や織布であるために手で容易に切ることが
できる。しかしながら、これらの梱包用の粘着テープは
褐色の紙や織布を用いるために文字や模様等の印刷に不
向きである。
【0003】一方、基材として透明フィルムを用いた、
いわゆるセロテープロールが知られている。しかしなが
ら、セロテープは手で容易に切ることが困難であるため
に切断具を前記セロテープロールに付設する必要があ
る。また、前記セロテープロールは単層の透明フィルム
からなるために文字や模様等を印刷しても被貼着部材の
色が背景になって文字等を良好に表示できないという難
点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、手で容易に
切断できると共に、隠蔽性を有する内層フィルムが背景
となって文字や模様等を良好に表示することが可能な易
手切性積層粘着テープを提供しようとするものである。
【0005】また、本発明は無断開封防止機能を持った
易手切性積層粘着テープを提供しようとするものであ
る。
【0006】さらに、本発明はマジックペンなどで容易
に文字や模様等を筆記することが可能な易手切性積層粘
着テープを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる易手切性
積層粘着テープは、隠蔽性を有する内層フィルムに剛性
を持つ有機樹脂からなる外層フィルムを接着剤層を介し
て積層した積層フィルムと、前記積層フィルムの内層フ
ィルムの面に形成された粘着剤層とを具備し、前記外層
フィルムは、前記接着剤層側の裏面に所望の印刷が付与
され、かつ多数の微細な貫通孔を有することを特徴とす
るものである。
【0008】本発明に係わる別の易手切性積層粘着テー
プは、隠蔽性を有する内層フィルムに剛性を持つ有機樹
脂からなる外層フィルムを接着剤層を介して積層した積
層フィルムと、前記積層フィルムの内層フィルムの面に
形成された粘着剤層とを具備し、前記積層フィルムは、
前記外層フィルムの表面および前記内層フィルムの粘着
剤層が形成される表面の間を連通する多数の微細な孔を
有することを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる易手切性積
層粘着テープを詳細に説明する。
【0010】この易手切性積層粘着テープは、隠蔽性を
有する内層フィルムに剛性を持つ有機樹脂からなる外層
フィルムを接着剤層を介して積層した積層フィルムと、
前記積層フィルムの内層フィルムの面に形成された粘着
剤層とを具備したシートを例えば紙製の芯管に巻回した
構造を有する。また、前記外層フィルムは前記接着剤層
側の裏面に所望の印刷が付与され、かつ多数の微細な貫
通孔を有する。
【0011】前記隠蔽性を有する内層フィルムとして
は、例えば白色顔料または有彩無機顔料が分散されたプ
ラスチックフィルムもしくは紙等を挙げることができ
る。
【0012】前記白色顔料としては、例えば二酸化チタ
ン微粉末、酸化亜鉛微粉末、リトポン、炭酸カルシウム
微粉末、酸化アンチモン微粉末等を挙げることができ
る。
【0013】前記有彩無機顔料としては、例えば酸化鉄
微粉末、モリブデン酸鉛オレンジ、紺青等を挙げること
ができる。
【0014】特に、白色顔料または有彩無機顔料が分散
された微小空洞状有機樹脂フィルム(例えば東洋紡績株
式会社製商品名のパール、クリスバー)を内層フィルム
として有する積層粘着テープは、梱包用ダンボール箱の
ような被貼着部材に貼着後に剥離する際、前記内層フィ
ルム部分で界面剥離を生じる。
【0015】前記剛性を有する有機樹脂としては、例え
ばポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロンま
たは配向性ポリプロピレンフイルム等を挙げることがで
きる。このような有機樹脂からなる外層フィルムは、多
数の微細な貫通孔が形成されて引裂かれ易い性質が付与
される観点から6μm以上の厚さを有することが好まし
い。なお、上限厚さは特に制限されないが、コストの面
から30μm以下にすることが好ましい。
【0016】前記外層フィルムに開口される多数の貫通
孔は、平均開口径が0.5〜100μm、密度が100
0個/cm2 以上にすることがことが好ましい。このよ
うな平均開口径および密度の貫通孔を有する外層フィル
ムは、引裂強さが無孔状態の外層フィルムの引裂強さに
比べて十分に低く、例えば0.35倍以下になり、無孔
状態の外層フィルムに比べて高い引裂性を示す。
【0017】前記外層フィルムの貫通孔の平均開口径を
規定したのは、次のような理由によるものである。前記
平均開口径を0.5μm未満にすると、前記外層フィル
ムを有する積層粘着テープを手で容易に切断することが
困難になる恐れがある。一方、前記平均開口径が100
μmを越えると、前記外層フィルムの裏面(接着剤形成
面)への印刷性が損なわれる恐れがある。より好ましい
前記貫通孔の平均開口径は、5〜80μmである。
【0018】前記外層フィルムの孔密度を規定したの
は、次のような理由によるものである。前記孔密度を1
000個/cm2 未満にすると、前記外層フィルムを有
する積層粘着テープを手で容易に切断することが困難に
なる恐れがある。前記孔密度の上限については、特に制
限されない。ただし、後述する貫通孔形成のための多孔
質フィルム製造装置による一回の処理で25000個/
cm2 の孔密度を実現することができる。より好ましい
前記孔形成密度1000個/cm2 〜5000個/cm
2 である。
【0019】前記外層フィルムは、ロールに巻回した時
に粘着剤層との間で剥がれ易くするためにその表面(前
記接着剤層と反対側の面)に離型剤で処理されることが
好ましい。前記離型剤としては、例えばシリコーン樹
脂、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステ
アリン酸マグネシウムのようなステアリン酸塩等を用い
ることができる。
【0020】前記外層フィルムおよび内層フィルムの間
に介在される接着剤は、特に制限されないが、例えばポ
リエステル系ウレタン樹脂、ポリエーテル系ウレタン樹
脂を主成分とする接着剤等を用いることができる。
【0021】前記内層フィルムの前記接着剤層と反対側
の面に形成される粘着剤は、特に制限されないが、例え
ばゴム系、ビニルエーテル系、シリコン系の粘着剤等を
用いることができる。
【0022】本発明に係わる易手切性積層粘着テープ
は、例えば次のような方法により製造される。
【0023】すなわち、鋭い角部を有するモース硬度5
以上の多数の粒子が表面に付着された第1ロールと表面
が平滑な第2ロールとを対向して配置する工程;前記第
1、第2のロールを互いに反対方向に回転させ、前記第
1、第2のロール間に表面が離型剤で処理され、裏面に
所望の文字、模様等が印刷された剛性を有する有機樹脂
からなる長尺外層フィルムを通過させると共に、前記各
ロール間を通過する前記長尺外層フィルムへの押圧力を
前記各ロールと接触するフィルム面全体に亘って均一と
なるように調節することにより前記第1ロール表面の多
数の粒子の鋭い角部を前記長尺外層フィルムに喰い込ま
せてその全面に多数の微細な貫通孔を形成する工程;前
記長尺外層フィルムの裏面(印刷面)にドライラミネー
ト用接着剤を塗布した後、乾燥する工程;前記長尺外層
フィルムの接着剤塗布面に隠蔽性を有する長尺内層フィ
ルムを重ねた後、これらのフィルムを加圧加熱してラミ
ネートして長尺積層フィルムを作製する工程;前記長尺
積層フィルムの内層フィルムに粘着剤を被覆して粘着剤
層を形成する工程;および前記粘着剤層付き長尺積層フ
ィルムを芯管に巻回した後、巻回物を所望の幅に切断す
る工程;により易手切性積層粘着テープを製造する。
【0024】前記第1ロールは、金属製ロール本体と、
前記ロール本体の表面に例えば電着法、または有機系も
しくは無機系の結合剤による接着法等により付着された
鋭い角部を有する多数のモース硬度5以上の粒子とを有
する。前記多数の粒子は、前記第1ブロックの表面に7
0%以上付着させることが望ましい。
【0025】前記金属製ロール本体は、例えば鉄または
鉄合金から作られる。また、前記ロール本体は鉄または
鉄合金から作られ、表面にニッケルめっき層、クロムめ
っき層を被覆したものでもよい。
【0026】前記モース硬度5以上の粒子としては、例
えばタングテンカーバイトなどの超硬合金粒子、または
炭化ケイ素粒子、炭化ホウ素粒子、サファイア粒子、立
方晶窒化ホウ素(CBN)粒子、天然又は合成のダイヤ
モンド粒子等を挙げることができる。特に、硬度、強度
等が大きい合成ダイヤモンド粒子が望ましい。前記粒子
は、粒径が10〜100μmで粒径のばらつきが5%以
下のものを用いることが望ましい。
【0027】特に、前記モース硬度5以上の多数の粒子
としてダイヤモンド粒子を用いる場合には、前記ダイヤ
モンド粒子を前記ロール本体表面に電着により付着させ
ることが好ましい。前記電着によるダイヤモンド粒子の
前記ロール本体への付着は、前記ロール本体を脱脂する
工程と、前記ロール本体の表面の端部や軸をマスキング
する工程と、脱脂、水洗する工程と、前記ロール本体を
酸洗、水洗する工程と、前記ロール本体の露出面に例え
ばニッケルを主成分とする硬質メッキ層を形成すると共
に前記硬質メッキ層に多数のダイヤモンド粒子を仮付け
する工程と、前記ダイヤモンド粒子間の前記硬質メッキ
層部分に前記ダイヤモンド粒子の鋭い角部が十分に突出
するように硬質メッキ処理を施して前記ダイヤモンド粒
子を前記ロール本体に固定する工程と、前記マスキング
材を除去する工程とを備えた方法によりなされる。前記
電着において、前記ロール本体の表面には予めめっき技
術等によりNi層、Cr層を形成することが望ましい。
このような電着の採用により、前記ダイヤモンド粒子を
前記ロール本体表面に極めて強固に付着させることが可
能になる。
【0028】前記第2ロールとしては、例えば鉄ロー
ル、鉄系合金ロール、表面にNiメッキ処理、Crメッ
キ処理を施した鉄ロール、ステンレスロールまたは金属
製ロール本体の表面全体に高分子樹脂層を被覆したもの
を用いることができる。前記高分子樹脂としては、各種
の樹脂を用いることができるが、特に前記長尺有機樹脂
フィルムに対する緩衝作用の高いウレタン樹脂、シリコ
ンゴム、フッ素系ゴム等が好適である。
【0029】前記剛性を有する有機樹脂からなる長尺外
層フィルムへの貫通孔の穿孔は、前記第1、第2のロー
ル間を通過する前記長尺外層フィルムへの押圧力を調節
すること等によって達成される。
【0030】以上説明した本発明に係わる易手切性積層
粘着テープは、隠蔽性を有する内層フィルムに剛性を持
つ有機樹脂からなる外層フィルムを接着剤層を介して積
層した積層フィルムと、前記積層フィルムの内層フィル
ムの面に形成された粘着剤層とを具備し、前記外層フィ
ルムは前記接着剤層側の裏面に所望の印刷が付与され、
かつ多数の微細な貫通孔を有し、例えば芯管に巻回され
たロール形状をなす。このような粘着テープにおいて、
一方の手で前記ロールを掴むと共に前記ロールから引き
出されたテープを親指と人指し指で摘み、他方の手の親
指と人指し指で前記引き出されたテープを摘んで前記テ
ープの幅方向に引張ると、前記粘着テープを構成する外
層フィルムには多数の微細な貫通孔が形成され、それら
の貫通孔が引裂起点(破断起点)として作用するため、
容易に幅方向に切断することできる。したがって、本発
明の積層粘着テープは手切性が良好で、かつ梱包したダ
ンボールのような被貼着部材に貼着したテープ自体に文
字や模様が付されているためデパート等での簡易包装
材、野菜などの結束テープに利用することができる。
【0031】また、白色顔料または有彩無機顔料が分散
された微小空洞状有機樹脂フィルムを隠蔽性を有する内
層フィルムとして備える易手切性積層粘着テープは、梱
包したダンボール箱のような被貼着部材に貼着後に剥離
する際、前記内層フィルム部分で界面剥離を生じる。そ
の結果、梱包したダンボール箱の積層粘着テープを剥離
して無断で開封しようとしても、開封後のダンボール箱
表面に前記内層フィルムが残る。したがって、剥離した
ダンボール箱表面に再度、粘着テープを貼着しても前記
残存内層フィルムにより無断開封の状態を容易に確認で
きる。このようなことから、本発明の易手切性積層粘着
テープは無断開封禁止または再開封防止を目的とした封
止テープとして有効に利用できる。
【0032】次に、本発明に係わる別の易手切性積層粘
着テープを詳細に説明する。
【0033】この易手切性積層粘着テープは、隠蔽性を
有する内層フィルムに剛性を持つ高分子樹脂からなる外
層フィルムを接着剤層を介して積層した積層フィルム
と、前記積層フィルムの内層フィルムの面に形成された
粘着剤層とを具備したシートを例えば紙製の芯管に巻回
した構造を有する。また、前記積層フィルムは前記外層
フィルムの表面および前記内層フィルムの粘着剤層が形
成される表面の間を連通する多数の微細な孔を有する。
【0034】前記隠蔽性を有する内層フィルムとして
は、前述した白色顔料または有彩無機顔料が分散された
プラスチックフィルムもしくは紙等を挙げることができ
る。
【0035】特に、白色顔料または有彩無機顔料が分散
された微小空洞状有機樹脂フィルム(例えば東洋紡績株
式会社製商品名のパール、クリスバー)を内層フィルム
として有する積層粘着テープは、梱包用ダンボール箱の
ような被貼着部材に貼着後に剥離する際、前記内層フィ
ルム部分で界面剥離を生じる。
【0036】前記剛性を有する有機樹脂としては、例え
ばポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロンま
たは配向性ポリプロピレンフイルム等を挙げることがで
きる。このような有機樹脂からなる外層フィルムは、多
数の微細な貫通孔が形成されて引裂かれ易い性質が付与
される観点から6μm以上の厚さを有することが好まし
い。なお、上限厚さは特に制限されないが、コストの面
から30μm以下にすることが好ましい。
【0037】前記外層フィルムは、ロールに巻回した時
に粘着剤層との間で剥がれ易くするためにその表面(前
記接着剤層と反対側の面)に離型剤で処理されることが
好ましい。前記離型剤としては、例えばシリコーン樹
脂、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステ
アリン酸マグネシウムのようなステアリン酸塩等を用い
ることができる。
【0038】前記外層フィルムは、その前記接着剤層側
の面に印刷(裏印刷)が施されることを許容する。
【0039】前記積層フィルムにおいて、前記外層フィ
ルムの表面および前記内層フィルムの粘着剤層が形成さ
れる表面の間を連通する多数の微細な孔は、例えば(a)
前記積層フィルムを貫通する孔、(b) 前記外層フィルム
に多数の微細な貫通孔が開口され、かつ前記内層フィル
ムの粘着剤層側の表面から前記接着剤層を通して前記外
層フィルムに至る多数の未貫通孔が開口され、前記未貫
通孔の一部もしくは全部が前記貫通孔と前記外層フィル
ム部分で繋がっているものを挙げることができる。
【0040】前記微細な孔は、前記外層フィルム側にお
いて平均開口径が0.5μm以上、密度が1000個/
cm2 以上にすることがことが好ましい。
【0041】前記外層フィルム側での孔の平均開口径を
規定したのは、次のような理由によるものである。前記
平均開口径を0.5μm未満にすると、前記積層フィル
ムを有する積層粘着テープを手で容易に切断することが
困難になる恐れがある。なお、前記平均開口径の上限は
100μmにすることが好ましい。より好ましい前記微
細な孔の平均開口径は、5〜80μmである。
【0042】前記外層フィルム側の孔密度を規定したの
は、次のような理由によるものである。前記孔密度を1
000個/cm2 未満にすると、前記積層フィルムを有
する積層粘着テープを手で容易に切断することが困難に
なる恐れがある。前記孔密度の上限については、特に制
限されない。ただし、後述する貫通孔形成のための多孔
質フィルム製造装置による一回の処理で25000個/
cm2 の孔密度を実現することができる。より好ましい
前記孔形成密度1000個/cm2 〜5000個/cm
2 である。
【0043】前記外層フィルムおよび内層フィルムの間
に介在される接着剤は、特に制限されないが、例えばポ
リエステル系ウレタン樹脂、ポリエーテル系ウレタン樹
脂を主成分とする接着剤等を用いることができる。
【0044】前記内層フィルムの前記接着剤層と反対側
の面に形成される粘着剤は、特に制限されないが、例え
ばゴム系、ビニルエーテル系、シリコン系の粘着剤等を
用いることができる。
【0045】本発明に係わる別の易手切性積層粘着テー
プは、例えば次のような方法により製造される。
【0046】すなわち、鋭い角部を有するモース硬度5
以上の多数の粒子が表面に付着された第1ロールと表面
が平滑な第2ロールとを対向して配置する工程;前記第
1、第2のロールを互いに反対方向に回転させ、前記第
1、第2のロール間に表面が離型剤で処理され、必要に
応じて裏面に所望の文字、模様等が印刷された剛性を有
する有機樹脂からなる長尺外層フィルムを通過させると
共に、前記各ロール間を通過する前記長尺外層フィルム
への押圧力を前記各ロールと接触するフィルム面全体に
亘って均一となるように調節することにより前記第1ロ
ール表面の多数の粒子の鋭い角部を前記長尺外層フィル
ムに喰い込ませて全面に多数の微細な貫通孔を形成する
工程;前記長尺外層フィルムの裏面にドライラミネート
用接着剤を塗布した後、乾燥する工程;前記長尺外層フ
ィルムの接着剤塗布面に隠蔽性を有する長尺内層フィル
ムを重ねた後、これらのフィルムを加圧加熱してラミネ
ートして長尺積層フィルムを作製する工程;前述したの
と同様な構造の第1、第2のロール間に前記長尺積層フ
ィルムを通過させると共に、前記各ロール間を通過する
前記長尺積層フィルムへの押圧力を前記各ロールと接触
するフィルム面全体に亘って均一となるように調節する
ことにより前記第1ロール表面の多数の粒子の鋭い角部
を前記長尺積層フィルムの内層フィルム側から喰い込ま
せて前記外層フィルムの貫通孔の一部もしくは全部と繋
がる多数の微細な未貫通孔を形成する工程;前記長尺積
層フィルムの内層フィルムに粘着剤を被覆して粘着剤層
を形成する工程;および前記粘着剤層付き長尺積層フィ
ルムを芯管に巻回した後、巻回物を所望の幅に切断する
工程;により易手切性積層粘着テープを製造する。
【0047】以上説明した本発明に係わる別の易手切性
積層粘着テープは、隠蔽性を有する内層フィルムに剛性
を持つ有機樹脂からなる外層フィルムを接着剤層を介し
て積層した積層フィルムと、前記積層フィルムの内層フ
ィルムの面に形成された粘着剤層とを具備し、前記外層
フィルムの表面および前記内層フィルムの粘着剤層が形
成される表面の間を連通する多数の微細な孔を有し、例
えば芯管に巻回されたロール形状をなす。このような粘
着テープにおいて、一方の手で前記ロールを掴むと共に
前記ロールから引き出されたテープを親指と人指し指で
摘み、他方の手の親指と人指し指で前記引き出されたテ
ープを摘んで前記テープの幅方向に引張ると、前記粘着
テープを構成する積層フィルムには外層フィルムの表面
および前記内層フィルムの粘着剤層が形成される表面の
間を連通する多数の微細な孔が形成され、それらの多数
の微細な孔が引裂起点(破断起点)として作用するた
め、容易に幅方向に切断することできる。
【0048】また、本発明に係わる別の易手切性積層粘
着テープは外層フィルムの表面および前記内層フィルム
の粘着剤層が形成される表面の間を連通する多数の微細
な孔が形成された積層フィルムを備えているため、梱包
したダンボール箱のような被貼着部材に前記テープを貼
着後にその表面側の外層フィルムにマジックペン等で文
字等を筆記した際、インキが前記多数の微細な孔を通し
てその下の粘着剤層に浸透して固定化される。その結
果、マジックペン等により容易に文字等を筆記でき、か
つ筆記後のテープ表面を指で触れても文字等が滲むこと
なく明瞭な文字をテープに表示できる。
【0049】したがって、本発明の易手切性積層粘着テ
ープは手切性が良好で、かつ梱包したダンボール箱のよ
うな被貼着部材に貼着したテープ自体に文字や模様を筆
記できるため、デパート等での簡易包装材に利用するこ
とができる。また、外層フィルムに宛名書きの裏印刷を
施すことにより、易手切性積層粘着テープを宅急便等の
宛名書き用紙に利用することができる。
【0050】さらに、白色顔料または有彩無機顔料が分
散された微小空洞状有機樹脂フィルムを隠蔽性を有する
内層フィルムとして備える易手切性積層粘着テープは、
梱包したダンボール箱のような被貼着部材に貼着後に剥
離する際、前記内層フィルム部分で界面剥離を生じる。
その結果、梱包したダンボール箱の積層粘着テープを剥
離して無断で開封しようとしても、開封後のダンホール
箱表面に前記内層フィルムが残る。したがって、剥離し
たダンボール箱表面に再度、粘着テープを貼着しても無
断開封の状態を容易に確認できる。このようなことか
ら、本発明の易手切性積層粘着テープは無断開封禁止ま
たは再開封防止を目的とした封止テープとして有効に利
用できる。
【0051】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0052】図1は、本実施例に用いられる多孔化装置
の主要部を示す正面図、図2は図1の多孔化装置の要部
を示す側面図、図3は図2のIII −III 線に沿う断面
図、図4は図1の多孔化装置の要部断面図である。
【0053】図中の101は、ベッドである。前記ベッ
ド101の右端付近を除く上面には、テーブル102が
設けられている。前記テーブル102上には、2つのカ
ギ型のフレーム103が前記テーブル102の幅方向に
それぞれ所定の間隔をあけて設置されている。前記フレ
ーム103は、下板103a、側板103b及び上板1
03cから形成されでいる。前記各フレーム103の側
板103bの中間付近には、軸受104を内蔵した第1
ボックス105がそれぞれ固定されている。前記各フレ
ーム103間には、第1ロール106が配置されてい
る。前記第1ロール106は、図2および図4にに示す
ように鋭い角部を有する多数のモース硬度5以上の粒子
(例えば合成ダイヤモンド粒子)107が表面に70%
以上の面積率で電着層108aを介して電着された鉄製
のロール本体108と、前記本体108の中心を貫通し
て前記本体108の両端面から突出された軸109とか
ら構成されている。前記軸109の突出した両端部は、
前記第1ボックス105内の軸受104にそれぞれ軸支
されている。前記第1ロール106の一端側(例えば左
端側)の軸109は、前記ボックス105を貫通してお
り、かつ前記軸109の突出部分には図示しないモータ
の駆動軸の歯車と噛合する歯車111が軸着されてい
る。したがって、前記モータの駆動により前記第1ロー
ル106が例えば時計回り方向に回転されるようになっ
ている。また、前記歯車111と前記ボックス105の
左側面の間に位置する前記軸109の突出部分には、歯
車110が軸着されている。
【0054】前記第1ボックス105の下方および上方
に位置する前記各フレーム103の側板103b部分に
は、レール112、113がそれぞれ形成されている。
前記下方の各レール112には、図3に示すようにスラ
イダー114(他方のスライダーは図示せず)が上下動
自在にそれぞれ配置されている。前記各スライダー11
4には、軸受115を内蔵した第2ボックス116がそ
れぞれ固定され、前記レール112に沿って上下動でき
るようになっている。また、前記各フレーム103間に
は第2ロール117が前記第1ロール106の下方に位
置するように対向して配置されている。前記第2ロール
117は、例えば鋼からなる硬質のロール本体118
と、前記本体118の中心を貫通して前記本体118の
両端面から突出された軸119とから構成されている。
前記軸119の突出した両端部は、前記第2ボックス1
16内の軸受115にそれぞれ軸支されている。前記第
2ロール117の一端側(例えば左端側)の軸119部
分は、前記第2ボックス116を貫通して突出してお
り、かつ前記軸119の突出部分には前記第1ロール1
06の軸109の歯車110と噛合する歯車120が軸
着されている。したがって、前記第2ロール117は前
記第2ボックス116及び前記スライダー114により
前記レール112に沿って上下動自在に配置される。ま
た、前記モータにより前記第1ロール106の軸109
を時計回り方向に回転することによって、前記軸109
の歯車110と噛合する前記歯車120を有する前記軸
119が反時計回り方向に回転し、結果的には前記第2
ロール117が反時計回り方向に回転するようになって
いる。
【0055】前記上方の各レール113には、図3に示
すようにスライダー121(他方のスライダーは図示せ
ず)が上下動自在にそれぞれ配置されている。前記各ス
ライダー121には、軸受122を内蔵した第3ボック
ス123がそれぞれ固定され、前記レール113に沿っ
て上下動できるようになっている。また、前記各フレー
ム103間には第3ロール124が前記第1ロール10
6の上方に位置するように対向して配置されている。前
記第3ロール124は、例えばウレタン樹脂などの高分
子樹脂層125が表面に被覆された鉄製のロール本体1
26と、前記本体126の中心を貫通して前記本体12
6の両端面から突出された軸127とから構成されてい
る。前記軸127の突出した両端部は、前記第3ボック
ス123内の軸受122にそれぞれ軸支されている。前
記第3ロール124の一端側(例えば左端側)の軸12
7部分は、前記第3ボックス123を貫通して突出して
おり、かつ前記軸127の突出部分には前記第1ロール
106の軸109の歯車110と噛合する歯車128が
軸着されている。従って、前記第3ロール124は前記
第3ボックス123及び前記スライダー121により前
記レール113に沿って上下動自在に配置される。ま
た、前記モータにより前記第1ロール106の軸109
を時計回り方向に回転することによって、前記軸109
の歯車110と噛合する前記歯車128を有する前記軸
127が反時計回り方向に回転し、結果的には前記第3
ロール124が反時計回り方向に回転するようになって
いる。
【0056】前記2つのフレーム103、前記2つの第
1ボックス105、前記第1ロール106、前記2つの
各スライダー112、113、前記2つの第2ボックス
116、前記第2ロール117、前記2つの第3ボック
ス123、前記第3ロール124により穿孔用ユニット
129を構成している。
【0057】前記2つの第2ボックス116の下壁に
は、上下にフランジ130、131を有する円筒体13
2がそれぞれ配置されている。前記各円筒体132は、
図3に示すように前記上部フランジ130から前記第2
ボックス116の下壁に螺着された複数のネジ133に
より前記第2ボックス116にそれぞれ固定されてい
る。前記各円筒体132の下部フランジ131には、中
央に穴134を有する円板135がそれぞれ配置され、
かつ前記各円板135は前記各円板135から前記下部
フランジ131に螺着された複数のネジ136によりそ
れぞれ固定されている。前記各円筒体132内には、コ
イルバネ137がそれぞれ上下方向に弾性力を付与する
ように収納されている。前記各円筒体132内には、上
端に圧力センサ138を取着したロッド139がそれぞ
れ前記円板135の穴134を通して挿入されている。
前記各圧力センサ138は、前記各コイルバネ137の
下端に当接され、前記各ロッド139の上昇による前記
コイルスバネ137への押圧力を検出できるようになっ
ている。前記各センサ138下方の前記ロッド139部
分には、前記ロッド139を円滑に上下動させるための
円板状ガイド140がそれぞれ取り付けられている。前
記各ロッド139の下端部には、ボールスクリュー14
1それぞれ挿着されている。前記各ボールスクリュー1
41は、前記フレーム103の下板103aを貫通して
前記ベッド102の窪み部(図示せず)にそれぞれ突出
している。前記窪み部内には、ネジ加工された係合板
(図示せず)を内蔵したケーシング(他方のケーシング
は図示せず)142がそれぞれ設けられている。前記各
ケーシング142内の前記係合板には、前記ボールスク
リュー141の下端突出部が螺合されている。前記各ケ
ーシング142内には、前記ボールスクリュー141の
下端突出部と係合するウォーム軸(図示せず)が水平方
向からそれぞれ挿入され、かつ前記各ウォーム軸の一端
にハンドル(他方のハンドルは図示せず)143がそれ
ぞれ設けられている。従って、前記ハンドル143を回
転することにより前記ハンドル143のウォーム軸と係
合する前記ボールスクリュー141が回転し、前記ボー
ルスクリュー141が挿着された前記ロッド139を上
昇(または下降)するようになっている。この場合、前
記ロッド139をある距離以上に下降させると、前記ロ
ッド139に取り付けられた前記円板状ガイド140が
前記円筒体132下部の円板135内面に当接して前記
円筒体132自体を下降させる。このため、前記円筒体
132の上端に固定された前記第2ボックス116が前
記スライダー114により前記レール下方の112に沿
って下降される。
【0058】前記2つの円筒体132、前記2つの円板
135、前記2つのコイルバネ137、前記2つの圧力
センサ138、前記2つのロッド139、前記2つの円
板状カイド140、前記2つのボールスクリュー14
1、前記2つのケーシング142、前記2つのウォーム
軸(図示せず)および前記2つのハンドル143により
前記第1、第2ロール106、117間を通過するフィ
ルムへの押圧力を調節する第1圧力調節手段144を構
成している。
【0059】前記2つの第3ボックス123の上壁に
は、上下にフランジ145、146を有する円筒体14
7がそれぞれ配置されている。前記各円筒体147は、
図3に示すように前記下部フランジ146から前記第3
ボックス123の上壁に螺着された複数のネジ148に
より前記第3ボックス123にそれぞれ固定されてい
る。前記各円筒体147の上部フランジ145には、中
央に穴149を有する円板150がそれぞれ配置され、
かつ前記各円板150は前記各円板150から前記上部
フランジ145に螺着された複数のネジ151によりそ
れぞれ固定されている。前記各円筒体147内には、コ
イルバネ152がそれぞれ上下方向に弾性力を付与する
ように収納されており、かつ前記各コイルバネ152の
下端は前記第3ボックス123の上壁にそれぞれ当接さ
れている。前記各円筒体147内には、下端に圧力セン
サ153を取着したロッド154がそれぞれ前記円板1
50の穴149を通して挿入されている。前記各圧力セ
ンサ153は、前記各コイルバネ152の上端に当接さ
れ、前記各ロッド154の下降によるコイルバネ152
への押圧力を検出できるようになっている。前記各セン
サ153上方の前記ロッド154部分には、前記ロッド
154を円滑に上下動させるための円板状ガイド155
がそれぞれ取り付けられている。前記各ロッド154の
上端部には、ボールスクリュー156がそれぞれ挿着さ
れている。前記各ボールスクリュー156は、前記フレ
ーム103の上板103cを貫通して前記上板103c
の上方にそれぞれ突出している。前記各上板103cの
上面には、ネジ加工された係合板(図示せず)を内蔵し
たケーシング(他方のケーシングは図示せず)157が
それぞれ設けられている。前記各ケーシング157内の
前記係合板には、前記ボールスクリュー156の上端突
出部が螺合されている。前記各ケーシング157内に
は、前記ボールスクリュー156の上端突出部と係合す
るウォーム軸(図示せず)が水平方向からそれぞれ挿入
され、かつ前記各ウォーム軸の一端にハンドル(他方の
ハンドルは図示せず)158がそれぞれ設けられてい
る。従って、前記ハンドル158を回転することにより
前記ハンドル158のウォーム軸と係合する前記ボール
スクリュー156が回転し、前記ボールスクリュー15
6が挿着された前記ロッド154を下降(または上昇)
するようになっている。この場合、前記ロッド154を
ある距離以上に上昇させると、前記ロッド154に取り
付けられた前記円板状ガイド155が前記円筒体147
上部の円板150内面に当接して前記円筒体147自体
を上昇させる。このため、前記円筒体147の下端に固
定された前記第3ボックス123が前記スライダー12
1により前記レール113に沿って上昇される。
【0060】前記2つの円筒体147、前記2つの円板
150、前記2つのコイルバネ152、前記2つの圧力
センサ153、前記2つのロッド154、前記2つの円
板状カイド155、前記2つのボールスクリュー15
6、前記2つのケーシング157、前記2つのウォーム
軸(図示せず)および前記2つのハンドル158により
前記第1、第3ロール106、124間を通過するフィ
ルムへの押圧力を調節する第2圧力調節手段159を構
成している。
【0061】前記穿孔用ユニット129の前段には、有
機樹脂からなる長尺外層フィルムの巻回ロール(図示せ
ず)が配置され、前記巻回ロールの長尺外層フィルム1
60は2つの送りロール161を経由して前記ユニット
129の前記第1、第2のロール106、117間およ
び第1、第3のロール106、124間に供給される。
前記ユニット129の後段には、静電除去手段162が
配置されている。前記静電除去手段162は、前記テー
ブル102上に設置され、純水を収容した容器163
と、前記純水に超音波を付与するための超音波発生部材
(図示せず)とから構成されている。前記ユニット12
9と前記静電除去手段162の間、前記容器163内お
よび前記容器163の後段には、前記第1、第3のロー
ル106、124間を通過した前記長尺外層フィルムを
搬送するための5つの送りロール161がそれぞれ配置
されている。なお、前記容器163の前後段に位置する
前記2つの送りロール161には当てロール164がそ
れぞれ配置されている。前記静電除去手段162の後段
には、前記送りロール161、当てロール164間を通
過した前記フィルムを乾燥するための複数の熱風噴射部
材(図示せず)が配置されている。
【0062】(実施例1)前述した構成の多孔化装置に
おける前記穿孔用ユニット129の第1、第2ロール1
06、117間に表面が離型剤で処理され、裏面に文
字、模様が裏印刷されたポリエチレンテレフタレート
(PET)からなる長尺外層フィルムを通過させて穿孔
し、得られた多孔質の長尺外層フィルムの裏面に二酸化
チタン微粉末が分散された微小空洞状有機樹脂フィルム
(東洋紡績株式会社製商品名のパール)からなる長尺内
層フィルムを接着し、さらに粘着剤層を形成して易手切
性積層粘着テープを製造する方法を図1〜図4および図
5に示すドライラミネート装置を参照して説明する。
【0063】まず、第1圧力調節手段144の2つのハ
ンドル143を例えば反時計回り方向に回転させること
により、各円筒体132の上端に連結された穿孔用ユニ
ット129の各第2ボックス116をスライダー114
により各フレーム103の各レール112に沿ってそれ
ぞれ下降させ、前記各第2ボックス116内の軸受11
5に軸支された第2ロール117をその上の第1ロール
106から十分な間隔をあけて離なす。また、第2圧力
調節手段159の2つのハンドル158を例えば時計回
り方向に回転させることにより、各円筒体147の下端
に連結された各第3ボックス123をスライダー121
により各フレーム103の各レール113に沿ってそれ
ぞれ上昇させ、前記各第3ボックス123内の軸受12
2に軸支された第3ロール124をその下の第1ロール
106から十分な間隔をあけて離なす。かかる状態にお
いて、巻回ロール(図示せず)から表面が離型材で処理
され、裏面に文字、模様が裏印刷された例えば厚さ80
μmのPETからなる長尺外層フィルム160を2つの
送りロール161により前記ユニット129の前記第
1、第2ロール106、117間、送りロール161及
び第1、第3ロール106、124間を通過させた後、
前記4つの送りロール161により静電除去手段162
の容器内163内を通過させ、さらに複数の熱風噴射部
材(図示せず)、を通過させて巻取ロール(図示せず)
に前記長尺外層フィルム160の先端を巻く。
【0064】次いで、前記長尺外層フィルム160の先
端を巻取ロールに巻き取った後、前記第1圧力調節手段
144の2つのハンドル143を時計回り方向に回転さ
せることにより、各円筒体132の上端に連結された各
第2ボックス116をスライダー114により各フレー
ム103の各レール112に沿ってそれぞれ上昇させ、
前記各第2ボックス116内の軸受115に軸支された
第2ロール117をその上の第1ロール106と当接さ
せる。更に、前記各ハンドル143を同方向に回転させ
ることにより、各ロッド139上端の各センサ138に
よりその上の各コイルバネ137を圧縮させる。かかる
前記各コイルバネ137の圧縮により、前記各第2ボッ
クス116の下壁に押圧力が付与され、前記第2ボック
ス116内の軸受115に軸支された前記第2ロール1
17と前記第1ロール106間の押圧力が上昇する。こ
の際、前記各圧力センサ138により前記第2ロール1
17と前記第1ロール106間の押圧力(圧縮力)を検
出して、前記各ハンドル143を正逆方向に回転を調節
することにより、前記第2、第1のロール117、10
6間に位置する前記長尺外層フィルム160への押圧力
が調節される。このような前記第1圧力調節手段144
による前記ユニット129への押圧調節により、前記第
2、第1のロール117、106と接触する前記フィル
ム160面全体に亘って均一な押圧力が付与され、穿孔
操作の準備が完了する。
【0065】穿孔操作の準備が完了した後、前記静電除
去手段162の容器163に収容された純水に図示しな
い超音波発生部材により超音波を付与する。つづいて、
前記巻取ロールを回転させると同時に、図示しないモー
タの駆動軸を回転させることにより、前記駆動軸の歯
車、前記第1ロール106における軸109の歯車11
1の回転伝達により前記第1ロール106が時計回り方
向に回転される。前記第1ロール106が回転すると、
前記軸109の歯車110と前記第2ロール117にお
ける軸119の歯車120の回転伝達により前記第2ロ
ール117が反時計回り方向に回転される。この場合、
前記第3ロール124は前記第1ロール106の上方に
十分離して配置されているため、前記第3ロール124
における軸127の歯車128と前記第1ロール106
における軸109の歯車110の噛合が解除され、前記
第3ロール124はモータの回転による駆動はなされ
ず、フリーな回転となる。このように第1、第2のロー
ル106、117が回転されることにより、これらのロ
ール106、117間を通過する前記長尺外層フィル1
60が穿孔される。
【0066】すなわち、前記第1ロール106は図2お
よび図4に示すように鋭い角部を有する例えば90〜1
00μmの粒径を持つ多数の合成ダイヤモンド粒子10
7が表面に70%以上の面積率で電着層108aを介し
て電着された鉄製のロール本体108を備えた構造にな
っていおり、かつ前記第2ロール117は例えば鋼から
なる硬質なロール本体118を備えた構造になってい
る。また、前記第1圧力調節手段144による前記ユニ
ット129への押圧調節により、第1、第2のロール1
06、117間を通過する前記長尺外層フィルム160
の前記ロール106、117との接触面全体に亘って均
一な押圧力が付与される。このため、前記PETからな
る長尺外層フィルム160が前記第1、第2のロール1
06、117間を通過する時に、前記第1ロール106
表面の多数の合成ダイヤモンド粒子107の鋭い角部に
より前記PETフィルム本来の特性を殆ど損なうことな
く、その幅方向に一様にに穿孔される。その結果、図4
に示すように例えば70〜80μmの開口径を有する微
細寸法の貫通孔165が5000個/cm2 の密度で多
数かつ一様に穿孔されたPETからなる多孔質の長尺外
層フィルム166が作製される。
【0067】次いで、前記ユニット129による穿孔が
なされた長尺外層フィルムを5つの送りロール161お
よび2つの当てロール164により前記静電除去手段1
62の容器163内に通過、搬送する。前記ユニット1
29による前記長尺高分子樹脂フィル160への穿孔
は、前記第1、第2のロール106、117の摩擦を主
体としたものであるため、穿孔処理後の前記長尺外層フ
ィルム表面に大量の静電気が発生し、周囲のダストを付
着させる。穿孔処理後の前記長尺外層フィルムを前記静
電除去手段162の純水が収容された容器163を通過
させると共に、図示しない超音波発生部材により前記純
水に超音波を付与することにより、前記長尺外層フィル
ムに付着したダストを洗い流す。つづいて、前記長尺外
層フィルムを図示しない複数の熱風噴射部材に通過させ
て表面の水を揮散除去する。
【0068】次いで、前記多孔質の長尺外層フィルムを
巻取った巻取りロールを図5に示すドライラミネート装
置の第1巻出しロール167としてセットする。つづい
て、前記第1巻出しロール167から多孔質の長尺外層
フィルム166を当てロール168と塗布ロール169
の間に供給する。前記塗布ロール169は、例えばウレ
タン系接着剤溶液170を収容した塗布槽171内にそ
の軸方向に沿う下部が浸漬されている。このため、前記
長尺外層フィルム166を前記当てロール168と前記
塗布ロール169の間に供給することにより、長尺外層
フィルム166の片面に接着剤が塗布される。ひきつづ
き、片面に塗布膜が形成された長尺外層フィルム166
は送りロール172にガイドされて乾燥オーブン173
内に搬送され、ここで前記塗布膜中の溶剤が揮散されて
前記長尺外層フィルム166上に接着剤のみが残存され
る。さらに、前記長尺外層フィルム166は第2巻出し
ロール174から送られた白色顔料が分散された微小空
洞状有機樹脂、例えば東洋紡績株式会社製商品名のパー
ルからなる厚さ60μmの長尺内層フィルム175と共
に前記フィルム166の接着剤塗布面が前記長尺内層フ
ィルム175に当接するようにニップルロール17
1 、1762 間に供給され、加熱加圧されて積層され
る。この積層フィルム177は、この後巻取りロール1
78に巻き取られる。
【0069】次いで、前記巻取ロールに巻き取られた前
記積層フィルムの長尺内層フィルムの表面(前記接着剤
層と反対側の面)にゴム系の粘着剤を塗布し、再度、紙
製の芯管に巻き取り、軸と直交する方向に所望幅で切断
することにより図6および図7に示す芯管179にロー
ル状に巻回された易手切性積層粘着テープ180を製造
した。この粘着テープ180は、図6および図7に示す
ように表面が離型剤で処理され、裏面に絵柄181が裏
印刷された多数の貫通孔165を有するPETからなる
外層フィルム166およびこの外層フィルム166に接
着剤層182を介して接着された白色の隠蔽性を有する
微小空洞状有機樹脂からなる内層フィルム175から形
成された積層フィルム177と、この積層フィルム17
7の内層フィルム175の表面(前記接着剤層182と
反対側の面)に形成された粘着剤層183とから構成さ
れている。
【0070】このような構成の易手切性積層粘着テープ
180は、白色顔料が分散された微小空洞状有機樹脂か
らなり、白色の隠蔽性を有する内層フィルム175およ
びこの内層フィルム175に接着剤層182を介して積
層され、裏面に絵柄181が裏印刷された外層フィルム
166を備えるため、例えば梱包されたダンボール箱の
ような被貼着部材の表面に貼着すると、白色の内層フィ
ルム175を背景として、外層フィルム166の絵柄1
81が浮き立った美麗なテープで前記ダンボール箱を封
止することができる。
【0071】また、前記易手切性積層粘着テープ180
において図8に示すように一方の手184で前記芯管1
79およびロール状の粘着テープ180を掴むと共に前
記ロールから引き出された粘着テープ180を親指と人
指し指で摘み、他方の手185の親指と人指し指で前記
引き出されたテープ180を摘んで前記テープ180の
幅方向に引張ると、前記粘着テープ180を構成する前
記外層フィルム166には多数の微細な貫通孔165が
形成され、それらの貫通孔165が引裂起点(破断起
点)として作用するため、容易に幅方向に切断すること
できる。したがって、本発明の易手切性積層粘着テープ
180は手切性が良好で、かつ梱包したダンボール箱の
ような被貼着部材に貼着したテープ自体に文字や模様が
付されているためデパート等での簡易包装材、野菜など
の結束テープに利用することができる。
【0072】さらに、前記易手切性積層粘着テープ18
0は白色顔料が分散された微小空洞状有機樹脂(例えば
東洋紡績株式会社製商品名のパール)からなる内層フィ
ルム175を備えるため、前記粘着テープ180を図9
および図10に示すように梱包したダンボール箱186
上部の2枚のダンボール板187が当接された領域に貼
着した後に剥離する際、前記粘着テー180の剥離部分
で前記内層フィルム175が界面剥離を生じる。その結
果、梱包したダンボール箱186の粘着テープ180を
剥離して無断で開封しようとしても、開封後のダンボー
ル箱186のダンボール板187表面には白色の残存内
層フィルム188が形成される。したがって、剥離した
ダンボール箱186表面に再度、粘着テープを貼着して
も、前記残存内層フィルム188により無断開封の状態
を容易に確認できる。このようなことから、本発明の易
手切性積層粘着テープ180は無断開封禁止または再開
封防止を目的とした封止テープとして有効に利用でき
る。
【0073】(実施例2)裏印刷が施されていないPE
Tからなる画素卯フィルムを用いた以外、実施例1と同
様な方法により作製した積層フィルム177を前述した
図1〜図3に示す多孔化装置の第1、第2のロール間に
供給することにより前記積層フィルムの内層フィルム1
75側から接着剤層を貫通して外層フィルムの途中にま
で達する80〜95μmの開口径を有する微細寸法の未
貫通孔を6000個/cm2 の密度で多数かつ一様に穿
孔した。つづいて、前記積層フィルムの長尺内層フィル
ムの表面(前記接着剤層と反対側の面)にゴム系の粘着
剤を塗布し、紙製の芯管に巻き取り、軸と直交する方向
に所望幅で切断することにより図11および図12に示
す芯管179にロール状に巻回された易手切性積層粘着
テープ189を製造した。この粘着テープ189は、図
11および図12に示すように表面が離型剤で処理され
た多数の貫通孔165を有するPETからなる外層フィ
ルム166およびこの外層フィルム166に接着剤層1
82を介して接着された白色の隠蔽性を有する微小空洞
状有機樹脂からなる内層フィルム175から形成された
積層フィルム177を有する。前記積層フィルム177
は、前記内層フィルム175の表面から前記接着剤層1
82を通して前記外層フィルム166に至る多数の未貫
通孔190が開口され、前記未貫通孔190の大部分が
前記外層フィルム166の貫通孔165と前記外層フィ
ルム166部分で繋がっている。また、前記積層フィル
ム177の内層フィルム175の表面(前記接着剤層1
82と反対側の面)には粘着剤層183が形成されてい
る。
【0074】このような構成の易手切性積層粘着テープ
189において一方の手で前記紙管179およびロール
状の粘着テープ189を掴むと共に前記ロールから引き
出された粘着テープ189を親指と人指し指で摘み、他
方の手の親指と人指し指で前記引き出されたテープ18
9を摘んで前記テープ189の幅方向に引張ると、前記
粘着テープ180を構成する前記外層フィルム166に
は多数の微細な貫通孔165が形成され、かつ前記内層
フィルム175の表面から前記接着剤層182を通して
前記外層フィルム166に至る多数の未貫通孔190が
開口され、それらの貫通孔165および未貫通孔190
が引裂起点(破断起点)として作用する。このため、前
述した図6に示す構造の粘着テープに比べてより一層容
易に幅方向に切断することできる。したがって、本発明
の易手切性積層粘着テープ189は手切性が良好である
ため野菜などの結束テープに利用することができる。
【0075】また、前記易手切性積層粘着テープ189
は白色顔料が分散された微小空洞状有機樹脂(例えば東
洋紡績株式会社製商品名のパール)からなる内層フィル
ム175を備えるため、前述した図6に示す構造の粘着
テープと同様、前記粘着テープ189の剥離部分で前記
内層フィルム175が界面剥離を生じ、無断開封禁止ま
たは再開封防止を目的とした封止テープとして有効に利
用できる。
【0076】さらに、前記易手切性積層粘着テープ18
9は外層フィルム166に多数の貫通孔165を有し、
かつ前記内層フィルム175の表面から前記接着剤層1
82を通して前記外層フィルム166に至る多数の未貫
通孔190が開口され、前記未貫通孔190の大部分が
前記外層フィルム166の貫通孔165と前記外層フィ
ルム166部分で繋がっている構造の積層フィルム17
7を備えている。このため、梱包したダンボール箱のよ
うな被貼着部材に前記テープを貼着後にその表面側の外
層フィルム166にマジックペン等で文字等を筆記した
際、インキが前記多数の微細な貫通孔165およびこれ
に繋がる多数の微細な未貫通孔190を通してその下の
粘着剤層183に浸透して固定化される。その結果、マ
ジックペン等により容易に文字等を筆記でき、かつ筆記
後のテープ表面を指で触れても文字等が滲むことなく、
白色の内層フィルム175を背景とした明瞭な文字をテ
ープに表示できる。したがって、梱包したダンボール箱
のような被貼着部材に貼着したテープ自体に文字や模様
を筆記できるため、デパート等での簡易包装材に利用す
ることができる。
【0077】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば手
で容易に切断できると共に、隠蔽性を有する内層フィル
ムが背景となって文字や模様等を良好に表示することが
可能でデパート等の簡易包装材として有用な易手切性積
層粘着テープを提供できる。
【0078】また、本発明によれば無断開封禁止または
再開封防止の機能を有する易手切性積層粘着テープを提
供できる。
【0079】さらに、本発明によればマジックペンなど
で容易に文字や模様等を筆記することが可能な易手切性
積層粘着テープを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に用いられる多孔化装置の主要
部を示す正面図。
【図2】図1の装置の要部を示す側面図。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図。
【図4】図1の多孔化装置の要部断面図。
【図5】本発明の実施例1で用いたドライラミネート装
置を示す概略図。
【図6】実施例1により得られた易手切性積層粘着テー
プを示す断面図。
【図7】紙管に巻回された実施例1の易手切性積層粘着
テープを示す斜視図。
【図8】実施例1の易手切性積層粘着テープを手で切断
する状態を示す斜視図。
【図9】実施例1の易手切性積層粘着テープをタンボー
ル箱に貼着した後、開封のために剥離した時の状態を示
す斜視図。
【図10】図9のX−X線に沿う断面図。
【図11】実施例2により得られた易手切性積層粘着テ
ープを示す断面図。
【図12】紙管に巻回された実施例2の易手切性積層粘
着テープを示す斜視図。
【符号の説明】
101…ベッド、105…第1ボックス、106…第1
ロール、107…合成ダイヤモンド粒子、116…第2
ボックス、117…第2ロール、123…第3ボック
ス、124…第3ロール、129…穿孔用ユニット、1
44、159…圧力調節手段、160…長尺外層フィル
ム、162…静電除去手段、165…多孔質の長尺外層
フィルム、166…貫通孔、175…内層フィルム、1
77…積層フィルム、179…芯管、180、189…
易手切性積層粘着テープ、181…絵柄、182…接着
剤層、183…粘着材層、186…ダンボール箱、18
8…残存内層フィルム、190…未貫通孔。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隠蔽性を有する内層フィルムに剛性を持
    つ有機樹脂からなる外層フィルムを接着剤層を介して積
    層した積層フィルムと、 前記積層フィルムの内層フィルムの面に形成された粘着
    剤層とを具備し、 前記外層フィルムは、前記接着剤層側の裏面に所望の印
    刷が付与され、かつ多数の微細な貫通孔を有することを
    特徴とする易手切性積層粘着テープ。
  2. 【請求項2】 前記隠蔽性を有する内層フィルムは、白
    色顔料が分散された微小空洞状有機樹脂フィルムである
    ことを特徴とする請求項1記載の易手切性積層粘着テー
    プ。
  3. 【請求項3】 隠蔽性を有する内層フィルムに剛性を持
    つ有機樹脂からなる外層フィルムを接着剤層を介して積
    層した積層フィルムと、 前記積層フィルムの内層フィルムの面に形成された粘着
    剤層とを具備し、 前記積層フィルムは、前記外層フィルムの表面および前
    記内層フィルムの粘着剤層が形成される表面の間を連通
    する多数の微細な孔を有することを特徴とする易手切性
    積層粘着テープ。
  4. 【請求項4】 前記積層フィルムは、前記外層フィルム
    に多数の微細な貫通孔が開口され、かつ前記内層フィル
    ムの粘着剤層側の表面から前記接着剤層を通して前記外
    層フィルムに至る多数の未貫通孔が開口され、前記未貫
    通孔の一部もしくは全部が前記貫通孔と前記外層フィル
    ム部分で繋がっていることを特徴とする請求項3記載の
    易手切性積層粘着テープ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5012062U (ja) * 1973-06-05 1975-02-07
JPH02107682A (ja) * 1988-10-18 1990-04-19 Nichiban Co Ltd マーキングシート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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