JPH09180875A - 誘導融着用ワークコイル - Google Patents
誘導融着用ワークコイルInfo
- Publication number
- JPH09180875A JPH09180875A JP33707195A JP33707195A JPH09180875A JP H09180875 A JPH09180875 A JP H09180875A JP 33707195 A JP33707195 A JP 33707195A JP 33707195 A JP33707195 A JP 33707195A JP H09180875 A JPH09180875 A JP H09180875A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- coil
- work coil
- socket
- induction
- Prior art date
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- Pending
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- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- General Induction Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 当接部36を拡径受口20の先端Aに当接さ
せ、かつ当接部48を拡径段部Bに当接させた状態およ
び当接部48を拡径受口20の先端Aに当接させ、かつ
当接部36を拡径段部Bに当接させた状態のいずれの状
態でも、巻線28の両巻幅端GおよびHがヒータ18の
両端を越える位置に位置決めされる。 【効果】 ワークコイル10の向きに拘わらず接合面を
十分に融着できるので、ワークコイル10の向きに注意
しながら施工する必要がなく、施工性を飛躍的に向上で
きる。
せ、かつ当接部48を拡径段部Bに当接させた状態およ
び当接部48を拡径受口20の先端Aに当接させ、かつ
当接部36を拡径段部Bに当接させた状態のいずれの状
態でも、巻線28の両巻幅端GおよびHがヒータ18の
両端を越える位置に位置決めされる。 【効果】 ワークコイル10の向きに拘わらず接合面を
十分に融着できるので、ワークコイル10の向きに注意
しながら施工する必要がなく、施工性を飛躍的に向上で
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は誘導融着用ワークコイ
ルに関し、特にたとえば拡径受口に埋め込まれた磁性合
金ヒータに誘導電力を付与して接合面を融着するための
誘導融着用ワークコイルに関する。
ルに関し、特にたとえば拡径受口に埋め込まれた磁性合
金ヒータに誘導電力を付与して接合面を融着するための
誘導融着用ワークコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】図11に示すこの種の従来の誘導融着用
ワークコイル1は、拡径受口2に埋め込まれた磁性合金
ヒータ2aに誘導電力を付与して2つの管3aおよび3
bを互いに接合するためのものであり、略半割りリング
状のコア4を含む。コア4の外周面には、導電線を巻回
することによって形成された巻線5が配置され、巻線5
を覆うようにしてフェライト層6が形成される。そし
て、コア4,巻線5およびフェライト層6を覆うように
してケーシング7が形成される。一方、コア4の内周面
には、それぞれが拡径受口2の先端Aおよび拡径段部B
に当接する当接部8aおよび8bが形成される。
ワークコイル1は、拡径受口2に埋め込まれた磁性合金
ヒータ2aに誘導電力を付与して2つの管3aおよび3
bを互いに接合するためのものであり、略半割りリング
状のコア4を含む。コア4の外周面には、導電線を巻回
することによって形成された巻線5が配置され、巻線5
を覆うようにしてフェライト層6が形成される。そし
て、コア4,巻線5およびフェライト層6を覆うように
してケーシング7が形成される。一方、コア4の内周面
には、それぞれが拡径受口2の先端Aおよび拡径段部B
に当接する当接部8aおよび8bが形成される。
【0003】このワークコイル1を用いて2つの管3a
および3bを互いに接合する際には、まず、一方の管3
aの端部を他方の管3bの端部に形成された拡径受口2
内に挿入し、拡径受口2の先端Aに当接部8aを当接さ
せ、かつ拡径段部Bに当接部8bを当接させた状態で、
拡径受口2の周囲にワークコイル1を配置する。そし
て、ワークコイル1の巻線5に図示しない高周波電源か
ら高周波電流を付与する。すると、電磁誘導作用によっ
て磁性合金ヒータ2aに誘導電力が付与され、拡径受口
2と管3aとの接合面が所定温度に加熱されて融着され
る。
および3bを互いに接合する際には、まず、一方の管3
aの端部を他方の管3bの端部に形成された拡径受口2
内に挿入し、拡径受口2の先端Aに当接部8aを当接さ
せ、かつ拡径段部Bに当接部8bを当接させた状態で、
拡径受口2の周囲にワークコイル1を配置する。そし
て、ワークコイル1の巻線5に図示しない高周波電源か
ら高周波電流を付与する。すると、電磁誘導作用によっ
て磁性合金ヒータ2aに誘導電力が付与され、拡径受口
2と管3aとの接合面が所定温度に加熱されて融着され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、当接部
8aを拡径受口2の先端Aに当接させ、当接部8bを拡
径段部Bに当接させてワークコイル1を位置決めするよ
うにしていたが、図12に示すように、ワークコイル1
を誤って逆向きに配置した場合には、ヒータ2aにおい
て巻線5に対応しない部分(図12における左端部分)
が生じるため、ヒータ2a全体を十分に加熱することが
できず、融着不良を生じるおそれがあった。したがっ
て、施工現場においては、ワークコイル1の向きに十分
に注意しなければならず、施工性が悪いという問題点が
あった。
8aを拡径受口2の先端Aに当接させ、当接部8bを拡
径段部Bに当接させてワークコイル1を位置決めするよ
うにしていたが、図12に示すように、ワークコイル1
を誤って逆向きに配置した場合には、ヒータ2aにおい
て巻線5に対応しない部分(図12における左端部分)
が生じるため、ヒータ2a全体を十分に加熱することが
できず、融着不良を生じるおそれがあった。したがっ
て、施工現場においては、ワークコイル1の向きに十分
に注意しなければならず、施工性が悪いという問題点が
あった。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、施
工性を向上できる、誘導融着用ワークコイルを提供する
ことである。
工性を向上できる、誘導融着用ワークコイルを提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、先端と拡径
段部とで規定された長さの任意の位置に所定幅の磁性合
金ヒータが埋め込まれた拡径受口の磁性合金ヒータに誘
導電力を付与するための誘導融着用ワークコイルであっ
て、先端または拡径段部に当接可能な位置決め部、およ
び位置決め部が先端または拡径段部のいずれに当接され
たときでも磁性合金ヒータの両端を越える巻幅端を有す
る巻線を備える、誘導融着用ワークコイルである。
段部とで規定された長さの任意の位置に所定幅の磁性合
金ヒータが埋め込まれた拡径受口の磁性合金ヒータに誘
導電力を付与するための誘導融着用ワークコイルであっ
て、先端または拡径段部に当接可能な位置決め部、およ
び位置決め部が先端または拡径段部のいずれに当接され
たときでも磁性合金ヒータの両端を越える巻幅端を有す
る巻線を備える、誘導融着用ワークコイルである。
【0007】
【作用】位置決め部が拡径受口の先端または拡径段部の
いずれに当接されたときでも巻線の巻幅端がヒータの両
端を越える位置に位置決めされるので、ワークコイルの
向きに拘わらず、ヒータ全体にほぼ均一に所定の誘導電
力を付与できる。
いずれに当接されたときでも巻線の巻幅端がヒータの両
端を越える位置に位置決めされるので、ワークコイルの
向きに拘わらず、ヒータ全体にほぼ均一に所定の誘導電
力を付与できる。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、ワークコイルの向き
に注意する必要がないので、施工性を飛躍的に向上でき
る。この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および
利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明
から一層明らかとなろう。
に注意する必要がないので、施工性を飛躍的に向上でき
る。この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および
利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明
から一層明らかとなろう。
【0009】
【実施例】図1および図2に示すこの実施例の誘導融着
用ワークコイル10は、たとえば図3に示すように、ポ
リエチレン等のようなポリオレフィン系樹脂からなる2
つの管12および14を互いに接合する際に、継手16
に設けられた磁性合金ヒータ18に誘導電力を付与する
ためのものである。
用ワークコイル10は、たとえば図3に示すように、ポ
リエチレン等のようなポリオレフィン系樹脂からなる2
つの管12および14を互いに接合する際に、継手16
に設けられた磁性合金ヒータ18に誘導電力を付与する
ためのものである。
【0010】ここで、継手16は、図4からよくわかる
ように、管12の端部に設けられた拡径受口20を含
み、拡径受口20の内周面またはその近傍には、図5に
示すような所定のキュリー温度を有する磁性合金線18
aからなるかご形のヒータ18が埋め込まれる。なお、
ヒータ18のキュリー温度は、接合時の最適融着温度と
ほぼ等しくなるように設定される。
ように、管12の端部に設けられた拡径受口20を含
み、拡径受口20の内周面またはその近傍には、図5に
示すような所定のキュリー温度を有する磁性合金線18
aからなるかご形のヒータ18が埋め込まれる。なお、
ヒータ18のキュリー温度は、接合時の最適融着温度と
ほぼ等しくなるように設定される。
【0011】ワークコイル10(図1,図2)は、第1
部分22および第2部分24を含む。第1部分22は、
たとえばポリカーボネイト等のような耐熱性合成樹脂か
らなる略半割りリング状のコア26を含み、コア26の
外周面には、図6に示すような導電線28aを巻回する
ことによって形成された巻線28の半分が配置される。
そして、巻線28を覆うようにしてフェライト層30が
形成され、巻線28およびフェライト層30を覆うよう
にしてアルミニウム等からなるケーシング32が形成さ
れる。
部分22および第2部分24を含む。第1部分22は、
たとえばポリカーボネイト等のような耐熱性合成樹脂か
らなる略半割りリング状のコア26を含み、コア26の
外周面には、図6に示すような導電線28aを巻回する
ことによって形成された巻線28の半分が配置される。
そして、巻線28を覆うようにしてフェライト層30が
形成され、巻線28およびフェライト層30を覆うよう
にしてアルミニウム等からなるケーシング32が形成さ
れる。
【0012】そして、ケーシング32の外面には、拡径
受口20に対してワークコイル10を位置決めするため
の略L状の位置決め部材34が設けられる。位置決め部
材34の短辺には、拡径受口20の先端Aまたは拡径段
部Bに当接する当接部36が形成され、長辺には、図7
からよくわかるように、長手方向へ延びる長孔38が形
成される。そして、ボルト40および蝶ボルト42が長
孔38を通してケーシング32の図示しない雌ねじに螺
合され、それによって、位置決め部材34がケーシング
32に固定される。このとき、ボルト40は、位置決め
部材34の長手方向(軸方向)への動きを許容し得るよ
うに緩めに螺合され、蝶ボルト42は、位置決め部材3
4の長手方向(軸方向)への動きを規制し得るように強
めに螺合される。したがって、蝶ボルト42を緩めるこ
とによって、図8に示すように、位置決め部材34を一
定範囲内で移動させることができ、その範囲内で当接部
36の位置を変更できる。
受口20に対してワークコイル10を位置決めするため
の略L状の位置決め部材34が設けられる。位置決め部
材34の短辺には、拡径受口20の先端Aまたは拡径段
部Bに当接する当接部36が形成され、長辺には、図7
からよくわかるように、長手方向へ延びる長孔38が形
成される。そして、ボルト40および蝶ボルト42が長
孔38を通してケーシング32の図示しない雌ねじに螺
合され、それによって、位置決め部材34がケーシング
32に固定される。このとき、ボルト40は、位置決め
部材34の長手方向(軸方向)への動きを許容し得るよ
うに緩めに螺合され、蝶ボルト42は、位置決め部材3
4の長手方向(軸方向)への動きを規制し得るように強
めに螺合される。したがって、蝶ボルト42を緩めるこ
とによって、図8に示すように、位置決め部材34を一
定範囲内で移動させることができ、その範囲内で当接部
36の位置を変更できる。
【0013】そして、コア26の軸方向一方端部内周面
には、位置決め部材34の当接部36を位置決めするた
めの環状のストッパ44が形成され、軸方向他方端部内
周面には、管12または14を受ける受口46が形成さ
れる。また、受口46よりやや中央側には、拡径受口2
0の拡径段部Bまたは先端Aに当接する当接部48が形
成される。
には、位置決め部材34の当接部36を位置決めするた
めの環状のストッパ44が形成され、軸方向他方端部内
周面には、管12または14を受ける受口46が形成さ
れる。また、受口46よりやや中央側には、拡径受口2
0の拡径段部Bまたは先端Aに当接する当接部48が形
成される。
【0014】ここで、図4に示すように、継手16にお
ける拡径受口20の先端Aとヒータ18との間隔を
L1 ,拡径段部B(当接部36または48が当接する部
分)とヒータ18との間隔をL2 (L1 <L2 )とし、
図2に示すように、ワークコイル10におけるストッパ
44の当接面Cから中央側へL1 (L1 >L2 のときは
L 2 )隔てた位置をD,当接部48の当接面Eから中央
側へL1 (L1 >L2 のときはL2 )隔てた位置をFと
すると、巻線28の一方の巻幅端Gが位置Dより外側
(図2における左側)にL3 (L3 >0)隔てた位置に
位置決めされ、他方の巻幅端Hが位置Fより外側(図2
における右側)にL4 (L4 >0)隔てた位置に位置決
めされる。したがって、ワークコイル10を図3に示す
向きおよび図9に示す向きのいずれの向きに配置した場
合でも、巻線28の両巻幅端GおよびHをヒータ18の
両端を越える位置に位置決めでき、ヒータ18の幅方向
全長を巻線28でカバーできる。すなわち、ワークコイ
ル10をいずれの向きに配置した場合でも、ヒータ18
の全体に巻線28を対応させることができ、ヒータ18
の全体に十分かつ均一に磁束を作用させることができ
る。
ける拡径受口20の先端Aとヒータ18との間隔を
L1 ,拡径段部B(当接部36または48が当接する部
分)とヒータ18との間隔をL2 (L1 <L2 )とし、
図2に示すように、ワークコイル10におけるストッパ
44の当接面Cから中央側へL1 (L1 >L2 のときは
L 2 )隔てた位置をD,当接部48の当接面Eから中央
側へL1 (L1 >L2 のときはL2 )隔てた位置をFと
すると、巻線28の一方の巻幅端Gが位置Dより外側
(図2における左側)にL3 (L3 >0)隔てた位置に
位置決めされ、他方の巻幅端Hが位置Fより外側(図2
における右側)にL4 (L4 >0)隔てた位置に位置決
めされる。したがって、ワークコイル10を図3に示す
向きおよび図9に示す向きのいずれの向きに配置した場
合でも、巻線28の両巻幅端GおよびHをヒータ18の
両端を越える位置に位置決めでき、ヒータ18の幅方向
全長を巻線28でカバーできる。すなわち、ワークコイ
ル10をいずれの向きに配置した場合でも、ヒータ18
の全体に巻線28を対応させることができ、ヒータ18
の全体に十分かつ均一に磁束を作用させることができ
る。
【0015】第2部分24も第1部分22と同様にコア
26,巻線28(第1部分22で用いた残りの半分),
フェライト層30およびケーシング32等を含み、ケー
シン32の上面には、図示しない高周波電源を接続する
ための端子50が形成される。そして、第1部分22と
第2部分24とがそれぞれの上面において蝶番52を介
して連結され、各ケーシング32の上部には、略コ字状
の把手54が形成される。さらに、各ケーシング32の
側面には、融着時に第1部分22および第2部分24が
開くのを防止するためのストッパ56が形成される。
26,巻線28(第1部分22で用いた残りの半分),
フェライト層30およびケーシング32等を含み、ケー
シン32の上面には、図示しない高周波電源を接続する
ための端子50が形成される。そして、第1部分22と
第2部分24とがそれぞれの上面において蝶番52を介
して連結され、各ケーシング32の上部には、略コ字状
の把手54が形成される。さらに、各ケーシング32の
側面には、融着時に第1部分22および第2部分24が
開くのを防止するためのストッパ56が形成される。
【0016】ワークコイル10を用いて管12および1
4を互いに接合する際には、図3に示すように、まず、
拡径受口20に管14の管端を挿入する。そして、当接
部36を拡径受口20の先端Aに当接させ、かつ当接部
48を拡径段部Bに当接させた状態で拡径受口20の周
囲にワークコイル10を配置し、図示しない高周波電源
から巻線28に高周波電流を付与する。すると、電磁誘
導作用によってヒータ18に誘導電力が付与され、表皮
効果によって電流が集中するヒータ18の表皮部分が急
激に発熱する。ヒータ18の温度が上昇してキュリー温
度に達すると、ヒータ18の透磁率が大幅に低下して表
皮電流はほとんど流れなくなり、ヒータ18の発熱が止
まる。熱放射等によってヒータ18の温度が低下する
と、ヒータ18は再び表皮電流によって発熱する。この
ようにしてヒータ18が所定のキュリー温度に保たれる
ので、接合面は、キュリー温度またはその近傍の所定温
度に加熱されて融着される。
4を互いに接合する際には、図3に示すように、まず、
拡径受口20に管14の管端を挿入する。そして、当接
部36を拡径受口20の先端Aに当接させ、かつ当接部
48を拡径段部Bに当接させた状態で拡径受口20の周
囲にワークコイル10を配置し、図示しない高周波電源
から巻線28に高周波電流を付与する。すると、電磁誘
導作用によってヒータ18に誘導電力が付与され、表皮
効果によって電流が集中するヒータ18の表皮部分が急
激に発熱する。ヒータ18の温度が上昇してキュリー温
度に達すると、ヒータ18の透磁率が大幅に低下して表
皮電流はほとんど流れなくなり、ヒータ18の発熱が止
まる。熱放射等によってヒータ18の温度が低下する
と、ヒータ18は再び表皮電流によって発熱する。この
ようにしてヒータ18が所定のキュリー温度に保たれる
ので、接合面は、キュリー温度またはその近傍の所定温
度に加熱されて融着される。
【0017】この実施例によれば、ヒータ18の両端を
越える位置に巻線28の両巻幅端GおよびHが位置決め
されるので、ヒータ18の全体を十分かつ均一に加熱で
きる。また、図9に示すように、図3とは逆にワークコ
イル10を配置した場合でも、ヒータ18の両端を越え
る位置に巻線28の両巻幅端GおよびHが位置決めされ
るので、ヒータ18全体に作用する磁束密度の低下を招
くことなく、接合面を十分に融着できる。したがって、
施工時にワークコイル10の向きに注意する必要がな
く、施工性を飛躍的に向上できる。
越える位置に巻線28の両巻幅端GおよびHが位置決め
されるので、ヒータ18の全体を十分かつ均一に加熱で
きる。また、図9に示すように、図3とは逆にワークコ
イル10を配置した場合でも、ヒータ18の両端を越え
る位置に巻線28の両巻幅端GおよびHが位置決めされ
るので、ヒータ18全体に作用する磁束密度の低下を招
くことなく、接合面を十分に融着できる。したがって、
施工時にワークコイル10の向きに注意する必要がな
く、施工性を飛躍的に向上できる。
【0018】また、図10に示すように、位置決め部材
34を長手方向(軸方向)に移動させて当接部36と当
接部48との間隔をソケット58の長さとほぼ同じにな
るように調整すると、ワークコイル10を、ソケット5
8を用いて2つの管60および62を接合する場合にも
適用できる。この場合にも、ワークコイル10を所定位
置に確実に位置決めできるので、ワークコイル10の位
置ずれを防止でき、融着不良を防止できる。
34を長手方向(軸方向)に移動させて当接部36と当
接部48との間隔をソケット58の長さとほぼ同じにな
るように調整すると、ワークコイル10を、ソケット5
8を用いて2つの管60および62を接合する場合にも
適用できる。この場合にも、ワークコイル10を所定位
置に確実に位置決めできるので、ワークコイル10の位
置ずれを防止でき、融着不良を防止できる。
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】図1実施例の使用状態を示す図解図である。
【図4】継手を示す図解図である。
【図5】ヒータを示す斜視図である。
【図6】巻線を示す図解図である。
【図7】図1実施例の他の使用状態を示す図解図であ
る。
る。
【図8】位置決め部材を示す図解図である。
【図9】位置決め部材を示す図解図である。
【図10】図1実施例の他の使用状態を示す図解図であ
る。
る。
【図11】従来技術を示す図解図である。
【図12】従来技術においてワークコイルを逆向きに配
置した状態を示す図解図である。
置した状態を示す図解図である。
10 …誘導融着用ワークコイル 12,14 …管 16 …継手 18 …ヒータ 28 …巻線 34 …位置決め部材 42 …蝶ボルト 36,48 …当接部
フロントページの続き (72)発明者 多胡 卓 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 (72)発明者 永松 茂儀 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内
Claims (3)
- 【請求項1】先端と拡径段部とで規定された長さの任意
の位置に所定幅の磁性合金ヒータが埋め込まれた拡径受
口の前記磁性合金ヒータに誘導電力を付与するための誘
導融着用ワークコイルであって、 前記先端または前記拡径段部に当接可能な位置決め部、
および前記位置決め部が前記先端または前記拡径段部の
いずれに当接されたときでも前記磁性合金ヒータの両端
を越える巻幅端を有する巻線を備える、誘導融着用ワー
クコイル。 - 【請求項2】前記位置決め部は、前記先端に当接される
第1当接部および前記拡径段部に当接される第2当接部
を含む、請求項1記載の誘導融着用ワークコイル。 - 【請求項3】前記第1当接部または前記第2当接部のい
ずれか一方が軸方向に移動かつ固定可能にされた、請求
項2記載の誘導融着用ワークコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33707195A JPH09180875A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 誘導融着用ワークコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33707195A JPH09180875A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 誘導融着用ワークコイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09180875A true JPH09180875A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18305161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33707195A Pending JPH09180875A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 誘導融着用ワークコイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09180875A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10204525A (ja) * | 1997-01-23 | 1998-08-04 | Honda Motor Co Ltd | 高周波誘導加熱装置 |
-
1995
- 1995-12-25 JP JP33707195A patent/JPH09180875A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10204525A (ja) * | 1997-01-23 | 1998-08-04 | Honda Motor Co Ltd | 高周波誘導加熱装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
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