JPH09175509A - 豆類の選別・出荷設備および選別・出荷方法 - Google Patents

豆類の選別・出荷設備および選別・出荷方法

Info

Publication number
JPH09175509A
JPH09175509A JP35048995A JP35048995A JPH09175509A JP H09175509 A JPH09175509 A JP H09175509A JP 35048995 A JP35048995 A JP 35048995A JP 35048995 A JP35048995 A JP 35048995A JP H09175509 A JPH09175509 A JP H09175509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beans
automatic
automatically
filling
shipping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35048995A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Hasebe
由紀夫 長谷部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON KIKO KK
Original Assignee
NIPPON KIKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON KIKO KK filed Critical NIPPON KIKO KK
Priority to JP35048995A priority Critical patent/JPH09175509A/ja
Publication of JPH09175509A publication Critical patent/JPH09175509A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】豆類の入荷量、在庫量、品質、種類、必要出荷
量、出荷形態等に応じて、豆類の選別、ブレンド、袋へ
の充填・包装、トラックへの積込みの等の工程をきめ細
かに自動的に制御・調節できる豆類の自動選別・出荷設
備の提供。 【解決手段】 豆類の計量・自動搬送装置;異物と不良
品の自動選別装置;正品豆類をサイズ別に分ける自動粒
選装置;サイズ別の正品豆類をそれぞれ素材及び/又は
容量の異なる3種類以上の袋に入れる自動充填・包装装
置;正品豆類の所定量を自動的に計量して車に積み込む
ための積込装置を備え、且つ車への正品豆類の車への積
込みの予約を装置に入れておいて袋への自動充填・包装
工程に割込可能にしてあり;しかも上記の各装置の作
動、停止、作動内容の監視、調整、変更、作業予約を、
各装置の要所要所に配置したセンサー及び/又は計量器
等の検出装置、ホストコンピューターなどを備える本発
明の豆類の自動選別・出荷設備および方法によって上記
の目的が達成えされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選別・出荷工場な
どに入荷してきた大豆などの豆類を、自動的に選別し
て、異物や不良品を除去し、それを所定のサイズや品質
に分けた後に、所定量ずつ包装して出荷するための豆類
の自動選別・出荷設備および選別・出荷方法に関する。
より詳細には、本発明は、豆類の入荷量や在庫量、入荷
された豆類の原産地、品質、種類、豆類の必要出荷量、
依頼主の豆類の品質や出荷量に対する要望、依頼主の出
荷形態や包装形態などに対する要望などに応じて、選別
・出荷ラインへの豆類の搬送、豆類の選別、ブレンド、
袋への充填・包装、出荷ができ、さらにトラックへの豆
のバラ積みなどのような定常状態以外の緊急の出荷作業
を、人手をかけずに、無人運転で、きめ細かに自動的に
制御・調節して、豆類を極めて円滑に選別して出荷する
ことのできる豆類の自動選別・出荷設備および選別・出
荷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、豆類の選別・出荷に当たっては、
選別・出荷工場などに入荷した豆類をストックサイロな
どの貯蔵タンクに入れ、その貯蔵タンクからその所定量
を排出ラインに搬送して選別工場や選別装置に送り込
み、選別工場や選別装置で、豆類に含まれている、石、
草の実、金属片、ゴミ、泥、皮、茎などの異物およびク
ズ豆、割れ豆などの不良品を、正品豆類から選別して除
き、次いでその正品豆類をそのサイズに応じて、例えば
大、中、小というように複数のグループに区分けし、サ
イズ別に分けた正品豆類を、各サイズごとに所定の材質
および容量の袋に充填・包装して出荷することが一般に
行われている。
【0003】その場合に、従来の豆類の選別・出荷設備
や選別・出荷方法による場合は、上記した一連の工程や
装置を予め定められたライン構成にしたがって、個々の
工程や作業を人手により個別に管理・調節しながら行っ
ている。そのため、多くの人手を要し、豆類の選別・出
荷を一元的に管理することができず、その工程や作業内
容を全体的に把握することが困難であり、1カ所でトラ
ブルが発生すると、それがそのまま全体の工程や作業に
直接大きく影響を及ぼし、豆類の選別・出荷が円滑に行
えなくなり、しかも正常状態への復帰に長い時間と大き
な労力を要している。
【0004】さらに、上記した従来の豆類の選別・出荷
設備や選別・出荷方法による場合は、その工程や作業内
容が予め固定化されていることが多いため、小回りがき
かず、依頼主の要望に沿って、豆類の仕分け、ブレンド
の仕方、充填・包装などをきめ細かに行うことができ
ず、緊急の依頼などが入った場合にもそれに円滑に対処
することができない。例えば、正品豆類を袋詰めして出
荷する定常状態の作業に、選別してサイズ別に区分けし
た正品豆類を袋に充填せずに、そのままトラックなどに
バラ積みの状態で詰み込んで出荷する必要が生じた場合
にも、そのような緊急の定常状態以外の出荷を、通常の
選別・区分け・充填・包装・出荷ラインにうまく組み込
むことができず、緊急出荷用の別のラインを設ける必要
があったり、通常の選別、充填・包装ラインを完全にス
トップした状態で正品豆類をトラックにバラ積みする作
業を行い、それが終了した後に再度、選別・出荷設備を
起動させて通常の豆類の選別・区分け・充填・包装・出
荷・出荷を行う必要がある。
【0005】また、上記した従来の選別・出荷設備の場
合は、サイズに応じて例えば大、中、小の各グループに
区分けした豆類の袋への充填・包装を、容量の等しい2
種類の袋に充填することのみが行われていて、それとは
容量の異なる第3番目の袋への充填が行えないようにな
っている。大豆の例を上げると、異物や不良品の選別後
に、大、中、小の3つのグループに区分けした正品大豆
を、例えば30kg入りポリプロピレン製袋と30kg
入りの紙袋の2種類に自動充填することのみが行われて
いて、前記の30kg入りの袋と共に、それよりも容量
の大きい例えば60kg入りの麻袋にも充填し得るよう
になっていない。そのため、依頼主の要望に応じた出荷
形態に合致しない。しかも、また場合によっては、大、
中、小に区分けした正品大豆を、それぞれが互いに袋の
素材や大きさによって明確に区別できるように袋に充填
・包装することが困難になり、出荷すべき製品豆類の取
り違えや間違いなどのトラブルが生じている場合が多
い。また、従来の豆類の選別・出荷設備や選別・出荷方
法による場合は、各種の伝票や納品書、請求書などを、
豆類の選別・出荷内容を記録したり充分に把握しながら
人手によっていちいち作成する必要があるため、繁雑で
あり、また間違いが多いという欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、豆類
からの異物や不良品の選別工程、正品豆類をサイズ別に
分ける粒選工程、サイズ別に分けた正品豆類の袋への充
填工程などの一連の工程を、円滑に且つ個別に自動制御
することができて、小回りがきき、依頼主の要望に沿っ
て正品豆類を出荷することのできる、豆類の自動選別・
出荷設備および自動選別・出荷方法を提供することであ
る。そして、本発明の目的は、正品豆類の袋への充填・
包装とともに、正品豆類のトラックなどへのバラ積みの
ような通常のラインとは別の緊急の依頼などが生じた場
合にも、装置に予約を入れておくことによって、同じ自
動選別・出荷設備を用いて、円滑に対処することのでき
る豆類の自動選別・出荷設備および自動選別・出荷方法
を提供することである。
【0007】さらに、本発明の目的は、容量および/ま
たは材質の異なる3種類以上の袋に豆類を自動充填・包
装して出荷することができ、それによって依頼主の要望
に沿った出荷形態、さらにはサイズごとに分けた正品豆
類をその内容や種類の混同を生ずることなく、出荷でき
る豆類の自動選別・出荷設備および自動選別・出荷方法
を提供することである。また、本発明の目的は、従来各
工程や装置ごとに個別に管理・制御していたのを、極め
て少ない要員で、24時間の連続運転が可能な、豆類の
自動選別・出荷設備および自動選別・出荷方法を提供す
ることである。
【0008】さらに、本発明の目的は、原料豆類、製品
豆類の在庫量、入出荷量や日時、品種、産地、入出荷
先、原料豆類の貯蔵タンクや正品豆類の貯蔵タンクごと
の内容量や作業予定、現状などをリアルタイムで画面に
表示させて、その作業内容の確認、調整、変更などを容
易に行うことができるとともに、それらの内容を、必要
に応じてリアルタイムでプリントアウトのできる豆類の
自動選別・出荷設備および自動選別・出荷方法を提供す
ることである。また、本発明は、各種伝票、請求書など
の書類の作成およびそのプリントアウトが、正品豆類の
出荷内容などに応じて自動的にできるような豆類の選別
・出荷設備および方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべく
本発明者は検討を重ねてきた。その結果、大豆などの豆
類の自動選別・出荷設備において、選別装置、サイズに
よる粒選装置、袋への充填・包装装置などの各装置をパ
ソコンなどを用いて、その作動・制御内容を個別に制御
し得るようにすると共に、全体の装置や工程をホストコ
ンピュータによって一元的に制御・管理するようにすれ
ばよいことに思い至った。また、そのような自動選別・
出荷設備において、通常の作業工程やラインとは別の、
トラックへのバラ詰み輸送などの定常状態以外の要望や
緊急事項が生じたときに、そのような緊急自体に円滑に
対処するための割り込み作業の予約をコンピュータに記
憶させておいて、そのような割り込み作業が予約どおり
に行われるように、装置の設計するとよいことに想到し
た。また、本発明者は、サイズ別に分けた正品豆類の袋
への充填・包装装置として、従来の容量の同じ2種類の
袋への充填だけではなく、容量や材質の異なる3種類以
上の袋への充填も可能になるようにしておくと、上記の
目的を達成できることに想到して本発明を完成した。
【0010】したがって、本発明は、豆類の選別・出荷
設備であって、 (i) 豆類の一定量をその貯蔵装置から自動的に排出
・計量して選別装置に搬送するための自動搬送装置; (ii) 豆類に含まれる異物および不良品を、正品豆類
から自動的に分離する自動選別装置; (iii) 選別装置から送られてきた正品豆類をそのサ
イズに応じて、複数のグループに自動的に分ける自動粒
選装置; (iv) サイズ別に複数のグループに区分けした上記の
正品豆類を、各グループごとに、素材および/または容
量の異なる3種類以上の袋に自動的に充填し包装するた
めの自動充填・包装装置;並びに (v) サイズ別に複数のグループに区分けした上記の
正品豆類の所定量を自動的に計量して、上記(iv)の袋
への充填とは別の箇所や運搬手段に自動的に充填または
積み込むための充填/積込装置;を備えており、且つ、 (vi) 上記の(V)の充填/積込装置による別の箇所
や運搬手段への正品豆類の充填または積み込み作業を、
その作業内容を装置に予約を入れておくことによって上
記の自動充填・包装装置(iv)の作動時に割り込み可能
にしてあり;しかも (vii) 上記(i)〜(vi)の各装置の作動、停止、作
動内容の監視、調整、変更、作業予約を行うための、各
装置の要所要所に配置したセンサー、計量器、モニター
テレビおよびコンピュータを備え;そして、 (viii) 上記(i)〜(vii)の全ての装置の制御を
司るためのホストコンピュータ;を備えていることを特
徴とする豆類の選別・出荷設備である。
【0011】そして、本発明は、(i) 豆類の一定量
をその貯蔵装置から自動的に排出・計量して選別装置に
搬送するための自動搬送工程; (ii) 豆類に含まれる異物および不良品を、正品豆類
から自動的に分離する自動選別工程; (iii) 選別装置から送られてきた正品豆類をそのサ
イズに応じて、複数のグループに自動的に分ける自動粒
選工程;および (iv) サイズ別に複数のグループに区分けした上記の
正品豆類を、各グループごとに、素材および/または容
量の異なる3種類以上の袋に自動的に充填し包装するた
めの自動充填・包装工程;を有する豆類の選別・出荷方
法であって、 (v) 上記(iv)の袋への充填工程とは別に、上記
(iii)の工程によってサイズ別に複数のグループに区
分けした上記の正品豆類の所定量を、必要に応じて他の
箇所や運搬手段に自動的に充填または積み込むことがで
きるようになっており;そして、 (vi) 上記の(V)の充填/積込による別の箇所また
は運搬手段への正品豆類の充填または積み込み作業を、
その作業内容を豆類の自動選別・出荷設備に予約を入れ
ておくことによって上記の自動充填・包装工程(iv)の
作動時に割り込み可能にしてあり;しかも (vii) 上記(i)〜(vi)の各工程や作業の進行、停
止、作動内容の監視、調整、変更、作業予約を、各工程
や装置の要所要所に配置したセンサー、計量器、モニタ
ーテレビおよびコンピュータによって行い;そして、 (viii) 上記(i)〜(vii)の全ての工程および作
業をホストコンピュータによって制御する;ことを特徴
とする豆類の選別・出荷方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳細に説明
する。本発明の自動選別・出荷設備および自動選別・出
荷方法は、粒状をなした食品用の豆類であればいずれの
豆類に対しても使用でき、例えば、大豆、小豆、エンド
ウ豆、黒豆、グリンピース、インゲン豆、ササゲなどの
豆類の選別、サイズ別の区分け、充填・包装、出荷、さ
らにはトラックなどへのバラ積みによる出荷などに用い
ることができる。本発明の自動選別・出荷設備および自
動選別・出荷方法は、需要が多く、大量に扱われること
の多い、大豆の自動選別・出荷のための装置および方法
として適している。
【0013】本発明の自動選別・出荷設備および方法
は、上記した(i)の豆類の一定量をその貯蔵装置から
自動的に排出・計量して選別装置に搬送するための上記
の自動搬送装置[以下「自動搬送装置(i)」というこ
とがある];上記(ii)の豆類に含まれる石、草の実、
金属片、ゴミ、泥、皮、茎などの異物やクズ豆、割れ豆
などの不良品と、正品豆類とに自動的に選別する自動選
別装置[以下これを「自動選別装置(ii)」ということ
がある];上記(iii)の異物や不良品を取り除いた上
記の正品豆類を、そのサイズ(大きさ)に応じて、例え
ば大と中と小、大と小というように複数のグループに、
またはそれよりも多いグループに自動的に分ける自動粒
選装置[以下これを「自動粒選装置(iii)」というこ
とがある];および上記(iv)の複数のグループに区分
けされた上記の正品豆類を各グループごとに素材および
/または容量の異なる3種類以上の袋に自動的に充填し
包装するための自動充填・包装装置[以下これを「自動
充填・包装装置(iv)」ということがある];サイズ別
に複数のグループに区分けした上記の正品豆類の所定量
を自動的に計量して、上記(iv)の袋への充填とは別の
箇所や運搬手段に自動的に充填または積み込むための充
填/積込装置[以下これを「充填/積込装置(v)」と
いうことがある]を備え;しかも上記の(v)の充填/
積込装置による別の箇所かものへの正品豆類の充填また
は積み込み作業(vi)を、その作業内容を装置に予約を
入れておくことによって上記の自動充填・包装装置(i
v)の作動時に割り込み可能にしてあり;且つ上記(i)
〜(vi)の各装置や作業の作動、停止、作動内容の監
視、調整、変更、作業予約を行うための、各装置の要所
要所に配置したセンサー、計量器、モニターテレビおよ
びコンピュータなどの装置(vii)を備え;そして前記
した(i)〜(vii)の全ての装置の制御を司るための
ホストコンピュータ(viii)を備えている設備、および
その設備を用いる自動選別・出荷方法である限りは、各
装置の種類、形状や構造、形式、細部構造、大きさ、各
工程の細部などは何ら制限されず、従来のこの種の豆類
の自動選別・出荷設備で用いられている各種の装置や方
法を用いることができる。
【0014】また、本発明の自動選別・出荷設備の規模
は何ら制限されず、大規模なもの[例えば上記した各種
の装置を複数併設した大規模なもの]であってもまたは
小規模なものであってもよいが、本発明の装置は大規模
な豆類の自動選別・出荷設備として使用するのに適して
おり、それによってその機能をより効果的に発揮させる
ことができる。さらに本発明の自動選別・出荷設備にお
ける上記した各装置の配置状態や装置全体のレイアウト
なども何ら制限されず、各々の立地条件やその他の状況
に適した配置状態やレイアウトにすればよい。
【0015】本発明の自動選別・出荷設備においては、
上記した(i)〜(viii)の装置と共に、自動搬送装置
(i)に供給する前の段階で、例えば産地や入荷先が異
なる複数の原料豆類を所定の割合で自動的にブレンドす
る装置や機能、自動充填・包装装置(iv)において豆類
を袋に充填する前の段階で、サイズ別に区分けした豆類
を用途や依頼主の要望などに応じて所定の割合で自動的
に再度ブレンドする装置や機能を更に設けておいて、そ
のような自動的なブレンド工程の組み込みが豆類の自動
選別・出荷ライン中に必要に応じて自動的に行えるよう
にしておくと、依頼主の要望に一層適合した内容の豆類
を出荷することができる。
【0016】さらに、豆類の用途によっては、豆類のサ
イズを揃えるだけではなく、その色調や形状を揃えた
り、所定のものにすることが必要な場合があり(例えば
納豆の製造に用いられる小粒大豆の場合など)、そのた
め、本発明の自動選別・出荷設備においては、上記した
(i)〜(viii)の装置、および場合により上記した自
動ブレンド装置と共に、上記の自動粒選装置(iii)に
おいてそのサイズに応じて複数のグループに区分けした
正品豆類を、その色調および/または形状に応じてさら
に自動的に区分けおよび/または選別する装置を設けて
おくと、依頼主の要望に一層適合した内容の高品質の豆
類を出荷することができる。
【0017】また、本発明の自動選別・出荷設備は、上
記の自動充填・包装装置(iv)によって3種類以上の袋
に自動的に充填し包装すた正品豆類を、袋の種類ごとに
分けてそれぞれのパレットに自動的に積載するための自
動パレタイザーロボットを更に備えていてもよく、それ
によって正品豆類を充填した袋のパレットへの積載まで
をも完全に自動化することができる。
【0018】そして、本発明は、上記した本発明の自動
選別・出荷設備によって豆類の選別・出荷を行うに当た
って、原料豆類、選別および/または充填の終了した正
品豆類の在庫量、入出荷量や日時、品種、産地、入出荷
先、原料豆類の貯蔵タンクや正品豆類の貯蔵タンクごと
の内容量や作業予定、現状などをリアルタイムで画面に
表示可能であり、且つ必要に応じてリアルタイムでそれ
をプリントアウトできるようにしてプログラムを組んで
おくのがよく、またホストコンピュータ画面との対話方
式で作業の切り換えが可能であるようにしておくのがよ
い。また、上記した一連の作業と併せて、各種伝票、請
求書などの書類の作成およびそのプリントアウトを、正
品豆類の出荷内容などに応じて自動的に行うようにして
おくとよい。
【0019】また、本発明の自動選別・出荷設備は、上
記した(i)〜(viii)の装置と共に、この種の豆類の
自動選別・出荷設備において通常採用されている各種の
装置を備えていることができ、そのような装置として
は、例えば、選別・出荷工場に入荷してきた豆類を貯蔵
しておくためのサイロやその他の貯蔵装置、豆類を前記
の貯蔵装置から上記した自動搬送装置(i)に供給する
ためのコンベヤー、ダクト、その他の供給装置や供給ラ
イン、自動選別装置(ii)で分離した異物や不良品のス
トック装置、異物と豆類の不良をそれぞれ分ける装置、
自動粒選装置(iii)でサイズごとに分けた正品豆類を
収容するタンク、前記タンクから各グループの正品豆類
を袋まで自動的に送る装置、自動充填・包装装置(iv)
で袋に充填し包装した豆類を出荷場所まで搬送する装置
や一時的にストックしておく装置などを挙げることがで
きる。
【0020】
【実施例】何ら限定されるものではないが、本発明の自
動選別・出荷設備について大豆の場合を例に挙げて図1
を参照して具体的に説明する。 (1) まず、工場に入荷してきた輸入大豆などの原料
大豆を、ストックサイロやその他の原料タンク1に入れ
る。そして、原料タンク1から大豆の一定量を自動的に
計量して、継続してまたは断続的に排出ライン2から排
出して選別工場に設けた自動選別装置3にその流量を自
動計量しながら供給する。
【0021】(2) 自動選別装置3は、複数種類の選
別装置、例えば風選機、篩選機、石抜き機、草の実取り
機、金属片取り機などの複数種類の選別装置からなって
おり、計量された大豆中に含まれている石、草の実、金
属片、ゴミ、泥、皮、茎などの異物およびクズ豆、割れ
豆などの大豆不良品と、正品豆類とに自動選別する。そ
の際に風選機、篩選機、石抜き機、草の実取り機、金属
片取り機などの選別装置の形式、構造、規模などは特に
制限されず、工場の規模、大豆の入出荷量、原料大豆の
品質などに応じて決めればよい。そして、自動選別装置
3で選別した正品大豆はライン4から自動的に排出さ
せ、また異物や不良品はライン5から排出させる。
【0022】(3) ライン4から排出された正品大豆
を、次に自動粒選装置6に流して、サイズ別に大、中、
小の3つのグループまたは大、中、小、半割れの4つの
グループに自動的に分ける。この場合に、自動粒選装置
6の構造、形式、規模なども特に制限されず、豆類の選
別・出荷装置に従来から使用されているもののいずれも
が使用できる。また、自動粒選装置6で半割れの大豆が
選別される場合は、その半割れの大豆を、割れのない正
品大豆から分離して別のルート(図示せず)から排出す
る。
【0023】(4) 次に、大、中、小の3つのグルー
プの正品大豆を、各グループ別に自動ロール選別機7,
7’,7''に流して、前記自動ロール選別機7,7’,
7''で、大豆1個1個を精選して形状の良くないものを
除いて、形状およびサイズの揃った、食品用の完全な製
品にする。ここでは、自動ロール選別機を用いている
が、それに限定されるものではなく、大豆の割れなどを
防止しながら形状の良くない大豆を自動的に除去できる
選別機であればいずれも使用可能である。そして、自動
ロール選別機7,7’,7''で形状の良くないものを除
いた後の良品大豆を製品タンク8,8’,8''に入れ
る。
【0024】(5) 製品タンク8,8’,8''内の良
品大豆を自動充填・包装装置9,9’,9''に供給し
て、各サイズ別に、素材および/または容量の異なる少
なくとも3種類以上の袋に自動的に充填し包装する。例
えばサイズが大の大豆は60kg入りの麻袋Aに、サイ
ズが中の大豆は30kg入りの紙袋Bに、またサイズが
小の大豆は30kg入りのポリプロピレン製の袋Cにと
いうように、自動的に充填・包装する。この場合に、
大、中、小の大豆を前記のように袋A〜Cのそれぞれに
分けて必ずしも充填しなくてもよく、袋に充填された大
豆の中身やその出荷先などが混同なく明確にわかるよう
になっている限りは(例えば充填されている製品大豆の
種類やサイズなどが明確に区別できるように袋の外側に
標識などのが付されている場合など)、例えば、自動充
填・包装装置9において、サイズが大の大豆を前記した
ような3種類の袋A〜Cに順次または同時に充填するよ
うにしてもよい。袋への自動充填・包装装置9,9’,
9''の構造や形式、規模などは特に制限されず、豆類の
自動選別・出荷設備で従来から用いられているもののい
ずれもが使用できる。
【0025】(6) 上記した袋A、袋B、袋Cにそれ
ぞれ自動的に充填し包装した良品大豆を、コンベヤ14
に載せて移送し、それを自動パレタイザーロボット15
で、袋A、袋B、袋Cにそれぞれ分けて、例えば、図1
に示すように、パレット16、16’、16''には、そ
れぞれ同じ種類の袋を分けて積載する。そして、大豆の
充填された袋を積載したパレットを、フォークリフトな
どによってトラックなどに積み込んで出荷する。
【0026】(7) また、正品豆類の緊急の出荷要請
や割り込みの出荷要請にタイムリーに対応できるように
するために、上記(5)の自動充填・包装工程および上
記(6)の自動パレタイザーロボット15によるパレッ
ト16、16’、16''への自動積載工程とは別に、充
填/積込装置による別の箇所や運搬手段への正品豆類の
充填または積み込み作業を行えるようにしてある。その
作業内容を装置に予約を入れておくことによって上記
(5)の自動充填・包装工程および上記(6)の自動パ
レタイザーロボット15によるパレット16、16’、
16''への自動積載工程に割り込み可能にしてあり、そ
のためにトラックなどへの積込装置11を設けておく。
そして、その要請内容にしたがって、上記の(4)で選
別を行った正品大豆を、ライン10,10’,10''を
経て、大、中、小のいずれかのグループの大豆の所定量
を、自動的に計量してトラックなどの車に、積込装置1
1によりそのままバラで積み込めるようにしておく。積
込装置11による車への大豆の積込作業は、自動選別・
出荷設備の制御装置中に予約を入れておくことによっ
て、トラックの運転手などがその専用のカードを装置に
挿入したり、端末のキー操作などを行うことによって、
予約した日時に、予約した内容(出荷量、大豆の種類な
ど)に応じて、上記の(5)の自動充填・包装工程に一
時的に割り込んで、トラックなどの車に積み込めるよう
にしてある。その際に、大、中、小の大豆のすべてにつ
いて、袋への充填・包装作業を一時的に停止させるよう
に制御してあっても、または車への積み込みが行われて
いるサイズの大豆の袋への自動充填・包装のみが一時的
に停止され、それ以外のサイズの袋への充填・包装が継
続して行われるように制御しておいてもよい。そして、
車への大豆の積み込み作業が終了した時点で、自動選別
・出荷設備による充填作業が自動的に元に復帰して、ま
た大豆の袋詰めが自動的に行われる。
【0027】(8) そして、上記した一連の装置の制
御、各工程や作業の進行、停止、作動内容の監視、調
整、変更、作業予約などを行うために、各工程や装置の
要所要所にセンサー12、計量器、モニターテレビ15
および個別コンピュータ17などを要所要所に配置して
おく。そして、それらの全ての工程および装置の制御・
管理をホストコンピュータ18で集中して行う。それに
よって、豆類の入荷量や在庫量、入荷された豆類の品質
や種類、豆類の必要出荷量、依頼主の豆類の品質や出荷
量に対する要望、依頼主の出荷形態や包装形態などに対
する要望などに応じて、選別・出荷ラインへの豆類の搬
送、豆類の選別、ブレンド、袋への充填・包装、トラッ
クへのバラ積みなどのような緊急の出荷作業などの各作
業工程を、人手をかけずに、無人運転で、きめ細かに自
動的に制御・調節して、豆類を極めて円滑に選別して出
荷することができる。その場合に、センサー、計量器
類、モニターテレビ、個別コンピューターなどの設置場
所や、設置数などは特に制限されず、各々の状況に応じ
て選ぶことができる。
【0028】(9) また、小粒納豆などに用いられる
大豆の場合には、そのサイズが小さくて且つ揃っている
と共に、更にその色調が良いことが必要とされている
が、その場合には、サイズ小の自動ロール選別機7''ま
たは製品タンク8''に電光色彩選別装置13などのよう
な大豆の色調に応じてさらに自動的に大豆の選別を行う
装置を併設しておいて、電光色彩選別装置13で選別を
行って色調の良好なサイズ小の大豆のみを製品タンク
8'''に回収し、製品タンク8'''の大豆をライン19か
ら自動充填・包装装置9''に流して、それを上記した
(5)および(6)の工程によって袋Cに自動的に充填
・包装して、自動パレタイザーロボット15によるパレ
ット16、16’、16''に積み込む。
【0029】(10) また、上記の自動選別装置3で
ライン5から排出される石、草の実、金属片、ゴミ、
泥、皮、茎などの異物およびクズ豆、割れ豆などの不良
品のうち、クズ豆、割れ豆などの大豆不良品は飼料用な
どと出荷してもよい。ライン5からの排出物が、石、草
の実、金属片、ゴミ、泥、皮、茎などの異物と、クズ
豆、割れ豆などの大豆不良品との混在したものである場
合は、選別装置20を設けておいて、クズ豆、割れ豆な
どの大豆不良品を、前記した種々の異物から分けて回収
し、これを飼料用などとして出荷する。
【0030】(11) また、図1には示してないが、
大、中、小のサイズの大豆を所定の割合でブレンドした
大豆製品が求めれることがあるが、その場合には、上記
した自動充填・包装装置9、9’および9''の上流側
に、自動ブレンド装置を設けておいて、予め装置にイン
プットしておいてブレンド割合によって自動的にブレン
ドして、そのブレンド物を自動充填・包装装置に送るよ
うに設計しておくとよい。また、上記した原料タンク1
と自動選別装置3との間に、自動ブレンド装置(図示せ
ず)を設けておいて、複数の原料タンク1に貯蔵されて
いる、種類や生産地などの異なる大豆を所定の割合で自
動的にブレンドし、それを自動選別装置3に供給して、
上記した一連の工程を行うようにしてもよい。
【0031】そして、上記した一連の大豆の選別・出荷
設備および工程においては、原料豆類、製品大豆の在庫
量、入出荷量や日時、品種、産地、入出荷先、原料豆類
の貯蔵タンクや正品豆類の貯蔵タンクごとの充填量や作
業予定、現状などをリアルタイムで個別コンピューター
やホストコンピューターなどの画面に表示可能にしてお
き、必要に応じてリアルタイムでそれらの情報をプリン
トアウトできるようにしておき、ホストコンピュータ画
面との対話方式で作業の切り換え可能にしてあり、さら
に各種伝票、請求書などの書類の作成およびそのプリン
トアウトをも、正品豆類の選別・出荷内容などに応じて
自動的に行うようにしてあるので、上記した一連の装置
を用いて上記した一連の工程を行うことによって、各工
程を個々にきめ細かに管理し制御することができ、それ
と併せてホストコンピューターによって大豆の選別・出
荷設備や工程の全体を制御しながら、大豆の入荷から選
別、出荷までの工程を、人手をかけることなく自動的に
且つ円滑に実施することができ、24時間の無人運転も
可能である。何ら限定されるものではないが、上記した
本発明の選別・出荷設備によって上記した方法で大豆の
選別・出荷を行う場合は、全体のオペレーター監督1
名、袋詰の作業要員1名、ホークリフトの運転手2名
(合計4名)の極めて少ない要員で、24時間連続して
大豆の選別・出荷を自動的に且つ円滑に行うことができ
る。
【0032】
【発明の効果】本発明による場合は、豆類からの異物や
不良品の選別工程、正品豆類をサイズ別に分ける粒選工
程、サイズ別に分けた正品豆類の袋への充填工程などの
一連の工程を、円滑に且つ個別に自動制御することがで
きて、小回りがきいて、依頼主の要望に沿った正品豆類
を出荷することのできる。そして、本発明による場合
は、正品豆類の袋への充填・包装とともに、正品豆類の
トラックなどへのバラ積みなどのような通常のラインと
は別の緊急の依頼などが生じた場合にも、装置に予約を
入れておくことによって、同じ自動選別・出荷設備を用
いて、そのような緊急事態にも円滑に対処することがで
きる。
【0033】さらに、本発明による場合は、容量および
/または材質の異なる3種類以上の袋に豆類を自動充填
・包装して出荷することができ、それによって依頼主の
要望に沿った出荷形態、さらにはサイズごとに分けた正
品豆類の種類の混同を生ずることなく出荷することがで
きる。そして、本発明による場合は、従来各工程や装置
ごとに個別に管理・制御していたのを、ホストコンピュ
ーターを用いて全体的に制御・管理するものであるた
め、極めて少ない要員で、24時間の連続運転が可能で
ある。また、本発明による場合は、原料豆類、製品豆類
の在庫量、入出荷量や日時、品種、産地、入出荷先、原
料豆類の貯蔵タンクや正品豆類の貯蔵タンクごとの内容
量や作業予定、現状などをリアルタイムで画面に表示さ
せて、その作業内容の確認、調整、変更などを容易に行
うことができるとともに、それらの内容を、必要に応じ
てリアルタイムでプリントアウトができる。そして、本
発明による場合は、各種伝票、請求書などの書類の作成
およびそのプリントアウトが、正品豆類の出荷内容など
に応じて自動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の豆類の自動選別・出荷設備の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1 原料タンク 2 原料タンクからの排出ライン(自動定量排出) 3 自動選別装置 4 正品大豆排出ライン 5 異物および不良品の排出ライン 6 自動粒選機(大、中、小、半割れにわける装置) 7 自動ロール選別機(豆類の形による選別機) 7’ 自動ロール選別機(豆類の形による選別機) 7'' 自動ロール選別機(豆類の形による選別機) 8 製品タンク(サイズ大の豆類用) 8’ 製品タンク(サイズ中の豆類用) 8'' 製品タンク(サイズ小の豆類用) 8'''製品タンク(サイズ小の豆類用) 9 自動充填・包装装置(60kg入り麻袋充填用) 9’ 自動充填・包装装置(30kg入り紙袋充填用) 9'' 自動充填・包装装置(30kg入りポリプロピレ
ン袋充填用) 10 ライン 10’ ライン 10'' ライン 11 車への積込装置(カードまたはテンキーによる
自動積込装置) 12 センサー 13 電光色彩選別装置 14 コンベヤ 15 モニターテレビ 16 パレット 16' パレット 16'' パレット 17 コンピューター 18 ホストコンピューター 19 ライン 20 選別装置(異物と半割れおよび屑豆とに選別)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 豆類の選別・出荷設備であって、 (i) 豆類の一定量をその貯蔵装置から自動的に排出
    ・計量して選別装置に搬送するための自動搬送装置; (ii) 豆類に含まれる異物および不良品を、正品豆類
    から自動的に分離する自動選別装置; (iii) 選別装置から送られてきた正品豆類をそのサ
    イズに応じて、複数のグループに自動的に分ける自動粒
    選装置; (iv) サイズ別に複数のグループに区分けした上記の
    正品豆類を、各グループごとに、素材および/または容
    量の異なる3種類以上の袋に自動的に充填し包装するた
    めの自動充填・包装装置;並びに (v) サイズ別に複数のグループに区分けした上記の
    正品豆類の所定量を自動的に計量して、上記(iv)の袋
    への充填とは別の箇所や運搬手段に自動的に充填または
    積み込むための充填/積込装置;を備えており、且つ、 (vi) 上記の(V)の充填/積込装置による別の箇所
    か運搬手段への正品豆類の充填または積み込み作業を、
    その作業内容を装置に予約を入れておくことによって上
    記の自動充填・包装装置(iv)の作動時に割り込み可能
    にしてあり;しかも (vii) 上記(i)〜(vi)の各装置の作動、停止、作
    動内容の監視、調整、変更、作業予約を行うための、各
    装置の要所要所に配置したセンサー、計量器、モニター
    テレビおよびコンピュータを備え;そして、 (viii) 上記(i)〜(vii)の全ての装置の制御を
    司るためのホストコンピュータ;を備えていることを特
    徴とする豆類の選別・出荷設備。
  2. 【請求項2】 前記の搬送装置(i)、自動充填・包装
    装置(iv)および/または充填/積込装置(v)におい
    て、サイズや性状の異なる豆類を所定の割合でブレンド
    できる機能を更に付加してある、請求項1の豆類の選別
    ・出荷設備。
  3. 【請求項3】 上記の自動粒選装置(iii)においてそ
    のサイズに応じて複数のグループに区分けした正品豆類
    を、その色調および/または形状に応じてさらに自動的
    に区分けおよび/または選別する装置を備えている、請
    求項1または2の豆類の選別・出荷設備。
  4. 【請求項4】 上記の自動充填・包装装置(iv)によっ
    て3種類以上の袋に自動的に充填し包装した正品豆類
    を、袋の種類ごとに分けてそれぞれのパレットに自動的
    に積載するための自動パレタイザーロボットを更に備え
    ている請求項1〜3のいずれか1項の豆類の選別・出荷
    設備。
  5. 【請求項5】 (i) 豆類の一定量をその貯蔵装置か
    ら自動的に排出・計量して選別装置に搬送するための自
    動搬送工程; (ii) 豆類に含まれる異物および不良品を、正品豆類
    から自動的に分離する自動選別工程; (iii) 選別装置から送られてきた正品豆類をそのサ
    イズに応じて、複数のグループに自動的に分ける自動粒
    選工程;および (iv) サイズ別に複数のグループに区分けした上記の
    正品豆類を、各グループごとに、素材および/または容
    量の異なる3種類以上の袋に自動的に充填し包装するた
    めの自動充填・包装工程;を有する豆類の選別・出荷方
    法であって、 (v) 上記(iv)の袋への充填工程とは別に、上記
    (iii)の工程によってサイズ別に複数のグループに区
    分けした上記の正品豆類の所定量を、必要に応じて他の
    箇所や運搬手段に自動的に充填または積み込むことがで
    きるようになっており;そして、 (vi) 上記の(V)の充填/積込による別の箇所また
    は運搬手段への正品豆類の充填または積み込み作業を、
    その作業内容を豆類の自動選別・出荷設備に予約を入れ
    ておくことによって上記の自動充填・包装工程(iv)の
    作動時に割り込み可能にしてあり;しかも (vii) 上記(i)〜(vi)の各工程や作業の進行、停
    止、作動内容の監視、調整、変更、作業予約を、各工程
    や装置の要所要所に配置したセンサー、計量器、モニタ
    ーテレビおよびコンピュータによって行い;そして、 (viii) 上記(i)〜(vii)の全ての工程および作
    業をホストコンピュータによって制御する;ことを特徴
    とする豆類の選別・出荷方法。
  6. 【請求項6】 前記の搬送工程(i)、自動充填・包装
    工程(iv)および/または充填/積込工程(v)におい
    て、必要に応じて、サイズや性状の異なる豆類を所定の
    割合で自動的にブレンドすることからなる、請求項6の
    豆類の選別・出荷方法。
  7. 【請求項7】 上記の自動粒選工程(iii)でサイズに
    応じて複数のグループに区分けした正品豆類を、その色
    調および/または形状に応じてさらに自動的に区分けお
    よび/または選別する工程をさらに有している請求項5
    または6の豆類の選別・出荷方法。
  8. 【請求項8】 上記の自動充填・包装工程(iv)によっ
    て3種類以上の袋に自動的に充填し包装した正品豆類
    を、自動パレタイザーロボットによって、袋の種類ごと
    にそれぞれのパレットに分けて自動的に積載することか
    らなる請求項5〜6のいずれか1項の豆類の選別・出荷
    方法。
  9. 【請求項9】 原料豆類、製品豆類の在庫量、入出荷量
    や入荷日時、品種、産地、入出荷先、原料豆類の貯蔵タ
    ンクや正品豆類の貯蔵タンクごとの充填量や作業予定、
    現状などをリアルタイムで画面に表示可能にしてあると
    共に、必要に応じてリアルタイムでプリントアウトが可
    能になっており、更にホストコンピュータ画面との対話
    方式で作業の切り換えが可能にしてある請求項5〜8の
    いずれか1項の豆類の選別・出荷方法。
  10. 【請求項10】 各種伝票、請求書などの書類の作成お
    よびそのプリントアウトを、正品豆類の出荷内容などに
    応じて自動的に行うようにしてある請求項5〜9のいず
    れか1項の豆類の選別・出荷方法。
JP35048995A 1995-12-22 1995-12-22 豆類の選別・出荷設備および選別・出荷方法 Pending JPH09175509A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35048995A JPH09175509A (ja) 1995-12-22 1995-12-22 豆類の選別・出荷設備および選別・出荷方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35048995A JPH09175509A (ja) 1995-12-22 1995-12-22 豆類の選別・出荷設備および選別・出荷方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09175509A true JPH09175509A (ja) 1997-07-08

Family

ID=18410841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35048995A Pending JPH09175509A (ja) 1995-12-22 1995-12-22 豆類の選別・出荷設備および選別・出荷方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09175509A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7258237B2 (en) 1999-09-10 2007-08-21 Scanvaegt International A/S Grader apparatus
KR100834123B1 (ko) * 2007-09-21 2008-06-02 김재덕 곡물 부산물 처리방법 및 장치
CN104889064A (zh) * 2015-05-08 2015-09-09 长沙市致能电子科技有限公司 基于自动控制的高速分拣方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7258237B2 (en) 1999-09-10 2007-08-21 Scanvaegt International A/S Grader apparatus
KR100834123B1 (ko) * 2007-09-21 2008-06-02 김재덕 곡물 부산물 처리방법 및 장치
CN104889064A (zh) * 2015-05-08 2015-09-09 长沙市致能电子科技有限公司 基于自动控制的高速分拣方法
CN104889064B (zh) * 2015-05-08 2018-02-16 长沙市致能电子科技有限公司 基于自动控制的高速分拣方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6533125B1 (en) Method and apparatus for batching-out items such as poultry pieces
US8459466B2 (en) Systems and methods for optimizing a single-stream materials recovery facility
JPH08313333A (ja) ランク別組合せ計量方法、並びにそれに用いる計量装置及び計量システム
JPH09175509A (ja) 豆類の選別・出荷設備および選別・出荷方法
US7537122B2 (en) Method and apparatus for moving agricultural commodities
JP4347835B2 (ja) 物品の仕分システム
JP4669627B2 (ja) 組合せ計量装置及び組合せ計量包装システム
JP3321340B2 (ja) 農産物の選別装置
JP3826461B2 (ja) 乾燥調製貯蔵施設の荷受装置
JPH05246546A (ja) 荷積み装置
JP3917064B2 (ja) 計量味付けシステム
JP2853855B2 (ja) 青果物選別機の定数定量仕分け搬出方法
JPH09172900A (ja) 鶏卵等の選別装置
JP4135342B2 (ja) 配合製品プラントの原料、加工品保管装置
JP4634699B2 (ja) 農産物の選別包装装置
JPH0584470A (ja) 青果物の選別装置
Kostanski et al. Simulation of DDMT's (Defense Depot Memphis Tennessee) Central Pack Area
JP3389645B2 (ja) 共同乾燥調製施設における穀物処理方法
JP4461321B2 (ja) 鶏卵の処理装置
JP2022074250A (ja) 卵の出庫作業支援システム、卵の出庫作業支援システムを備えた自動倉庫、卵の出庫方法及び卵製品を生産する方法
JP2007196157A (ja) 大豆の調製出荷施設
JPH02205535A (ja) 包装品自動仕分設備
JP4333207B2 (ja) 大豆選別施設
JP2005151886A (ja) 穀粒調製出荷施設
JP2771281B2 (ja) カントリーエレベーターにおける揺動式選別機の被選別物分配装置