JPH09182426A - スイッチング電源装置及びそれを使用した画像形成装置 - Google Patents

スイッチング電源装置及びそれを使用した画像形成装置

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JPH09182426A
JPH09182426A JP7351181A JP35118195A JPH09182426A JP H09182426 A JPH09182426 A JP H09182426A JP 7351181 A JP7351181 A JP 7351181A JP 35118195 A JP35118195 A JP 35118195A JP H09182426 A JPH09182426 A JP H09182426A
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JP
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load resistance
value
resistance value
load
duty ratio
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JP7351181A
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English (en)
Inventor
Atsuo Tokunaga
篤郎 徳永
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】転写装置転写部材の抵抗層の抵抗値は経時的に
変動し、転写装置に定電流を供給していると転写装置の
電圧が所定電圧以上になり画像の劣化が生じる。 【解決手段】デュ−テイ比可変部17はパルス発信器1
3から出力するスイッチングパルスのデュ−ティ比を可
変しながらスイッチング電源部3を駆動して転写装置2
4に電流を流し、出力電流値が所定の電流値になるデュ
−テイ比を設定する。負荷抵抗算出部18はそのときの
デュ−ティ比とデ−タテ−ブル15に格納された特性か
ら転写装置24のそのときの抵抗値を算出する。この抵
抗値に応じて目標電流算出部19で目標電流を算出して
出力電流を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば電子写真
複写機やプリンタ装置等の画像形成装置の転写部に直流
電力を供給するスイッチング電源装置及びそれを使用し
た画像形成装置、特に適正電力の供給に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば電子写真複写機は、図2に示すよ
うに、感光体21表面を帯電装置22で帯電し、この感
光体21上にレ−ザビ−ムなどの光を照射して静電的な
潜像を形成する。この静電潜像に現像装置23でトナ−
を付着させて可視化する。この感光体21上のトナ−像
をベルト状の転写装置24で記録用紙に転写し、記録用
紙上のトナ−像を熱や圧力で定着する。また、感光体2
1上に残留したトナ−をクリ−ニング装置25で清掃し
てから次の画像形成に入る。このように記録用紙にトナ
−像を転写する転写装置24にはスイッチング電源装置
1から定電流制御により電力を供給している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記転写装置24のベ
ルト状又はロ−ラ状の転写部材の抵抗層の抵抗値は、製
造時にバラツキがある上に経時的に変動する。この転写
部材にスイッチング電源装置1から定電流制御により電
力を供給していると、転写部材の抵抗値が大きいときに
は印加電圧が高くなり、感光体21表面にリ−クする。
このため感光体21上に形成する画像を損ない、場合に
よっては感光体21表面を破壊してしまう危険性があ
る。これを防止するため、スイッチング電源装置1の出
力側に電圧検出器と電流検出器を設けて、転写装置24
に供給する電圧と電流を検出し、転写装置24の電圧が
所定電圧以上にならないように制御している。しかしな
がら転写装置24の転写部材の抵抗層の抵抗値は経時的
に変動するため、この変動に応じて転写装置24の電圧
を制御する必要があり、回路構成が複雑になってしまう
という短所があった。
【0004】この発明はかかる短所を改善するためにな
されたものであり、転写部材等の負荷の抵抗値の変動等
を自動的に検出し、適切な電力を負荷に供給することが
できるスイッチング電源装置及びそれを使用した画像形
成装置を得ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るスイッチ
ング電源装置は、直流電源からの直流電圧を入力する昇
圧トランスの一次側に直列に接続されたスイッチング回
路をスイッチングパルスにより断続し、昇圧トランスの
二次側から整流・平滑回路を介して負荷に電力を供給す
るスイッチング電源装置において、制御部に電流制御部
とパルス発信器及びA/D変換器を有し、パルス発信器
は電流制御部からの信号によりスイッチングパルスを生
成してスイッチング回路に制御信号として送り、A/D
変換器は負荷に流れる電流を検出してA/D変換して出
力電流値として電流制御部に送り、電流制御部はデ−タ
テ−ブルとデュ−テイ比可変部と負荷抵抗算出部と目標
電流値算出部及び電流補正部を有し、デ−タテ−ブルに
は負荷の特性に応じたスイッチングパルスのデュ−ティ
比と負荷抵抗値の特性及び負荷抵抗値があらかじめ定め
た基準値より大きくなると負荷の電圧を所定電圧に抑え
るように定めた負荷抵抗値と目標電流値の特性があらか
じめ格納され、デュ−テイ比可変部はパルス発信器が出
力するスイッチングパルスのデュ−ティ比を可変し、負
荷抵抗算出部はデュ−テイ比可変部で設定したスイッチ
ングパルスのデュ−ティ比及びデ−タテ−ブルに格納さ
れたデュ−ティ比と負荷抵抗値の特性からそのときの負
荷抵抗値を算出し、目標電流値算出部は負荷抵抗算出部
で算出した負荷抵抗値及びデ−タテ−ブルに格納された
負荷抵抗値と目標電流値の特性からそのときの負荷抵抗
値に対応する目標電流値を算出し、電流補正部はA/D
変換器から入力した出力電流値と目標電流値算出部で算
出した目標電流値の差を演算して電流補正値としてデュ
−テイ比可変部に送り、デュ−テイ比を可変させること
を特徴とする。
【0006】第2の発明に係るスイッチング電源装置
は、直流電源からの直流電圧を入力する昇圧トランスの
一次側に直列に接続されたスイッチング回路をスイッチ
ングパルスにより断続し、昇圧トランスの二次側から整
流・平滑回路を介して負荷に電力を供給するスイッチン
グ電源装置において、制御部に電流制御部とパルス発信
器及びA/D変換器を有し、パルス発信器は電流制御部
からの信号によりスイッチングパルスを生成してスイッ
チング回路に制御信号として送り、A/D変換器は負荷
に流れる電流を検出してA/D変換して出力電流値とし
て電流制御部に送り、電流制御部はデ−タテ−ブルとデ
ュ−テイ比可変部と負荷抵抗算出部と目標電流値算出部
及び電流補正部を有し、デ−タテ−ブルには負荷の特性
に応じた電流値と負荷抵抗値の特性及び負荷抵抗値があ
らかじめ定めた基準値より大きくなると負荷の電圧を所
定電圧に抑えるように定めた負荷抵抗値と目標電流値の
特性があらかじめ格納され、デュ−テイ比可変部はパル
ス発信器が出力するスイッチングパルスのデュ−ティ比
を可変し、負荷抵抗算出部はA/D変換器で検出したそ
のときに出力電流値及びデ−タテ−ブルに格納された電
流値と負荷抵抗値の特性からそのときの負荷抵抗値を算
出し、目標電流値算出部は負荷抵抗算出部で算出した負
荷抵抗値及びデ−タテ−ブルに格納された負荷抵抗値と
目標電流値の特性からそのときの負荷抵抗値に対応する
目標電流値を算出し、電流補正部はA/D変換器から入
力した出力電流値と目標電流値算出部で算出した目標電
流値の差を演算して電流補正値としてデュ−テイ比可変
部に送り、デュ−テイ比を可変させることを特徴とす
る。
【0007】上記負荷抵抗算出部は負荷抵抗値の算出を
複数回繰り返して実行し、複数回の算出結果から異常値
を除去した負荷抵抗値を出力することが望ましい。
【0008】また、上記負荷抵抗算出部は負荷抵抗値の
算出を複数回繰り返して実行し、複数回の算出結果を平
均値をそのときの負荷抵抗値として出力すると良い。
【0009】さらに、上記負荷抵抗算出部は負荷抵抗値
の算出を複数回繰り返して実行し、複数回の算出結果の
最大値をそのときの負荷抵抗値として出力しても良い。
【0010】また、この発明に係る画像形成装置は、上
記スイッチング電源装置を使用した画像形成装置であっ
て、スイッチング電源装置の負荷が画像形成装置のベル
ト状又はロ−ラ状の転写装置であり、転写装置の負荷抵
抗値を検出することを特徴とする。
【0011】上記ベルト状又はロ−ラ状の転写装置が1
回転する間に負荷抵抗値を複数回検出することが望まし
い。
【0012】また、上記負荷抵抗値の検出を非画像画像
領域で行うと良い。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明においては、スイッチン
グ電源装置にDC電源とスイッチング電源部及び制御部
を有する。スイッチング電源部はDC電源から供給され
る直流電圧をスイッチング素子で断続して交番電圧に変
換し、この交番電圧を昇圧トランスで昇圧して整流,平
滑し、電子写真複写機の転写装置に直流電力を供給す
る。制御部には電流制御部とパルス発信器及びA/D変
換器を有する。パルス発信器は電流制御部からの信号に
よりスイッチングパルスを生成してスイッチング素子に
制御信号として送る。A/D変換器はスイッチング電源
部の出力電流を検出し、A/D変換して電流制御部に送
る。電流制御部にはデ−タテ−ブルとデュ−テイ比可変
部と負荷抵抗算出部と目標電流値算出部及び電流補正部
を有する。デ−タテ−ブルには、負荷である転写装置の
特性に応じたスイッチングパルスのデュ−ティ比と負荷
抵抗値の特性及び負荷抵抗値があらかじめ定めた基準値
より大きくなると負荷の電圧を所定電圧に抑えるように
定めた負荷抵抗値と目標電流値の特性をあらかじめ格納
しておく。
【0014】そして、デュ−テイ比可変部はパルス発信
器から出力するスイッチングパルスのデュ−ティ比を可
変しながらスイッチング電源部を駆動して負荷である転
写装置に電流を流し、スイッチング電源部の出力電流値
が所定の電流値になるデュ−テイ比を設定する。出力電
流値が所定の電流値に安定して制御されると、負荷抵抗
算出部はそのときのスイッチングパルスのデュ−ティ比
及びデ−タテ−ブルに格納されたデュ−ティ比と負荷抵
抗値の特性から、転写装置のそのときの抵抗値を算出す
る。このようにして転写装置のそのときの抵抗値を正確
に検出することができる。
【0015】目標電流値算出部は検出されたそのときの
負荷抵抗値とデ−タテ−ブルに格納された負荷抵抗値と
目標電流値の特性から、転写装置のそのときの負荷抵抗
値に対応する目標電流値を算出する。電流補正部は入力
したそのときの出力電流値と目標電流値算出部で算出し
たそのときの負荷抵抗値に対応する目標電流値の差を演
算して電流補正値としてデュ−テイ比可変部に送り、デ
ュ−テイ比を可変して出力電流値がそのときの負荷抵抗
値に対応する目標電流値になるようにパルス発信器から
スイッチング素子に送るスイッチングパルスを制御す
る。
【0016】また、負荷抵抗算出部はそのときのスイッ
チング電源部の出力電流値及び転写装置の特性に応じた
電流値と負荷抵抗値の特性からそのときの負荷抵抗値を
検出することもできる。
【0017】また、ベルト状又はロ−ラ状の転写装置が
1回転する間に負荷抵抗算出部で負荷抵抗値を複数回検
出して、複数間の算出結果から異常値を除去した負荷抵
抗値を出力したり、複数間の算出結果の平均値をそのと
きの負荷抵抗値として出力したり、複数間の算出結果の
最大値をそのときの負荷抵抗値として出力することによ
り、転写装置のそのときの抵抗値を正確に得ることがで
きる。
【0018】さらに、転写装置の負荷抵抗値検出を電子
写真複写機のシステムを立ち上げたとき、あるいは非画
像画像領域で行うことにより、画像形成するときに最適
な電流を転写装置に出力することができ、安定した画像
を形成することができる。
【0019】
【実施例】図1はこの発明の一実施例のスイッチング電
源装置を示す構成図である。図に示すように、スイッチ
ング電源装置1はDC電源2とスイッチング電源部3及
び制御部4を有する。スイッチング電源部4は昇圧トラ
ンス5とスイッチング素子6と整流器7と平滑コンデン
サ8と放電抵抗9及び電圧検出用の抵抗10を有する。
昇圧トランス5の一次側の一方の端子にはDC電源2が
接続され、他方の端子にはスイッチング素子6が直列に
接続されている。スイッチング素子6は制御部4から送
られるスイッチングパルスより断続し、DC電源2から
送られる直流電圧を交番電圧に変換する。昇圧トランス
5の2次側には整流器7と平滑コンデンサ8及び放電抵
抗9が接続され、昇圧トランス5で昇圧された交番電圧
を整流して平滑し、出力端子11に接続された負荷、例
えば図2に示す電子写真複写機の転写装置24に直流電
力を供給する。また、昇圧トランス5の2次側の一方の
端子には電圧検出用の抵抗10が直列に接続されてい
る。電圧検出用の抵抗10は、例えば電圧検出用の抵抗
10に流れる電流値が50μAのときに抵抗10の両端の
電位差が5Vになるように抵抗値が定められている。
【0020】制御部4には電流制御部12とパルス発信
器13及びA/D変換器14を有する。パルス発信器1
3は電流制御部12からの信号によりスイッチングパル
スを生成してスイッチング素子5に制御信号として送
る。A/D変換器14は電圧検出用の抵抗10に流れる
電流を電圧として検出してA/D変換して出力電流値と
して電流制御部12に送る。電流制御部12はスイッチ
ング電源装置専用のマイクロコンピュ−タあるいは複写
機全体を総括的に制御するマイクロコンピュ−タからな
り、デ−タテ−ブル15と電流設定部16とデュ−テイ
比可変部17と負荷抵抗算出部18と目標電流値算出部
19及び電流補正部20を有する。デ−タテ−ブル15
には、負荷である転写装置24の特性に応じて、図3に
示すようなスイッチングパルスのデュ−ティ比(%)と
負荷抵抗値(MΩ)の特性及び図4に示すように、負荷
抵抗値があらかじめ定めた基準値より大きくなると転写
装置24に印加する電圧を転写装置24の特性に応じた
所定電圧に抑えるように定めた負荷抵抗値(MΩ)と目
標電流値(μA)の特性があらかじめ格納されている。
電流設定部16にはあらかじめ負荷である転写装置24
の特性に応じた所定の電流値が設定してある。デュ−テ
イ比可変部17はパルス発信器13が出力するスイッチ
ングパルスのデュ−ティ比(%)を例えば周波数20KH
zで0〜100%に可変する。負荷抵抗算出部18はデュ
−テイ比可変部17で設定したスイッチングパルスのデ
ュ−ティ比とデ−タテ−ブル15に格納されたデュ−テ
ィ比(%)と負荷抵抗値(MΩ)の特性から、そのとき
の負荷である転写装置24の負荷抵抗値を算出する。目
標電流値算出部19は負荷抵抗算出部18で算出した負
荷抵抗値及びデ−タテ−ブル15に格納された負荷抵抗
値(MΩ)と目標電流値(μA)の特性から負荷抵抗算
出部18で算出したそのときの負荷抵抗値に対応する目
標電流値を算出する。電流補正部20はA/D変換器1
4から入力した出力電流値と目標電流値算出部18で算
出した目標電流値の差を演算して電流補正値としてデュ
−テイ比可変部17に送る。
【0021】上記のように構成されたスイッチング電源
装置1から図2に示す電子写真複写機の転写装置24に
直流電力を供給するときの動作を図5のフロ−チャ−ト
を参照して説明する。
【0022】まず、デュ−テイ比可変部17はパルス発
信器13から出力するスイッチングパルスのデュ−ティ
比を可変しながら、スイッチング電源部2を駆動して負
荷である転写装置24に電流を流す(ステップS1)。
転写装置24に電流を流し始めると、デュ−テイ比可変
部17はA/D変換器14から送られる出力電流値と電
流設定部16に設定された所定の電流値とを比較し(ス
テップS2)、出力電流値が所定の電流値より大きいと
きはスイッチングパルスのデュ−テイ比を小さくし、出
力電流値が所定の電流値より小さいときはデュ−テイ比
を大きくして、出力電流値が電流設定部16に設定され
た所定の電流値になるデュ−テイ比を設定する(ステッ
プS3,S4,S5)。
【0023】出力電流値が所定の電流値に安定して制御
されると、負荷抵抗算出部18はデュ−テイ比可変部1
7で設定したスイッチングパルスのデュ−ティ比とデ−
タテ−ブル15に格納された、図3に示すデュ−ティ比
(%)と負荷抵抗値(MΩ)の特性から、負荷である転
写装置24のそのときの抵抗値を算出して目標電流値算
出部19に送る(ステップS6)。このようにして転写
装置24の抵抗値を正確に検出することができる。目標
電流値算出部19は送られた負荷抵抗値とデ−タテ−ブ
ル15に格納された図4に示す負荷抵抗値(MΩ)と目
標電流値(μA)の特性から、転写装置24のそのとき
の負荷抵抗値に対応する目標電流値を算出して電流補正
部20に送る(ステップS7)。例えば転写装置24の
抵抗値が基準抵抗値例えば5MΩより大きくなっている
ときには、図4に示すように目標電流値を小さくして転
写装置24が所定電圧以上にならないようにする。電流
補正部20はA/D変換器14から入力したそのときの
出力電流値と目標電流値算出部18で算出したそのとき
の負荷抵抗値に対応する目標電流値の差を演算して電流
補正値としてデュ−テイ比可変部17に送る。デュ−テ
イ比可変部17は送られた電流補正値によりデュ−テイ
比を可変して出力電流値がそのときの負荷抵抗値に対応
する目標電流値になるようにパルス発信器13からスイ
ッチング素子5に送るスイッチングパルスを制御する
(ステップS8)。この負荷抵抗値の検出と、演出した
負荷抵抗値に応じた目標電流値の設定をスイッチング電
源部2を駆動している間繰り返す(ステップS9)。こ
のようにして負荷11の負荷抵抗値に応じた目標電流値
を設定してスイッチングパルスのデュ−テイ比を可変す
るから、転写装置24の抵抗値が変動しても、変動した
抵抗値に応じた電流を転写装置24に流すことができ
る。
【0024】なお、上記実施例はデュ−テイ比可変部1
7で設定したデュ−テイ比とデ−タテ−ブル15に格納
された、図3に示すデュ−ティ比(%)と負荷抵抗値
(MΩ)の特性から、転写装置24のそのときの抵抗値
を検出した場合について説明したが、A/D変換器14
から入力したそのときの出力電流値から転写装置24の
抵抗値を検出するようにしても良い。この場合は図6に
示すように、転写装置24の特性に応じた電流値(μ
A)と負荷抵抗値(MΩ)の特性をデ−タテ−ブル15
に格納しておく。そして図7の構成図に示すように、A
/D変換器14から入力したそのときの出力電流値を負
荷抵抗算出部17に送る。負荷抵抗算出部17は送られ
たそのときの出力電流値と図6に示す転写装置24の特
性に応じた電流値(μA)と負荷抵抗値(MΩ)の特性
からそのときの負荷抵抗値を検出する。このようにし
て、実際に転写装置24に電流を流しているときの負荷
抵抗値を連続的に検出することができるから、負荷抵抗
値のバラツキや変動を正確に検出することができる。
【0025】また、上記実施例においては転写装置24
の抵抗値を連続的に検出して、検出した抵抗値に応じた
目標電流値を設定する場合について説明したが、図8の
転写装置24の負荷抵抗値変動特性図に示すように、ベ
ルト状又はロ−ラ状の転写装置24が1回転する時間T
の間に負荷抵抗算出部18で一定時間間隔tで負荷抵抗
値を複数回検出して、複数回の算出結果から異常値を除
去した負荷抵抗値を出力したり、複数回の算出結果の平
均値をそのときの負荷抵抗値として出力しすると、転写
装置24のそのときの抵抗値を正確に得ることができ
る。
【0026】また、負荷抵抗算出部18は負荷抵抗値の
算出を複数回繰り返して実行し、複数間の算出結果の最
大値をそのときの負荷抵抗値として出力することによ
り、負荷抵抗値が変動しても転写装置24の電圧を所定
電圧以上になることを防止することができる。
【0027】また、転写装置24の負荷抵抗値検出を電
子写真複写機のシステムを立ち上げたとき、あるいは非
画像画像領域で行うことにより、画像形成するときに最
適な電流を転写装置24に出力することができ、安定し
た画像を形成することができる。
【0028】なお、上記各実施例はデ−タテ−ブル15
に格納された各種特性を使用して、そのときの負荷抵抗
値や、負荷抵抗値に応じた目標電流を算出する場合につ
いて説明したが、図3,図4に示した特性の近似式や、
図6に示す特性の近似式をあらかじめ作成しておき、こ
れらの近似式を使用してそのときの負荷抵抗値や、負荷
抵抗値に応じた目標電流を算出するようにしても良い。
【0029】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、スイッ
チング電源装置のスイッチング素子を断続して交番電圧
に変換するスイッチングパルスを送り出す制御部の負荷
抵抗算出部で負荷である転写装置のそのときの抵抗値を
算出するようにしたから、転写装置のそのときの抵抗値
を正確に検出することができるとともに、転写装置の抵
抗値の変動も正確に検出することができる。
【0030】また、検出したそのときの負荷抵抗値に対
応する目標電流値を算出し、負荷である転写装置への出
力電流をそのときの負荷抵抗値に応じて可変,設定する
ようにしたから、負荷抵抗値に応じた電流を負荷に流す
ことができる。
【0031】また、ベルト状又はロ−ラ状の転写装置が
1回転する間に負荷抵抗算出部で負荷抵抗値を複数回検
出して、複数間の算出結果から異常値を除去した負荷抵
抗値を出力したり、複数間の算出結果の平均値をそのと
きの負荷抵抗値として出力したり、複数間の算出結果の
最大値をそのときの負荷抵抗値として出力することによ
り、転写装置のそのときの抵抗値を正確に得ることがで
きる。
【0032】さらに、転写装置の負荷抵抗値検出を電子
写真複写機のシステムを立ち上げたとき、あるいは非画
像画像領域で行うことにより、画像形成するときに最適
な電流を転写装置に出力することができ、安定した画像
を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のスイッチング電源装置を示
す構成図である。
【図2】スイッチング電源装置を使用した電子写真複写
機を示す構成図である。
【図3】スイッチングパルスのデュ−ティ比と負荷抵抗
値の特性図である。
【図4】負荷抵抗値と目標電流値の特性図である。
【図5】上記実施例の動作を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図6】出力電流値と負荷抵抗値の特性図である。
【図7】他の実施例のスイッチング電源装置の構成を示
すブロック図である。
【図8】転写装置の負荷抵抗値変動特性図である。
【符号の説明】
1 スイッチング電源装置 2 DC電源 3 スイッチング電源部 4 制御部 6 スイッチング素子 10 電圧検出用抵抗 12 電流制御部 13 パルス発信器 14 A/D変換器 15 デ−タテ−ブル 16 電流設定部 17 デュ−テイ比可変部 18 負荷抵抗算出部 19 目標電流値算出部 20 電流補正部 24 転写装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源からの直流電圧を入力する昇圧
    トランスの一次側に直列に接続されたスイッチング回路
    をスイッチングパルスにより断続し、昇圧トランスの二
    次側から整流・平滑回路を介して負荷に電力を供給する
    スイッチング電源装置において、 制御部に電流制御部とパルス発信器及びA/D変換器を
    有し、パルス発信器は電流制御部からの信号によりスイ
    ッチングパルスを生成してスイッチング回路に制御信号
    として送り、A/D変換器は負荷に流れる電流を検出し
    てA/D変換して出力電流値として電流制御部に送り、
    電流制御部はデ−タテ−ブルとデュ−テイ比可変部と負
    荷抵抗算出部と目標電流値算出部及び電流補正部を有
    し、デ−タテ−ブルには負荷の特性に応じたスイッチン
    グパルスのデュ−ティ比と負荷抵抗値の特性及び負荷抵
    抗値があらかじめ定めた基準値より大きくなると負荷の
    電圧を所定電圧に抑えるように定めた負荷抵抗値と目標
    電流値の特性があらかじめ格納され、デュ−テイ比可変
    部はパルス発信器が出力するスイッチングパルスのデュ
    −ティ比を可変し、負荷抵抗算出部はデュ−テイ比可変
    部で設定したスイッチングパルスのデュ−ティ比及びデ
    −タテ−ブルに格納されたデュ−ティ比と負荷抵抗値の
    特性からそのときの負荷抵抗値を算出し、目標電流値算
    出部は負荷抵抗算出部で算出した負荷抵抗値及びデ−タ
    テ−ブルに格納された負荷抵抗値と目標電流値の特性か
    らそのときの負荷抵抗値に対応する目標電流値を算出
    し、電流補正部はA/D変換器から入力した出力電流値
    と目標電流値算出部で算出した目標電流値の差を演算し
    て電流補正値としてデュ−テイ比可変部に送りデュ−テ
    イ比を可変させることを特徴としたスイッチング電源装
    置。
  2. 【請求項2】 直流電源からの直流電圧を入力する昇圧
    トランスの一次側に直列に接続されたスイッチング回路
    をスイッチングパルスにより断続し、昇圧トランスの二
    次側から整流・平滑回路を介して負荷に電力を供給する
    スイッチング電源装置において、 制御部に電流制御部とパルス発信器及びA/D変換器を
    有し、パルス発信器は電流制御部からの信号によりスイ
    ッチングパルスを生成してスイッチング回路に制御信号
    として送り、A/D変換器は負荷に流れる電流を検出し
    てA/D変換して出力電流値として電流制御部に送り、
    電流制御部はデ−タテ−ブルとデュ−テイ比可変部と負
    荷抵抗算出部と目標電流値算出部及び電流補正部を有
    し、デ−タテ−ブルには負荷の特性に応じた電流値と負
    荷抵抗値の特性及び負荷抵抗値があらかじめ定めた基準
    値より大きくなると負荷の電圧を所定電圧に抑えるよう
    に定めた負荷抵抗値と目標電流値の特性があらかじめ格
    納され、デュ−テイ比可変部はパルス発信器が出力する
    スイッチングパルスのデュ−ティ比を可変し、負荷抵抗
    算出部はA/D変換器で検出したそのときに出力電流値
    及びデ−タテ−ブルに格納された電流値と負荷抵抗値の
    特性からそのときの負荷抵抗値を算出し、目標電流値算
    出部は負荷抵抗算出部で算出した負荷抵抗値及びデ−タ
    テ−ブルに格納された負荷抵抗値と目標電流値の特性か
    らそのときの負荷抵抗値に対応する目標電流値を算出
    し、電流補正部はA/D変換器から入力した出力電流値
    と目標電流値算出部で算出した目標電流値の差を演算し
    て電流補正値としてデュ−テイ比可変部に送りデュ−テ
    イ比を可変させることを特徴としたスイッチング電源装
    置。
  3. 【請求項3】 上記負荷抵抗算出部は負荷抵抗値の算出
    を複数回繰り返して実行し、複数回の算出結果から異常
    値を除去した負荷抵抗値を出力する請求項1又は2記載
    のスイッチング電源装置。
  4. 【請求項4】 上記負荷抵抗算出部は負荷抵抗値の算出
    を複数回繰り返して実行し、複数回の算出結果を平均値
    をそのときの負荷抵抗値として出力する請求項1又は2
    記載のスイッチング電源装置。
  5. 【請求項5】 上記負荷抵抗算出部は負荷抵抗値の算出
    を複数回繰り返して実行し、複数回の算出結果の最大値
    をそのときの負荷抵抗値として出力する請求項1又は2
    記載のスイッチング電源装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項6記載のいずれかの
    スイッチング電源装置を使用した画像形成装置であっ
    て、スイッチング電源装置の負荷が画像形成装置のベル
    ト状又はロ−ラ状の転写装置であり、転写装置の負荷抵
    抗値を検出することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 上記ベルト状又はロ−ラ状の転写装置が
    1回転する間に負荷抵抗値を複数回検出する請求項6記
    載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 上記負荷抵抗値の検出を非画像画像領域
    で行う請求項6記載の画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014007915A (ja) * 2012-06-27 2014-01-16 Chuo Seisakusho Ltd 直流電源装置
WO2015166542A1 (ja) * 2014-04-28 2015-11-05 三菱電機株式会社 アナログ信号出力装置
JP2019507576A (ja) * 2016-03-02 2019-03-14 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh 昇圧コンバータのための制御回路に設けられたデジタル式の制御器の作動を最適化する方法並びに制御回路及びコンピュータブログラム製品
JP2019122450A (ja) * 2018-01-12 2019-07-25 コニカミノルタ株式会社 超音波探触子ユニットおよび超音波診断装置

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