JP4302899B2 - フォークリフトの操作レバー及びフォークリフト - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォークリフトの操作レバーに関し、特に、立席型のフォークリフトにおける操作レバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来一般の立席型リーチ式バッテリフォークリフトは、オペレータが立ち姿勢で走行・荷役操作を行う運転席を機台後部側に有している。この運転席は、左側のサイドフレーム、前側のフロントフレーム及び右側のガードフレームに囲まれた空間をもって画成されている。
【0003】
立席型リーチ式フォークリフトの部分正面図である図7に示すように、サイドフレームの上部のサイドパネルにはステアリングホイール1が配置されている。また、フロントフレームの上部のフロントパネル2には、複数本の荷役操作レバー、例えばフォーク昇降用のリフトレバー3やフォーク前後傾用のティルトレバー4、マスト前後移動用のリーチレバー5等が並設されている。更に、フロントパネル2の右寄りの部分には、機台の前後進切替え操作及びアクセル操作(以下、一括して「走行操作」という)を行うための走行操作レバー6が設けられている。荷役操作レバー3〜5及び走行操作レバー6はそれぞれ前後方向に傾動可能に取り付けられている。
【0004】
このようなリーチ式フォークリフトにおいては、オペレータは左手でステアリングホイール1の操作をしながら、右手で荷役操作レバー3〜5及び走行操作レバー6の操作を行う。また、リーチ式フォークリフトでは、荷役操作、特にフォーク昇降操作と走行操作とを同時に或いは連続的に行う必要が頻繁にあるため、そのような場合には、荷役操作レバー3〜5を右手で握って操作すると共に、走行操作レバー6を右前腕部又は右肘部により操作することが一般的となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来の操作レバー3〜6では、例えばフォークの昇降操作を行い、機台の進行方向を前進側から後進側に切り替える場合には、一旦腕を持ち上げてレバーを握り替えた後、走行操作レバー6を後方に操作しなければならない。このような動作は面倒で能率が悪いうえに、荷役作業においては頻繁に行うため、オペレータの疲労度が高まるという問題点があった。
【0006】
このため、従来においては、例えば特開平10−236797号公報に記載されているように、1本の操作レバーを前後方向及び左右横方向に傾動可能とし、前後動作に関しては走行を制御することとし、左右の動作に関しては荷役操作のうち最も頻繁に行うフォークの昇降を制御することとしたものが提案されている。
【0007】
しかし、このような操作レバーでは、フォークの昇降方向(上下方向)とレバーの操作方向(左右横方向)とが一致しないため、オペレータに違和感を与え、レバー操作を習熟するまでに時間がかかるという問題がある。
【0008】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その主目的は、荷役操作及び走行操作を容易に行い得る操作レバーを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によるフォークリフト用の操作レバーは、機台に傾動可能に取り付けられるレバー本体と、レバー本体の自由端に取り付けられ、手のひらを下向きにして把持することができる形状とされたグリップと、グリップを把持した手の親指を上下させることにより回転操作し得るよう該グリップに回転可能に取り付けられたノブとを備えることを特徴としている。
【0010】
かかる構成の操作レバーにおいては、レバー本体を機台の前後方向に傾動可能に取り付け、該レバー本体を機台の走行操作を行うためのものとした場合、傾動方向と走行方向とを一致させることができる。また、ノブをフォークの昇降操作を行うこととした場合、親指による操作方向と昇降方向とを一致させることができる。これにより、オペレータの操作感覚に違和感を与えることがなくなる。
【0011】
なお、本明細書において「ノブ」なる語は、軸を回転させるための手段、例えばレバー等を含むものとする。
【0012】
更に、グリップには、当該グリップを把持した手の指により操作し得るよう、マスト又はフォークの前後傾操作を行うためのティルト用スイッチ手段を設けてもよい。この場合、オペレータの操作感覚を良好なものとするため、ティルト用スイッチ手段に対する操作方向がマスト又はフォークの傾動方向に対応するようティルト用スイッチ手段を配置することが好適である。
【0013】
フォークリフトがリーチ式である場合には、グリップを把持した手の指により操作し得るよう当該グリップに設けられた、マストの前後移動操作を行うためのリーチ用スイッチ手段を備えてもよい。この場合も、リーチ用スイッチ手段に対する操作方向がマストの移動方向に対応するようリーチ用スイッチ手段を配置することが好ましい。
【0014】
また、本発明は、別の面においては、オペレータが立ち姿勢で運転を行う運転席を有する立席型のフォークリフトに関するものであって、運転席の前部に設けられたフロントパネルに前後方向に傾動可能に取り付けられたレバー本体と、レバー本体の傾動方向及び傾動角度を検出する傾動検出手段と、レバー本体の自由端に取り付けられ、手のひらを下向きにして把持することができる形状とされたグリップと、グリップを把持した手の親指を上下させることにより回転操作し得るよう該グリップに回転可能に取り付けられたノブと、グリップ内に設けられ、ノブの回転方向及び回転角度を検出する回転検出手段と、傾動検出手段により検出された検出値に基づき、レバー本体の傾動方向と同方向に機台が進行するよう走行制御する走行制御手段と、回転検出手段により検出された検出値に基づき、ノブを操作する親指の操作方向と同方向にフォークが昇降するよう荷役制御する荷役制御手段とを備えることを特徴としている。
【0015】
かかるフォークリフトは、前述した本発明による操作レバーを適用したものである。
【0016】
また、従来車の運転姿勢に近似させ、従来車からの移行を容易にするために、フロントパネル上に、グリップを把持する手の側の前腕部及び/又は肘部を置くためのリストサポートを形成することが有効である。勿論、このリストサポートにより腕の披露が軽減されることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。図1は、本発明が適用されたリーチ式バッテリフォークリフト10の一部、特に運転席12の部分を示している。図示のリーチ式バッテリフォークリフト10の運転席12は、オペレータが立ち姿勢で走行・荷役操作を行う立席型である。
【0018】
今、運転席12からマスト14を見た方向を前方と定めるならば、運転席12は、コントローラや荷役用オイルコントロールバルブ等を覆うべく機台の前側に設けられたフロントフレーム16と、ドライブ装置やステアリング装置等を覆う左側のサイドフレーム18と、右側のガードフレーム20とにより囲まれた空間から構成されている。ガードフレーム20の後端縁とサイドフレーム18との間は開放されており、この部分が運転席12に対する乗降口22となっている。ガードフレーム20の後部湾曲部の上部内面には、オペレータの腰部を支持するためのウェストサポート24が取り付けられている。
【0019】
サイドフレーム18の上部パネル26にはステアリングホイール28が取り付けられている。また、フロントフレーム16の上部のフロントパネル30には、そのやや左寄りの部分に本発明による操作レバー32が配置されており、右寄りの部分にオペレータの右前腕部及び右肘部を置くための隆起部がリストサポート34として形成されている。
【0020】
図2〜図5は操作レバー32を詳細に示す図である。操作レバー32は、下端部がフロントフレーム16の適所に枢動可能に取り付けられたレバー本体36(図4のみに示す)を備えている。レバー本体36は、フロントパネル30のやや左寄りの部分に形成されたスロット38を通って上方に延びている。スロット38は前後方向に延び、レバー本体36はスロット38に沿って前後に傾動可能となっている。図示しないが、レバー本体36の下端部は、レバー本体36の傾動角度及び傾動方向を検出するためのポテンショメータ(傾動検出手段)の入力軸に接続されている。図6に概略的に示すように、このポテンショメータ40による検出値は、マイクロコンピュータからなるコントローラ42に入力される。本実施形態においては、コントローラ42はこの検出値に基づいてドライブ装置44を制御するようになっている。なお、図示しないがレバー本体36とポテンショメータ40の入力軸との間にはばねが配置されており、このばねによりレバー本体36は、操作をしないとき略垂直となる中立位置に維持されるようになっている。
【0021】
また、操作レバー32は、レバー本体36の上端部に取り付けられたグリップ46を備えている。グリップ46は、好ましくは合成樹脂材料から作られた2つの半体46a,46b(図3参照)からなり、これらの半体46a,46bをレバー本体36の上端部を挟む形でボルト・ナット等により互いに接合することによって、レバー本体36に固定されている。グリップ46は、軸線Aを中心とした棒状に形成されており、右の手のひらを下向きとして握ることができる形状とされている。グリップ46の把持は主として薬指及び小指の部分で行うため、グリップ46の一端(右端)側の、薬指及び小指が当たる部分(右側部分)48は比較的細く形成されている。グリップ46の他端(左端)側の部分(左側部分)50は比較的幅広に形成されており、その上面に人差し指及び中指を軽く載せることができる。グリップ46の基部、すなわちレバー本体36との連結部分には、当該グリップ46を握った右手の親指及び親指の付け根部分(手のひらの膨らんだ部分)が接する略垂直の面(背面部分)52が形成されている。
【0022】
以下でも述べるが、オペレータは右の前腕部及び肘部をリストサポート34に載せ、右前腕部を左右横方向に向けた姿勢でグリップ46を握るため、把持を容易にするために、グリップ46は、図3に示す如く、その軸線Aが機台の左右横方向であるX軸に対して30度〜60度程度の角度αをもって傾斜するよう、レバー本体36に取り付けられている。また、同様な理由から、レバー本体36を中立位置に配した場合、グリップ46は左端から右端への方向にかけてやや下向きとされている(図4参照)。
【0023】
グリップ46の右端には略円筒形のノブ54が前記軸線Aを中心として回転可能に取り付けられている。このノブ54は、図1〜図5には示さないが、グリップ46に内蔵されたポテンショメータ(回転検出手段)の入力軸、好ましくは当該入力軸に接続された減速機構の入力軸にねじ等で取り付けられている。ノブ54の外周面には軸線Aに沿って延びる突起56が形成されている。オペレータは、グリップ46を把持した右手の親指でこの突起56を上方又は下方に押し、ノブ54を容易に回転操作することが可能となっている。図6に概略的に示すように、ノブ54に接続されたポテンショメータ58はノブ54の回転方向及び回転角度を検出し、コントローラ42に検出値を送る。本実施形態では、コントローラ42はポテンショメータ58からの検出値に基づいてリフトシリンダ60に接続されたオイルコントロールバルブ62を制御し、フォーク(図示しない)をマスト14に沿って昇降させるようになっている。なお、ノブ54は、減速機構に組み込まれたばねにより、操作をしないときには中立位置で保持される。
【0024】
更に、グリップ46の右側部分48の前縁側には、シーソースイッチ(リーチ用スイッチ手段)64が取り付けられている。シーソースイッチ64は、主として右手の人差し指で操作するのに適当な位置及び向きに配置されている。図示実施形態の取付状態では、シーソースイッチ64の一方の端部は機台の前側、他方の端部は機台の後側に置かれている。このシーソースイッチ64はマスト14の前方移動及び後方移動を制御するためのものであり、これもまたコントローラ42に接続されている。すなわち、コントローラ42はシーソースイッチ64からの信号に応じてリーチシリンダ66に関連されるオイルコントロールバルブ68を制御するようになっている。
【0025】
グリップ46の背面部分52には、当該グリップ46を握った右手の親指で操作し得る位置に十字スイッチ70が取り付けられている。十字スイッチ70の端部70aの一つは上側、従って相対する端部70bは下側に配置され、残る2つの端部70c,70dはそれぞれ右側、左側に配置されている。十字スイッチ70における上下の端部70a,70bで構成されるスイッチはマスト14の前後傾を操作するためのティルト用スイッチ手段であり、コントローラ42はこれらの上下の端部を押した際に十字スイッチ70から出力される信号に基づいてティルトシリンダ72のオイルコントロールバルブ74を制御する。
【0026】
また、本実施形態のフォークリフト10では、荷役アタッチメントのオプションとしてサイドシフトアタッチメント(図示しない)が取り付けられている。サイドシフトアタッチメントは、フォークを左右に移動させるべくリフトブラケットに取り付けられたサイドシフトシリンダ76を備えている。十字スイッチ70の左右の端部70c,70dはサイドシフトアタッチメントに対応されている。すなわち、コントローラ42は、左右の端部70c,70dを押した際に十字スイッチ70から出力される信号に基づいて、サイドシフトシリンダ76に関連されるオイルコントロールバルブ78を制御するよう構成されている。
【0027】
なお、図3及び図5の符号80は、グリップ46の左側部分50の前面に取り付けられたホーンスイッチであり、主として中指で操作される。
【0028】
次に、上述した操作レバー32を用いて走行及び荷役作業を行う場合について説明する。
【0029】
まず、オペレータの基本的な運転姿勢は、図1の二点鎖線で示すように、運転席に立ち、ガードフレーム20のウェストサポート24に腰部を当て、左手でステアリングホイール28を握り、右手で操作レバー32のグリップ46を握るといった形である。この際、右肘部及び右肘部の近傍の右前腕部をフロントパネル30上のリストサポート34に置くようにすると、グリップ46を把持する右手から右前腕部がほぼ水平に保たれ、右腕の疲労が軽減されることはもとより、身体がウェストサポート24とリストサポート34の二カ所で固定され、安定する。また、この右腕の姿勢は、図7に示す従来のリーチ式フォークリフトにおける運転姿勢に近似しており、従来車に慣れたオペレータも本実施形態のフォークリフト10に移行し易いものとなっている。
【0030】
この姿勢で右肘を支点にして右前腕部を前方に移動させると、操作レバー32のレバー本体36及びグリップ46が前方に傾動する。この時、ポテンショメータ40はレバー本体36の傾動方向及び傾動角度を検出し、その検出値をコントローラ42に送る。その結果、コントローラ42はドライブ装置44を制御して、傾動角度に応じた速度でフォークリフト10を前進させる。なお、操作レバー32を前傾する際、右手が滑り、グリップ46から抜けるおそれがあるため、図示の如く抜止めのためにグリップ46の右端に鍔82を形成することが好ましい。また、右肘を支点にして右前腕部を後方に移動させると、レバー本体36は後方に傾動し、その傾動方向及び傾動角度に応じてフォークリフト10は所望の速度で後退する。
【0031】
グリップ46を握った状態のまま、走行レバー32の傾動操作、すなわち走行操作から続けて、ノブ54を親指で操作することができる。この場合、ノブ54の突起56を親指の腹で上方に押し上げた場合、ポテンショメータ58からの信号によりコントローラ42はリフトシリンダ60に作動油を送りこむようオイルコントロールバルブ62を制御し、これによってフォークは上昇する。逆にノブ54の突起56を下方に回した場合には、コントローラ42はオイルコントロールバルブ62のポジションを切り替えてリフトシリンダ60内の作動油をオイルタンク84に戻すため、フォークは下降する。この時、オペレータは親指でノブ54に対して上向きの力を加えた場合にはフォークが上昇し、下向きに力を加えた場合にはフォークが下降するため、ノブ54に対する操作方向と実際のフォークの動きの方向が一致し、違和感なくリフト操作を行うことが可能となる。
【0032】
更に、グリップ46を握った状態のままで、走行操作かリフト操作から連続的に、人差し指によりリーチ用のシーソースイッチ64を操作することもできる。シーソースイッチ64の前側の端部を押した場合、コントローラ42はシーソースイッチ64からの信号によりオイルコントロールバルブ68を制御し、リーチシリンダ66のピストンロッドを伸ばし、その結果マスト14が前方に移動する。シーソースイッチ64の後側の端部を押した場合は、逆に、マスト14は後方に移動する。この場合も、オペレータによるスイッチ操作と実際のマスト14の動きとは方向性が一致し、操作感覚にずれは生じない。
【0033】
十字スイッチ70についても、上側の端部70aがマスト14の前傾、下側の端部70bがマスト14の後傾に対応しており、更に、右側の端部70cがフォークの右方への移動、左側の端部70dがフォークの左方への移動に対応しているため、オペーレータは十字スイッチ70を用いてのティルト操作及びサイドシフト操作を違和感無く行うことが可能である。勿論、走行及び荷役操作中に中指でホーンスイッチ80を押して、警報音を発することもできる。
【0034】
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
【0035】
例えば、上記実施形態では全ての荷役操作をグリップに設けたスイッチ類で行うことが可能となっているが、立席型フォークリフトにおいては走行操作とリフト操作を連続的に行うことが多いため、レバー本体の傾動操作とノブの回転操作のみを可能として、他のリーチ操作、ティルト操作、サイドシフト操作については専用の操作レバーを別個に設けることとしてもよい。
【0036】
また、本発明による操作レバーが適用されるフォークリフトは立席型に限られず、通常のカウンタバランス型のフォークリフトにも適用可能である。かかる場合、ノブの上下方向の回転操作には上記と同様にリフト操作を割り当て、レバー本体の前後の傾動操作にはティルト操作を対応させると、操作方向と実際の動作方向のずれはなく、この場合にも違和感無く荷役操作を行うことが可能となる。
【0037】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、走行操作及び荷役操作、又は複数の荷役操作を1本の操作レバーにより行うことができ、レバーを越すような腕の動きやレバーの持替え等がなく、操作性が格段に向上する。
【0038】
また、操作レバーのレバー本体の傾動方向やスイッチ類の操作方向と、走行方向や荷役機器の動作方向が対応するため、オペレータの操作感覚と実際の動きとの間にずれがなく、違和感無く操作を行うことが可能となる。
【0039】
従って、本発明による操作レバーを用いた場合、習熟が容易であり、確実な操作を行うことができ、更にはオペレータの疲労も軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による立席型のリーチ式バッテリフォークリフトを部分的に示す斜視図である。
【図2】図1のフォークリフトに適用された本発明による操作レバーを示す斜視図である。
【図3】図2の操作レバーの平面図である。
【図4】図3のVI−VI線に沿って見た場合の操作レバーを示す図である。
【図5】図3のV−V先に沿って見た場合の操作レバーのグリップを示す図である。
【図6】本発明の操作レバーに関連される走行・荷役制御系を示す概略図である。
【図7】従来のリーチ式バッテリフォークリフトを示す部分正面図である。
【符号の説明】
10…リーチ式バッテリフォークリフト、12…運転席、28…ステアリングホイール、30…フロントパネル、32…操作レバー、34…リストサポート、36…レバー本体、38…スロット、40…ポテンショメータ(傾動検出手段)、42…コントローラ(走行制御手段,荷役制御手段)、44…ドライブ装置、46…グリップ、54…ノブ、56…突起、58…ポテンショメータ(回転検出手段)、64…シーソースイッチ(リーチ用スイッチ手段)、70…十字スイッチ(ティルト用スイッチ手段)、80…ホーンスイッチ。
Claims (7)
- マストの前後移動が可能となっているリーチ式のフォークリフトの機台に前後方向に傾動可能に取り付けられる、前記機台の前後方向の走行操作を行うためのレバー本体と、
前記レバー本体の上端部に取り付けられ、オペレータの一方の手のひらを下向きにして把持することができる形状とされたグリップと、
前記グリップを把持した前記一方の手の親指を上下させることにより回転操作し得るよう前記グリップに回転可能に取り付けられた、フォークの昇降操作を行うためのノブと、
前記ノブの近傍に取り付けられた、前記マストの前後移動操作を行うためのリーチ用スイッチ手段であり、前記グリップを把持した前記一方の手の人差し指により操作可能となっている、前記リーチ用スイッチ手段と
を備え、
前記一方の手の親指を上方に動作させることによる前記ノブの回転動作が前記フォークの上昇に対応し、前記一方の手の親指を下方に動作させることによる前記ノブの回転動作が前記フォークの下降に対応するようになっており、
前記グリップを把持した前記一方の手の指による前記リーチ用スイッチ手段に対する操作方向が前記マストの移動方向に対応するよう該リーチ用スイッチ手段が配置されている、フォークリフトの操作レバー。 - 前記リーチ用スイッチ手段が、前記グリップの上部に取り付けられたシーソースイッチであり、
前記シーソースイッチの一方の端部が他方の端部よりも前側に配置され、前記シーソースイッチの前記一方の端部が前記マストの前方移動に対応し、前記シーソースイッチの前記他方の端部が前記マストの後方移動に対応するようになっている、請求項1に記載のフォークリフトの操作レバー。 - 前記ノブの近傍に取り付けられた、マスト又はフォークの前後傾操作を行うためのティルト用スイッチ手段であり、前記グリップを把持した前記一方の手の親指により操作可能となっている、前記ティルト用スイッチ手段を更に備え、
前記グリップを把持した前記一方の手の指による前記ティルト用スイッチ手段に対する操作方向が前記マスト又はフォークの傾動方向に対応するよう該ティルト用スイッチ手段が配置されている、請求項1又は2に記載のフォークリフト用の操作レバー。 - 前記ティルト用スイッチ手段が、前記グリップの下部に取り付けられた十字スイッチであり、
前記十字スイッチの4つの端部がそれぞれ上側、下側、左側、右側の位置となるよう該十字スイッチが配置され、前記十字スイッチの前記上側の端部が前記マスト又はフォークの前傾に対応し、前記十字スイッチの前記下側の端部が前記マスト又はフォークの後傾に対応するようになっている、請求項3に記載のフォークリフトの操作レバー。 - オペレータが立ち姿勢で運転を行う運転席を有し、マストの前後移動が可能となっているリーチ式のフォークリフトであって、
運転席の前部に設けられたフロントパネルに前後方向に傾動可能に取り付けられたレバー本体と、
前記レバー本体の傾動方向及び傾動角度を検出する傾動検出手段と、
前記レバー本体の自由端に取り付けられ、オペレータの一方の手のひらを下向きにして把持することができる形状とされたグリップと、
前記グリップを把持した前記一方の手の親指を上下させることにより回転操作し得るよう該グリップに回転可能に取り付けられたノブと、
前記グリップ内に設けられ、前記ノブの回転方向及び回転角度を検出する回転検出手段と、
前記ノブの近傍に取り付けられ、前記グリップを把持した前記一方の手の人差し指により操作可能となっている、前記マストの前後移動操作を行うためのリーチ用スイッチ手段であり、前記グリップを把持した前記一方の手の人差し指による前記リーチ用スイッチ手段に対する操作方向が前記マストの移動方向に対応するように配置された、前記リーチ用スイッチ手段と、
前記傾動検出手段により検出された検出値に基づき、前記レバー本体の傾動方向と同方向に機台が進行するよう走行制御する走行制御手段と、
前記回転検出手段により検出された検出値に基づき、前記ノブを操作する親指の操作方向と同方向にフォークが昇降するよう制御すると共に、前記リーチ用スイッチ手段からの信号に基づき、前記リーチ用スイッチ手段を操作する指の操作方向と同方向に前記マストが移動するように制御する、荷役制御手段と、
を備えるフォークリフト。 - 前記フロントパネル上に、前記グリップを把持する手の側の前腕部及び/又は肘部を置くためのリストサポートが形成されている請求項5に記載のフォークリフト。
- 前記グリップが、水平面内において、前記機台の前後方向に対して30度〜60度の範囲内の角度で、前記リストサポートの側ほど前方となるよう延びる棒状をなし、
前記グリップの、前記リストサポート側の端部に鍔が設けられている、請求項6に記載のフォークリフトの操作レバー。
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