JPH09178509A - 電子式オドメータ - Google Patents

電子式オドメータ

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JPH09178509A
JPH09178509A JP34245395A JP34245395A JPH09178509A JP H09178509 A JPH09178509 A JP H09178509A JP 34245395 A JP34245395 A JP 34245395A JP 34245395 A JP34245395 A JP 34245395A JP H09178509 A JPH09178509 A JP H09178509A
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mileage
traveling distance
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亨 長倉
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな記憶容量を必要とせず、更に書込エラ
ー回避処理に時間を必要としない電子式オドメータを提
供すること。 【解決手段】 所定のデータ長を有する少なくとも1つ
のワードから構成された記憶領域15を用い、単位走行
距離データ11aを記憶領域15に保持する際に、任意
の順番でまたは所定の順番で選択されたワードに対する
ワードアドレス13に単位走行距離データ11aを積算
して走行距離データ12aを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の電子式オドメータ
は、車両の走行距離を積算して積算走行距離を保持する
ことができる電子式オドメータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の電子式オドメータとして
は、例えば、図6に示すようなものがある。
【0003】電子式オドメータにおける走行距離データ
の記憶領域1は、走行距離データの下位部分(具体的に
は、0〜28927km単位)を保持するための記憶領
域1と走行距離データの上位部分(則ち、カウンタデー
タ:28928km毎に+1づつインクリメントされ
る)を保持するための記憶領域2とで構成されていた。
【0004】カウンタデータ記憶領域2の3つのデータ
領域の各々は、書込エラーを回避して走行距離データの
上位部分(則ち、カウンタデータ)を確実に保持するた
めの記憶領域である。カウンタデータ記憶領域2の3つ
のデータ領域の各々は、一時に更新されることはなく、
1つづつ順次更新されるものであった。カウンタデータ
記憶領域2の3つのデータ領域では、多数決論理が実行
され、多数決の結果に基づいて、少数側のデータを多数
側のデータに更新する、多数決処理が実行されていた。
【0005】以下に、従来技術の電子式オドメータにお
ける走行距離の保持動作を説明する。
【0006】走行距離データ記憶領域1は、具体的には
電気的に随時書き換えおよび消去が可能なEEPROM
であって、図6に示すように、1バイト(=8ビット)
のデータ長を有し0〜112(則ち、走行距離データ記
憶領域1の大きさは113バイト)のアドレスが割り当
てられて構成されており、初期値として16進数でFF
が予め保持されていた。
【0007】カウンタデータ記憶領域2は、図6に示す
ように、1バイト(=8ビット)のデータ長を有し11
3〜115(則ち、カウンタデータ記憶領域2の大きさ
は3バイト)のアドレスが割り当てられて構成されてお
り、初期値として16進数でFFが予め保持されてい
た。
【0008】車速パルスをカウントして車速パルスの所
定カウント値毎(則ち、1km毎)に走行距離データ記
憶領域1への書込が実行されていた。
【0009】例えば、走行距離が0kmのときは書込が
実行されず、またアドレスポインタPTはアドレス0を
指示していた(図6(a)参照)。走行距離が3kmの
ときは直前のアドレスポインタPTに基づいて算出した
アドレス(則ち、0〜2)で指定される3バイトに0
(16進数)が書き込まれていた(図6(b)参照)。
【0010】同様に、走行距離が113kmになると直
前のアドレスポインタPTに基づいて算出したアドレス
(則ち、0〜112)で指定される113バイトに0
(16進数)が書き込まれていた。
【0011】走行距離が113kmになると直前のアド
レスポインタPTに基づいて算出したアドレス(則ち、
0〜112)で指定される113バイトにFF(16進
数)が書き込まれるとともに、カウンタデータ記憶領域
2の3つのデータ領域の各々が+1だけインクリメント
されてFF→00(16進数)となっていた(図6
(c)参照)。
【0012】走行距離が114kmのときは直前のアド
レスポインタPTに基づいて算出したアドレス(則ち、
0)で指定される1バイトに1(16進数)が書き込ま
れていた(アドレス1〜112はFF(16進数)が維
持されている)。走行距離が255kmになると直前の
アドレスポインタPTに基づいて算出したアドレス(則
ち、0〜112)で指定される113バイトに1(16
進数)が書き込まれていた。
【0013】走行距離が256kmになると直前のアド
レスポインタPTに基づいて算出したアドレス(則ち、
0〜112)で指定される113バイトにFF(16進
数)が書き込まれるとともに、カウンタデータ記憶領域
2の3つのデータ領域の各々が+1だけインクリメント
され00→11(16進数)となっていた。
【0014】全く同様にして、走行距離データ1158
28kmのときは、アドレス(則ち、0〜2)で指定さ
れる3バイトに01(16進数)が書き込まれ、アドレ
ス(則ち、3〜112)で指定される110バイトに0
0(16進数)が書き込まれる。このときカウンタデー
タ記憶領域2の3つのデータ領域の各々には03(16
進数)が保持されることになる(図6(d)参照)。
【0015】以上述べたように、走行距離の下位部分は
走行距離データ記憶領域1によって記憶され、走行距離
の上位部分はカウンタデータ記憶領域2によって保持さ
れるていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電子式オドメータでは、走行距離データ記憶
領域1(則ち、EEPROM)は、1バイト(=8ビッ
ト)のデータ長を有しているため、大きな記憶容量を必
要とするという問題点があった。
【0017】書込エラーを回避して走行距離データの上
位部分(則ち、カウンタデータ)を確実に保持するため
の記憶領域であるカウンタデータ記憶領域2を用意する
必要があるため、大きな記憶容量を必要とするという問
題点があった。
【0018】カウンタデータ記憶領域2を指示するため
のアドレスポインタPT、カウンタデータ記憶領域2を
指示するためのアドレスポインタ、走行距離データの記
憶領域3を指示するためのアドレスポインタを必要と
し、アドレッシング処理に時間を要するという問題点が
あった。
【0019】書込エラーを回避して走行距離データの上
位部分(則ち、カウンタデータ)を確実に保持するため
に、多数決の結果に基づいて少数側のデータが多数側の
データに更新される多数決処理を必要とし、多数決処理
に基づく書込エラー回避処理に時間を要するという問題
点があった。
【0020】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、所定のデータ長を有する少なくと
も1つのワードから構成された記憶領域を用い、単位走
行距離データを記憶領域に保持する際に、任意の順番で
または所定の順番で選択されたワードに対するワードア
ドレスに単位走行距離データを積算して走行距離データ
を生成することにより、大きな記憶容量を必要とせず、
更に書込エラー回避処理に時間を必要としない電子式オ
ドメータを提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの要旨とするところは、以下の各項に存する。
【0022】[1]項 車両の走行距離を積算して積算走行距離を保持すること
ができる電子式オドメータ(10)において、所定のデ
ータ長を有する少なくとも1つのワードから構成された
記憶領域(15)を備えて成る走行距離記憶手段(1
4)と、車速パルス(10a)をカウントして当該車速
パルス(10a)の所定カウント値毎に単位走行距離デ
ータ(11a)を生成することができる走行距離算出手
段(11)と、当該単位走行距離データ(11a)を積
算して生成した走行距離データ(12a)を前記記憶領
域(15)に保持することが可能な走行距離書込手段
(12)、を備えて成ることを特徴とする電子式オドメ
ータ(10)。
【0023】[2]項 前記単位走行距離データ(11a)を前記記憶領域(1
5)に保持する際に、前記ワードに対するワードアドレ
ス(13)に当該単位走行距離データ(11a)を積算
して前記走行距離データ(12a)を生成することが可
能な走行距離書込手段(12)、を備えて成ることを特
徴とする[1]項に記載の電子式オドメータ(10)。
【0024】[3]項 前記単位走行距離データ(11a)を前記記憶領域(1
5)に保持する際に、一の前記ワードに対するワードア
ドレス(13)に当該単位走行距離データ(11a)を
積算して前記走行距離データ(12a)を生成し、当該
積算値が当該ワードの積算可能上限値に達した場合、他
の前記ワードに対するワードアドレス(13)に当該単
位走行距離データ(11a)の積算を前記積算可能上限
値に達するまで続行して前記走行距離データ(12a)
を生成することが可能な走行距離書込手段(12)、を
備えて成ることを特徴とする[1]項、または[2]項
に記載の電子式オドメータ(10)。
【0025】[4]項 前記単位走行距離データ(11a)を前記記憶領域(1
5)に保持する際に、所定の順番で選択された前記ワー
ドに対するワードアドレス(13)に当該単位走行距離
データ(11a)を積算して前記走行距離データ(12
a)を生成することが可能な走行距離書込手段(1
2)、を備えて成ることを特徴とする[1]項〜[3]
項に記載の電子式オドメータ(10)。
【0026】[5]項 前記単位走行距離データ(11a)を前記記憶領域(1
5)に保持する際に、所定の順番で選択された前記ワー
ドに対するワードアドレス(13)に当該単位走行距離
データ(11a)を積算して前記走行距離データ(12
a)を生成し、当該積算値が当該ワードの積算可能上限
値に達した場合、当該ワードを除いて所定の順番で選択
された前記ワードに対するワードアドレス(13)に当
該単位走行距離データ(11a)の積算を前記積算可能
上限値に達するまで続行して前記走行距離データ(12
a)を生成することが可能な走行距離書込手段(1
2)、を備えて成ることを特徴とする[1]項〜[4]
項に記載の電子式オドメータ(10)。
【0027】[6]項 前記単位走行距離データ(11a)を前記記憶領域(1
5)に保持する際に、任意の順番で選択された前記ワー
ドに対するワードアドレス(13)に当該単位走行距離
データ(11a)を積算して前記走行距離データ(12
a)を生成することが可能な走行距離書込手段(1
2)、を備えて成ることを特徴とする[1]項〜[3]
項に記載の電子式オドメータ(10)。
【0028】[7]項 前記単位走行距離データ(11a)を前記記憶領域(1
5)に保持する際に、任意の前記ワードに対するワード
アドレス(13)に当該単位走行距離データ(11a)
を積算して前記走行距離データ(12a)を生成し、当
該積算値が当該ワードの積算可能上限値に達した場合、
当該積算可能上限値に達したワードを除く任意の前記ワ
ードに対するワードアドレス(13)に当該単位走行距
離データ(11a)の積算を前記積算可能上限値に達す
るまで続行して前記走行距離データ(12a)を生成す
ることが可能な走行距離書込手段(12)、を備えて成
ることを特徴とする[1]項、[2]項、[3]項、ま
たは[6]項に記載の電子式オドメータ(10)。
【0029】[8]項 前記ワードアドレス(13)を指定することによって、
前記ワード毎に保持されている前記走行距離データ(1
2a)を各々読み出し、当該各々読み出した走行距離デ
ータ(12a)を積算して積算走行距離データ(16
a)を生成することができる走行距離積算手段(1
6)、を備えて成ることを特徴とする[1]項〜[7]
項に記載の電子式オドメータ(10)。
【0030】[9]項 前記走行距離記憶手段(14)は、電気的に随時書き換
えおよび消去が可能なEEPROMであって、16ビッ
トのデータ長を有する17個のワードから構成された記
憶領域(15)を備えて成り、前記積算値の積算初期値
は16進数表示でFFFFであり、また当該ワードの積
算可能上限値は16進数表示でFFFEであり、前記走
行距離積算手段(16)は、前記車速パルス(10a)
をカウントして当該車速パルス(10a)が1kmをカ
ウントする毎に単位走行距離データ(11a)を生成す
る、ことを特徴とする[1]項〜[8]項に記載の電子
式オドメータ(10)。
【0031】[10]項 前記走行距離積算手段(16)は、[積算値がFFFE
であるワード数]と65535との積、および[前記積
算値が当該FFFE以外である各ワードの走行距離デー
タ(12a)+1]とを和算して前記積算走行距離デー
タ(16a)を生成する、ことを特徴とする[9]項に
記載の電子式オドメータ(10)。
【0032】[11]項 前記単位走行距離データ(11a)を前記記憶領域(1
5)に保持する際に、実行された書き込み処理の検証を
実行し、正常に書き込み処理が実行されていない場合
は、ワードアドレスカウンタの値を+1だけインクリメ
ントして当該ワードアドレスカウンタが指定するワード
アドレス(13)に書き込むことにより、データの更新
を実行することが可能な走行距離書込手段(12)、を
備えて成ることを特徴とする請求項[1]〜[10]に
記載の電子式オドメータ。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。
【0034】図1は本発明の実施の形態にかかる電子式
オドメータ(10)を示す機能ブロック図である。
【0035】始めに、発明の実施の形態の電子式オドメ
ータ(10)の構成を説明する。
【0036】電子式オドメータ(10)は、車両の走行
距離を積算して積算走行距離を保持することができるも
のであって、図1に示すように、所定のデータ長を有す
る少なくとも1つのワードから構成された記憶領域(1
5)を備えて成る走行距離記憶手段(14)と、車速パ
ルス(10a)をカウントして車速パルス(10a)の
所定カウント値毎に単位走行距離データ(11a)を生
成することができる走行距離算出手段(11)と、単位
走行距離データ(11a)を積算して生成した走行距離
データ(12a)を記憶領域(15)に保持することが
可能な走行距離書込手段(12)と走行距離データ(1
2a)を積算して積算走行距離データ(16a)を生成
することができる走行距離積算手段(16)と、を備え
て成る。
【0037】電子式オドメータ(10)は車両の適所に
装置されている。走行距離算出手段(11)と走行距離
書込手段(12)と走行距離記憶手段(14)と走行距
離積算手段(16)とは、データ伝送媒体と制御情報伝
送媒体とによって相互に接続されている。
【0038】データ伝送媒体と制御情報伝送媒体とは、
車速パルス(10a)、単位走行距離データ(11
a)、走行距離データ(12a)、ワードアドレス(1
3)、積算走行距離データ(16a)等を伝送するため
の伝送手段ということを意味し、具体的には、導体ケー
ブル、光ファイバーケーブル等によって達成することが
できる。なお、導体ケーブル、光ファイバーケーブル等
のデータ伝送媒体と制御情報伝送媒体に代えて、電波等
の無線伝送手段を用いることができることは現時点での
当業者技術常識である。
【0039】次に、発明の実施の形態の走行距離記憶手
段(14)の構成を説明する。
【0040】走行距離記憶手段(14)は、電気的に随
時書き換えおよび消去が可能なEEPROMであって、
走行距離書込手段(12)と走行距離積算手段(16)
とに接続されて成り、16ビットのデータ長を有する1
7個のワードから構成された記憶領域(15)を備えて
成る。
【0041】走行距離記憶手段(14)とは、電気的に
随時書き換えおよび消去が可能な不揮発性手段というこ
とを意味し、具体的には、EEPROMを用いることが
できる。なお、EEPROMに代えて、ハードディスク
等の磁気記録手段、MO,PD等の磁気光学記録手段に
よって達成できることは現時点での当業者技術常識であ
る。
【0042】積算値の積算初期値は16進数表示でFF
FFに設定されており、またワードの積算可能上限値は
16進数表示でFFFEに設定されている。
【0043】次に、発明の実施の形態の走行距離書込手
段(12)の構成を説明する。
【0044】走行距離書込手段(12)は、単位走行距
離データ(11a)を記憶領域(15)に保持する際
に、ワードに対するワードアドレス(13)に単位走行
距離データ(11a)を積算して走行距離データ(12
a)を生成することが可能なよう、走行距離算出手段
(11)と走行距離記憶手段(14)とに接続されて成
る。
【0045】走行距離書込手段(12)は、単位走行距
離データ(11a)を記憶領域(15)に保持する際
に、一のワードに対するワードアドレス(13)に単位
走行距離データ(11a)を積算して走行距離データ
(12a)を生成し、積算値がワードの積算可能上限値
に達した場合、他のワードに対するワードアドレス(1
3)に単位走行距離データ(11a)の積算を積算可能
上限値に達するまで続行して走行距離データ(12a)
を生成することが可能なよう、走行距離算出手段(1
1)と走行距離記憶手段(14)とに接続されて成る。
【0046】走行距離書込手段(12)は、単位走行距
離データ(11a)を記憶領域(15)に保持する際
に、所定の順番で選択されたワードに対するワードアド
レス(13)に単位走行距離データ(11a)を積算し
て走行距離データ(12a)を生成することが可能なよ
う、走行距離算出手段(11)と走行距離記憶手段(1
4)とに接続されていて成る。
【0047】走行距離書込手段(12)は、単位走行距
離データ(11a)を記憶領域(15)に保持する際
に、所定の順番で選択されたワードに対するワードアド
レス(13)に単位走行距離データ(11a)を積算し
て走行距離データ(12a)を生成し、積算値がワード
の積算可能上限値に達した場合、ワードを除いて所定の
順番で選択されたワードに対するワードアドレス(1
3)に単位走行距離データ(11a)の積算を積算可能
上限値に達するまで続行して走行距離データ(12a)
を生成することが可能なよう、走行距離算出手段(1
1)と走行距離記憶手段(14)とに接続されていて成
る。
【0048】走行距離書込手段(12)は、単位走行距
離データ(11a)を記憶領域(15)に保持する際
に、任意の順番で選択されたワードに対するワードアド
レス(13)に単位走行距離データ(11a)を積算し
て走行距離データ(12a)を生成することが可能なよ
う、走行距離算出手段(11)と走行距離記憶手段(1
4)とに接続されて成る。
【0049】走行距離書込手段(12)は、単位走行距
離データ(11a)を記憶領域(15)に保持する際
に、任意のワードに対するワードアドレス(13)に単
位走行距離データ(11a)を積算して走行距離データ
(12a)を生成し、積算値がワードの積算可能上限値
に達した場合、積算可能上限値に達したワードを除く任
意のワードに対するワードアドレス(13)に単位走行
距離データ(11a)の積算を積算可能上限値に達する
まで続行して走行距離データ(12a)を生成すること
が可能なよう、走行距離算出手段(11)と走行距離記
憶手段(14)とに接続されて成る。
【0050】走行距離書込手段(12)は、具体的に
は、CPUを中心として構成されるマイクロプロセッサ
ーによって達成することができる。
【0051】次に、発明の実施の形態の走行距離積算手
段(16)の構成を説明する。
【0052】走行距離積算手段(16)は、ワードアド
レス(13)を指定することによって、ワード毎に保持
されている走行距離データ(12a)を各々読み出し、
各々読み出した走行距離データ(12a)を積算して積
算走行距離データ(16a)を生成することが可能なよ
う、走行距離記憶手段(14)に接続されて成る。
【0053】走行距離積算手段(16)は、車速パルス
(10a)をカウントして車速パルス(10a)が1k
mをカウントする毎に単位走行距離データ(11a)を
生成することが可能なよう、走行距離記憶手段(14)
に接続されて成る。
【0054】走行距離積算手段(16)は、[積算値が
FFFEであるワード数]項と65535との積、およ
び(積算値がFFFE以外である各ワードの走行距離デ
ータ(12a)+1)とを和算して積算走行距離データ
(16a)を生成することが可能なよう、走行距離記憶
手段(14)に接続されて成る。
【0055】なお、走行距離積算手段(16)には、生
成された積算走行距離データ(16a)を表示すること
が可能なよう、表示手段に接続されていてもよい。
【0056】走行距離積算手段(16)は、具体的に
は、CPUを中心として構成されるマイクロプロセッサ
ーによって達成することができる。
【0057】表示手段は、具体的には、(TFTカラ
ー)液晶ディスプレイ、エレクトロ・クロミックディス
プレイデバイス、CRT、FIPディスプレイデバイ
ス、LEDディスプレイデバイス等によって達成するこ
とができる。
【0058】次に、図面に基づき本発明の実施の形態を
説明する。
【0059】始めに、発明の実施の形態の電子式オドメ
ータ(10)の動作を説明する。
【0060】電子式オドメータ(10)は、車両の走行
距離を積算して積算走行距離を保持することができるも
のであって、車速パルス(10a)をカウントして車速
パルス(10a)の所定カウント値(具体的には、1k
m)毎に単位走行距離データ(11a)を生成し、単位
走行距離データ(11a)を積算して生成した走行距離
データ(12a)を記憶領域(具体的には、16ビット
17ワード構成)(15)に保持することが可能であ
り、さらに走行距離データ(12a)を積算して積算走
行距離データ(16a)を生成することができる。
【0061】走行距離記憶手段(14)は、所定のデー
タ長を有する少なくとも1つのワードから構成された記
憶領域(具体的には、16ビット17ワード構成)(1
5)に単位走行距離データ(11a)の保持を促すこと
ができる。
【0062】走行距離記憶手段(14)を設けることに
より、所定のデータ長を有する少なくとも1つのワード
から構成された記憶領域(15)を用い、単位走行距離
データ(11a)を記憶領域(15)に保持する際に、
任意の順番でまたは所定の順番で選択されたワードに対
するワードアドレス(13)に単位走行距離データ(1
1a)を積算して走行距離データ(12a)を生成する
ことが可能となるので、大きな記憶容量を必要とせず、
更に書込エラー回避処理に時間を必要としないようにで
きる。
【0063】走行距離算出手段(11)は、車速パルス
(10a)をカウントして車速パルス(10a)の所定
カウント値(具体的には、1km)毎に単位走行距離デ
ータ(11a)を生成することができる。
【0064】走行距離書込手段(12)は、単位走行距
離データ(11a)を積算して生成した走行距離データ
(12a)を記憶領域(具体的には、16ビット17ワ
ード構成)(15)に保持することが可能である。
【0065】走行距離積算手段(16)は、走行距離デ
ータ(12a)を積算して積算走行距離データ(16
a)を生成することができる。
【0066】走行距離算出手段(11)と走行距離書込
手段(12)と走行距離記憶手段(14)と走行距離積
算手段(16)における車速パルス(10a)、単位走
行距離データ(11a)、走行距離データ(12a)、
ワードアドレス(13)、積算走行距離データ(16
a)の伝送は、データ伝送媒体または制御情報伝送媒体
を介して実行されている。
【0067】を設けることにより、所定のデータ長を有
する少なくとも1つのワードから構成された記憶領域
(15)を用い、単位走行距離データ(11a)を記憶
領域(15)に保持する際に、任意の順番でまたは所定
の順番で選択されたワードに対するワードアドレス(1
3)に単位走行距離データ(11a)を積算して走行距
離データ(12a)を生成することが可能となるので、
大きな記憶容量を必要とせず、更に書込エラー回避処理
に時間を必要としないようにできる。
【0068】次に、発明の実施の形態の走行距離書込手
段(12)の動作を説明する。
【0069】図2は本発明の実施の形態にかかる記憶領
域(具体的には、16ビット17ワード構成)(15)
への保持動作を示すフローチャートである。図4は本発
明の実施の形態にかかる記憶領域(15)への保持動作
を示す一例である。
【0070】走行距離書込手段(12)は、単位走行距
離データ(11a)を記憶領域(具体的には、16ビッ
ト17ワード構成)(15)に保持する際に、ワードに
対するワードアドレス(13)に単位走行距離データ
(11a)を積算して走行距離データ(12a)を生成
することが可能である。
【0071】走行距離書込手段(12)は、単位走行距
離データ(11a)を記憶領域(具体的には、16ビッ
ト17ワード構成)(15)に保持する際に、一のワー
ドに対するワードアドレス(13)に単位走行距離デー
タ(11a)を積算して走行距離データ(12a)を生
成し、積算値がワードの積算可能上限値(具体的には、
FFFE(16進数))に達した場合、他のワードに対
するワードアドレス(13)に単位走行距離データ(1
1a)の積算を積算可能上限値に達するまで続行して走
行距離データ(12a)を生成することが可能である。
【0072】ここで積算値とは、単位走行距離データ
(11a)を積算して走行距離データ(12a)を意味
し、具体的には図4に示すように、FFFF(16進
数)を初期値として、0000(16進数)〜をFFF
E(16進数)(ワードの積算可能上限値)までの16
ビットのデータとして表現されている。
【0073】走行距離書込手段(12)は、単位走行距
離データ(11a)を記憶領域(具体的には、16ビッ
ト17ワード構成)(15)に保持する際に、所定の順
番で選択されたワードに対するワードアドレス(13)
に単位走行距離データ(11a)を積算して走行距離デ
ータ(12a)を生成することが可能である。
【0074】ここで、所定の順番とは、予めプログラム
等で取り決めておいた順番のことを意味し、具体的には
図4(a−1)〜(a−4)に示すように、ワードアド
レス(13)を0→1→2→3→…→15→16→0→
1→2→3→…の順序で順次巡回させる順番を意味す
る。
【0075】走行距離書込手段(12)は、単位走行距
離データ(11a)を記憶領域(具体的には、16ビッ
ト17ワード構成)(15)に保持する際に、所定の順
番で選択されたワードに対するワードアドレス(13)
に単位走行距離データ(11a)を積算して走行距離デ
ータ(12a)を生成し、積算値がワードの積算可能上
限値(具体的には、FFFE(16進数))に達した場
合、ワードを除いて所定の順番で選択されたワードに対
するワードアドレス(13)に単位走行距離データ(1
1a)の積算を積算可能上限値に達するまで続行して走
行距離データ(12a)を生成することが可能である。
【0076】走行距離書込手段(12)は、単位走行距
離データ(11a)を記憶領域(具体的には、16ビッ
ト17ワード構成)(15)に保持する際に、任意の順
番で選択されたワードに対するワードアドレス(13)
に単位走行距離データ(11a)を積算して走行距離デ
ータ(12a)を生成することが可能である。
【0077】ここで、任意の順番の選択とは、予めプロ
グラム等で発生させることが可能なランダムな順番で選
択することや、予めプログラム等で発生させることが可
能な所定の選択規則によって選択することを意味し、具
体的には図4(b−1)〜(b−4)に示すように、ワ
ードのデータ内容が積算可能上限値(具体的には、FF
FE(16進数))に達していない任意のワードアドレ
ス(13)の指示するワードを任意にインクリメント
(+1)するための順番を意味する。
【0078】走行距離書込手段(12)は、単位走行距
離データ(11a)を記憶領域(具体的には、16ビッ
ト17ワード構成)(15)に保持する際に、任意のワ
ードに対するワードアドレス(13)に単位走行距離デ
ータ(11a)を積算して走行距離データ(12a)を
生成し、積算値がワードの積算可能上限値(具体的に
は、FFFE(16進数))に達した場合、積算可能上
限値に達したワードを除く任意のワードに対するワード
アドレス(13)に単位走行距離データ(11a)の積
算を積算可能上限値(具体的には、FFFE(16進
数))に達するまで続行して走行距離データ(12a)
を生成することが可能である。
【0079】走行距離書込手段(12)を設けることに
より、所定のデータ長を有する少なくとも1つのワード
から構成された記憶領域(15)を用い、単位走行距離
データ(11a)を記憶領域(15)に保持する際に、
任意の順番でまたは所定の順番で選択されたワードに対
するワードアドレス(13)に単位走行距離データ(1
1a)を積算して走行距離データ(12a)を生成する
ことが可能となるので、大きな記憶容量を必要とせず、
更に書込エラー回避処理に時間を必要としないようにで
きる。
【0080】更に詳しく、発明の実施の形態の走行距離
書込手段(12)の書込動作を図2のフローチャートを
用いて説明する。
【0081】走行距離記憶手段(14)において、図4
に示すように、走行距離記憶手段(14)の記憶領域
(具体的には、16ビット17ワード構成)(15)の
初期値(則ち、積算値の積算初期値)は16進数表示で
FFFFに設定されており、またワードの積算可能上限
値は16進数表示でFFFEに設定されている。
【0082】また記憶領域(具体的には、16ビット1
7ワード構成)(15)は、図4に示すように、16ビ
ットのデータ長を有する17個のワードから構成されて
いる。
【0083】走行距離書込手段(12)の書込動作が開
始されると(ステップS100)、走行距離書込手段
(12)は、走行距離記憶手段(14)の記憶領域(具
体的には、16ビット17ワード構成)(15)である
不揮発性メモリ(図2中ではNVMと表記、具体的に
は、EEPROMを用いている)の書込可能アドレスを
ワードアドレスカウンタ(図2中ではAと表記)に読み
込む(ステップS101)。
【0084】走行距離積算手段(16)が、単位走行距
離データ(11a)を積算して生成した走行距離データ
(12a)を記憶領域(具体的には、16ビット17ワ
ード構成)(15)に保持することが可能な走行距離書
込手段(12)と走行距離データ(12a)を積算して
積算走行距離データ(16a)を生成すると、走行距離
書込手段(12)が書込動作を開始する(ステップS1
02)。
【0085】先ず、走行距離記憶手段(14)の記憶領
域(具体的には、16ビット17ワード構成)(15)
である不揮発性メモリ(NVM)において、ワードアド
レスカウンタAが指定するアドレス(則ち、番地)の記
憶領域の内容を読み込む(ステップS103)。
【0086】ワードアドレスカウンタAが指定するアド
レス(則ち、番地)の記憶領域の内容がFFFE(16
進数)(則ち、ワードの積算可能上限値)より小さいと
きは、ワードアドレスカウンタAが指定するアドレス
(則ち、番地)の記憶領域の内容に1を加算した値(則
ち、+1インクリメントした値)を同一のワードアドレ
スカウンタAが指定するアドレスに書き込むことによ
り、データの更新を実行する(ステップS105)。
【0087】続いて、ステップS105で実行された書
き込み処理の検証を実行し、正常に書き込み処理が実行
されていない場合は(ステップS107のYes)、ワ
ードアドレスカウンタAの値を+1だけインクリメント
してそのワードアドレスカウンタAが指定するアドレス
に書き込むことにより、データの更新を実行する(ステ
ップS107のYes→ステップS106→ステップS
102)。
【0088】また、正常に書き込み処理が実行されてい
る場合は(ステップS107のNo)、ステップS10
2に戻る。
【0089】以降、記憶領域の内容がFFFE(16進
数)(則ち、ワードの積算可能上限値)に達するまで
は、ステップS102〜ステップS107の処理を繰り
返す。
【0090】また、記憶領域の内容がFFFE(16進
数)(則ち、ワードの積算可能上限値)に達したとき
は、ワードアドレスカウンタAが指定するアドレスを+
1だけインクリメントして(ステップS106)、ステ
ップS102に戻る。単位走行距離データ(11a)を
記憶領域(具体的には、16ビット17ワード構成)
(15)に保持する際に、ワードに対するワードアドレ
ス(13)に単位走行距離データ(11a)を積算して
走行距離データ(12a)を生成することが可能であ
る。
【0091】次に、発明の実施の形態の走行距離積算手
段(16)の動作を説明する。
【0092】図3は本発明の実施の形態にかかる記憶領
域(具体的には、16ビット17ワード構成)(15)
の積算動作を示すフローチャートである。図5は本発明
の実施の形態にかかるの積算動作を示す一例である 走行距離積算手段(16)は、ワードアドレス(13)
を指定することによって、ワード毎に保持されている走
行距離データ(12a)を各々読み出し、各々読み出し
た走行距離データ(12a)を積算して積算走行距離デ
ータ(16a)を生成することが可能である。
【0093】走行距離積算手段(16)は、車速パルス
(10a)をカウントして車速パルス(10a)が1k
mをカウントする毎に単位走行距離データ(11a)を
生成することが可能である。
【0094】走行距離積算手段(16)は、[積算値が
FFFEであるワード数]と65535との積、および
[積算値がFFFE以外である各ワードの走行距離デー
タ(12a)+1]とを和算して積算走行距離データ
(16a)を生成することが可能である。
【0095】なお、表示手段は、生成された積算走行距
離データ(16a)を表示することが可能である。
【0096】走行距離積算手段(16)を設けることに
より、所定のデータ長を有する少なくとも1つのワード
から構成された記憶領域(15)を用い、単位走行距離
データ(11a)を記憶領域(15)に保持する際に、
任意の順番でまたは所定の順番で選択されたワードに対
するワードアドレス(13)に単位走行距離データ(1
1a)を積算して走行距離データ(12a)を生成する
ことが可能となるので、大きな記憶容量を必要とせず、
更に書込エラー回避処理に時間を必要としないようにで
きる。
【0097】更に詳しく、発明の実施の形態の走行距離
積算手段(16)の読み出し動作を図3のフローチャー
トを用いて説明する。
【0098】走行距離積算手段(16)の読み出しのプ
ログラムが開始すると(ステップS200)、先ず初め
に、走行距離記憶手段(14)の記憶領域(具体的に
は、16ビット17ワード構成)(15)である不揮発
性メモリ(NVM)において、各種レジスタの初期設定
を実行する(ステップS201〜ステップS203)。
【0099】具体的には、[積算値がFFFE以外であ
る各ワードの走行距離データ(12a)+1]の総和を
保持するためのレジスタCをゼロクリアし(ステップS
201)、[積算値がFFFE(16進数)(則ち、ワ
ードの積算可能上限値)であるワード数]を計数するた
めのカウンタBをゼロクリアし(ステップS202)、
ワードアドレスカウンタAのゼロクリアを実行する。
【0100】ワードアドレス(13)が最終アドレス以
下の場合は、具体的には図5(a)〜(b)に示すよう
に、[積算値がFFFE以外である各ワードの走行距離
データ(12a)+1]の総和を算出してその結果をレ
ジスタCに保持する(ステップS204のNo→ステッ
プS206のNo→ステップS208→ステップS20
9)。
【0101】同様に、[積算値がFFFE(16進数)
(則ち、ワードの積算可能上限値)であるワード数]を
計数してその結果をカウンタBに保持する(ステップS
204のNo→ステップS206のYes→ステップS
207→ステップS209)。
【0102】最後に、ワードアドレス(13)が最終ア
ドレスの到達した場合は(ステップS204のYe
s)、具体的には図5(a)〜(b)に示すように、
[積算値がFFFEであるワード数]と65535との
積、および(積算値がFFFE以外である各ワードの走
行距離データ(12a)+1)とを和算して積算走行距
離データ(16a)を生成する(ステップS205)。
【0103】則ち、[積算値がFFFEであるワード
数]×65535+Σ(積算値がFFFE以外である各
ワードの走行距離データ(12a)+1)=積算走行距
離データ(16a)、となる。
【0104】以上説明したように本発明の実施の形態に
よれば、所定のデータ長を有する少なくとも1つのワー
ドから構成された記憶領域(15)を用い、単位走行距
離データ(11a)を記憶領域(15)に保持する際
に、任意の順番でまたは所定の順番で選択されたワード
に対するワードアドレス(13)に単位走行距離データ
(11a)を積算して走行距離データ(12a)を生成
することが可能となるので、大きな記憶容量を必要とせ
ず、更に書込エラー回避処理に時間を必要としない電子
式オドメータ10を実現することができる。
【0105】
【発明の効果】本発明にかかる電子式オドメータによれ
ば、所定のデータ長を有する少なくとも1つのワードか
ら構成された記憶領域を用い、単位走行距離データを記
憶領域に保持する際に、任意の順番でまたは所定の順番
で選択されたワードに対するワードアドレスに単位走行
距離データを積算して走行距離データを生成することが
可能となるので、大きな記憶容量を必要とせず、更に書
込エラー回避処理に時間を必要としないようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる電子式オドメータ
を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる記憶領域への保持
動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態にかかる記憶領域の積算動
作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態にかかる記憶領域への保持
動作を示す一例である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる記憶領域の積算動
作を示す一例である
【図6】従来の電子式オドメータを示す機能ブロック図
である。
【符号の説明】
10 電子式オドメータ 10a 車速パルス 11 走行距離算出手段 11a 単位走行距離データ 12 走行距離書込手段 12a 走行距離データ 13 ワードアドレス 14 走行距離記憶手段 15 記憶領域 16 走行距離積算手段 16a 積算走行距離データ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の走行距離を積算して積算走行距離を
    保持することができる電子式オドメータにおいて、 所定のデータ長を有する少なくとも1つのワードから構
    成された記憶領域を備えて成る走行距離記憶手段と、 車速パルスをカウントして当該車速パルスの所定カウン
    ト値毎に単位走行距離データを生成することができる走
    行距離算出手段と、 当該単位走行距離データを積算して生成した走行距離デ
    ータを前記記憶領域に保持することが可能な走行距離書
    込手段、 を備えて成ることを特徴とする電子式オドメータ。
  2. 【請求項2】前記単位走行距離データを前記記憶領域に
    保持する際に、前記ワードに対するワードアドレスに当
    該単位走行距離データを積算して前記走行距離データを
    生成することが可能な走行距離書込手段、 を備えて成ることを特徴とする請求項1に記載の電子式
    オドメータ。
  3. 【請求項3】前記単位走行距離データを前記記憶領域に
    保持する際に、一の前記ワードに対するワードアドレス
    に当該単位走行距離データを積算して前記走行距離デー
    タを生成し、当該積算値が当該ワードの積算可能上限値
    に達した場合、他の前記ワードに対するワードアドレス
    に当該単位走行距離データの積算を前記積算可能上限値
    に達するまで続行して前記走行距離データを生成するこ
    とが可能な走行距離書込手段、 を備えて成ることを特徴とする請求項1、または2に記
    載の電子式オドメータ。
  4. 【請求項4】前記単位走行距離データを前記記憶領域に
    保持する際に、所定の順番で選択された前記ワードに対
    するワードアドレスに当該単位走行距離データを積算し
    て前記走行距離データを生成することが可能な走行距離
    書込手段、 を備えて成ることを特徴とする請求項1〜3に記載の電
    子式オドメータ。
  5. 【請求項5】前記単位走行距離データを前記記憶領域に
    保持する際に、所定の順番で選択された前記ワードに対
    するワードアドレスに当該単位走行距離データを積算し
    て前記走行距離データを生成し、当該積算値が当該ワー
    ドの積算可能上限値に達した場合、当該ワードを除いて
    所定の順番で選択された前記ワードに対するワードアド
    レスに当該単位走行距離データの積算を前記積算可能上
    限値に達するまで続行して前記走行距離データを生成す
    ることが可能な走行距離書込手段、 を備えて成ることを特徴とする請求項1〜4に記載の電
    子式オドメータ。
  6. 【請求項6】前記単位走行距離データを前記記憶領域に
    保持する際に、任意の順番で選択された前記ワードに対
    するワードアドレスに当該単位走行距離データを積算し
    て前記走行距離データを生成することが可能な走行距離
    書込手段、 を備えて成ることを特徴とする請求項1〜3に記載の電
    子式オドメータ。
  7. 【請求項7】前記単位走行距離データを前記記憶領域に
    保持する際に、任意の前記ワードに対するワードアドレ
    スに当該単位走行距離データを積算して前記走行距離デ
    ータを生成し、当該積算値が当該ワードの積算可能上限
    値に達した場合、当該積算可能上限値に達したワードを
    除く任意の前記ワードに対するワードアドレスに当該単
    位走行距離データの積算を前記積算可能上限値に達する
    まで続行して前記走行距離データを生成することが可能
    な走行距離書込手段、 を備えて成ることを特徴とする請求項1,2,3、また
    は6に記載の電子式オドメータ。
  8. 【請求項8】前記ワードアドレスを指定することによっ
    て、前記ワード毎に保持されている前記走行距離データ
    を各々読み出し、当該各々読み出した走行距離データを
    積算して積算走行距離データを生成することができる走
    行距離算出手段、 を備えて成ることを特徴とする請求項1〜7に記載の電
    子式オドメータ。
  9. 【請求項9】前記走行距離記憶手段は、電気的に随時書
    き換えおよび消去が可能なEEPROMであって、16
    ビットのデータ長を有する17個のワードから構成され
    た記憶領域を備えて成り、 前記積算値の積算初期値は16進数表示でFFFFであ
    り、また当該ワードの積算可能上限値は16進数表示で
    FFFEであり、 前記走行距離算出手段は、前記車速パルスをカウントし
    て当該車速パルスが1kmをカウントする毎に単位走行
    距離データを生成する、 ことを特徴とする請求項1〜8に記載の電子式オドメー
    タ。
  10. 【請求項10】前記走行距離算出手段は、[積算値がF
    FFEであるワード数]と65535との積、および
    [前記積算値が当該FFFE以外である各ワードの走行
    距離データ+1]とを和算して前記積算走行距離データ
    を生成する、 ことを特徴とする請求項9に記載の電子式オドメータ。
  11. 【請求項11】前記単位走行距離データを前記記憶領域
    に保持する際に、実行された書き込み処理の検証を実行
    し、正常に書き込み処理が実行されていない場合は、ワ
    ードアドレスカウンタの値を+1だけインクリメントし
    て当該ワードアドレスカウンタが指定するワードアドレ
    スに書き込むことにより、データの更新を実行すること
    が可能な走行距離書込手段、 を備えて成ることを特徴とする請求項1〜10に記載の
    電子式オドメータ。
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