JP3412447B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3412447B2
JP3412447B2 JP12675097A JP12675097A JP3412447B2 JP 3412447 B2 JP3412447 B2 JP 3412447B2 JP 12675097 A JP12675097 A JP 12675097A JP 12675097 A JP12675097 A JP 12675097A JP 3412447 B2 JP3412447 B2 JP 3412447B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、サーマルヘッド
或はインクジェットヘッドを用いて記録紙に画像、文字
等を記録する装置に関するものであり、プリンタ、複写
機、ファクシミリ等に適用できるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー画像記録を得るための記録
装置は多々あるが、現状では液体インクをヘッドから吐
出させ記録画を得るインクジェット記録装置や感光ドラ
ムを帯電させ、感光ドラム上の電荷にレーザ等の光を当
てて電荷による像を形成し、この像に対し帯電したトナ
ーを付着させ、更に感光ドラムから記録紙に転写する電
子写真記録装置やサーマルヘッド等の熱記録ヘッドを用
いてインクシートのインクを熱によって記録紙に記録す
る熱転写記録装置が主力である。熱転写記録方式は機構
が簡単で、信頼性が高く、保守性に優れている等の利点
から、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の各種記録装
置に幅広く適用されている。
【0003】サーマルヘッドを用いて記録紙に画像、文
字等を記録する方法については様々な記録方法が提案さ
れている。例えば普通紙適性を向上させた熱転写記録方
法としては特開平5−293985号公報に示されてい
る。図12は従来の再転写型の熱転写記録方式を用いた
記録装置の概略構成図である。以下、この記録装置につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0004】図12において131は中間転写ドラムで
あり、アルミニウム等の熱伝導の良い材料で構成されて
おり、その表面にはシリコーンゴムからなる中間転写媒
体132が設けられている。133はハロゲンランプで
あり中間転写媒体132の像形成面を所望の温度に加熱
保温するための加熱保温手段である。134は中間転写
媒体132の表面温度を検出するためのサーミスタであ
る。135はインクシートであり、インクシート135
の表面には熱により溶融又は軟化する熱溶融性インク1
36が塗布されている。
【0005】138はサーマルヘッドで、その先端部に
は通電により発熱する発熱素子139が列状に配置され
ている。141は押圧ローラであり、レバー145によ
り回転自在に支持されている。146は押圧ローラ14
1を記録紙142を介して中間転写媒体132に所望の
圧力で押圧するためのバネである。押圧ローラ141は
図示なき駆動機構により、通常は中間転写媒体132か
ら離れた位置に保持されており、記録紙142へのイン
ク像143の転写時には押圧ローラ141を記録紙14
2を挟んで中間転写媒体132に圧接するように構成さ
れている。144はオイル供給ローラであり、アルミニ
ウム等の熱伝導の良い材料にシリコーンオイルを含浸さ
せたシリコーンゴム層を形成したものであり、中間転写
媒体132に押圧され回転自在に支持されている。
【0006】次にこの従来の装置での動作について説明
する。図12において、サーミスタ134は中間転写媒
体132の温度を検出し、検出された温度に従って図示
なき温度制御手段によりハロゲンランプ133のオン・
オフを行い、中間転写媒体132を所望の温度に加熱保
温している。
【0007】サーマルヘッド138はインクシート13
5を介して中間転写ドラム131に圧接されている。こ
の状態で中間転写ドラム131を図示の矢印A方向に回
転させるとともに、インクシート135を中間転写媒体
132との相対速度がゼロになるように図示の矢印B方
向へ移動させる。
【0008】次にインク像143の記録紙142への転
写動作について図12を参照して説明する。中間転写媒
体132上に記録されたインク像143は、記録後、押
圧ローラ141と接触する位置まで移動される。ここ
で、図示しない紙送り手段により送られた記録紙142
は、押圧ローラ141により中間転写媒体132に押圧
され、中間転写媒体132上のインク像143は記録紙
142に転写される。この時、中間転写媒体132は、
インク像143が付着性を生ずる温度に加熱保温されて
おり、又、中間転写媒体132は優れた離型性と柔軟性
を兼ね備えたシリコーンゴムで形成されているため、中
間転写媒体132に記録紙142を押圧した場合、記録
紙142の凹凸に中間転写媒体132上のインク像14
3が記録紙142にほぼ全量転写させることができる。
以上のようにして、表面平滑度の低い記録紙142に対
してもボイドのない鮮明な画像が得られることになる。
【0009】しかし、このような記録装置では毎回サー
マルヘッドでインク像を形成するため複数枚記録する場
合でも記録速度の向上が望めない、印字率に関係なくイ
ンクが消費されるためランニングコストが高い等の問題
があった。
【0010】又、例えば印刷版を作成せずにオフセット
印刷を行う装置としては特開平4−97848に示され
るような装置が提案されている。図13及び図14は従
来の印刷版を使用せずにオフセット印刷を行う装置の概
略構成図であり、図13は要部の部分拡大図、図14は
装置全体の概略構成図である。以下、この記録装置につ
いて図面を参照しながら説明する。図13、図14にお
いて151は版ドラムであり、その表面は耐磨耗性があ
り、かつ親水性がある材料で構成されている。例えばア
ルミ、ステンレス鋼、クロムなどの親水性材料で構成す
ると共に、砂目立等により保水性が付与されている。1
52はインクジェット記録ヘッドで、画像データ演算部
159より送られてくる画像データに対応して、版ドラ
ム表面上に画線材料を塗布し画線部を形成する。画線材
料としてはポリエチレンを用いるが、インクジェット記
録ヘッドで塗布するためにトルエンで稀釈する。尚、イ
ンクジェットによってカラー印刷をする場合には、イン
クには顔料の添加が必要であり、この結果ノズルが詰ま
るため、ノズル径を小さくすることができない。
【0011】153は湿し水供給装置で、版ドラム表面
の親水部に湿し水を供給する。154はインク供給装置
である。155は版ドラム表面の画線材料を除去すると
共に汚れ等を除き、全表面を親水性表面にするクリーニ
ング装置で、回転ブラシ、溶剤、アルカリ水溶液の組合
せ或は単独で用いることができる。
【0012】156はブランケット胴、157は圧胴、
158は給紙装置である。尚、インクジェット記録ヘッ
ド152には、版ドラム151が回転している時、ドラ
ム軸方向にヘッドが平行移動しながら画線材料を塗布す
るシリアルタイプと、ヘッドが版ドラムの幅と同寸法の
ものが固定して設けられ、電気的に幅方向に走査して塗
布するラインタイプ等があるが、どちらのタイプでもよ
い。画像データ演算部159は、カラースキャナー、磁
気ディスク、画像伝送等外部からの画像データを受け入
れ、黒色を含む4原色に色分解されたデータに対し、夫
々適当な画素数及び階調数に分割演算する機能を持って
いる。そして各原色に対応した画像信号をインクジェッ
ト記録ヘッド152に送る。
【0013】次に、この従来例の動作について説明す
る。まず外部より画像データ演算部159に入ったデジ
タル画像データは、シアン、マゼンタ、イエロ、ブラッ
クの各原色に対応したデータに分割される。分割された
各々の色のデータは1mm当り16画素以上で表現さ
れ、又その1画素も64階調以上の階調数で表現される
よう演算処理される。版ドラム151が回転し、その全
表面がクリーニング装置155で親水性にされる。前記
画像データは、画線材料を塗布すべき画線部データに変
換され、インキジェット記録ヘッド152に送られ、回
転している版ドラム151の画線部に対応している部分
に塗布する。画線材料が乾燥固化後、印刷状態に入る。
湿し水供給装置153から数ミクロンメータの薄膜の湿
し水が供給される。次にインキ供給装置154でインキ
が供給されるが、インキは湿し水のない画線部に付着す
る。版ドラム151表面の画線部のインキはブランケッ
ト胴156の表面に転移し、更に給紙装置158から圧
胴157上を運ばれる印刷用紙が圧胴157とブランケ
ット胴156の間を通過する時に、印刷用紙は中間胴を
経由して次の圧胴157に運ばれ、順次4色印刷され排
紙される。所定枚数の印刷が完了すると、クリーニング
装置155で全表面が親水性に回復され動作が完了す
る。
【0014】しかし、このような記録装置では、単数記
録を行う場合には像の形成、インクの転写という手順で
行うため、インクを直接転写した場合と比較して、記録
速度が遅く、ランニングコストが高くなるという課題が
あった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の記録装置は以上
のように構成されているので、1つの装置で単数枚の記
録、複数枚の記録の何れの条件でも高速記録、低ランニ
ングコストを実現することはできなかった。更に、ため
し刷りを行う場合に単数枚記録が優れた装置を用い、印
刷を行う場合には複数枚記録が優れた別個の装置を用い
るとためし刷りと印刷で画素の形成が異なるため、ため
し刷りと印刷の画質、色合いが異なるといった課題もあ
った。
【0016】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、1つの装置で単数枚の印刷、複数
枚の印刷何れの条件でも高速、低ランニングコストを実
現し、ためし刷りと印刷の画質、色合いを同じくするこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる請求項
1記載の記録装置は、複数の発熱体を配設したサーマル
ヘッドと、親油性でかつ熱溶融性のインクを塗布したイ
ンクシートと、表面が親水性質を持つ中間媒体と、油性
の性質を持つ液体インクを供給するインク供給手段と、
溶融熱転写記録又はオフセット印刷の何れかを選択する
記録方式選択手段と、前記記録方式選択手段で溶融熱転
写記録を選択した場合には、前記サーマルヘッドで前記
インクシートを加熱しインクシート上のインクを溶融或
は軟化させ、前記中間媒体上にインク像を形成し、次に
インク像を記録紙に再転写し、一方、前記記録方式選択
手段にてオフセット印刷を選択した場合には前記サーマ
ルヘッドで前記インクシート上のインクを溶融或は軟化
させ前記中間媒体上に親油性のインク像を形成し、この
像に前記インク供給手段にて油性の液体インクを供給
し、中間媒体上に液体インクによるインク像を形成し、
このインク像を記録紙に再転写駆動する駆動制御手段と
を備えたものである。
【0018】請求項2記載の記録装置は、複数の発熱体
を配設したサーマルヘッドと、親水性でかつ熱溶融性の
インクを塗布したインクシートと、表面が親油の性質を
持つ中間媒体と、水性の性質を持つ液体インクを供給す
るインク供給手段と、溶融熱転写記録又はオフセット印
刷の何れかを選択する記録方式選択手段と、前記記録方
式選択手段にて溶融熱転写記録を選択した場合には、前
記サーマルヘッドで前記インクシートを加熱しインクシ
ート上のインクを溶融或は軟化させ、前記中間媒体上に
インク像を形成し、次にインク像を記録紙に再転写し、
一方、前記記録方式選択手段にてオフセット印刷を選択
した場合には前記サーマルヘッドにて前記インクシート
上のインクを溶融或は軟化させ前記中間媒体上に親水性
のインク像を形成し、この像に前記インク供給手段にて
水性の液体インクを供給し、中間媒体上に液体インクに
よるインク像を形成し、このインク像を記録紙に再転写
駆動する駆動制御手段とを備えたものである。
【0019】請求項3記載の記録装置は、複数のノズル
を配設したインクジェット記録ヘッドと、インクジェッ
ト記録ヘッドに親油性のインクを供給するインクタンク
と、柔軟性があり表面が親水性の性質を持つ中間媒体
と、油性の性質を持つ液体インクを前記中間媒体に供給
するインク供給手段と、インクジェット記録又はオフセ
ット印刷何れかの記録方式を選択する記録方式選択手段
と、前記記録方式選択手段にてインクジェット記録を選
択した場合には、前記インクジェット記録ヘッドでイン
クを吐出させ前記中間媒体上にインク像を形成し、次に
インク像を印刷を目的とする記録紙に再転写し、一方、
前記記録方式選択手段にてオフセット印刷を選択した場
合には、インクジェット記録ヘッドで親油性のインク像
を形成し、この親油性のインク像に前記インク供給手段
にて油性の液体インクを供給し、前記中間媒体上に概液
体インクによるインク像を形成し、この液体インクによ
るインク像を更に印刷を目的とする記録紙に再転写駆動
する駆動制御手段とを備えたものである。
【0020】請求項4記載の記録装置は、複数のノズル
を配設したインクジェット記録ヘッドと、インクジェッ
ト記録ヘッドに親水性のインクを供給するインクタンク
と、柔軟性があり表面が親油性の性質を持つ中間媒体
と、水性の性質を持つ液体インクを前記中間媒体に供給
するインク供給手段とインクジェット記録又はオフセッ
ト印刷何れかの記録方式を選択する記録方式選択手段
と、前記記録方式選択手段にてインクジェット記録を選
択した場合には、前記インクジェット記録ヘッドでイン
クを吐出させ前記中間媒体上にインク像を形成し、次に
インク像を印刷を目的とする記録紙に転写し、一方、前
記記録方式選択手段にてオフセット印刷を選択した場合
には、インクジェット記録ヘッドにて親水性のインク像
を形成し、この親水性のインク像に前記インク供給手段
にて水性の液体インクを供給し、前記中間媒体上に概液
体インクによるインク像を形成し、この液体インクによ
るインク像を更に印刷を目的とする記録紙に再転写駆動
する駆動制御手段とを備えたものである。
【0021】請求項5記載の記録装置は、請求項1乃至
請求項4の何れかに記載の記録装置に、前記記録方式選
択手段により選択された記録方式によって中間媒体の記
録紙に対する圧力を設定する圧力設定手段を設けたもの
である。
【0022】請求項6記載の記録装置は、請求項1乃至
請求項4の何れかに記載の記録装置に、更に前記中間媒
体上のインクを清掃するインク清掃手段を設けたもので
ある。
【0023】請求項7記載の記録装置は、請求項1乃至
請求項4の何れかに記載の記録装置に、更に中間媒体及
び記録紙を加熱する加熱手段を設けたものである。
【0024】請求項8記載の記録装置は、請求項1乃至
請求項4の何れかに記載の記録装置に、更にインク供給
手段にて供給するインクに紫外線硬化剤を含有させると
ともに記録紙にインクを転写した後、インクを定着させ
る光定着手段を設けたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を
図に従って説明する。図1はこの発明の記録装置の要部
を示す概略構成図である。
【0026】図1において、1は中間媒体でドラム状に
形成されており、その表面は耐磨耗性がありかつ親水性
がある材料で構成されている。その材料は例えばアル
ミ、ステンレス鋼、クロム等の親水性材料である。又、
中間媒体1の外周は4色記録の場合には記録可能な最大
の記録用紙の4倍以上の長さが必要である。又、図1で
は中間媒体1はドラム状に形成されているが、ベルト状
にしても構わない。2は複数の発熱体が配設されたサー
マルヘッド、3はインクシートでポリエチレンテレフタ
レート等のフィルム上に熱により溶融或は軟化し、接着
力を有するようになる熱溶融性インクが塗布されている
ものである。熱溶融性インクは親油性を示す例えばパラ
フィン、エポキシ、ポリエチレン等のバインダに顔料等
の色材を含有させたものである。4はイエローインク供
給手段、5はマゼンタインク供給手段、6はシアンイン
ク供給手段、7はブラックインク供給手段で油性の液体
インクを供給する。夫々供給するインク以外の構成は同
じである。8はドラムであり、記録紙を巻き付けるもの
である。又、ドラム8の外周は記録可能な最大の記録紙
の長さ以上が必要である。9は記録紙保持手段で、クラ
ンパ等で構成されており、ドラム上に記録紙を固定す
る。10は記録紙供給手段でローラ等により構成されて
いる。11は記録紙である。12は溶融熱転写記録方式
又はオフセット印刷方式の何れかを選択する記録方式選
択手段、13は駆動制御手段としてのコントローラ部で
メモリやマイクロプロセッサ等により構成されており、
前記記録方式選択手段12による記録方式の選択によ
り、サーマルヘッド2の制御や機構部の制御等を行い、
ホストコンピュータ等に接続されている。
【0027】図2はインク供給手段の拡大図である。イ
エローインク供給手段4、マゼンタインク供給手段5、
シアンインク供給手段6、ブラックインク供給手段7は
夫々同様の構成をしており、以下に説明するような構成
になっている。図2においてインク供給手段はインク2
2が収容された筐体21、筐体21内のインク22をそ
の表面に塗布する第1ローラ23、インク供給時に前記
中間媒体1に接触し、インク22を供給するインク供給
ローラ24、前記第1ローラ23からインク供給ローラ
24にインク22を橋渡しする第2ローラ25、インク
供給ローラ24をインク供給時に前記中間媒体1に接触
させ、それ以外の時は接触しないようにするウォーム2
6、ウォームホイール27、モータ28で構成されてい
る。又、ウォーム26、ウォームホイール27にて構成
された部分はカム、バネ等を用いて構成しても良い。
【0028】次にこの装置の動作について説明する。最
初に記録方式選択手段12により記録方式を選択する。
溶融熱転写記録を選択する場合には、コントローラ部1
3に記録方式選択手段12から溶融熱転写記録を行うよ
う信号が入力される。このことによりコントローラ部1
3にて記録方式に応じた駆動が選択され溶融熱転写記録
の動作を行うようになる。次に画像データが画像源であ
る図示しないホストコンピュータ等からコントローラ部
13に入力される。次に記録紙11が記録紙供給ローラ
10によってドラム8に供給され、記録紙保持手段9に
よって記録紙11は先端或は先端及び終端がドラム上に
固定される。次にコントローラ部13に入力された画像
データに従いコントローラ部13はサーマルヘッド2を
発熱させ、インクシート3上の熱溶融性インクを選択的
に溶融或は軟化させ、中間媒体1にインクを転写する。
この時インクには固化する時間が長い過冷却性を持たせ
たものを用いるか、中間媒体1からのインクの剥離が良
い離型性の良いものを用いる。特に過冷却性インクを用
いた場合には中間媒体1に転写されたインクが溶融或は
軟化状態から固化する前に、ドラム8および中間媒体1
を回転させ、前記インクをドラム8上の記録紙11に接
触させ転写する。4色カラー印刷を行う場合はインクシ
ート3を4色面順次に塗布されたものを用い、上記動作
を4回繰り返しイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
の4色を記録紙に転写させ印刷を完了する。
【0029】オフセット印刷を行う場合には、コントロ
ーラ部13に記録方式選択手段12によりオフセット印
刷を行うよう信号が入力される。このことによりコント
ローラ部13にてオフセット印刷方式に応じた駆動が選
択され、オフセット印刷の動作を行うようになる。次に
画像データが画像源である図示しないホストコンピュー
タ等からコントローラ部13に入力される。次に記録紙
11が記録紙供給ローラ10によってドラム8に供給さ
れ、記録紙保持手段9によって記録紙11は先端或は先
端及び終端が固定される。次にコントローラ部13に入
力された画像データに従いサーマルヘッドを発熱させイ
ンクシート3上の熱溶融性インクを選択的に溶融或は軟
化させ中間媒体1上にインク像を形成する。このインク
像はインクのバインダに親油性の材料を用いているので
親油性の性質を示す像になる。中間媒体1には親水性の
材料を用いているので結果的にオフセット印刷版と同等
の性質を有するものになる。この時インクシート3のイ
ンクに過冷却インクを用いた場合には親油性のインク像
がイエローインク供給手段4のインク供給ローラ24に
接触する前に固化するように溶融熱転写記録時より記録
速度を遅くする必要がある。又溶融熱転写記録時に離型
性の良いインクを用いた場合には、オフセット印刷時に
はあらかじめ中間媒体1に対して接着性の良いインクを
塗布したインクシートに入れ替える必要がある。又、イ
ンクシートを入れ替える場合はこのインクシートのイン
クに色材を含有させる必要はない。これらのようにする
ことにより親油性のインク像が記録紙11に接触した時
に記録紙側に転写されてしまうことを防ぐことができ
る。
【0030】このようにして作成した中間媒体1上の親
油性のインク像にイエローインク供給手段4から油性の
イエローインクを供給する。インク供給時にはイエロー
インク供給手段4のモータ28を駆動し、ウォーム26
を回転させ、ウォームホイール27を動かし、インク供
給ローラ24を中間媒体1に接触させ、筐体21内のイ
ンク22を第1ローラ23、第2ローラ25、インク供
給ローラ24を介して中間媒体1上の親油性のインク像
に供給する。油性のイエローインクは親油性のインク像
の上のみに供給され、油性のイエローインクによるイン
ク像を形成する。親油性のインク像の終端までイエロー
インクを供給した後、再びイエローインク供給手段4の
モータ28をインク供給ローラ4を接触させた時と逆方
法に駆動させ、インク供給ローラ24を中間媒体1から
離すようにする。
【0031】次に油性のイエローインクのインク像をド
ラム8上の記録紙11に接触させ、インク像の記録紙1
1への転写を行う。この時親油性のインク像は中間媒体
1上に接着されており、記録紙11には油性のイエロー
インクのみが転写される。同様にして、マゼンタ、シア
ン、ブラックの親油性のインク像を中間媒体1上に作成
し、マゼンタインク供給手段5、シアンインク供給手段
6、ブラックインク供給手段7から夫々インクを供給し
て、そのインクを記録紙11に重ねて転写する。4色の
インク転写が完了した記録紙11は装置外部に排紙さ
れ、次の記録紙がドラム8に供給される。2枚目以降の
記録紙11へ転写する際にはすでに作成した親油性のイ
ンク像にインク供給手段から油性インクを供給して記録
紙に転写を行うだけで良いので高速に記録が行える。
【0032】所定の枚数の記録が完了した時点で親油性
のインク像を中間媒体1上から取り除くために表面に粘
着性のある紙をドラム8に供給し、粘着性のある紙に親
油性のインク像を接触させ中間媒体1上から親油性のイ
ンク像を取り除く、或は手動にて中間媒体1から親油性
のインク像を取り除くことにより、オフセット印刷を完
了する。
【0033】次に、この実施の形態1の別構成による実
施例について述べる。図3は実施の形態1の他の実施例
による記録装置の要部を示す概略構成図である。図3に
おいて、31は中間媒体でドラム状に形成されており、
その表面は耐磨耗性があり、かつ親水性がある材料で構
成されている。その材料は例えばアルミ、ステンレス
鋼、クロム等の親水性材料である。又、中間媒体31の
外周は印刷可能な最大の記録紙の長さ分は最低必要であ
る。32は複数の発熱体が配設されたサーマルヘッド、
33はイエローインクシート、34はマゼンタインクシ
ート、35はシアンインクシート、36はブラックイン
クシートで夫々ポリエチレンテレフタレート等のフィル
ム上に熱により溶融或は軟化し、接着力を有するように
なる熱溶融性インクが塗布されているものである。熱溶
融性インクには親油性を示す例えばパラフィン、エポキ
シ、ポリエチレン等のバインダに夫々の色の顔料等の色
材を含有させたものである。37はイエローインク供給
手段、38はマゼンタインク供給手段、39はシアンイ
ンク供給手段、40はブラックインク供給手段で油性の
液体インクを供給する。又夫々供給するインク以外の構
成は同じである。41はピンチローラ、42は記録紙供
給手段でローラ等により構成されている。43は記録紙
搬送手段であり、ローラ等により構成されており記録紙
を搬送する。44は記録紙である。46は溶融熱転写記
録方式又はオフセット印刷方式の何れかを選択する記録
方式選択手段、45は駆動制御手段としてのコントロー
ラ部でメモリやマイクロプロセッサ等により構成されて
おり、記録方式選択手段46による記録方式の選択によ
り、サーマルヘッド32の制御や機構部の制御を行い、
ホストコンピュータ等に接続されている。
【0034】この装置はイエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックの4色による記録を前提としているが、ブラッ
ク単色記録のみ行う場合には、サーマルヘッド32、ブ
ラックインクシート36、ブラックインク供給手段4
0、中間媒体31、ピンチローラ41の各1つの構成で
実現できる。
【0035】次に動作について説明する。最初に記録方
式選択手段46により記録方式を選択する。溶融熱転写
記録を選択する場合には、コントローラ部45に記録方
式選択手段46より、溶融熱転写記録を行うよう信号が
入力される。このことによりコントローラ部45にて溶
融熱転写記録方式に応じた駆動が選択され、溶融熱転写
記録の動作を行うようになる。次に画像データが画像源
である図示しないホストコンピュータ等からコントロー
ル部45に入力される。コントローラ部45に入力され
た画像データに従い、サーマルヘッド32を選択的に発
熱させ、イエローインクシート33上の熱溶融性インク
を選択的に溶融或は軟化させ、中間媒体31にインクを
転写する。この時インクには固化するまでの時間が長い
過冷却性を持たせたものを用いるか、中間媒体31から
の剥離が良い離型性の良いものを用いる。特に過冷却性
インクを用いた場合には中間媒体31に転写されたイン
クが固化する前に、中間媒体31を回転させ、記録紙4
4に接触させ転写する必要がある。次に中間媒体31に
転写されたインク像の先端がピンチローラ41に接触す
る直前に記録紙44を記録紙供給ローラ42にて中間媒
体31とピンチローラ41の間に供給し、インク像を中
間媒体31から記録紙44に転写する。以下同様にして
マゼンタインク、シアンインク、ブラックインクを順次
転写することにより溶融熱転写記録を行う。
【0036】オフセット印刷を選択する場合には、コン
トローラ部45に記録方式選択手段46によりオフセッ
ト印刷を行うよう信号が入力される。このことによりコ
ントローラ部45にてオフセット印刷方式に応じた駆動
が選択され、オフセット印刷の動作を行うようになる。
次に画像データが画像源であるホストコンピュータ等か
らコントローラ部45に入力される。次にコントローラ
部45に入力された画像データに従いサーマルヘッド3
2を発熱させ、イエローインクシート33上の熱溶融性
イエローインクを選択的に溶融或は軟化させ中間媒体3
1上にインク像を形成する。このインク像はインクのバ
インダに親油性の材料を用いているので親油性の性質を
示す像になる。又、中間媒体31には親水性の材料を用
いているので結果的にオフセット印刷版と同等の性質を
有するものとなる。
【0037】この時イエローインクシート33のインク
に過冷却性のあるインクを用いた場合には、親油性のイ
ンク像がイエローインク供給手段37のインク供給ロー
ラ24に接触する前に接触する前に固化するように溶融
熱転写記録時よりも記録速度を遅くする必要がある。
又、溶融熱転写記録時に離型性の良いインクを用いた場
合には、オフセット印刷時にはあらかじめ中間媒体31
に対して接着性の良いインクを塗布したインクシートに
入れ替える必要がある。又、インクシートを入れ替える
場合はこのインクシートのインクに色材を含有させる必
要はない。これらのようにすることによりイエローイン
クシートから転写された親油性のインク像が記録紙に転
写されてしまうのを防ぐことができる。
【0038】このようにして作成した中間媒体31上の
親油性のインク像にイエローインク供給手段37から油
性のイエローインクをを供給する。インク供給時にはイ
エローインク供給手段37のモータ28を駆動し、ウォ
ーム26を回転させ、ウォームホイール27を動かし、
インク供給ローラ24を中間媒体1に接触させ、筐体2
1内のインク22を第1ローラ23、第2ローラ25、
インク供給ローラ24を介して中間媒体31上の親油性
のインク像に供給する。油性のインクは親油性のインク
像の上のみに転写され、油性のイエローインクによるイ
ンク像が形成される。このインク像がピンチローラ41
に接触する前に記録紙44を記録紙供給ローラ42にて
中間媒体31とピンチローラ41の間に供給することに
より記録紙に油性のインク像のみが転写される。以降マ
ゼンタ、シアン、ブラックを同様の手順で順次記録を行
い、1枚分の記録を完了する。2枚目以降の印刷にはす
でに作成した親油性のインク像にインク供給手段から油
性のインクを供給して記録紙に転写を行うだけで良いの
で高速に記録が行える。
【0039】所定の枚数の記録が完了した時点でイエロ
ーインク供給手段37、マゼンタインク供給手段38、
シアンインク供給手段39、ブラックインク供給手段4
0の各モータ28をインク供給ローラ24の中間媒体3
1への接触時と逆方向に駆動し、インク供給ローラ24
を中間媒体31から離す。次に表面に粘着性のある紙を
記録紙供給手段42から供給し、粘着性のある紙に親油
性のインク像を接触させ、中間媒体31上から親油性の
インク像を取り除く、或は手動にて中間媒体31から親
油性のインク像を取り除くことにより、印刷動作を完了
する。
【0040】発明の実施の形態2.次にこの発明の実施
の形態2について説明する。図4は実施の形態2の要部
を示す概略構成図である。この実施の形態2は図1に示
す実施の形態1における中間媒体1とインクシート3と
イエローインク供給手段4とマゼンタインク供給手段5
とシアンインク供給手段6とブラックインク供給手段7
のインク22の材質を変更したものである。具体的に
は、51は中間媒体でその材料には銅、銅メッキ等の親
油性材料で構成する。52はインクシートでポリエチレ
ンテレフタレート等のフィルム上に熱により溶融或は軟
化し接着力を有するようになる熱溶融性インクが塗布さ
れているものである。塗布されている熱溶融性インクは
親水性を示す例えばポリビニールアルコール等のバイン
ダに顔料等の色材を含有させたものである。53はイエ
ローインク供給手段、54はマゼンタインク供給手段、
55はシアンインク供給手段、56はブラックインク供
給手段で夫々水性の液体インクを供給する。
【0041】次にこの装置の動作について説明する。最
初に記録方式選択手段12により記録方式を選択する。
溶融熱転写記録を選択する場合には、コントローラ部1
3に記録方式選択手段12により溶融熱転写記録を行う
よう信号が入力される。このことによりコントローラ部
13にて溶融熱転写記録方式に応じた駆動が選択され、
溶融熱転写記録の動作を行うようになる。次に画像デー
タが画像源である図示しないホストコンピュータ等から
コントローラ部13に入力される。次に記録紙11が記
録紙供給ローラ10によってドラム8に供給され、記録
紙保持手段9によって記録紙11は先端或は先端及び終
端がドラム上に固定される。次にコントローラ部13に
入力された画像データに従い、コントローラ部13はサ
ーマルヘッド2を発熱させ、インクシート52上の熱溶
融性インクを選択的に溶融或は軟化させ、中間媒体51
にインクを転写する。この時インクには固化する時間が
長い過冷却性を持たせたものを用いるか、中間媒体51
からのインクの剥離が良い離型性の良いものを用いる。
特に過冷却性インクを用いた場合には中間媒体51に転
写されたインクが溶融或は軟化状態から固化する前に、
ドラム8および中間媒体51を回転させ、前記インクを
ドラム8上の記録紙11に接触させ転写する。4色カラ
ー印刷を行う場合はインクシート52を4色面順次に塗
布されたものを用い、上記動作を4回繰り返しイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色を記録紙に転写
させ印刷を完了する。
【0042】オフセット印刷を行う場合には、コントロ
ーラ部13に記録方式選択手段12によりオフセット印
刷を行うよう信号が入力される。このことによりコント
ローラ部13にてオフセット印刷方式に応じた駆動が選
択され、オフセット印刷の動作を行うようになる。次に
画像データが画像源である図示しないホストコンピュー
タ等からコントローラ部13に入力される。次に記録紙
11が記録紙供給ローラ10によってドラム8に供給さ
れ、記録紙保持手段9によって記録紙11は先端或は先
端及び終端が固定される。次にコントローラ部13に入
力された画像データに従いサーマルヘッドを発熱させイ
ンクシート52上の熱溶融性インクを選択的に溶融或は
軟化させ中間媒体51上にインク像を形成する。このイ
ンク像はインクのバインダに親水性の材料を用いている
ので親水性の性質を示す像になる。中間媒体51には親
油性の材料を用いているので結果的にオフセット印刷版
と同等の性質を有するものになる。この時インクシート
52のインクに過冷却インクを用いた場合には親水性の
インク像がイエローインク供給手段53のインク供給ロ
ーラ24に接触する前に固化するように溶融熱転写記録
時より記録速度を遅くする必要がある。又溶融熱転写記
録時に離型性の良いインクを用いた場合には、オフセッ
ト印刷時にはあらかじめ中間媒体51に対して接着性の
良いインクを塗布したインクシートに入れ替える必要が
ある。又、インクシートを入れ替える場合はこのインク
シートのインクに色材を含有させる必要はない。これら
のようにすることにより親水性のインク像が記録紙11
に接触した時に記録紙側に転写されてしまうことを防ぐ
ことができる。
【0043】このようにして作成した中間媒体51上の
親水性のインク像にイエローインク供給手段53から水
性のイエローインクを供給する。インク供給時にはイエ
ローインク供給手段53のモータ28を駆動し、ウォー
ム26を回転させ、ウォームホイール27を動かし、イ
ンク供給ローラ24を中間媒体51に接触させ、筐体2
1内のインク22を第1ローラ23、第2ローラ25、
インク供給ローラ24を介して中間媒体51上の親水性
のインク像に供給する。水性のイエローインクは親水性
のインク像の上のみに供給され、水性のイエローインク
によるインク像を形成する。親水性のインク像の終端ま
でイエローインクを供給した後、再びイエローインク供
給手段53のモータ28をインク供給ローラ24を接触
させた時と逆方法に駆動させ、インク供給ローラ24を
中間媒体51から離すようにする。
【0044】次に水性のイエローインクのインク像をド
ラム8上の記録紙11に接触させ、インク像の記録紙1
1への転写を行う。この時親水性のインク像は中間媒体
51上の接着されており、記録紙11には水性のイエロ
ーインクのみが転写される。同様にして、マゼンタ、シ
アン、ブラックの親水性のインク像を中間媒体51上に
作成し、マゼンタインク供給手段54、シアンインク供
給手段55、ブラックインク供給手段56から夫々イン
クを供給して、そのインクを記録紙11に重ねて転写す
る。4色のインク転写が完了した記録紙11は装置外部
に排紙され、次の記録紙がドラム8に供給される。2枚
目以降の記録紙11へ転写する際にはすでに作成した親
水性のインク像にインク供給手段から水性インクを供給
して記録紙に転写を行うだけで良いので高速に記録が行
える。
【0045】所定の枚数の記録が完了した時点で親水性
のインク像を中間媒体51上から取り除くために表面に
粘着性のある紙をドラム8に供給し、粘着性のある紙に
親水性のインク像を接触させ中間媒体51上から親水性
のインク像を取り除く、或は手動で中間媒体51上の親
水性のインク像を取り除くことにより、オフセット印刷
を完了する。
【0046】又、ここでは図4に示す実施の形態につい
てのみ説明したが、この実施の形態2において図3と同
様の構成にしても同等の効果が得られる。
【0047】発明の実施の形態3.次にこの発明の実施
の形態3について説明する。図5は実施の形態3の要部
を示す概略構成図である。この実施の形態3は図1に示
す実施の形態1のサーマルヘッド2とインクシート3の
代わりにインクジェットヘッドとインクタンクを設けた
ものである。図5においては61はインクジェットヘッ
ドでありシリアルタイプでもラインタイプでも良く、又
方式は、圧電素子型でも、バブルジェット型でも構わな
い。62はインクタンクでポリエチレン、エポキシをト
ルエンで希釈しそれに顔料等の色材を含有させたイン
ク、或はポリエチレン、エポキシ等のバインダに顔料を
含有させ、熱によって溶融させたインクをインクジェッ
トヘッド61に供給するものである。64はインクジェ
ット記録方式又はオフセット印刷方式の何れかを選択す
る記録方式選択手段、63駆動制御手段としてのコント
ローラ部でありメモリやマイクロプロセッサにより構成
されており、記録方式選択手段64による記録方式の選
択により、インクジェットヘッド61の制御や機構部の
制御等を行い、ホストコンピュータと接続されている。
【0048】次にこの装置の動作について説明する。最
初に記録方式選択手段64により記録方式を選択する。
インクジェット記録を選択する場合には、コントローラ
部63に記録方式選択手段64よりインクジェット記録
を行うよう信号が入力される。このことによりコントロ
ーラ部63にてインクジェット記録方式に応じた駆動が
選択され、インクジェット記録の動作を行うようにな
る。次に画像データが画像源である図示しないホストコ
ンピュータ等からコントローラ部63に入力される。次
に記録紙11が記録紙供給ローラ10によってドラム8
に供給され、記録紙保持手段9によって記録紙11は先
端或は先端及び終端がドラム上に固定される。次にコン
トローラ部63に入力された画像データに従いコントロ
ーラ部63はインクジェットヘッド61を駆動させイン
クタンク62に格納されたインクを吐出し、中間媒体1
にインクを転写する。次にインクが液体の状態から乾燥
或は固化する前に、ドラム8および中間媒体1を回転さ
せ、前記インクをドラム8上の記録紙11に接触させ転
写する。
【0049】オフセット印刷を行う場合には、コントロ
ーラ部63に記録方式選択手段64よりオフセット印刷
を行うよう信号が入力される。このことによりコントロ
ーラ部63にてオフセット印刷方式に応じた駆動が選択
され、以降オフセット印刷の動作を行うようになる。次
に画像データが画像源である図示しないホストコンピュ
ータ等からコントローラ部63に入力される。次に記録
紙11が記録紙供給ローラ10によってドラム8に供給
され、記録紙保持手段9によって記録紙11は先端或は
先端及び終端が固定される。次にコントローラ部63に
入力された画像データに従いインクジェットヘッドを駆
動し親油性のインクを吐出させ、親油性のインク像を形
成する。インク像が親油性で中間媒体1には親水性の材
料を用いているので結果的にオフセット印刷版と同等の
性質を有するものになる。この時、親油性のインク像が
イエローインク供給手段4のインク供給ローラ24に接
触する前に乾燥或は固化するようにインクジェット記録
時より記録速度を遅くしなければならない。このように
することにより親油性のインク像が記録紙11に接触し
た時に記録紙側に転写されてしまうことを防ぐことがで
きる。
【0050】このようにして作成した中間媒体1上の親
油性のインク像にイエローインク供給手段4から油性の
イエローインクを供給する。インク供給時にはイエロー
インク供給手段4のモータ28を駆動し、ウォーム26
を回転させ、ウォームホイール27を動かし、インク供
給ローラ24を中間媒体1に接触させ、筐体21内のイ
ンク22を第1ローラ23、第2ローラ25、インク供
給ローラ24を介して中間媒体1上の親油性のインク像
に供給する。油性のイエローインクは親油性のインク像
の上のみに供給され、油性のイエローインクによるイン
ク像を形成する。親油性のインク像の終端までイエロー
インクを供給した後、再びイエローインク供給手段4の
モータ28をインク供給ローラ24を接触させた時と逆
方法に駆動させ、インク供給ローラ24を中間媒体1か
ら離すようにする。
【0051】次に油性のイエローインクのインク像をド
ラム8上の記録紙9に接触させ、インク像の記録紙11
への転写を行う。この時親油性のインク像は中間媒体1
上に固化或は乾燥して接着されており、記録紙11には
油性のイエローインクのみが転写される。同様にして、
マゼンタ、シアン、ブラックの親油性のインク像を中間
媒体1上に作成し、マゼンタインク供給手段5、シアン
インク供給手段6、ブラックインク供給手段7から夫々
インクを供給して、そのインクを記録紙11に重ねて転
写する。4色のインク転写が完了した記録紙11は装置
外部に排紙され、次の記録紙がドラム8に供給される。
2枚目以降の記録紙11へ転写する際にはすでに作成し
た親油性のインク像にインク供給手段から油性インクを
供給して記録紙に転写を行うだけで良いので高速に記録
が行える。
【0052】所定の枚数の記録が完了した時点で親油性
のインク像を中間媒体1上から取り除くために表面に粘
着性のある紙をドラム8に供給し、粘着性のある紙に親
油性のインク像を接触させ中間媒体1上から親油性のイ
ンク像を取り除く、或は手動で中間媒体1上の親油性の
インク像を取り除くことにより、オフセット印刷を完了
する。
【0053】次にこの実施の形態3の別構成による実施
例について述べる。図6は実施の形態3の他の実施例の
要部を示す概略構成図である。この実施の形態3におけ
る他の実施例は図3に示す実施の形態1の他の実施例に
おけるサーマルヘッド32とイエローインクシート3
3、マゼンタインクシート34、シアンインクシート3
5、ブラックインクシート36の代わりにインクジェッ
トヘッドとインクタンクを設けたものである。図6にお
いて71はインクジェットヘッドでありシリアルタイプ
でもラインタイプでも良く又方式は、圧電素子型でも、
バブルジェット型でも構わない。72はイエローインク
タンク、73はマゼンタインクタンク、74はシアンイ
ンクタンク、75はブラックインクタンクで、夫々ポリ
エチレン、エポキシをトルエンで希釈しそれに顔料等の
色材を含有させたインク、或はポリエチレン、エポキシ
等のバインダに顔料等の色材を含有させ熱によって溶融
させたインクをインクジェットヘッド71に供給するも
のである。77はインクジェット記録方式又はオフセッ
ト印刷方式の何れかを選択する記録方式選択手段、76
は駆動制御手段としてのコントローラ部でありメモリや
マイクロプロセッサにより構成されており、記録方式選
択手段77による記録方式の選択により、インクジェッ
トヘッド71の制御や機構部の制御等を行い、ホストコ
ンピュータと接続されている。
【0054】次に動作について説明する。最初に記録方
式選択手段77により記録方式を選択する。インクジェ
ット記録を選択する場合には、コントローラ部76に記
録方式選択手段77により、インクジェット記録を行う
よう信号が入力される。このことによりコントローラ部
76にてインクジェット記録方式に応じた駆動が選択さ
れ、インクジェット記録の動作を行うようになる。次に
画像データが画像源である図示しないホストコンピュー
タ等からコントローラ部76に入力される。次にコント
ローラ部76に入力された画像データに従いコントロー
ラ部76はインクジェットヘッド71を駆動させイエロ
ーインクタンク72に格納されたインクを吐出し、中間
媒体31にイエローインクを転写する。次にイエローイ
ンクが液体の状態から乾燥或は固化する前でかつ、中間
媒体31に転写されたイエローインクのインク像の先端
がピンチローラ41に接触する直前に記録紙44を記録
紙供給ローラ42にて中間媒体31とピンチローラ41
の間に供給し、インク像を中間媒体31から記録紙44
に転写する。以下同様にしてマゼンタインク、シアンイ
ンク、ブラックインクを順次転写することによりインク
ジェット記録を行う。
【0055】オフセット印刷を選択する場合には、コン
トローラ部76に記録方式選択手段77によりオフセッ
ト印刷を行うよう信号が入力される。このことによりコ
ントローラ部76にてオフセット印刷方式に応じた駆動
が選択され、オフセット印刷の動作を行うようになる。
次に画像データが画像源であるホストコンピュータ等か
らコントローラ部76に入力される。次にコントローラ
部76に入力された画像データに従い次にコントローラ
部76に入力された画像データに従いインクジェットヘ
ッド71を駆動し、イエローインクタンク72の親油性
のイエローインクを吐出させ、親油性のインク像を形成
する。中間媒体31には親水性の材料を用いているので
親油性のインク像とあわせてオフセット印刷版と同等の
性質を有するものとなる。又、親油性のインク像がイエ
ローインク供給手段37のインク供給ローラ24に接触
する前に固化するようにインクジェット記録時よりも記
録速度を遅くする必要がある。こうすることによって親
油性のインク像が記録紙に転写されてしまうのを防ぐこ
とができる。
【0056】このようにして作成した中間媒体31上の
親油性のインク像にイエローインク供給手段37から油
性のイエローインクをを供給する。インク供給時にはイ
エローインク供給手段37のモータ28を駆動し、ウォ
ーム26を回転させ、ウォームホイール27を動かし、
インク供給ローラ24を中間媒体31に接触させ、筐体
21内のインク22を第1ローラ23、第2ローラ2
5、インク供給ローラ24を介して中間媒体31上の親
油性のインク像に供給する。油性のインクは親油性のイ
ンク像の上のみに転写され、油性のイエローインクによ
るインク像が形成される。このインク像がピンチローラ
41に接触する前に記録紙44を記録紙供給ローラ42
にて中間媒体31とピンチローラ41の間に供給するこ
とにより記録紙に油性のインク像のみが転写される。以
降マゼンタ、シアン、ブラックを同様の手順で順次記録
を行い、1枚分の記録を完了する。2枚目以降の印刷に
はすでに作成した親油性のインク像にインク供給手段か
ら油性のインクを供給して記録紙に転写を行うだけで良
いので高速に記録が行える。
【0057】所定の枚数の記録が完了した時点でイエロ
ーインク供給手段37、マゼンタインク供給手段38、
シアンインク供給手段39、ブラックインク供給手段4
0の各モータ28をインク供給ローラ24の中間媒体3
1への接触時と逆方向に駆動し、インク供給ローラ24
を中間媒体31から離す。次に表面に粘着性のある紙を
記録紙供給手段42から供給し、粘着性のある紙に親油
性のインク像を接触させ、中間媒体31上から親油性の
インク像を取り除く或は手動で中間媒体31上の親油性
のインク像を取り除くことにより、印刷動作を完了す
る。
【0058】発明の実施の形態4.次にこの発明の実施
の形態4について説明する。図7は実施の形態4の要部
を示す概略構成図である。この実施の形態4は図5に示
す実施の形態3の中間媒体1とインクタンク62とイエ
ローインク供給手段4とマゼンタインク供給手段5とシ
アンインク供給手段6とブラックインク供給手段7のイ
ンク22の材質を変更したものである。具体的には、8
1は中間媒体でその材料には銅、銅メッキ等の親油性材
料で構成する。82はインクタンクで、ポリビニルアル
コールをメタノールで希釈しそれに顔料等の色材を含有
させたインク、或はポリビニルアルコール等のバインダ
に顔料を含有させ熱によって溶融させたインクをインク
ジェットヘッド61に供給するものである。83はイエ
ローインク供給手段、84はマゼンタインク供給手段、
85はシアンインク供給手段、86はブラックインク供
給手段で夫々水性の液体インクを供給する。
【0059】次に、この装置の動作について説明する。
最初に記録方式選択手段64により記録方式を選択す
る。インクジェット記録を選択する場合には、コントロ
ーラ部63に記録方式選択手段64よりインクジェット
記録を行うよう信号が入力される。このことによりコン
トローラ部63にてインクジェット記録方式に応じた駆
動が選択され、インクジェット記録の動作を行うように
なる。次に画像データが画像源である図示しないホスト
コンピュータ等からコントローラ部63に入力される。
次に記録紙11が記録紙供給ローラ10によってドラム
8に供給され、記録紙保持手段9によって記録紙11は
先端或は先端及び終端がドラム上に固定される。次にコ
ントローラ部63に入力された画像データに従い、コン
トローラ部63はインクジェットヘッド61を駆動させ
インクタンク82に格納されたインクを吐出し、中間媒
体81にインクを転写する。次にインクが液体の状態か
ら乾燥或は固化する前に、ドラム8および中間媒体81
を回転させ、前記インクをドラム8上の記録紙11に接
触させ転写する。
【0060】オフセット印刷を行う場合には、コントロ
ーラ部63に記録方式選択手段64よりオフセット印刷
を行うよう信号が入力される。このことによりコントロ
ーラ部63にてオフセット印刷方式に応じた駆動が選択
され、オフセット印刷の動作を行うようになる。次に画
像データが画像源である図示しないホストコンピュータ
等からコントローラ部63に入力される。次に記録紙1
1が記録紙供給ローラ10によってドラム8に供給さ
れ、記録紙保持手段9によって記録紙11は先端或は先
端及び終端が固定される。次にコントローラ部63に入
力された画像データに従い、インクジェットヘッドを駆
動し親水性のインクを吐出させ、親水性のインク像を形
成する。インク像が親水性で中間媒体81には親油性の
材料を用いているので結果的にオフセット印刷版と同等
の性質を有するものになる。この時、親水性のインク像
がイエローインク供給手段83のインク供給ローラ24
に接触する前に乾燥或は固化するようにインクジェット
記録時より記録速度を遅くしなければならない。このよ
うにすることにより親水性のインク像が記録紙11に接
触した時に記録紙側に転写されてしまうことを防ぐこと
ができる。
【0061】このようにして作成した中間媒体81上の
親水性のインク像にイエローインク供給手段83から水
性のイエローインクを供給する。インク供給時にはイエ
ローインク供給手段83のモータ28を駆動し、ウォー
ム26を回転させ、ウォームホイール27を動かし、イ
ンク供給ローラ24を中間媒体81に接触させ、筐体2
1内のインク22を第1ローラ23、第2ローラ25、
インク供給ローラ24を介して中間媒体81上の親水性
のインク像に供給する。水性のイエローインクは親水性
のインク像の上のみに供給され、水性のイエローインク
によるインク像を形成する。親水性のインク像の終端ま
でイエローインクを供給した後、再びイエローインク供
給手段81のモータ28をインク供給ローラ24を接触
させた時と逆方法に駆動させ、インク供給ローラ24を
中間媒体81から離すようにする。
【0062】次に水性のイエローインクのインク像をド
ラム8上の記録紙11に接触させ、インク像の記録紙1
1への転写を行う。この時親水性のインク像は中間媒体
81上に固化或は乾燥して接着されており、記録紙11
には水性のイエローインクのみが転写される。同様にし
て、マゼンタ、シアン、ブラックの親水性のインク像を
中間媒体81上に作成し、マゼンタインク供給手段8
4、シアンインク供給手段85、ブラックインク供給手
段86から夫々インクを供給して、そのインクを記録紙
11に重ねて転写する。4色のインク転写が完了した記
録紙11は装置外部に排紙され、次の記録紙がドラム8
に供給される。2枚目以降の記録紙11へ転写する際に
はすでに作成した親水性のインク像にインク供給手段か
ら水性インクを供給して記録紙に転写を行うだけで良い
ので高速に記録が行える。
【0063】所定の枚数の記録が完了した時点で親水性
のインク像を中間媒体81上から取り除くために表面に
粘着性のある紙をドラム8に供給し、粘着性のある紙に
親水性のインク像を接触させ中間媒体81上から親水性
のインク像を取り除く、或は手動で中間媒体81上の親
水性のインク像を取り除くことにより、オフセット印刷
を完了する。
【0064】又、ここでは図7に示す実施の形態につい
て説明したが、この実施の形態4においても図6に示す
実施の形態3における他の実施例と同様の構成にしても
同等の効果が得られる。
【0065】更に、前記実施の形態1乃至実施の形態4
においては、何れも記録方式選択手段を別個に備えたも
のについて説明したが、ホストコンピュータ等から記録
方式選択信号を発信し、駆動制御手段がホストコンピュ
ータ等からの記録方式選択信号を受信して、サーマルヘ
ッドやインクジェットヘッドの制御及び機構部の制御等
を行うようにしてもよい。
【0066】発明の実施の形態5.次にこの発明の実施
の形態5について説明する。図8は実施の形態5の要部
を示す概略構成図である。この実施の形態5は図1に示
す実施の形態1に中間媒体1とドラム8間の圧力を設定
する圧力設定手段91を設けたもので、過冷却性インク
シートの使用や或は記録方式を変更したときのインクシ
ートの入れ替えがなく、又オフセット印刷終了時の粘着
性のある紙による清掃或は、手動による中間媒体1の清
掃を不要にしたものである。
【0067】圧力設定手段91は以下の要素にて構成さ
れている。92は圧力設定手段91の駆動源であるモー
タ、93はウォームであり、モータ92に接続されてい
る。94はウォームホイールであり、ウォーム93の回
転により上下動する。95はバネであり圧力を伝える。
圧力設定手段91の構成はウォーム93とウォームホイ
ール94の代わりにカム等を用いても良い。96は中間
媒体1の回転軸である。
【0068】97は駆動制御手段としてのコントローラ
部でメモリやマイクロプロセッサ等により構成されてお
り、記録方式選択手段12による記録方式の選択によ
り、サーマルヘッド2の制御や機構部の制御及び圧力設
定手段91の制御等を行い、ホストコンピュータ等に接
続されている。
【0069】次にこの装置の動作について説明する。最
初に記録方式選択手段12により記録方式を選択する。
溶融熱転写記録を選択する場合には、コントローラ部9
7に記録方式選択手段12より溶融熱転写記録を行うよ
う信号が入力される。このことによりコントローラ部9
7にて溶融熱転写記録方式に応じた駆動が選択され、溶
融熱転写記録の動作を行うようになる。
【0070】ここで中間媒体1上のインクが記録紙11
に転写される圧力が所定値(サーマルヘッド2と中間媒
体1との接触圧力値)より小さい場合に圧力設定手段9
1が駆動する。溶融熱転写記録時は中間媒体1にインク
シート3から転写されたインクが記録紙11に転写され
るように中間媒体1のドラム8への圧力を大きくする必
要がある。圧力を大きくする時はモータ92を駆動し、
ウォーム93を回転させ、ウォームホイール94を下方
向に動かし、バネ95を圧縮して軸96にかかる圧力を
大きくする。この時の圧力は中間媒体1上の固化した熱
溶融性のインクが記録紙に転写する圧力である。
【0071】次に画像データが画像源である図示しない
ホストコンピュータ等からコントローラ部97に入力さ
れる。次に記録紙11が記録紙供給ローラ10によって
ドラム8に供給され、記録紙保持手段9によって記録紙
11は先端或は先端及び終端がドラム上に固定される。
次にコントローラ部97に入力された画像データに従い
コントローラ部97はサーマルヘッド2を発熱させ、イ
ンクシート3上の熱溶融性インクを選択的に溶融或は軟
化させ、中間媒体1にインクを転写する。次にドラム8
および中間媒体1を回転させ、前記インク像をドラム8
上の記録紙11に接触させ転写する。4色カラー印刷を
行う場合はインクシート3を4色面順次に塗布されたも
のを用い、上記動作を4回繰り返しイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの4色を記録紙に転写させ印刷を
完了する。
【0072】オフセット印刷を行う場合には、コントロ
ーラ部97に記録方式選択手段12よりオフセット印刷
を行うよう信号が入力される。このことによりコントロ
ーラ部97にてオフセット印刷方式に応じた駆動が選択
され、以降オフセット印刷の動作を行うようになる。
【0073】ここで中間媒体1上に以降の動作で形成さ
れる親油性のインク像が記録紙11に転写される圧力値
以上である場合には圧力設定手段91が駆動する。オフ
セット印刷時は中間媒体1にインクシート3から転写さ
れた親油性のインク像が記録紙11に転写されないよう
に中間媒体1のドラム8への圧力を小さくする必要があ
る。圧力を小さくする時はモータ92を駆動し、ウォー
ム93を回転させ、ウォームホイール94を上方向に動
かし、バネ95を伸長して軸96にかかる圧力を小さく
する。この時の圧力は中間媒体1上の固化した熱溶融性
のインクが記録紙11に転写しない圧力であり、かつ親
油性のインク像に転写された油性インクが記録紙に転写
される圧力である。
【0074】次に画像データが画像源である図示しない
ホストコンピュータ等からコントローラ部97に入力さ
れる。次に記録紙11が記録紙供給ローラ10によって
ドラム8に供給され、記録紙保持手段9によって記録紙
11は先端或は先端及び終端が固定される。次にコント
ローラ部97に入力された画像データに従いサーマルヘ
ッド2を発熱させインクシート3上の熱溶融性インクを
選択的に溶融或は軟化させ中間媒体1上にインク像を形
成する。このインク像はインクのバインダに親油性の材
料を用いているので親油性の性質を示す像になる。又中
間媒体1には親水性の材料を用いているので結果的にオ
フセット印刷版と同等の性質を有するものになる。
【0075】このようにして作成した中間媒体1上の親
油性のインク像にイエローインク供給手段4から油性の
イエローインクを供給する。インク供給時にはイエロー
インク供給手段4のモータ28を駆動し、ウォーム26
を回転させ、ウォームホイール27を動かし、インク供
給ローラ24を中間媒体1に接触させ、筐体21内のイ
ンク22を第1ローラ23、第2ローラ25、インク供
給ローラ24を介して中間媒体1上の親油性のインク像
に供給する。油性のイエローインクは親油性のインク像
の上のみに供給され、油性のイエローインクによるイン
ク像を形成する。親油性のインク像の終端までイエロー
インクを供給した後、再びイエローインク供給手段4の
モータ28をインク供給ローラ24を接触させた時と逆
方法に駆動させ、インク供給ローラ24を中間媒体1か
ら離すようにする。
【0076】次に油性のイエローインクのインク像をド
ラム8上の記録紙11に接触させ、インク像の記録紙1
1への転写を行う。この時親油性のインク像は中間媒体
1上の接着されており、記録紙11には油性のイエロー
インクのみが転写される。同様にして、マゼンタ、シア
ン、ブラックの親油性のインク像を中間媒体1上に作成
し、マゼンタインク供給手段5、シアンインク供給手段
6、ブラックインク供給手段7から夫々インクを供給し
て、そのインクを記録紙11に重ねて転写する。4色の
インク転写が完了した記録紙11は装置外部に排紙さ
れ、次の記録紙がドラム8に供給される。2枚目以降の
記録紙11へ転写する際にはすでに作成した親油性のイ
ンク像にインク供給手段から油性インクを供給して記録
紙に転写を行うだけで良いので高速に記録が行える。
【0077】所定の枚数の記録が完了した時点で圧力設
定手段91を駆動し、熱転写記録時と同様に中間媒体1
のドラム8への圧力を親油性のインク像が記録紙11に
転写される大きさにする。次に記録紙11を供給し、中
間媒体1上の親油性のインク像を記録紙11に接触させ
中間媒体1上から親油性のインク像を取り除くことによ
り、オフセット印刷を完了する。
【0078】尚、この実施の形態5は図1に示す実施の
形態1に適用した場合を説明したが、この構成は図3に
示す実施の形態1の他の実施例にも適用でき、かつ実施
の形態2、実施の形態3、実施の形態4にも適用でき、
何れも同様の効果が得られる。
【0079】発明の実施の形態6.次にこの発明の実施
の形態6について説明する。図9は実施の形態6の要部
を示す概略構成図である。この実施の形態6は図1に示
す実施の形態1に中間媒体1上に形成する親油性のイン
ク像を取り除く為の清掃手段を設けたもので、過冷却性
インクシートの使用や或は記録方式を変更したときのイ
ンクシートの入れ替えがなく、又オフセット印刷終了時
の粘着性のある紙による清掃或は、手動による中間媒体
1の清掃を不要にしたものである。
【0080】次に構成について説明する。図9において
101は清掃手段であり、清掃手段101は以下の要素
によって構成されている。102はモータであり、清掃
手段101の駆動源である。103はウォームでモータ
102に接続されており、104はウォームホイールで
あり、ウォーム103の動きに連動して動作する。10
5はフェルトで中間媒体1に接触し親油性のインク像を
取り除く。又フェルト105は粘着性のあるローラ等で
構成しても良い。106は駆動制御手段としてのコント
ローラ部であり、メモリやマイクロプロセッサ等により
構成されており、前記記録方式選択手段12による記録
方式の選択により、サーマルヘッド2の制御や機構部の
制御等を行い、ホストコンピュータ等に接続されてい
る。
【0081】次にこの装置の動作について説明する。最
初に記録方式選択手段12により記録方式を選択する。
溶融熱転写記録を選択する場合には、コントローラ部1
06に記録方式選択手段12より溶融熱転写記録を行う
よう信号が入力される。このことによりコントローラ部
106にて溶融熱転写記録方式に応じた駆動が選択さ
れ、溶融熱転写記録の動作を行うようになる。次に画像
データが画像源である図示しないホストコンピュータ等
からコントローラ部106に入力される。次に記録紙1
1が記録紙供給ローラ10によってドラム8に供給さ
れ、記録紙保持手段9によって記録紙11は先端或は先
端及び終端がドラム上に固定される。次にコントローラ
部106に入力された画像データに従いコントローラ部
106はサーマルヘッド2を発熱させ、インクシート3
上の熱溶融性インクを選択的に溶融或は軟化させ、中間
媒体1にインクを転写する。次にドラム8および中間媒
体1を回転させ、前記インクをドラム8上の記録紙11
に接触させ転写する。4色カラー印刷を行う場合はイン
クシート3を4色面順次に塗布されたものを用い、上記
動作を4回繰り返しイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの4色を記録紙に転写させ印刷を完了する。
【0082】オフセット印刷を行う場合には、コントロ
ーラ部106に記録方式選択手段12によりオフセット
印刷を行うよう信号が入力される。このことによりコン
トローラ部106にてオフセット印刷方式に応じた駆動
が選択され、オフセット印刷の動作を行うようになる。
次に画像データが画像源である図示しないホストコンピ
ュータ等からコントローラ部106に入力される。次に
記録紙11が記録紙供給ローラ10によってドラム8に
供給され、記録紙保持手段9によって記録紙11は先端
或は先端及び終端が固定される。次にコントローラ部1
06に入力された画像データに従いサーマルヘッドを発
熱させインクシート3上の熱溶融性インクを選択的に溶
融或は軟化させ中間媒体1上にインク像を形成する。こ
のインク像はインクのバインダに親油性の材料を用いて
いるので親油性の性質を示す像になる。中間媒体1には
親水性の材料を用いているので結果的にオフセット印刷
版と同等の性質を有するものになる。
【0083】このようにして作成した中間媒体1上の親
油性のインク像にイエローインク供給手段4から油性の
イエローインクを供給する。インク供給時にはイエロー
インク供給手段4のモータ24を駆動し、ウォーム26
を回転させ、ウォームホイール27を動かし、インク供
給ローラ24を中間媒体1に接触させ、筐体21内のイ
ンク22を第1ローラ23、第2ローラ25、インク供
給ローラ24を介して中間媒体1上の親油性のインク像
に供給する。油性のイエローインクは親油性のインク像
の上のみに供給され、油性のイエローインクによるイン
ク像を形成する。親油性のインク像の終端までイエロー
インクを供給した後、再びイエローインク供給手段4の
モータ28をインク供給ローラ24を接触させた時と逆
方法に駆動させ、インク供給ローラ24を中間媒体1か
ら離すようにする。
【0084】次に油性のイエローインクのインク像をド
ラム8上の記録紙11に接触させ、インク像の記録紙1
1への転写を行う。この時親油性のインク像は中間媒体
1上に接着されており、記録紙11には油性のイエロー
インクのみが転写される。同様にして、マゼンタ、シア
ン、ブラックの親油性のインク像を中間媒体1上に作成
し、マゼンタインク供給手段5、シアンインク供給手段
6、ブラックインク供給手段7から夫々インクを供給し
て、そのインクを記録紙11に重ねて転写する。4色の
インク転写が完了した記録紙11は装置外部に排紙さ
れ、次の記録紙がドラム8に供給される。2枚目以降の
記録紙11へ転写する際にはすでに作成した親油性のイ
ンク像にインク供給手段から油性インクを供給して記録
紙に転写を行うだけで良いので高速に記録が行える。
【0085】所定の枚数の記録が完了した時点で清掃手
段101のモータ102を駆動し、ウォーム103を回
転させ、ウォームホイール104を動かし、フェルト1
05を中間媒体1に接触させる。次に中間媒体1を1回
転させ、親油性のインク像を中間媒体1から取り除き、
次にモータ105を逆方向に駆動し、フェルト105を
中間媒体1から離すことにより、オフセット印刷の動作
を完了する。
【0086】尚、この実施の形態6は図1に示す実施の
形態1に適用した場合を説明したが、この構成は図3に
示す実施の形態1の他の実施例にも適用でき、更に実施
の形態2、実施の形態3、実施の形態4にも適用でき、
何れも同様の効果が得られる。
【0087】発明の実施の形態7.次にこの発明の実施
の形態7について説明する。図10は実施の形態7の要
部を示す概略構成図である。この実施の形態7は図1に
示す実施の形態1に中間媒体1を加熱する加熱手段を設
けたもので過冷却性インクシートの使用や或は記録方式
を変更したときのインクシートの入れ替えがなく、又オ
フセット印刷終了時の粘着性のある紙による清掃或は、
手動による中間媒体1の清掃を不要にしたものである。
【0088】110は加熱手段でハロゲンランプにより
構成されている。この構成ではハロゲンランプにした
が、発熱抵抗体によって構成されるヒータ等でも構わな
い。又図10の構成例では加熱手段110は中間媒体1
内に設けたが、ドラム側に設けても良い。111は駆動
制御手段としてのコントローラ部でメモリやマイクロプ
ロセッサ等により構成されており、記録方式選択手段1
2による記録方式の選択により、サーマルヘッド2の制
御や機構部の制御及び加熱手段110の制御等を行い、
ホストコンピュータ等に接続されている。
【0089】次にこの装置の動作について説明する。最
初に記録方式選択手段12により記録方式を選択する。
溶融熱転写記録を選択する場合には、コントローラ部1
11に記録方式選択手段12より溶融熱転写記録を行う
よう信号が入力される。このことによりコントローラ部
111にて溶融熱転写記録方式に応じた駆動が選択さ
れ、溶融熱転写記録の動作を行うようになる。
【0090】ここで、この実施の形態7では、コントロ
ーラ部111により加熱手段110を動作させ、その発
熱により中間媒体1を加熱し、インクシートから転写さ
れた熱溶融性のインクが中間媒体1上で固化せずに溶融
或は軟化している状態を保つようにする。
【0091】次に画像データが画像源である図示しない
ホストコンピュータ等からコントローラ部111に入力
される。次に記録紙11が記録紙供給ローラ10によっ
てドラム8に供給され、記録紙保持手段9によって記録
紙11は先端或は先端及び終端がドラム上に固定され
る。次にコントローラ部111に入力された画像データ
に従いコントローラ部111はサーマルヘッド2を発熱
させ、インクシート3上の熱溶融性インクを選択的に溶
融或は軟化させ、中間媒体1にインクを転写する。次に
ドラム8および中間媒体1を回転させ、前記インクをド
ラム8上の記録紙11に接触させ転写する。4色カラー
印刷を行う場合はインクシート3を4色面順次に塗布さ
れたものを用い、上記動作を4回繰り返しイエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラックの4色を記録紙に転写させ印
刷を完了する。
【0092】オフセット印刷を行う場合には、コントロ
ーラ部111に記録方式選択手段12よりオフセット印
刷を行うよう信号が入力される。このことによりコント
ローラ部111にてオフセット印刷方式に応じた駆動が
選択され、以降オフセット印刷の動作を行うようにな
る。次に画像データが画像源である図示しないホストコ
ンピュータ等からコントローラ部111に入力される。
次に記録紙11が記録紙供給ローラ10によってドラム
8に供給され、記録紙保持手段9によって記録紙11は
先端或は先端及び終端が固定される。次にコントローラ
部111に入力された画像データに従いサーマルヘッド
2を発熱させインクシート3上の熱溶融性インクを選択
的に溶融或は軟化させ中間媒体1上にインク像を形成す
る。このインク像はインクのバインダに親油性の材料を
用いているので親油性の性質を示す像になる。中間媒体
1には親水性の材料を用いているので結果的にオフセッ
ト印刷版と同等の性質を有するものになる。
【0093】このようにして作成した中間媒体1上の親
油性のインク像にイエローインク供給手段4から油性の
イエローインクを供給する。インク供給時にはイエロー
インク供給手段4のモータ28を駆動し、ウォーム26
を回転させ、ウォームホイール27を動かし、インク供
給ローラ24を中間媒体1に接触させ、筐体21内のイ
ンク22を第1ローラ23、第2ローラ25、インク供
給ローラ24を介して中間媒体1上の親油性のインク像
に供給する。油性のイエローインクは親油性のインク像
の上のみに供給され、油性のイエローインクによるイン
ク像を形成する。親油性のインク像の終端までイエロー
インクを供給した後、再びイエローインク供給手段4の
モータ28をインク供給ローラ24を接触させた時と逆
方法に駆動させ、インク供給ローラ24を中間媒体1か
ら離すようにする。
【0094】次に油性のイエローインクのインク像をド
ラム8上の記録紙11に接触させ、インク像の記録紙1
1への転写を行う。この時親油性のインク像は中間媒体
1上の接着されており、記録紙11には油性のイエロー
インクのみが転写される。同様にして、マゼンタ、シア
ン、ブラックの親油性のインク像を中間媒体1上に作成
し、マゼンタインク供給手段5、シアンインク供給手段
6、ブラックインク供給手段7から夫々インクを供給し
て、そのインクを記録紙11に重ねて転写する。4色の
インク転写が完了した記録紙11は装置外部に排紙さ
れ、次の記録紙がドラム8に供給される。2枚目以降の
記録紙11へ転写する際にはすでに作成した親油性のイ
ンク像にインク供給手段から油性インクを供給して記録
紙に転写を行うだけで良いので高速に記録が行える。
【0095】所定の枚数の記録が完了した時点で加熱手
段110を加熱させ、中間媒体1上の親油性のインク像
を加熱溶融或は軟化させた後記録紙11を新たに供給
し、親油性のインク像を記録紙に転写し、中間媒体1上
から親油性のインク像を取り除くことにより、オフセッ
ト印刷を完了する。
【0096】尚、この実施の形態7は図1に示す実施の
形態1に適用した場合を説明したが、この構成は図3に
示す実施の形態1の他の実施例にも適用でき、かつ実施
の形態2、実施の形態3、実施の形態4にも適用でき、
何れも同様の効果が得られる。
【0097】発明の実施の形態8.次にこの発明の実施
の形態8について説明する。図11は実施の形態8の要
部を示す概略構成図である。この実施の形態8は図1に
示す実施の形態1のイエローインク供給手段4、マゼン
タインク供給手段5、シアンインク供給手段6、ブラッ
クインク供給手段7の油性のインク22に紫外線硬化剤
を含有させると共に光定着手段を設けたものである。こ
のことによりオフセット印刷時に記録紙に印刷されたイ
ンクが乾燥不十分で中間媒体へ逆転写したり、搬送ロー
ラ等へ転写してしまうことを防ぐ。
【0098】図11において121はイエローインク供
給手段、122はマゼンタインク供給手段、123はシ
アンインク供給手段、124はブラックインク供給手段
であり構造については図1のインク供給手段と同等であ
るが、その供給するインクは油性でかつ紫外線硬化剤を
含有させたインクを供給する。又、125は光定着手段
であり、ランプ等で構成されており、記録紙に転写され
た油性インクを硬化させ定着させる。126は駆動制御
手段としてのコントローラ部でメモリやマイクロプロセ
ッサ等により構成されており、記録方式選択手段12に
よる記録方式の選択により、サーマルヘッド2の制御や
機構部の制御及び光定着手段125の制御等を行い、ホ
ストコンピュータ等に接続されている。
【0099】次にこの装置の動作について説明する。最
初に記録方式選択手段12により記録方式を選択する。
溶融熱転写記録を選択する場合には、コントローラ部1
26に記録方式選択手段12より溶融熱転写記録を行う
よう信号が入力される。このことによりコントローラ部
126にて溶融熱転写記録方式に応じた駆動が選択さ
れ、溶融熱転写記録の動作を行うようになる。次に画像
データが画像源である図示しないホストコンピュータ等
からコントローラ部126に入力される。次に記録紙1
1が記録紙供給ローラ10によってドラム8に供給さ
れ、記録紙保持手段9によって記録紙11は先端或は先
端及び終端がドラム上に固定される。次にコントローラ
部126に入力された画像データに従いコントローラ部
126はサーマルヘッド2を発熱させ、インクシート3
上の熱溶融性インクを選択的に溶融或は軟化させ、中間
媒体1にインクを転写する。この時インクには固化する
時間が長い過冷却性を持たせたものを用いるか、中間媒
体1からのインクの剥離が良い離型性の良いものを用い
る。特に過冷却性インクを用いた場合には中間媒体に転
写されたインクが溶融或は軟化状態から固化する前に、
ドラム8および中間媒体1回転させ、前記インクをドラ
ム8上の記録紙11に接触させ転写する。4色カラー印
刷を行う場合はインクシート3を4色面順次に塗布され
たものを用い、上記動作を4回繰り返しイエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラックの4色を記録紙に転写させ印刷
を完了する。
【0100】オフセット印刷を行う場合には、コントロ
ーラ部126に記録方式選択手段12よりオフセット印
刷を行うよう信号が入力される。このことによりコント
ローラ部126にてオフセット印刷方式に応じた駆動が
選択され、オフセット印刷の動作を行うようになる。こ
の実施の形態8では、コントローラ部126により、こ
の時点で、光定着手段125のランプを点灯させる。
【0101】次に画像データが画像源である図示しない
ホストコンピュータ等からコントローラ部126に入力
される。次に記録紙11が記録紙供給ローラ10によっ
てドラム8に供給され、記録紙保持手段9によって記録
紙11は先端或は先端及び終端が固定される。次にコン
トローラ部126に入力された画像データに従いサーマ
ルヘッド2を発熱させインクシート3上の熱溶融性イン
クを選択的に溶融或は軟化させ中間媒体1上にインク像
を形成する。このインク像はインクのバインダに親油性
の材料を用いているので親油性の性質を示す像になる。
中間媒体1には親水性の材料を用いているので結果的に
オフセット印刷版と同等の性質を有するものになる。こ
の時インクシート3のインクに過冷却インクを用いた場
合には親油性のインク像がイエローインク供給手段12
1のインク供給ローラ24に接触する前に固化するよう
に溶融熱転写記録時より記録速度を遅くする必要があ
る。又溶融熱転写記録時に離型性の良いインクを用いた
場合には、オフセット印刷時にはあらかじめ中間媒体1
に対して接着性の良いインクを塗布したインクシートに
入れ替える必要がある。又、インクシートを入れ替える
場合はこのインクシートのインクに色材を含有させる必
要はない。これらのようにすることにより親油性のイン
ク像が記録紙11に接触した時に記録紙側に転写されて
しまうことを防ぐことができる。
【0102】このようにして作成した中間媒体1上の親
油性のインク像にイエローインク供給手段121から油
性のイエローインクを供給する。インク供給時にはイエ
ローインク供給手段121のモータ28を駆動し、ウォ
ーム26を回転させ、ウォームホイール27を動かし、
インク供給ローラ24を中間媒体1に接触させ、筐体2
1内のインク22を第1ローラ23、第2ローラ25、
インク供給ローラ24を介して中間媒体1上の親油性の
インク像に供給する。油性のイエローインクは親油性の
インク像の上のみに供給され、油性のイエローインクに
よるインク像を形成する。親油性のインク像の終端まで
イエローインクを供給した後、再びイエローインク供給
手段121のモータ28をインク供給ローラ24を接触
させた時と逆方法に駆動させ、インク供給ローラ24を
中間媒体1から離すようにする。
【0103】次に油性のイエローインクのインク像をド
ラム8上の記録紙11に接触させ、インク像の記録紙1
1への転写を行う。この時親油性のインク像は中間媒体
1上の接着されており、記録紙11には油性のイエロー
インクのみが転写される。記録紙11に転写されたイン
クに光定着器125にて光を当てインクを固化させ定着
する。
【0104】同様にして、マゼンタ、シアン、ブラック
の親油性のインク像を中間媒体1上に作成し、マゼンタ
インク供給手段122、シアンインク供給手段123、
ブラックインク供給手段124から夫々インクを供給し
て、そのインクを記録紙11に重ねて転写し、光定着器
125で光を当てインクを固化させ定着させる。4色の
インク転写が完了した記録紙11は装置外部に排紙さ
れ、次の記録紙がドラム8に供給される。2枚目以降の
記録紙11へ転写する際にはすでに作成した親油性のイ
ンク像にインク供給手段から油性インクを供給して記録
紙に転写を行うだけで良いので高速に記録が行える。
【0105】所定の枚数の記録が完了した時点で親油性
のインク像を中間媒体1上から取り除くために表面に粘
着性のある紙をドラム8に供給し、粘着性のある紙に親
油性のインク像を接触させ中間媒体1上から親油性のイ
ンク像を取り除くことにより、オフセット印刷を完了す
る。
【0106】尚、この実施の形態8は図1に示す実施の
形態1に適用した場合を説明したが、この構成は図3に
示す実施の形態1の他の実施例にも適用でき、かつ実施
の形態2、実施の形態3、実施の形態4にも適用でき、
何れも同様の効果が得られる。
【0107】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、複数の発熱体を配設したサーマルヘッドと、親油性
でかつ熱溶融性のインクを塗布したインクシートと、表
面が親水性質を持つ中間媒体と、油性の性質を持つ液体
インクを供給するインク供給手段と、溶融熱転写記録又
はオフセット印刷の何れかを選択する記録方式選択手段
と、前記記録方式選択手段で溶融熱転写記録を選択した
場合には、前記サーマルヘッドで前記インクシートを加
熱しインクシート上のインクを溶融或は軟化させ、前記
中間媒体上にインク像を形成し、次にインク像を記録紙
に再転写し、一方、前記記録方式選択手段にてオフセッ
ト印刷を選択した場合には前記サーマルヘッドで前記イ
ンクシート上のインクを溶融或は軟化させ前記中間媒体
上に親油性のインク像を形成し、この像に前記インク供
給手段にて油性の液体インクを供給し、中間媒体上に液
体インクによるインク像を形成し、このインク像を記録
紙に再転写駆動する駆動制御手段とを備えることによ
り、1つの装置で単数、或は複数の印刷何れの条件でも
高速、低ランニングコストを実現でき、かつためし刷り
と印刷の画質、色合いを同じくすることができる。
【0108】請求項2記載の発明によれば、複数の発熱
体を配設したサーマルヘッドと、親水性でかつ熱溶融性
のインクを塗布したインクシートと、表面が親油の性質
を持つ中間媒体と、水性の性質を持つ液体インクを供給
するインク供給手段と、溶融熱転写記録又はオフセット
印刷の何れかを選択する記録方式選択手段と、前記記録
方式選択手段にて溶融熱転写記録を選択した場合には、
前記サーマルヘッドで前記インクシートを加熱しインク
シート上のインクを溶融或は軟化させ、前記中間媒体上
にインク像を形成し、次にインク像を記録紙に再転写
し、一方、前記記録方式選択手段にてオフセット印刷を
選択した場合には前記サーマルヘッドにて前記インクシ
ート上のインクを溶融或は軟化させ前記中間媒体上に親
水性のインク像を形成し、この像に前記インク供給手段
にて水性の液体インクを供給し、中間媒体上に液体イン
クによるインク像を形成し、このインク像を記録紙に再
転写駆動する駆動制御手段とを備えることにより請求項
1と同じく1つの装置で単数、或は複数の印刷何れの条
件でも高速、低ランニングコストを実現でき、かつため
し刷りと印刷の画質、色合いを同じくすることができ
る。
【0109】請求項3記載の発明によれば、複数のノズ
ルを配設したインクジェット記録ヘッドと、インクジェ
ット記録ヘッドに親油性のインクを供給するインクタン
クと、柔軟性があり表面が親水性の性質を持つ中間媒体
と、油性の性質を持つ液体インクを前記中間媒体に供給
するインク供給手段と、インクジェット記録又はオフセ
ット印刷何れかの記録方式を選択する記録方式選択手段
と、前記記録方式選択手段にてインクジェット記録を選
択した場合には、前記インクジェット記録ヘッドでイン
クを吐出させ前記中間媒体上にインク像を形成し、次に
インク像を印刷を目的とする記録紙に再転写し、一方、
前記記録方式選択手段にてオフセット印刷を選択した場
合には、インクジェット記録ヘッドで親油性のインク像
を形成し、この親油性のインク像に前記インク供給手段
にて油性の液体インクを供給し、前記中間媒体上に概液
体インクによるインク像を形成し、この液体インクによ
るインク像を更に印刷を目的とする記録紙に再転写駆動
する駆動制御手段とを備えることにより、請求項1と同
じく1つの装置で単数、或は複数の印刷何れの条件でも
高速、低ランニングコストを実現でき、かつためし刷り
と印刷の画質、色合いを同じくすることができる。
【0110】請求項4記載の発明によれば、複数のノズ
ルを配設したインクジェット記録ヘッドと、インクジェ
ット記録ヘッドに親水性のインクを供給するインクタン
クと、柔軟性があり表面が親油性の性質を持つ中間媒体
と、水性の性質を持つ液体インクを前記中間媒体に供給
するインク供給手段とインクジェット記録又はオフセッ
ト印刷何れかの記録方式を選択する記録方式選択手段
と、前記記録方式選択手段にてインクジェット記録を選
択した場合には、前記インクジェット記録ヘッドでイン
クを吐出させ前記中間媒体上にインク像を形成し、次に
インク像を印刷を目的とする記録紙に転写し、一方、前
記記録方式選択手段にてオフセット印刷を選択した場合
には、インクジェット記録ヘッドにて親水性のインク像
を形成し、この親水性のインク像に前記インク供給手段
にて水性の液体インクを供給し、前記中間媒体上に概液
体インクによるインク像を形成し、この液体インクによ
るインク像を更に印刷を目的とする記録紙に再転写駆動
する駆動制御手段とを備えることにより、請求項1と同
じく1つの装置で単数、或は複数の印刷何れの条件でも
高速、低ランニングコストを実現でき、かつためし刷り
と印刷の画質、色合いを同じくすることができる。
【0111】請求項5記載の発明によれば、請求項1乃
至請求項4記載の記録装置に、記録方式選択手段により
選択された記録方式によって中間媒体の記録紙に対する
圧力を設定する圧力設定手段を設けることにより、中間
媒体の清掃を低コスト化或は自動化することができる。
【0112】請求項6記載の発明によれば、請求項1乃
至請求項4記載の記録装置に更に中間媒体上のインクを
清掃するインク清掃手段を設けることにより、請求項5
と同じく中間媒体の清掃を低コスト化或は自動化するこ
とができる。
【0113】請求項7記載の発明によれば請求項1乃至
請求項4記載の記録装置に更に中間媒体及び記録紙を加
熱する加熱手段を設けることにより、請求項5と同じく
中間媒体の清掃を低コスト化或は自動化することができ
る。
【0114】請求項8記載の発明によれば請求項1乃至
請求項4記載の記録装置に更にインク供給手段にて供給
するインクに紫外線硬化剤を含有させるとともに記録紙
にインクを転写した後、インクを定着させる光定着手段
を設けることにより、中間媒体への逆転写を防ぎ、かつ
高速な印刷が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による記録装置の概
略構成図である。
【図2】 油性或は水性のインクを供給するインク供給
手段の拡大図である。
【図3】 この発明の実施の形態1における他の実施例
による記録装置の概略構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による記録装置の概
略構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による記録装置の概
略構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による他の実施例に
おける記録装置の概略構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態4による記録装置の概
略構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態5による記録装置の概
略構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態6による記録装置の概
略構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態7による記録装置の
概略構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態8による記録装置の
概略構成図である。
【図12】 従来例による記録装置の概略構成図であ
る。
【図13】 別個の従来例による記録装置の要部拡大概
略構成図である。
【図14】 図13に示す従来例の記録装置全体の概略
構成図である。
【符号の説明】
1:中間媒体、 2:サーマルヘッド、 3:インクシ
ート、4:イエローインク供給手段、 5:マ
ゼンタインク供給手段、6:シアンインク供給手段、
7:ブラックインク供給手段、8:ドラム、
9:記録紙保持手段、 10:記録紙供給ローラ、
11:記録紙、 12:記録方式選択手段、13:コン
トローラ部、21:筐体、 22:インク、
23:第1ローラ、24:第2ローラ、 25:イ
ンク供給ローラ、 26:ウォーム、27:ウォーム
ホイール、 28:モータ、 31:中間媒
体、32:サーマルヘッド、 33:イエロー
インクシート、34:マゼンタインクシート、
35:シアンインクシート、36:ブラックインクシ
ート、 37:イエローインク供給手段、3
8:マゼンタインク供給手段、 39:シアンイ
ンク供給手段、40:ブラックインク供給手段、
41:プラテンローラ、42:記録紙供給ローラ、
43:記録紙搬送ローラ、 44:記録紙、45:コン
トローラ部、 46:記録方式選択手段、 51:中
間媒体、52:インクシート、 53:イエローイ
ンク供給手段、54:マゼンタインク供給手段、 5
5:シアンインク供給手段、56:ブラックインク供給
手段、 61:インクジェットヘッド、62:インク
タンク、 63:コントローラ部、64:
記録方式選択手段、 71:インクジェットヘ
ッド、72:イエローインクタンク、 73:マゼ
ンタインクタンク、74:シアンインクタンク、
75:ブラックインクタンク、76:コントローラ
部、 77:記録方式選択手段、81:中間
媒体、 82:インクタンク、83:
イエローインク供給手段、 84:マゼンタインク供
給手段、85:シアンインク供給手段、 86:ブ
ラックインク供給手段、91:圧力設定手段、 9
2:モータ、 93:ウォーム、94:ウォーム
ホイール、 95:バネ、 96:軸、97:
コントローラ部、 101:清掃手段、 102:モ
ータ、103:ウォーム、 104:ウォームホイー
ル、 105:フェルト、106:コントローラ部、
110:加熱手段、 111:コントローラ部、12
1:イエローインク供給手段、 122:マゼンタ
インク供給手段、123:シアンインク供給手段、
124:ブラックインク供給手段、125:光定着
手段、126:コントローラ部、 131:中間転写ド
ラム、132:中間転写媒体、 133:ハロゲンラン
プ、 134:サーミスタ、135:インクシート、1
36:熱溶融性インク、138:サーマルヘッド、13
9:発熱素子、 141:押圧ローラ、 142:
記録紙、143:インク像、 144:オイル供給ロ
ーラ、 145:レバー、146:バネ、 15
1:版ドラム、 152:インキジェット記録ヘッド、
153:湿し水供給装置、 154:インキ供
給装置、155:クリーニング装置 156:
ブランケット胴、157:圧胴、 158:給紙装
置、 159:画像データ演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−316858(JP,A) 特開 平4−97848(JP,A) 特開 平6−255142(JP,A) 特開 平1−226336(JP,A) 特開 平8−210122(JP,A) 特開 平1−192554(JP,A) 特開 平8−310151(JP,A) 特開 昭49−50935(JP,A) 特開 平2−235680(JP,A) 実開 昭63−125534(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/325 B41M 3/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱体を配設したサーマルヘッド
    と、親油性でかつ熱溶融性のインクを塗布したインクシ
    ートと、表面が親水性質を持つ中間媒体と、油性の性質
    を持つ液体インクを供給するインク供給手段と、溶融熱
    転写記録又はオフセット印刷の何れかを選択する記録方
    式選択手段と、前記記録方式選択手段で溶融熱転写記録
    を選択した場合には、前記サーマルヘッドで前記インク
    シートを加熱しインクシート上のインクを溶融或は軟化
    させ、前記中間媒体上にインク像を形成し、次でインク
    像を記録紙に再転写し、前記記録方式選択手段でオフセ
    ット印刷を選択した場合には前記サーマルヘッドで前記
    インクシート上のインクを溶融或は軟化させ前記中間媒
    体上に親油性のインク像を形成し、この像に前記インク
    供給手段にて油性の液体インクを供給し、前記中間媒体
    上に油性液体インクによるインク像を形成し、このイン
    ク像を記録紙に再転写駆動する駆動制御手段とを備えた
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 複数の発熱体を配設したサーマルヘッド
    と、親水性でかつ熱溶融性のインクを塗布したインクシ
    ートと、表面が親油の性質を持つ中間媒体と、水性の性
    質を持つ液体インクを供給するインク供給手段と、溶融
    熱転写記録又はオフセット印刷の何れかを選択する記録
    方式選択手段と、前記記録方式選択手段にて溶融熱転写
    記録を選択した場合には、前記サーマルヘッドで前記イ
    ンクシートを加熱しインクシート上のインクを溶融或は
    軟化させ、前記中間媒体上にインク像を形成し、次でイ
    ンク像を記録紙に再転写し、前記記録方式選択手段でオ
    フセット印刷を選択した場合には前記サーマルヘッドに
    て前記インクシート上のインクを溶融或は軟化させ前記
    中間媒体上に親水性のインク像を形成し、この像に前記
    インク供給手段にて水性の液体インクを供給し、前記中
    間媒体上に水性液体インクによるインク像を形成し、こ
    のインク像を記録紙に再転写駆動する駆動制御手段とを
    備えたことを特徴とした記録装置。
  3. 【請求項3】 複数のノズルを配設したインクジェット
    記録ヘッドと、インクジェット記録ヘッドに親油性のイ
    ンクを供給するインクタンクと、柔軟性があり表面が親
    水性の性質を持つ中間媒体と、油性の性質を持つ液体イ
    ンクを前記中間媒体に供給するインク供給手段と、イン
    クジェット記録又はオフセット印刷何れかの記録方式を
    選択する記録方式選択手段と、前記記録方式選択手段で
    インクジェット記録を選択した場合には、前記インクジ
    ェット記録ヘッドにてインクを吐出させ前記中間媒体上
    にインク像を形成し、次でインク像を印刷を目的とする
    記録紙に再転写し、前記記録方式選択手段にてオフセッ
    ト印刷を選択した場合には、インクジェット記録ヘッド
    で親油性のインク像を形成し、この親油性のインク像に
    前記インク供給手段にて油性の液体インクを供給し、前
    記中間媒体上に油性液体インクによるインク像を形成
    し、この液体インクによるインク像を更に記録紙に再転
    写駆動する駆動制御手段とを備えたことを特徴とする記
    録装置。
  4. 【請求項4】 複数のノズルを配設したインクジェット
    記録ヘッドと、インクジェット記録ヘッドに親水性のイ
    ンクを供給するインクタンクと、柔軟性があり表面が親
    油性の性質を持つ中間媒体と、水性の性質を持つ液体イ
    ンクを前記中間媒体に供給するインク供給手段とインク
    ジェット記録又はオフセット印刷何れかの記録方式を選
    択する記録方式選択手段と、前記記録方式選択手段にて
    インクジェット記録を選択した場合には、前記インクジ
    ェット記録ヘッドでインクを吐出させ前記中間媒体上に
    インク像を形成し、次にインク像を印刷を目的とする記
    録紙に転写し、前記記録方式選択手段にてオフセット印
    刷を選択した場合には、インクジェット記録ヘッドにて
    親水性のインク像を形成し、この親水性のインク像に前
    記インク供給手段にて水性の液体インクを供給し、前記
    中間媒体上に水性液体インクによるインク像を形成し、
    この液体インクによるインク像を更に記録紙に再転写駆
    動する駆動制御手段とを備えたことを特徴とした記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記中間媒体の記録紙に対する圧力を、
    前記記録方式選択手段により選択された記録方式に応じ
    て設定する圧力設定手段を設けたことを特徴とする請求
    項1乃至請求項4の何れかに記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記中間媒体上のインクを清掃するイン
    ク清掃手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項4の何れかに記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記中間媒体を加熱する加熱手段を設け
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記
    載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記インク供給手段にて供給するインク
    に紫外線硬化剤を含有させるとともに記録紙にインクを
    転写した後、インクを定着させる光定着手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の
    記録装置。
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