JP5329997B2 - ラベル積層体、ラベル積層体の製造方法、配送伝票及び配送伝票の作成方法 - Google Patents

ラベル積層体、ラベル積層体の製造方法、配送伝票及び配送伝票の作成方法 Download PDF

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本発明は、剥離シートと接着シートとを積層して成るラベル積層体と、このラベル積層体の製造方法と、このラベル積層体を用いた配送伝票と、この配送伝票の作成方法に関する。
従来、配送伝票として、剥離基材の一方の面(上面)に剥離処理層が設けられた剥離シートと、基材シートの一方の面(下面)に擬似接着剤層と接着剤層とが順に設けられた接着シートとを、剥離処理層上に接着剤層が重なるように積層して成るラベル積層体で構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このものでは、基材シートを配達票となる領域と貼付票となる領域とに2分するように、基材シートの他方の面(上面)側から擬似接着剤層と接着剤層との界面に達する深さの切り込みが形成されている。
上記配送伝票を使用する際は、先ず、基材シートの上面の配達票と貼付票の部分に配送に必要な情報を印字し、次に、剥離シートを剥離して接着剤層を露出させ、配送伝票を接着剤層を介して配送物に貼付する。そして、配送物が受取人に配送されると、受取人が配達票の受領印欄に受領印を捺し、配達人が基材シートの配達票の部分を擬似接着剤層と接着剤層との界面で接着剤層から剥離して持ち帰るようになっている。
また、特許文献1記載のものでは、接着剤層の下面を印字面として、この印字面に企業広告等の情報を印字しておき、基材シートを剥離することでこの情報を視認できるようにしている。これによれば、配送伝票が小さくても多くの情報を表示できる利点がある。然し、特許文献1記載のものでは、基材シートを剥離すると、残るのは接着剤層だけになるため、接着剤層の下面に印字された情報を配送物から分離して保管することはできない。
また、特許文献1には、配送伝票の接着シートとして、基材シートの下面に擬似接着剤層と中間基材と接着剤層とを順に積層して成るものを用い、中間基材の上面を印字面として、基材シートを剥離したときにこの印字面に印字した情報を視認できるようにした配送伝票も開示されている。
このものでは、配送物から中間基材を剥がすことにより、中間基材の上面に印字された情報を配送物から分離して保管することができる。然し、中間基材に残る接着剤層が他の物に接着してしまうため、保管するには取り扱いが困難である。更に、接着シートを中間基材付きのものとするため、コストが高くなる不具合もある。
特開2000−153846号公報
本発明は、以上の点に鑑み、基材シートを剥離することで視認可能な情報を印字し、この情報を容易に保管できるようにした低コストのラベル積層体と、このラベル積層体の製造方法と、このラベル積層体を用いた配送伝票と、この配送伝票の作成方法とを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明のラベル積層体は、剥離基材の一方の面に剥離処理層が設けられた剥離シートと、基材シートの一方の面に擬似接着剤層と接着剤層とが順に設けられた接着シートとを、前記剥離処理層上に前記接着剤層が重なるように積層して成るラベル積層体であって、前記擬似接着剤層は、前記基材シート側に設けられた第1層と前記接着剤層側に設けられた第2層との2層構造であり、前記基材シートを複数の領域に区分するように、前記基材シートの他方の面側から前記第1層と前記第2層との界面に達する深さの第1切り込みが形成されると共に、前記剥離シートを複数の領域に区分するように、前記接着シートの外縁より内側に位置させて、前記剥離基材の他方の面側から少なくとも前記剥離処理層と前記接着剤層との界面に達する深さの第2切り込みが形成され、前記剥離基材の前記一方の面の前記第2切り込みを形成する部分よりも内側の領域に第1印字が施されていることを特徴とする。尚、本発明において、「印字」は印刷を含む。
また、本発明のラベル積層体の製造方法は、剥離基材を繰出す工程と、前記繰出された剥離基材の一方の面に第1印字を施す第1印字工程と、前記第1印字が施された前記剥離基材の前記一方の面に剥離処理層を形成して剥離シートを作成する剥離処理工程と、基材シートの一方の面に擬似接着剤層と接着剤層とが順に設けられると共に、当該擬似接着剤層が前記基材シート側に設けられた第1層と前記接着剤層側に設けられた第2層との2層構造になっている接着シートを、前記剥離処理層上に前記接着剤層が重なるように積層する積層工程と、前記基材シートを複数の領域に区分するように、前記基材シートの他方の面側から前記第1層と前記第2層との界面に達する深さの第1切り込みを形成する第1切断工程と、前記剥離シートを複数の領域に区分するように、前記第1印字の外側であって、前記接着シートの外縁より内側に位置させて、前記剥離基材の他方の面側から少なくとも前記剥離処理層と前記接着剤層との界面に達する深さの第2切り込みを形成する第2切断工程と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の配送伝票は、剥離基材の一方の面に剥離処理層が設けられた剥離シートと、基材シートの一方の面に擬似接着剤層と接着剤層とが順に設けられた接着シートとを、前記剥離処理層上に前記接着剤層が重なるように積層して成るラベル積層体で構成され、前記基材シートの他方の面を配達票を含む配送に必要な配送情報の印字面とした配送伝票であって、前記擬似接着剤層は、前記基材シート側に設けられた第1層と前記接着剤層側に設けられた第2層との2層構造であり、前記基材シートを配達票となる領域を含む複数の領域に区分するように、前記基材シートの他方の面側から前記第1層と前記第2層との界面に達する深さの第1切り込みが形成されると共に、前記剥離シートを複数の領域に区分するように、前記接着シートの外縁より内側に位置させて、前記剥離基材の他方の面側から少なくとも前記剥離処理層と前記接着剤層との界面に達する深さの第2切り込みが形成され、前記剥離基材の前記一方の面の前記第2切り込みを形成する部分よりも内側の領域に第1印字が施されていることを特徴とする。
また、本発明の配送伝票の作成方法は、上記本発明の配送伝票に印字を施して配送伝票を作成する方法であって、前記基材シートの前記他方の面に前記配送情報である第2印字を施す第2印字工程と、前記剥離基材の前記他方の面の前記第2切り込みを形成する部分よりも内側の領域に第3印字を施す第3印字工程と、を備えることを特徴とする。
本発明のラベル積層体及び配送伝票によれば、剥離シートの第2切り込みより外側の部分を接着シートから剥離することにより、第2切り込みより内側の剥離シートの部分を接着シートに積層したまま、接着シートをその外縁と第2切り込みとの間の接着剤層の部分を介して被貼付物(配送物)に貼付することができる。また、基材シートを剥離することで、第2切り込みより内側の剥離基材の表面部分に施された第1印字を視認することができると共に、接着シートの外縁と第2切り込みとの間の接着剤層の部分を被貼付物から剥がすことで、第2切り込みより内側の剥離シートの部分を被貼付物及び接着シートから分離して取り外すことができる。そして、剥離シートは他の物に接着することがないため、これに施した第1印字から成る情報の保管が容易になる。また、剥離シートを情報の印字媒体に利用するため、上記従来例の中間基材が不要になり、ラベル積層体及び配送伝票のコストダウンを図ることができる。
尚、第1切り込みの深さは、擬似接着剤層の第1層と第2層との界面に達する深さであって、接着剤層には達しないため、第1切り込みで区分される基材シートの各領域を剥離したときに、接着剤層の上に第2層が残り、手が接着剤層に触れてべとつくことを防止できる。
また、本発明の配送伝票の作成方法によれば、剥離基材の一方の面に施した第1印字とは別に剥離基材の他方の面に第3印字を施すため、配送伝票が小さくてもより多くの情報を表示できる。しかも、第3印字は、配達人等によって基材シートが剥離されても視認不能であるため、第3印字として納品書等の他人には知られたくない秘匿情報を印字しておくことができ、便利である。
本発明の実施形態のラベル積層体の模式的断面図。 図1のラベル積層体の製造設備を示す模式的側面図。 本発明の実施形態の配送伝票の模式的断面図。 図3の配送伝票の平面図。 図3の配送伝票の使用例を示す模式的断面図。 図3の配送伝票の作成設備を示す模式的側面図。
図1を参照して、Aは本発明の実施形態のラベル積層体を示している。このラベル積層体Aは、剥離シート1と接着シート2とを積層して成るものである。尚、以下の説明では、図1を基準として上側を表、下側を裏と表現する。
剥離シート1は、剥離基材11と、剥離基材11の一方の面たる表面に設けた剥離処理層12とを有している。剥離基材11としては、クラフト紙、上質紙、パーチメント紙、レーヨン紙、コート紙、合成紙、樹脂フィルムによりラミネートされた紙等を例示することができ、また、セロファン、延伸プロピレン、ポリエチレンテレフタレート、延伸ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等の樹脂フィルムを用いることもできる。
剥離処理層12は、例えば、オレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、テトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂、シリコーン樹脂、長鎖アルキル樹脂、或いは、これらの混合物等から成る剥離剤を剥離基材11の表面に塗工することで形成され、透明であることが好ましい。
接着シート2は、基材シート21と、基材シート21の一方に面たる裏面に順に設けられた擬似接着剤層22と接着剤層23とを有している。基材シート21としては、上記剥離基材11で例示した素材と同じものから選択することができる。
擬似接着剤層22は、基材シート21側に設けられた第1層22aと接着剤層23側に設けられた第2層22bとの2層構造であり、第1層22aと第2層22bとの界面で基材シート21を剥離できるようになっている。第1と第2の各層22a、22bの材質としては、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、天然ゴム系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、紫外線硬化ニス、熱重合型ニス、ポリエチレンテレフタレート樹脂等を例示することができ、また、それらを任意に組み合わせたものであってもよい。
接着剤層23の材質としては、アクリル系接着剤、天然ゴム系接着剤、合成ゴム系接着剤、シリコーン系接着剤等の公知の接着剤を例示することができ、感圧接着性の接着剤で形成されることが好ましい。
ここで、ラベル積層体Aには、基材シート21を複数の領域、例えば、基材シート21の外縁に沿った額縁状の余白領域21aと、この余白領域21aの内側の左右2つの領域21b、21cとの計3つの領域に区分するようにして、基材シート21の表面側から擬似接着剤層22の第1層22aと第2層22bとの界面に達する深さの第1切り込み3−1が形成されている。
更に、接着シート2の外縁より所定ののり代分だけ内側に位置させて、剥離基材11の他方の面たる裏面側から剥離処理層12と接着剤層23との界面に達する深さの第2切り込み3−2が形成されている。そして、剥離基材11の表面の第2切り込み3−2を形成する部分よりも内側の領域に、剥離処理層12を形成する前に後述する如く第1印字4−1を施している。
次に、上記ラベル積層体Aの製造方法について説明する。ラベル積層体Aは、図2に示す設備を用いて製造される。この設備は、長尺の剥離基材11を支持軸100から繰出し、ガイドローラ101、102を介して巻取軸103に巻き取る繰出し手段と、ガイドローラ101、102間の搬送路に上流側から順に配置した、第1印字装置104、塗工装置105、支持軸106から繰出される長尺の接着シート2を積層する積層装置107、第1切断装置108及び第2切断装置109と、接着シート2の後述するスクラップ部分の巻取軸110とを備えている。
ラベル積層体Aの製造に際しては、先ず、支持軸100から繰出された剥離基材11の表面に、第1印字装置104によって第1印字4−1を施す(第1印字工程)。次に、剥離基材11の表面に、塗工装置105によって剥離剤を塗工して、剥離処理層12を形成する(剥離処理工程)。これにより、剥離基材11の表面に第1印字4−1が施された剥離シート1が形成される。
次いで、積層装置107により、接着シート2をその接着剤層23が剥離処理層12上に重なるように剥離シート1に積層する(積層工程)。尚、積層装置107は、接着シート2の上側に位置する押圧ローラ107aと、押圧ローラ107aとの間に接着シート2と剥離シート1とを挟み込む下側のバクアップローラ107bとで構成される。
積層工程後は、第1切断装置108により、長尺の接着シート2を個々独立した所定の大きさに切断すると共に、各接着シート3に上記第1切り込み3−1を形成する(第1切断工程)。尚、第1切断装置108は、外周面に切断歯108aを突設した上側の切断ローラ108bと、切断ローラ108bとの間に接着シート2と剥離シート1とを挟み込む下側のバックアップローラ108cとで構成される。
第1切断工程後は、第2切断装置109により、上記第2切り込み3−2を形成する(第2切断工程)。これにより、上記ラベル積層体Aが製造される。尚、第2切断装置109は、外周面に切断歯109aを突設した下側の切断ローラ109bと、切断ローラ109bとの間に剥離シート1と接着シート2とを挟み込む上側のバックアップローラ109cとで構成される。
最後に、巻取軸103でラベル積層体Aを巻き取ると共に、第1切断装置108により所定の大きさに切断した接着シート2の外側のスクラップ部分2aを剥離シート1から剥離して巻取軸110で巻き取る。
尚、本実施形態では、第1切断工程の後で第2切断工程を行っているが、第2切断工程を第1切断工程に先行して行うことも可能である。
次に、上記ラベル積層体Aを用いて作成した配送伝票Bについて、図3〜図5を参照して説明する。この配送伝票Bでは、第1切り込み3−1で区分される基材シート21の余白領域21a内の左側領域21bと右側領域21cが夫々配達票と貼付票になる。そして、基材シート21の表面に、配達票及び貼付票と、届け先と送り主の住所、名前等の配送に必要な情報(配送情報)である第2印字4−2が施される。
更に、剥離基材11の裏面の第2切り込み3−2を形成する部分よりも内側の領域には、納品書(納品書には請求金額の明細等の他人には知られたくない情報が含まれる)等の秘匿情報である第3印字4−3が施される。また、剥離基材11の表面の第2切り込み3−2を形成する部分よりも内側の領域には、上記第1印字4−1として、クーリングオフの規定文や保証書、更には、「裏が納品書になっています。」との文言等、秘匿性を要求されない定型文が印字されている。
尚、本実施形態では、図4に点線で示す如く、第2切り込み3−2が、接着シート2の外縁の4つの辺の内側に沿って方形に形成されているが、接着シート2の外縁の対向する1組の対辺の内側に沿って一対の第2切り込みを形成することも可能である。
配送伝票Bを配送物Wに貼付する際は、剥離シート1の第2切り込み3−2より外側の部分を接着シート2から剥離して、接着シート2の外縁と第2切り込み3−2との間の接着剤層23の部分を露出させる。そして、配送伝票Bを、図5(a)に示す如く、第2切り込み3−2より内側の剥離シート1の部分を接着シート2に積層したまま、接着シート2の外縁と第2切り込み3−2との間の接着剤層23の部分を介して配送物Wに貼付する。尚、図5では、接着剤層23と配送物Wとの間に×印を付けた隙間があるかのように図示されているが、剥離シート1は薄いため、実際には接着剤層23が配送物Wに接着する。
配送物Wが受取人に配送されると、受取人が配達票21bの受領印欄に受領印を捺し、配達人が基材シート21の配達票21bの部分を第1切り込み3−1から分離し、擬似接着剤層22の第1層22aと第2層22bとの界面で剥離して持ち帰る。ここで、配達票21bを剥離すると、剥離基材11の表面に施した第1印字4−1を視認できるようになるが、剥離基材11の裏面に施した第3印字4−3は視認不能であり、第3印字4−3である秘匿情報の秘匿性が確保される。
その後、貼付票21cを剥離すると共に、図5(b)に示す如く、接着剤層23を配送物Wから剥がす。これにより、第2切り込み3−2より内側の剥離シート1の部分を配送物W及び接着シート2から分離して取り外し、第3印字4−3を見ることができる。そして、剥離シート1は他の物に接着することがないため、これに施した第1印字4−1及び第3印字4−3から成る情報の保管が容易になる。また、剥離シート1を情報の印字媒体に利用するため、上記従来例の中間基材が不要になり、配送伝票Bのコストダウンを図ることができる。
また、第1切り込み3−1の深さは、擬似接着剤層22の第1層22aと第2層22bとの界面に達する深さであって、接着剤層23には達しないため、第1切り込み3−1で区分けされる基材シート21の配達票21b及び貼付票21cの部分を剥離したときに、接着剤層23の上に第2層22bが残る。従って、配送物Wから接着剤層23を剥がす際に手が接着剤層23に触れてべとつくことを防止できる。
次に、通信販売業界、百貨店業界、運輸業界等の大量の配送物を取り扱う業界で実施するのに好適な配送伝票Bの作成方法について説明する。配送伝票Bは、図6に示す設備を用いて作成される。
この設備は、図2に示す設備で製造された長尺のラベル積層体Aを支持軸200から繰出す繰出し手段と、第2印字装置201と、第3印字装置202と、ピールプレート203と、貼付装置204と、複数のガイドローラ205と、巻取軸206とを備えている。
配送伝票Bの作成に際しては、先ず、支持軸200から繰出されたラベル積層体Aの基材シート21の表面に第2印字装置201により上記第2印字4−2を施す(第2印字工程)。次に、第3印字装置202により剥離基材11の裏面の第2切り込み3−2よりも内側の領域に上記第3印字4−3を施し(第3印字工程)、図3に示す配送伝票Bを作成する。その後、ピールプレート203で剥離シート1の第2切り込み3−2よりも外側の部分を接着シート2から剥離し、貼付装置204により配送伝票Bを図5(a)に示す如く配送物Wに貼付する。また、第2切り込み3−2よりも外側の剥離シート1の部分1aは、ピールプレート203で配送伝票Bから剥離された後、巻取軸206に巻き取られる。
尚、本実施形態では、第2印字工程の後で第3印字工程を行っているが、第3印字工程を第2印字工程に先行して行うことも可能である。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態では、基材シート21を余白領域21aと配達票21bになる領域と貼付票21cになる領域との3つの領域に区分するように第1切り込み3−1を形成したが、余白領域を設けずに、基材シート21を配達票と貼付票になる左右2つの領域に区分するように第1切り込み3−1を形成し、或いは、貼付票を省略して、余白領域と配達票になる領域との2つの領域に区分するように第1切り込み3−1を形成することも可能である。また、第1切り込み3−1は、連続した線状ではなく、ミシン目状に形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、第2切り込み3−2を、剥離基材11の裏面側から剥離処理層12と接着剤層23との界面に達する深さで形成しているが、接着剤層23と擬似接着剤層22の第2層22bとの界面、更には第2層22bと第1層22aとの界面に達する深さで第2切り込み3−2を形成することも可能である。この場合も、剥離シート1の第2切り込み3−2よりも外側の部分を剥離する際、最も接着力の弱い剥離処理層12と接着剤層23との界面で接着シート1が分離して、接着シート2の外縁と第2切り込み3−2との間の接着剤層23の部分が露出する。
また、上記実施形態では、長尺の剥離シート1に個々独立した接着シート2が一定間隔で取り付けられているが、第1と第2の切り込み3−1、3−2を形成した後、剥離シート1を接着シート2と同形状に切断し、個々独立したラベル積層体Aや配送伝票Bを作成することも可能である。
本発明のラベル積層体は、上述した配送伝票以外にも、工場で製品に貼付する製造管理票として使用できる。この場合、基材シートを工程数分の数の領域に区分するように第1切り込みを形成して、区分された基材シートの各領域の表面に各工程名を印字すると共に、基材シートの各領域に対応する剥離基材の各領域の表面に各工程の完了を表わす第1印字を施しておく。これによれば、各工程が完了する度に対応する工程名を印字した基材シートの領域を剥離することで、この工程が完了したことを第1印字により一目瞭然で認識できる。
また、本発明のラベル積層体は、剥離基材の表面に「当たり」「はずれ」等の文字を第1印字として施しておくことにより、商品に貼付する籤としても使用できる。
A…ラベル積層体、B…配送伝票、1…剥離シート、11…剥離基材、12…剥離処理層、2…接着シート、21…基材シート、21a…配達票、22…擬似接着剤層、22a…第1層、22b…第2層、3−1…第1切り込み、3−2…第2切り込み、4−1…第1印字、4−2…第2印字、4−3…第3印字。

Claims (4)

  1. 剥離基材の一方の面に剥離処理層が設けられた剥離シートと、基材シートの一方の面に擬似接着剤層と接着剤層とが順に設けられた接着シートとを、前記剥離処理層上に前記接着剤層が重なるように積層して成るラベル積層体であって、
    前記擬似接着剤層は、前記基材シート側に設けられた第1層と前記接着剤層側に設けられた第2層との2層構造であり、
    前記基材シートを複数の領域に区分するように、前記基材シートの他方の面側から前記第1層と前記第2層との界面に達する深さの第1切り込みが形成されると共に、前記剥離シートを複数の領域に区分するように、前記接着シートの外縁より内側に位置させて、前記剥離基材の他方の面側から少なくとも前記剥離処理層と前記接着剤層との界面に達する深さの第2切り込みが形成され、
    前記剥離基材の前記一方の面の前記第2切り込みを形成する部分よりも内側の領域に第1印字が施されていることを特徴とするラベル積層体。
  2. 剥離基材を繰出す工程と、
    前記繰出された剥離基材の一方の面に第1印字を施す第1印字工程と、
    前記第1印字が施された前記剥離基材の前記一方の面に剥離処理層を形成して剥離シートを作成する剥離処理工程と、
    基材シートの一方の面に擬似接着剤層と接着剤層とが順に設けられると共に、当該擬似接着剤層が前記基材シート側に設けられた第1層と前記接着剤層側に設けられた第2層との2層構造になっている接着シートを、前記剥離処理層上に前記接着剤層が重なるように積層する積層工程と、
    前記基材シートを複数の領域に区分するように、前記基材シートの他方の面側から前記第1層と前記第2層との界面に達する深さの第1切り込みを形成する第1切断工程と、
    前記剥離シートを複数の領域に区分するように、前記第1印字の外側であって、前記接着シートの外縁より内側に位置させて、前記剥離基材の他方の面側から少なくとも前記剥離処理層と前記接着剤層との界面に達する深さの第2切り込みを形成する第2切断工程と、を備えたことを特徴とするラベル積層体の製造方法。
  3. 剥離基材の一方の面に剥離処理層が設けられた剥離シートと、基材シートの一方の面に擬似接着剤層と接着剤層とが順に設けられた接着シートとを、前記剥離処理層上に前記接着剤層が重なるように積層して成るラベル積層体で構成され、前記基材シートの他方の面を配達票を含む配送に必要な配送情報の印字面とした配送伝票であって、
    前記擬似接着剤層は、前記基材シート側に設けられた第1層と前記接着剤層側に設けられた第2層との2層構造であり、
    前記基材シートを配達票となる領域を含む複数の領域に区分するように、前記基材シートの他方の面側から前記第1層と前記第2層との界面に達する深さの第1切り込みが形成されると共に、前記剥離シートを複数の領域に区分するように、前記接着シートの外縁より内側に位置させて、前記剥離基材の他方の面側から前記剥離処理層と前記接着剤層との界面に達する深さの第2切り込みが形成され、
    前記剥離基材の前記一方の面の前記第2切り込みを形成する部分よりも内側の領域に第1印字が施されていることを特徴とする配送伝票。
  4. 請求項3記載の配送伝票に印字を施して配送伝票を作成する方法であって、
    前記基材シートの前記他方の面に前記配送情報である第2印字を施す第2印字工程と、
    前記剥離基材の前記他方の面の前記第2切り込みを形成する部分よりも内側の領域に第3印字を施す第3印字工程と、を備えることを特徴とする配送伝票の作成方法。
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