JPH09183596A - 産業車両 - Google Patents
産業車両Info
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- JPH09183596A JPH09183596A JP34349495A JP34349495A JPH09183596A JP H09183596 A JPH09183596 A JP H09183596A JP 34349495 A JP34349495 A JP 34349495A JP 34349495 A JP34349495 A JP 34349495A JP H09183596 A JPH09183596 A JP H09183596A
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- JP
- Japan
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- guard member
- operation lever
- lever
- operating
- machine base
- Prior art date
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- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】操作性を害することなく、ガード機能を果たす
ガード部材を簡単な構成により提供する。 【解決手段】荷役操作レバー29、30は、運転席の前
方に並立した自動復帰形であり、ガード部材35によっ
て防護される。上記ガード部材35は両端が機体に固着
されるとともに、荷役操作レバー29、30のノブ3
3、34を運転席側からほぼU字状に囲包する屈曲部3
6を備え、上記屈曲部36の高さ位置は下方に操作され
た上記ノブ33、34の高さとほぼ同一に設定されてい
る。従って各荷役操作レバー29、30のノブ33、3
4は、ガード部材35の屈曲部36の内側に位置し、同
屈曲部36でガードされるとともに、下方に操作された
状態で屈曲部36とほぼ同一高さであるため、荷役作業
において、屈曲部36の上側で押上げと押圧するだけで
ガード部材35の存在によっても容易に操作することが
できる。
ガード部材を簡単な構成により提供する。 【解決手段】荷役操作レバー29、30は、運転席の前
方に並立した自動復帰形であり、ガード部材35によっ
て防護される。上記ガード部材35は両端が機体に固着
されるとともに、荷役操作レバー29、30のノブ3
3、34を運転席側からほぼU字状に囲包する屈曲部3
6を備え、上記屈曲部36の高さ位置は下方に操作され
た上記ノブ33、34の高さとほぼ同一に設定されてい
る。従って各荷役操作レバー29、30のノブ33、3
4は、ガード部材35の屈曲部36の内側に位置し、同
屈曲部36でガードされるとともに、下方に操作された
状態で屈曲部36とほぼ同一高さであるため、荷役作業
において、屈曲部36の上側で押上げと押圧するだけで
ガード部材35の存在によっても容易に操作することが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフト等
の産業車両に関し、詳しくは不用意に作業用の操作レバ
ーに触れることを防止する新規なガード構造に関するも
のである。
の産業車両に関し、詳しくは不用意に作業用の操作レバ
ーに触れることを防止する新規なガード構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、フォークリフトは、図4に示す
ように、機台1の前方にフォーク2を昇降可能に保持
し、かつ、チルト動作させるマスト3が配設され、後方
にバランスウエイト4が配設され、機台前後方向中間の
運転シート5に着座したインストルメントパネル6に設
けられた操舵用のハンドル7とフォーク2を作動させる
操作レバー8とを操作するように構成されている。
ように、機台1の前方にフォーク2を昇降可能に保持
し、かつ、チルト動作させるマスト3が配設され、後方
にバランスウエイト4が配設され、機台前後方向中間の
運転シート5に着座したインストルメントパネル6に設
けられた操舵用のハンドル7とフォーク2を作動させる
操作レバー8とを操作するように構成されている。
【0003】そして、上記操作レバー8は、固定ブラケ
ットに設けられた支軸を中心に略垂直面内を回動操作可
能に設けられており、フォーク2のチルト角増減や昇降
量の増減を回動操作により行うべく複数設けられ、上下
操作が解除されると、中立位置に自動復帰するようにな
っている。このようなフォークリフトでは、機台1に乗
降する場合は、乗降時における操作レバーとの干渉を回
避する為、通常ハンドル7に対して操作レバーの設けら
れていない側から行われる。尚、本従来例においては、
左側であるが、右側の場合もある。
ットに設けられた支軸を中心に略垂直面内を回動操作可
能に設けられており、フォーク2のチルト角増減や昇降
量の増減を回動操作により行うべく複数設けられ、上下
操作が解除されると、中立位置に自動復帰するようにな
っている。このようなフォークリフトでは、機台1に乗
降する場合は、乗降時における操作レバーとの干渉を回
避する為、通常ハンドル7に対して操作レバーの設けら
れていない側から行われる。尚、本従来例においては、
左側であるが、右側の場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、運転シ
ートに着座しても、オペレータは、後方確認をしたり、
フォーク2上の荷物の状態を確認する等のために、運転
シートに着座した姿勢を崩したり、運転シートから立ち
上がって前かがみになったり上方を見上げることがあ
り、このような場合に、不用意に体の一部が操作レバー
と接触、例えば操作レバー側から運転者が降りようとし
たときに膝などを操作レバーに接触するおそれがある。
ートに着座しても、オペレータは、後方確認をしたり、
フォーク2上の荷物の状態を確認する等のために、運転
シートに着座した姿勢を崩したり、運転シートから立ち
上がって前かがみになったり上方を見上げることがあ
り、このような場合に、不用意に体の一部が操作レバー
と接触、例えば操作レバー側から運転者が降りようとし
たときに膝などを操作レバーに接触するおそれがある。
【0005】上記不用意な操作レバーとの接触を防止す
るため、実開昭63−175697号公報には、操作レ
バーを挟み、該操作レバーの頭部(操作ノブ部)以上に
高さのある枠状のガード部材を設けることが記載されて
いるが、この従来技術では操作レバーの数より多いガー
ド部材が必要で、図4のようなフォークリフトの操作レ
バーに適用すると、スペース的に構成が難しく運転シー
ト上でのオペレータの動きを制約するばかりか、操作の
際には、二つのガード部材の間に手を挿入して行わなけ
ればならず、個人差により操作がしずらいという問題が
ある。
るため、実開昭63−175697号公報には、操作レ
バーを挟み、該操作レバーの頭部(操作ノブ部)以上に
高さのある枠状のガード部材を設けることが記載されて
いるが、この従来技術では操作レバーの数より多いガー
ド部材が必要で、図4のようなフォークリフトの操作レ
バーに適用すると、スペース的に構成が難しく運転シー
ト上でのオペレータの動きを制約するばかりか、操作の
際には、二つのガード部材の間に手を挿入して行わなけ
ればならず、個人差により操作がしずらいという問題が
ある。
【0006】本発明は、上記従来技術の実情に鑑みてな
されたもので、簡単な構成で操作レバーのガード機能を
果たし操作性も良好な産業車両を提供することを解決す
べき課題とする。
されたもので、簡単な構成で操作レバーのガード機能を
果たし操作性も良好な産業車両を提供することを解決す
べき課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した請求
項1に係る発明の要旨は、(a)運転席の前方に並立し
た自動復帰形の操作レバーと、(b)該操作レバーを防
護する杆状のガード部材を有し、(c)上記ガード部材
は両端が機台に固着されるとともに、(d)上記操作レ
バーを運転席側からほぼU字状に囲包する屈曲部を備
え、(e)上記屈曲部の高さ位置が最下方に操作された
上記操作レバー先端の高さとほぼ同一に設定されている
ことを特徴とする。
項1に係る発明の要旨は、(a)運転席の前方に並立し
た自動復帰形の操作レバーと、(b)該操作レバーを防
護する杆状のガード部材を有し、(c)上記ガード部材
は両端が機台に固着されるとともに、(d)上記操作レ
バーを運転席側からほぼU字状に囲包する屈曲部を備
え、(e)上記屈曲部の高さ位置が最下方に操作された
上記操作レバー先端の高さとほぼ同一に設定されている
ことを特徴とする。
【0008】ここで、上記屈曲部のU字状とは、後述す
る実施形態のように方形を含むものである。上記各操作
レバーのノブは、上記ガード部材の屈曲部の内側に位置
し、同屈曲部でガードされる。また、各操作レバーのノ
ブは、最下方に操作された状態で上記屈曲部とほぼ同一
又はこれより若干高い位置であるため、荷役作業におい
て、同屈曲部の上側で押上げと押圧するだけでガード部
材の存在によっても容易に操作することができる。
る実施形態のように方形を含むものである。上記各操作
レバーのノブは、上記ガード部材の屈曲部の内側に位置
し、同屈曲部でガードされる。また、各操作レバーのノ
ブは、最下方に操作された状態で上記屈曲部とほぼ同一
又はこれより若干高い位置であるため、荷役作業におい
て、同屈曲部の上側で押上げと押圧するだけでガード部
材の存在によっても容易に操作することができる。
【0009】請求項2の発明は、前記操作レバーの機台
側面寄りの側方に位置する前記ガード部材の一部を、該
機台側面近傍に配置してもよい。請求項3の発明は、前
記操作レバーと、該操作レバーの機台側面寄りの側方に
位置する前記ガード部材の一部との間に新たな操作レバ
ーを追加設置可能なスペースを設けることができる。
側面寄りの側方に位置する前記ガード部材の一部を、該
機台側面近傍に配置してもよい。請求項3の発明は、前
記操作レバーと、該操作レバーの機台側面寄りの側方に
位置する前記ガード部材の一部との間に新たな操作レバ
ーを追加設置可能なスペースを設けることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態に係る産業車
両は、図1に示すような産業車両としてのフォークリフ
トに適用したものである。本フォークリフトは、機台1
1の前方に配設されるマスト12が、インナーマスト1
3とアウターマスト14とからなり、フォーク15はイ
ンナーマスト13に昇降動作可能に保持され、図示しな
い昇降シリンダの作用でインナーマスト13の昇降に同
期して昇降する。アウターマスト14はチルトシリンダ
14aによって傾動操作されることにより、インナーマ
スト13を介してフォーク15のチルト角を調整するこ
とができる。
両は、図1に示すような産業車両としてのフォークリフ
トに適用したものである。本フォークリフトは、機台1
1の前方に配設されるマスト12が、インナーマスト1
3とアウターマスト14とからなり、フォーク15はイ
ンナーマスト13に昇降動作可能に保持され、図示しな
い昇降シリンダの作用でインナーマスト13の昇降に同
期して昇降する。アウターマスト14はチルトシリンダ
14aによって傾動操作されることにより、インナーマ
スト13を介してフォーク15のチルト角を調整するこ
とができる。
【0011】上記マスト12の後方に対面する機台11
の前方には、フロントプロテクタ16が機台幅方向に設
けられ、フロントプロテクタ16上部には、表示パネル
類を装備したインストルメントパネル17が取付けられ
るとともに、操舵用のハンドル18が配設されている。
機台11の床部19は、乗降用のデッキ部20より段差
をもち、更に床部19の後方に位置するフード上には運
転席としての運転シート21が上記ハンドル18を直前
面とする位置に設置されている。そして、床部19上に
は、アクセルペダル22、ブレーキペダル23等が装置
され、運転シート21の後方にはウエイト24がある。
また、フロントプロテクタ16の左右両端からは上方に
ピラー25、25が立設し、後方の二つのピラー26、
26と共に図略したヘッドガードを保持している。な
お、走行用のシフトレバーは省略してある。
の前方には、フロントプロテクタ16が機台幅方向に設
けられ、フロントプロテクタ16上部には、表示パネル
類を装備したインストルメントパネル17が取付けられ
るとともに、操舵用のハンドル18が配設されている。
機台11の床部19は、乗降用のデッキ部20より段差
をもち、更に床部19の後方に位置するフード上には運
転席としての運転シート21が上記ハンドル18を直前
面とする位置に設置されている。そして、床部19上に
は、アクセルペダル22、ブレーキペダル23等が装置
され、運転シート21の後方にはウエイト24がある。
また、フロントプロテクタ16の左右両端からは上方に
ピラー25、25が立設し、後方の二つのピラー26、
26と共に図略したヘッドガードを保持している。な
お、走行用のシフトレバーは省略してある。
【0012】しかして、フロントプロテクタ16の後側
には、図2及び図3に示すように、上記昇降シリンダを
油圧操作する制御弁27とチルトシリンダ14aを油圧
操作する制御弁28が設けられている。これら制御弁2
7、28からはそれぞれ操作棒27a及び28aが上方
に延出されている。そして上記操作棒28aの先端はチ
ルト用の操作レバーとしての操作レバー29の基端部2
9aに長孔31による遊動状態で連結され、操作棒27
aの先端は昇降用の操作レバーとしての操作レバー30
の基端部30aに同様の長孔31による遊動状態で連結
されている。
には、図2及び図3に示すように、上記昇降シリンダを
油圧操作する制御弁27とチルトシリンダ14aを油圧
操作する制御弁28が設けられている。これら制御弁2
7、28からはそれぞれ操作棒27a及び28aが上方
に延出されている。そして上記操作棒28aの先端はチ
ルト用の操作レバーとしての操作レバー29の基端部2
9aに長孔31による遊動状態で連結され、操作棒27
aの先端は昇降用の操作レバーとしての操作レバー30
の基端部30aに同様の長孔31による遊動状態で連結
されている。
【0013】操作レバー29及び30は、上記基端部2
9a、30aから運転シート21の前方にアーム部29
b、30bが延びたもので、フロントプロテクタ16か
ら突設されたブラケット33、33にピン32、32を
中心に回動可能に枢支されている。各アーム部29b、
30bは床部19に対し垂直に近い角度に傾斜した起立
部29c、30cと、該起立部29c、30cから屈曲
する操作杆部29d、30dとのくの字状に形成されて
いる。そして、操作杆部29d、30dは、運転シート
の前方に突出している。なお、操作杆部29d、30d
の端部にはノブ33、34が取付けられる。
9a、30aから運転シート21の前方にアーム部29
b、30bが延びたもので、フロントプロテクタ16か
ら突設されたブラケット33、33にピン32、32を
中心に回動可能に枢支されている。各アーム部29b、
30bは床部19に対し垂直に近い角度に傾斜した起立
部29c、30cと、該起立部29c、30cから屈曲
する操作杆部29d、30dとのくの字状に形成されて
いる。そして、操作杆部29d、30dは、運転シート
の前方に突出している。なお、操作杆部29d、30d
の端部にはノブ33、34が取付けられる。
【0014】以上は一般的なフォークリフトの構成であ
り、ノブ33を中立位置より反時計方向又は時計方向に
操作することにより、操作レバー29全体が略垂直面内
を回動支点部のピン32を中心に回動して操作棒28a
をスラスト運動させ、これによる制御弁28の動作でチ
ルトシリンダ14aを操作してフォーク15のチルト角
を可変できる。また、ノブ34を中立位置より反時計方
向又は、時計方向に操作すると、同様に操作レバー30
全体が回動支点部のピン32を中心に回動して操作棒2
7aをスラスト運動させ、制御弁27を介して昇降シリ
ンダを操作し、インナーマスト13及びフォーク15を
昇降させることができる。
り、ノブ33を中立位置より反時計方向又は時計方向に
操作することにより、操作レバー29全体が略垂直面内
を回動支点部のピン32を中心に回動して操作棒28a
をスラスト運動させ、これによる制御弁28の動作でチ
ルトシリンダ14aを操作してフォーク15のチルト角
を可変できる。また、ノブ34を中立位置より反時計方
向又は、時計方向に操作すると、同様に操作レバー30
全体が回動支点部のピン32を中心に回動して操作棒2
7aをスラスト運動させ、制御弁27を介して昇降シリ
ンダを操作し、インナーマスト13及びフォーク15を
昇降させることができる。
【0015】ここで、操作レバー29、30は、既述し
たように回動操作が解除されると、中立位置に自動復帰
するようになっている。本実施形態では、上記フォーク
リフトにおける操作レバー29、30のアーム部29
b、30bに対しガード部材35が設けられていること
を特徴とする。このガード部材35は、例えば直状のパ
イプ材を成形してなるもので、一端が右側の機台として
のピラー25に支持され、他端が機台としてのフロント
プロテクタ16の裏面に支持されており、その形状は、
ピラー25側の上記一端が、フロントピラー25側から
車長方向後側に延び更に昇降用の操作レバー30の操作
杆部30dを内側に見て延びる第1サイド部35aに連
設し、該第1サイド部35aが各ノブ33,34に沿っ
て車幅方向内側へ延びる横方向部35bと、該横方向部
35bが上記チルト用の操作レバー29の操作杆部29
dを内側に見て車長方向前側に延びる上サイド部35c
に連設し、該上サイド部35cが操作レバー29の起立
部29cに沿って床19側に延びる傾斜部35dに連設
し、該傾斜部35dが更にフロントプロテクタ側の上記
他端で終端する下サイド部35eに連設されるものであ
る。即ち、前記ガード部材35は、前記両操作レバー2
9、30を運動シート21側からほぼU字状に囲包する
様な前記第1サイド部35a、前記横方向部35b、及
び前記上サイド部35cとから成る屈曲部36を有して
いる。叉、前記第1サイド部35aは、機台側面近傍に
配置されている。
たように回動操作が解除されると、中立位置に自動復帰
するようになっている。本実施形態では、上記フォーク
リフトにおける操作レバー29、30のアーム部29
b、30bに対しガード部材35が設けられていること
を特徴とする。このガード部材35は、例えば直状のパ
イプ材を成形してなるもので、一端が右側の機台として
のピラー25に支持され、他端が機台としてのフロント
プロテクタ16の裏面に支持されており、その形状は、
ピラー25側の上記一端が、フロントピラー25側から
車長方向後側に延び更に昇降用の操作レバー30の操作
杆部30dを内側に見て延びる第1サイド部35aに連
設し、該第1サイド部35aが各ノブ33,34に沿っ
て車幅方向内側へ延びる横方向部35bと、該横方向部
35bが上記チルト用の操作レバー29の操作杆部29
dを内側に見て車長方向前側に延びる上サイド部35c
に連設し、該上サイド部35cが操作レバー29の起立
部29cに沿って床19側に延びる傾斜部35dに連設
し、該傾斜部35dが更にフロントプロテクタ側の上記
他端で終端する下サイド部35eに連設されるものであ
る。即ち、前記ガード部材35は、前記両操作レバー2
9、30を運動シート21側からほぼU字状に囲包する
様な前記第1サイド部35a、前記横方向部35b、及
び前記上サイド部35cとから成る屈曲部36を有して
いる。叉、前記第1サイド部35aは、機台側面近傍に
配置されている。
【0016】更に、前記屈曲部36の高さは、前記両操
作レバー29、30が最下方に操作された時の該両レバ
ー29、30の先端であるノブ33、34の高さとほぼ
同一となるように設けられている。このようなガード部
材35を設けたフォークリフトにおいては、運転シート
21に着座したオペレータが、後方確認のために後ろを
振り向いたり、フォーク15の上の荷物の確認のために
運転シート21から立ち上がって前かがみになったり等
する場合にあっても、ガード部材35は、各操作杆部2
9d、30dを内側に囲った形態をなしているので、該
操作杆部29d、30d或いはノブ33,34に体の一
部が触れることを阻止するガード機能を果たす。
作レバー29、30が最下方に操作された時の該両レバ
ー29、30の先端であるノブ33、34の高さとほぼ
同一となるように設けられている。このようなガード部
材35を設けたフォークリフトにおいては、運転シート
21に着座したオペレータが、後方確認のために後ろを
振り向いたり、フォーク15の上の荷物の確認のために
運転シート21から立ち上がって前かがみになったり等
する場合にあっても、ガード部材35は、各操作杆部2
9d、30dを内側に囲った形態をなしているので、該
操作杆部29d、30d或いはノブ33,34に体の一
部が触れることを阻止するガード機能を果たす。
【0017】また、上記ガード部材35の第1サイド部
35aの一部、横方向部35b及び上サイド部35c
は、これらによって前方側が開口したほぼU字状の屈曲
部36を形成するが、ノブ33,34は上記屈曲部36
の面域36aに対し交差する円弧を描く様に操作される
ものである上、前記屈曲部36(図では若干傾斜してい
るので横方向部35b)の高さは、前記両操作レバー2
9、30が最下方に操作された時の該両レバー29、3
0の先端であるノブ33、34の高さとほぼ同一となる
様に設けられているので、操作レバー29,30の操作
性を害することがない。
35aの一部、横方向部35b及び上サイド部35c
は、これらによって前方側が開口したほぼU字状の屈曲
部36を形成するが、ノブ33,34は上記屈曲部36
の面域36aに対し交差する円弧を描く様に操作される
ものである上、前記屈曲部36(図では若干傾斜してい
るので横方向部35b)の高さは、前記両操作レバー2
9、30が最下方に操作された時の該両レバー29、3
0の先端であるノブ33、34の高さとほぼ同一となる
様に設けられているので、操作レバー29,30の操作
性を害することがない。
【0018】即ち、実際の操作に当たっては、手首を横
方向部35b又は上サイド部35c上に置き、ノブ3
3、34を上記屈曲部36の上側で押上げと押圧するだ
けで容易に操作することができる。勿論、図3に示すよ
うに、手首を横方向部35b又は上サイド部35cに置
かずに操作しても良い。また、上記屈曲部36の内側に
ノブ33、34を有する操作杆部29d、30dが位置
することは、右側での乗降が行われる場合でも、第1サ
イド部35aの一部、上サイド部35c及び横方向部3
5bがノブ33、34若しくは操作杆部29d、30d
への体の一部の接触を阻止する。
方向部35b又は上サイド部35c上に置き、ノブ3
3、34を上記屈曲部36の上側で押上げと押圧するだ
けで容易に操作することができる。勿論、図3に示すよ
うに、手首を横方向部35b又は上サイド部35cに置
かずに操作しても良い。また、上記屈曲部36の内側に
ノブ33、34を有する操作杆部29d、30dが位置
することは、右側での乗降が行われる場合でも、第1サ
イド部35aの一部、上サイド部35c及び横方向部3
5bがノブ33、34若しくは操作杆部29d、30d
への体の一部の接触を阻止する。
【0019】従って、レバーへの体の接触による荷役操
作を防止することができる。更に、本実施形態のガード
部材35によれば、上記右側からの乗降の際に、第1サ
イド部35aの一部、横方向部35b、上サイド部35
cがアシストグリップとして機能する利点もある。この
際、ガード部材の表面にローレット加工或いはシボ加工
を施せばすべり止めになり、アシストグリップとしての
作用が一層向上する。叉、前記第1サイド部35aに、
機台側方に向けた略U字状のアシストグリップを独立し
て固着しても良い。
作を防止することができる。更に、本実施形態のガード
部材35によれば、上記右側からの乗降の際に、第1サ
イド部35aの一部、横方向部35b、上サイド部35
cがアシストグリップとして機能する利点もある。この
際、ガード部材の表面にローレット加工或いはシボ加工
を施せばすべり止めになり、アシストグリップとしての
作用が一層向上する。叉、前記第1サイド部35aに、
機台側方に向けた略U字状のアシストグリップを独立し
て固着しても良い。
【0020】更にまた、本実施形態では、第1サイド部
35aをピラー側から延ばしているが、この第1サイド
部35aと昇降用の操作レバー30との距離は、かなり
のスペースS(図2)があり、オプションの追加による
操作レバーの追加に対処可能となる利点がある。更に、
前記ガード部材35は、アームレストとしても作用す
る。特に、横方向部35b、上サイド部35c等の表面
に軟質パッドを装着すれば、アームレストとしての作用
が一層向上する。
35aをピラー側から延ばしているが、この第1サイド
部35aと昇降用の操作レバー30との距離は、かなり
のスペースS(図2)があり、オプションの追加による
操作レバーの追加に対処可能となる利点がある。更に、
前記ガード部材35は、アームレストとしても作用す
る。特に、横方向部35b、上サイド部35c等の表面
に軟質パッドを装着すれば、アームレストとしての作用
が一層向上する。
【0021】尚、本発明は前述した実施形態に限定され
ず、要旨を逸脱しない範囲で他の構成にしてもよい。例
えば起立部29c、30cだけの操作レバーに適用する
ことができる。叉、操作レバー及びガード部材はステア
リングの左側に設けても良い。更に、操作レバーは2本
である必要は無く、1本叉は3本以上であっても良い。
更に、ガード部材は荷役操作以外のレバーに対して設け
ても良く、例えば、アクセルレバーに対して設けること
等が考えられる。更に、フォークリフトはエンジン車、
バッテリ車、LPG車等の何れのタイプであっても良
い。更に、フォークリフトに限らず、他の産業車両であ
っても良く、例えばショベルローダ等が考えれる。更
に、操作レバーの回動方向は、垂直面内ばかりでなく、
垂直から傾斜した面内であっても良い。叉、レバー操作
は回動ばかりでなく、例えば直線スライド式であっても
良い。更に、回動面は車両の前後方向ばかりでなく、前
後方向に対して偏角した方向でも良い。
ず、要旨を逸脱しない範囲で他の構成にしてもよい。例
えば起立部29c、30cだけの操作レバーに適用する
ことができる。叉、操作レバー及びガード部材はステア
リングの左側に設けても良い。更に、操作レバーは2本
である必要は無く、1本叉は3本以上であっても良い。
更に、ガード部材は荷役操作以外のレバーに対して設け
ても良く、例えば、アクセルレバーに対して設けること
等が考えられる。更に、フォークリフトはエンジン車、
バッテリ車、LPG車等の何れのタイプであっても良
い。更に、フォークリフトに限らず、他の産業車両であ
っても良く、例えばショベルローダ等が考えれる。更
に、操作レバーの回動方向は、垂直面内ばかりでなく、
垂直から傾斜した面内であっても良い。叉、レバー操作
は回動ばかりでなく、例えば直線スライド式であっても
良い。更に、回動面は車両の前後方向ばかりでなく、前
後方向に対して偏角した方向でも良い。
【0022】ガード部材の屈曲部の高さは、操作レバー
が最下方に操作された時の該レバーの先端高さよりも低
くても良い。但し、低くなるにつれて、ガード部材から
前記レバーの先端が突出することになる為、ガード機能
が低下するのでガード部材の高さは操作レバーが最下方
に操作された時の該レバーの先端高さに近い方が好まし
い。
が最下方に操作された時の該レバーの先端高さよりも低
くても良い。但し、低くなるにつれて、ガード部材から
前記レバーの先端が突出することになる為、ガード機能
が低下するのでガード部材の高さは操作レバーが最下方
に操作された時の該レバーの先端高さに近い方が好まし
い。
【0023】本実施例では、ガード部材の一端をピラー
に、他端をフロントプロテクタに各々固定しているが、
機台の他の箇所であっても良く、例えば、両端共フロン
トプロテクタ或いはフレームビームに固定すること等が
考えられる。但し、これらの場合、必要に応じて第1サ
イド部35a等を屈曲させることになる。更に、第1サ
イド部35aは機台側面近傍まで延出しなくても良く、
操作レバー側面近傍に配置しても良い。但し、この場合
スペースSが無くなるので、後にレバーの追加を行う際
はガード部材を交換する必要がある。更に、本実施例で
は、レバーの先端にノブが設けられているが、無いレバ
ーであっても勿論良い。
に、他端をフロントプロテクタに各々固定しているが、
機台の他の箇所であっても良く、例えば、両端共フロン
トプロテクタ或いはフレームビームに固定すること等が
考えられる。但し、これらの場合、必要に応じて第1サ
イド部35a等を屈曲させることになる。更に、第1サ
イド部35aは機台側面近傍まで延出しなくても良く、
操作レバー側面近傍に配置しても良い。但し、この場合
スペースSが無くなるので、後にレバーの追加を行う際
はガード部材を交換する必要がある。更に、本実施例で
は、レバーの先端にノブが設けられているが、無いレバ
ーであっても勿論良い。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、簡単
な構成で操作レバーのガード機能を果たし操作性も良好
な産業車両を提供する。
な構成で操作レバーのガード機能を果たし操作性も良好
な産業車両を提供する。
【図1】本発明の一実施形態に係る産業車両を示す平面
図である。
図である。
【図2】上記実施形態の運転席側からフロントプロテク
タ側を見た斜視図である。
タ側を見た斜視図である。
【図3】本発明のガードとレバーの関係を示す説明図で
ある。
ある。
【図4】フォークリフトを例とした従来の一般的な産業
車両を示す側面図である。
車両を示す側面図である。
16はフロントプロテクタ、32は回動支点部のピン、
29、30は操作レバー、30d、29dは操作杆部、
36は屈曲部、35はガード部材であり、図1〜図3に
おいて、同一の要素には共通の符号を付す。
29、30は操作レバー、30d、29dは操作杆部、
36は屈曲部、35はガード部材であり、図1〜図3に
おいて、同一の要素には共通の符号を付す。
Claims (3)
- 【請求項1】運転席の前方に設けられた自動復帰形の操
作レバーと、該操作レバーを防護する杆状のガード部材
を有し、前記ガード部材は両端が機台に固着されるとと
もに、前記操作レバーを運転席側からほぼU字状に囲包
する屈曲部を備え、該屈曲部の高さ位置は最下方に操作
されたときの前記操作レバー先端の高さとほぼ同一に設
定されていることを特徴とする産業車両。 - 【請求項2】前記操作レバーの機台側面寄りの側方に位
置する前記ガード部材の一部を、前記機台側面近傍に配
置したことを特徴とする請求項1に記載の産業車両。 - 【請求項3】前記操作レバーと、該操作レバーの機台側
面寄りの側方に位置する前記ガード部材の一部との間に
新たな操作レバーを追加設置可能なスペースを設けたこ
とを特徴とする請求項1或いは請求項2に記載の産業車
両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34349495A JPH09183596A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 産業車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34349495A JPH09183596A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 産業車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09183596A true JPH09183596A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=18361956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34349495A Pending JPH09183596A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 産業車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09183596A (ja) |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP34349495A patent/JPH09183596A/ja active Pending
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