JPH09175843A - 複層ガラスおよびそれに用いるスペーサ - Google Patents

複層ガラスおよびそれに用いるスペーサ

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JPH09175843A
JPH09175843A JP7341377A JP34137795A JPH09175843A JP H09175843 A JPH09175843 A JP H09175843A JP 7341377 A JP7341377 A JP 7341377A JP 34137795 A JP34137795 A JP 34137795A JP H09175843 A JPH09175843 A JP H09175843A
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JP
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film
layer
moisture
thermoplastic resin
spacer
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Application number
JP7341377A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Oba
弘行 大場
Hideaki Tanaka
英明 田中
Toshihiko Higuchi
俊彦 樋口
Shogo Kodera
省吾 小寺
Yoshitaka Matsuyama
祥孝 松山
Noriyuki Yoshihara
紀幸 吉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kureha Corp
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Kureha Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C27/00Joining pieces of glass to pieces of other inorganic material; Joining glass to glass other than by fusing
    • C03C27/06Joining glass to glass by processes other than fusing
    • C03C27/10Joining glass to glass by processes other than fusing with the aid of adhesive specially adapted for that purpose

Abstract

(57)【要約】 【課題】複層ガラスの防湿性能や成形加工性を向上させ
る。 【解決手段】吸湿材を含有する内側層2と、結晶融点ま
たはビカット軟化点が150℃以上のフィルム(A)/
アルミニウム蒸着膜(B)/ポリビニルアルコールとポ
リアクリル酸またはその部分中和物を含有する混合物か
ら形成される耐水性フィルム(C)からなる複合多層フ
ィルムの防湿層3が内側層2の外周側に積層されたスペ
ーサを用いた複層ガラス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の積層体をス
ペーサとして用いた複層ガラスおよびそれに用いられる
スペーサに関する。
【0002】
【従来の技術】複層ガラスは、最低2枚のガラス板をス
ペーサを介して対向させ、そのガラス板とスペーサをブ
チル系シーラントにて密着させて中空層と外気を遮断し
た後、対向しているガラス板の内面とスペーサ外周とで
構成された空隙をポリスルフィド系またはシリコーン系
で代表される常温硬化型シーリング材で封着している。
【0003】通常、スペーサはアルミニウム製の中空状
であり、予めガラス板の大きさに合わせて切断され、そ
の中空部に乾燥材を充填した後、各端部をコーナーキー
により接続して枠体に組み立てたもの、または中空部に
乾燥材を充填した後、各コーナー部で曲げ加工し、端部
を接続キーで継ぎ合わせて枠体に組み立てたものを用い
ている。
【0004】この場合、ペアリング工程とは別にスペー
サの切断、乾燥材充填、スペーサ組み立てといった繁雑
な工程が多く、多くの人手を要する。また、スペーサに
アルミニウムを用いる場合が多いが、アルミニウム製ス
ペーサとガラス板が接している部分が熱伝導点となり、
複層ガラスの断熱性を低下させる問題もある。
【0005】これらの問題を解決するために、乾燥材を
含有する紐状の可撓性ブチルゴム等からなる樹脂製のス
ペーサを用いることが提案されている。このように樹脂
製のスペーサを用いることによって、組立作業工程が簡
略でき、さらに複層ガラスの断熱性の低下を軽減でき
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この樹脂製のスペーサ
は、防湿性という点で不充分である。そのため、充分な
防湿性能を確保するために、可撓性ブチルゴム製スペー
サの外側に新たに防湿層を導入する必要がある。防湿層
としては、ポリイソブチレン等の低透湿性熱可塑性樹
脂、アルミニウム等の金属フィルム、塩化ビニリデン系
樹脂等の低透湿性樹脂フィルム、樹脂フィルム上に金属
層をコーティングした積層フィルム等が提案されてい
る。
【0007】しかし、いずれも複層ガラスのエッジ、コ
ーナー部での曲げ追従性を確保するために膜厚を薄くす
ると、充分な強度が得られないために成形時に膜切れが
生じたり、膜自体の防湿性能が不充分なために防湿性が
低下する問題があった。逆に充分な防湿性能を確保する
ためにはフィルムの膜厚を厚くする必要があり、複層ガ
ラスのエッジ、コーナー部での曲げ加工が困難になるも
のであった。すなわち、膜厚の調整により成形加工性と
防湿性能とを両立させることが困難であった。
【0008】本発明の目的は、防湿層として曲げ追従性
を満足する膜厚でも充分な強度と防湿性能を有する特定
の複合多層フィルムを用いることにより、複層ガラスの
製造における従来技術の問題を解決し、防湿性能に優れ
た複層ガラス板を安価にかつ簡便に提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するためになされたものであり、少なくとも2枚の
ガラス板を中空層が形成されるようにその周縁部にスペ
ーサを介して所定の間隔で対向させてなる複層ガラスで
あって、前記スペーサが、吸湿材を含有する熱可塑性樹
脂からなる内側層と、該内側層の外周側に積層された複
合多層フィルムからなる防湿層とからなり、かつ前記複
合多層フィルムが、結晶融点またはビカット軟化点が1
50℃以上の熱可塑性樹脂からなるフィルム(A)の少
なくとも片面に金属薄膜(B)が形成され、さらに前記
薄膜(B)の上にポリビニルアルコールとポリアクリル
酸またはその部分中和物を含有する混合物から形成され
る耐水性フィルム(C)が積層された層構造を少なくと
も1つ含有するものであることを特徴とする複層ガラス
を提供する。
【0010】また、本発明は、少なくとも2枚のガラス
板からなる複層ガラスの周縁部に設けられ、前記少なく
とも2枚のガラス板を中空層が形成されるように対向さ
せるスペーサであって、該スペーサが、吸湿材を含有す
る熱可塑性樹脂からなる内側層の外側に複合多層フィル
ムからなる防湿層を積層した構造を有し、かつ該複合多
層フィルムが、結晶融点またはビカット軟化点が150
℃以上の熱可塑性樹脂からなるフィルム(A)の少なく
とも片面に金属薄膜(B)が形成され、さらに前記薄膜
(B)の上にポリビニルアルコールとポリアクリル酸ま
たはその部分中和物を含有する混合物から形成される耐
水性フィルム(C)が積層された層構造を少なくとも1
つ含有するものであることを特徴とする複層ガラス用ス
ペーサを提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に図面にしたがって本発明を
さらに詳細に説明する。図1および図2は本発明の複層
ガラスの一例を示す構成断面図である。図1において、
複層ガラス1は、2枚のガラス板1a、1bが両者間に
中空層1dが形成されるように、その対向面側の周縁部
にスペーサ1cを介して所定の間隔で対向して保持され
てなる。スペーサ1cは、吸湿材を含有した熱可塑性樹
脂からなる内側層2とその外周側に積層された複合多層
フィルムからなる防湿層3とからなる。ここで、外周側
とは、ガラス板の面方向に関し、中心側に対して端面に
向かう側を指す。すなわち、内側層2は防湿層3よりも
中空層側に配されている。
【0012】図2の構成例の複層ガラスは、図1に示し
た複層ガラスと同様に、2枚のガラス板1a、1bが両
者間に中空層1dが形成されるように、その対向面側の
周縁部にスペーサ1cを介して所定の間隔で対向して保
持されてなる。この構成例におけるスペーサ1cは、内
周側から吸湿材を含有した熱可塑性樹脂からなる内側層
2、複合多層フィルムからなる防湿層3、熱硬化性樹脂
または熱可塑性樹脂からなる外側層4の順に積層されて
なる。
【0013】上記スペーサは、複層ガラスの対向するガ
ラス板間を所定の間隔に保つ機能、気体を封じ込め周縁
部を封着するシール機能および耐透湿機能などをそれぞ
れ有する各層からなる積層体である。この積層体を構成
する各層の機能または要求特性は以下の通りである。
【0014】吸湿材を含有した熱可塑性樹脂からなる内
側層2に要求される特性は、第1にガラス板1aと1b
との対向面と内側層2とによって構成されている中空層
1dの水分を吸収し、かつ外側層4や防湿層3、さらに
はガラス板1a、1bと防湿層3との界面を通過して侵
入してきた水分を吸収し、水分の中空層内への浸透を遮
蔽する性能である。第2に、ガラス板との粘着性を有
し、使用環境の変化による複層ガラスの中空層の体積変
化に追随できる性能である。
【0015】したがって、内側層を形成する熱可塑性樹
脂としては、高吸湿性、低水分透過性を有し、適正な硬
度と伸度をもつ可撓性重合体が単独で、またはこのよう
な重合体に充填剤、補強剤、可塑剤、接着性付与剤また
はプロセス油等の配合剤を添加した重合体コンパウンド
が用いられる。
【0016】内側層形成用熱可塑性樹脂に要求される水
蒸気透過度は[25℃、95%]相対湿度条件下で0.
1g・cm/(m2 ・day)以下が好ましく、0.0
1g・cm/(m2 ・day)以下が特に好ましい。
0.1g・cm/(m2 ・day)を超える水蒸気透過
度では、防湿層3もしくはガラス板1a、1bと防湿層
3の界面を通過して侵入してきた水分を遮蔽しきれず、
複層ガラスの中空層内面結露の早期発生を引き起こす。
【0017】上記水蒸気透過度の単位は、通常g/(m
2 ・day)を用いるが、ここでは樹脂のもつ固有の性
質としての水蒸気透過性を表わすために、便宜上、厚さ
を乗じたg・cm/(m2 ・day)単位として用いて
いる。なお、水蒸気透過度はJIS K7129に規定
の方法により測定される。
【0018】これらの特性を有する内側層2形成用の熱
可塑性樹脂としては、上記特性を満足する可撓性の熱可
塑性樹脂であれば基本的に使用できる。なかでも、イソ
ブチレンやイソブチレンを主体とするブチルゴム、臭素
化ブチルゴム等のブチル系ゴムなどが特に適する。
【0019】内側層2形成用の吸湿材としては、例えば
ゼオライト、アルミナ、シリカゲル等の通常複層ガラス
に用いられるものが用いられる。
【0020】外側層4に要求される特性としては、対向
するガラス板間隔を一定に保つ機能を有し、使用環境の
変化による複層ガラスの中空層の体積変化に追随できる
ことを要する。この層を形成する樹脂としては適正な硬
度、強度と伸度をもつ熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂
が単独で、またはこのような樹脂に充填剤、補強剤、可
塑剤、接着性付与剤またはプロセス油等の配合剤を添加
したコンパウンが用いられる。
【0021】これらの熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂
およびそのコンパウンドは、対向するガラス板との接着
性を有することが好ましいが、場合によってはプライマ
ーを介してガラスとの接着性を発現してもよい。プライ
マーとしては、シランカップリング剤、ウレタン樹脂系
接着剤、ポリエステル樹脂系接着剤等が好適であるが、
必要な接着力が得られれば特にこれに限定されない。
【0022】これらの特性を有する外側層4形成用の樹
脂としては、上記特性を満足する熱可塑性樹脂材料であ
れば基本的に使用できる。具体的にはアクリル樹脂、ポ
リアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、シリコーン系樹
脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、チオコール系樹
脂、オレフィン系樹脂、ハロゲン化オレフィン系樹脂、
塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂等が使用で
き、それらの変性体、共重合体、混合物、ポリマーアロ
イ等も使用できる。
【0023】熱可塑性樹脂としては、なかでも塩化ビニ
ルの単独樹脂や塩化ビニルを主体とする他の単量体との
共重合樹脂等の塩化ビニル系樹脂、これらの可塑化物、
ポリウレタンなどのウレタン系樹脂等が好適に用いられ
る。
【0024】図3は、本発明における複合多層フィルム
の一例を示す概略断面図である。防湿層3に用いられる
複合多層フィルムは以下に詳述するフィルム(A)、金
属薄膜(B)および耐水性フィルム(C)を特定の順序
で配置積層させた層構造を少なくとも1つ含有したフィ
ルムである。そして、複層ガラスの外部から中空層1d
への水分の侵入を阻止する防湿機能をもつとともに、使
用環境の変化による複層ガラスの中空層の体積変化に追
随してガラス板との密着性を確保する機能もあわせも
つ。
【0025】複合多層フィルムを構成するフィルム
(A)は、金属薄膜(B)および耐水性フィルム(C)
を支持するための基材であるとともに、主として複合多
層フィルムの機械的特性や熱的特性を担う部分である。
したがってこのフィルム(A)を得るための材料として
は、結晶融点またはビカット軟化点が150〜300
℃、特に180〜250℃の熱可塑性樹脂が好ましく用
いられる。150℃未満のものでは複合多層フィルムと
したときに熱的特性が充分ではなく、300℃を超える
ものでは成形加工が困難である。
【0026】好ましい熱可塑性樹脂としては、ポリエス
テル系樹脂、ポリアミド系樹脂、オレフィン系樹脂等が
あり、なかでもポリエチレンテレフタレート、ナイロン
6、ポリプロピレン等が特に好適である。なお結晶融点
はJIS K7121により、またビカット軟化点はJ
IS K7206により測定できる。
【0027】金属薄膜(B)および耐水性フィルム
(C)は、主に複合多層フィルムに防湿性を付与する部
分であり、複合多層フィルムとするための層配置を前記
フィルム(A)の少なくとも片面が金属薄膜(B)で被
覆され、さらにこの金属薄膜(B)の上に耐水性フィル
ム(C)が形成された構造とすることで、複層ガラス外
部から中空層1dへの水分の侵入を阻止できる。
【0028】金属薄膜(B)の材質としては、アルミニ
ウム、亜鉛、銅、金、クロム、ニッケル等の単体金属ま
たは合金等が例示できる。さらに、これらの酸化物でも
よい。これらのうち、上記単体金属または合金等が好ま
しく、なかでもアルミニウムは、複合多層フィルムの性
能と製造コストの観点から、特に好都合である。なお、
この金属薄膜(B)は、蒸着等の通常用いられる適宜の
手段で、フィルム(A)の少なくとも片面を被覆する。
【0029】耐水性フィルム(C)はポリビニルアルコ
ールとポリアクリル酸またはその部分中和物を95:5
〜10:90(重量比)の範囲、特に80:20〜2
0:80の範囲で含有する混合物から形成されるのが好
ましく、水および沸騰水に不溶性(耐水性)であること
が好ましい。ポリビニルアルコールの混合割合が95を
超えるものや、逆に10未満のものでは防湿機能に優れ
た複合多層フィルムを製造することが難しくなる。
【0030】原料となるポリビニルアルコールおよびポ
リアクリル酸またはその部分中和物には特に制限はない
が、好ましいポリビニルアルコールは平均重合度が30
0〜2500の範囲、またケン化度は95%以上のもの
である。また、ポリアクリル酸またはその部分中和物の
数平均分子量は2000〜250000の範囲のものが
好適である。ポリアクリル酸の部分中和物は、ポリアク
リル酸を水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等のアルカ
リで部分的に中和してアクリル酸塩とすることにより使
用でき、中和度は0を超え、20%以下の範囲、特に5
〜15%の範囲が好ましい。
【0031】防湿層3を構成する複合多層フィルムの厚
さとしては10〜300μmの範囲、特に15〜280
μmの範囲が好ましい。複合多層フィルムの厚さが10
μm未満では、複合多層フィルムにピンホール等の欠陥
が生じやすく水分遮蔽性に悪影響をもたらし、複合多層
フィルムの厚さが300μmを超えると、複合多層フィ
ルムの剛性が高くなりすぎ複合多層フィルムの屈曲性が
低下しがちとなり、複層ガラスのエッジ、コーナー部で
のフィルム曲げ曲率に制限が生じてくる。15〜280
μmの範囲の厚さでは、成形時に防湿層を破損すること
なく、エッジやコーナーでのフィルム曲げに充分対応し
うる。
【0032】複合多層フィルムを構成する耐水性フィル
ム(C)の厚さは、0.1〜50μmの範囲、特に1〜
25μmの範囲が好ましい。金属薄膜(B)の厚さは1
0〜500nmの範囲、特に50〜300nmの範囲が
好ましい。
【0033】耐水性フィルム(C)の厚さが0.1μm
未満や金属薄膜(B)の厚さが10nm未満では複合多
層フィルムの防湿機能が不充分となるおそれがある。一
方、耐水性フィルム(C)の厚さが50μmを超過する
と製造工程が長工程になるなど製造性に問題が生じるお
それがあり、金属薄膜(B)の厚さが500nmを超え
ると均一な膜厚の薄膜の形成が困難となり、また高コス
トになるなどの経済性の点で難点がある。
【0034】一方、フィルム(A)の厚さは、複合多層
フィルム、金属薄膜(B)および耐水性フィルム(C)
の性能や厚さ等に応じて、複合多層フィルムの厚さの範
囲内で適宜調整できる。
【0035】なお、複合多層フィルムは、透明であって
も、不透明であってもよい。透明性の程度は、複合ガラ
スの使用目的に応じて調整できる。
【0036】次に、複合多層フィルムの1つの好ましい
製造法について例示する。ポリビニルアルコールとポリ
アクリル酸またはその部分中和物を水に溶解し、混合す
ることにより、通常、ポリビニルアルコールとポリアク
リル酸またはその部分中和物の混合物が5〜30重量%
濃度の水溶液を調製する。
【0037】次いで、リバースロールコーターやグラビ
アロールコーター等の公知の塗工装置を用いて、金属を
蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム(A)の
蒸着膜(B)上に、上記混合物水溶液を塗工する。
【0038】その後、水分を蒸発、乾燥することにより
ポリエチレンテレフタレートフィルム(A)の蒸着膜
(B)上にポリビニルアルコールとポリアクリル酸また
はその部分中和物の混合物からなる乾燥被膜が形成され
た積層体となる。
【0039】水および沸騰水に不溶性の耐水性フィルム
(C)は、この乾燥被膜を熱処理することにより得るこ
とができ、具体的には上記乾燥被膜が形成された積層体
を、オーブン等の乾熱雰囲気中におくか、または熱ロー
ル等を用いて加熱処理する方法等により実施される。熱
処理温度は、通常100〜250℃、好ましくは120
〜230℃の範囲から選ばれる。このようにして、ポリ
エチレンテレフタレートフィルム(A)の蒸着膜(B)
上に耐水性フィルム(C)が積層された本発明における
複合多層フィルムが得られる。
【0040】耐水性フィルム(C)の水および沸騰水に
対する不溶性は、ポリビニルアルコールとポリアクリル
酸またはその部分中和物からなる乾燥被膜を熱処理後、
25℃の水または95℃の沸騰水にそれぞれ30分間浸
漬した後、100℃で1時間乾燥して、浸漬処理前後で
のフィルムの重量変化の有無により測定できる。
【0041】上記複合多層フィルムはそのままで複層ガ
ラスの防湿層として使用できるが、複層ガラスとして使
用される用途に応じては、複合多層フィルムを複数枚積
層して使用することもできる。また、複合多層フィルム
に熱可塑性樹脂から形成されるフィルムを積層させて使
用することもできる。この場合には、フィルム(A)を
形成する熱可塑性樹脂が好適である。
【0042】このようにして得られる本発明の複合多層
フィルムは、水蒸気透過度が[25℃、95%]相対湿
度条件下で0.2g/(m2 ・day)以下、特に0.
1g/(m2 ・day)以下であることが好ましい。水
蒸気透過度が0.2g/(m2 ・day)を超過するも
のでは複層ガラスの防湿層として役目を果たしがたい。
複合多層フィルムを構成する薄膜(B)の厚さや耐水性
フィルム(C)の組成や厚さ等の調整により目的の水蒸
気透過度となしうる。水蒸気透過度はJISK7129
B法により測定できる。
【0043】本発明の複層ガラスは、予め紐状に成形し
た内側層をガラス板に貼り付け、防湿層である複合多層
フィルムを積層した後、ガラス板を複層化する方法、予
め紐状に成形した内側層に防湿層である複合多層フィル
ムを積層した後、ガラス板に貼り付け、ガラス板を複層
化する方法等適宜の方法によって製造しうる。
【0044】また、内側層を構成する吸湿剤を含有する
熱可塑性樹脂と複合多層フィルムとを、押し出し成形機
を用いて所定の間隔で保持された少なくとも2枚のガラ
ス板の対向面の周縁空間に、押し出し機のダイ先端から
同時に押し出して積層するか、ダイ先端内で予め各材料
を一体化(積層)してから押し出すことによっても製造
できる。
【0045】防湿層の外周側に熱可塑性樹脂を外側層と
して積層する方法としては、防湿層の外側に残された間
隙に外側層としてチオコール系樹脂やシリコーン系樹脂
等の常温硬化型樹脂を注入する方法、外側層として塩化
ビニル樹脂やウレタン樹脂等の熱可塑性樹脂を溶融成形
する方法等が適応しうる。
【0046】本発明においては、成形と同時に対向する
ガラス板間の中空層に乾燥空気や断熱ガス、防音ガス等
の乾燥気体を吹き込むことができる。乾燥気体として乾
燥状態の空気よりも熱伝導率の低いガス、いわゆる断熱
ガスを使用することにより複層ガラスの断熱性を高めう
る。断熱ガスとしては、アルゴンガス、クリプトンガ
ス、六フッ化硫黄ガス等が好適であるが、これに限定さ
れない。
【0047】本発明で用いられるガラス板としては、通
常の無機ガラス板以外にも例えばポリカーボネートやア
クリル樹脂のような透明材料またはこれらに表面処理を
したいわゆる有機ガラス板も使用できる。さらにガラス
板の周縁部にいわゆる暗色セラミックカラーと呼ばれる
隠蔽用のコーティングや熱線反射機能等の各種機能のコ
ーティングが施されているガラス板、加えて所定の加熱
処理による強化ガラス等を使用できる。
【0048】
【実施例】
(製造例1)厚さ12μmのポリエチレンテレフタレー
ト(結晶融点260℃)フィルムの片面にアルミニウム
を真空蒸着し、蒸着厚さ190nmのアルミニウム蒸着
ポリエチレンテレフタレートフィルムを作成した。続い
てポリビニルアルコール(ケン化度98.5%、平均重
合度500)とポリアクリル酸10%部分中和物(数平
均分子量150,000)が固形分の重量比で30:7
0である混合物水溶液を前記フィルムのアルミニウム蒸
着面に塗工、乾燥後、表面温度230℃の熱ロールを用
いて、フィルムとロール表面との接触時間が30秒にな
るような条件で熱処理を行った。
【0049】こうしてポリエチレンテレフタレートフィ
ルム(A)の上にアルミニウムの蒸着膜(B)が形成さ
れ、さらにその上にポリビニルアルコールとポリアクリ
ル酸部分中和物から形成される厚さ3μmの耐水性フィ
ルム(C)が積層された層構造を有する厚さ15μmの
積層フィルムを得た。
【0050】さらに前記積層フィルムの両面にドライラ
ミネート用接着剤を用いて、厚さ50μmのポリエチレ
ンテレフタレートフィルムをドライラミネートした後、
幅6mmにスリットすることで厚さ約115μm、幅6
mmの複合多層フィルムを得た。
【0051】こうして得た複合多層フィルムの水蒸気透
過度をスリット前にModern Control社製水蒸気透過試験
器Permatran −W3/31を用いてJIS K7129
に準じて測定したところ、0.1g/(m2 ・day)
以下であった(温度25℃、水蒸気供給側の相対湿度9
5%の条件で測定)。
【0052】また、アルミニウム蒸着ポリエチレンテレ
フタレートフィルムの蒸着面に形成されたポリビニルア
ルコールとポリアクリル酸部分中和物からなる耐水性フ
ィルムは、水および沸騰水に不溶であった。
【0053】(実施例1)本例における複層ガラスは、
図1に示す構成である。[25℃、95%]相対湿度下
での水蒸気透過度が0.01g・cm/(m2 ・da
y)、ショアA硬度が35度、伸度が300%であるゼ
オライトを含有したブチルゴムを角柱状に成形した後、
製造例1で得られた複合多層フィルムをその一面にブチ
ルゴムの粘着性を利用して貼り合わせた後、厚さ3mm
のガラス板の周縁部に防湿層の外側に間隙が残る形で圧
着し、2枚の厚さ3mmのガラス板での複層ガラスを得
た。
【0054】(実施例2)本例における複層ガラスは、
図2に示す構成である。[25℃、95%]相対湿度下
での水蒸気透過度が0.01g・cm/(m2 ・da
y)、ショアA硬度が35度、伸度が300%であるゼ
オライトを含有したブチルゴムを角柱状に成形した後、
製造例1で得られた複合多層フィルムをその一面にブチ
ルゴムの粘着性を利用して貼り合わせた後、厚さ3mm
のガラスの周辺部に防湿層の外側に間隙が残る形で圧着
し、2枚の厚さ3mmのガラス板を複層化した。引き続
き、防湿層の外側に残された間隙に外側層としてチオコ
ール系樹脂を注入し、常温で硬化せしめ、複層ガラスを
得た。
【0055】(実施例3)本例における複層ガラスは、
図1に示す構成である。厚さ3mmの2枚のガラス板を
6mmの間隔で対向させてロボットに保持させ、内側層
2と防湿層3とを同時に一体で成形する押し出し機のダ
イを2枚のガラス板の間に挿入した。
【0056】このダイを用いて、[25℃、95%]相
対湿度下での水蒸気透過度が0.01g・cm/(m2
・day)、ショアA硬度が35度、伸度が300%で
あるゼオライトを含有したブチルゴムを内側層2形成用
樹脂として、製造例1で得られた防湿性フィルムを防湿
層として、2枚の対向するガラス板の内面で構成された
空隙に同時に一体で成形することによって、6mmの中
空層を有する複層ガラスを得た。
【0057】(実施例4)本例における複層ガラスは、
図2に示す構成である。厚さ3mmの2枚のガラス板を
6mmの間隔で対向させてロボットに保持させ、内側層
2と防湿層3とを同時に一体で成形する押し出し機のダ
イを2枚のガラス板の間に挿入した。
【0058】このダイを用いて、[25℃、95%]相
対湿度下での水蒸気透過度が0.01g・cm/(m2
・day)、ショアA硬度が35度、伸度が300%で
あるゼオライトを含有したブチルゴムを内側層2形成用
樹脂として、製造例1で得られた複合多層フィルムを防
湿層として、2枚の対向するガラス板の内面で構成され
た空隙に同時に一体で成形した後、防湿層の外側に残さ
れた間隙に外側層としてチオコール系樹脂を導入し、6
mmの中空層を有する複層ガラスを得た。
【0059】(実施例5)本例における複層ガラスは、
図2に示す構成である。厚さ3mmの2枚のガラス板を
6mmの間隔で対向させてロボットに保持させ、内側層
2と防湿層3とを同時に一体で成形する押し出し機のダ
イを2枚のガラス板の間に挿入した。
【0060】このダイを用いて、[25℃、95%]相
対湿度下での水蒸気透過度が0.01g・cm/(m2
・day)、ショアA硬度が35度、伸度が300%で
あるゼオライトを含有したブチルゴムを内側層2形成用
樹脂として、製造例1で得られた複合多層フィルムを防
湿層として、2枚の対向するガラス板の内面で構成され
た空隙に、防湿層の外側に空隙が残る形で同時に一体で
成形した後、防湿層の外側に残された間隙に外側層とし
て塩化ビニル系樹脂を溶融成形し、6mmの中空層を有
する複層ガラスを得た。
【0061】(比較例1)[25℃、95%]相対湿度
下での水蒸気透過度が0.01g・cm/(m2・da
y)、ショアA硬度が35度、伸度が300%であるゼ
オライトを含有したブチルゴムを角柱状に成形した後、
厚さ3mmのガラス板の周縁部に圧着し、厚さ3mmの
2枚のガラス板を複層化し、複層ガラスを得た。
【0062】(比較例2)[25℃、95%]相対湿度
下での水蒸気透過度が0.01g・cm/(m2・da
y)、ショアA硬度が35度、伸度が300%であるゼ
オライトを含有したブチルゴムを角柱状に成形した後、
厚さ40μm、幅6mmのリボン状アルミニウムフィル
ムを防湿層として、その一面にブチルゴムの粘着性を利
用して貼り合わせた後、厚さ3mmのガラス板の周縁部
に圧着し、厚さ3mmの2枚のガラス板を複層化し、複
層ガラスを得た。
【0063】(比較例3)[25℃、95%]相対湿度
下での水蒸気透過度が0.01g・cm/(m2・da
y)、ショアA硬度が35度、伸度が300%であるゼ
オライトを含有したブチルゴムを角柱状に成形した後、
厚さ100μm、幅6mmのリボン状アルミニウムフィ
ルムを防湿層として、その一面にブチルゴムの粘着性を
利用して貼り合わせた後、厚さ3mmのガラス板の周縁
部に圧着し、厚さ3mmの2枚のガラス板を複層化し、
複層ガラスを得た。
【0064】表1に実施例1〜5および比較例1〜3に
示した複層ガラスの成形加工性および耐久性をまとめ
る。成形加工性は、防湿層の膜強度およびエッジ、コー
ナー部での曲げ追従性で評価した。防湿性(透湿性)
は、JIS R3209、3類に規定された複層ガラス
の耐久性試験にて評価した、表1より、本発明における
複合多層フィルムを防湿層として用いることにより、高
い成形加工性を実現し、かつ優れた防湿性能を発現しう
ることがわかる。
【0065】
【表1】
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、吸湿材を含有する熱可
塑性樹脂の外周側に特定の構造を有する複合多層フィル
ムからなる防湿層を積層した構造をもったスペーサを用
いて複層ガラスを製造することにより、優れた防湿性能
や成形加工性を発現しつつ、従来の工程からスペーサの
組み立て工程、乾燥材充填工程等が省略でき、大幅な設
備の低減、作業スペースの縮小、作業の省人化、作業時
間の短縮が可能となり、複層ガラスが低コストで提供さ
れるという顕著な効果が奏される。
【0067】また、外側層として熱硬化性樹脂または熱
可塑性樹脂を導入することによりさらに耐久信頼性を向
上させうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複層ガラスの構成の一例を示す断面図
【図2】本発明の複層ガラスの構成の一例を示す断面図
【図3】本発明における複合多層フィルムの構成の一例
を示す概略断面図
【符号の説明】
1a,1b:ガラス板 1c:スペーサ 1d:中空層 2:内側層 3:防湿層 4:外側層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樋口 俊彦 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内 (72)発明者 小寺 省吾 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内 (72)発明者 松山 祥孝 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内 (72)発明者 吉原 紀幸 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2枚のガラス板を中空層が形成
    されるようにその周縁部にスペーサを介して所定の間隔
    で対向させてなる複層ガラスであって、前記スペーサ
    が、吸湿材を含有する熱可塑性樹脂からなる内側層と、
    該内側層の外周側に積層された複合多層フィルムからな
    る防湿層とからなり、かつ前記複合多層フィルムが、結
    晶融点またはビカット軟化点が150℃以上の熱可塑性
    樹脂からなるフィルム(A)の少なくとも片面に金属薄
    膜(B)が形成され、さらに前記薄膜(B)の上にポリ
    ビニルアルコールとポリアクリル酸またはその部分中和
    物を含有する混合物から形成される耐水性フィルム
    (C)が積層された層構造を少なくとも1つ含有するも
    のであることを特徴とする複層ガラス。
  2. 【請求項2】前記スペーサが、防湿層の外側にさらに熱
    硬化性樹脂または熱可塑性樹脂からなる層を有し、中空
    層側から、吸湿材を含有する熱可塑性樹脂からなる内側
    層/複合多層フィルムからなる防湿層/中空層の間隔保
    持機能を有する熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂からな
    る外側層を、この順に積層した構造であることを特徴と
    する請求項1の複層ガラス。
  3. 【請求項3】前記外側層を構成する熱硬化性樹脂または
    熱可塑性樹脂が、ポリウレタン樹脂または可塑化された
    ポリ塩化ビニル樹脂であることを特徴とする請求項2の
    複層ガラス。
  4. 【請求項4】前記外側層を構成する熱硬化性樹脂または
    熱可塑性樹脂がプライマーを介して、少なくとも2枚の
    ガラス板と接着していることを特徴とする請求項2また
    は3の複層ガラス。
  5. 【請求項5】前記内側層を構成する熱可塑性樹脂が、
    [25℃、95%]相対湿度条件下で0.1g・cm/
    (m2 ・day)以下の水蒸気透過度を有することを特
    徴とする請求項1、2、3または4の複層ガラス。
  6. 【請求項6】前記複合多層フィルムが、[25℃、95
    %]相対湿度条件下で0.2g/(m2 ・day)以下
    の水蒸気透過度を有することを特徴とする請求項1、
    2、3、4または5の複層ガラス。
  7. 【請求項7】前記耐水性フィルム(C)が、水および沸
    騰水に不溶性であることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5または6の複層ガラス。
  8. 【請求項8】少なくとも2枚のガラス板からなる複層ガ
    ラスの周縁部に設けられ、前記少なくとも2枚のガラス
    板を中空層が形成されるように対向させるスペーサであ
    って、該スペーサが、吸湿材を含有する熱可塑性樹脂か
    らなる内側層の外側に複合多層フィルムからなる防湿層
    を積層した構造を有し、かつ該複合多層フィルムが、結
    晶融点またはビカット軟化点が150℃以上の熱可塑性
    樹脂からなるフィルム(A)の少なくとも片面に金属薄
    膜(B)が形成され、さらに前記薄膜(B)の上にポリ
    ビニルアルコールとポリアクリル酸またはその部分中和
    物を含有する混合物から形成される耐水性フィルム
    (C)が積層された層構造を少なくとも1つ含有するも
    のであることを特徴とする複層ガラス用スペーサ。
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