JP2002366241A - 車両の操作装置 - Google Patents

車両の操作装置

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JP2002366241A
JP2002366241A JP2001175114A JP2001175114A JP2002366241A JP 2002366241 A JP2002366241 A JP 2002366241A JP 2001175114 A JP2001175114 A JP 2001175114A JP 2001175114 A JP2001175114 A JP 2001175114A JP 2002366241 A JP2002366241 A JP 2002366241A
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lever
vehicle
switching
operating
levers
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JP2001175114A
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English (en)
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Masahiro Yoshioka
雅博 吉岡
Koji Matsuoka
浩司 松岡
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Nippon Yusoki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Yusoki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な操作により、車両を所望の動作状態に制
御できるようにする。 【解決手段】フォークを昇降するリフト操作用のリフト
レバー36aと、フォークを傾斜すると共に水平状態に
停止可能なティルト操作用のティルトレバー36bと、
特定のレバーを単独操作したときと行なる動作状態に制
御するためにそのレバーと同時操作される切換レバー3
6cと、フォークに代えてクランプ用アタッチメントが
装着されているときにこのアタッチメントにより荷物を
掴むクランプ操作、及びアタッチメントにより荷物を掴
んだまま回転するローテティング操作の両方に使用され
るクランプ/ローテティングレバー36dとを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の運転席に
設けられた複数の操作レバーと、車両を操作レバーそれ
ぞれの操作に応じた動作状態に制御する制御部とを備え
た車両の操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】荷役車両であるカウンタバランス型フォ
ークリフトは、例えば図7に示すように構成されてい
る。即ち、図7に示すように、カウンタバランス型フォ
ークリフト1は、運転席2が設けられた車体3と、車体
3の前部に配設された一対のマスト4と、両マスト4に
リフトブラケット5をそれぞれ介して配設される一対の
L字状のフォーク6とにより構成されている。
【0003】更に、図7に示すように、運転席2の足元
のフロア部8には、アクセルペダル9及びブレーキペダ
ル10が車体3の内部から突出して配設され、運転席2
の後部には座席12が設けられ、この座席12下方に走
行モータや油圧モータ等の駆動用バッテリ(図7では図
示省略)が収容されている。
【0004】また、運転席2前部には、操舵を行うハン
ドル15、車体3の進行方向を設定するディレクショナ
ルレバー16のほか、フォーク6の昇降やティルトなど
の操作を行う複数の油圧レバー17等が配設されてい
る。
【0005】このとき、油圧レバー17の種類として、
フォーク6を昇降するリフト操作用のリフトレバー、及
び、フォーク6を傾斜すると共に水平状態に停止可能な
ティルト操作用のティルトレバーを少なくとも含んでい
る。そして、リフトレバーを操作すると、リフトレバー
の傾倒方向に応じてフォーク6が上昇或いは下降し、テ
ィルトレバーを操作すると、ティルトレバーの傾倒方向
に応じてフォーク6が前傾或いは後傾する。
【0006】ところが、ティルトレバーについては、通
常、自動水平停止機能が設けられており、ティルトレバ
ーの操作後にフォーク6を停止させる際には、この自動
水平停止機能によってフォーク6が水平に戻った状態で
停止される。
【0007】しかしながら、ティルトレバーの操作時に
は、荷役作業を行う上で、フォーク6を傾斜させた状態
で停止させる方が作業し易いこともあり、従来は、図8
に示すように油圧レバー17の把持部近傍に押ボタン1
9を配設し、この押ボタン19を押しながら油圧レバー
17を操作することで、押ボタン19を押さないで操作
する場合と異なる動作状態に制御できるようになってい
る。
【0008】具体的には、図8に示すように、油圧レバ
ー17であるティルトレバーの押ボタン19を押さない
でティルトレバーを操作すると、上記した自動水平停止
機能によりフォーク6が水平に戻った状態で停止される
一方、図9に示すように、油圧レバー17であるティル
トレバーの押ボタン19を押しながらティルトレバーを
操作すると、自動水平停止機能が解除されてフォーク6
が傾斜したままの状態で停止される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
に油圧レバー17に押ボタン19を設けると、押ボタン
19を押すという操作と、油圧レバー17を傾倒すると
いう操作の全く異なる2つの操作を同時に行わなければ
ならず、操作が非常に面倒である。例えばティルトレバ
ーを傾倒中に、指が外れて押ボタン19の押圧が解除さ
れてしまうと、自動水平停止機能を解除したいにも拘わ
らず、これを解除できずにフォークリフト1を所望の動
作状態に制御できなくなるという問題があった。
【0010】また近年、省スペース化等のためにこのよ
うな油圧レバー17に代わり、座席12の横に肘掛部を
設け、この肘掛部に、指により傾倒操作されるフィンガ
ーチップタイプと称される操作レバーを複数配列するこ
とも行われているが、このようなフィンガーチップタイ
プの操作レバーに近接して上記した押ボタン19と同様
に機能する押ボタンを設け、この押ボタンを押しながら
操作レバーを操作することはやはり難しく、作業者に多
大な負担を強いることになり、作業能率の低下を招くお
それがある。
【0011】そこで、本発明は、簡単な操作により、車
両を所望の動作状態に制御できるようにすることを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、車両の運転席に設けられた複数の操
作レバーと、車両を前記操作レバーそれぞれの操作に応
じた動作状態に制御する制御部とを備えた車両の操作装
置において、前記各操作レバーのうち少なくともひとつ
を、動作状態を切り換えるための切換操作用レバーと
し、前記制御部が、前記切換操作用レバーとこれ以外の
前記操作レバーのうちいずれかの前記操作レバーとの同
時操作により、車両の動作状態をその操作レバーの単独
操作時における動作状態と異なる動作状態に制御するこ
とを特徴としている。
【0013】このような構成によれば、切換操作用レバ
ーとこれ以外の操作レバーのうちいずれかとを同時操作
することにより、車両がその操作レバーを単独操作した
ときの動作状態と異なる動作状態に制御されるため、2
つのレバーを同じように同時操作するだけでよく、従来
のように押ボタンを押しながらレバーを操作するという
異なる操作を同時に行う必要がなく、簡単な操作によ
り、車両を所望の動作状態に制御することができる。
【0014】また、本発明は、前記切換操作用レバーを
傾倒することで切換オンまたはオフとなることを特徴と
している。このような構成によれば、動作状態の切換オ
ンまたは切換オフするために、制御部に対して電気的ト
リガを与える手段として切換操作用レバーを使用するこ
とができ、特に制御部の構成が複雑化することもなく、
車両の動作状態を簡単に切り換えることができる。
【0015】また、本発明は、運転者用の座席と、この
座席の横に配設された肘掛部とを備え、前記各操作レバ
ーが、前記肘掛部に配列されそれぞれ指により傾倒操作
されることを特徴としている。
【0016】このような構成によれば、指により傾倒操
作される複数の操作レバーが座席の横の肘掛部に配列さ
れて成るいわゆるフィンガーチップタイプである場合で
あっても、切換操作用レバーとこれ以外の操作レバーの
うちいずれかとを同時操作することで、車両がその操作
レバーを単独操作したときの動作状態と異なる動作状態
に制御されるため、簡単な操作により、車両を所望の動
作状態に制御することができる。
【0017】また、本発明は、前記切換操作用レバー
と、この切換操作用レバーと同時操作される前記操作レ
バーとが隣接して配列されていることを特徴としてい
る。このような構成によれば、切換操作用レバーとこれ
と同時操作されるべき操作レバーとが隣接して配列され
ているため、これら両レバーを非常に操作し易くなる。
【0018】また、本発明では、前記制御部は、前記切
換操作用レバーと、この切換操作用レバーと同時操作さ
れる前記操作レバーとが同じ方向に傾倒されたときに、
車両の動作状態を前記操作レバーの単独操作時における
動作状態と異なる動作状態に制御することを特徴として
いる。このような構成によれば、切換操作用レバー及び
これと同時操作される操作レバーを同じ方向に傾倒すれ
ばよいため、これら両レバーの操作が非常に容易にな
る。
【0019】また、本発明では、前記制御部は、前記切
換操作用レバーと、この切換操作用レバーと同時操作さ
れる前記操作レバーとが互いに異なる方向に傾倒された
ときに、車両の動作状態を前記操作レバーの単独操作時
における動作状態と異なる動作状態に制御することを特
徴としている。このような構成によれば、切換操作用レ
バー及び操作レバーを同時操作する際に、これら両レバ
ーの操作方向が互いに異なるため、両レバー誤操作の低
減を図れる。
【0020】また、本発明は、前記各操作レバーが、車
両前部に設けられて荷物を昇降する一対のフォークを備
えた荷役車両における荷役作業に使用されるものであっ
て、単独操作時に前記フォークを昇降するリフト操作
用、及び、前記フォークを傾斜すると共に水平状態に停
止可能なティルト操作用を少なくとも含み、前記制御部
が、前記切換操作用レバーとティルト操作用の前記操作
レバーとの同時操作時に、前記フォークの水平停止機能
を解除すべく制御することを特徴としている。
【0021】このような構成によれば、切換操作用レバ
ーとティルト操作用の操作レバーとを同時操作すること
により、フォークの水平停止機能が解除されるため、簡
単な操作により、車両を所望の動作状態に制御すること
ができる。
【0022】また、本発明は、前記各操作レバーが、単
独操作時に前記両フォークを一緒に水平方向に移動させ
るシフト操作用、または、単独操作時に前記両フォーク
を水平方向であって互いに反対方向に移動させるアジャ
スト操作用を含み、前記制御部が、前記切換操作用レバ
ーとシフト操作用またはアジャスト操作用の前記操作レ
バーとの同時操作時に、前記フォークをアジャスト操作
またはシフト操作させるべく制御することを特徴として
いる。
【0023】このような構成によれば、切換操作用レバ
ーとシフト操作用またはアジャスト操作用の操作レバー
とを同時操作することにより、フォークをアジャスト操
作またはシフト操作させるべく制御されるため、簡単な
操作により、車両を所望の動作状態に制御することがで
きる。
【0024】また、本発明は、前記各操作レバーが、単
独操作時にアタッチメントにより荷物を掴むクランプ操
作用、または、単独操作時にアタッチメントにより荷物
を掴んだまま回転するローテティング操作用を含み、前
記制御部が、前記切換操作用レバーとクランプ操作用ま
たはローテティング操作用の前記操作レバーとの同時操
作時に、前記アタッチメントをローテティング操作また
はクランプ操作させるべく制御することを特徴としてい
る。
【0025】このような構成によれば、切換操作用レバ
ーとクランプ操作用またはローテティング操作用の操作
レバーとを同時操作することにより、アタッチメントを
ローテティング操作またはクランプ操作させるべく制御
されるため、簡単な操作により、車両を所望の動作状態
に制御することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】この発明を荷役車両であるカウン
タバランス型フォークリフトに適用した場合の一実施形
態について図1ないし図6を参照して説明する。但し、
図1はカウンタバランス型フォークリフトの左側面図、
図2は一部の平面図、図3は一部の左側面図、図4は制
御ブロックの説明図、図5及び図6は一部の異なる状態
における斜視図である。
【0027】本実施形態におけるカウンタバランス型フ
ォークリフトは、例えば図1に示すように構成されてい
る。即ち、図1に示すように、カウンタバランス型フォ
ークリフト21は、車体22の前部にマスト23が立設
され、このマスト23に昇降可能に配置されたリフトブ
ラケット24にフォーク25が取り付けられ、車体22
に設けたヘッドガード26により運転席27が形成され
ている。
【0028】そして、この運転席27の前部にハンドル
30等が配設され、運転席27の後部にはバッテリ31
が搭載され、このバッテリ31に被せたバッテリカバー
32の後部が枢支軸33を介してヘッドガード26の後
端部26aに枢支され、バッテリカバー32上に座席3
4が固定され、この座席34の横に肘掛部35が配設さ
れ、この肘掛部35に複数の操作レバー36が配列され
ている。尚、図1において、Pはパレット、Wはパレッ
トP上に載置された荷物、Mは運転者である。
【0029】この肘掛部35は、図1ないし図3に示す
ように、座席34の背もたれ部分の下部に埋設され左端
部が外部に露出された左右方向のパイプ状の基軸40
と、この基軸40に所定範囲内において回転可能に下端
部が連結された“く”字状の支持軸41と、この支持軸
41に取り付けられ前端部に4個の操作レバー36が配
列された肘掛け体42とを備えている。
【0030】このとき、特に図3に示されるように、運
転者Mが運転席27に乗り込んで座席34に着席するま
では、乗り込みの邪魔にならないように肘掛け体42が
上方に回動され、運転者Mが座席34に着席した後は、
肘掛け体42が肘掛け可能な位置まで下方に回動され
る。
【0031】また、操作レバー36には、図4に示すよ
うに、フォーク25を昇降するリフト操作用のリフトレ
バー36aと、フォーク25を傾斜すると共に水平状態
に停止可能なティルト操作用のティルトレバー36b
と、特定のレバーを単独操作したときと行なる動作状態
に制御するためにそのレバーと同時操作される切換操作
用レバー(以下、単に切換レバーと称する)36cと、
フォーク25に代えてクランプ用アタッチメントが装着
されているときにこのアタッチメントにより荷物を掴む
クランプ操作、及びアタッチメントにより荷物を掴んだ
まま回転するローテティング操作の両方に使用されるク
ランプ/ローテティングレバー36dとにより構成され
ている。
【0032】ここでは、切換レバー36cと、ティルト
レバー36bまたはクランプ/ローテティングレバー3
6dの一方とが同時操作されることから、切換レバー3
6cとティルトレバー36bが隣接し、切換レバー36
cとクランプ/ローテティングレバー36dとが隣接す
るように、ティルトレバー36bとクランプ/ローテテ
ィングレバー36dとの間に切換レバー36cが配設さ
れている。
【0033】更に、図4に示すように、各レバー36a
〜36dを操作すると、CPU37により各々対応する
油圧モータ及び電磁弁に制御信号が出力され、電磁弁の
開度が制御されると共に、油圧モータが駆動される。
【0034】具体的には、図4に示すように、リフトレ
バー36aを操作すると、CPU45によりリフト用油
圧モータ46a及びリフト用電磁弁46bに制御信号が
出力され、リフトレバー36aの傾倒方向に応じて、リ
フト用電磁弁46bの開度及びリフト用油圧モータ46
aの出力が制御され、リフトシリンダ46cに加わる油
圧が制御されてフォーク25の昇降制御が行われる。
【0035】次に、ティルトレバー36bを操作する
と、CPU43によりティルト用油圧モータ47a及び
ティルト用電磁弁47bに制御信号が出力され、ティル
トレバー36bの傾倒方向に応じて、ティルト用電磁弁
47bの開度及びティルト用油圧モータ47aの出力が
制御され、ティルトシリンダ47cに加わる油圧が制御
されてフォーク25のティルト制御が行われる。
【0036】このとき、カウンタバランス型フォークリ
フト21には自動水平停止機能が設けられており、ティ
ルトレバー36bを単独操作した場合に、ティルトレバ
ー36bの操作後にフォーク25を停止させる際に、こ
の自動水平停止機能によってフォーク25が水平に戻っ
た状態で停止され、切換レバー36cとティルトレバー
36bとを例えば同方向に同時に傾倒操作することで、
自動水平停止機能が解除されてフォーク25が所望の状
態に傾斜したまま停止される。
【0037】更に、フォーク25に代えてクランプ用の
アタッチメントが装着されている場合において、クラン
プ/ローテティングレバー36dを操作すると、CPU
43によりクランプ/ローテティング用油圧モータ48
a及びクランプ/ローテティング用電磁弁48bに制御
信号が出力され、クランプ/ローテティングレバー36
dの傾倒方向に応じて、クランプ/ローテティング用電
磁弁48bの開度及びクランプ/ローテティング用油圧
モータ48aの出力が制御され、クランプ/ローテティ
ングシリンダ48cに加わる油圧が制御されてクランプ
用アタッチメントのクランプ制御が行われる。
【0038】また、切換レバー36cとクランプ/ロー
テティングレバー36dとを例えば同方向に同時に傾倒
操作すると、CPU43によりクランプ/ローテティン
グ用油圧モータ48a及びクランプ/ローテティング用
電磁弁48bに制御信号が出力され、クランプ/ローテ
ティングレバー36dの傾倒方向に応じて、クランプ/
ローテティング用電磁弁48bの開度及びクランプ/ロ
ーテティング用油圧モータ48aの出力が制御され、ク
ランプ/ローテティングシリンダ48cに加わる油圧が
制御されてクランプ用アタッチメントのローテティング
制御が行われる。尚、上記とは逆に、クランプ/ローテ
ティングレバー36dを単独操作したときにはクランプ
用アタッチメントのローテティング制御を行い、切換レ
バー36cとクランプ/ローテティングレバー36dと
を同時操作したときにはクランプ用アタッチメントのク
ランプ制御を行うようにしてもよい。
【0039】ところで、リフトレバー36a、ティルト
レバー36b、クランプ/ローテティングレバー36d
それぞれを単独操作する場合には、図5に示すように、
1本の指で例えば前後に傾倒され、上記した切換レバー
36cとティルトレバー36bまたはクランプ/ローテ
ティングレバー36dを同時操作する場合には、図6に
示すように、2本の指で2つのレバーが上記したように
同じ方向に傾倒される。
【0040】従って、上記した実施形態によれば、指に
より傾倒操作される複数の操作レバー36が座席34の
横の肘掛部35に配列されて成るいわゆるフィンガーチ
ップタイプにおいて、切換レバー36cとティルトレバ
ー36bまたはクランプ/ローテティングレバー36d
の一方とを同時操作することで、フォークリフト21の
動作状態を、ティルトレバー36bまたはクランプ/ロ
ーテティングレバー36dを単独操作したときと異なる
動作状態に制御することができ、従来のように押ボタン
を押しながらレバーを操作するという異なる操作を同時
に行わなくて済み、簡単な操作により、フォークリフト
21を所望の動作状態に制御できる。
【0041】更に、切換レバー36c、及び、これと同
時操作されるべきティルトレバー36bまたはクランプ
/ローテティングレバー36dが隣接して配列されてい
るため、これら両レバーを非常に操作し易くなり、操作
性の向上を図ることができる。
【0042】また、切換レバー36cと、ティルトレバ
ー36bまたはクランプ/ローテティングレバー36d
の一方を同方向に同時に傾倒操作すればよいため、これ
ら両レバーの操作が非常に容易になり、操作性のいっそ
うの向上を図ることができる。
【0043】なお、上記した実施形態では、切換レバー
36cとティルトレバー36bまたはクランプ/ローテ
ティングレバー36dを同時操作する場合に、これらを
同方向に操作するとした場合について説明したが、互い
に異なる方向に傾倒操作するようにしても構わない。こ
うすると、傾倒操作方向を敢えて異ならせることで、同
時操作される両レバーの誤操作を防止すべく運転者Mに
注意を喚起することができる。
【0044】更に、上記した実施形態では、切換レバー
36c以外の操作レバー36として、リフトレバー36
a、ティルトレバー36b、クランプ/ローテティング
レバー36dを設けた場合について説明したが、必ずし
もクランプ/ローテティングレバー36dを設ける必要
はなく、少なくともリフトレバー36a及びティルトレ
バー36bを備えていればよい。
【0045】また、上記した実施形態では、フィンガー
チップタイプの操作装置に本発明を適用した例を示した
が、フィンガーチップタイプに限らず、図7ないし図9
に示す油圧レバー17のような通常の操作レバーにも適
用できるのは勿論である。
【0046】また、上記した実施形態では、切換レバー
36cと、これと同時操作されるレバーとを隣接して配
設しているが、これらは常に隣接して配設されている必
要はなく、離れて配設されていてもよい。
【0047】更に、上記した実施形態では、本発明をカ
ウンタバランス型フォークリフト21に適用した場合に
ついて説明したが、カウンタバランス型に限らず、その
他のフォークリフトをはじめとする荷役車両にも本発明
を適用できるのはいうまでもなく、このような場合にお
いても上記した実施形態と同等の効果を得ることが可能
である。
【0048】また、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
【0049】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、切換操作用レバーとこれ以外の操作レバーのう
ちいずれかとを同時操作することにより、車両がその操
作レバーを単独操作したときの動作状態と異なる動作状
態に制御されるため、2つのレバーを同じように同時操
作するだけでよく、従来のように押ボタンを押しながら
レバーを操作するという異なる操作を同時に行う必要が
なく、簡単な操作により、車両を所望の動作状態に制御
することが可能になる。
【0050】また、請求項2に記載の発明によれば、動
作状態の切換オンまたは切換オフするために、制御部に
対して電気的トリガを与える手段として切換操作用レバ
ーを使用することができ、特に制御部の構成が複雑化す
ることもなく、車両の動作状態を簡単に切り換えること
が可能になる。また、各操作レバーと切換操作用レバー
とを共に傾倒することにより動作するようにした場合、
これら2つのレバーの操作間隔が同じとなり、切換操作
を行い易くできる。即ち、各操作レバーが傾倒すること
により動作するもの、切換操作用レバーが押しボタン等
の押し込みをすることにより動作するもの等では操作間
隔が異なり、切換操作を行いにくいが、請求項2に記載
の発明ではこのようなことがないものである。
【0051】また、請求項3に記載の発明によれば、指
により傾倒操作される複数の操作レバーが座席の横の肘
掛部に配列されて成るいわゆるフィンガーチップタイプ
である場合であっても、切換操作用レバーとこれ以外の
操作レバーのうちいずれかとを同時操作することで、車
両がその操作レバーを単独操作したときの動作状態と異
なる動作状態に制御されるため、簡単な操作により、車
両を所望の動作状態に制御することが可能になる。
【0052】また、請求項4に記載の発明によれば、切
換操作用レバーとこれと同時操作されるべき操作レバー
とが隣接して配列されているため、これら両レバーを非
常に操作し易くなり、操作性の向上を図ることが可能に
なる。
【0053】また、請求項5に記載の発明によれば、切
換操作用レバー及びこれと同時操作される操作レバーを
同じ方向に傾倒すればよいため、これら両レバーの操作
が非常に容易になり、操作性のいっそうの向上を図るこ
とが可能になる。
【0054】また、請求項6に記載の発明によれば、切
換操作用レバー及び操作レバーを同時操作する際に、こ
れら両レバーの操作方向が互いに異なるため、両レバー
の誤操作の低減を図ることが可能になる。
【0055】また、請求項7に記載の発明によれば、切
換操作用レバーとティルト操作用の操作レバーとを同時
操作することにより、フォークの水平停止機能が解除さ
れるため、簡単な操作により、車両を所望の動作状態に
制御することが可能になる。
【0056】また、請求項8に記載の発明によれば、切
換操作用レバーとシフト操作用またはアジャスト操作用
の操作レバーとを同時操作することにより、フォークを
アジャスト操作またはシフト操作させるべく制御される
ため、簡単な操作により、車両を所望の動作状態に制御
することが可能になる。
【0057】また、請求項9に記載の発明によれば、切
換操作用レバーとクランプ操作用またはローテティング
操作用の操作レバーとを同時操作することにより、アタ
ッチメントをローテティング操作またはクランプ操作さ
せるべく制御されるため、簡単な操作により、車両を所
望の動作状態に制御することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態におけるカウンタバラン
ス型フォークリフトの左側面図である。
【図2】この発明の一実施形態における一部の平面図で
ある。
【図3】この発明の一実施形態における一部の左側面図
である。
【図4】この発明の一実施形態における制御ブロックの
説明図である。
【図5】この発明の一実施形態の一部のある状態におけ
る斜視図である。
【図6】この発明の一実施形態の一部の異なる状態にお
ける斜視図である。
【図7】従来のカウンタバランス型フォークリフトの斜
視図である。
【図8】従来例の動作説明図である。
【図9】従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
21 カウンタバランス型フォークリフト 25 フォーク 27 運転席 34 座席 35 肘掛部 36 操作レバー 36a リフトレバー(操作レバー) 36b ティルトレバー(操作レバー) 36c 切換レバー(切換操作用レバー) 36d クランプ/ローテティングレバー(操作レバ
ー) 40 基軸 41 支持軸 42 肘掛け体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の運転席に設けられた複数の操作レ
    バーと、車両を前記操作レバーそれぞれの操作に応じた
    動作状態に制御する制御部とを備えた車両の操作装置に
    おいて、 前記各操作レバーのうち少なくともひとつを、動作状態
    を切り換えるための切換操作用レバーとし、 前記制御部が、前記切換操作用レバーとこれ以外の前記
    操作レバーのうちいずれかの前記操作レバーとの同時操
    作により、車両の動作状態をその操作レバーの単独操作
    時における動作状態と異なる動作状態に制御することを
    特徴とする車両の操作装置。
  2. 【請求項2】 前記切換操作用レバーを傾倒することで
    切換オンまたはオフとなることを特徴とする請求項1に
    記載の車両の操作装置。
  3. 【請求項3】 運転者用の座席と、この座席の横に配設
    された肘掛部とを備え、前記各操作レバーが、前記肘掛
    部に配列されそれぞれ指により傾倒操作されることを特
    徴とする請求項1または2に記載の車両の操作装置。
  4. 【請求項4】 前記切換操作用レバーと、この切換操作
    用レバーと同時操作される前記操作レバーとが隣接して
    配列されていることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の車両の操作装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、前記切換操作用レバー
    と、この切換操作用レバーと同時操作される前記操作レ
    バーとが同じ方向に傾倒されたときに、車両の動作状態
    を前記操作レバーの単独操作時における動作状態と異な
    る動作状態に制御することを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれかに記載の車両の操作装置。
  6. 【請求項6】 前記制御部は、前記切換操作用レバー
    と、この切換操作用レバーと同時操作される前記操作レ
    バーとが互いに異なる方向に傾倒されたときに、車両の
    動作状態を前記操作レバーの単独操作時における動作状
    態と異なる動作状態に制御することを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載の車両の操作装置。
  7. 【請求項7】 前記各操作レバーが、車両前部に設けら
    れて荷物を昇降する一対のフォークを備えた荷役車両に
    おける荷役作業に使用されるものであって、単独操作時
    に前記フォークを昇降するリフト操作用、及び、前記フ
    ォークを傾斜すると共に水平状態に停止可能なティルト
    操作用を少なくとも含み、 前記制御部が、前記切換操作用レバーとティルト操作用
    の前記操作レバーとの同時操作時に、前記フォークの水
    平停止機能を解除すべく制御することを特徴とする請求
    項1ないし6のいずれかに記載の車両の操作装置。
  8. 【請求項8】 前記各操作レバーが、単独操作時に前記
    両フォークを一緒に水平方向に移動させるシフト操作
    用、または、単独操作時に前記両フォークを水平方向で
    あって互いに反対方向に移動させるアジャスト操作用を
    含み、 前記制御部が、前記切換操作用レバーとシフト操作用ま
    たはアジャスト操作用の前記操作レバーとの同時操作時
    に、前記フォークをアジャスト操作またはシフト操作さ
    せるべく制御することを特徴とする請求項1ないし7の
    いずれかに記載の車両の操作装置。
  9. 【請求項9】 前記各操作レバーが、単独操作時にアタ
    ッチメントにより荷物を掴むクランプ操作用、または、
    単独操作時にアタッチメントにより荷物を掴んだまま回
    転するローテティング操作用を含み、 前記制御部が、前記切換操作用レバーとクランプ操作用
    またはローテティング操作用の前記操作レバーとの同時
    操作時に、前記アタッチメントをローテティング操作ま
    たはクランプ操作させるべく制御することを特徴とする
    請求項1ないし8のいずれかに記載の車両の操作装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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