JPH09177478A - 掘進機の方向制御装置 - Google Patents

掘進機の方向制御装置

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JPH09177478A
JPH09177478A JP7340973A JP34097395A JPH09177478A JP H09177478 A JPH09177478 A JP H09177478A JP 7340973 A JP7340973 A JP 7340973A JP 34097395 A JP34097395 A JP 34097395A JP H09177478 A JPH09177478 A JP H09177478A
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JP
Japan
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excavator
positional deviation
jack
actuator
change amount
Prior art date
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Application number
JP7340973A
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English (en)
Inventor
Norio Takahashi
典夫 高橋
Satoshi Fukuhara
聡 福原
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Priority to KR1019960072098A priority patent/KR970044027A/ko
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21DSHAFTS; TUNNELS; GALLERIES; LARGE UNDERGROUND CHAMBERS
    • E21D9/00Tunnels or galleries, with or without linings; Methods or apparatus for making thereof; Layout of tunnels or galleries
    • E21D9/06Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining
    • E21D9/093Control of the driving shield, e.g. of the hydraulic advancing cylinders
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21DSHAFTS; TUNNELS; GALLERIES; LARGE UNDERGROUND CHAMBERS
    • E21D9/00Tunnels or galleries, with or without linings; Methods or apparatus for making thereof; Layout of tunnels or galleries
    • E21D9/003Arrangement of measuring or indicating devices for use during driving of tunnels, e.g. for guiding machines
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21DSHAFTS; TUNNELS; GALLERIES; LARGE UNDERGROUND CHAMBERS
    • E21D9/00Tunnels or galleries, with or without linings; Methods or apparatus for making thereof; Layout of tunnels or galleries
    • E21D9/06Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining
    • E21D9/0621Shield advancing devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】掘進機の方向の制御を簡易にかつ高速に行うこ
とができるようにするとともに、操作遅れがなく精度よ
く行えるようにする。 【解決手段】掘進機の位置ずれおよび位置ずれ変化量と
アクチュエータに与える駆動指令との対応関係が予め用
意されておかれ、この対応関係に基づき、位置ずれ検出
手段で検出された現在の位置ずれと位置ずれ変化量演算
手段で演算された現在の位置ずれ変化量とを入力値とし
て、この入力値に対応する駆動指令がアクチュエータに
対して出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掘進機の方向制御
装置に関し、特に精度よく、かつ高速に掘進機の方向を
制御するための制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】掘進
機、たとえばシールド堀削機の堀削方向の制御に関する
発明が、本特許出願人から既に特許出願されている(特
願平6ー101212号)。
【0003】この出願の明細書には、シールド堀削機が
推進した過去の履歴(計画線に対する位置ずれの変化の
傾向)に基づいて、堀削機の方向を制御するアクチュエ
ータに対する操作量を求め、この操作量をアクチュエー
タに与えることにより当該シールド堀削機が計画線に沿
って推進するようにその方向を制御する技術が開示され
ている。
【0004】しかし、過去の履歴からアクチュエータに
対する操作量を求めるまでの過程の演算は、煩雑であ
り、このため方向制御を高速に行うことができなかっ
た。
【0005】一方、特開平5ー125895号公報に
は、シールド堀削機の推進用油圧ジャッキの作動ジャッ
キパターンを、シールド堀削機の現在位置に対応づけて
用意しておき、現在位置に応じて作動ジャッキパターン
を選択し、シールド堀削機の方向を制御する技術が開示
されている。
【0006】しかし、この公報記載の技術は、シールド
堀削機の現在位置、計画線に対する水平方向の位置ず
れ、垂直方向の位置ずれのみによって方向を制御するも
のであり、上記特願平6ー101212号にみられるよ
うに、過去の履歴(堀削機の位置ずれの変化の傾向)
は、何ら考慮されていない。
【0007】このため、現在の計画線に対する位置ずれ
が許容の範囲内にありさえすれば、一義的な操作量が推
進用油圧ジャッキに与えられるのみであり、許容範囲か
ら外れていく傾向があったとしても、許容範囲内に積極
的に追い込むような操作量は与えられず、許容範囲から
外れてはじめて許容範囲内に積極的に追い込むような操
作量が与えられるため、操作遅れが生じてしまうことが
ある。
【0008】本発明は、こうした実状に鑑みてなされた
ものであり、掘進機の方向の制御を簡易にかつ高速に行
うことができるようにするとともに、操作遅れがなく精
度よく行えるようにすることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段および効果】そこで、この
発明の主たる発明では、掘進機の進行方向を変化させる
アクチュエータに駆動指令を与えることにより、該掘進
機を計画線に沿って掘進させるようにした掘進機の方向
制御装置において、前記計画線に対する前記掘進機の位
置ずれを逐次検出する位置ずれ検出手段と、前記位置ず
れ検出手段で現在検出されている位置ずれと前回に検出
された位置ずれとの差である位置ずれ変化量を逐次演算
する位置ずれ変化量演算手段と、前記位置ずれおよび前
記位置ずれ変化量と前記アクチュエータに与える駆動指
令との対応関係を予め用意しておき、この対応関係に基
づき、前記位置ずれ検出手段で検出された現在の位置ず
れと前記位置ずれ変化量演算手段で演算された現在の位
置ずれ変化量とを入力値として、この入力値に対応する
駆動指令を出力する手段とを具えるようにしている。
【0010】かかる構成によれば、掘進機の位置ずれお
よび位置ずれ変化量とアクチュエータに与える駆動指令
との対応関係が予め用意されておかれ、この対応関係に
基づき、位置ずれ検出手段で検出された現在の位置ずれ
と位置ずれ変化量演算手段で演算された現在の位置ずれ
変化量とを入力値として、この入力値に対応する駆動指
令がアクチュエータに対して出力される。
【0011】このように予め用意された対応関係に基づ
く即座にアクチュエータに対して駆動指令が出力される
ので、掘進機の方向の制御が簡易にかつ高速に行われ
る。しかも、掘進機の位置ずれおよび位置ずれ変化量と
に基づき、掘進機の位置ずれの変化の傾向が考慮された
駆動指令がアクチュエータに与えられるので、操作遅れ
がなく方向制御を精度よく行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る掘進機の方向制御装置の実施の形態について説明す
る。
【0013】なお、以下に説明する実施例では、掘進機
が、アーティキュレートジャッキによって中折れするタ
イプのシールド堀削機を想定している。
【0014】図3(a)、(b)は実施例で想定してい
るシールド掘削機の縦断面図(同図(a))、先端部分
の斜視図(同図(b))を示しており、大きくは、後胴
部1と、前胴部2とから構成されている。
【0015】後胴部1、前胴部2は、アーティキュレー
トジャッキ3によって揺動自在に連結されており、後胴
部1には、ジャッキ先端を履工体11の端面に当接さ
せ、ジャッキストローク量を変化させることで掘削機全
体を推進させる10本の推進ジャッキ4(図4参照)
が、後方へ伸縮自在に配設されている。前胴部2の前端
部には、回転カッタ9が回転自在に配設されている。回
転カッタ9は、回転駆動部10によって回転駆動され
る。
【0016】シールド掘削機は、回転カッタ9を回転さ
せながら推進ジャッキ4を伸張させる制御が行われるこ
とによって、履工体11に対して前進される。かかる前
進の際、アーティキュレートジャッキ3が伸縮制御され
ることにより、前胴部2が揺動され、堀削機は計画ライ
ンに沿って掘進される。また、10本の推進ジャッキ4
が所要にオン・オフ制御されることにより回転モーメン
トが変化され、これにより方向修正がなされ、掘削機は
計画ラインに沿って掘進される。
【0017】図1は、シールド掘削機を制御する制御装
置の構成をブロック図で示したものである。
【0018】同図1に示すように、後胴部1には、後胴
部1の姿勢角θ´h(水平方向)を検出するジャイロコ
ンパス22および姿勢角θ´v(垂直方向)を検出する
傾斜計27が配設されている。
【0019】また、アーティキュレートジャッキ3に
は、そのジャッキストローク量を検出するストローク量
センサ15が配設されている。
【0020】推進ジャッキ4には、ジャッキストローク
量SJを検出するストローク量センサ25が配設されて
おり、また、履工体11と後胴部1内面との距離を示す
テールクリアランスTを検出するテールクリアランス計
26が、後胴部1に配設されている。
【0021】コントローラ16は、各ジャッキを駆動制
御するものであり、キーボード等の入力装置18を介し
てデータが入力されるとともに、I/Oボード17を介
して各種センサ信号および制御信号が入出力される。ま
た、CRT23に適宜処理結果が表示されるとともに、
プリンタ24に適宜処理結果が印字出力される。
【0022】上記ジャイロコンパス22および傾斜計2
7で検出される姿勢角θ´h、θ´vは、センサ信号とし
てI/Oボード17に入力される。多重伝送装置19、
多重伝送装置20を介して上記I/Oボード17に信号
が入出力されるようになっており、子局である多重伝送
装置20に、シールド掘削機の各種のセンサ信号SJ、
T等が入力され、該多重伝送装置20からアーティキュ
レートジャッキ3または推進ジャッキ4の駆動用の油圧
バルブ21に対して、その弁の開閉等を制御するための
所要の制御信号が出力される。
【0023】アーティキュレートジャッキ3を駆動する
バルブ21が、後述する目標中折れ角θN(図5参照)
が得られるように所要に開閉制御されると、アーティキ
ュレートジャッキ3が伸縮駆動されて、前胴部2が揺動
される。なお、かかる揺動制御の際、上記ストローク量
センサ15の出力は、フィードバック信号として使用さ
れる。
【0024】一方、ジャイロコンパス22および傾斜計
27によって後胴部1の姿勢角θ´h、θ´vが検出され
る他、後胴部1の現在位置が、本出願人の先願(特開平
6ー101212号)に示されるように、ジャイロコン
パス22の検出値、ジャッキストローク量センサ25の
検出値に基づいて推定演算される。
【0025】また、本出願人の先願に係る公開公報(特
開平5ー125894号公報)に示されるように、レー
ザターゲットによりシールド堀削機の位置を直接計測す
るようにしてもよい。すなわち、図2に示すように、ト
ンネル14内の基準点には、レーザ発振器13aが設置
され、光波距離計13と後胴部1に配設されたレーザタ
ーゲット12によってシールド堀削機の後胴部1の現在
位置と現在の姿勢角を計測するというものである。
【0026】いずれにせよ、上述のいずれかの方法によ
って後胴部1の位置および姿勢角θ´h、θ´vが計測さ
れると、この姿勢角θ´h、θ´vと、中折れ角変化量Δ
θNh(水平方向)、ΔθNv(垂直方向)(後述するよう
にストローク量センサ15で検出されるアーティキュレ
ートジャッキ3のストローク量に基づき演算される)と
から、前胴部2の位置および姿勢角θh(水平方向)、
θv(垂直方向)を演算することができる。
【0027】堀削機は、目標中折れ角θNが得られるよ
うに制御されることで、堀削機の位置および方向は修正
され、計画ラインに沿って掘進される。
【0028】ここで、中折れ角θNについて以下説明す
る。
【0029】中折れ角θNとは、図5に示すように、複
数のアーティキュレートジャッキ3のジャッキストロー
ク差によって定まる前胴部2の後胴部1に対する折れ角
のことである。
【0030】すなわち、図6に、図5の矢視A1方向を
示すように、4つのアーティキュレートジャッキ3のジ
ャッキストロークをそれぞれAj1〜Aj4とすると、水平
方向の中折れ角θNhは、 θNh=tan-1(((Aj4+Aj3)ー(Aj1+Aj2))/LAh) …(1) となり、垂直方向の中折れ角θNvは、 θNv=tan-1(((Aj2+Aj3)ー(Aj1+Aj4))/LAv) …(2) となる。ここで、LAhは、水平方向におけるアーティキ
ュレートジャッキ3、3間の距離であり、LAvは、垂直
方向におけるアーティキュレートジャッキ3、3間の距
離である。
【0031】また、堀削機(前胴部2)の水平方向の姿
勢角変化量Δθhと上記水平方向の中折れ角変化量ΔθN
hとの関係、堀削機(前胴部2)の垂直方向の姿勢角変
化量Δθvと上記垂直方向の中折れ角変化量ΔθNvとの
関係は、 Δθh=ΔθNh …(3) Δθv=ΔθNv …(4) と表すことができ、前胴部2の姿勢角変化量は、中折れ
角変化量に等しくなるのがわかる。
【0032】よって、後述するようにマップから、修正
すべき前胴部2の姿勢角変化量Δθh、Δθvが読み出さ
れたならば、これに基づき上記(3)、(4)式により
中折れ角変化量ΔθNh、ΔθNvを求め、これを現在の中
折れ角θNh、θNvに加算し、目標中折れ角θNh、θNhを
求め、この目標中折れ角θNを上記(1)、(2)式に
代入することにより各アーティキュレートジャッキ3に
与える操作量(ジャッキストロークAj1〜Aj4)を求
め、この操作量だけ各アーティキュレートジャッキ3を
作動させればよい。
【0033】また、推進ジャッキ4を制御することによ
って、堀削機の方向を修正し、計画ラインに沿って掘進
させるようにしてもよい。
【0034】この場合は、推進ジャッキ4を駆動するバ
ルブ21が、後述するように、推進ジャッキ4のジャッ
キパターンが得られるように所要に開閉制御される。こ
の結果、堀削機に上記ジャッキパターンに応じた回転モ
ーメントが発生して、堀削機の位置および方向が修正さ
れ、堀削機は計画ラインに沿って掘進される。
【0035】図4は、推進ジャッキ4の配設態様につい
て、図3(a)の矢視A1方向について示したものであ
る。
【0036】ここで上記ジャッキパターンについて説明
する。ジャッキパターンは、目標片押度Kに基づき得ら
れる。
【0037】片押度Kは、以下のようにして求めること
ができる。すなわち、図4に示すように、番号i
(「1」〜「10」)の各推進ジャッキ4の推力のオ
ン、オフ信号の内容をAi(オン=1、オフ=0)と
し、Lhiを後胴部1の中心から番号iのジャッキ4まで
の水平方向距離とし、nをジャッキ本数(10)とする
と、後胴部1にかかる水平方向の片押度Khは、 として求められる。ここで、Lh3は、推進ジャッキ4の
取付半径のことである。同様に、Lviを後胴部1の中心
から番号iのジャッキ4までの垂直方向距離とすると、
後胴部1にかかる垂直方向の片押度Kvは、 として求められる。
【0038】水平方向のジャッキモーメントをMhとす
ると、ジャッキモーメントMhと片押度Kとの関係は、
各推進ジャッキ4の推力が一定値Fの場合は、 Mh=Kh・F・Lh3 …(7) となり、各推進ジャッキ4の推力が一定でなくても、推
力の平均値がF´の場合は、 Mh≒Kh・F´・Lh3 …(8) と近似することができる。垂直方向のジャッキモーメン
トMvについても同様である。
【0039】一方、ジャッキモーメントMh、Mvは、以
下のようにして求めることができる。
【0040】すなわち、図4に示すように、番号i
(「1」〜「10」)の各推進ジャッキ4の推力をFi
とし、Lhiを後胴部1の中心から番号iのジャッキ4ま
での水平方向距離とし、nをジャッキ本数(10)とす
ると、後胴部1にかかる水平方向のモーメントMhは、 として求められる。同様に、Lviを後胴部中心から番号
iのジャッキ4までの垂直方向距離とすると、後胴部1
にかかる垂直方向のモーメントMvは、 として求められる。
【0041】こうして求められたモーメントMh、Mvを
合計したものが、全体のジャッキモーメントMである。
【0042】よって、いま、後述するマップより、修正
すべき片押度変化量ΔKが読み出されたならば、これを
現在の片押し度Kに加算することで目標片押し度Kを求
め、この片押し度Kから各推進ジャッキ4に与えるオン
・オフ指令Ai(ジャッキパターン)を、上記(5)式
〜(10)式を用いて求めることができる。そして、こ
のジャッキパターンにしたがって各推進ジャッキ4をオ
ン・オフ動作させればよい。
【0043】また、後述するマップから姿勢角変化量Δ
θh、Δθvが読み出されたならば、この姿勢角変化量Δ
θh、Δθvに基づきジャッキパターンを求め、このジャ
ッキパターンにしたがって各推進ジャッキ4をオン・オ
フ動作させればよい。
【0044】なお、図1、図2は、シールド堀削機が中
折れするタイプのものを示している、中折れせずに、推
進ジャッキ4のジャッキパターンに応じて方向が修正さ
れるタイプのシールド堀削機であってもよい。この場合
は、図1、図2において、アーティキュレートジャッキ
3の配設が省略されたものとなる。
【0045】つぎに、掘進機がTBMであると想定した
場合の制御装置の構成について、図7に示すブロック図
を参照して説明する。
【0046】図7に示すように、この堀削機の前胴2の
前端部には、図1に示す回転カッタ9と同様な回転カッ
タ86が回転自在に配設されている。
【0047】堀削機は、回転カッタ86を回転させなが
らスラストジャッキ82を進行方向に伸縮させる制御
(図15(a)〜(e)参照)が行われることによっ
て、前進される。かかる前進の際、方向制御ジャッキ8
1が伸縮制御されることにより、メインビーム85が揺
動され、方向修正がなされ、堀削機は計画ラインに沿っ
て掘進される(図13(a)、(b)参照)。
【0048】すなわち、堀削機の横断面を図14に示す
ように、方向制御ジャッキ81は、サイドステアリング
ジャッキ81aと、トルクジャッキ81bとからなり、
サイドステアリングジャッキ81aにより水平方向が修
正され、トルクジャッキ81bにより垂直方向が修正さ
れる。
【0049】図13(a)に示すように、方向制御の開
始時には、まず、堀削機の後胴1の外周に設けられたグ
リッパ83が伸張され、岩盤に当接されることによって
堀削機の後胴1が岩盤に固定される。
【0050】そして、図13(b)に示すように、堀削
機の後胴1が岩盤に固定された状態のままで、方向制御
ジャッキ81が伸張される。この結果、その伸張方向と
は反対の方向に、堀削機の向きが変えられることにな
る。
【0051】ここで、岩盤中を堀削機が1ストロークL
掘進するときの様子を図15(a)〜(e)を参照して
説明する。
【0052】まず、掘進開始時(図15(a))には、
グリッパ83が伸張されており、これによって堀削機の
後胴1が岩盤に固定されている。
【0053】そして、堀削機の後胴1が岩盤に固定され
た状態のままで、スラストジャッキ82が伸張される
と、前胴2とともにカッタ86が前進されることになる
(図15(b)参照)。
【0054】こうしてスラストジャッキ82がストロー
クエンドに達し、前胴2の前進が終了すると、前胴2の
外周に設けられた前胴サイドサポート2aが伸張され、
岩盤に当接されることによって前胴2が岩盤に固定され
る。さらに、グリッパ83が縮退されるとともに、スラ
ストジャッキ82が縮退される。この結果、岩盤から離
間された後胴1が前胴2に遅れて前進されることになる
(図15(c)参照)。
【0055】こうしてスラストジャッキ82がストロー
クエンドに達し、後胴1の前進が終了すると(図15
(d)参照)、前胴サイドサポート2aが縮退されると
ともに、グリッパ83が伸張され(図15(e))、図
15(a)に示す掘進開始状態に復帰する。
【0056】さて、図7に示すように、メインビーム8
5には、堀削機の姿勢角θh(水平方向)、θv(垂直方
向)を検出するとともに、位置を検出するレーザ受光器
95が配設されている。すなわち、図2に示すレーザ計
測装置と同様に、図示せぬレーザ発振器と、光波距離計
とが設けられ、この光波距離計と上記レーザ受光器95
の出力に基づき堀削機の現在位置と現在の姿勢角が計測
される。
【0057】また、メインビーム85に、ピッチング・
ローリング計91、ジャイロ92、レベルセンサ93を
配設し、これらの出力に基づき堀削機の現在位置と現在
の姿勢角を計測してもよい。
【0058】コントローラ70は、操作盤60を介して
各ジャッキを駆動制御するものであり、キーボード等の
入力装置71を介してデータが入力されるとともに、図
示せぬI/Oボードを介して操作盤60より各種センサ
信号が入力されるとともに、制御信号が操作盤60に出
力される。また、CRT72に適宜処理結果が表示され
るとともに、プリンタ73に適宜処理結果が印字出力さ
れる。
【0059】コントローラ70では、操作盤60を介し
て送られてきたセンサ信号に基づき、堀削機の計画ライ
ンに対する位置ずれD等、掘進に必要なデータが生成さ
れるとともに、方向修正に必要な制御データ(方向制御
ジャッキ81およびスラストジャッキ82に与える操作
量)が生成されこれらデータが操作盤60に対して送出
されることになる。
【0060】操作盤60は、入力装置61と、表示器6
2と、シーケンサ63とからなっており、表示器62に
コントローラ60から送られてきたデータが表示され
る。
【0061】そして、シーケンサ63を介して、方向制
御ジャッキ81およびスラストジャッキ82の駆動用の
油圧バルブ89に対して、その弁の開閉等を制御するた
めの所要の制御信号が出力される。
【0062】ここで、シーケンサ63は、方向修正がオ
ペレータによる手動操作で行えるように、設定が変えら
れるようになっている。よって、「自動」から「手動」
に設定が変えられると、表示器62に表示されている、
堀削機の計画ラインに対する位置ずれD等の表示に応じ
て、入力装置61にて手動操作で、方向制御ジャッキ8
1に対して適宜な操作量を与えることができ、オペレー
タの望む方向修正を行なうことができる。
【0063】つぎに、図8に示すフローチャートを参照
して、掘進機がTBMである場合の方向制御の処理手順
について説明する。
【0064】掘進が開始されると、操作盤60から通信
処理によって各種センサ信号等のデータがコントローラ
70に読み込まれる(ステップ101)。そして、堀削
機の計画ラインからの位置ずれ量Dが演算される。ここ
で、堀削機の現在の位置ずれ量Dは、たとえば、レーザ
ビーム受光器95におけるレーザビーム受光位置と、レ
ーザ発振器から受光器95までの光波距離に基づいて推
定演算される。なお、位置ずれ量Dは、垂直方向、水平
方向のそれぞれについて求められる(ステップ10
2)。
【0065】そして、スラストジャッキ82に設けられ
たストローク量センサ等に基づき堀削機が所定距離ΔL
(たとえば10mm)だけ推進されたか否かが判断され
る(ステップ103)。
【0066】こうして堀削機が所定距離ΔLだけ推進さ
れたならば、その推進距離間における位置ずれ量Dの変
化量ΔDが演算される。つまり、現在演算された位置ず
れ量Dと前回に演算された位置ずれ量D´との差として
の位置ずれ変化量ΔDが求められる。位置ずれ変化量Δ
Dについても、垂直方向、水平方向のそれぞれについて
求められる(ステップ104)。
【0067】そして、こうして得られた現在の位置ずれ
量Dおよび位置ずれ変化量ΔDに対応する方向制御ジャ
ッキ81の操作量が、図12に示すマップ(記憶データ
テーブル)より読み出される(ステップ105)。
【0068】以下、マップの内容について図12を参照
して説明する。
【0069】同図12(a)〜(e)に示すように、現
在の位置ずれ量Dおよび位置ずれ変化量ΔDと方向制御
ジャッキ81に与える操作量との関係を示すマップ51
〜55が、水準(1)から水準(5)まで、5種類用意
されている。
【0070】このようにマップの水準を多種類設けたの
は、地山の状況に応じて方向制御ジャッキ81のきき量
が変化するので、これに対処するためである。
【0071】なお、位置ずれ量D、位置ずれ変化量ΔD
は、垂直方向、水平方向が別々に求められるので、マッ
プ51〜55は、垂直方向用のもの、水平方向用のもの
が別々に用意されている。ここで、図12のマップ51
〜55中に示される数値は、方向制御ジャッキ81のス
トローク量の変化量Δsであり、現在のストローク位置
からこの変化量Δsだけストローク量を変化させればよ
い。
【0072】また、水準(1)から水準(5)へと水準
が上がるにつれて、同じデータ(現在の位置ずれ量Dお
よび位置ずれ変化量ΔD)に対するマップ読出し値(方
向制御ジャッキ81の操作量)が大きくなるように設定
されている。
【0073】いま、例えば、標準のマップ53(水準
(3))が選択されており、現在の位置ずれ量Dおよび
位置ずれ変化量ΔDに対応する操作量として+6が読み
出されたものとする。
【0074】すると、コントローラ70、操作盤60を
介してバルブ89に対して上記操作量Δsに対応する駆
動信号が出力される。この結果、バルブ89がその駆動
信号に応じて開閉され、その開閉された弁を通過する圧
油に応じて方向制御ジャッキ81のストローク量がΔs
(+6)だけ変化される(ステップ106)。
【0075】つぎに、堀削機が1ストロークL(例えば
1200mm)だけ掘進し、ストロークエンドに達した
か否かが判断される(ステップ107)。1ストローク
Lを掘進しきっていない場合には、手順は再びステップ
101に移行され、以後前述したのと同様の処理が実行
されるが、1ストロークLを掘進しきった場合には、手
順は、ステップ108に移行され、現在のマップの水準
を維持すべきか否かが判断されるとともに、維持しない
場合には新たな水準のマップが選択される。具体的に
は、図16に示される処理が実行される。
【0076】すなわち、図10は、堀削機が1ストロー
クLだけ掘進したときに、堀削機の計画線に対する位置
ずれ量Dが変化していく様子を示したものである。
【0077】こうした逐次の位置ずれ量Dの検出結果か
ら、今回の1ストロークLの掘進中における位置ずれ量
の最大値DMAXと位置ずれ量の最小値DMINが求められ、
これらの偏差DMAXーDMINが、蛇行量Fとして算出され
る。この蛇行量Fは、垂直方向、水平方向のそれぞれに
ついて求められる(ステップ201)。
【0078】つぎに、算出された蛇行量Fに基づいて現
在のマップの水準を維持すべきか否かが、図11に示す
基準にしたがって判断される。
【0079】すなわち、蛇行量Fが5mmより大きく1
0mmより小さい範囲にある場合には、方向制御ジャッ
キ81に対する操作量が適切であると判断して、現在の
マップの水準(水準(3))をそのままに維持し、ま
た、蛇行量Fが5mm以下の範囲にある場合には、方向
制御ジャッキ81に対する操作量が小さすぎると判断し
て、現在のマップの水準(水準(3))を、引き上げる
ようにし(たとえば水準(3)から水準(4)へ)、ま
た、蛇行量Fが10mm以上の範囲にある場合には、方
向制御ジャッキ81に対する操作量が大きすぎると判断
して、現在のマップの水準(水準(3))を、引き下げ
るようにする(たとえば水準(3)から水準(2)
へ)。
【0080】ここで、上記水準の引上げ、引下げの度合
いは、たとえば、次式によって決定することができる。
【0081】すなわち、今回の水準(N)を、 N+(Fー7.5)/2.5 に代入して、整数値化したものを、次回の水準とする。
上述した現在のマップの水準を維持すべきか否かの判
断、維持しない場合の新たな水準のマップの選択は、垂
直方向、水平方向のそれぞれについて行われる(ステッ
プ202)。そして、こうしてマップの水準が維持さ
れ、あるいは新たにマップが選択されると(ステップ1
08、ステップ203)、その維持ないしは新たに選択
されたマップに基づき、つぎの1ストロークLについて
同様の処理が実行される。
【0082】この結果、マップが水準(3)から水準
(4)に引き上げられると、ステップ105においてマ
ップから読み出される方向制御ジャッキ81の操作量
は、たとえば+6から+8へと変化される(図12
(c)、(d)参照)。また、マップが水準(3)から
水準(2)に引き下げられると、ステップ105におい
てマップから読み出される方向制御ジャッキ81の操作
量は、たとえば+6から+4へと変化される(図12
(c)、(a)参照)。このように、地山の状況に応じ
て方向制御ジャッキ81のきき量を変えることができる
ので、堀削機は、いかなる状況下であっても常に計画ラ
インに沿って、適切な蛇行量をもって掘進することがで
きる。
【0083】なお、この実施例では、記憶データテーブ
ルとしてのマップを用意して、データD、ΔDに対応す
るマップの記憶データ(操作量Δs)を読み出すように
しているが、データD、ΔDに応じて操作量Δsが得ら
れる演算式を用意しておき、演算によって操作量Δsを
求めるようにしてもよい。
【0084】つぎに、上記位置ずれ変化量ΔD(水平方
向、垂直方向)の代わりに、計画ラインに対する堀削機
の姿勢角θh(水平方向)、θv(垂直方向)を使用した
場合における方向制御の処理手順について、図9を参照
して説明する。なお、図8と同様の処理については説明
を省略する。
【0085】図8と同様にステップ101、102の処
理がなされた後、レーザビーム受光器95の受光位置
と、レーザ発振器から受光器95までの光波距離に基づ
き、計画ラインに対する堀削機の姿勢角θh、θvが演算
される(ステップ109)。
【0086】そして、堀削機が所定距離ΔLだけ掘進す
る毎に(ステップ103の判断YES)、現在の位置ず
れ量Dおよび姿勢角θh、θvに対応する方向制御ジャッ
キ81の操作量が、図12に示したのと同様なマップ
(位置ずれ変化量ΔDの代わりに姿勢角θにしたもの)
より読み出される(ステップ105´)。以後、上記ス
テップ106、107、108と同様の処理が行われ
て、1ストロークLの掘進が終了する。
【0087】つぎに、掘進機がシールド堀削機である場
合の方向制御の処理手順について図17を参照して説明
する。なお、図8と同様の処理については説明を省略す
る。同図17に示すように、図8のステップ101〜1
04の処理が行われた後、図8のステップ105〜10
8の処理に代わりに、図17に示すステップ301〜3
06の処理が実行される。
【0088】すなわち、ステップ301では、現在の位
置ずれ量Dおよび位置ずれ変化量ΔDに対応する片押し
度変化量ΔKが、図12に示したのと同様のマップ(マ
ップ中の数値が方向制御ジャッキ81の操作量ではなく
て、片押し度変化量ΔKの値となっているもの)より読
み出される(ステップ301)。
【0089】そして、マップから読み出された片押し度
変化量ΔKに現在の片押し度Kを加算することにより目
標片押し度Kが演算される(ステップ302)。
【0090】つぎに、前述したジャッキパターンAiを
求める式に上記目標片押し度Kを代入することによっ
て、ジャッキパターンAiを求める(ステップ30
3)。
【0091】こうしてジャッキパターンAiが求められ
ると、そのジャッキパターンAiに応じた制御信号がバ
ルブ21に送信され、推進ジャッキ4がジャッキパター
ンAiに応じてオン・オフされる(ステップ304)。
【0092】ついで、堀削機が履工体の1リング分の距
離だけ掘進したか否かが判断される(ステップ30
5)。1リングを掘進しきっていない場合には、手順は
再びステップ101に移行され、以後前述したのと同様
の処理が実行されるが、1リング分を掘進しきった場合
には、手順は、ステップ306に移行され、現在のマッ
プの水準を維持すべきか否かが判断されるとともに、維
持しない場合には新たな水準のマップが選択される。処
理内容は、前述した図16に示す内容と同じである。
【0093】こうして現在の水準のマップが維持される
か、あるいは新たな水準のマップが選択されると(ステ
ップ306)、その維持ないしは新たに選択されたマッ
プに基づき、つぎの1リングについて同様の処理が実行
される。
【0094】また、シールド堀削機の方向制御について
は図18(a)に示すようにしてもよい。なお、図8と
同様の処理については説明を省略する。
【0095】同図18(a)に示すように、図8のステ
ップ101〜104についての処理が行われた後、図8
のステップ105〜108の処理に代わりに、図18
(a)に示すステップ401〜405の処理が実行され
る。
【0096】すなわち、ステップ401では、現在の位
置ずれ量Dおよび位置ずれ変化量ΔDに対応する姿勢角
変化量Δθ(Δθh、Δθv)が、図12に示したのと同
様のマップ(マップ中の数値が方向制御ジャッキ81の
操作量ではなくて、姿勢角変化量Δθの値となっている
もの)より読み出される(ステップ401)。
【0097】そして、マップから読み出された姿勢角変
化量Δθに基づいて、推進ジャッキ4のジャッキパター
ンAiが演算される(ステップ402)。
【0098】こうしてジャッキパターンAiが求められ
ると、そのジャッキパターンAiに応じた制御信号がバ
ルブ21に送信され、推進ジャッキ4がジャッキパター
ンに応じてオン、オフ駆動される(ステップ403)。
【0099】ついで、堀削機が履工体の1リング分の距
離だけ掘進したか否かが判断される(ステップ40
4)。1リングを掘進しきっていない場合には、手順は
再びステップ101に移行され、以後前述したのと同様
の処理が実行されるが、1リング分を掘進しきった場合
には、手順は、ステップ405に移行され、現在のマッ
プの水準を維持すべきか否かが判断されるとともに、維
持しない場合には新たな水準のマップが選択される。処
理内容は、前述した図16に示す内容と同じである。
【0100】こうして現在の水準のマップが維持される
か、あるいは新たな水準のマップが選択されると(ステ
ップ405)、その維持ないしは新たに選択されたマッ
プに基づき、つぎの1リングについて同様の処理が実行
される。
【0101】また、シールド堀削機の方向制御について
は図18(b)に示すようにしてもよい。
【0102】同図18(b)に示すように、図18
(a)のステップ402、403の代わりにステップ4
02´、403´が実行される。
【0103】すなわち、ステップ402´では、マップ
から読み出された姿勢角変化量Δθh、Δθvに基づい
て、前述したように、目標中折れ角ΔθNh、ΔθNvが求
められ、この目標中折れ角ΔθNh、ΔθNvから、アーテ
ィキュレートジャッキ3の目標ストローク量Aj1〜Aj4
が演算される(ステップ402´)。
【0104】こうしてアーティキュレートジャッキ3の
目標ストローク量Aj1〜Aj4が求められると、その目標
ストローク量Aj1〜Aj4に応じた制御信号がバルブ21
に送られ、この結果アーティキュレートジャッキ3のス
トローク量が上記目標ストローク量Aj1〜Aj4となるよ
うに駆動される(ステップ403´)。
【0105】また、図8の代わりに図9の処理を行うの
と同様に、上述した図17、図18(a)、(b)にお
いて、位置ずれ変化量ΔDの代わりに、計画ラインに対
する堀削機の姿勢角θを使用してもよい。
【0106】すなわち、同図19に示すように、図9の
ステップ101、102、109、103の処理が行わ
れた後、図9のステップ105´、106、107、1
08の処理の代わりに、図19に示すステップ501〜
506の処理が実行される。同様に、図20(a)に示
すように、図9のステップ101、102、109、1
03の処理が行われた後、図9のステップ105´、1
06、107、108の処理の代わりに、図20(a)
に示すステップ601〜605の処理が実行される。
【0107】同図20(b)に示すように、図20
(a)のステップ602、603の代わりにステップ6
02´、603´を実行するようにしてもよい。
【0108】なお、この実施例では、姿勢角θを使用し
ているが、姿勢角は、前掲の特願平6ー101212号
の図5に示されるように、その設置方法により算出され
る履工体の向きと推進ジャッキのストローク差とにより
算出することができるので、推進ジャッキのストローク
差を姿勢角の代用としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は掘進機がシールド堀削機である場合の方
向制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は掘進機がシールド堀削機である場合の方
向制御装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図3(a)、(b)はそれぞれ、図1および図
2に示すシールド堀削機の前部縦断面図、前部斜視図で
ある。
【図4】図4は、図3(a)の矢視A1図であり、推進
ジャッキの配設態様を示す図である。
【図5】図5は図3(a)に示すシールド堀削機の前部
が中折れする様子を説明する図である。
【図6】図6は、図5の矢視A1図であり、アーティキ
ュレートジャッキの配設態様を示す図である。
【図7】図7は掘進機がTBMである場合の方向制御装
置の構成を示すブロック図である。
【図8】図8は方向修正の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図9】図9は方向修正の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図10】図10は掘進機が1ストロークないしは1リ
ング掘進するときの蛇行量を説明する図である。
【図11】図11はマップの水準を変更する基準を示す
図である。
【図12】図12(a)ないし(e)は、位置ずれ量お
よび位置ずれ変化量に応じて読み出されるデータが格納
されているマップを説明するために用いた図である。
【図13】図13(a)、(b)はTBMが方向を修正
する様子を説明する図である。
【図14】図14は方向制御ジャッキの構成要素を示す
図である。
【図15】図15(a)ないし(e)はTBMが1スト
ローク掘進するときの様子を説明する図である。
【図16】図16は方向修正の処理手順の一部を示すフ
ローチャートである。
【図17】図17は方向修正の処理手順の一部を示すフ
ローチャートである。
【図18】図18(a)、(b)は方向修正の処理手順
の一部を示すフローチャートである。
【図19】図19は方向修正の処理手順の一部を示すフ
ローチャートである。
【図20】図20(a)、(b)は方向修正の処理手順
の一部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3 アーティキュレートジャッキ 4 推進ジャッキ 16 コントローラ 70 コントローラ 81 方向制御ジャッキ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘進機の進行方向を変化させるアク
    チュエータに駆動指令を与えることにより、該掘進機を
    計画線に沿って掘進させるようにした掘進機の方向制御
    装置において、 前記計画線に対する前記掘進機の位置ずれを逐次検出す
    る位置ずれ検出手段と、 前記位置ずれ検出手段で現在検出されている位置ずれと
    前回に検出された位置ずれとの差である位置ずれ変化量
    を逐次演算する位置ずれ変化量演算手段と、 前記位置ずれおよび前記位置ずれ変化量と前記アクチュ
    エータに与える駆動指令との対応関係を予め用意してお
    き、この対応関係に基づき、前記位置ずれ検出手段で検
    出された現在の位置ずれと前記位置ずれ変化量演算手段
    で演算された現在の位置ずれ変化量とを入力値として、
    この入力値に対応する駆動指令を前記アクチュエータに
    対して出力する手段とを具えた掘進機の方向制御装置。
  2. 【請求項2】 掘進機の進行方向を変化させるアク
    チュエータに駆動指令を与えることにより、該掘進機を
    計画線に沿って掘進させるようにした掘進機の方向制御
    装置において、 前記計画線に対する前記掘進機の位置ずれを逐次検出す
    る位置ずれ検出手段と、 前記計画線に対する前記掘進機の姿勢角を逐次検出する
    姿勢角検出手段と、 前記位置ずれおよび前記姿勢角と前記アクチュエータに
    与える駆動指令との対応関係を予め用意しておき、この
    対応関係に基づき、前記位置ずれ検出手段で検出された
    現在の位置ずれと前記姿勢角検出手段で検出された現在
    の姿勢角とを入力値として、この入力値に対応する駆動
    指令を前記アクチュエータに対して出力する手段とを具
    えた掘進機の方向制御装置。
  3. 【請求項3】 同じ大きさの入力値に対して異なる
    大きさの駆動指令が前記アクチュエータに対して出力さ
    れるように、前記対応関係を複数用意しておき、当該複
    数の対応関係の中から一の対応関係を選択するようにし
    た請求項1または請求項2記載の掘進機の方向制御装
    置。
  4. 【請求項4】 同じ大きさの入力値に対して異なる大
    きさの駆動指令が前記アクチュエータに対して出力され
    るように、前記対応関係を複数用意しておくとともに、 前記掘進機が一定区間掘進したときの前記計画線に対す
    る位置ずれ変化量を演算する蛇行量演算手段を具え、 前記蛇行量演算手段で演算された位置ずれ変化量が大き
    くなる程、前記アクチュエータに与える駆動指令が小さ
    くなるように、前記対応関係を選択するようにした請求
    項1または請求項2記載の掘進機の方向制御装置。
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