JPH09183000A - 成形工具の交換可能な金型装置およびマスターダイセット - Google Patents
成形工具の交換可能な金型装置およびマスターダイセットInfo
- Publication number
- JPH09183000A JPH09183000A JP35227995A JP35227995A JPH09183000A JP H09183000 A JPH09183000 A JP H09183000A JP 35227995 A JP35227995 A JP 35227995A JP 35227995 A JP35227995 A JP 35227995A JP H09183000 A JPH09183000 A JP H09183000A
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- Japan
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- die
- guide
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- hole
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Abstract
(57)【要約】
【課題】金型装置の経済性を向上する。
【解決手段】下型ホルダ2にガイド孔5と、X’軸上の
2点に位置決め穴3’を、同時に形成する。ダイプレー
ト1にX軸上の2点に位置決め穴3と、成形部4とを同
時に形成する。下型ホルダ2とダイプレート1の位置決
め穴3,3’を貫通するように位置決めピン6を緊密に
挿通して、ボルトによって下型ホルダ2にダイプレート
1を取り付ける。ダイプレート1等のプレートにはX軸
上の2点に位置決め穴3が設けられて交換可能とされ
る。
2点に位置決め穴3’を、同時に形成する。ダイプレー
ト1にX軸上の2点に位置決め穴3と、成形部4とを同
時に形成する。下型ホルダ2とダイプレート1の位置決
め穴3,3’を貫通するように位置決めピン6を緊密に
挿通して、ボルトによって下型ホルダ2にダイプレート
1を取り付ける。ダイプレート1等のプレートにはX軸
上の2点に位置決め穴3が設けられて交換可能とされ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形工具をマスタ
ーダイセットに交換自在に装着することができる成形工
具の交換可能な金型装置、および金型装置を構成するマ
スターダイセットに関するものである。
ーダイセットに交換自在に装着することができる成形工
具の交換可能な金型装置、および金型装置を構成するマ
スターダイセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス加工を行う際に、打ち抜
き、曲げ、絞り加工等、加工の種類に応じてさまざまな
金型が使用されている。図7は打ち抜き加工用の金型を
示したもので、パンチ107、ストリッパ114、ダイ
プレート110といった成形工具と、この成形工具が取
り付けられる上型ホルダ100並びに下型ホルダ11
1、前記上型ホルダ100と前記下型ホルダ111の摺
動をガイドするガイド装置から構成されている。さらに
詳述すると、前記上型ホルダ100には、パンチ107
がダウエルピン102によって位置決めされた後、両者
はボルト103によって一体に固定されている。同様
に、下型ホルダ111には、前記パンチ107と対応し
た形状の開口部110aを有するダイプレート110が
ダウエルピン113によって位置決めされた後、ボルト
108で固定されている。
き、曲げ、絞り加工等、加工の種類に応じてさまざまな
金型が使用されている。図7は打ち抜き加工用の金型を
示したもので、パンチ107、ストリッパ114、ダイ
プレート110といった成形工具と、この成形工具が取
り付けられる上型ホルダ100並びに下型ホルダ11
1、前記上型ホルダ100と前記下型ホルダ111の摺
動をガイドするガイド装置から構成されている。さらに
詳述すると、前記上型ホルダ100には、パンチ107
がダウエルピン102によって位置決めされた後、両者
はボルト103によって一体に固定されている。同様
に、下型ホルダ111には、前記パンチ107と対応し
た形状の開口部110aを有するダイプレート110が
ダウエルピン113によって位置決めされた後、ボルト
108で固定されている。
【0003】また上型ホルダ100には、ストリッパボ
ルト115を介してストリッパ114が張設されてお
り、スプリング等の付勢力を利用してパンチ107で打
ち抜いた被加工材がパンチ107と確実に分離できるよ
うにしている。また、ストリッパ114は、プレス加工
の際に被加工材を前記ダイプレート110との間で押さ
える作用も有している。
ルト115を介してストリッパ114が張設されてお
り、スプリング等の付勢力を利用してパンチ107で打
ち抜いた被加工材がパンチ107と確実に分離できるよ
うにしている。また、ストリッパ114は、プレス加工
の際に被加工材を前記ダイプレート110との間で押さ
える作用も有している。
【0004】さらに、112はガイドポストで、下型ホ
ルダ111に植設されており、上型ホルダ100に形成
されたガイド穴100aに摺動自在に嵌合されている。
そしてガイドポスト112並びにガイド穴110aによ
って金型装置のガイド装置が構成され、このガイド装置
が金型装置内に複数組み配設されることにより、下型ホ
ルダ111に対し、上型ホルダ100の動きをガイドし
ている。また、117はシヤンク、116は打ち抜いた
部材の落し穴である。
ルダ111に植設されており、上型ホルダ100に形成
されたガイド穴100aに摺動自在に嵌合されている。
そしてガイドポスト112並びにガイド穴110aによ
って金型装置のガイド装置が構成され、このガイド装置
が金型装置内に複数組み配設されることにより、下型ホ
ルダ111に対し、上型ホルダ100の動きをガイドし
ている。また、117はシヤンク、116は打ち抜いた
部材の落し穴である。
【0005】次に、上型ホルダ100ならびに下型ホル
ダ111に対し、成形工具であるパンチ107とダイプ
レート110の取り付け方法について説明する。まず、
上型ホルダ100と下型ホルダ111を分離した状態
で、パンチ107は上型ホルダ100に対しボルト10
3を仮締めして仮固定する。同様に、ダイプレート11
0も下型ホルダ111に対し、ボルト108を仮締めし
て仮固定する。そして上型ホルダ100と下型ホルダ1
11を組み合わせ、パンチ107とダイプレート110
の開口部110aとを組み合わせた状態で、パンチ10
7の周囲に形成される隙間(パンチ107と開口部11
0aとの間隔)が均一になるように型合わせ作業を行
い、型合わせ作業が終了した時点で、前記ボルト10
3,108を本締めする。これにより、上型ホルダ10
0にパンチ107が、下型ホルダ111にダイプレート
110が、型合わせされた状態で固定される。
ダ111に対し、成形工具であるパンチ107とダイプ
レート110の取り付け方法について説明する。まず、
上型ホルダ100と下型ホルダ111を分離した状態
で、パンチ107は上型ホルダ100に対しボルト10
3を仮締めして仮固定する。同様に、ダイプレート11
0も下型ホルダ111に対し、ボルト108を仮締めし
て仮固定する。そして上型ホルダ100と下型ホルダ1
11を組み合わせ、パンチ107とダイプレート110
の開口部110aとを組み合わせた状態で、パンチ10
7の周囲に形成される隙間(パンチ107と開口部11
0aとの間隔)が均一になるように型合わせ作業を行
い、型合わせ作業が終了した時点で、前記ボルト10
3,108を本締めする。これにより、上型ホルダ10
0にパンチ107が、下型ホルダ111にダイプレート
110が、型合わせされた状態で固定される。
【0006】さらに、前記上型ホルダ100と前記パン
チ107、前記下型ホルダ111と前記ダイプレート1
10とを、それぞれ貫通するように複数箇所に孔を形成
し、リーマ加工した後に、ダウエルピン102、113
を圧入し、位置決めするのが一般的であった。よって従
来の金型装置は、上型ホルダ100に対し、パンチ10
7を位置決め固定する際、ダウエルピン102並びにボ
ルト103を使用しているが、ダウエルピン102の圧
入される孔は、上型ホルダ100とパンチ107をボル
ト103で固定した後に、上型ホルダ100とパンチ1
07に同時に孔加工されるものであるから、何らかの理
由で上型ホルダ100に対しパンチ107を取り外して
も、容易に元の位置に復元することができる。
チ107、前記下型ホルダ111と前記ダイプレート1
10とを、それぞれ貫通するように複数箇所に孔を形成
し、リーマ加工した後に、ダウエルピン102、113
を圧入し、位置決めするのが一般的であった。よって従
来の金型装置は、上型ホルダ100に対し、パンチ10
7を位置決め固定する際、ダウエルピン102並びにボ
ルト103を使用しているが、ダウエルピン102の圧
入される孔は、上型ホルダ100とパンチ107をボル
ト103で固定した後に、上型ホルダ100とパンチ1
07に同時に孔加工されるものであるから、何らかの理
由で上型ホルダ100に対しパンチ107を取り外して
も、容易に元の位置に復元することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
金型装置では、ダウエルピンの挿入位置は、成形工具と
各ホルダを合わせた状態で、上型ホルダ100とパンチ
107に同時に孔加工を施していたので、各ホルダと成
型工具の関係は、常に一対一の関係であり、他の成形工
具との互換性はなんら考慮されていなかった。そして、
異なった形状の製品を形成しようとした場合、各ホルダ
と成形工具からなる金型装置の一式は全て廃棄されるの
が一般的であった。そのため、近年のように、プレス製
品においても多品種少量生産の傾向が強まってくると、
一つの金型で形成される製品の生産数が少なくなり、金
型の製造コストが製品価格に大きく影響してくるという
問題点があった。そこで、本発明は、精度や耐久性が従
来の金型と同様であって、経済性に優れた成形工具の交
換可能な金型装置およびマスターダイセットを提供する
ことを目的としている。
金型装置では、ダウエルピンの挿入位置は、成形工具と
各ホルダを合わせた状態で、上型ホルダ100とパンチ
107に同時に孔加工を施していたので、各ホルダと成
型工具の関係は、常に一対一の関係であり、他の成形工
具との互換性はなんら考慮されていなかった。そして、
異なった形状の製品を形成しようとした場合、各ホルダ
と成形工具からなる金型装置の一式は全て廃棄されるの
が一般的であった。そのため、近年のように、プレス製
品においても多品種少量生産の傾向が強まってくると、
一つの金型で形成される製品の生産数が少なくなり、金
型の製造コストが製品価格に大きく影響してくるという
問題点があった。そこで、本発明は、精度や耐久性が従
来の金型と同様であって、経済性に優れた成形工具の交
換可能な金型装置およびマスターダイセットを提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために本発明の成形工具の交換可能な金型装置は、成形
する製品形状が異なった場合でも、金型装置内でできる
限り共通できる部分をマスターダイセットとして残し、
マスターダイセットの部分は長期にわたり使用し、製品
形状に応じて成形工具のみを新たなものと交換するよう
にしたものである。具体的には、あらかじめ規定された
位置に複数の位置決め穴が各々に形成された上型ホルダ
並びに下型ホルダと、前記下型ホルダに対し上型ホルダ
をガイドするガイド装置とを有するマスターダイセット
と、前記各ホルダに形成された位置決め穴に対応する位
置に基準穴を有しかつ前記各ホルダに対し交換可能に装
着される成形工具と、前記成形工具が前記各ホルダに装
着されたときに前記各ホルダの位置決め穴と前記成形工
具の基準穴に挿入され、前記各ホルダと前記成形工具を
位置規制する位置決めピンからなり、マスターダイセッ
トに対し成形工具が交換可能な構成とされたものであ
る。
ために本発明の成形工具の交換可能な金型装置は、成形
する製品形状が異なった場合でも、金型装置内でできる
限り共通できる部分をマスターダイセットとして残し、
マスターダイセットの部分は長期にわたり使用し、製品
形状に応じて成形工具のみを新たなものと交換するよう
にしたものである。具体的には、あらかじめ規定された
位置に複数の位置決め穴が各々に形成された上型ホルダ
並びに下型ホルダと、前記下型ホルダに対し上型ホルダ
をガイドするガイド装置とを有するマスターダイセット
と、前記各ホルダに形成された位置決め穴に対応する位
置に基準穴を有しかつ前記各ホルダに対し交換可能に装
着される成形工具と、前記成形工具が前記各ホルダに装
着されたときに前記各ホルダの位置決め穴と前記成形工
具の基準穴に挿入され、前記各ホルダと前記成形工具を
位置規制する位置決めピンからなり、マスターダイセッ
トに対し成形工具が交換可能な構成とされたものであ
る。
【0009】さらに他の構成として、前記ガイド装置
は、前記上型ホルダまたは下型ホルダのうち一方のホル
ダに配設されたガイドポストと他方のホルダに配設され
たガイドブシュから構成され、前記各ホルダに形成され
た位置決め穴は、前記ガイドポストの配設される装着孔
または前記ガイド孔を基準として加工されているもので
ある。
は、前記上型ホルダまたは下型ホルダのうち一方のホル
ダに配設されたガイドポストと他方のホルダに配設され
たガイドブシュから構成され、前記各ホルダに形成され
た位置決め穴は、前記ガイドポストの配設される装着孔
または前記ガイド孔を基準として加工されているもので
ある。
【0010】また、本発明のマスターダイセットは、成
形工具が装着された際に成形工具を位置決めするため
に、あらかじめ規定された位置に複数の位置決め穴が各
々に形成された上型ホルダ並びに下型ホルダと、前記下
型ホルダに対し上型ホルダをガイドするガイド装置とを
有するものである。さらに、上記マスターダイセットの
他の構成として、前記ガイド装置は、前記上型ホルダま
たは下型ホルダのうち一方のホルダに配設されたガイド
ポストと他方のホルダに配設されたガイドブシュから構
成され、前記各ホルダに形成された位置決め穴は、前記
ガイドポストの配設される装着孔または前記ガイド孔を
基準として加工されているものである。
形工具が装着された際に成形工具を位置決めするため
に、あらかじめ規定された位置に複数の位置決め穴が各
々に形成された上型ホルダ並びに下型ホルダと、前記下
型ホルダに対し上型ホルダをガイドするガイド装置とを
有するものである。さらに、上記マスターダイセットの
他の構成として、前記ガイド装置は、前記上型ホルダま
たは下型ホルダのうち一方のホルダに配設されたガイド
ポストと他方のホルダに配設されたガイドブシュから構
成され、前記各ホルダに形成された位置決め穴は、前記
ガイドポストの配設される装着孔または前記ガイド孔を
基準として加工されているものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の成形工具の交換可能な金
型装置の概要を説明すると、マスターダイセットに対し
て成形工具を交換自在に装着することができるものであ
るが、交換自在とするために、成形工具をマスターダイ
セットに装着した時点で、成形工具のマスターダイセッ
トに対する型合わせが終了する構成とされている。ま
た、交換自在とされた成形工具とマスターダイセットに
おいて、成形工具がマスターダイセットに装着されたと
きに、位置決め手段を介して厳密に位置規制できるよう
にされている。
型装置の概要を説明すると、マスターダイセットに対し
て成形工具を交換自在に装着することができるものであ
るが、交換自在とするために、成形工具をマスターダイ
セットに装着した時点で、成形工具のマスターダイセッ
トに対する型合わせが終了する構成とされている。ま
た、交換自在とされた成形工具とマスターダイセットに
おいて、成形工具がマスターダイセットに装着されたと
きに、位置決め手段を介して厳密に位置規制できるよう
にされている。
【0012】さらに、マスターダイセットに成形工具を
取付けた際に、上型ホルダと下型ホルダに取り付けられ
る成形工具のそれぞれの型合わせが厳密に行えるように
されている。さらにまた、種々の加工を行うために、マ
スターダイセットに対し複数種類の成形工具が装着でき
るようにされている。さらに他の構成として、上型ホル
ダまたは下型ホルダのうち一方のホルダに配設されたガ
イドポストと他方のホルダに配設されたガイドブシュか
ら構成されたガイド装置が設けられており、各ホルダに
形成された位置決め穴は、ガイドポストの配設される装
着孔またはガイド孔を基準として加工されている。
取付けた際に、上型ホルダと下型ホルダに取り付けられ
る成形工具のそれぞれの型合わせが厳密に行えるように
されている。さらにまた、種々の加工を行うために、マ
スターダイセットに対し複数種類の成形工具が装着でき
るようにされている。さらに他の構成として、上型ホル
ダまたは下型ホルダのうち一方のホルダに配設されたガ
イドポストと他方のホルダに配設されたガイドブシュか
ら構成されたガイド装置が設けられており、各ホルダに
形成された位置決め穴は、ガイドポストの配設される装
着孔またはガイド孔を基準として加工されている。
【0013】本発明の成形工具の交換可能な金型装置に
おいて、成形工具の一部を構成するパンチの構成を図1
に示す。図1(a)はその平面図であり、同図(b)は
その側面図である。パンチプレート60のパンチ62お
よび基準穴としての位置決め穴61は、直交するX、Y
の2軸線を基準に設計加工されている。前記位置決め穴
61は、前記X,Y軸のあらかじめ決められた位置の2
点に形成されており、図1に(a)に示すようにX軸上
の2点に形成されている。なお、位置決め穴61の個
数、配置は図示する個数および配置に必ずしも限定され
る必要はない。要するに、位置決め穴61に対して成形
部形状となるパンチ62の相対的な位置関係が規定位置
にあれば良い。
おいて、成形工具の一部を構成するパンチの構成を図1
に示す。図1(a)はその平面図であり、同図(b)は
その側面図である。パンチプレート60のパンチ62お
よび基準穴としての位置決め穴61は、直交するX、Y
の2軸線を基準に設計加工されている。前記位置決め穴
61は、前記X,Y軸のあらかじめ決められた位置の2
点に形成されており、図1に(a)に示すようにX軸上
の2点に形成されている。なお、位置決め穴61の個
数、配置は図示する個数および配置に必ずしも限定され
る必要はない。要するに、位置決め穴61に対して成形
部形状となるパンチ62の相対的な位置関係が規定位置
にあれば良い。
【0014】また、位置決め穴61とパンチ62の位置
関係を精度よく形成する加工例としては、パンチ62と
位置決め穴61を同一機械で同時加工したり、位置決め
穴61をまず形成し、この位置決め穴61を基準として
パンチ62を加工するようにしてもよい。なお、パンチ
62とパンチプレート60とは、あらかじめ一つの部材
を加工することにより構成してもよいが、パンチプレー
ト60とパンチ62を別部材で形成し、組み立てること
により一体としてもよい。この場合、パンチプレート6
0に対するパンチ62の取り付け部は、基準穴61を形
成する際に、ワイヤカット放電加工機等を利用して同時
加工することができる。また、この場合パンチ60その
ものもワイヤカット放電加工機によって加工することが
できる。
関係を精度よく形成する加工例としては、パンチ62と
位置決め穴61を同一機械で同時加工したり、位置決め
穴61をまず形成し、この位置決め穴61を基準として
パンチ62を加工するようにしてもよい。なお、パンチ
62とパンチプレート60とは、あらかじめ一つの部材
を加工することにより構成してもよいが、パンチプレー
ト60とパンチ62を別部材で形成し、組み立てること
により一体としてもよい。この場合、パンチプレート6
0に対するパンチ62の取り付け部は、基準穴61を形
成する際に、ワイヤカット放電加工機等を利用して同時
加工することができる。また、この場合パンチ60その
ものもワイヤカット放電加工機によって加工することが
できる。
【0015】次に、本発明の成形工具の交換可能な金型
装置における、ダイプレートの位置決め穴と成形部の位
置関係並びに、マスターダイセットを構成する下型ホル
ダに対するダイプレートの位置決め固定の例を図2に示
す。ここでは、マスターダイセットの構成は省略してい
るが、マスターダイセットは、成形工具がそれぞれ取り
付けられる上型ホルダ並びに下型ホルダと、上型ホルダ
並びに下型ホルダの動きをガイドするガイド装置から構
成されている。図2において、ダイプレート1には、図
1で示したパンチ62と同様に、位置決めの基準穴61
となる位置決め穴3が、ダイプレート1のX軸、Y軸上
のあらかじめ決められた位置の2点に形成されている。
そしてこの位置決め穴3に対し、規定された位置に成形
部4が形成されている。
装置における、ダイプレートの位置決め穴と成形部の位
置関係並びに、マスターダイセットを構成する下型ホル
ダに対するダイプレートの位置決め固定の例を図2に示
す。ここでは、マスターダイセットの構成は省略してい
るが、マスターダイセットは、成形工具がそれぞれ取り
付けられる上型ホルダ並びに下型ホルダと、上型ホルダ
並びに下型ホルダの動きをガイドするガイド装置から構
成されている。図2において、ダイプレート1には、図
1で示したパンチ62と同様に、位置決めの基準穴61
となる位置決め穴3が、ダイプレート1のX軸、Y軸上
のあらかじめ決められた位置の2点に形成されている。
そしてこの位置決め穴3に対し、規定された位置に成形
部4が形成されている。
【0016】なお、図2において、位置決め穴3は、X
軸上に2個形成されているが、パンチプレート60と同
様に、図示する位置決め穴3の個数、配置には必ずしも
限定されるものではない。また、位置決め穴3と成形部
4の加工は、例えばワイヤカット放電加工機、ジググラ
インダ等の加工機を利用して同時に行うことにより、高
い位置精度を維持することができる。あるいは、ダイプ
レート1に位置決め穴3をまず形成し、この位置決め穴
3を基準にして成形部4を加工するようにしても、両者
の位置関係を厳密に規定することができる。
軸上に2個形成されているが、パンチプレート60と同
様に、図示する位置決め穴3の個数、配置には必ずしも
限定されるものではない。また、位置決め穴3と成形部
4の加工は、例えばワイヤカット放電加工機、ジググラ
インダ等の加工機を利用して同時に行うことにより、高
い位置精度を維持することができる。あるいは、ダイプ
レート1に位置決め穴3をまず形成し、この位置決め穴
3を基準にして成形部4を加工するようにしても、両者
の位置関係を厳密に規定することができる。
【0017】さらに、マスターダイセットを形成する下
型ホルダ2には、ガイド孔5が形成され、このガイド孔
5にガイド装置の一部を構成するガイドポストが装着さ
れる。また、前記下型ホルダ2には、ダイプレート1に
形成された位置決め穴3と対応する位置に同一径の位置
決め穴3’が一対形成されている。この様な構成にする
ことにより、下型ホルダ2のガイド孔5に対し、位置決
め穴3’が規定された位置に形成され、この位置決め穴
3’に対し、後述する位置決めピンを用いてダイプレー
ト1を位置決めしているため、位置決め固定後は、下型
ホルダ2のガイド孔5に対し、成形部4の位置が相対的
に決定されるようになる。
型ホルダ2には、ガイド孔5が形成され、このガイド孔
5にガイド装置の一部を構成するガイドポストが装着さ
れる。また、前記下型ホルダ2には、ダイプレート1に
形成された位置決め穴3と対応する位置に同一径の位置
決め穴3’が一対形成されている。この様な構成にする
ことにより、下型ホルダ2のガイド孔5に対し、位置決
め穴3’が規定された位置に形成され、この位置決め穴
3’に対し、後述する位置決めピンを用いてダイプレー
ト1を位置決めしているため、位置決め固定後は、下型
ホルダ2のガイド孔5に対し、成形部4の位置が相対的
に決定されるようになる。
【0018】次に、図3を用いて下型ホルダに対するダ
イプレートの位置決めならびに固定手段について具体的
に説明する。図3(a)は、位置決め手段と固定手段を
別々の位置に配設したものである。ダイプレート1に形
成された位置決め穴3および下型ホルダ2に形成された
位置決め穴3’に対し、位置決めピン6は抜き差し可能
に嵌合する外径を有する形状とされている。すなわち、
位置決め穴3,3’を位置合わせした状態で、位置決め
穴3,3’にまたがるように位置決めピン6を挿入する
ことにより、下型ホルダ2に対し、ダイプレート1を位
置決めすることができるものである。そして他に設けた
ボルトにより両者を固定するものである。
イプレートの位置決めならびに固定手段について具体的
に説明する。図3(a)は、位置決め手段と固定手段を
別々の位置に配設したものである。ダイプレート1に形
成された位置決め穴3および下型ホルダ2に形成された
位置決め穴3’に対し、位置決めピン6は抜き差し可能
に嵌合する外径を有する形状とされている。すなわち、
位置決め穴3,3’を位置合わせした状態で、位置決め
穴3,3’にまたがるように位置決めピン6を挿入する
ことにより、下型ホルダ2に対し、ダイプレート1を位
置決めすることができるものである。そして他に設けた
ボルトにより両者を固定するものである。
【0019】次に、図3(b)に示すように、内ねじ付
きの位置決めピン7を利用した場合は、位置決めと固定
が同一位置で実現できるので、ダイプレート1の成形部
4の形成スペースを大きくすることができる。さらに、
固定手段の配設位置を考慮しなくてよいので、ダイプレ
ート1の隅の部分など、あらかじめ、空きスペースにな
るような位置に位置決め穴3を形成することができるの
で、成形部の形成されていないダイプレート1等のプレ
ートを、位置決め穴付きの状態で、パーツ部品として提
供することができるようになる。さらにまた、位置決め
ピン7が外れるのを防止することができる。なお、この
場合、下型ホルダ2の位置決め穴3’は、位置決めピン
7が挿入される部分と、位置決めピン7にねじ込まれる
ボルトを支持する支持部が形成されている。同様に、ダ
イプレート1の位置決め穴3には、位置決めピン7のフ
ランジ部に対応した座ぐりが形成されている。
きの位置決めピン7を利用した場合は、位置決めと固定
が同一位置で実現できるので、ダイプレート1の成形部
4の形成スペースを大きくすることができる。さらに、
固定手段の配設位置を考慮しなくてよいので、ダイプレ
ート1の隅の部分など、あらかじめ、空きスペースにな
るような位置に位置決め穴3を形成することができるの
で、成形部の形成されていないダイプレート1等のプレ
ートを、位置決め穴付きの状態で、パーツ部品として提
供することができるようになる。さらにまた、位置決め
ピン7が外れるのを防止することができる。なお、この
場合、下型ホルダ2の位置決め穴3’は、位置決めピン
7が挿入される部分と、位置決めピン7にねじ込まれる
ボルトを支持する支持部が形成されている。同様に、ダ
イプレート1の位置決め穴3には、位置決めピン7のフ
ランジ部に対応した座ぐりが形成されている。
【0020】同様に、上型ホルダに対するパンチプレー
ト60の取り付けも、上型ホルダに形成されるガイド装
置のガイド穴に対し、規定された位置に位置決め穴を形
成することにより、パンチプレート60に形成されたパ
ンチの位置を、対応するダイプレート1に形成された成
形部4と対応する位置に規定することができる。そして
下型ホルダ2のガイド孔5に植設されたガイドポスト
に、上型ホルダに形成されたガイド孔を挿入し、上型ホ
ルダと下型ホルダを一体に組み合わせれば、これら成形
工具の型合わせを精度よく行うことができ、加工機の機
械精度を十分反映した仕上がりとすることができる。
ト60の取り付けも、上型ホルダに形成されるガイド装
置のガイド穴に対し、規定された位置に位置決め穴を形
成することにより、パンチプレート60に形成されたパ
ンチの位置を、対応するダイプレート1に形成された成
形部4と対応する位置に規定することができる。そして
下型ホルダ2のガイド孔5に植設されたガイドポスト
に、上型ホルダに形成されたガイド孔を挿入し、上型ホ
ルダと下型ホルダを一体に組み合わせれば、これら成形
工具の型合わせを精度よく行うことができ、加工機の機
械精度を十分反映した仕上がりとすることができる。
【0021】以上説明したように、本発明は、上型ホル
ダ並びに下型ホルダに対し、ガイド装置のためのガイド
孔ならびに成形工具の位置決め穴を形成し、また、成形
工具の位置決め穴に対し、パンチあるいは成形部といっ
た成形部形状を形成するようにしている。そのため、上
記各部材を金型装置として組み合わせた場合に、各ホル
ダに置いて、ガイド装置の構成されるガイド孔を基準と
して成形工具の成形部形状の相対的な位置が規制される
ようになり、各ホルダに成形工具を組み込んだ際に、成
形工具の型合わせが不要な金型装置を実現することがで
きる。
ダ並びに下型ホルダに対し、ガイド装置のためのガイド
孔ならびに成形工具の位置決め穴を形成し、また、成形
工具の位置決め穴に対し、パンチあるいは成形部といっ
た成形部形状を形成するようにしている。そのため、上
記各部材を金型装置として組み合わせた場合に、各ホル
ダに置いて、ガイド装置の構成されるガイド孔を基準と
して成形工具の成形部形状の相対的な位置が規制される
ようになり、各ホルダに成形工具を組み込んだ際に、成
形工具の型合わせが不要な金型装置を実現することがで
きる。
【0022】ここで、各ホルダに形成されるガイド孔に
対する位置決め孔の位置は、全てのホルダで共通の位置
に形成するようにしてもよいが、成形工具を組み込んだ
際に、成形工具の成形部が各ホルダのガイド孔からあら
かじめ規定した位置になるのであれば、各ホルダでガイ
ド孔からの位置を異なる位置としてもよい。また、位置
決め孔の内径も、各ホルダ毎に異なるようにしてもよ
い。この場合、成形工具に形成される位置決め穴の位
置、内径の大きさは、前記各ホルダのガイド孔からの位
置決め穴の位置、形状を前述したように設ければよい。
また、各ホルダと成形工具の位置を規制する位置決めピ
ンは、個々に独立して設けられるものであるから、位置
決めピンの長さも、成形工具の厚み、各ホルダの厚み等
を考慮して最適な長さに設定するようにする。
対する位置決め孔の位置は、全てのホルダで共通の位置
に形成するようにしてもよいが、成形工具を組み込んだ
際に、成形工具の成形部が各ホルダのガイド孔からあら
かじめ規定した位置になるのであれば、各ホルダでガイ
ド孔からの位置を異なる位置としてもよい。また、位置
決め孔の内径も、各ホルダ毎に異なるようにしてもよ
い。この場合、成形工具に形成される位置決め穴の位
置、内径の大きさは、前記各ホルダのガイド孔からの位
置決め穴の位置、形状を前述したように設ければよい。
また、各ホルダと成形工具の位置を規制する位置決めピ
ンは、個々に独立して設けられるものであるから、位置
決めピンの長さも、成形工具の厚み、各ホルダの厚み等
を考慮して最適な長さに設定するようにする。
【0023】次に本願発明が適用される金型装置の具体
的な構成を説明する。本願発明のマスターダイセット
は、少なくとも、成形工具が装着される上型ホルダ並び
に下型ホルダと、これら両ホルダの相対的な動きをガイ
ドするガイド装置を有している。しかしながら、成形工
具はプレス加工の種類等に応じて各種各様の構造を有し
ており、それらを装着するマスターダイセットも、一種
類の構成では対応できない場合がある。
的な構成を説明する。本願発明のマスターダイセット
は、少なくとも、成形工具が装着される上型ホルダ並び
に下型ホルダと、これら両ホルダの相対的な動きをガイ
ドするガイド装置を有している。しかしながら、成形工
具はプレス加工の種類等に応じて各種各様の構造を有し
ており、それらを装着するマスターダイセットも、一種
類の構成では対応できない場合がある。
【0024】そこで、本願発明の成形工具の交換可能な
金型装置にも、マスターダイセットのタイプを、A.2
ホルダタイプ、8.上ストリッパ3ホルダタイプ、C.
下ストリッパ3ホルダタイプとして、これらについて以
下にその一例の構成を説明する。但し、いずれの場合
も、マスターダイセットを構成する各ホルダに対し、成
形工具を位置決め固定する手段は明記していないが、図
1あるいは図2で述べたような位置決め手段並びに固定
手段が用いられている。
金型装置にも、マスターダイセットのタイプを、A.2
ホルダタイプ、8.上ストリッパ3ホルダタイプ、C.
下ストリッパ3ホルダタイプとして、これらについて以
下にその一例の構成を説明する。但し、いずれの場合
も、マスターダイセットを構成する各ホルダに対し、成
形工具を位置決め固定する手段は明記していないが、図
1あるいは図2で述べたような位置決め手段並びに固定
手段が用いられている。
【0025】図4は、2ホルダタイプのマスターダイセ
ットに成形工具が組み込まれた金型装置を示した概略図
である。図4(a)は、いわゆる固定ストリッパ方式抜
き落とし型と称する成形工具を装着した構成例が示され
ている。この図において、マスターダイセットは、上型
ホルダ25並びに下型ホルダ26を有し、下型ホルダ2
6には、ガイド装置の一方を構成するガイドポスト16
がガイド孔に植設されており、上型ホルダ25には前記
ガイドポスト16が摺動自在に挿通されるガイド孔が設
けられガイド装置の他方を構成している。
ットに成形工具が組み込まれた金型装置を示した概略図
である。図4(a)は、いわゆる固定ストリッパ方式抜
き落とし型と称する成形工具を装着した構成例が示され
ている。この図において、マスターダイセットは、上型
ホルダ25並びに下型ホルダ26を有し、下型ホルダ2
6には、ガイド装置の一方を構成するガイドポスト16
がガイド孔に植設されており、上型ホルダ25には前記
ガイドポスト16が摺動自在に挿通されるガイド孔が設
けられガイド装置の他方を構成している。
【0026】また、成形工具は、上型ホルダ25に装着
されるバッキングプレート20、パンチプレート21、
パンチ22と、下型ホルダ26に装着されるダイプレー
ト24および固定ストリッパ23から構成されている。
そして成形工具を構成する各部材は、前述の位置決め手
段並びに固定手段を用いて上型ホルダ25および下型ホ
ルダ26に、相対的な位置規制がなされた状態で装着さ
れている。なお、各ホルダ25,26に対する成形工具
の装着は、プレス機から金型装置を外した後、上型ホル
ダ25と下型ホルダ26を分離する。次いで、各ホルダ
25,26に装着される成形工具を、位置決め手段並び
に固定手段を解除した後に、各ホルダ25,26から外
し、代わって他の成形工具を位置決め手段並びに固定手
段を利用して各ホルダに装着するようにする。この際、
交換される成形工具は、各ホルダ25,26に装着した
際に、成形工具の型合わせ作業が不要なように、前記ホ
ルダ25,26の位置決め穴と対応する位置に、位置決
め穴が形成されている。
されるバッキングプレート20、パンチプレート21、
パンチ22と、下型ホルダ26に装着されるダイプレー
ト24および固定ストリッパ23から構成されている。
そして成形工具を構成する各部材は、前述の位置決め手
段並びに固定手段を用いて上型ホルダ25および下型ホ
ルダ26に、相対的な位置規制がなされた状態で装着さ
れている。なお、各ホルダ25,26に対する成形工具
の装着は、プレス機から金型装置を外した後、上型ホル
ダ25と下型ホルダ26を分離する。次いで、各ホルダ
25,26に装着される成形工具を、位置決め手段並び
に固定手段を解除した後に、各ホルダ25,26から外
し、代わって他の成形工具を位置決め手段並びに固定手
段を利用して各ホルダに装着するようにする。この際、
交換される成形工具は、各ホルダ25,26に装着した
際に、成形工具の型合わせ作業が不要なように、前記ホ
ルダ25,26の位置決め穴と対応する位置に、位置決
め穴が形成されている。
【0027】さらに、下型ホルダ26には、抜き落とし
穴28を有するサポートブロック27が配設されてい
る。このサポートブロック27は、鍔によってダイプレ
ート24に掛かるプレスカを受け止めるようにされてい
る。また、前記抜き落とし穴28は、通常抜き落とすも
のの形状にできるだけ近い形状で、やや大きめの形状に
構成されているが、必要以上に大きすぎると、ダイプレ
ート24を支承する力が弱くなる。そのため、通常は抜
き落とされるものの形状に合わせて抜き落とし穴28が
加工されるので、サポートブロック27は下型ホルダ2
6に対し着脱自在に構成されている。
穴28を有するサポートブロック27が配設されてい
る。このサポートブロック27は、鍔によってダイプレ
ート24に掛かるプレスカを受け止めるようにされてい
る。また、前記抜き落とし穴28は、通常抜き落とすも
のの形状にできるだけ近い形状で、やや大きめの形状に
構成されているが、必要以上に大きすぎると、ダイプレ
ート24を支承する力が弱くなる。そのため、通常は抜
き落とされるものの形状に合わせて抜き落とし穴28が
加工されるので、サポートブロック27は下型ホルダ2
6に対し着脱自在に構成されている。
【0028】また、図4(b)に示す成形金型は、曲げ
型あるいはフランジ型と称する成形工具を示したもので
ある。この場合、成形工具は曲げパンチ30が装着され
たパンチプレート29を、前述の位置決め手段を用いて
上型ホルダ25に装着している。同様にダイプレート3
2が下型ホルダ26に装着されている。なお、成形工具
がこの様な構成とされた場合、マスターダイセットに
は、抜き落とし穴の加工されていないサポートブロック
を埋め込んでおけばよい。
型あるいはフランジ型と称する成形工具を示したもので
ある。この場合、成形工具は曲げパンチ30が装着され
たパンチプレート29を、前述の位置決め手段を用いて
上型ホルダ25に装着している。同様にダイプレート3
2が下型ホルダ26に装着されている。なお、成形工具
がこの様な構成とされた場合、マスターダイセットに
は、抜き落とし穴の加工されていないサポートブロック
を埋め込んでおけばよい。
【0029】次に、図5は示す成形金型は、2ホルダタ
イプのマスターダイセットを使用しているが、ダイに付
着した成形品を突き落とすためのノックアウト装置を付
属させたものである。図5(a)の例は、絞り成形品の
縁を切り揃えるためのいわゆる縁切り型を装着したもの
である。この場合、成形品43をダイ42から抜き落と
すために、シャンク41の中止孔にノックアウトロッド
40を遊嵌させた構成とされている。これにより、ノッ
クアウトロッドの40の先端をプレス機のクロスバーで
叩いて成形品43をダイ42から抜き出すことができ
る。
イプのマスターダイセットを使用しているが、ダイに付
着した成形品を突き落とすためのノックアウト装置を付
属させたものである。図5(a)の例は、絞り成形品の
縁を切り揃えるためのいわゆる縁切り型を装着したもの
である。この場合、成形品43をダイ42から抜き落と
すために、シャンク41の中止孔にノックアウトロッド
40を遊嵌させた構成とされている。これにより、ノッ
クアウトロッドの40の先端をプレス機のクロスバーで
叩いて成形品43をダイ42から抜き出すことができ
る。
【0030】また、図5(b)に示すように、前述のノ
ックアウト装置の他に、ダイクッション装置を設けるこ
とも可能である。この図に示した成形工具は、いわゆる
円筒絞り型と称されるもので、上型ホルダ25に装着さ
れるダイプレート52と、下型ホルダ26に装着される
パンチプレートプ53並びに、パンチ54、しわ押さえ
51から構成されている。
ックアウト装置の他に、ダイクッション装置を設けるこ
とも可能である。この図に示した成形工具は、いわゆる
円筒絞り型と称されるもので、上型ホルダ25に装着さ
れるダイプレート52と、下型ホルダ26に装着される
パンチプレートプ53並びに、パンチ54、しわ押さえ
51から構成されている。
【0031】さらにダイクッション装置は、サポートブ
ロック27をベースにして構成され、複数のクッション
ピン49を介してばね50の付勢力がしわ押さえ51に
伝達されるように構成されている。なお、加圧力はばね
50に替えて圧縮空気を利用したもの、あるいは油圧を
利用したもの等を目的に応じて使用することができる。
さらに、ばね50の種頚を替えることにより、使用態様
に応じた加圧力を得ることができる。また、この場合で
も、サポートブロック27を交換できるようにしておけ
ば、加工の形態に応じてダイクッション装置を取り外す
ことができるものである。
ロック27をベースにして構成され、複数のクッション
ピン49を介してばね50の付勢力がしわ押さえ51に
伝達されるように構成されている。なお、加圧力はばね
50に替えて圧縮空気を利用したもの、あるいは油圧を
利用したもの等を目的に応じて使用することができる。
さらに、ばね50の種頚を替えることにより、使用態様
に応じた加圧力を得ることができる。また、この場合で
も、サポートブロック27を交換できるようにしておけ
ば、加工の形態に応じてダイクッション装置を取り外す
ことができるものである。
【0032】次に上ストリッパ3ホルダタイプのマスタ
ーダイセットを有する金型装置の構成例を図6(a)に
示す。図6(a)の金型装置は、いわゆる可動ストリッ
パ付きの抜き落とし型成形工具を有するものである。こ
の金型装置では、マスターダイセットは、上型ホルダ2
5、下型ホルダ26、ガイド装置の一方を構成し上型ホ
ルダ25のガイド孔に植設されたガイドポスト16、ガ
イドポスト16に摺動自在に嵌合するガイド孔を有する
ストリッパホルダ48から構成されている。また下型ホ
ルダ26には、前記ガイドポスト16と摺動自在に嵌合
しガイド装置の他方を構成するガイド孔が設けられてい
る。
ーダイセットを有する金型装置の構成例を図6(a)に
示す。図6(a)の金型装置は、いわゆる可動ストリッ
パ付きの抜き落とし型成形工具を有するものである。こ
の金型装置では、マスターダイセットは、上型ホルダ2
5、下型ホルダ26、ガイド装置の一方を構成し上型ホ
ルダ25のガイド孔に植設されたガイドポスト16、ガ
イドポスト16に摺動自在に嵌合するガイド孔を有する
ストリッパホルダ48から構成されている。また下型ホ
ルダ26には、前記ガイドポスト16と摺動自在に嵌合
しガイド装置の他方を構成するガイド孔が設けられてい
る。
【0033】さらにストリッパホルダ48は、ストリッ
パボルト46によって上型ホルダ25に張設され、ばね
47を介して下型ホルダ26側に付勢されている。ま
た、成形工具は、上型ホルダ25に装着されるバッキン
グプレート20、パンチプレート21ならびにパンチ、
ストリッパホルダ48に取り付けられるストリッパプレ
ート49、下型ホルダ26に装着されるダイプレート2
4から構成されている。なお、マスターダイセットの各
ホルダに対する成形工具の位置決めならびに固定手段は
前述したとおりである。
パボルト46によって上型ホルダ25に張設され、ばね
47を介して下型ホルダ26側に付勢されている。ま
た、成形工具は、上型ホルダ25に装着されるバッキン
グプレート20、パンチプレート21ならびにパンチ、
ストリッパホルダ48に取り付けられるストリッパプレ
ート49、下型ホルダ26に装着されるダイプレート2
4から構成されている。なお、マスターダイセットの各
ホルダに対する成形工具の位置決めならびに固定手段は
前述したとおりである。
【0034】次に下ストリッパ3ホルダタイプのマスタ
ーダイセットを有する金型装置の構成例を図6(b)に
示す。図6(b)の金型装置は、いわゆる総抜き型と称
する内外形を同時に打ち抜く成形工具を装着したもので
ある。この金型装置では、マスターダイセットを構成す
る部材は図6(a)に示した金型装置と基本的に同じで
あるが、ストリッパホルダ48が下型ホルダ26側か上
方に付勢されている点が異なっている。また、ガイドポ
スト16が、下型ホルダ26に植設されている点が異な
なっている。
ーダイセットを有する金型装置の構成例を図6(b)に
示す。図6(b)の金型装置は、いわゆる総抜き型と称
する内外形を同時に打ち抜く成形工具を装着したもので
ある。この金型装置では、マスターダイセットを構成す
る部材は図6(a)に示した金型装置と基本的に同じで
あるが、ストリッパホルダ48が下型ホルダ26側か上
方に付勢されている点が異なっている。また、ガイドポ
スト16が、下型ホルダ26に植設されている点が異な
なっている。
【0035】なお、ここでは、成形工具の個々の構成部
材の説明は省略しているが、成形工具をマスターダイセ
ットに位置決め固定する手段は前述したとおりである。
図6(a)(b)に示されているように、ストリッパホ
ルダ48を有するマスターダイセットにおいて、ストリ
ッパホルダ48を吊り下げる(持ち上げる)ストリッパ
ボルト46、あるいは、ばね47は、全てストリッパホ
ルダ48に設けられており、ストリッパープレート49
自体には、ストリッパボルト46、あるいは、ばね47
といった部品を取り付けるための加工が不要とされてい
る。同時に、成形工具として交換するのは前記ストリッ
パプレート49のみでよいため、ストリッパボルト4
6、ばね47はマスターダイセットの一部として成形工
具が交換されても再利用が可能となる。
材の説明は省略しているが、成形工具をマスターダイセ
ットに位置決め固定する手段は前述したとおりである。
図6(a)(b)に示されているように、ストリッパホ
ルダ48を有するマスターダイセットにおいて、ストリ
ッパホルダ48を吊り下げる(持ち上げる)ストリッパ
ボルト46、あるいは、ばね47は、全てストリッパホ
ルダ48に設けられており、ストリッパープレート49
自体には、ストリッパボルト46、あるいは、ばね47
といった部品を取り付けるための加工が不要とされてい
る。同時に、成形工具として交換するのは前記ストリッ
パプレート49のみでよいため、ストリッパボルト4
6、ばね47はマスターダイセットの一部として成形工
具が交換されても再利用が可能となる。
【0036】また、図6(a)(b)に示した3ホルダ
タイプのマスターダイセットを有する金型装置は、スト
リッパホルダ48、ストリッパボルト46、ばね47を
外せば、2ホルダタイプのマスターダイセットとして使
用できるようになる。ここでは、前記各図に示したマス
ターダイセットは、ガイド装置の一方を構成し、ガイド
ポストと摺動自在に嵌合するガイド孔が、マスターダイ
セットを構成するホルダに直接形成された例を示した
が、ガイド孔を有するガイドブシュを別途設けておい
て、このガイドブシュをホルダに配設するようにしても
よい。
タイプのマスターダイセットを有する金型装置は、スト
リッパホルダ48、ストリッパボルト46、ばね47を
外せば、2ホルダタイプのマスターダイセットとして使
用できるようになる。ここでは、前記各図に示したマス
ターダイセットは、ガイド装置の一方を構成し、ガイド
ポストと摺動自在に嵌合するガイド孔が、マスターダイ
セットを構成するホルダに直接形成された例を示した
が、ガイド孔を有するガイドブシュを別途設けておい
て、このガイドブシュをホルダに配設するようにしても
よい。
【0037】なお、ガイド装置の一方にガイドブシュを
使用する場合、ガイドブシュが配設されるホルダに形成
される位置決め穴は、ホルダにガイドブシュを取り付け
た後に、ガイドシュのガイド孔を基準として形成するの
が、両者の位置精度を高めるためには効果的である。こ
の場合、ガイドブシュを装着するためにホルダに形成さ
れた装着孔を、前記位置決め穴を形成する加工基準とす
ることができる。ただし、若干位置精度が低下するが、
ホルダにガイドブシュを取り付けた場合の前記ガイド孔
と位置決め穴の位置関係を、実用上問題ない精度で規定
することができる。
使用する場合、ガイドブシュが配設されるホルダに形成
される位置決め穴は、ホルダにガイドブシュを取り付け
た後に、ガイドシュのガイド孔を基準として形成するの
が、両者の位置精度を高めるためには効果的である。こ
の場合、ガイドブシュを装着するためにホルダに形成さ
れた装着孔を、前記位置決め穴を形成する加工基準とす
ることができる。ただし、若干位置精度が低下するが、
ホルダにガイドブシュを取り付けた場合の前記ガイド孔
と位置決め穴の位置関係を、実用上問題ない精度で規定
することができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本願発明は、金型装置を
マスターダイセットと成形工具に分けて構成し、マスタ
ーダイセットに対する成形工具の位置決めを穴基準方式
によって行うようにしている。しかも、マスターダイセ
ットに形成される位置決め穴、ならびに、成形工具に形
成される位置決め穴は、マスターダイセットに成形工具
を組み込んだ際に、この位置決め穴を利用して両者を位
置決めすることができ、別途型合わせをする必要がな
く、あらかじめ規定された位置に配置することができ
る。
マスターダイセットと成形工具に分けて構成し、マスタ
ーダイセットに対する成形工具の位置決めを穴基準方式
によって行うようにしている。しかも、マスターダイセ
ットに形成される位置決め穴、ならびに、成形工具に形
成される位置決め穴は、マスターダイセットに成形工具
を組み込んだ際に、この位置決め穴を利用して両者を位
置決めすることができ、別途型合わせをする必要がな
く、あらかじめ規定された位置に配置することができ
る。
【0039】したがって、マスターダイセットに対し
て、成形品の形状等が変更した場合に応じて形成される
成形工具を交換自在に着脱できるので、長期に使用可能
なマスターダイセットとすることができ、金型の設計時
間、加工組立時間、納期の短縮および金型材を節約でき
るなど得られる効果はきわめて大きい。また、金型装置
の製作・組立精度は、工作機械の加工精度に依存するの
で、従来の長時間の熟練作業を必要とした型合わせ作業
が不要となり、成形工具をマスターダイセットに装着す
るだけで、同時に高精度の型合わせが完了する。そし
て、金型装置を構成するマスターダイセットおよび成形
工具の加工・組立の専門化、分業化が可能となり、精度
の高い金型装置を効率よく生産することができるように
なる。
て、成形品の形状等が変更した場合に応じて形成される
成形工具を交換自在に着脱できるので、長期に使用可能
なマスターダイセットとすることができ、金型の設計時
間、加工組立時間、納期の短縮および金型材を節約でき
るなど得られる効果はきわめて大きい。また、金型装置
の製作・組立精度は、工作機械の加工精度に依存するの
で、従来の長時間の熟練作業を必要とした型合わせ作業
が不要となり、成形工具をマスターダイセットに装着す
るだけで、同時に高精度の型合わせが完了する。そし
て、金型装置を構成するマスターダイセットおよび成形
工具の加工・組立の専門化、分業化が可能となり、精度
の高い金型装置を効率よく生産することができるように
なる。
【0040】従って、金型の経済性が著しく向上し、ト
ータル的には金型装置のコストを大幅に削減することが
でき、ひいては加工される成形品の価格を大きく低減す
ることができる。また、マスターダイセットに対する成
形工具の着脱を、容易に行うことができるので、成形工
具の保守、修理、トラブルヘの対応を迅速に行うことが
できる。さらに、成形金型は、成形品の形状が代わった
場合でも、異なる成形品に対応した成形工具を用意して
いれば対応できるため、保管するのは成形工具のみでよ
く、その保管スペースが省スペースとなり、その取扱い
が容易となる。また、マスターダイセットに対し成形工
具が交換できる構成とされているため、ある成形工具と
別の成形工具とを、同じマスターダイセットに装着でき
るようにするには自ずと成形工具どうしの標準化をする
ことになる。したがって、成形工具の補助機器、周辺パ
ーツが標準化しやすくなる。そのため金型装置全体の標
準化も進み、設計の標準化とあいまって操作性のよい簡
潔なCAD/CAMシステムを構築することができるよ
うになる。
ータル的には金型装置のコストを大幅に削減することが
でき、ひいては加工される成形品の価格を大きく低減す
ることができる。また、マスターダイセットに対する成
形工具の着脱を、容易に行うことができるので、成形工
具の保守、修理、トラブルヘの対応を迅速に行うことが
できる。さらに、成形金型は、成形品の形状が代わった
場合でも、異なる成形品に対応した成形工具を用意して
いれば対応できるため、保管するのは成形工具のみでよ
く、その保管スペースが省スペースとなり、その取扱い
が容易となる。また、マスターダイセットに対し成形工
具が交換できる構成とされているため、ある成形工具と
別の成形工具とを、同じマスターダイセットに装着でき
るようにするには自ずと成形工具どうしの標準化をする
ことになる。したがって、成形工具の補助機器、周辺パ
ーツが標準化しやすくなる。そのため金型装置全体の標
準化も進み、設計の標準化とあいまって操作性のよい簡
潔なCAD/CAMシステムを構築することができるよ
うになる。
【0041】また、マスターダイセットのガイド装置を
構成するガイドポストの装着孔またはガイド装置の他方
を構成するガイド孔を基準として、マスターダイセット
を構成する各ホルダに、成形工具を位置決めする為の位
置決め穴の配設位置を規定している。したがって、各ホ
ルダに形成される前記位置決め穴は、前記装着孔または
ガイド孔を基準として加工されているから、当然各ホル
ダにおいて前記位置決め穴と前記装着孔またはガイド孔
との位置関係を厳密に規定することができる。よって、
各ホルダをガイド装置を介してマスターダイセットとし
て組み込んだ場合でも、位置決め穴の位置精度が高い状
態を維持することができる。
構成するガイドポストの装着孔またはガイド装置の他方
を構成するガイド孔を基準として、マスターダイセット
を構成する各ホルダに、成形工具を位置決めする為の位
置決め穴の配設位置を規定している。したがって、各ホ
ルダに形成される前記位置決め穴は、前記装着孔または
ガイド孔を基準として加工されているから、当然各ホル
ダにおいて前記位置決め穴と前記装着孔またはガイド孔
との位置関係を厳密に規定することができる。よって、
各ホルダをガイド装置を介してマスターダイセットとし
て組み込んだ場合でも、位置決め穴の位置精度が高い状
態を維持することができる。
【図1】本発明の成形工具の交換可能な金型装置に使用
する成形工具のパンチの構成例を示す図である。
する成形工具のパンチの構成例を示す図である。
【図2】本発明の成形工具の交換可能な金型装置に使用
するダイプレートの構成と、ダイプレートを固定する手
段を説明するための図である。
するダイプレートの構成と、ダイプレートを固定する手
段を説明するための図である。
【図3】本発明の成形工具の交換可能な金型装置に使用
するダイプレートの位置決め手段を説明するための図で
ある。
するダイプレートの位置決め手段を説明するための図で
ある。
【図4】本発明の交換可能な2ホルダタイプの金型装置
において、(a)は固定ストリッパ方式抜き落とし型の
成形工具を装着した金型装置の一例の構成をしめし、
(b)は曲げ型あるいはフランジ型の成形工具の一例の
構成を示している。
において、(a)は固定ストリッパ方式抜き落とし型の
成形工具を装着した金型装置の一例の構成をしめし、
(b)は曲げ型あるいはフランジ型の成形工具の一例の
構成を示している。
【図5】本発明の交換可能な2ホルダタイプの金型装置
において、(a)は縁切り型の構成を示す図であり、
(b)はダイクッション装置を備える例を示す図であ
る。
において、(a)は縁切り型の構成を示す図であり、
(b)はダイクッション装置を備える例を示す図であ
る。
【図6】本発明の交換可能な3ホルダタイプの金型装置
において、(a)は可動ストリッパ付きの抜き落とし型
成型工具を有する例の構成を示す図であり、(b)は総
抜き型の金型装置の一例の構成を示す図である。
において、(a)は可動ストリッパ付きの抜き落とし型
成型工具を有する例の構成を示す図であり、(b)は総
抜き型の金型装置の一例の構成を示す図である。
【図7】従来の金型装置の一例を示す構成を示す図であ
る。
る。
1 ダイプレート 2 下型ホルダ 3,3’ 位置決め穴 4 成形部 5 ガイド孔 6 位置決めピン 7 内ねじ付き位置決めピン 16 ガイドポスト 21,29,53 パンチプレート 24,32,52 ダイプレート 25 上型ホルダ 26 下型ホルダ 27 サポートブロック 48 ストリッパホルダ 49 ストリッパプレート
Claims (4)
- 【請求項1】 あらかじめ規定された位置に複数の位置
決め穴が各々に形成された上型ホルダ並びに下型ホルダ
と、 前記下型ホルダに対し上型ホルダをガイドするガイド装
置とを有するマスターダイセットと、 前記上型ホルダおよび下型ホルダの各ホルダに形成され
た前記位置決め穴に対応する位置に基準穴を有し、か
つ、前記各ホルダに対し交換可能に装着される成形工具
と、 前記成形工具が前記各ホルダに装着されたときに前記各
ホルダの位置決め穴と前記成形工具の前記基準穴に挿入
され、前記各ホルダと前記成形工具を位置規制する位置
決めピンからなることを特徴とする成形工具の交換可能
な金型装置。 - 【請求項2】 前記ガイド装置は、前記上型ホルダまた
は下型ホルダのうち一方のホルダに配設されたガイドポ
ストと他方のホルダに配設されたガイド孔から構成さ
れ、 前記各ホルダに形成された位置決め穴は、前記ガイドポ
ストの配設される装着孔または前記ガイド孔を基準とし
て加工されていることを特徴とする請求項1記載の成形
工具の交換可能な金型装置。 - 【請求項3】 成形工具が装着された際に成形工具を位
置決めするために、あらかじめ規定された位置に複数の
位置決め穴が各々に形成された上型ホルダ並びに下型ホ
ルダと、前記下型ホルダに対し上型ホルダをガイドする
ガイド装置とを有することを特徴とするマスターダイセ
ット。 - 【請求項4】 前記ガイド装置は、前記上型ホルダまた
は前記下型ホルダのうち一方のホルダに配設されたガイ
ドポストと、他方のホルダに配設されたガイド孔から構
成され、 前記各ホルダに形成された位置決め穴は、前記ガイドポ
ストの配設される装着孔または前記ガイド孔を基準とし
て加工されていることを特徴とする請求項4記載のマス
ターダイセット。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35227995A JPH09183000A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 成形工具の交換可能な金型装置およびマスターダイセット |
CN96123945A CN1075404C (zh) | 1995-12-28 | 1996-12-28 | 可互换成形模具的冲模装备和用于该冲模装备的标准模架 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35227995A JPH09183000A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 成形工具の交換可能な金型装置およびマスターダイセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09183000A true JPH09183000A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=18422981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35227995A Pending JPH09183000A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 成形工具の交換可能な金型装置およびマスターダイセット |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09183000A (ja) |
CN (1) | CN1075404C (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN103381668A (zh) * | 2013-07-05 | 2013-11-06 | 吴江市博众精工科技有限公司 | 一种万通模架 |
CN104001818A (zh) * | 2013-12-20 | 2014-08-27 | 昆山洛博格机械技术咨询有限公司 | 一种新型的冲压模具 |
CN104117574A (zh) * | 2014-07-28 | 2014-10-29 | 无锡美润汽车部件有限公司 | 离合器毂模具 |
CN105383020A (zh) * | 2015-12-19 | 2016-03-09 | 东莞市誉铭新精密技术股份有限公司 | 自动铣水口机的夹具 |
WO2018014462A1 (zh) * | 2016-07-20 | 2018-01-25 | 江苏亚威机床股份有限公司 | 一种折边机板材压紧模具自动调整装置 |
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-
1995
- 1995-12-28 JP JP35227995A patent/JPH09183000A/ja active Pending
-
1996
- 1996-12-28 CN CN96123945A patent/CN1075404C/zh not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
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CN1075404C (zh) | 2001-11-28 |
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