JPH09174901A - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JPH09174901A
JPH09174901A JP7340873A JP34087395A JPH09174901A JP H09174901 A JPH09174901 A JP H09174901A JP 7340873 A JP7340873 A JP 7340873A JP 34087395 A JP34087395 A JP 34087395A JP H09174901 A JPH09174901 A JP H09174901A
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JP
Japan
Prior art keywords
ink
intermediate transfer
printing
layer
pressure contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP7340873A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Owada
功 大和田
Koichi Dobashi
孝一 土橋
Hiroyoshi Zama
宏芳 座間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
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Priority to US08/769,170 priority patent/US5820284A/en
Publication of JPH09174901A publication Critical patent/JPH09174901A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/38207Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by aspects not provided for in groups B41M5/385 - B41M5/395
    • B41M5/38221Apparatus features
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/325Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads by selective transfer of ink from ink carrier, e.g. from ink ribbon or sheet

Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面印字を行なっても1回目の印字がかすれ
てしまったり、用紙に地汚れを発生させることがなく、
更に中間転写体のインク画像を書き込む記録時のインク
の書き込み性と、インク画像を印字媒体に再転写する時
の再転写性とを長期間に亘り確実に保持することができ
る熱転写プリンタを提供すること。 【解決手段】 発熱素子が形成されたサーマルヘッド1
と中間転写体3、10との間にインクリボン2を介在さ
せ、前記中間転写体3に向けて圧接される圧接部材4、
15を配設し、前記サーマルヘッド1によりインクリボ
ン2のインク5を前記中間転写体3に転写して一次記録
像を形成し、前記中間転写体3の一次記録像を前記圧接
部材4との間に挿入される印字媒体6に、前記中間転写
体3の一次記録像を前記圧接部材4の圧接力により転写
して所望の印字を行なう熱転写プリンタにおいて、前記
圧接部材4の表面にインク5が転写しにくい層22を設
けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写プリンタに係
り、特にインクリボンのインク層をサーマルヘッドの熱
により選択的に溶融して中間転写体にインクを転写し、
このインクを印字媒体に再転写することにより所望の記
録を行なう熱転写プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、インクリボンのインク層をサ
ーマルヘッドの熱によって選択的に溶融して中間転写体
に一旦インクを転写し、このインクを印字媒体に再転写
することにより所望の記録を行なう中間転写式の熱転写
プリンタが知られている。
【0003】この種の従来の熱転写プリンタを図3から
図9により説明する。
【0004】図3から図6はそれぞれ従来例の基本構成
を示している。
【0005】図3に示す熱転写プリンタは、主としてサ
ーマルヘッド1、インクリボン2、中間転写体となる中
間転写ローラ3および圧接部材となるドラム4により形
成されている。
【0006】このサーマルヘッド1は印字すべき画像を
得るように多数の発熱素子(図示せず)に対して選択的
に信号を付与して発熱させることにより、インクリボン
2のインク5を加熱溶融させて中間転写ローラ3に転写
させる。
【0007】前記中間転写ローラ3はプラテンローラの
機能も兼ねており、サーマルヘッド1により選択的に加
熱溶融されたインク5を一時的に保持するとともに、ド
ラム4に巻かれた印字媒体の1種である印字用紙6にイ
ンク5を再転写させる機能を有している。
【0008】前記中間転写ローラ3およびドラム4に
は、それぞれを加熱保温するためのヒータ7、8が内蔵
されている。
【0009】一方のヒータ7によって中間転写ローラ3
の表面を加熱することにより、サーマルヘッド1によっ
て溶融転写されるインク5の中間転写ローラ3の表面へ
のインク転写性能を向上させるとともに、転写されたイ
ンク5の溶融、軟化状態を持続させ、なおかつ中間転写
ローラ3をドラム4に圧接することで印字用紙6へのイ
ンク5の再転写を可能とさせている。
【0010】また、他方のヒータ8によってドラム4を
加熱することにより、ドラム4に巻かれた印字用紙6を
加熱保温して印字用紙6へのインク5の再転写性能を向
上させている。
【0011】前記中間転写ローラ3に最初に転写された
インク5が印字用紙6に再転写される以降の動作は中間
転写ローラ3へのインク5の転写と、転写されたインク
5の印字用紙6への再転写は同時に行なわれる。
【0012】従って、中間転写ローラ3の回転周速度は
インクリボン2の搬送速度と等速であり、更にドラム4
の回転周速度ともほぼ等速となることから、インクリボ
ン2の搬送速度である転写速度とドラム4の回転周速度
である再転写速度とはほぼ等速となる。
【0013】図3に示す熱転写プリンタの各部の具体的
な構成を更に説明する。
【0014】サーマルヘッド1は200dpi〜600
dpiのラインヘッドとされており、幅は75mm〜3
00mmのものが使用される。図示例のサールヘッド1
は、300dpiのラインヘッドであり、幅が220m
mで、総ドット数が2560ドットとされている。
【0015】中間転写ローラ3としては、直径が20m
m以上のものが望ましいが、芯金の材質により、剛性が
確保できれば、直径を更に小さくすることは可能であ
る。この中間転写ローラ3は、前記芯金の外周面にゴム
層を成形し、その上に転写、再転写用の層をコーティン
グして形成されている。図示例においては、芯金の外径
が31mm、内径が28mmとされ、芯金の材質は炭素
鋼にNiメッキを施したものとされている。そして、こ
の芯金の外周面に厚さ0.5mmのシリコーンゴムを成
形し、更にその外周面に厚さ150μmのシリコーンゴ
ム層であって前記0.5mmのシリコーンゴムと材質が
異なるものがコーティングされている。
【0016】インクリボン2としては、一般に使用され
ている熱転写用インクリボンと同じ構成のものが利用さ
れる。図示例においては、ベースフィルムとして3.5
μm厚のPETフィルムを用い、その上に2層のインク
層を形成している。このインク層のうちの一方の下層に
は、離型層となる厚さが1μmのWAX層が形成されて
おり、他方の上層にはインク層となる厚さが1μmの樹
脂層が形成されている。
【0017】印字用紙6としては、一般的な印字用紙で
よく、さらにはOHP用フィルムでもよい。
【0018】ドラム4としては、その外周面に印字用紙
6が巻き付けられるので、使用する印字用紙6の長さ以
上の外周長を有する大きさとされる。図示例において
は、印字用紙6のサイズをA4またはリーガルサイズと
していたので、印字用紙6の分の外周長約300mm
と、印字用紙6をドラム4に固定するためのクランパ9
の設置のための外周長約14mmとの合計の外周長31
4mmを得るために、ドラム4の外径は直径100mm
とされている。
【0019】また、中間転写ローラ3に内蔵されている
ヒータ7としては消費電力が500Wのハロゲンランプ
または消費電力が200Wのカートリッジヒータが利用
され、ドラム4に内蔵されているヒータ8としては消費
電力が1KWのハロゲンランプが利用されている。
【0020】次に、図3における実際の印字プロセスに
ついて説明する。
【0021】初期状態において、印字ヘッド1は矢印A
方向に移動して待機しており、印字ヘッド1とインクリ
ボン2は離れた状態であり、インクリボン2と中間転写
ローラ3も離れた状態であり、更に中間転写ローラ3と
ドラム4も離れた状態であり、ドラム4は矢印B方向に
移動して待機した状態である。
【0022】電源が投入されると、ヒータ7および8に
電流が流れて中間転写ローラ3およびドラム4を加熱し
始める。更に、印字ヘッド1の各発熱素子にも所定のパ
ルスを断続的に与えることでサーマルヘッド1の温度を
上昇させる。
【0023】図3には図示していないが、これらの温度
はサーミスタまたは赤外線放射温度センサ等により検出
しながら、所定の温度まで加熱して保温する制御を行な
っている。具体的には、印字ヘッド1、中間転写ローラ
3、ドラム4のすべてを40℃〜70℃の間で、すべて
同じ温度になるよう制御している。更に望ましくは、5
0℃〜60℃の間の温度で制御するのがよく、図示例に
おいては、すべての温度が55℃〜58℃になるように
制御している。
【0024】このような温度制御を行ないながら、印字
用紙6をドラム4にセットする動作も並行して行なわれ
る。図示していないが、印字用紙給紙トレイがセットし
てあり、このトレイから印字用紙6が1枚ずつドラム4
に搬送されてくる。搬送された印字用紙6はドラム4の
クランパ9にその一端部をチャッキングされ、その後ド
ラム4は印字用紙6を巻き付けながら回転して印字動作
待機位置まで回転して停止する。
【0025】この待機位置は、ページ内の先頭ラインの
イメージが書かれる中間転写ローラ3の位置が、再転写
時に丁度印字用紙6の先頭ラインにくるようにした位置
である。
【0026】次に、前記のようにして行なわれる動作待
機状態が完了した後の印字動作プロセスについて説明す
る。
【0027】最初に、インクリボン2を所定の色が印字
位置に来るようにカラ搬送を行なう。図示例において
は、イエロー(以下、Yという)、マゼンダ(以下、M
という)、シアン(以下、Cという)、ブラック(以
下、Bkという)の4色カラーダンダラリボンを使用し
ており、印字順序はY→M→C→Bkであるから、最初
はYのインク色の先頭位置が印字ヘッド上に来るように
インクリボン2をカラ搬送する。インク色の判別は、図
示していないフォトセンサ等によりインクリボン2の各
色間に印刷されているマーカーを認識しながら行なわれ
る。
【0028】なお、モノクロインクリボン(以下、Mk
という)を使用する際には、当然ながらインク識別が無
くなるので、基本的にはインクリボン2のカラ搬送は省
略されるが、場合によってはインクリボン2の弛みをな
くすために若干のインクリボン2のカラ搬送を行なう場
合もある。
【0029】次に、サーマルヘッド1は矢印Cの方向に
移動しながら、インクリボン2を挟んで中間転写ローラ
3に圧接する。それと同時にドラム4も矢印Dの方向に
移動しながら中間転写ローラ3に圧接する。
【0030】このときの圧接圧はサーマルヘッド1で1
00g/cm2 〜300g/cm2の間であり、図示例
においては200g/cm2 で行なっている。
【0031】また、ドラムの圧接圧は1Kg/cm2
10Kg/cm2 の間であり、図示例においては5Kg
/cm2 で行なっている。
【0032】この圧接完了後、図示していないモータに
より中間転写ローラ3は回転させられ、その摩擦力によ
り同時にインクリボン2が搬送され、ドラム4も印字用
紙6を介した中間転写ローラ3との摩擦力、またはドラ
ム4に直接的に発生する摩擦力により回転させられる。
【0033】なお、インクリボン2はこれとは別に印字
動作中は、図示していないモータにより独自に巻き取ら
れる。この巻取り速度は、前記中間転写ローラ3との摩
擦力により発生する搬送速度よりも常に大きく設定して
おき、その速度差分は巻取り部のスリップ機構によりス
リップさせることで、転写終了後のインクリボン2は常
に弛むことなく張っている状態が保たれる。
【0034】前記の各部の回転動作と並行してサーマル
ヘッド1の発熱素子には印字すべき所定のパルスが与え
られ、それらの信号に対応して各発熱素子より発熱した
熱によりインクリボン2のインク5は中間転写ローラ3
に溶融転写される。
【0035】更に、溶融転写されたインク5は中間転写
ローラ3の熱により中間転写ローラ3上で溶融し若しく
は半溶融状態を保ちながら回転移動する。
【0036】この溶融し若しくは半溶融状態のインク5
は中間転写ローラ3とドラム4との圧接力、および中間
転写ローラ3とドラム4との加熱、保温効果によりその
間に介在している印字用紙6に再転写される。
【0037】なお、連続してM、C、Bkを印字するに
際して、図示例においてはそのまま中間転写ローラ3と
ドラム4の圧接状態、また中間転写ローラ3とサーマル
ヘッド1のインクリボン2を介しての圧接状態を解除す
ることなく、それぞれ圧接を持続した状態で行なってい
る。
【0038】これは、Yの印字終了後、残りの色、M、
C、Bkは前色の印字終了後、自動的に次色インクリボ
ンの先頭位置がサーマルヘッド1の位置に来るように各
色のリボン長さを規定しているからである。その結果、
各色の印字が終了しても、その都度、サーマルヘッド1
の圧接解除、ドラム4の圧接解除、インクリボン2のイ
ンク先頭位置出しのカラ搬送をそれぞれ行なわなくても
よく、そのまま各色の印字情報に基づくパルスをサーマ
ルヘッド1に与えながら中間転写ローラ3へのインク転
写、印字用紙6へのインク5の再転写を、4色分連続的
に繰り返すことを可能としている。
【0039】このようにしてY、M、C、Bkの印字が
終了した後、サーマルヘッド1は矢印A方向、ドラム4
は矢印B方向に移動してそれぞれの圧接が解除される。
【0040】圧接解除された後に、印字が終了した印字
用紙6はドラム4から離され、排紙される。
【0041】以上が図3に示す熱転写プリンタにおける
印字プロセスである。
【0042】なお、図示例においては4色の印字を連続
的に行なうこととしたが、従来のプリンタのように、
「インクリボンの各色の先頭位置検出→中間転写ローラ
3とサーマルヘッド1、および中間転写ローラ3とドラ
ム4の圧接→印字(再転写)→各圧接解除」を各色毎の
印字動作間に取り込みながら印字を行なうことも当然可
能である。
【0043】また、カラー印字を想定して、給紙された
印字用紙6はドラム4に巻取り固定するべくドラム4上
のクランパ9にチャッキングした場合を述べたが、単色
印字、例えばMkインクの場合、再転写と同時に印字用
紙6をそのまま排紙すれば良く、そのため必ずしも印字
用紙6をチャッキングする必要はない。
【0044】次に、図4に示す熱転写プリンタについて
説明する。
【0045】基本的な印字原理は図3とおなじである
が、両者における構成の違いは、図3に示した中間転写
ローラ3が、図4においては中間転写ベルト10とされ
ている点である。この中間転写ベルト10はプラテンロ
ーラ11とプレッシャーローラ12に掛け回されてお
り、両ローラ11、12によりテンションをかけながら
回転させられるようになっている。
【0046】この中間転写ベルト10としては、シーム
レスベルトがよいが、つなぎ目があるベルトでもその部
分でのインク5の転写、再転写を回避しながら使用すれ
ば使用可能である。
【0047】図示例においては、中間転写ベルト10と
して厚さが50μmのポリイミドのシームレスベルトと
されている。このシームレスベルト上に厚さが150μ
mの転写、再転写用コーティングゴム層がコーティング
されている。
【0048】また、プラテンローラ11とプレッシャー
ローラ12とはそれぞれ機能が独立しており、一方のプ
ラテンローラ11は中間転写ベルト10へのインク5の
転写を行なわせる機能を有し、他方のプレッシャーロー
ラ12は印字用紙6へのインク5の再転写を行なわせる
機能を有しており、それぞれに内蔵されているヒータ1
3、14により各機能に適した温度に加熱されるように
なっている。
【0049】更に説明すると、図示例においてはプラテ
ンローラ11は、芯金として材質がアルミニュウムで外
径が直径16mmのものを用い、その芯金の外周に厚さ
が1mmのシリコーンゴム層を設けて形成されている。
そして、このプラテンローラ11の内部にヒータ13と
して消費電力が200Wのハロゲンランプを設置して、
プラテンローラ11にかかる中間転写ベルト10の表面
上が40℃になるように温度制御するようにされてい
る。
【0050】また、プレッシャーローラ12は、芯金と
して材質がアルミニュウムで外径が直径42mmのもの
を用い、その芯金の外周に厚さが0.5mmのシリコー
ンゴム層を設けて形成されている。そして、このプレッ
シャーローラ12の内部にヒータ14として消費電力が
200Wのハロゲンランプを設置して、プレッシャーロ
ーラ12にかかる中間転写ベルト4の表面上が65℃に
なるように温度制御するようにされている。
【0051】以上のように図4に示す例においては、転
写部と再転写部とを独立させて形成して、それぞれの温
度制御を独立して最適な条件で行なうことができるよう
にしている。
【0052】次に、図5に示す熱転写プリンタについて
説明する。
【0053】基本的な印字原理は図3と同様であるが、
両者における構成の違いは、図3に示したドラム4が図
5においてはプレッシャーローラ15とされている点に
ある。このプレッシャーローラ15は印字用紙6に再転
写を行う際、中間転写ローラ3に対して圧接し、印字用
紙6に対して圧接部のみの加熱を行う構成となってい
る。
【0054】図示例においては、図3のドラム4のよう
に印字用紙6を巻き付ける機能はないので、印字用紙6
の全体を加熱保温する効果はない。
【0055】また、印字プロセス上も図3のように4色
の印字を連続的に1度に行うことはできず、1色印字し
た後、「サーマルヘッド1の圧接解除、インクリボン2
の次色の先頭位置出しまたはテンションを与えるための
インクリボン2のカラ搬送、印字用紙6を最初の待機位
置まで逆搬送する」というプロセスを、印字終了後に次
の印字を行なうまでの間に行なうというスイングバック
方式で印字することとなる。
【0056】次に、図6に示す熱転写プリンタについて
説明する。
【0057】図6の図示例は図4の例と図5の例とが組
み合わされた例であり、図4における中間転写ベルト1
0を使用しながら、図5におけるプレッシャーローラ1
5を使用して、スイングバック方式の印字プロセスを行
なうようにした例を示している。
【0058】以上の図3から図6に示す各例とも印字用
紙6の片面だけを印字する場合について述べたが、両面
に印字するには、印字用紙6の表面と裏面に、前記各例
のいづれかのプロセスを2回繰り返すことにより達成す
ることができる。
【0059】この両面印字を行なう場合の印字用紙6の
搬送手段についてはさまざまな手段が考えられるが、図
7から図9によりその代表例について説明する。
【0060】図7は両面印字を行なう際の印字用紙搬送
手段の1例を示している。
【0061】図示例においては、1度印字用紙6の表面
に印字行ない排紙された後に、ユーザーが再度印字用紙
6の表面を裏面側にして給紙用トレイ16にセットする
ことによって両面印字を行なうようにしている。
【0062】図8における図示例は、原理的には図7の
図示例と同じであるが、ユーザーの作業を1部簡便化し
たものである。
【0063】即ち、1度表面に印字し排紙された印字用
紙6を排紙用スタッカ17にためる。この排紙用スタッ
カ17は給紙用トレイ16として装着可能に形成されて
いるので、その排紙用スタッカ17を上下逆にして給紙
用トレイ16としてユーザーが装着することにより、印
字用紙6の裏面に印字を施すように給紙して、両面印字
を行なうようにしたものである。
【0064】図9は両面印字に係る印字用紙6の搬送
を、すべてプリンタ装置内で行なうようにしたものであ
る。
【0065】即ち、1度表面に印字された印字用紙6は
排紙されず、搬送ルート18を通して装置内の保管用ス
タッカ19内に一時的に保管され、その後印字面が裏面
になるように前記保管用スタッカ19から搬送ルート2
0を通して印字部分に搬送されて、裏面に対するを印字
を施された後に、排出ルート21を通して排紙用スタッ
カ17に排紙されるように形成されている。
【0066】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した両面
印字を行なう場合、一回目の印字(表面印字)が終了し
た後、2回目の印字(裏面の印字)の再転写を行なうと
きに、中間転写ローラ3に対向するドラム4またはプレ
ッシャーローラ15に1回目に印字されたインク5が印
字用紙6から剥がれて付着してしまい、1回目の印字部
分がかすれてしまったり、ドラム4およびプレッシャー
ローラ15に付着したインク5が次ぎに印字を行なう印
字用紙6に転写されて地汚れを発生させてしまうという
問題点があった。
【0067】また、従来の中間転写体3、10はインク
画像を書き込む記録時のインク5の書き込み性や、イン
ク画像を印字用紙6に再転写する時の再転写性を長期間
に亘ってり良好に維持することができないという問題点
があった。
【0068】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、両面印字を行なっても1回目の印字がかすれて
しまったり、用紙に地汚れを発生させることがなく、更
に中間転写体のインク画像を書き込む記録時のインクの
書き込み性と、インク画像を印字媒体に再転写する時の
再転写性とを長期間に亘り確実に保持することができる
熱転写プリンタを提供することを目的とする。
【0069】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の熱転写プリンタにおいては、圧接部材単独ま
たは圧接部材と中間転写体との両方の表面にインクが転
写しにくい層を設けたことを特徴とする。
【0070】このインクが転写しにくい層としては、シ
リコーンゴムまたはフッ素樹脂コーティングにより形成
するとよい。また、前記シリコーンゴムとしては厚さを
100μm以下とし、前記フッ素樹脂コーティングとし
ては厚さを20μm以下とするとよい。
【0071】そして、前記シリコーンゴムは、(a)ア
ルケニル基含有オルガノポリシロキサン、(b)オルガ
ノハイドロジエンポリシロキサン、(c)下記式(1) [式中R1 は脂肪族不飽和基を有しない一価炭化水素基
又は水酸基である。また、R2 は同一の又は異なる基で
メチル基、フェニル基であり、かつ各分子中の全R2 の
うち1〜30モル%がフェニル基である。]で表される
非反応性オルガノポリシロキサン、および(d)ヒドロ
シリル化反応触媒、を含有してなる無機系充填剤を含ま
ないシリコーンゴムにより形成するとよい。
【0072】このように形成されている本発明によれ
ば、熱溶融中間転写方式により両面印字を行なう際に、
1回目の印字(表面印字)の後、2回目の印字(裏面印
字)を行なうときにおいても、1回目に印字されたイン
クがドラムやプレッシャーローラ等の圧接部材に転写さ
れることがなくなるので、両面印字を行なっても1回目
の印字がかすれてしまったり、印字媒体に地汚れを発生
させることが全くなくなる。
【0073】更に、中間転写体のインク画像を書き込む
記録時のインクの書き込み性と、インク画像を印字媒体
に再転写する時の再転写性との両者の機能を充分に満足
するとともに、再転写時の転写圧の低圧化を図ることが
できる。
【0074】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
により説明する。
【0075】図1は1回目の印字(表面印字)を終了し
た後、2回目の印字(裏面印字)を行なっている状態に
おけるドラム近辺を示している。
【0076】本実施の形態においては、圧接部材として
のドラム4の芯金4aの外周面にインクの転写しにくい
層22を形成している。このインクの転写しにくい層2
2としてはシリコーンゴムをコーティングして形成され
ている。このインクの転写しにくい層22の厚さは10
0μm以下とするとよく、本実施の形態においては20
μm〜40μmの間とされている。また、シリコーンゴ
ムはゴム硬度を15〜50(JIS A)とするとよ
い。
【0077】前記シリコーンゴムとしては、本実施の形
態においては、 (a)アルケニル基含有オルガノポリシロキサン 25℃における粘度が400cpsで、両末端がジメチ
ルビニルシリル基で封鎖されたジメチルポリシロキサン
を100重量部に対して、 (b)オルガノハイドロジエンポリシロキサン 平均組成式(2) で示されるオルガノハイドロジエンポリシロキサンを
2.2重量部、 (c)非反応性オルガノポリシロキサン 25℃における粘度が2000cpsで、前記式(1)
における両端末がトリメチルシリル基で封鎖され、ジフ
ェニルシロキサン単位を6モル%含有するメチルフェニ
ルポリシロキサンである非反応性オルガノポリシロキサ
ンを1.0重量部、 (d)ヒドロシリル化反応触媒 塩化白金酸の2重量%アルコール溶液を0.5重量部、
を配合し、硬化してなる無機系充填剤を含まないシリコ
ーンゴムにより形成されている。
【0078】また、前記オルガノハイドロジエンポリシ
ロキサン(b)は下記式(3) [式中R3 は水素原子または脂肪族不飽和基を有しない
一価炭化水素基、R4およびR5 は脂肪族不飽和基を有
しない一価炭化水素基であり、R4 およびR5 は互いに
同一の基でも異なる基であってもよい。
【0079】また、式中aは3以上の整数であり、bは
0以上の整数であって、ただしa/(a+b)の比が
0.7以上1.0以下である。]で表されるものとして
もよい。
【0080】本発明に用いられる前記(a)アルケニル
基含有オルガノポリシロキサンは、例えば、単位構造式
−R6 R7 SiO−を有しR6 およびR7 はメチル、エ
チル、プロピル基等のアルキル基、3,3,3−トリフ
ロロプロピル基のようにこれらの炭素原子に結合した水
素原子の一部または全部をフッ素原子で置換したもの、
ビニル基、アリル基等の炭素原子2〜3のアルケニル基
が例示され、末端はビニル基、トリメチルシリル基が例
示される。この(a)アルケニル基含有オルガノポリシ
ロキサンの粘度は、25℃において一般に100〜10
0000cpsであり、一分子中に2個以上のアルケニ
ル基を有するものが好ましい。
【0081】本発明に用いられる(b)オルガノハイド
ロジエンポリシロキサンは、(a)成分のアルケニル基
含有オルガノポリシロキサンに対し架橋剤として作用す
るものであり、(b)成分は式(3)で表される。
【0082】前記式(3)において、R3 は水素原子ま
たは脂肪族不飽和基を有しない一価炭化水素基であり、
この一価の炭化水素基としては、例えばメチル、エチ
ル、プロピル基等のアルキル基、3,3,3−トリフロ
ロプロピル基のようにこれらの炭素原子に結合した水素
原子の一部または全部をフッ素原子で置換したものが例
示され、R3 として特に好ましいのは水素原子またはメ
チル基である。
【0083】前記式(3)において、R4 及びR5 は脂
肪族不飽和基を有しない一価炭化水素基であり、R3 に
例示したものが例示され、特にメチル基が好ましい。
【0084】また、成分(b)が成分(a)と架橋して
所望の転写層を形成するためには、前記式(3)におい
て、aは3以上の整数であり、bは0以上の整数であ
る。そして、この転写層の表層を構成する材料と下層の
中間弾性層との密着性を上げ、インクとの離型性を上げ
る効果を充分に発揮するためには、架橋密度を上げる必
要があり、a/(a+b)が0.7以上1.0以下であ
ることが好適である。
【0085】前記(b)オルガノハイドロジエンポリシ
ロキサンは、25℃における粘度が通常1000cps
以下であることが好ましい。また、(b)オルガノハイ
ドロジエンポリシロキサン中のケイ素に結合した水素の
数は、(a)成分のアルケニル基含有オルガノポリシロ
キサン中のアルケニル基1個当たり、少なくとも1個の
割合で配合することが好ましく、1〜5個となるような
割合で配合することがより好ましい。
【0086】本発明の(c)非反応性オルガノポリシロ
キサンは、本発明の特徴をなす成分であり、インクの転
写しにくい層22のインク5に対する離型性の向上に大
きく寄与する。
【0087】この(c)成分は、前記式(1)で表され
る。前記式(1)において、R1 で表される脂肪族不飽
和基を有しない一価炭化水素基としては、前記式(2)
で示されるR4 及びR5 について例示されたものが例示
され、好ましくはメチル基である。また、R2 は同一の
又は異なる基でメチル基、フェニル基である。この
(c)非反応性オルガノポリシロキサンの各分子中の全
R2 のうち1〜30モル%、好ましくは3〜15モル%
がフェニル基であることが必要となる。フェニル基の含
有が1モル%より少ない場合には、ベースポリマーの
(a)アルケニル基含有オルガノポリシロキサンとの相
溶性が高くなり、ベースポリマーに取り込まれやすく、
転写層の表層にブリードして均一な離型層を形成するの
が難しい。
【0088】また、フェニル基の含有が30モル%より
多い場合には、ベースポリマーの(a)アルケニル基含
有オルガノポリシロキサンとの相溶性が低すぎ、転写層
の表層へのブリードが過度に起きるため、書き込み性が
悪化したり、均一な離型層が形成できなかったり、離型
性の経時変化が大きく長期間に亘り安定した離型性を保
持することができない等の不都合が生じる。このよう
に、フェニル基の含有量を1〜30モル%とすることに
より、過度の離型剤のブリードを防ぎ、常に均一な離型
層を形成することができ、初期特性および耐久性の点で
も充分な離型性を得ることができる。
【0089】さらにまた、(c)非反応性オルガノポリ
シロキサンの粘度は、良好な離型性が得られる点で、2
5℃において100〜100000cpsが好ましく、
特に300〜10000cpsが好適である。
【0090】(c)成分の添加量は、(a)成分100
重量部に対して0.2〜10.0重量部が好ましく、
0.5〜3.0重量部がより好ましい。
【0091】本発明の(d)ヒドロシリル化反応触媒
は、(a)成分と(b)成分との付加反応(ヒドロシリ
ル化)を促進する触媒であり、通常当業者には周知であ
る白金族金属系触媒、即ち白金系、パラジウム系および
ロジウム系の触媒が用いられ、特に白金系のものが好適
に用いられる。白金系触媒としては、例えば白金黒、塩
化白金酸、塩化白金酸とエチレン等のオレフィン、アル
コール、アルデヒド、ビニルシランもしくはビニルシロ
キサン等との錯体が例示される。
【0092】これら(d)ヒドロシリル化反応触媒の配
合量は、(a)成分100重量部に対して、白金族金属
換算で通常1〜500ppmであり、好ましくは5〜2
0ppmである。
【0093】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0094】図1は2回目の印字(裏面印字)を行なっ
ている状態であり、中間転写ローラ3に転写されたイン
ク5bを印字用紙6の裏面に再転写している。この時の
再転写条件は中間転写ローラ3の表面温度を55℃、ド
ラム4の表面温度も55℃に制御しており、印字用紙6
を挟んで5Kg/cm2 の圧力を付与している。
【0095】この温度と圧力の条件のもとにおいて前記
従来例により裏面印字を行なうと通常では、印字用紙6
に1回目に印字されたインク5aがドラム4の表面に転
写してしまう。しかしながら、本実施の形態においては
インクが転写しにくい層22をドラム4の表面に形成し
ているために、インク5aがドラム4へ転写されること
は皆無となり、その結果印字のカスレ、それ以降の印字
を行なう場合に地汚れの発生を無くすことができた。
【0096】また、前記のシリコーンゴムからなるイン
クが転写しにくい層22を、図2に示すように、中間転
写ローラ3の表面に前記と同様の条件で形成すると、中
間転写ローラ3によるインク画像を書き込む記録時のイ
ンクの書き込み性と、インク画像を印字用紙6に再転写
する時の再転写性とを長期間に亘り確実に保持すること
ができるとともに、普通紙やボンド紙等の印字用紙6に
対して高画質の印字を行うことが可能であった。
【0097】この場合、中間転写ローラ3の芯金3aと
インクが転写しにくい層22との間に中間弾性層23と
して、芯金3aの外周面から順に第1層23aおよび第
2層23bを有する2層からなる弾性層を形成するのが
最適であった。
【0098】前記中間弾性層23の第1層23aは、中
間転写ローラ3に対するサーマルヘッド1の密着性を向
上させ、中間転写ローラ3にインク5を安定的に転写す
るとともに、再転写時における荷重の均一化を図り、再
転写性能を向上させることができ、厚みは0.1〜2.
8mm、ゴム硬度15〜70(JIS A)の弾性体と
することが好ましく、特に厚み1mm、ゴム硬度30
(JIS A)のシリコーンゴムが最適であった。
【0099】前記中間弾性層23の第2層23bは、中
間弾性層23の第1層23a外周面に形成され、表面の
インクが転写しにくい層22の平滑性を向上させるとと
もに、印字用紙6の凹凸に対する追従性を向上させ、印
字品質を向上させることができ、厚みは5〜200μ
m、ゴム硬度10〜35(JIS A)の弾性体とする
ことが好ましく、特に厚み100μm、ゴム硬度25
(JIS A)の無機系充填剤を含まないシリコーンゴ
ムが最適であった。
【0100】なお、図1に示す前記実施の形態は図3に
相当する構成の熱転写プリンタに適用したものである
が、図4から図6に示す構成の熱転写プリンタに対して
も本発明は同様にして適用することができる。
【0101】また、テトラフルオロエチレン樹脂等のフ
ッ素樹脂をコーティングしてインクが転写しにくい層2
2として用いたところ、厚さが20μm以下のコーティ
ング層とすると前記シリコーンゴムの場合と同様の優れ
た効果が発揮され、特に厚さを8〜12μmとすると一
層良好な効果が得られた。
【0102】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0103】
【発明の効果】本発明の熱転写プリンタはこのように構
成され、作用するものであるから、両面印字を行なって
も1回目の印字がかすれてしまったり、用紙に地汚れを
発生させることがなく、更に中間転写体のインク画像を
書き込む記録時のインクの書き込み性と、インク画像を
印字媒体に再転写する時の再転写性とを長期間に亘り確
実に保持することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写プリンタの1実施の形態を示す
要部の拡大図
【図2】本発明の熱転写プリンタの中間転写ローラの1
実施の形態を示す要部の拡大図
【図3】従来の熱転写プリンタの1例を示す構成図
【図4】従来の熱転写プリンタの他の例を示す構成図
【図5】従来の熱転写プリンタの更に他の例を示す構成
【図6】従来の熱転写プリンタの更に他の例を示す構成
【図7】従来の両面印字を行なう場合の構成図
【図8】従来の両面印字を行なう場合の他の例の構成図
【図9】従来の両面印字を行なう場合の更に他の例の構
成図
【符号の説明】
1 サーマルヘッド 2 インクリボン 3、10 中間転写体 4、15 圧接部材 5 インク 6 印字用紙 22 インクの転写しにくい層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱素子が形成されたサーマルヘッドと
    中間転写体との間にインクリボンを介在させ、前記中間
    転写体に向けて圧接される圧接部材を配設し、前記サー
    マルヘッドによりインクリボンのインクを前記中間転写
    体に転写して一次記録像を形成し、前記中間転写体の一
    次記録像を前記圧接部材との間に挿入される印字媒体
    に、前記中間転写体の一次記録像を前記圧接部材の圧接
    力により転写して所望の印字を行なう熱転写プリンタに
    おいて、 前記圧接部材の表面にインクが転写しにくい層を設けた
    ことを特徴とする熱転写プリンタ。
  2. 【請求項2】 発熱素子が形成されたサーマルヘッドと
    中間転写体との間にインクリボンを介在させ、前記中間
    転写体に向けて圧接される圧接部材を配設し、前記サー
    マルヘッドによりインクリボンのインクを前記中間転写
    体に転写して一次記録像を形成し、前記中間転写体の一
    次記録像を前記圧接部材との間に挿入される印字媒体
    に、前記中間転写車体の一次記録像を前記圧接部材の圧
    接力により転写して所望の印字を行なう熱転写プリンタ
    において、 前記中間転写体と前記圧接部材との表面にインクが転写
    しにくい層を設けたことを特徴とする熱転写プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記インクが転写しにくい層をシリコー
    ンゴムまたはフッ素樹脂コーティングにより形成したこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱転写
    プリンタ。
  4. 【請求項4】 シリコーンゴムからなるインクが転写し
    にくい層の厚さは100μm以下とされていることを特
    徴とする請求項3記載の熱転写プリンタ。
  5. 【請求項5】 フッ素樹脂コーティングからなるインク
    が転写しにくい層の厚さは20μm以下とされているこ
    とを特徴とする請求項3記載の熱転写プリンタ。
  6. 【請求項6】 シリコーンゴムは、 (a)アルケニル基含有オルガノポリシロキサン、 (b)オルガノハイドロジエンポリシロキサン、 (c)下記式(1) [式中R1 は脂肪族不飽和基を有しない一価炭化水素基
    又は水酸基である。また、R2 は同一の又は異なる基で
    メチル基、フェニル基であり、かつ各分子中の全R2 の
    うち1〜30モル%がフェニル基である。]で表される
    非反応性オルガノポリシロキサン、および (d)ヒドロシリル化反応触媒、を含有してなる無機系
    充填剤を含まないシリコーンゴムからなることを特徴と
    する請求項3または請求項4に記載の熱転写プリンタの
    中間転写体。
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