JPH09180345A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JPH09180345A
JPH09180345A JP33348195A JP33348195A JPH09180345A JP H09180345 A JPH09180345 A JP H09180345A JP 33348195 A JP33348195 A JP 33348195A JP 33348195 A JP33348195 A JP 33348195A JP H09180345 A JPH09180345 A JP H09180345A
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JP
Japan
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disc
rack
loading
panel
casing
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JP33348195A
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English (en)
Inventor
Mitsugi Oiwa
貢 大岩
Takehiro Mabuchi
剛弘 間渕
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数のCDを収納しオートチェンジャ機能を
備えたディスク再生装置において、構造が複雑になるこ
となくラックへのCDの出し入れが簡単にでき、その収
納状態を容易に確認できるようにする。 【解決手段】 ケーシング11内の奥側に多数のCD1
を収納するラック21を配置し、ラック21の前方の移
動スペース18に、指定された1枚のCDをラック21
から取り出して再生するローディング機構31をCD1
の並ぶ方向に沿って移動自在に設けた。前面パネル12
に、1枚のCD1をローディング機構31にセットして
再生させるためのディスク挿入スリット41を設けた。
そして、上面パネル15に、ラック21へのCD1の出
し入れを容易にするディスク出し入れ口42を設けると
ともに蓋体43を取り付けた。この蓋体43に、ラック
21へのCD1の収納状態を確認するための透明窓44
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音楽や画像等の信
号が記録されたディスクを再生するディスク再生装置に
係り、特に多数のディスクを収納するとともに、収納し
たディスクを交換しながら1枚ずつ再生するオートチェ
ンジャ機能を備えたディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音楽ソフトとしてのコンパクトディス
ク、いわゆるCDは、優れた音質が再現されることに加
え、その名の通りコンパクトで取り扱いの容易なことか
ら、めざましい普及を遂げた。従来より、そのCDを再
生する装置(CDプレイヤ)は、レコードプレイヤと同
様に再生させるたびに装置へのかけ替えが必要であっ
た。ところが、近年ではコンパクトな点を活用して、複
数枚のCDを収納するとともに、収納した中から1枚を
選択して再生し、さらに次のCDに交換して連続再生す
るオートチェンジャ機能が開発され、市販に至ってい
る。この機能は、CDを交換する手間が省けることか
ら、主に自動車用のCD再生装置に普及している。しか
しながらその利便性の面から、家庭用の据え置き型装置
への搭載が図られている。
【0003】図10および図11は、その種のCD再生
装置の例(右側面図)をそれぞれ示している。図10の
CD再生装置は、直方体状のケーシング61内の手前側
(図で左側)に多数のCD1を収納するラック62が配
置され、ラック62の奥側(図で右側)に、ローディン
グ機構63が配置されている。ラック62は底部を軸に
前後に回動し、前面パネルを構成する扉64を開けて前
側に回動させるとラック62へのCD1の出し入れが行
え、後側に回動させてケーシング61内に倒すと、CD
1の収納状態がセットされる。ローディング機構63
は、CD1の並ぶ左右方向(図面の表裏方向)に沿って
移動自在であり、選択されたCD1の位置で停止し、そ
のCD1を取り出して内蔵の再生機構でCD1を再生
し、再生後は元の位置に戻す。
【0004】図11のCD再生装置は、ケーシング61
内のラック62とローディング機構63が上記のものと
前後逆に配置され、ラック62は固定されている。ケー
シング61を構成する前面パネル65には、CD1をロ
ーディング機構63にセットするためのディスク挿入口
66が形成されており、ラック62へのCD1の出し入
れは、ディスク挿入口66からローディング機構63を
介して行うようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者の場合、1枚のC
Dをラックに入れたり出したりするにも、ラックを開閉
させなければならない構造なので、その出し入れ作業が
煩雑になりがちであり、しかも装置が大がかりになると
ともに構造が複雑化するので、製造コストの上昇を招
く。また、前面パネルが扉を構成するので前面パネルの
デザインの自由度が規制される欠点もある。後者の場合
は、前面パネルのスロットからCDをローディング機構
に入れ、次いでローディング機構が移動してCDをラッ
クに収納する構造なので、1度に多数のCDをラックに
収納したりラックから取り出すことができない。また、
ラックへのCDの収納状態を確認できない不満も生じ
る。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、構造が複雑になることなくラックへのCDの出し
入れが簡単にでき、しかもCDの収納状態が常に確認で
きるディスク再生装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであり、請求項1に記載のディ
スク再生装置は、前面パネル、背面パネル、左右の側面
パネルおよび上面パネルを有する直方体状のケーシング
と、該ケーシング内の後側に配置され、複数のディスク
が、該ディスク面が前記側面パネルと略平行で、かつ該
ディスクが左右方向に等ピッチに縦置き状態で収納され
るラックと、前記ケーシング内におけるラックと前面パ
ネルとの間に画成された移動スペースと、該移動スペー
スにガイド部材を介して左右方向に移動自在に設けら
れ、ラックに収納されている複数のディスクのうちの1
枚を取り出し、かつ戻すローディング機構と、該ローデ
ィング機構に内蔵され、ディスクの再生を行うディスク
再生機構と、前記ケーシングに形成され、ローディング
機構に対してディスクをケーシング外から出し入れする
ためのディスク挿入口と、前記上面パネル側および前記
背面パネル側のうちの少なくとも一方に、ラックに対応
して形成されたディスク出し入れ口と、該ディスク出し
入れ口を開閉する蓋体と、を具備したことを特徴として
いる。
【0008】請求項2に記載のディスク再生装置は、前
面パネル、背面パネル、左右の側面パネルおよび上面パ
ネルを有する直方体状のケーシングと、該ケーシング内
の前記背面パネル側に配置され、複数のディスクが、該
ディスク面が上面パネルと略平行で、かつ該ディスクが
上下方向に略等ピッチに横置き状態で収納されるラック
と、前記ケーシング内におけるラックと前面パネルとの
間に画成された移動スペースと、該移動スペースにガイ
ド部材を介して上下方向に移動自在に設けられ、ラック
に収納されている複数のディスクのうちの1枚を取り出
し、かつ戻すローディング機構と、該ローディング機構
に内蔵され、ディスクの再生を行うディスク再生機構
と、前記ケーシングに形成され、ローディング機構に対
してディスクをケーシング外から出し入れするためのデ
ィスク挿入口と、前記側面パネル側および前記背面パネ
ル側のうちの少なくとも一方に、ラックに対応して形成
されたディスク出し入れ口と、該ディスク出し入れ口を
開閉する蓋体と、を具備したことを特徴としている。
【0009】また、請求項3では、前記蓋体に、ラック
に収納されたディスクの収納方向に応じて延在する透明
窓を設けたことを特徴としている。
【0010】本発明によれば、ラックへCDを収納した
り、ラックからCDを取り出したりといった出し入れ作
業を、蓋体を開け、ケーシングに設けたディスク出し入
れ口から簡単に行うことができる。この出し入れ作業
は、CDをローディング機構で再生中に行うことができ
る。また、前面パネルは可動体ではないので、前面パネ
ルのデザインの自由度が規制されない。また、蓋体に透
明窓を設けることにより、ラックへのディスクの収納状
態を、蓋体を開けることなく透明窓から常に、かつ容易
に確認できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態のディスク再生装置を説明する。(1)第1の実施形態 A.ディスク再生装置の構成 図1(A)〜(C)は、多数のCD(ディスク)1を収
納し、それらCD1の中から1枚を選択して再生する本
実施形態のディスク再生装置の概略図であり、(A)は
平面、(B)、(C)は右側面を示している。また、図
2〜図4はディスク再生装置の詳細を示しており、図2
は平面、図3は右側面、図4は前面をそれぞれ示してい
る。
【0012】これら図において符号11は、直方体状の
ケーシングである。このケーシング11は、前面パネル
12、左右の側面パネル13、背面パネル14、上面パ
ネル15および底面パネル16を有し、底面パネル16
の四隅に装着されたインシュレータ17により支持され
る。前面パネル12には、電源のON・OFFスイッチ
と、CD1の再生・一時停止、停止、早送り・スキッ
プ、早戻し・スキップ等の演奏自体に関する通常の操作
ボタン、曲番号や演奏時間等の演奏状態を表示する表示
盤の他、収納された多数のCD1の中から目的の1枚を
指定するディスク指定操作部(いずれも図示せず)が設
けられている。
【0013】ケーシング11内の奥側(図1、図3で右
側、図2で上側)には、音楽ソフトであるCD1を多数
収納するラック21が配置され、底面パネル16に固定
されている。このラック21は、図2に示すように、複
数のCD1を収納するラックピース22が複数個(この
場合4個)並べて構成されている。各ラックピース22
には、多数(たとえば25枚)のCD1を1枚ずつ収納
するスリット23が左右方向に等ピッチに形成されてい
る。スリット23は上方および前方に開放しており、こ
れらスリット23に収納されるCD1は、側面パネル1
3と平行な縦置きの状態となる。
【0014】図2に示すように、ケーシング11内にお
けるラック21と前面パネル12との間には、移動スペ
ース18が画成されており、この移動スペース18に面
する底面パネル16には、左右方向に延びるガイドレー
ル(ガイド部材)19が設けられている。そして、ガイ
ドレール19には、ガイドレール19に沿って移動スペ
ース18を左右方向に移動するローディング機構31が
組み込まれている。
【0015】このローディング機構31は、ラック21
のスリット23に収納されている1枚のCD1を取り出
して中に引き込み、かつスリット23に戻すディスク出
し入れ機構と、引き込んだCD1を再生する再生機構
(いずれも図示略)が内蔵されている。ローディング機
構31は、前記ディスク指定操作部の操作で指定された
スリット23まで移動し、そのスリット23内のCD1
を取り出して再生し、再生後は元のスリット23内に戻
す。たとえばラック21のスリット23が合計100個
だとすると、スリット23に、左から順に1〜100番
のスリット番号が与えられている。そして、ディスク指
定操作部で目的のCD1が収納されているスリット番号
を入力してから再生ボタンを押すと、その指定した番号
のスリット23までローディング機構31が移動し、C
D1が再生される。ローディング機構31は、CD1を
再生しない場合には、もっとも左の1番スリット23に
応じた待機位置に戻って停止している。ローディング機
構31は、たとえばサーボモータ等の駆動源により駆動
される。なお、再生機構はCD1の左面を読み取るの
で、CD1をラック21へ収納するときは、読み取り面
を左側に向ける。
【0016】CD1の再生にあたっては、CD1を次々
に交換して連続再生するプログラム機能が搭載されてい
ると、多数のCD1を収納する本装置ではきわめて有用
である。このプログラム機能は、CD1が収納されてい
るスリット番号を再生したい順に指定することにより、
ローディング機構31がそれに応じて移動・再生を繰り
返す。また、指定した複数枚のCD1の中の曲からラン
ダムに曲を選択して再生するランダム機能が装備されて
いてもよい。
【0017】ローディング機構31のディスク出し入れ
機構は、たとえば、CD1を引き込む引き込みアーム
と、CD1をスリット23に戻す戻しアームとの組み合
わせで構成されている。また再生装置は、CD1をホー
ルドするとともに回転させるディスクモータ、CD1の
記録面に形成された音信号であるピットを読み取る光ピ
ックアップ、光ピックアップからデジタル信号を読み出
すためのプリアンプおよびサーボ回路、“1”、“0”
のシリアルデータから誤り検出訂正を行い異常音を発生
させないデータとするためのデジタル信号処理およびオ
ーディオ性能を決定するデジタルフィルタ、デジタル−
アナログ変換器、オーディオ回路等の一般周知の基本要
素を具備している。ディスク出し入れ機構でスリット2
3からローディング機構31に引き込まれたCD1は、
再生機構により再生される。
【0018】前面パネル12には、1枚のCD1を待機
位置にあるローディング機構31に対してケーシング1
1外から出し入れするためのディスク挿入スリット41
(ディスク挿入口)が形成されている。前面パネル12
の内側には、ディスク挿入スリット41に挿入されたC
D1をローディング機構31に対して出し入れするロー
ラ等からなるディスク出し入れ機構(図示略)が配備さ
れている。ディスク挿入スリット41からローディング
機構31に挿入されたCD1は、前記再生機構で再生さ
れる。前面パネル12には、ディスク挿入スリット41
からローディング機構31にセットされたCD1を排出
するエジェクトボタン(図示略)が設けられている。こ
のエジェクトボタンを押すと、前記ディスク出し入れ機
構が反転して、ローディング機構31にセットされたC
D1がディスク挿入スリット41から排出される。
【0019】図1ないし図3に示すように、前記上面パ
ネル15の奥側であってラック21の直上にあたる位置
には、ディスク出し入れ口42が形成されている。この
ディスク出し入れ口42は、ラック21の大きさおよび
形状に対応した左右方向に長い長方形状の開口であり、
ここからラック21に対してCD1を出し入れできるよ
うになっている。そして、上面パネル15には、ディス
ク出し入れ口42を開閉する蓋体43が設けられてい
る。この蓋体43は、図3に示すように、奥側の端縁が
上面パネル15にヒンジ結合されている。また、蓋体4
3には、図1および図2に示すように、左右方向に延び
る透明窓44が設けられている。この透明窓44はラッ
ク21の両端間にわたっており、ラック21内の全ての
CD1を、蓋体43が閉まったままの状態で透明窓44
を通してケーシング11外から確認できるようになって
いる。また、目的のCD1を指定する際の前記スリット
番号を、たとえばスリット23を形成する仕切り壁の、
透明窓44から目視できる位置に表示すれば、CD1の
指定を容易に行える。
【0020】B.ディスク再生装置の作用 上記構成の第1の実施形態のディスク再生装置は、CD
1の再生およびローディング機構31の動作を次のよう
に制御するコントローラが組み込まれており、その制御
動作を含めた作用を以下に説明する。
【0021】B−1.ディスク挿入スリット41からの
CD1の再生およびラック21への収納 通常は、読み取り面を左側に向けたCD1を、ディスク
挿入スリット41からローディング機構31へ挿入して
セットし、再生ボタンを押してCD1を再生させる。C
D1を再生後、そのCD1を取り出す場合にはエジェク
トボタンを押してディスク挿入スリット41からCD1
を排出させる。CD1をラック21に収納する場合に
は、ローディング機構31からディスク出し入れ機構に
よりスリット23に収納させる。CD1をディスク挿入
スリット41を経てラック21に収納させるにあたって
は、CD1を再生せず、ローディング機構31から直ち
にラック21に収納させることもできる。このように、
ディスク挿入スリット41から挿入したCD1は、元通
りディスク挿入スリット41から排出することもできる
し、必要に応じてラック21に収納できる。ラック21
に収納したCD1は、ディスク出し入れ口42からラッ
ク21に収納されたCD1と同様に扱うことができる。
【0022】B−2.ディスク出し入れ口42からのC
D1の収納および交換 ラック21へ多数のCD1を1度に収納するには、図1
(C)および図3に示すように、蓋体43を開け、読み
取り面を左側に向けてディスク出し入れ口42からスリ
ット23に1枚ずつ収納し、蓋体43を閉める。また、
ラック21に収納したCD1を取り出すときは、蓋体4
3を開けてディスク出し入れ口42から行う。ラック2
1へのCD1の出し入れは、CD1の再生中にも行え
る。
【0023】B−3.ラック21に収納したCD1の再
前記ディスク指定操作部により、再生したいCD1が収
納されているスリット番号を指定し、再生ボタンを押
す。ローディング機構31が指定されたスリット番号の
スリット23まで移動した後、そのスリット23に収納
されているCD1をディスク出し入れ機構が取り出して
ローディング機構31内に引き込み、再生機構がCD1
を再生する。再生が終了したらディスク出し入れ機構が
CD1を収納されていたスリット23に戻し、次いでロ
ーディング機構31が待機位置に戻る。再生したCD1
をそのまま取り出したいときは、エジェクトボタンを押
し、ディスク挿入スリット41から排出させる。
【0024】B−4.スリット23へのCD1の誤収納
防止 本実施形態のディスク再生装置は、CD1を再生中に蓋
体43を開けてディスク出し入れ口42からラック21
に新たなCD1を収納できる。再生中のCD1が収納さ
れていたスリット23に新たなCD1を収納すると、再
生後にローディング機構31がCD1をそのスリット2
3に戻すことになり、そのままだとスリット23にむり
やりCD1を収納しようとする。この誤収納を防止する
ため、コントローラは、ローディング機構31のディス
ク出し入れ機構がCD1を収納しようとする直前に、ス
リット23にCD1があることを内蔵のセンサが確認
し、この後、ディスク挿入スリット41からCD1を排
出する。この2重収納防止機能としては、このような方
式の他、たとえば、ローディング機構31のディスク出
し入れ機構に、図2の符号49で示す誤収納防止用のブ
ロックを装備させる等の方式を採用してもよい。
【0025】C.第1の実施形態の効果 上記ディスク再生装置によれば、ラック21へのCD1
の出し入れは、蓋体43を開けてディスク出し入れ口4
2から行う構成になっているので、多数のCD1が収納
されているラック21を動かす必要がなく、簡単にCD
1の出し入れが行える。また、1度に多数のCD1をラ
ック21に収納することが容易に行える。ラック21は
ケーシング11内に固定するだけでよいので、構造が複
雑にならず、製造コストの上昇が抑えられる。また、ラ
ック21へのCD1の収納状態を、蓋体43を開けるこ
となく蓋体43の透明窓44から容易に確認できる。さ
らに、前面パネル12は可動体ではないので、この前面
パネル12のデザインの自由度が規制されない。
【0026】D.第1の実施形態の変形例 図5(A)、(B)は上記第1の実施形態の変形例を示
しており、この場合、上面パネル15側ではなく、背面
パネル14側にディスク出し入れ口42が設けられてい
る。この場合、背面パネル14とラック21は、ともに
後方へ回動可能に底面パネル16にヒンジ結合され、背
面パネル42は、ディスク出し入れ口42の蓋体を兼ね
ている。この変形例では、背面パネル14を後方に倒し
てディスク出し入れ口42を開け、さらにラック21を
後方に倒し、この状態のラック21に対しCD1を出し
入れする。
【0027】(2)第2の実施形態 A.ディスク再生装置の構成 次に、図6ないし図8を参照して本発明の第2の実施形
態のディスク再生装置を説明する。これら図において上
記第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付
し、それらの説明は省略する。図6の(A)はディスク
再生装置の上面図、(B)は右側面図であり、ケーシン
グ11内の奥側(図6で右側)には、CD1を収納する
ラック51が、左右方向に3組配置されている。これら
ラック51は、4つのラックピース52が左右に均等配
置されて構成されている。ラックピース52の互いの対
向面には、図7に示すように、多数のCD1を1枚ずつ
収納する前後に開放したスリット53が、上下方向に等
ピッチに形成されている。各スリット53には、図8に
も示すように、CD1を弾性的に挟んでそのCD1の前
後方向の位置を軽く保持する細幅の弾性片54が、その
中央部をラックピース52に固設されて設けられてい
る。CD1は、読み取り面を下に向け、各ラックピース
52のスリット53間に挟まれた状態で上面パネル15
と平行に横置きに収納される。この状態で、CD1は適
度な操作力を与えられれば前後いずれの方向にも移動で
きるとともに、通常は所定位置に位置保持される。した
がって、ラック51には上下にCD1が積層されて収納
され、この上下に積層されたCD1が、左右方向に3組
配置されるわけである。
【0028】なお、このディスク再生装置も、上記第1
の実施形態と同様に、前面パネル12には、電源のON
・OFFスイッチと、CD1の再生・一時停止、停止、
早送り・スキップ、早戻し・スキップ等の演奏自体に関
する通常の操作ボタン、曲番号や演奏時間等の演奏状態
を表示する表示盤の他、収納された多数のCD1の中か
ら目的の1枚を指定するディスク指定操作部(いずれも
図示せず)が設けられている。
【0029】ローディング機構31は、ラック51に横
置きで収納されるCD1に応じて横置きとなっており、
移動スペース18において、図示せぬガイドレールに沿
って左右方向に移動し、かつCD1の積層方向すなわち
上下方向にも移動可能に組み込まれている。ローディン
グ機構31は、CD1を再生しない場合には、左側のラ
ック51のもっとも下方のスリット53に応じた待機位
置に戻って停止している。そして、前記ディスク指定操
作部の操作で指定されたスリット53まで移動し、その
スリット53内のCD1を取り出して再生し、再生後は
元のスリット53内に戻す。なお、ローディング機構3
1に内蔵された再生機構は、CD1の下面を読み取るよ
うになっている。
【0030】そして、本実施形態では、背面パネル14
側にディスク出し入れ口42が設けられている。背面パ
ネル14は、後方へ回動可能に底面パネル16にヒンジ
結合され、ディスク出し入れ口42の蓋体を兼ねてい
る。背面パネル14の各ラック51に対向する部分に
は、上下方向に延在し、ラック51へのCD1の収納状
態を確認するための透明窓44がラック51ごとに設け
られている。さらに、前面パネル12には、1枚のCD
1を待機位置にあるローディング機構31に対してケー
シング11外から出し入れするためのディスク挿入スリ
ット(ディスク挿入口)41が形成されている。このデ
ィスク挿入スリット41は、上面パネル15と平行に左
右方向に形成されている。
【0031】なお、本実施形態のディスク再生装置も、
上記第1の実施形態と同様のスリット53へのCD1の
誤収納防止機能が設けられている。
【0032】B.ディスク再生装置の作用 上記構成の第2の実施形態のディスク再生装置は、CD
1の再生およびローディング機構31の動作を次のよう
に制御するコントローラが組み込まれており、その制御
動作を含めた作用を以下に説明する。
【0033】B−1.ディスク挿入スリット41からの
CD1の再生およびラック51への収納 通常は、読み取り面を下側に向けたCD1を、ディスク
挿入スリット41からローディング機構31へ挿入して
セットし、再生ボタンを押してCD1を再生させる。C
D1を再生後、そのCD1を取り出す場合にはエジェク
トボタンを押してディスク挿入スリット41からCD1
を排出させる。CD1をラック51に収納する場合に
は、ローディング機構31からディスク出し入れ機構に
よりラック51のスリット53に収納させる。CD1を
ディスク挿入スリット41を経てラック51に収納させ
るにあたっては、CD1を再生せず、ローディング機構
31から直ちにラック51に収納させることもできる。
このように、ディスク挿入スリット41から挿入したC
D1は、元通りディスク挿入スリット41から排出する
こともできるし、必要に応じてラック51に収納でき
る。ラック51に収納したCD1は、ディスク出し入れ
口42からラック51に収納されたCD1と同様に扱う
ことができる。
【0034】B−2.ディスク出し入れ口42からのC
D1の収納および交換 ラック51へ多数のCD1を1度に収納するには、図6
(B)に示すように、背面パネル14を開け、読み取り
面を下側に向けてディスク出し入れ口42からラック5
1のスリット53に1枚ずつ収納し、背面パネル14を
閉める。また、ラック51に収納したCD1を取り出す
ときは、背面パネル14を開けてディスク出し入れ口4
2から行う。ラック51へのCD1の出し入れは、CD
1の再生中にも行える。
【0035】B−3.ラック51に収納したCD1の再
前記ディスク指定操作部により、再生したいCD1が収
納されているスリット番号を指定し、再生ボタンを押
す。ローディング機構31が指定されたスリット番号の
スリット53まで移動した後、そのスリット53に収納
されているCD1をディスク出し入れ機構が取り出して
ローディング機構31内に引き込み、再生機構がCD1
を再生する。再生が終了したらディスク出し入れ機構が
CD1を収納されていたスリット53に戻し、次いでロ
ーディング機構31が待機位置に戻る。再生したCD1
をそのまま取り出したいときは、エジェクトボタンを押
し、ディスク挿入スリット41から排出させる。
【0036】C.第2の実施形態の効果 上記ディスク再生装置によれば、ラック51へのCD1
の出し入れは、背面パネル14を開けてディスク出し入
れ口42から行う構成になっているので、多数のCD1
が収納されているラック51を動かす必要がなく、簡単
にCD1の出し入れが行える。また、1度に多数のCD
1をラック51に収納することが容易に行える。ラック
51はケーシング11内に固定するだけでよいので、構
造が複雑にならず、製造コストの上昇が抑えられる。ま
た、ラック51へのCD1の収納状態を、背面パネル1
4を開けることなく背面パネル14の透明窓から容易に
確認できる。さらに、前面パネル12は可動体ではない
ので、この前面パネル12のデザインの自由度が規制さ
れない。
【0037】D.第2の実施形態の変形例 図9は上記第2の実施形態の変形例を示しており、この
場合、背面パネル14側ではなく、側面パネル13側に
ディスク出し入れ口42が設けられている。この場合、
ディスク出し入れ口42を開閉する蓋体43の後端部が
背面パネル14の端部にヒンジ結合され、側方に回動す
ることでディスク出し入れ口42が開くようになってい
る。また、ラック51は、多数のCD1を上下に積層し
て収納するタイプであり、ローディング機構31側と側
面パネル13側に開放している。この変形例では、蓋体
43を開け、ディスク出し入れ口42からラック51に
対しCD1を出し入れする。
【0038】(3)本発明の変更例および他の適用例 本発明は上記各実施形態の構成に限定されるものではな
く、たとえば次のような変更あるいは適用が可能であ
る。 第1の実施形態のようなCD1の収納形態において、
ディスク挿入スリット41を、前面パネル12ではなく
上面パネル15に設け、ローディング機構31をこれに
応じた構造に変更する。また、ディスク挿入スリット4
1に代えて、CD1をトレーに収納してトレーごと挿脱
する通常のトレー介在形式とすることもできる。 各実施形態において、ラック21、51をディスク出
し入れ口42から出し入れできるようにし、ラック2
1、51へのCD1の出し入れをケーシング11外で行
うことができるようにする。 ディスク出し入れ口42を開閉する蓋体43や背面パ
ネル14の全体を透明として、蓋体43や背面パネル1
4自体を透明窓とする。 音楽演奏用のCD1の他に、サイズアップして画像と
音楽が記録されているLD(レーザーディスク)用の再
生装置にも応用できる。また、たとえばパーソナルコン
ピュータ用の記録媒体であるCD−ROMの駆動装置に
も適用できる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、ラックに対するディス
クの出し入れを、蓋体を開けてディスク出し入れ口から
簡単に行うことができ、しかも、1度に多数のCDの出
し入れを短時間で行うことができる。また、前面パネル
は可動体ではないので、前面パネルのデザインの自由度
が規制されない。(請求項1、2)。蓋体にラックの両
端間にわたる透明窓を設けたので、ラックへのディスク
の収納状態を、蓋体を開けることなく透明窓から常に、
かつ容易に確認できる。(請求項3)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態のディスク再生装置
の概略図であり、(A)は平面図、(B)は側面図、
(C)はCDをラックに対して出し入れしている状態の
側面図である。
【図2】 本発明の第1実施形態のディスク再生装置の
詳細を示す平面図である。
【図3】 同側面図である。
【図4】 同前面図である。
【図5】 第1の実施形態の変形例の側面図であり、
(A)は背面パネルが閉じている状態、(B)は背面パ
ネルが開いている状態である。
【図6】 本発明の第2の実施形態のディスク再生装置
の概略図であり、(A)は平面図、(B)は側面図であ
る。
【図7】 ラックのスリットに設けられた弾性片を示す
斜視図である。
【図8】 同平面図である。
【図9】 第2の実施形態の変形例の平面図である。
【図10】ディスク再生装置の従来例を示す側面図であ
る。
【図11】ディスク再生装置の他の従来例を示す側面図
である。
【符号の説明】
1…CD(ディスク)、11…ケーシング、12…前面
パネル、13…側面パネル、14…背面パネル、15…
上面パネル、18…移動スペース、19…ガイドレール
(ガイド部材)、21、51…ラック、31…ローディ
ング機構、41…ディスク挿入スリット(ディスク挿入
口)、42…ディスク出し入れ口、43…蓋体、44…
透明窓。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音楽や画像等の信号が記録されたディス
    クを再生するディスク再生装置であって、 前面パネル、背面パネル、左右の側面パネルおよび上面
    パネルを有する直方体状のケーシングと、 該ケーシング内の前記背面パネル側に配置され、複数の
    ディスクが、該ディスク面が前記側面パネルと略平行
    で、かつ該ディスクが左右方向に略等ピッチに縦置き状
    態で収納されるラックと、 ケーシング内における前記ラックと前記前面パネルとの
    間に画成された移動スペースと、 該移動スペースにガイド部材を介して左右方向に移動自
    在に設けられ、前記ラックに収納されている複数のディ
    スクのうちの1枚を取り出し、かつ戻すローディング機
    構と、 該ローディング機構に内蔵され、ディスクの再生を行う
    ディスク再生機構と、 前記ケーシングに形成され、前記ローディング機構に対
    してディスクをケーシング外から出し入れするためのデ
    ィスク挿入口と、 前記上面パネル側および前記背面パネル側のうちの少な
    くとも一方に、前記ラックに対応して形成されたディス
    ク出し入れ口と、 該ディスク出し入れ口を開閉する蓋体と、 を具備することを特徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 音楽や画像等の信号が記録されたディス
    クを再生するディスク再生装置であって、 前面パネル、背面パネル、左右の側面パネルおよび上面
    パネルを有する直方体状のケーシングと、 該ケーシング内の前記背面パネル側に配置され、複数の
    ディスクが、該ディスク面が前記上面パネルと略平行
    で、かつ該ディスクが上下方向に略等ピッチに横置き状
    態で収納されるラックと、 ケーシング内における前記ラックと前記前面パネルとの
    間に画成された移動スペースと、 該移動スペースにガイド部材を介して上下方向に移動自
    在に設けられ、前記ラックに収納されている複数のディ
    スクのうちの1枚を取り出し、かつ戻すローディング機
    構と、 該ローディング機構に内蔵され、ディスクの再生を行う
    ディスク再生機構と、 前記ケーシングに形成され、前記ローディング機構に対
    してディスクをケーシング外から出し入れするためのデ
    ィスク挿入口と、 前記側面パネル側および前記背面パネル側のうちの少な
    くとも一方に、前記ラックに対応して形成されたディス
    ク出し入れ口と、 該ディスク出し入れ口を開閉する蓋体と、 を具備することを特徴とするディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 前記蓋体に、前記ラックに収納された前
    記ディスクの収納方向に応じて延在する透明窓が設けら
    れていることを特徴とする請求項1または2に記載のデ
    ィスク再生装置。
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