JP3665525B2 - ディスク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録媒体としてのディスクを回転自在に保持するカートリッジを複数毎収納し、連続演奏を行うことができるチェンジャ装置であるディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一台のディスク装置において、収納された複数のディスクを順次連続再生を行うディスクチェンジャ装置に関する技術としては以下のような技術が公報に開示されている。
特開平9−97471号公報には従来のディスク装置としてのディスクローディング装置が開示されている。このディスクローディング装置は、複数のトレイが収納部に積層されており、それぞれにディスクを載置した積層されたトレイが順次下段から引出されて再生位置へ移送するよう構成されている。そして、再生されたディスクは収納部の最上段のトレイの上に返却される。このように、この従来のディスクローディング装置は、積み重ねられたトレイが順次循環して再生されるよう構成されている。
【0003】
また、実開平6−84545号公報には、別の従来のディスク装置が開示されている。このディスク装置は、収納部の各棚部の傾斜を異ならせて扇形に配置し、各棚部の傾斜に応じて再生手段の後端を揺動自在に支持する構成である。そして、このディスク装置でディスクを再生する場合、それぞれの棚部から直線的に再生手段の方へディスクを引き出し、再生手段の傾きを調整するよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の従来のディスク装置においては、小型化、薄型化、及び操作性の点で満足できるものではなかった。
例えば、特開平9−97471号公報に開示されたディスクローディング装置は、記録媒体をトレイに載置して移送する構成であるため、トイレに載置する記録媒体がディスク単体の場合には適しているが、ディスク回転自在に保持するカートリッジ方式の場合には、装置が大きくなり小型化の目的に適していなかった。また、このディスクローディング装置において、記録媒体を再生する場合、トレイは収納部の下側にある再生位置に移送され、その位置で記録媒体が水平に引き出される構成である。このため、再生手段を収納部の下側の更に下方に配置しなければならず、このようなディスクローディング装置の構成を薄型化することは困難であった。
【0005】
また、特開平6−84545号公報に開示されたディスク装置は、再生手段を収納部と同じ高さの位置に配置可能であるが、収納部において複数の棚部が互いに間隔を有して扇形状に拡がる構成であるため、収納部の高さが大きくなり、薄型化に適していないという問題点があった。
【0006】
本発明は、前述の従来のディスク装置の問題点を解消して、小型化及び薄型化を達成し、かつ部品点数の少ないディスク装置を提供するとともに、優れた操作性を有するディスクチェンジャ機能を備えたディスク装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係るディスク装置は、
開口部を有する前面パネルが側面の一方に設けられた実質的に箱形状のフレームと、
前記前面パネルに隣接する前記フレームの内部に配置され、仕切り部材により区切られて前記開口部と連絡する最上段を有し、ディスクを回動自在に保持するカートリッジが積層されて収納される収納部と、
前記フレームの内部における前方部分に配置された前記収納部に対して前記フレームの内部における後方部分に配置され、前記ディスクの記録再生を行う再生手段を有する再生部と、
前記収納部の最下段のカートリッジを前記再生部の方向へ移送し、かつ前記再生部のカートリッジを前記収納部の最上段の方向へ移送するカートリッジ移送手段と、
前記カートリッジ移送手段により前記収納部から引き出されたカートリッジを案内して当該カートリッジを再生位置に装着し、かつ再生位置のカートリッジを前記収納部の最上段へ返納可能な位置に保持するカートリッジ回動手段とを具備し、
前記開口部から挿入されたカートリッジや前記再生部から前記収納部の最上段に返納されたカートリッジが、前記収納部内において下降し、前記収納部の最下段から前記再生部へ移送されるよう構成されており、さらに前記収納部の最下段に収納されたカートリッジをカートリッジ移送手段が再生位置へ移送するとき、移送される当該カートリッジのみを斜行して前記収納部から前記再生部へ引出すよう構成されている
【0008】
上記のように構成することにより、本発明のディスク装置は、それぞれがディスクを保持する複数のカートリッジを順次連続的に演奏可能とするディスク装置を簡単な構成により実現できる。また、本発明のディスク装置は、収納部に積層された複数のカートリッジを順次上段から下段へ移送し、そして下段から引出して再生し、上段へ返納するよう構成されているため、再生部を実質的に固定状態にしてカートリッジを移送する手段の構成を簡略化することができ、また収納部の内部空間をカートリッジ搬送経路として使用しているため、デッドスペースの少ない効率的な小型で薄型の装置となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るディスク装置の好ましい実施例について添付の図面を参照しつつ説明する。本実施例において記録媒体としてのディスクをケース内に回転自在に収納したカートリッジとして光ディスクを使用する例について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、カートリッジ方式の記録媒体に本発明は適用できる。
【0010】
図1は本発明に係る好ましい実施例のディスク装置を示す側面断面図である。図2は本実施例のディスク装置の内部構成を示す平面図である。図1及び図2に示すディスク装置において、本発明に関連する主要な構成要素のみを表示している。
図1において、本実施例のディスク装置は、その筐体の内部に配置されるメカフレーム1が以下に述べる各構成要素を配設する土台として設けられている。このメカフレーム1は、実質的に箱型に形成されている。筐体の前面パネルにはカートリッジ103を出し入れするための開口が挿入口2として設けられている。この挿入口2はメカフレーム1の内部空間に通じている。また、メカフレーム1の内部には、カートリッジ103を収納するためのストッカ枠3が筐体の前面側に配置されている。このストッカ枠3の最上段部分は、第1の収納部Aとして構成され、挿入口2の開口と連絡している。第1の収納部Aは最上段開閉仕切り板4によりその下側にある第2の収納部Bと区切られており、ストッカ枠3の最上段部分の第1の収納部Aに挿入されたカートリッジ103を支持している。この最上段開閉仕切り板4は、搬送中にカートリッジが下に落ちないよう支持すると共に、必要に応じてメカフレーム1の外側に移動するよう制御される支持部材である。
【0011】
図1において、記録媒体であるディスクを回転自在に保持するカートリッジ103は、ディスク装置の挿入口2から挿入され引き込まれる。引き込まれたカートリッジ103は、まず最上段開閉仕切り板4上の第1の収納部Aに配置される。次に、最上段開閉仕切り板4が筐体内に収納され、第1の収納部Aに収納されていたカートリッジ103が下降して、ストッカ枠3の下側部分により構成される第2の収納部B内に配置される。この第2の収納部Bには、複数のカートリッジ103が積層されて収納されるよう構成されている。本実施例のディスク装置においては、3枚のカートリッジ103が第2の収納部Bに積層されて収納される。
【0012】
図1及び図2に示すように、第2の収納部Bの左方には斜行して配置された再生部Cが配設されている。再生部Cにはスピンドルモータ6、ターンテーブル7等のディスク再生のための各種機構が配置されている。
再生部Cにはトラバースシャーシ5がストッカ枠3と隣接して配置されている。このトラバースシャーシ5上にはカートリッジ103内のディスクを再生するために使用される部品、例えば、スピンドルモータ6、ターンテーブル7、光ピックアップ10等が設けられている。トラバースシャーシ5は複数の防振ダンパ11を介してメカフレーム1により支持されている。防振ダンパ11はディスクの再生中において外部からメカフレーム1に伝わる衝撃などの振動を減衰させる機能を有している。このため、トラバースシャーシ5は外部からの振動による影響が受けにくい構造を有している。
【0013】
再生部Cに設けられているカートリッジ支持ガイド8は、上下に移動可能に構成されており、第2の収納部Bから再生部Cの再生位置に引き出されるカートリッジ103を案内支持する部材である。すなわち、カートリッジ支持ガイド8は、カートリッジ103を支持して再生位置へ案内するために上昇した第1の位置と、再生中のディスクと接触しないよう待避する下降した第2の位置との間を移動可能に構成されている。
また、再生部Cに設けられているカートリッジ回動ホルダ9は、トラバースシャーシ5の後端部分(図1における左側部分)にある軸9cを中心に回動自在に軸止されている。このカートリッジ回動ホルダ9は、第2の収納部B内から引き出されたカートリッジ103を受け取り、再生位置へ装着するとともに、再生後のカートリッジ103を第1の収納部Aへ返納する機能を有する。また、カートリッジ回動ホルダ9は再生中のカートリッジ103を押圧して所定位置に保持する機能を持つ。このため、カートリッジ回動ホルダ9は、第1の収納部Aに返納する第1の位置、第2の収納部Bの最下段から引き出されたカートリッジ103を受け取る第2の位置、及びさらに下方へ回動して再生中のカートリッジ103を押圧付勢する第3の位置の3つの停止位置を有して回動動作を行う。
【0014】
[カートリッジの引き込み収納動作]
次に、本実施例のディスク装置における、カートリッジ103の引き込み収納動作について説明する。
図3及び図4は、本実施例のディスク装置におけるカートリッジ103の引き込み収納動作を示す側面断面図である。以下の動作説明において、位置の異なるカートリッジには異なる符号を付し、それぞれ第1のカートリッジ103a、第2のカートリッジ103b、第3のカートリッジ103cとして説明する。図3は第1のカートリッジ103aがディスク装置内の第1の収納部Aに引き込まれる途中であり、第2の収納部Bに第2のカートリッジ103bが収納され、そして第3のカートリッジ103cは再生されている状態を示している。図4は第1のカートリッジ103aが第2の収納部Bに収納された状態を示している。また、図5は図4に示したディスク装置の内部構成を示す平面図である。
【0015】
図3に示すように、第2のカートリッジ103bが第2の収納部Bに収納されており、第3のカートリッジ103cが再生位置にある状態において、3枚目の第1のカートリッジ103aを挿入口2から挿入すると、第1の収納部Aを区切る最上段開閉仕切り板4がメカフレーム1の側面から突出して第1のカートリッジ103aを案内する。このとき、第1のカートリッジ103aは、矢印E方向に搬送されていき、第1の収納部Aに収納される。
【0016】
次に、第1の収納部を仕切っていた最上段開閉仕切り板4がメカフレーム1の外側へ移動し、第1の収納部Aと第2の収納部Bの間の突出部分がなくなる。このため、第1の収納部Aの第1のカートリッジ103aが矢印F方向へ押圧されると、第1のカートリッジ103aは第2の収納部Bへ移動する。このとき用いられる第1のカートリッジ103aを押し下げる押圧付勢手段は図示を省略するが、押圧付勢手段としては一般的に用いられる板ばね等の弾性部材により構成される。ただし、押圧方向が重力方向と同一となる構成の装置においては、この押圧部材を設けずに重力を利用することも可能である。このように、第1のカートリッジ103aは矢印F方向へ移動することにより、第1のカートリッジ103aはストッカ枠3で構成される第2の収納部Bの中段の位置に移動する。このとき、第1のカートリッジ103aは第2の収納部Bにおける最下段の第2のカートリッジ103bと直積みされている。このため、第1のカートリッジ103aと第2のカートリッジ103bとの間には隙間はなく、仕切り部材等は存在していない。
【0017】
本実施例のディスク装置は、上記のように収納部において複数のカートリッジが実質的に直積みされるよう構成されているため、装置の厚み方向の高さをカートリッジの厚み寸法により略設定可能である。
また、本実施例のディスク装置を車載等の振動の激しい状態で使用する場合においても、収納部の積み重ねられたカートリッジは図4の矢印F方向に押圧される構成であるため、収納されたカートリッジが外部からの振動で浮いてガタガタと鳴るラトルノイズを発生することがない。このように、本実施例のディスク装置は、収納部にある複数のカートリッジを一つの押圧付勢手段により確実に保持することが可能となる。
【0018】
[カートリッジの再生位置移動動作]
次に、本実施例のディスク装置における、カートリッジの第2の収納部Bの最下段から再生位置への再生位置移動動作について説明する。
図6〜図8は、本実施例のディスク装置におけるカートリッジの再生位置移動動作を示す側面断面図である。図6は第2の収納部Aの最下段の第3のカートリッジ103aを引き出し、再生位置へ移送する途中の状態を示す図であり、図7は第3のカートリッジ103cが再生位置へ引き出された状態を示す図である。図8は第3のカートリッジ103cの再生位置における再生可能状態を示す図である。
【0019】
再生位置移動動作の初期において、カートリッジ支持ガイド8及びカートリッジ回動ホルダ9は図6に示すカードリッジ保持位置に移動している。
図6に示す再生位置移動動作の初期において、第3のカートリッジ103cは第2の収納部Bの最下段から演奏位置である再生位置へ引き出される。再生位置とは、スピンドルモータ6やターンテーブル7等の再生機構が設けられているトラバースシャーシ5上の位置であり、カートリッジ内のディスクが再生される位置である。第3のカートリッジ103cが第2の収納部Bから再生位置へ引き出されるとき、ストッカ枠3の底面の凹部形状により第3のカートリッジ103cの前端部分(図6の右側部分)が案内支持されて、第3のカートリッジ103cは所望の傾きを有して移動する。このとき、再生部Cにおいて上下の2つの位置に移動可能なカートリッジ支持ガイド8は、上部の位置(カートリッジ保持位置)に配置されている。
【0020】
カートリッジ支持ガイド8によって案内される第3のカートリッジ103cの挿入口側の前端部分は、図6に示すように、矢印G方向に移動し、第3のカートリッジ103cは斜行して移動する。更に第3のカートリッジ103cが引き出されることにより、第3のカートリッジ103cの前端部分は図7に示すように矢印H方向及び矢印I方向へ移動し、第3のカートリッジ103cは斜め上方に案内される。このように、第2の収納部Bから引き出される第3のカートリッジ103cの前端部分(挿入口側部分)は、矢印G、矢印Hそして矢印Iで示す方向に円弧を描くように移送される。このとき、カートリッジ支持ガイド8はカートリッジ保持位置に配置されており、カートリッジ支持ガイド8の案内部8aはストッカ枠3の後端部近傍に配置されている。このため、第3のカートリッジ103cがストッカ枠3から引き出されるとき、第3のカートリッジ103cは案内部8aにより確実に支持され、カートリッジ回動ホルダ9の保持部9bへ案内される。
上記のように、第2の収納部Bの最下段の第3のカートリッジ103cがカートリッジ移送手段により再生位置へ引き出されるとき、直上の第2のカートリッジ103bは枠部20との接触により、その位置に保持される。このため、引き出される第3のカートリッジ103cは直上の第2のカートリッジ103bの後端部分のみと接触する。したがって、最下段の第3のカートリッジ103cを小さな力で引き出すことが可能となり、引き出される第3のカートリッジ103cに貼付されたラベル面等との引っ掛りを防止して、なめらかな移動が可能となる。
【0021】
上記のように第2の収納部Bから引き出された第3のカートリッジ103cは、トラバースシャーシ5上の所望のカートリッジ保持角度を有する位置で待機していたカートリッジ回動ホルダ9により保持される。この位置が、第3のカートリッジ103cのカートリッジ再生待機位置である。図7に示す状態において、再生位置移動動作における第3のカートリッジ103cの後方への移送動作は完了する。
【0022】
次に、図7に示したカートリッジ回動ホルダ9は軸9cを中心に時計方向に一定角度を回動する。これにより、図8に示すように、トラバースシャーシ5に設けられた複数の位置決め基準ピン5a,5bが第3のカートリッジ103cの穴に挿入され、第3のカートリッジ103cの再生位置への移送は完了する。このとき、再生位置移動動作のカートリッジの引き出し時に一緒に案内を行なっていたカートリッジ支持ガイド8は、下方の待避位置に移動する。このため、カートリッジ支持ガイド8はカートリッジ再生中にその再生を妨げることがない。
なお、図6に示されている収納部の第1のカートリッジ103aと第2のカートリッジ103bは、上記のように第3のカートリッジ103cが収納部から引き出されたとき、それぞれ1段ずつ下方へ移動し、図8に示す状態になる。
【0023】
[カートリッジの収納部への返納動作]
次に、再生終了後のカートリッジを収納部における最上段である第1の収納部Aに返納する動作について説明する。
図8に示す第3のカートリッジ103cの再生状態において、演奏が終了すると、カートリッジ支持ガイド8が上方に移動し、第3のカートリッジ103cを保持するカートリッジ回動ホルダ9が軸9cを中心に反時計方向に回動して上昇する。このように、カートリッジ支持ガイド8とカートリッジ回動ホルダ9の上昇により、トラバースシャーシ5上に設けられた位置決め基準ピン5a,5bと第3のカートリッジ103cとの係合が解除される。そして、第3のカートリッジ103cは、矢印J方向に持ち上げられる。このように第3のカートリッジ103cがカートリッジ回動ホルダ9により持ち上げられた状態を図9に示す。図9はカートリッジ回動ホルダ9が持ち上がり、第3のカートリッジ103cが収納部へ返納される状態を示す側面断面図である。
【0024】
次に、第3のカートリッジ103cは収納部の最上段である第1の収納部Aに返納すべく矢印Kで示す方向への移送が開始される。このとき、収納部を第1の収納部Aと第2の収納部Bを区切る最上段開閉仕切り板4は、メカフレーム1の側面から収納部内へ突出している。このため、第1の収納部Aに返納された第3のカートリッジ103cは、最上段の位置から垂れ下がることがなく、完全に第1の収納部Aに返納され、返納動作は完了する。
【0025】
上記のように返納動作が完了し、第3のカートリッジ103cが第1の収納部Aに収納されると、第3のカートリッジ103cは第1の収納部Aにそのまま留めておくか、又は挿入口2から排出するかの2つの動作の何れかを選択することができる。
第3のカートリッジ103cを挿入口2から排出する場合には、前述の図3における矢印E方向と逆の方向へ第3のカートリッジ103cを搬送する。
【0026】
一方、第3のカートリッジ103cを第1の収納部Aに収納しておき、再生するための循環チェンジ動作を行なわせる場合には、カートリッジ回動ホルダ9を軸9cを中心に時計方向(図9)に回動させて、前述の図6に示す状態にする。この状態において、カートリッジ支持ガイド8及びカートリッジ回動ホルダ9は、第2の収納部Bの最下段から引き出されたカートリッジを受け取れ得る状態となる。
このように図6に示す状態となった後は、前述の再生位置移動動作及び返納動作が繰り返して実行される。
【0027】
また、本実施例のディスク装置においては、上記の動作を組み合わせた動作モードを設定することが可能であり、例えば、演奏が終了したカートリッジを順次自動的に挿入口2から排出するよう設定することができる。このため、本実施例のディスク装置においては、演奏が終了する度にそのカートリッジを排出する手間が不要となる。このとき、新たなカートリッジを補充する場合には、残りのカートリッジにより引き続き行われている演奏中において自由に挿入口2から挿入する。このように、新たなカートリッジを補充することにより、本実施例のディスク装置は、演奏を継続することができ、操作の極めて簡単な連続演奏機能を提供することができる。
【0028】
[挿入したカートリッジの直接再生動作]
次に、本実施例において新たに挿入したカートリッジを直接再生位置へ搬送する動作について説明する。
図10及び図11は、新たに挿入したカートリッジを直接再生位置へ搬送する動作を説明するための側面断面図である。図10に示す状態は、第2の収納部Bの内部には既に2枚のカートリッジ103b、103cが収納されている。但し、再生部Cにはカートリッジは配置されておらず、演奏は行われていない。従って、トラバースシャーシ5上にはカートリッジのない状態である。この状態において、挿入口2から第1のカートリッジ103aを挿入すると、矢印M方向への引き込み動作が開始される。このとき、最上段開閉仕切り板4は、メカフレーム1の側面から内側へ突出しているため、第1のカートリッジ103aは支持される。最上段開閉仕切り板4により支持された第1のカートリッジ103aはそのまま後方への搬送が続けられ、第1の収納部Aの収納位置まで移送される。
【0029】
上記の第1のカートリッジ103aの引き込み動作において、カートリッジ回動ホルダ9は軸9cを中心に反時計方向に回動し、第1の収納部Aと連絡する角度で停止する。この状態を図10に示す。
図10に示すように、第1の収納部Aの第1のカートリッジ103aは、再び矢印M方向への搬送が行われる。その結果、第1のカートリッジ103aの後ろ端部分(図10における左側部分)は、カートリッジ回動ホルダ9の保持部9bの内側に当接する。
【0030】
上記のように、第1のカートリッジ103aがカートリッジ回動ホルダ9の保持部9bに当接する位置までの搬送を終了すると、カートリッジ回動ホルダ9は軸9cを中心に時計方向に回動して下降する。図11はカートリッジ回動ホルダ9が下降し、且つカートリッジ支持ガイド8が下方の位置に配置されている状態を示す側面断面図である。
図11に示すように、カートリッジ回動ホルダ9が回動して第1のカードリッジ103aは矢印Nで示す下方に移送され、トラバースシャーシ5上に配置される。このとき、トラバースシャーシ5上に設けられた位置決め基準ピン5a,5bは、第1のカートリッジに形成された穴に挿入され、演奏定置位置への移送が完了する。
【0031】
上記のように新たに挿入されたカートリッジの直接再生動作は、前述した再生部Cから第1の収納部Aへの返納動作を行う場合と反対の方向にカートリッジを搬送している。このように、挿入された新たなカートリッジに対して直接再生動作を行うことによって、前述の循環チェンジ動作を実行すると発生する余分な送り動作や、時間のロスを無くすことが可能となる。また、本実施例のディスク装置は、第2の収納部Bに複数のカートリッジを収納した状態で、新たなカートリッジを素早く再生位置に搬送することが可能となる。ただし、本実施例のディスク装置において、収納されたカートリッジが既に演奏状態にあるとき、新たに挿入されたカートリッジは引き込み動作だけを行い、収納されてディスク装置は演奏状態を継続し続ける。
【0032】
また、本実施例のディスク装置において、第2の収納部Bに複数のカートリッジが積層されており、一方再生部Cにはカートリッジが配置されていないとき、新たに挿入されたカートリッジは、既に収納されているカートリッジを移動させることなく、直接的に再生位置へ移動することができる。このため、本実施例のディスク装置は、上記の場合、挿入されたカートリッジをすぐに演奏することが可能となる。
従って、本実施例のディスク装置は、使用者の操作前の状況や操作時の状況を考慮して、演奏すべきか収納すべきかをボタン操作によって選択する必要が無く、自動的に適切なモードを選択して動作する。このため、本実施例のディスク装置は、取扱が容易で、優れた操作性を有する操作方法を提供できる。
【0033】
なお、本実施例のディスク装置においては、第2の収納部におけるカートリッジの収納枚数を説明と図の簡略化の為、3枚の場合を一例として示したが、本発明はこの枚数に限定されるものではなく、適宜にその収納枚数を増やすことが可能である。例えば、第2の収納部にカートリッジを6枚収納する構成であっても、前述の実施例と同じように構成することができ、その効果も実質的に同じである。
また、本実施例のディスク装置は、薄型に構成され操作性に優れているため、複数のディスクを収納してオートチェンジ機構を有するディスクチェンジャ装置でありながら、それを使用者に意識させることがなく、1枚のディスクのみを収納して演奏するディスク装置のように操作することが可能である。
なお、上記実施例においては再生手段を有するディスク装置について説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、上記実施例のディスク装置における再生部に記録手段と再生手段を設けて記録と再生が可能なディスク装置を構築することも可能である。また、再生部に記録手段のみを設けることも可能であることは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】
以上、実施例について詳細に説明したところから明らかなように、本発明は次の効果を有する。
本発明によれば、開口部から挿入されたカートリッジや再生部から収納部へ返納されたカートリッジが収納部内において最上段から下降して、最下段から順に再生部へ移送されて、複数枚のカートリッジの各ディスクを順次連続的に演奏可能とする構成のディスク装置を簡単な構成で実現できる。
【0035】
また、本発明のディスク装置においては、収納部の最上段のみを区切り、この最上段に収納されたカートリッジを開口部と連絡する高さに保持する突出可能な可動式の仕切り部材を備えることにより、従来のディスク装置において設けられていたディスクトレイやディスクキャリアなどの収納部材を収納枚数に応じて用意する必要がなく、またディスク保持手段やディスクのそれぞれを所定の位置に分離して配置するための仕切り部材などを設ける必要がない。このため、本発明によれば、収納部において複数のカートリッジが積み重ねられて収納され、カートリッジ間の隙間を最小に保つことができ、薄型化を達成するディスク装置を得ることに非常に有利である。特に、本発明によれば、車載用途などで使用されるDIN規格サイズのディスク装置においては有利であり、特定のサイズに限定された小型・薄型化のディスク装置を提供することが可能となる。
【0036】
また、本発明のディスク装置において、収納部の最下段のカートリッジがカートリッジ移送手段により演奏位置へ引き出されるとき、直上のカートリッジはその位置に保持されるため、引き出されるカートリッジは直上のカートリッジの後端部分のみと接触する構成である。このため、最下段のカートリッジを小さな力で引き出すことができ、引き出されるカートリッジに貼付されたラベル面との引っ掛りを防止できる。また、本発明のディスク装置は、収納部からカートリッジを所定の角度を持たせて引き出し、斜め上後方に引き出す構成としたことにより、再生部は収納部より下方に配置する必要がなく、実質的に同等の高さに配置することができる。
【0037】
また、本発明のディスク装置においては、収納部の最上段に収納されたカートリッジが直接的に演奏位置へ移送できる構成であるため、挿入されたカートリッジを素早く演奏位置へ移送して再生することができる。このため、本発明によれば、一枚物のディスク装置と同様に素早い音出し操作が実現可能となる。
また、本発明のディスク装置においては、新たなカートリッジが挿入されるとき、既にカートリッジが演奏中であれば収納部内に順に収納し、非演奏中やラジオなど他の音響機器が演奏中であれば、収納部に収納せず再生位置へ移送して演奏可能な状態とすることができる操作モード判別手段を備えている。このように構成された本発明のディスク装置は、カートリッジが挿入されたときの状況、例えば、カートリッジが再生状態なのかラジオなど他の音響機器による再生状態なのか等の状況に応じて、挿入されたカートリッジを直接に再生位置へ移送して再生するか、収納部へ収納するかを自動判定することが可能であり、余分なカートリッジチェンジャ操作に煩わされること無く所望の動作を効率的に実行させることができる。
【0038】
また、本発明のディスク装置においては、収納部のカートリッジを順次演奏し、その演奏終了したカートリッジを収納部に返納せず順次装置外部へ排出する構成とすることができる。このように構成されているため、本発明のディスク装置は、演奏終了後のカートリッジ毎に手動で排出する操作が不要となる。また、本発明によれば、新たなカートリッジの補充が収納されていたカートリッジの演奏中ならいつでも自由に挿入口に挿入するだけで演奏を継続した状態で可能であり、極めて操作の簡単な連続演奏機能を有するディスク装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例のディスク装置の内部構成を示す側面断面図である。
【図2】本発明に係る実施例のディスク装置において、1枚のカートリッジが演奏位置にあり、カートリッジを新たに挿入するときの内部構成を示す平面図である。
【図3】本発明に係る実施例のディスク装置におけるカートリッジの引き込み動作を示す側面断面図である。
【図4】本発明に係る実施例のディスク装置におけるカートリッジの収納動作を示す側面断面図である。
【図5】本発明に係る実施例のディスク装置におけるカートリッジの収納時の内部構成を示す平面図である。
【図6】本発明に係る実施例のディスク装置におけるカートリッジの再生位置移動動作を示す側面断面図である。
【図7】本発明に係る実施例のディスク装置におけるカートリッジの再生位置移動動作を示す側面断面図である。
【図8】本発明に係る実施例のディスク装置におけるカートリッジの返納動作を示す側面断面図である。
【図9】本発明に係る実施例のディスク装置におけるカートリッジの返納動作を示す側面断面図である。
【図10】本発明に係る実施例のディスク装置において、挿入されたカートリッジの再生位置移動動作を示す側面断面図である。
【図11】本発明に係る実施例のディスク装置において、挿入されたカートリッジの再生位置移動動作を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 メカフレーム
2 挿入口
3 ストッカ枠
4 最上段開閉仕切り板
5 トラバースシャーシ
6 スピンドルモータ
7 ターンテーブル
8 カートリッジ支持ガイド
9 カートリッジ回動ホルダ
10 光ピックアップ
11 防振ダンパ
103 カートリッジ

Claims (3)

  1. 開口部を有する前面パネルが側面の一方に設けられた実質的に箱形状のフレームと、
    前記前面パネルに隣接する前記フレームの内部に配置され、仕切り部材により区切られて前記開口部と連絡する最上段を有し、ディスクを回動自在に保持するカートリッジが積層されて収納される収納部と、
    前記フレームの内部における前方部分に配置された前記収納部に対して前記フレームの内部における後方部分に配置され、前記ディスクの記録再生を行う再生手段を有する再生部と、
    前記収納部の最下段のカートリッジを前記再生部の方向へ移送し、かつ前記再生部のカートリッジを前記収納部の最上段の方向へ移送するカートリッジ移送手段と、
    前記カートリッジ移送手段により前記収納部から引き出されたカートリッジを案内して当該カートリッジを再生位置に装着し、かつ再生位置のカートリッジを前記収納部の最上段へ返納可能な位置に保持するカートリッジ回動手段とを具備し、
    前記開口部から挿入されたカートリッジや前記再生部から前記収納部の最上段に返納されたカートリッジが、前記収納部内において下降し、前記収納部の最下段から前記再生部へ移送されるよう構成されたディスク装置であって、
    前記収納部の最下段に収納されたカートリッジをカートリッジ移送手段が再生位置へ移送するとき、移送される当該カートリッジのみを斜行して前記収納部から前記再生部へ引出すよう構成されたディスク装置。
  2. 開口部を有する前面パネルが側面の一方に設けられた実質的に箱形状のフレームと、
    前記前面パネルに隣接する前記フレームの内部に配置され、仕切り部材により区切られて前記開口部と連絡する最上段を有し、ディスクを回動自在に保持するカートリッジが積層されて収納される収納部と、
    前記フレームの内部における前方部分に配置された前記収納部に対して前記フレームの内部における後方部分に配置され、前記ディスクの記録再生を行う再生手段を有する再生部と、
    前記収納部の最下段のカートリッジを前記再生部の方向へ移送し、かつ前記再生部のカートリッジを前記収納部の最上段の方向へ移送するカートリッジ移送手段と、
    前記カートリッジ移送手段により前記収納部から引き出されたカートリッジを案内して当該カートリッジを再生位置に装着し、かつ再生位置のカートリッジを前記収納部の最上段へ返納可能な位置に保持するカートリッジ回動手段とを具備し、
    前記開口部から挿入されたカートリッジや前記再生部から前記収納部の最上段に返納されたカートリッジが、前記収納部内において下降し、前記収納部の最下段から前記再生部へ移送されるよう構成されたディスク装置であって、
    前記カートリッジ移送手段が前記収納部の最上段のカートリッジを実質的に同じ高さに配置された前記カートリッジ回動手段に移送し、前記カートリッジ回動手段が当該カートリッジを前記再生手段に装着するよう構成されたディスク装置。
  3. カートリッジが前記開口部より前記収納部の最上段に収納されたとき、他のカートリッジが再生状態か否かにより最上段の当該カートリッジの移送方向を決定する操作モード判別手段を有する請求項1又は請求項2記載のディスク装置。
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