JP2001123479A - 自動運転ショベル - Google Patents

自動運転ショベル

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JP2001123479A
JP2001123479A JP30722699A JP30722699A JP2001123479A JP 2001123479 A JP2001123479 A JP 2001123479A JP 30722699 A JP30722699 A JP 30722699A JP 30722699 A JP30722699 A JP 30722699A JP 2001123479 A JP2001123479 A JP 2001123479A
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Japan
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excavation
shovel
depth
digging
excavating
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JP30722699A
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English (en)
Inventor
Hideto Ishibashi
英人 石橋
Toru Kurenuma
榑沼  透
Yoshiyuki Nagano
好幸 永野
Akira Hashimoto
昭 橋本
Hajime Yasuda
元 安田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 掘削残土ができるだけ残らないように、かつ
最も掘削効率の良い掘削位置に移動しながら掘削を行
い、自動運転ショベルの作業効率を向上させる。 【解決手段】 ショベル1と、教示操作により少なくと
も掘削位置を含む複数の作業位置を記憶し、再生動作を
繰り返し行わせる自動運転コントローラ71を有する自
動運転ショベルにおいて、前記自動運転コントローラ
は、前記掘削位置における掘削を行うべき範囲を設定す
る掘削範囲設定手段と、前記掘削範囲における掘削深さ
(D_LIMIT)を設定する掘削深さ設定手段と、前
記掘削範囲においてショベルが前記設定された掘削深さ
に達したか否かを判定する掘削深さ判定手段と、前記掘
削深さ判定手段によりショベルが設定された掘削深さに
達したと判定されときは、次サイクルにおいて掘削位置
を前記掘削範囲において所定角度旋回方向に移動させる
掘削位置移動手段とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動運転ショベル
に係わり、特に、掘削時の掘削性能を改善した自動運転
ショベルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、掘削・積み込み作業を自動化する
システムとしては、例えば、特開平10−212740
号公報に示すものが知られている。これは、ショベルに
プログラムにより自動的に作動させる指令を出力するコ
ントローラを設け、掘削開始位置、掘削終了位置および
排土位置を教示することにより、コントローラの指令に
より自動的に掘削および排土の作業を行うものでる。こ
のシステムにおける掘削方法は、前述の教示された掘削
開始位置から掘削終了位置間の最初の掘削領域につい
て、掘削開始位置から掘削を始めて、排土後の次のサイ
クルの堀削位置は、バケット幅分だけ旋回方向にずらし
て掘削を行い、これを掘削終了位置まで繰り返し、掘削
終了位置で掘削が終了すると、旋回位置を掘削開始位置
に戻し、今度は前後方向にバケット幅分だけ掘削位置を
ずらして次の掘削領域の掘削を行う。次のサイクルから
は同様に、バケット幅分だけ旋回方向にずらして、掘削
終了位置まで繰り返す。以上の操り返し動作を全掘削領
域まで繰り返すものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際に土石
等を掘削する場合には、掘削が終了した位置の土石が完
全になくなるというわけではない。掘削しきれずに土石
が残ってしまう場合もあるし、周辺から崩れ落ちて流入
する土石によって埋もれてしまうこともある。このた
め、上記従来技術のように、単にシーケンシャルに位置
を変えながら掘削を操り返すだけでは、土石が残ったま
ま次の掘削位置へと移動してしまうこととなり、作業効
率が良いとはいえない問題がある。
【0004】本発明の目的は、上記の実状に鑑みて、自
動運転ショベルによる掘削動作において、掘削位置で掘
削残土ができるだけ残らないような掘削を行うと共に、
その掘削位置での掘削後は掘削効率の高い掘削位置に移
動させ、自動運転ショベルとしての作業効率を向上させ
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、以下のような手段を採用した。
【0006】第1の手段は、ショベルと、該ショベルに
設けられ、教示操作により当該ショベルの少なくとも掘
削位置を含む複数の作業位置を記憶すると共に、再生操
作により記憶した前記複数の作業位置に基づいて一連の
再生動作を繰り返し行わせる自動運転コントローラを有
する自動運転ショベルにおいて、前記自動運転コントロ
ーラは、前記掘削位置における掘削深さを設定する掘削
深さ設定手段と、前記掘削位置においてショベルが前記
設定された掘削深さに達したか否かを判定する掘削深さ
判定手段とを有し、前記掘削深さ判定手段によりショベ
ルが設定された掘削深さに達したと判定されるまで前記
掘削位置で掘削を操り返し行わせることを特徴とする。
【0007】第2の手段は、ショベルと、該ショベルに
設けられ、教示操作により当該ショベルの少なくとも掘
削開始位置を含む複数の作業位置を記憶すると共に、再
生操作により記憶した前記複数の作業位置に基づいて一
連の再生動作を繰り返し行わせる自動運転コントローラ
を有する自動運転ショベルにおいて、前記自動運転コン
トローラは、前記掘削開始位置における掘削を行うべき
範囲を設定する掘削範囲設定手段と、前記掘削範囲にお
ける掘削深さを設定する掘削深さ設定手段と、前記掘削
範囲においてショベルが前記設定された掘削深さに達し
たか否かを判定する掘削深さ判定手段とを有し、前記掘
削深さ判定手段によりショベルが設定された掘削深さに
達したと判定されるまで前記掘削範囲で掘削を操り返す
ことを特徴とする。
【0008】第3の手段は、第2の手段において、前記
掘削深さ判定手段によりショベルが設定された掘削深さ
に達したと判定されときは、次サイクルにおいて掘削位
置を前記掘削範囲内において所定角度旋回方向に移動さ
せる掘削位置移動手段とを有することを特徴とする第4
の手段は、第2の手段において、前記掘削深さ判定手段
によりショベルが設定された掘削深さに達したと判定さ
れときは、次サイクルにおいて掘削位置を前記掘削範囲
内において所定角度旋回方向に移動させると共に、前記
掘削位置の移動により最終掘削位置に達したときは、前
記掘削位置を前記掘削開始位置に移動させる前記掘削位
置移動手段を有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
1乃至図6を用いて説明する。
【0010】図1は、本実施形態に係わる自動運転ショ
ベルおよびその作業形態を示す図である。
【0011】同図において、11はストックヤード2に
貯留された土石を掘削して、後述するクラッシャ3に積
み込むショベル、3はショベル1によって積み込まれた
土石を破砕して、砕石4を生成するクラッシャ、5はシ
ョベル1の再生操作を行うのに適した任意の場所に設置
された操作ボックス、6は切り羽において積み込まれた
土石をストックヤード2へと投入するトラックである。
【0012】ショベル1は、走行体10と、走行体10
上に旋回可能に設けられた旋回体11と、旋回体11に
回動可能に設けられたブーム12と、ブーム12の先端
に回動可能に設けられたアーム13と、アーム13の先
端に回動可能に設けられたバケット14と、旋回体ブー
ム12、アーム13およびバケット14とをそれぞれ回
動動作するための旋回モータ110(図示せず),シリ
ンダ120,130,140と、旋回体11に設けられ
た運転室15と、操作ボックス5との間で信号の送受信
を行うアンテナ150と、ショベル1の教示操作等を行
う操作パネル70とから構成されている。
【0013】また、ショベル1には、旋回体11の旋回
角を検出する角度センサ111、旋回体11とブーム1
2との回動角を検出する角度センサ112、ブーム12
とアーム13の回動角を検出する角度センサ113、ア
ーム13とバケット14との回転角を検出する角度セン
サ114、および図示しないが、旋回モータ10の圧力
を検出する圧力センサ160、ブームシリンダ120の
圧力を検出する圧力センサ16、アームシリンダ130
の圧力を検出する圧力センサ162、およびバケットシ
リンダ140の圧力を検出する圧力センサ163が設け
られており、コントローラスイッチ76がONされると
自動運転モードに移行し、自動運転コントローラ71に
よってショベル1の自動運転が行われる。
【0014】また、クラッシャ3は、走行体30と、ホ
ッパ31と、砕石部32と、コンベア33とから構成さ
れている。
【0015】また、操作ボックス5には、ショベル1の
自動運転の運転停止ボタン500と、運転開始ボタン5
01と、待機位置ボタン502と、非常停止ボタン50
3と、ショベル1のエンジンを始動させるSTARTボ
タン504と、エンジンを停止させるST0Pボタン5
05と、エンジン回転数を上げるUPボタン506と、
エンジン回転数を下げるDOWNボタン507とが設け
られ、ショベル1のアンテナ50との間で信号の送受信
を行うアンテナ51とを備えている。
【0016】なお、図中、ショベル1の接地面を原点と
して上下を正負として、BK_Yは接地面からバケット
爪先までの高さ、D_LIMITは後述する同一旋回位
置での掘削を終了すべき深さを示している。
【0017】図2は、本実施形態に係わる自動運転ショ
ベルの制御機構の概要を示す図である。なお、図2にお
いて、図1に示す符号と同一符号は同一箇所を示す。
【0018】同図において、50は再生時に操作される
再生操作部、52は再生操作部50から出力される信号
を、後述する自動運転コントローラ71に出力し所定の
信号に形成するための遠隔操作コントローラ、53およ
び75はそれぞれ再生操作部50と自動運転コントロー
ラ71間の信号を送受信するための無線装置である。
【0019】7は車内搭載装置を示し、70は操作パネ
ル、71は自動運転コントローラ、72は自動運転コン
トローラ71から出力される駆動電流によって駆動され
る比例電磁弁、73は比例電磁弁72から出力される油
圧信号により制御され、アクチュエータに流入する油量
または油圧を制御するコントロールバルブ、74は図1
に示すショベル1の各部を作動するための旋回モータ1
10,シリンダ120,130,および140等のアク
チュエータ、76は自動運転コントローラ71の電源を
ON/OFFするコントローラスイッチである。このス
イッチがOFF状態の時は標準機と同様の手動運転モー
ドであり、ON状態の時は自動運転モードとなり、自動
運転コントローラ71による自動運転が可能なモードと
なる。
【0020】自動運転は、まず、ショベル1のエンジン
が始動されている状態でコントローラスイッチ76をO
Nし、自動運転モードとする。次に、操作パネル70上
に表示される指示に従って、自動運転に必要な教示操
作、および掘削深さと掘削範囲の設定を行う。本実施形
態における教示は、掘削開始位置、放土位置、待機位置
の教示である。なお、掘削深さおよび掘削範囲の設定に
ついては後述する。
【0021】教示時は、教示操作に従ってショベル1に
備えられる各角度センサ111〜114からの検出値を
自動運転コントローラ71に入力して演算し、所定の記
憶領域に教示位置データおよび教示コマンドとして記憶
する。教示が終了すると、再生操作を行うことにより自
動運転が可能な状態となる。
【0022】再生時は、再生操作部50から運転開始ボ
タン501を押すことによって、遠隔操作コントローラ
52において生成された所定の信号が、アンテナ51お
よび150を介して自動運転コントローラ71に送信さ
れ、再生処理が閉始される。自動運転コントローラ71
において再生処理が開始されると、記憶されている教示
データが呼び出され、角度センサ111〜114から得
られた情報と対比しながら、この教示位置データに合致
するように、旋回体11、ブーム12、アーム13、お
よびバケット14をそれぞれ作動するための比例電磁弁
72に駆動電流を出カする。比例電磁弁72からさらに
コントロールバルブ73を介して、各アクチュエータ7
4を制御してショベル1の自動運転を行う次に、本実施
形態に係る自動運転ショベルの教示処理および再生処理
について図3乃至図6を用いて説明する。
【0023】図3は、自動運転ショベルの教示処理およ
び再生処理におけるショベル1の動作状態を示す図であ
る。なお、図3において図1の符号と同一符号は同一箇
所を示す。
【0024】はじめに、自動運転ショベルの教示処理に
ついて図3及び図4に基づいて説明する。
【0025】まず、自動運転を行うに先立ち、操作パネ
ル70の指示に従って、図3に示すように掘削開始位置
P1、放土位置P2および待機位置P3の教示と、掘削
範囲SW_AREAおよび掘削深さD_LIMITの設
定を行う。
【0026】ここで、土石の掘削開始位置P1および放
土位置P2は、それぞれショベル1がストックヤード2
に貯留された土石の掘削を開始するための位置、および
クラッシャ3のホッパ31へ掘削した土石を放土するた
めの位置である。また、待機位置P3は、自動運転終了
時等に、オペレータがショベル1への乗降を行うための
位置であり、待機位置ボタン502を押すことによりシ
ョベル1は自動運転を中断し、待機するために移動する
位置である。また、図中、P1−1は掘削位置P1での
掘削後移動した次の掘削位置、P1’は掘削終了位置、
矢印aは掘削位置でのバケットの掘削軌跡の方向、矢印
bは掘削領域2内での掘削位置の移動方向を示す。
【0027】また、掘削深さD_LIMITの設定は、
例えば、土石の種類やその日の状況等に応じて最も掘削
効率の良い深さに設定する。
【0028】また、掘削開始位置P1は掘削領域2の旋
回方向の放土位置P2に近い側に設定し、また掘削位置
を矢印bに示すように、掘削開始位置P1から掘削終了
位置P1’の方へ移動する方が掘削効率が向上する。特
に、各掘削位置での掘削時、掘削する毎に土石は矢印b
とは反対側方向に崩落する傾向にあるので作業効率を向
上させることができる。
【0029】図4は、教示処理における掘削範囲SW_
AREAの設定処理を示すフローチャートである。
【0030】まず、ステップS100で掘削開始位置P
1の教示を行う。次に、ステップS101において、先
程教示した掘削開始位置P1における旋回角度をSW_
Sに代入する。次に、掘削を行うべき範囲内で一方向へ
の旋回動作を行った後、ステップS102で掘削終了位
置P1’を教示する。次に、ステップS103におい
て、先程教示した掘削終了位置P1’における旋回角度
をSW_Eに代入する。次に、ステップS104におい
て左旋回を行ったか否かを判定する。この判定は、例え
ば、左旋回をプラス回転、右旋回をマイナス回転とすれ
ば、旋回角度の現在値とSW_Sとの差がプラス方向に
変化していれば左旋回、逆にマイナス方向に変化してい
れば、右旋回となる。なお、本実施形態では、図3に示
すように、掘削開始位置P1から掘削終了位置P1’
へ、右旋回方向に順次掘削を行っていくものとする。
【0031】次に、ステップS104で左旋回と判定さ
れた場合はステップS105へと移行し、左旋回シフト
フラグをONする。そして、ステップS106に示す計
算式により掘削範囲SW_AREAを計算した後、ステ
ップS107において、掘削範囲SW_AREAを再生
時に1サイクル毎にバケットの掘削位置を1シフトする
ための旋回シフト角度S_ANGで割った商を、旋回シ
フト回数S_CNTLに代入する。また、ステップS1
04で右旋回と判定された場合はステップS108へと
移行し、左旋回シフトフラグをOFFする。そして、ス
テップS109に示す計算式により掘削範囲SW_AR
EAを計算した後、ステップS107へと移行して旋回
シフト回数S_CNTLを求める。
【0032】ここで、旋回シフト角度S_ANGは、土
石やその日の状況に応じて任意に設定し得るものであ
り、掘削による周辺からの土石の崩れによって形成され
る安息角等を考慮して、掘削効率の最も良い角度に設定
する。例えば、旋回シフト角度S_ANGを掘削深さD
_LIMITの関数として、旋回シフト角度S_ANG
=α(掘削深さD_LIMIT)のように設定すること
も可能である。
【0033】なお、本実施形態では、上記のように掘削
開始位置P1から旋回操作を行って掘削終了位置P1’
を教示することにより掘削範囲の設定を行っているが、
図1および図2に示す操作パネル70上から、直接掘削
範囲S_AREAを入力するようにしてもよい。
【0034】また、掘削深さD_LIMITの設定は、
バケット爪先を掘削を終了すぺき深さまで移動させて設
定する。この掘削深さD_LIMITは、ブーム、アー
ムおよびバケットの角度と長さから求めることができ
る。なお、掘削深さD_LIMITの設定方法として
は、上記の設定法以外に、操作パネル70上から直接掘
削深さD_LIMITを入力して設定してもよい。
【0035】次に、自動運転ショベルの再生処理につい
て図5及び図6に基づいて説明する。
【0036】図5及び図6は自動運転ショベルの再生処
理の処理手順を示すフローチャートである。
【0037】図5に示すように、自動運転がスタートす
ると、まず、ステップS200において再生処理が実行
され掘削位置を旋回方向に移動する毎にカウントアップ
される旋回シフト回数現在値S_CNTを0にセットす
る。次に、ステップS201において、再生処理を行う
ために運転開始動作を実行する。ここで、運転開始動作
は、ショベル1をブーム上げ等を行って旋回可能な姿勢
とし、教示された掘削開始位置P1へと旋回動作を行う
といった動作である。次に、ステップS202でブーム
下げを行い、ステップS203でブーム圧カが設定値よ
り大きいか否かの判定を行って、ショベル1のフロント
の地面への接地を検出する。次に、ステップS204に
おいて、接地位置でのバケット刃先高さBK_Yが掘削
深さD_LIMIT以下か否かを判定する。ここで、バ
ケット刃先高さBK_Yが掘削深さD_LIMITより
大きいと判定された場合はステップS209へ移行し、
シフト実行フラグをOFFする。また、バケット刃先高
さBK_Yが掘削深さD_LIMIT以下と判定された
場合はステップS205へ移行し、シフト実行フラグを
ONする。つまり、掘削深さD_LIMITまで掘削が
進行していない場合は、旋回シフトを実行せずに同一旋
回位置において掘り下げていく。
【0038】次に、ステップS206において掘削動作
を実行する。ここで、掘削動作は、アームクラクドによ
り掘削を行い、バケットクラウドにより土石を掻き込
み、ブーム上げによりショベル1を旋回可能な姿勢とす
るといった動作である。次に、ステップS207におい
て、行き旋回動作を行う。ここで、行き旋回動作は、放
土位置P2への旋回動作である。次に、ステップS20
8において放土動作を行う。ここで、放土動作は、教示
された放土位置P2において、バケットダンプ等によっ
て、ステップS206で掘削した土石をクラッシャ3の
ホッパ31へと放土する動作である。
【0039】次に、図6に示すように、ステップS21
0へと移行し、シフト実行フラグがONか否かが判定さ
れる。ここで、シフト実行フラグがONの場合はステッ
プS211へと移行し、旋回シフト回数現在値S_CN
Tをインクリメントする。次に、ステップS212にお
いて、旋回シフト回数現在値S_CNTが旋回シフト回
数S_CNTL未満か否かが判定される。ここで、旋回
シフト回数現在値S_CNTが旋回シフト回数S_CN
TL未満の場合はステップS213へと移行し、左旋回
シフトフラグがONか否かが判定される。左旋回シフト
フラグがONの場合はステップS214へと移行し、掘
削位置の旋回角度を、予め設定されている旋回シフト角
度S_ANGだけ左旋回方向にシフトする。また、左旋
回シフトプラグがOFFの場合は、ステップS218へ
と移行し、堀削位置の旋回角度を予め設定されている旋
回シフト角度S_ANGだけ右旋回方向にシフトする。
次に、ステップS215において戻り旋回動作を実行
し、ステップS202へと戻って自動運転を繰り返す。
【0040】また、前述のステップS212において、
旋回シフト回数現在値S_CNTが旋回シフト回数S_
CNTL以上の場合はステップS216へと移行し、掘
削位置の旋回角度を教示された掘削開始位置P1での角
度へと戻す。次に、ステップS217で旋回シフト回数
現在値S_CNTを0にリセットし、ステップS215
で戻り旋回動作を行った後、ステップS202へと戻っ
て自動運転を繰り返す。
【0041】また、前述のステップS210において、
シフト実行フラグがOFFの場合はステップS215へ
と移行し、戻り旋回動作を行った後、ステップS202
へと戻って同じ掘削位置での掘削動作を繰り返し行うよ
うにする。
【0042】本実施形態の発明によれば、上記のような
自動運転における掘削処理を行わせることにより、図3
に示す堀削開始位置P1から掘削終了位置P1’までの
掘削範囲内をある設定深さまで掘り下げながら右旋回方
向にシフトし、掘削終了位置P1’に達した後、掘削開
始位置P1へと戻って自動運転を繰り返すので、掘削残
土ができるだけ残らないような掘削動作を行わせること
ができる。また、各掘削位置での掘削終了後は次の掘削
位置を最も掘削効率の良い位置に移動して掘削を行わせ
ることができる。また、掘削開始位置P1付近を掘削し
ている場合は掘削終了位置P1’付近へのトラック6に
よる土石の投入、掘削終了位置P1’付近を掘削してい
る場合は掘削開始位置P1付近へのトラック6による土
石の投入といったように、周辺機械との連係動作もうま
く行うことが可能となり、自動運転ショベルとしての作
業効率を向上させることができる。
【0043】
【発明の効果】本願請求項1記載の発明によれば、掘削
位置において設定された掘削深さまで掘り下げながら掘
削するので、掘削残土が残らないように掘削動作を行う
ことができ、自動運転ショベルとしての作業効率を向上
させることができる。
【0044】本願請求項2記載の発明によれば、設定さ
れた掘削範囲において設定された掘削深さまで掘り下げ
ながら掘削するので、掘削残土が残らないように掘削動
作を行うことができ、自動運転ショベルとしての作業効
率を向上させることができる。
【0045】本願請求項3記載の発明によれば、設定さ
れた掘削深さまで掘り下げた場合は、逐次、次回の掘削
効率の最も良い掘削位置に旋回移動させることができる
ので、設定された掘削範囲において掘削残土が残らない
ように掘削動作を行うことができると共に、掘削効率の
良い掘削位置に移動しながら掘削するので自動運転ショ
ベルとしての作業効率を向上させることができる。
【0046】本願請求項4記載の発明によれば、掘削終
了位置で設定された掘削深さまで掘り下げた場合は、掘
削開始位置にショベルを移動させる作業サイクルで掘削
作業を行わせることにより、ショベルが掘削作業をして
いない掘削開始位置または掘削終了位置において土石を
搬入させることができ、自動運転ショベルとしての作業
効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる自動運転ショベル
およびその作業形態を示す図である。
【図2】本実施形態に係わる自動運転ショベルの制御機
構の概要を示す図である。
【図3】本実施形態に係る自動運転ショベルの教示処理
および再生処理における動作状態を示す図である。
【図4】本実施形態に係る教示処理における掘削範囲S
W_AREAの設定処理を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態に係る再生処理における処理手順を
示すフローチャートである。
【図6】本実施形態に係る再生処理における処理手順を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 油圧ショベル 3 クラッシャ 5 操作ボックス 52 遠隔操作コントローラ 70 操作パネル 71 自動運転コントロ一ラ 76 コントローラスイッチ 111〜114 角度センサ 500 運転停止ボタン 501 運転開始ボタン 502 待機位置ボタン 503 非常停止ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永野 好幸 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 橋本 昭 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 安田 元 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D003 AA01 AB02 AB03 AB04 AC06 BA03 BB04 CA02 DA03 DA04 DB04 DC07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ショベルと、該ショベルに設けられ、教
    示操作により当該ショベルの少なくとも掘削位置を含む
    複数の作業位置を記憶すると共に、再生操作により記憶
    した前記複数の作業位置に基づいて一連の再生動作を繰
    り返し行わせる自動運転コントローラを有する自動運転
    ショベルにおいて、 前記自動運転コントローラは、前記掘削位置における掘
    削深さを設定する掘削深さ設定手段と、前記掘削位置に
    おいてショベルが前記設定された掘削深さに達したか否
    かを判定する掘削深さ判定手段とを有し、前記掘削深さ
    判定手段によりショベルが設定された掘削深さに達した
    と判定されるまで前記掘削位置で掘削を操り返し行わせ
    ることを特徴とする自動運転ショベル。
  2. 【請求項2】 ショベルと、該ショベルに設けられ、教
    示操作により当該ショベルの少なくとも掘削開始位置を
    含む複数の作業位置を記憶すると共に、再生操作により
    記憶した前記複数の作業位置に基づいて一連の再生動作
    を繰り返し行わせる自動運転コントローラを有する自動
    運転ショベルにおいて、 前記自動運転コントローラは、前記掘削開始位置におけ
    る掘削を行うべき範囲を設定する掘削範囲設定手段と、
    前記掘削範囲における掘削深さを設定する掘削深さ設定
    手段と、前記掘削範囲においてショベルが前記設定され
    た掘削深さに達したか否かを判定する掘削深さ判定手段
    とを有し、前記掘削深さ判定手段によりショベルが設定
    された掘削深さに達したと判定されるまで前記掘削範囲
    で掘削を操り返すことを特徴とする自動運転ショベル。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記掘削深さ判定手
    段によりショベルが設定された掘削深さに達したと判定
    されときは、次サイクルにおいて掘削位置を前記掘削範
    囲内において所定角度旋回方向に移動させる掘削位置移
    動手段を有することを特徴とする自動運転ショベル。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記掘削深さ判定手
    段によりショベルが設定された掘削深さに達したと判定
    されときは、次サイクルにおいて掘削位置を前記掘削範
    囲内において所定角度旋回方向に移動させると共に、前
    記掘削位置の移動により最終掘削位置に達したときは、
    前記掘削位置を前記掘削開始位置に移動させる掘削位置
    移動手段とを有することを特徴とする自動運転ショベ
    ル。
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