JP2934577B2 - シールド掘削機のコピーカッタ等の制御方法及びその装置 - Google Patents

シールド掘削機のコピーカッタ等の制御方法及びその装置

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JP2934577B2 JP1338894A JP1338894A JP2934577B2 JP 2934577 B2 JP2934577 B2 JP 2934577B2 JP 1338894 A JP1338894 A JP 1338894A JP 1338894 A JP1338894 A JP 1338894A JP 2934577 B2 JP2934577 B2 JP 2934577B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシールド掘削機のコピー
カッタ等の制御方法及びその装置に関し、特に回転体か
ら突出するコピーカッタ等の突出量を連続的に変化させ
る場合に適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】図6はトンネルの掘削に用いるシールド
掘削機の全体を概念的に示す説明図である。同図に示す
ように、筒状の掘削機本体1は、その前部に固着したバ
ルクヘッド2を介して円形のカッタフレーム3を、掘削
機本体1から前方に突出させて回転可能に支持してお
り、駆動源4によりカッタフレーム3を回転することに
よりカッタフレーム3に設けたカッタにより所定の掘削
を行なうとともに、掘削部分にセグメント5を円筒状に
組立てることによりトンネルを構築する。このとき、シ
ールドジャッキ6のピストンロッド6aの先端をセグメ
ント5の端面に当接させ、このセグメント5を反力受け
とすることにより掘削機本体1を前方に移動させる。ま
た、掘削により切り崩された土砂は、スクリューコンベ
ア7で掘削機本体1の後部に排出される。
【0003】コピーカッタ8は、コピーカッタジャッキ
(図6には図示せず)により、カッタフレーム3の外周
面からその径方向に突出可能に、このカッタフレーム3
に配設してある。かかるコピーカッタ8は、カッタフレ
ーム3に固着したカッタの掘削域が及ばない外周域の所
定範囲の掘削を行なうものである。すなわち、エンコー
ダ等でカッタフレーム3の回転位置を検出する一方、所
定の位置に達したときコピーカッタジャッキを駆動して
コピーカッタ8を突出させるとともに、所定の位置を通
過したときコピーカッタ8を収縮させることにより所定
範囲の余掘りを行なう。かかるコピーカッタ8のコピー
カッタジャッキには、ロータリジョイント・スリップリ
ング9のロータリジョイントを介して圧油を供給すると
ともに、その制御に必要な電気信号等は、ロータリジョ
イント・スリップリング9のスリップリングを介して回
転部に供給するように構成してある。
【0004】図7は、従来技術に係るコピーカッタ8の
油圧回路を示す回路図である。同図中、図6と同一部分
には同一番号を付してある。同図に示すように、コント
ローラ10は、エンコーダ11で検出したコピーカッタ
8の回転位置の情報を含む位置信号S1 と、操作盤12
に設定された余掘り開始位置及び終了位置の情報を含む
指令信号S2 とを処理して電磁弁13にジャッキ伸長信
号S3 及びジャッキ収縮信号S4 を供給する。電磁弁1
3は、ジャッキ伸長信号S3 及びジャッキ収縮信号S4
で油路を切換え、ロータリジョイント9aを介してコピ
ーカッタジャッキ14を駆動することによりそのピスト
ンロッド14aに固着してあるコピーカッタ8のカッタ
フレーム3の外周面からの突出を制御する。
【0005】なお、図中、15は油タンク、16は油圧
ポンプ、17は電動モータ、18はリリーフ弁である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術における
コピーカッタジャッキ14の駆動は、伸縮動作の開始操
作のみで、実際にどの程度コピーカッタジャッキ14の
ピストンロッド14aが伸びカッタフレーム3の外周面
からどの程度掘削されたかは未知であり、所定の範囲で
コピーカッタ8により掘削する目的が達せられないこと
もある。つまり、シールド掘削機が掘削する地山は種々
の土砂が層をなし、さらに不連続的に礫や枕木等が散在
する予想のつかない性質のものであるから、コピーカッ
タ8を突出させてもそのコピーカッタ8が地山から受け
る反力は刻々と変化するため、操作盤12による設定指
令通りの所定の範囲の掘削は保障の限りではない。
【0007】本発明は、上記従来技術に鑑み、コピーカ
ッタ等の突出量を指令値に合わせて連続的に変化させる
シールド掘削機のコピーカッタ等の制御方法及びその装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する第1
の発明の構成は、シールド掘削機におけるカッタフレー
ム等の回転体の回転位置を検出する回転位置検出手段の
出力信号である回転位置を表わす位置信号と、回転体に
内蔵するとともにジャッキ等の直線移動手段により移動
されて回転体から突出されるカッタの前記回転位置に対
応する突出量の指令値を表わす指令信号と、直線移動手
段によるカッタの直線移動量を表わす突出量信号とを処
理して回転体の回転に伴なう所定の回転位置でのカッタ
の突出量が指令値に一致するよう直線移動手段を制御す
ることを特徴とする。
【0009】第2の発明の構成は、シールド掘削機の円
形のカッタフレーム等の回転体から突出可能に回転体に
配設したカッタと、このカッタを直線上で伸縮させるジ
ャッキ等の直線移動手段と、この直線移動手段によるカ
ッタの突出量を検出する突出量検出手段と、前記回転体
の回転位置を検出する回転位置検出手段と、回転位置検
出手段が検出する回転位置に対応するカッタの突出量の
指令値と、突出量検出手段が検出するリアルタイムの突
出量とを比較し、両者の偏差が零になるように直線移動
手段を制御する制御部とを有することを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。なお、従来技術と同一部分には同一番号を付し
重複する説明は省略する。
【0011】図1は本発明の実施例に係る油圧回路を示
す回路図である。同図に示すように、本実施例に係るコ
ントローラ20は、エンコーダ11の出力信号である位
置信号S1 、操作盤22の出力信号である指令信号S5
及びストローク計24の出力信号である突出量信号S6
を処理し、サーボ信号S7 によりサーボ弁23を制御す
るように構成してある。
【0012】ここで位置信号S1 は、カッタフレーム3
の回転位置、すなわちコピーカッタ8の回転位置を情報
として含む信号で、指令信号S5 は、コピーカッタ8の
回転位置に対応するその突出量を情報として含む信号で
ある。ストローク計24は、直線移動手段であるコピー
カッタジャッキ14に一体的に取付けてあり、このコピ
ーカッタ14のピストンロッド14aの移動量、すなわ
ちコピーカッタ8の突出量を検出するものである。コピ
ーカッタジャッキ14は回転部分であるため、突出量信
号S6 はスリップリング9bを介してコントローラ20
に供給される。
【0013】かくして、コントローラ20は、指令信号
5 に含まれるコピーカッタ8の突出量の指令値と、突
出量信号S6 とを比較し、両者の偏差が零になるように
サーボ信号S7 を介してサーボ弁23を制御し、コピー
カッタジャッキ14のピストンロッド14aの移動量を
制御する。
【0014】図2は本実施例を示すブロック線図であ
る。同図に示すように、コントローラ20は、演算部2
0a、減算器20b及び増幅器20cを有して上述の如
き機能を実現する。また、油圧サーボ25は、図1にお
けるコピーカッタジャッキ14及びサーボ弁23等の油
圧系の機器を示す。
【0015】図3に示すように、掘削機本体1の方向転
換中心位置O点がO′点に移行するには、切羽側で
δf 、テール側でδr だけ地山を押しのける必要があ
る。なお、図中Rは曲線施工半径、Bs はセグメント
幅、θは掘削機本体1の回転角度である。
【0016】このように地山を押しのけるためには、図
4に示すように、掘進中に掘削機本体1を方向変換させ
る際、掘削機本体1の移動量に見合う部分の地山(図中
の斜線部分)を掘削し、地山からの反力を低減させる必
要がある。
【0017】掘削機本体1は横断面形状が円形であるた
め、その余掘り量は真横で最大、天地で零となるサイン
カーブが最も適している。
【0018】そこで、本実施例では、図5に示すよう
に、コピーカッタ8による余掘り形状が天から地に向か
ったサインカーブ状に変化するよう指令信号S5 を与え
ている。この結果、カッタフレーム3の回転に伴ない位
置信号S1 を参照しつつ指令信号S5 と突出量信号S6
の偏差が零になるようにコピーカッタ8の突出量を制御
して所望の余掘り形状を得る。
【0019】ちなみに、従来技術においては、電磁弁1
3の操作によりコピーカッタ8の突出、若しくはそうで
ない状態を2値的に制御していたので、その余掘り形状
は、図5に示すような台形状となり、本実施例に較べ斜
線部分Iの分だけ余分な余掘りをしていることになり、
地山の緩みや乱れを生起する。
【0020】
【発明の効果】以上実施例とともに具体的に説明したよ
うに、本発明によれば、回転体に対するカッタの突出量
を任意に連続的に変化させることができるので、カッタ
による掘削等する場合の加工形状を合理的に形成するこ
とができる。特に、シールド掘削機のコピーカッタに適
用した場合には、地山の不連続な変化に対してもコピー
カッタのカッタフレームからの突出量を常に最適に確保
することができるので、最適且つ確実な余掘りを実現し
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る油圧回路を示す回路図。
【図2】本発明の実施例を示すブロック線図。
【図3】本発明の実施例を適用するシールド掘削機の移
動態様の一例を示す説明図。
【図4】図3の一部を抽出した説明図。
【図5】本発明の実施例におけるカッタフレーム及びコ
ピーカッタと余掘り形状の関係を示す説明図。
【図6】シールド掘削機の全体を概念的に示す説明図。
【図7】従来技術に係る油圧回路を示す回路図。
【符号の説明】
8 コピーカッタ 14 コピーカッタジャッキ 20 コントローラ 22 操作盤 23 サーボ弁 24 ストローク計 S1 位置信号 S5 指令信号 S6 突出量信号 S7 サーボ信号

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド掘削機におけるカッタフレーム
    等の回転体の回転位置を検出する回転位置検出手段の出
    力信号である回転位置を表わす位置信号と、回転体に内
    蔵するとともにジャッキ等の直線移動手段により移動さ
    れて回転体から突出されるカッタの前記回転位置に対応
    する突出量の指令値を表わす指令信号と、直線移動手段
    によるカッタの直線移動量を表わす突出量信号とを処理
    して回転体の回転に伴なう所定の回転位置でのカッタの
    突出量が指令値に一致するよう直線移動手段を制御する
    シールド掘削機のコピーカッタ等の制御方法。
  2. 【請求項2】 シールド掘削機の円形のカッタフレーム
    等の回転体から突出可能に回転体に配設したカッタと、 このカッタを直線上で伸縮させるジャッキ等の直線移動
    手段と、 この直線移動手段によるカッタの突出量を検出する突出
    量検出手段と、 前記回転体の回転位置を検出する回転位置検出手段と、 回転位置検出手段が検出する回転位置に対応するカッタ
    の突出量の指令値と、 突出量検出手段が検出するリアルタイムの突出量とを比
    較し、両者の偏差が零になるように直接移動手段を制御
    する制御部とを有することを特徴とするシールド掘削機
    のコピーカッタ等の制御装置。
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