JPH09179705A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09179705A
JPH09179705A JP7339217A JP33921795A JPH09179705A JP H09179705 A JPH09179705 A JP H09179705A JP 7339217 A JP7339217 A JP 7339217A JP 33921795 A JP33921795 A JP 33921795A JP H09179705 A JPH09179705 A JP H09179705A
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JP
Japan
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image
data
image forming
unit
processing capacity
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Application number
JP7339217A
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English (en)
Inventor
Masaaki Nagano
雅昭 永野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部装置に画像形成装置の処理能力を充分引
き出せる使い方ができるようにする。 【解決手段】 画像形成装置は、処理能力算出手段Eに
よって画像作成手段Cの現在の処理能力を算出し、処理
能力通知手段Fによってその処理能力が今までの処理能
力から変化したか否かをチェックし、変化した場合にそ
の処理能力を外部装置Aへ通知する。また、データ受信
手段Bによって受信されたデータのうち、画像作成手段
Cの処理能力に影響を与えるデータを検出し、そのデー
タに基づいて画像作成手段Cにより画像情報が作成され
ることによりその処理能力が変化する時期を算出してそ
れを外部装置Aへ通知したり、画像作成手段Cの処理能
力に影響を与えるデータを検出したときに、画像作成手
段Cの処理能力が変化することを外部装置Aへ通知する
ようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザプリンタ
等の光プリンタ,デジタル複写機,ファクシミリ装置な
どの各種画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタのような画像形成装置
は、ホスト装置(外部装置)から送られてくるデータを
受信し、そのデータ(フォントやグラフィックの情報で
ある画像形成用データ及びコマンド)に基づいて所定の
メモリ上でページ単位の画像情報(画像イメージデー
タ)を作成する画像情報の作成処理を行ない、その画像
情報を用紙上に画像形成して出力するものである。
【0003】ところで、最近、このような画像形成装置
とホスト装置がお互いに協力して画像形成のパフォーマ
ンスアップや画質の向上を計るようになってきた。例え
ば、ホスト装置側は画像形成装置が処理しやすいコマン
ドを選択して送り、無駄なコマンドは送信しないように
し、画像形成装置側はホスト装置が使いやすいコマンド
をサポートする。
【0004】この場合、ホスト装置が画像形成装置のコ
マンドを有効に使う場合に、画像形成装置が最低限どこ
まで保証しているかの限界値を知り、その限界値までの
範囲でコマンドを使用している。これは、ホスト装置が
動的に変化する現在の画像形成装置の処理能力(画像情
報の作成処理能力)を知る手段がないためである。も
し、そのような手段があったとしても、それをいつ使っ
てよいのか適切に知らされる手段が必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、画像形成装
置としては、フリーなメモリが充分あるときには、メモ
リが許す限り、メモリを有効に利用するようにコマンド
を使ってもらった方が、一般的に処理速度及び画質等の
点で優れた画像形成を行なうことができる。これは、例
えば少ないメモリであると、画像を分割して処理したり
するため処理が複雑になり、処理ステップ数も増えるた
めである。
【0006】また、画像形成装置において、最低限保証
している限界値は、通常どんなときでもメモリエラーな
どが発生しない範囲であり、この限界値を保証するため
に、常にこの限界値を保証するためのメモリを確保して
いる。したがって、現状の技術では、画像形成装置に充
分な処理能力があるにもかかわらず、ホスト装置が画像
形成装置の処理能力を充分発揮させる使い方ができない
問題がある。
【0007】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、外部装置(ホスト装置)に画像形成装置の処理
能力を充分引き出せる使い方ができるようにすることを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、図1,図
2,又は図3の機能ブロック図に示すように、外部装置
Aから送られてくるデータを受信するデータ受信手段B
と、該手段Bによって受信されたデータに基づいて画像
情報の作成処理を行なう画像作成手段Cと、該手段Cに
よって作成された画像情報を用紙上に画像形成して出力
する画像形成手段Dとを備えた画像形成装置において、
上記の目的を達成するため次の各手段を設けたことを特
徴とする。
【0009】請求項1の発明は、図1に示すように、画
像作成手段Cの現在の処理能力を算出する処理能力算出
手段Eと、その算出された処理能力が変化したか否かを
チェックし、変化した場合にその処理能力を外部装置A
へ通知する処理能力通知手段Fとを設けたものである。
請求項2の発明は、上記処理能力通知手段Fによる通知
時期を設定する通知時期設定手段Gを設けたものであ
る。
【0010】請求項3の発明は、図2に示すように、デ
ータ受信手段Bによって受信されたデータのうち、画像
作成手段Cの処理能力に影響を与えるデータを検出する
データ検出手段Hと、その検出されたデータに基づいて
画像作成手段Cにより画像情報が作成されることによ
り、その処理能力が変化する時期を算出する変化時期算
出手段Iと、その算出された上記処理能力が変化する時
期を外部装置Aへ通知する変化時期通知手段Jとを設け
たものである。
【0011】請求項4の発明は、上記変化時期通知手段
Jによる通知時期を設定する通知時期設定手段Gを設け
たものである。請求項5の発明は、請求項2又は4の画
像形成装置において、通知時期設定手段Gを、データ受
信手段Bによって受信されたデータに応じて上記通知時
期を設定する手段としたものである。
【0012】請求項6の発明は、図3に示すように、デ
ータ受信手段Bによって受信されたデータのうち、画像
作成手段Cの処理能力に影響を与えるデータを検出する
データ検出手段Hと、それによって画像作成手段Cの処
理能力に影響を与えるデータが検出されたときに、画像
作成手段Cの処理能力が変化することを外部装置Aへ通
知する処理能力変化通知手段Kとを設けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図4は、この発明の第1
実施形態であるレーザプリンタの構成例を示すブロック
図であり、プリンタコントローラ1とエンジン2,パネ
ル装置3,ディスク装置4とからなる。ホスト装置5
は、このプリンタの上位装置(外部装置)であり、図1
〜図3の外部装置Aに相当する。
【0014】プリンタコントローラ1は、CPU6,プ
ログラムROM7,フォントROM8,RAM9,NV
RAM10,ICカード11と、エンジンインタフェー
ス(以下「インタフェース」を「I/F」と略称する)
12,パネルI/F13,ディスクI/F14,ホスト
I/F15の各I/Fから構成されている。
【0015】CPU6は、プログラムROM7の制御プ
ログラムとパネル装置3からのモード指示、及びホスト
装置5からのコマンドによってプリンタコントローラ1
全体を制御する中央処理装置である。プログラムROM
7は、このプリンタコントローラ1の制御プログラムを
格納しているリードオンリ・メモリ、フォントROM8
は、アウトラインフォントを記憶するリードオンリ・メ
モリである。
【0016】RAM9は、CPU6用のワークメモリ,
入力データを格納するための受信バッファ(インプット
バッファ),ページ単位の画像イメージデータ(ビット
マップデータ)を格納するためのビットマップバッファ
(画像メモリ),ダウンロードフォントやフォームオー
バレイデータを格納するためのメモリ等に使用するラン
ダムアクセス・メモリである。
【0017】NVRAM10は、パネル装置3からのモ
ード指示の内容などを記憶しておく不揮発性メモリであ
り、ICカード11は、フォントや制御プログラムを外
部から供給する場合に使用する着脱可能なメモリカード
である。エンジンI/F12は、実際に用紙へのプリン
ト(画像形成)を行なうエンジン2(図1〜図3の画像
形成手段Dに相当する)とコマンド及びステータスや画
像イメージデータの通信を行なうためのインタフェース
である。
【0018】パネルI/F13は、使用者に現在のプリ
ンタの状態を知らせたりモード指示を行なったりするパ
ネル装置3と、コマンドやステータスの通信を行なうイ
ンタフェースである。ディスクI/F14は、ディスク
装置4と通信を行なうためのインタフェースである。
【0019】ホストI/F15は、ホスト装置5と通信
を行なうためのセントロI/FやRS232C等の双方
向のインタフェースであり、図1〜図3のデータ受信手
段Bとしての機能も果たす。ディスク装置4は、フォン
トやプログラム,画像イメージデータなどの様々のデー
タを記憶しておく外部記憶装置であり、フロッピディス
ク装置(FDD)やハードディスク装置(HDD)など
である。
【0020】なお、プリンタコントローラ1のCPU
6,プログラムROM7,フォントROM8,RAM
9,及びホストI/F15が、図1に示した画像作成手
段C,処理能力算出手段E,処理能力通知手段F,通知
時期設定手段Gとしての機能を果たす。
【0021】図5は、図4のCPU6によるキー操作情
報処理の一例を示すフローチャートである。このルーチ
ンは、図示しないメインルーチンによってコールされて
スタートし、まずパネル装置3上でキー操作が行なわれ
たか否かを判断して(所定信号の入力の有無によって判
断できる)、キー操作が行なわれなかった場合にはその
ままメインルーチンへリターンする。
【0022】また、キー操作が行なわれた場合には、キ
ー操作によって発生された情報(キー操作情報)をパネ
ルI/F13を介して読み込み、その内容を解読し、そ
の結果から読み込み情報がプリンタの処理能力(画像情
報の作成処理能力)に関わる情報のホスト装置5への通
知時期を示す情報(通知時期情報)か否かを判断して、
通知時期情報であればその通知時期を、通知時期情報以
外の情報であればそれに対応する設定又は処理をそれぞ
れ行ない、メインルーチンへリターンする。
【0023】図6は、図4のCPU6によるプリンタの
処理能力に関わる処理の一例を示すフローチャートであ
る。このルーチンは、メインルーチンによってコールさ
れてスタートし、まずステップ1で通知フラグが“1”
か否かを判断し、“1”であれば直ちにステップ7へ進
むが、“1”でなければステップ2でホスト装置5から
ホストI/F15によってデータ(フォントやグラフィ
ックデータの情報であるプリント用データやコマンド)
を受信した否かを判断する。
【0024】そして、ホスト装置5からデータを受信し
なければ、そのままメインルーチンへリターンし、受信
すればステップ3でそのデータをRAM9の受信バッフ
ァに格納してステップ4でその内容を解読した後、ステ
ップ5でその解読結果に基づいて現在の画像情報の作成
処理能力(プリンタの処理能力)を算出する。例えば、
現在使用できるビットマップバッファの記憶容量を求
め、それからそのビットマップバッファに展開できるア
ウトラインフォントやイメージデータの大きさ,塗りつ
ぶせる多角形の頂点数等を算出する。
【0025】次いで、ステップ6で通知フラグを“1”
にセットし、ステップ7でプリンタの処理能力に関わる
情報の通知時期か否かを判断して、通知時期でなければ
メインルーチンへリターンし、通知時期であれば(プリ
ンタの処理能力に関わる情報を直ちに行なう場合や1ペ
ージの画像形成終了後あるいはデータ受信時から所定時
間経過した後)、ステップ8で今回算出した処理能力が
今までの処理能力(前回算出した処理能力)と比べて変
化したかどうかをチェックする。
【0026】そして、今回算出した処理能力が変化して
いない場合には、そのままメインルーチンへリターンす
るが、変化した場合にはステップ9でその処理能力をホ
ストI/F15によってホスト装置5へ通知し、ステッ
プ10で通知フラグを“0”にリセットした後、メイン
ルーチンへリターンする。
【0027】なお、他のルーチンでは、図6のステップ
4で行なわれたデータ内容の解読結果に応じて給紙トレ
イの切り換え,プリント(画像形成)用紙の排紙,フォ
ントの選択(フォントROM8等に格納されているアウ
トラインフォントの中からフォントの情報に基づいて指
定されたフォントを選択する)等の各種データ処理を行
なう。
【0028】その後、RAM9のビットマップバッファ
上で選択されたフォントのビットマップ展開を行なった
り、グラフィックの情報に基づいて直線,曲線の描画又
は多角形の塗りつぶしのビットマップ展開を行なって1
ページ分の画像イメージデータ(画像情報)を作成する
画像情報の作成処理を行ない、所定のタイミングでその
画像イメージデータを読み出してエンジン2へ出力す
る。
【0029】エンジン2では、選択された給紙トレイか
ら用紙を給紙すると共に、レーザダイオードからプリン
タコントローラ1からの画像イメージデータに応じて変
調したレーザ光を発生させて感光体を露光するなどの一
連の電子写真プロセスを行なうことにより感光体上にト
ナー画像を形成し、それを給紙トレイから給紙された用
紙上にプリント(転写)してそのプリント紙を排紙トレ
イに排紙する。
【0030】このように、この実施形態のレーザプリン
タでは、プリンタコントローラ1のCPU6が現在のプ
リンタの処理能力を算出して、その処理能力が変化した
か否かをチェックし、変化した場合にその処理能力をホ
ストI/F15によってホスト装置5へ通知するので、
ホスト装置5側ではプリンタの処理能力を充分引き出せ
るプリント用データを作成することができ、パフォーマ
ンスが向上する。
【0031】また、CPU6が自発的にプリンタの処理
能力をホスト装置5へ通知するため、ユーザがホスト装
置5側からわざわざプリンタにステータスリクエストコ
マンドを送信させてその処理能力を返送させ、それをデ
ィスプレイに表示させることによって確認する手間を省
くことができる。
【0032】さらに、プリンタの処理能力をホスト装置
5へ通知する時期をパネル装置3のキー操作によって任
意に設定できるため、ホスト装置5の動作に応じた最適
な通知時期を設定することができる。したがって、ホス
ト装置5とプリンタの双方が協力して効率などの向上を
計る場合、それぞれの特徴を有効に活用することがで
き、効率アップ等につながると共に便利である。
【0033】次に、この発明の第2実施形態のレーザプ
リンタについて説明する。この実施形態のレーザプリン
タにおいて、前述の第1実施形態と異なるところは、プ
リンタコントローラ1のCPU6,プログラムROM
7,フォントROM8,RAM9,及びホストI/F1
5が、図2に示した画像作成手段C,データ検出手段
H,変化時期算出手段I,変化時期通知手段J,通知時
期設定手段Gとしての機能を果たすことである。
【0034】図7は、図4のCPU6によるプリンタの
処理能力に関わる処理の一例を示すフローチャートであ
る。このルーチンは、メインルーチンによってコールさ
れてスタートし、まずステップ11で通知フラグが
“1”か否かを判断し、“1”であれば直ちにステップ
20へ進むが、“1”でなければステップ12でホスト
装置5からホストI/F15によってデータを受信した
否かを判断する。
【0035】そして、ホスト装置5からデータを受信し
なければ、そのままメインルーチンへリターンし、受信
すればステップ13でそのデータをRAM9の受信バッ
ファに格納してステップ14でその内容を解読した後、
ステップ15でその解読結果に基づいてプリンタの処理
能力に影響を与えるデータ(コマンド)を検出する処理
を行なう。
【0036】ここで、プリンタの処理能力に影響を与え
るデータはプログラムROM7又はNVRAM10等に
予め格納されており、それと受信したデータとを比較す
ることにより、その受信データがプリンタの処理能力に
影響を与えるデータかどうかを判別することができる。
そして、ステップ16でプリンタの処理能力に影響を与
えるデータの有無を判断して、そのデータがなければメ
インルーチンへリターンし、あればステップ17で現時
点からプリンタの処理能力が変化する時点までの時間t
aを算出する。
【0037】ここで、その時間taを算出するために、
プリンタの処理能力に影響を与えるデータを実際に処理
するまでの時間、つまりプリンタの処理能力に影響を与
えるデータの前に受信バッファに格納されたデータの処
理時間を算出し、さらに上記コマンドを処理してプリン
タの処理能力が変化するまでの時間を算出する。このと
き、例えば1ページのプリント紙が完全に排紙されてダ
ウンロードフォントが消去されるケースなども考慮し
て、プリンタの処理能力が実際に変化するであろう時間
taを算出する。
【0038】なお、ダウンロードフォントやフォームオ
ーバレイデータの消去コマンドによってビットマップバ
ッファが解放され、プリンタの処理能力が向上する場
合、ダウンロードフォントやフォームオーバレイデータ
は、ジャムバックアップをサポートするため、それらを
使っているページのプリント紙が完全に排紙されるまで
消去してはならない。これは、ダウンロードフォントや
フォームオーバレイデータを消去すると、それらを使っ
て再度ジャムしたページの画像描画を行なえなくなるた
めである。
【0039】ステップ17で現時点からプリンタの処理
能力が変化する時点までの時間taを算出すると、次に
ステップ18で図示しないタイマを起動し、ステップ1
9で通知フラグを“1”にセットした後、ステップ20
でプリンタの処理能力に関わる情報の通知時期か否かを
判断して、通知時期でなければメインルーチンへリター
ンする。
【0040】また、プリンタの処理能力に関わる情報の
通知時期であれば、ステップ21で先に求めた時間ta
から上記タイマによる計測時間tを引いて新たな時間t
aを算出し、ステップ22で上記タイマをリセットした
後、ステップ23でプリンタの処理能力が変わる時期
(現時点から時間taを経過した時点)をホストI/F
15を介してホスト装置5へ通知し、ステップ24で通
知フラグを“0”にリセットした後、メインルーチンへ
リターンする。
【0041】このように、この実施形態のレーザプリン
タでは、プリンタコントローラ1のCPU6が、ホスト
装置5からホストI/F15によって受信したデータの
うちのプリンタの処理能力に影響を与えるデータを検出
すると、そのデータに基づいて画像情報が作成されるこ
とによってその処理能力が変化する時期を算出し、その
時期をホストI/F15によってホスト装置5へ通知す
るので、ホスト装置5側ではその時期に基づいて効率よ
くプリント用データを作成することができる。
【0042】つまり、実際にプリンタの処理能力が変わ
るのを見越して、先まわしでプリンタの処理能力を充分
に活用できるプリント用データを作成することができ
る。また、プリンタの処理能力が変化する時期をホスト
装置5へ通知する時期をパネル装置3のキー操作によっ
て任意に設定できるため、ホスト装置5の動作に応じた
最適な通知時期を設定することができる。したがって、
ホスト装置5とプリンタの双方が協力して効率などの向
上を計る場合、それぞれの特徴を有効に活用することが
でき、効率アップ等につながると共に便利である。
【0043】なお、第1,第2実施形態のレーザプリン
タでは、プリンタの処理能力に関わる情報をホスト装置
5へ通知する時期をパネル装置3のキー操作によって任
意に設定できるようにしたが、ホスト装置5から受信し
たデータに応じて上記時期を自動的に設定することも勿
論できる。それによって、ホスト装置5から受信したデ
ータの処理内容に応じた最適なタイミングでプリンタの
処理能力に関わる情報をホスト装置5へ通知することが
できる。
【0044】次に、この発明の第3実施形態のレーザプ
リンタについて説明する。この実施形態のレーザプリン
タにおいて、前述の第1,第2実施形態と異なるところ
は、プリンタコントローラ1のCPU6,プログラムR
OM7,フォントROM8,RAM9,及びホストI/
F15が、図3に示した画像作成手段C,データ検出手
段H,処理能力変化通知手段Kとしての機能を果たすこ
とである。
【0045】図8は、図4のCPU6によるプリンタの
処理能力に関わる処理の一例を示すフローチャートであ
る。このルーチンは、メインルーチンによってコールさ
れてスタートし、まずステップ31でホスト装置5から
ホストI/F15によってデータを受信した否かを判断
して、受信しなければそのままメインルーチンへリター
ンする。
【0046】また、ホスト装置5からデータを受信した
場合には、ステップ32でその内容を直ちに解読した
後、ステップ33でその解読結果に基づいてプリンタの
処理能力に影響を与えるデータ(コマンド)を検出する
処理を行ない、その結果からステップ34でプリンタの
処理能力に影響を与えるデータの有無を判断し、そのデ
ータがなければメインルーチンへリターンする。
【0047】また、プリンタの処理能力に影響を与える
データがあれば、ステップ35でプリンタの処理能力が
変化することをホストI/F15によってホスト装置5
へ通知した後、ステップ36で上記解読結果に基づいて
プリンタの処理能力(画像情報の作成処理能力)を算出
し、その処理能力をホストI/F15によってホスト装
置5へ通知し、メインルーチンへリターンする。
【0048】このように、この実施形態のレーザプリン
タでは、プリンタコントローラ1のCPU6が、ホスト
装置5からホストI/F15によって受信したデータの
うちのプリンタの処理能力に影響を与えるデータを検出
したときに、プリンタの処理能力が変化することをホス
トI/F15によってホスト装置5へ通知するので、ホ
スト装置5側ではプリンタの処理能力を充分活用できな
いプリント用データを作成してしまうことを早期に防ぐ
ことができる。
【0049】例えば、ホスト装置5からのダウンロード
フォントやフォームオーバレイデータをRAM9に登録
する場合、使用できるビットマップバッファの記憶容量
が減少してプリンタの処理能力が下がるため、それらの
データを受信した場合にはすぐにプリンタの処理能力が
変化することをホスト装置5へ通知することにより、ホ
スト装置5側ではプリンタに今までの処理能力があるも
のとしてプリント用データを作成してしまうことを防ぐ
ことができる。
【0050】また、CPU6がプリンタの処理能力が変
化することをホストI/F15によってホスト装置5へ
通知した後、その処理能力を算出し、それをホストI/
F15によってホスト装置5へ通知するので、第1実施
例と同様にホスト装置5側ではプリンタの処理能力を充
分引き出せるプリント用データを作成することができ、
パフォーマンスが向上する。
【0051】さらに、CPU6が自発的にプリンタの処
理能力をホスト装置5へ通知するため、ユーザがホスト
装置5側からわざわざプリンタにステータスリクエスト
コマンドを送信させてその処理能力を返送させ、それを
ディスプレイに表示させることによって確認する手間を
省くことができる。なお、プリンタの処理能力が変化す
ることとその場合の処理能力とを一度にホスト装置5へ
通知することも可能である。また、ホスト装置5からの
ステータスリクエストコマンドによってプリンタの処理
能力をホスト装置5へ通知することもできる。
【0052】以上、この発明をレーザプリンタに適用し
た実施形態について説明したが、この発明はこれに限ら
ず、LEDプリンタ,液晶シャッタプリンタ等の他の光
プリンタには勿論、デジタル複写機やファクシミリ装置
等の各種画像形成装置に適用し得るものである。
【0053】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の画
像形成装置によれば、外部装置(ホスト装置)に画像形
成装置の処理能力を充分引き出せる使い方をさせること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2の発明の基本構成を示す機能ブロ
ック図である。
【図2】請求項3,4の発明の基本構成を示す機能ブロ
ック図である。
【図3】請求項6の発明の基本構成を示す機能ブロック
図である。
【図4】この発明の第1実施形態であるレーザプリンタ
の構成例を示すブロック図である。
【図5】図4のCPU6によるキー操作情報処理の一例
を示すフロー図である。
【図6】同じくプリンタの処理能力に関わる処理の一例
を示すフロー図である。
【図7】この発明の第2実施形態におけるプリンタの処
理能力に関わる処理の一例を示すフロー図である。
【図8】この発明の第3実施形態におけるプリンタの処
理能力に関わる処理の一例を示すフロー図である。
【符号の説明】
1:プリンタコントローラ 2:エンジン 3:パネル装置 5:ホスト装置 6:CPU(中央処理装置) 7:プログラムROM 8:フォントROM 9:RAM 10: NVRAM 15:ホストI/F

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置から送られてくるデータを受信
    するデータ受信手段と、該手段によって受信されたデー
    タに基づいて画像情報の作成処理を行なう画像作成手段
    と、該手段によって作成された画像情報を用紙上に画像
    形成して出力する画像形成手段とを備えた画像形成装置
    において、 前記画像作成手段の現在の処理能力を算出する処理能力
    算出手段と、該手段によって算出された処理能力が変化
    したか否かをチェックし、変化した場合にその処理能力
    を前記外部装置へ通知する処理能力通知手段とを設けた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記処理能力通知手段による通知時期を設定する通知時
    期設定手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 外部装置から送られてくるデータを受信
    するデータ受信手段と、該手段によって受信されたデー
    タに基づいて画像情報の作成処理を行なう画像作成手段
    と、該手段によって作成された画像情報を用紙上に画像
    形成して出力する画像形成手段とを備えた画像形成装置
    において、 前記データ受信手段によって受信されたデータのうち、
    前記画像作成手段の処理能力に影響を与えるデータを検
    出するデータ検出手段と、該手段によって検出されたデ
    ータに基づいて前記画像作成手段により画像情報が作成
    されることにより、その処理能力が変化する時期を算出
    する変化時期算出手段と、該手段によって算出された前
    記処理能力が変化する時期を前記外部装置へ通知する変
    化時期通知手段とを設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像形成装置において、
    前記変化時期通知手段による通知時期を設定する通知時
    期設定手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記通知時期設定手段が、前記データ受
    信手段によって受信されたデータに応じて前記通知時期
    を設定する手段であることを特徴とする請求項2又は4
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 外部装置から送られてくるデータを受信
    するデータ受信手段と、該手段によって受信されたデー
    タに基づいて画像情報の作成処理を行なう画像作成手段
    と、該手段によって作成された画像情報を用紙上に画像
    形成して出力する画像形成手段とを備えた画像形成装置
    において、 前記データ受信手段によって受信されたデータのうち、
    前記画像作成手段の処理能力に影響を与えるデータを検
    出するデータ検出手段と、該手段によって前記画像作成
    手段の処理能力に影響を与えるデータが検出されたとき
    に、前記画像作成手段の処理能力が変化することを前記
    外部装置へ通知する処理能力変化通知手段とを設けたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016072785A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 ブラザー工業株式会社 プリンタ

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JP2016072785A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 ブラザー工業株式会社 プリンタ

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