JPH09174316A - 深孔ドリル加工装置 - Google Patents

深孔ドリル加工装置

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JPH09174316A
JPH09174316A JP33721095A JP33721095A JPH09174316A JP H09174316 A JPH09174316 A JP H09174316A JP 33721095 A JP33721095 A JP 33721095A JP 33721095 A JP33721095 A JP 33721095A JP H09174316 A JPH09174316 A JP H09174316A
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JP
Japan
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cutting oil
work
double pipe
pipe
deep hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP33721095A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Senzaki
隆志 千崎
Tadashi Aoi
忠司 青井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Publication of JPH09174316A publication Critical patent/JPH09174316A/ja
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  • Drilling And Boring (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一の装置により、BTAドリル法とエジェ
クタドリル法の両方を適用できる深孔ドリル加工装置を
提供する。 【解決手段】 ドリルヘッド11を先端に有する二重管
12と、二重管をワーク3に向けて送る送り部14と、
ワークに隣接し二重管の回りに切削油を供給する加圧部
16とを備える。加圧部は、その前部にワークに押付け
られてその間をシールする環状のシールブッシュ15を
有する。また、送り部は、その前部に二重管の外側通路
に切削油の一部を供給し、同時に、供給液の残りを二重
管の内側通路に流す切削油供給部20を有する。切削油
供給部は、二重管の内側通路への流れにより内側通路を
負圧にするエジェクタ機能を有する。更に、切削油を供
給する切削油供給ポンプ22と、ポンプから送り部又は
加圧部に切削油を選択的に供給する切換え弁24と、を
備え、この切換え弁により、BTAドリル法とエジェク
タドリル法を切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークに深い穴を
加工する深穴ドリル加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】直径が小さく深さが深い深穴(以下、単
に深穴という)を加工する手段として、ガンドリル法、
BTAドリル法、及びエジェクタドリル法が知られてい
る。ガンドリル法は、細長いロングドリルをワークに向
けて送りながら、ワーク又はドリルを回転させてドリル
の先端で深穴を切削し、同時にドリルの中心穴を通して
切削油を供給し、ドリルの周囲に設けられたV形溝を通
して切削油と共に切粉を回収するものである。ガンドリ
ル法は、ロングドリルの周囲に設けられたV形溝のた
め、高精度の深穴を効率的に加工ができない難点があ
る。そのため、精度の高い深穴を効率的に加工するに
は、BTAドリル法とエジェクタドリル法が主に用いら
れている。
【0003】BTAドリル法(Boring & Trepanning Aso
ciation)は、図2に示すように、ドリルヘッド1を先端
に有する単管2a、単管2aをワーク3に向けて送る送
り部4、ワーク3に押付けられてその間をシールする環
状のシールブッシュ5a、単管2の回りに切削油を供給
する加圧部6a(プレッシャヘッド)、ワーク3を回転
する回転駆動部7、等を備え、回転駆動部7でワーク3
を回転し、送り部4でドリルヘッド1をワーク3に押付
けて穴加工し、加圧部6aでシールブッシュ5aをワー
ク3に押付けながら単管2aの回りに切削油を圧送し、
シールブッシュ5aの内側を通してドリルヘッド1に切
削油を供給し、単管2aの中心穴を通して切削油と共に
切粉を回収するようになっている。なお、8は、切粉を
回収する切粉受けである。
【0004】また、エジェクタドリル法は、図3に示す
ように、二重管2bの先端にドリルヘッド1が取り付け
られ、送り部4の前部に取り付けられた切削油供給部9
から二重管2bの外管に切削油の一部を供給してドリル
ヘッド1に切削油を供給し、同時に、供給液の残りを二
重管2bの内管に後向きに流し、この流れでエジェクタ
効果を起こして、二重管2bの内管を外管よりも低圧に
し、切粉を切削油と共に吸引するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】BTAドリル法は、切
削油を圧送するため、切削油を効率的に使用できるが、
シールブッシュ5aをワーク3の表面に強く押付けて、
その内側を切削油を通す必要があり、ニッケルシャフト
のような熱膨張しやすいワークの場合に、切削熱により
ワークが熱膨張すると逃げ場がなくシャフトに曲がりが
発生する等の問題点があった。
【0006】一方、エジェクタドリル法は、ワーク3の
端面とシールブッシュ5bの間に隙間があるままで、二
重管2bにより切削油を供給できるため、ワーク3が熱
膨張しても自由膨張ができ曲がりが発生しない長所があ
るが、切削油の大部分(例えば約2/3)がエジェクタ
効果を引き起こすために使われ、切削油を大量に必要と
する問題点がある。
【0007】そのため、従来は、BTAドリル法による
深穴ドリル加工装置と、エジェクタドリル法による深穴
ドリル加工装置をそれぞれ別個に準備し、熱膨張による
曲がりの有無により、使い分ける必要があった。しか
し、これらの深穴ドリル加工装置は、いずれも非常に特
殊で高価な装置であり、通常は、いずれか一方で、代用
せざるを得ない場合が多かった。
【0008】本発明はかかる問題点を解決するために創
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、同一
の装置により、BTAドリル法とエジェクタドリル法の
両方を適用できる深穴ドリル加工装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ドリル
ヘッドを先端に有する二重管と、該二重管をワークに向
けて送る送り部と、ワークに隣接し二重管の回りに切削
油を供給する加圧部と、ワークを回転する回転駆動部
と、を備え、前記加圧部は、その前部にワークに押付け
られてその間をシールする環状のシールブッシュを有
し、前記送り部は、その前部に二重管の外管に切削油の
一部を供給し、同時に、供給液の残りを二重管の内管に
後向きに流す切削油供給部を有し、該切削油供給部は、
二重管の内管への流れにより内管内を負圧にするエジェ
クタ機能を有する、ことを特徴とする深穴ドリル加工装
置が提供される。
【0010】本発明の好ましい実施形態によれば、更
に、切削油を供給する切削油供給ポンプと、該ポンプか
ら送り部又は加圧部に切削油を選択的に供給する切換え
弁と、を備える。
【0011】上記本発明の構成によれば、二重管の先端
にドリルヘッドが設けられ、加圧部の前部に環状のシー
ルブッシュを有するので、加圧部から切削油を圧送し、
ワークに押付けられた環状のシールブッシュの内側を通
してドリルヘッドに切削油を供給し、二重管の中心穴を
通して切粉と切削油を戻すことにより、BTAドリル法
による深穴ドリル加工を行うことができる。
【0012】また、上記本発明の構成によれば、送り部
の前部に二重管の外管に切削油の一部を供給し、同時
に、供給液の残りを二重管の内管に後向きに流す切削油
供給部を有し、該切削油供給部は、二重管の内管への流
れにより内管内を負圧にするエジェクタ機能を有してい
るので、切削油供給部から二重管の外管に切削油の一部
を供給してドリルヘッドに切削油を供給し、同時に、供
給液の残りを二重管の内管に後向きに流し、この流れで
エジェクタ効果を起こして、二重管の内管内を外管より
も低圧にし、切粉を切削油と共に吸引することにより、
エジェクタドリル法による深穴ドリル加工を行うことが
できる。
【0013】従って、好ましい実施形態のように、切削
油供給ポンプと切換え弁を備え、切換え弁で、送り部と
加圧部のいずれか一方に切削油を供給するだけで、同一
の装置により、BTAドリル法とエジェクタドリル法の
両方を選択的に適用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。図1は、本発明による深穴
ドリル加工装置の全体構成図である。この図において、
本発明の深穴ドリル加工装置10は、ドリルヘッド11
を先端に有する二重管12と、二重管12をワーク3に
向けて送る送り部14と、ワーク3に隣接し二重管12
の回りに切削油を供給する加圧部16と、ワーク3を回
転する回転駆動部18と、を備えている。
【0015】加圧部16は、その前部にワーク3に押付
けられてその間をシールする環状のシールブッシュ15
を有する。この構成により、加圧部16から切削油を圧
送し、環状のシールブッシュ15の内側を通してドリル
ヘッド11に切削油を供給し、二重管12の中心穴を通
して切粉と切削油を戻すことにより、BTAドリル法に
よる深穴ドリル加工を行うことができ、切削油を効率的
に使用できる。なお、BTAドリル法を適用する際に
は、必要により二重管12を単管に換えてもよい。
【0016】更に、図1に示すように、送り部14は、
その前部に二重管12の外管に切削油の一部を供給し、
同時に、切削油の残りを二重管12の内管に後向きに流
す切削油供給部20を有する。この切削油供給部20
は、二重管12の内管への流れにより内管内を負圧にす
るエジェクタ機能を有している。この構成により、切削
油供給部20から二重管12の外管に切削油の一部を供
給してドリルヘッド11に切削油を供給し、同時に、切
削油の残りを二重管12の内管に流し、この流れでエジ
ェクタ効果を起こして、二重管12の内管内を外管より
も低圧にし、切粉を切削油と共に吸引することにより、
エジェクタドリル法による深穴ドリル加工を行うことが
できる。なお、エジェクタドリル法を適用する際には、
ワーク3(例えば、ニッケルシャフト)が自由に熱膨張
できるように、シールブッシュ15とワーク3との間に
隙間を設けるのがよい。これにより、ワーク3が熱膨張
しても自由膨張ができ曲がりの発生を防止できる。
【0017】本発明の深穴ドリル加工装置10は、更
に、切削油を供給する切削油供給ポンプ22と、ポンプ
22から送り部14又は加圧部16に切削油を選択的に
供給する切換え弁24とを備えている。なお、図中26
は、切粉を回収する切粉受け、28は、シュートを兼ね
た切削油タンクである。この構成により、切換え弁24
により、切削油供給ポンプ22から送り部14と加圧部
16のいずれか一方に切削油を供給するだけで、加圧部
16に供給する場合には、BTAドリル法による深穴ド
リル加工を行うことができ、送り部14(切削油供給部
20)に供給する場合には、エジェクタドリル法による
深穴ドリル加工を行うことができる。
【0018】なお、BTAドリル法とエジェクタドリル
法のどちらで深穴ドリル加工を行う場合でも、切粉は切
削油と共に、二重管12の内管を通って切粉受け26ま
で運ばれ、ここで切粉を分離して、切削油のみが切削油
タンク28に回収され、ポンプ22により再循環され
る。
【0019】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。
【0020】
【発明の効果】上述したように、本発明の深穴ドリル加
工装置は、同一の装置により、BTAドリル法とエジェ
クタドリル法の両方を選択的に適用することができる、
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による深穴ドリル加工装置の全体構成図
である。
【図2】BTAドリル法の模式図である。
【図3】エジェクタドリル法の模式図である。
【符号の説明】
1 ドリルヘッド 2a 単管 2b 二重管 3 ワーク 4 送り部 5a、5b シールブッシュ 6a、6b 加圧部(プレッシャヘッド) 7 回転駆動部 8 切粉受け 9 切削油供給部 10 深穴ドリル加工装置 11 ドリルヘッド 12 二重管 14 送り部 15 シールブッシュ 16 加圧部 18 回転駆動部 20 切削油供給部 22 切削油供給ポンプ 24 切換え弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドリルヘッドを先端に有する二重管と、
    該二重管をワークに向けて送る送り部と、ワークに隣接
    し二重管の回りに切削油を供給する加圧部と、ワークを
    回転する回転駆動部と、を備え、 前記加圧部は、その前部にワークに押付けられてその間
    をシールする環状のシールブッシュを有し、前記送り部
    は、その前部に二重管の外管に切削油の一部を供給し、
    同時に、供給液の残りを二重管の内管に後向きに流す切
    削油供給部を有し、該切削油供給部は、二重管の内管へ
    の流れにより内管内を負圧にするエジェクタ機能を有す
    る、ことを特徴とする深穴ドリル加工装置。
  2. 【請求項2】 更に、切削油を供給する切削油供給ポン
    プと、該ポンプから送り部又は加圧部に切削油を選択的
    に供給する切換え弁と、を備える、ことを特徴とする請
    求項1に記載の深穴ドリル加工装置。
JP33721095A 1995-12-25 1995-12-25 深孔ドリル加工装置 Pending JPH09174316A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100988968B1 (ko) * 2007-03-01 2010-10-20 도시바 기카이 가부시키가이샤 딥홀을 기계가공하기 위한 방법 및 장치
CN102489740A (zh) * 2011-12-01 2012-06-13 浙江腾云制冷科技有限公司 对制冷设备盘管进行打孔的专用钻床
CN104289741A (zh) * 2014-09-03 2015-01-21 长春设备工艺研究所 一种高精度履带板内孔单管扩孔钻加工装置
KR101668847B1 (ko) * 2016-08-08 2016-10-24 윤성일 건드릴 및 bta 겸용 장비의 프레스 헤드
CN106624042A (zh) * 2016-12-23 2017-05-10 上海宁远精密机械有限公司 一种双头蜂窝模具专用深孔加工机床
JP2021091040A (ja) * 2019-12-10 2021-06-17 Dmg森精機株式会社 工作機械

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