JPH09174312A - 刃物台 - Google Patents

刃物台

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JPH09174312A
JPH09174312A JP35163295A JP35163295A JPH09174312A JP H09174312 A JPH09174312 A JP H09174312A JP 35163295 A JP35163295 A JP 35163295A JP 35163295 A JP35163295 A JP 35163295A JP H09174312 A JPH09174312 A JP H09174312A
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JP
Japan
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turret
clutch
rotary tool
drive system
switching lever
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Application number
JP35163295A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Yatsugami
敏夫 八神
Katsuyuki Yoshida
克之 吉田
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Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Machinery Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1モータ23によりタレット6の旋回割出し
と回転工具スピンドル12の回転とを交互に行う刃物台
の提供。 【解決手段】 タレット6旋回中心軸2と同心に設けら
れているタレットクランプ・アンクランプ用シリンダ3
のピストン3aに移動板35を固着し、刃物台本体1の
取付面1aに支持台を介してタレット駆動系第1クラッ
チ切換レバー34A,34Bと、回転工具駆動系用第2
クラッチ切換レバー45とを揺動可能に設け、タレット
クランプ・アンクランプ時の移動板の移動で、タレット
アンクランプ時に第1クラッチ切換レバーによりタレッ
ト駆動軸系クラッチ26が噛合い、タレットクランプ時
に、第2クラッチ切換レバーにより回転工具駆動系クラ
ッチ29が噛合うよう、互いに背反噛合い動作を行っ
て、一個のサーボモータ23によりタレットの旋回割出
しと回転工具スピンドル12との回転を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一個のモータにより
回転工具ホルダの装着可能なタレットの旋回割出しと、
回転工具ホルダの回転工具スピンドルの回転とを交互に
行う刃物台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一個のモータで回転工具の取付可
能なタレットの旋回割出しと、回転工具の回転とを交互
に行う刃物台に、特公昭58−33043号で公知のタ
レット装置がある。
【0003】このものは、図5に示すようにタレット装
置本体の外枠101の先頭部101aに固着のガイド部
103にタレット102が回転可能に支承され、タレッ
ト102に例えばドリル等の回転工具取付用のギャング
ヘッド104が等角度ごとに設けられており、各ギャン
グヘッド104にはスピンドル105が回転自在に内装
されている。
【0004】外枠101の底部101bにシリンダ10
8により軸方向移動されるクラッチ制御用ロッド109
が支承されていて、ロッド109に各レバーに係合用の
爪109a,109bが設けてある。そして、ロッド1
09が右端位置にあるとき、爪109aはタレットクラ
ンプ用レバー110と係合し、ボルト113を介してタ
レット102を外枠先頭部101aに押圧してクランプ
するとともに第1切換レバー111と離脱し、レバー先
端の駒が外周溝と係合するスピンドル用クラッチ118
がスピンドル105と噛合状態にある。
【0005】このとき、爪109bは第2切換レバー1
12と離脱し、外枠101の底部101bから上部10
1cに向かって設けてある条棹121が引張ばね124
により上限位置にあって、タレット用クラッチ126は
非噛合状態にある。従ってこの状態でモータ129の回
転によりスピンドル105のみ旋回可能である。
【0006】次に、シリンダ108によりロッド109
が左端位置に移動すると、爪109aはクランプ用レバ
ー110と離反して、タレット102がアンクランプ状
態となるとともに、第1切換レバー111と係合し、ス
ピンドル用クラッチ118がスピンドル105から離れ
て非噛合状態になる。また、爪109bは第2切換レバ
ー112と係合し、条棹121が下降してタレット用ク
ラッチ126が噛合状態となり、この状態でモータ12
9の回転によりタレット102のみ回転可能となるよう
に構成されているものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた特
公昭58−33043号の先行技術は、タレット駆動系
と回転工具駆動系とにそれぞれクラッチを有していて、
モータ回転とともに回転するこのクラッチに切換レバー
の先端が常時係合している。特に高速回転する回転工具
駆動系のクラッチ118に第1切換レバー111が接触
しているので、回転時に摩耗,発熱及び騒音が発生し易
い。
【0008】また、クラッチ制御用ロッド109が外枠
101の下部101aに配置されているため、外枠10
1の上部101bに配置されているタレット用クラッチ
126との間に距離があるので構造が複雑で故障の原因
になり易い。また、タレット102のクランプはレバー
110を押圧するだけの方式のためクランプ力が弱く、
強力旋盤等の重切削用刃物台には使用できないという問
題を有している。
【0009】本発明の刃物台は従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とす
るところは一個のモータでタレットの旋回と回転工具ス
ピンドルの回転を行う。構造が簡素で故障が少なく、重
切削に耐え得る刃物台を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の刃物台は、一個のモータで回転工具ホルダの
装着可能なタレットの旋回割出しと前記回転工具ホルダ
の回転工具スピンドルの回転とを交互に行う刃物台であ
って、タレット旋回中心軸と同心に設けられたタレット
クランプ・アンクランプ用シリンダと、該シリンダのピ
ストンと連動するタレット駆動系の第1クラッチ切換レ
バー及び回転工具駆動系の第2クラッチ切換レバーと、
前記第1クラッチ切換レバーによりタレットアンクラン
プ時に噛合うようにかけ外しされる前記タレット駆動系
クラッチと、前記第2クラッチ切換レバーによりタレッ
トクランプ時に噛合うようにかけ外しされる回転工具駆
動系クラッチとを含んでなり、タレットクランプ・アン
クランプ用シリンダによりタレット駆動系クラッチと回
転工具駆動系クラッチの背反切り換え動作を行うもので
ある。
【0011】また、モータをサーボモータとし、タレッ
ト駆動系クラッチの近傍にクラッチ爪の山又は谷を検出
する位相検出手段を設けて、前記タレット駆動系クラッ
チの互いのクラッチ爪の山と谷とが同一位相になるよう
に位相制御するものとすることができる。
【0012】上述のように構成されている本発明の刃物
台におけるタレットの旋回割出しは、タレット旋回中心
軸と同心に設けられている油圧又は空圧等流体圧駆動の
タレットクランプ・アンクランプ用シリンダの反タレッ
ト側の室に圧力流体を供給し、ピストンのタレット側へ
の移動で、クラウン歯形状カップリングの係合を外し、
タレットをアンクランプ状態とする。このピストンのタ
レット側への移動で、ピストンに固着されている移動板
がともにタレット側へ移動し、刃物台本体に支持台を介
して枢支されている第1クラッチ切換レバーと第2クラ
ッチ切換レバーとが同時に揺動される。
【0013】この第1クラッチ切換レバーの揺動により
タレット駆動系クラッチが噛合い、同時に第2クラッチ
切換レバーの揺動によりシフト軸を介して回転工具駆動
系クラッチの噛合が外れる。このときタレット駆動系ク
ラッチの互いのクラッチ爪は山と谷とが同一位相となる
ようサーボモータにより位相制御されているので、山ど
うしがぶつかることなく円滑に噛合い、サーボモータに
よりタレットの旋回が行われる。
【0014】タレットの旋回が終わると、流体圧シリン
ダのタレット側の室に圧力流体が供給され、ピストンの
反タレット側への移動でクラウン歯形カップリングが噛
合・押圧され、タレットの割出し位置決めとクランプと
が行われる。この移動板の反タレット側への移動で、第
1クラッチ切換レバーと第2クラッチ切換レバーとが同
時に揺動し、タレット駆動系クラッチの噛合が外れ、回
転工具駆動系クラッチが噛合し、モータの回転により回
転工具ホルダの回転工具スピンドルの回転が可能とな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
もとづいて説明する。図1は本発明の刃物台側面の断面
図、図2は図1のA−A矢線方向から見た正面の展開さ
れた断面図である。
【0016】図1,図2において、刃物台本体1(以下
単に本体と呼ぶ)のほぼ中央にタレット旋回中心軸2
(以下単に旋回中心軸と呼ぶ)が回転可能に支承され、
旋回中心軸2と同心に油圧又は空圧等流体圧駆動のタレ
ットクランプ・アンクランプ用シリンダ3が穿設されて
いる。シリンダ3の中空のピストン3aは旋回中心軸2
の外周上に軸方向移動かつ回転可能に嵌合する移動スリ
ーブ4の外周に嵌着されていて、移動スリーブ4の先端
鍔部4a端面に位置決め用クラウン歯形状カップリング
5が本体1側を向いて取着されている。
【0017】旋回中心軸2の先端部にタレット6が固着
されていて、タレット6の本体1側端面に歯車7が同心
に固着され、歯車7の側面に前記位置決め用カップリン
グ5と係脱自在に係合する同一歯形状の可動側カップリ
ング8が刻設されている。更に、本体1の前側面にも位
置決め用カップリング5と係脱自在に係合する同一歯形
状の固定側カップリング9が可動側クラッチ8の穴には
まり込むように固着されていて、タレット6割出し時に
可動側カップリング8と固定側カップリング9とに位置
決め用カップリング5を押圧し、クラウン歯の歯筋を揃
えてタレット6の割出し位置決めとクランプを行うよう
になっている。
【0018】タレット6の反本体側端面には工具取付場
所が円周上等間隔に設けられていて、工具取付場所にホ
ルダ取付穴6aが旋回中心軸2と平行に貫通するように
穿設されており、このホルダ取付穴6aを基準として図
示しないバイト等固定工具用ホルダ又は図2で仮想線で
示すドリル,エンドミル等回転工具用ホルダ11が着脱
可能に装着できるようになっている。回転工具ホルダ1
1には回転工具スピンドル12が回転可能に支持されて
いて、回転工具スピンドル12の後端に刻設されている
クラッチ爪12aはホルダ取付穴6aより本体1側へ突
出するようになっている。
【0019】更に、本体1には歯車13を一体に有する
駆動軸14が旋回中心軸2と平行に支承されており、駆
動軸14の両側近傍に先端に歯車15を一体に有するタ
レット駆動軸16と、後端に歯車17を一体に有する回
転工具駆動軸18とがそれぞれ回転可能に支承されてい
る。そして、駆動軸14には先端部に歯車19が、また
後端部にプーリ21がそれぞれ嵌着されていて、歯車1
9は前記歯車17と噛合し、プーリ21は本体1の後蓋
22に固着のサーボモータ23の出力軸23aに嵌着さ
れているプーリ24とシンクロベルト25を介して連結
されている。
【0020】更に、タレット駆動軸16は中央部がスプ
ライン軸部16aに形成されていて、このスプライン軸
部16aに係合する雌スプラインを有するタレット用鼓
状クラッチ26が軸方向移動可能に設けられ、鼓状クラ
ッチ26の後端面にクラッチ爪26aが一体に刻設され
ている。更に、駆動軸16には鼓状クラッチ26と隣接
して前記歯車13と噛合する歯車27が相対回転可能に
嵌挿されていて、歯車27に前記クラッチ爪26aと係
脱自在に噛合するクラッチ爪27aが一体に刻設されて
いる。更に、本体内にはクラッチ爪26a,27aの山
又は谷の位相を検出する図示しない位相検出手段が設け
られている。
【0021】回転工具駆動軸18の中心穴先端部には雌
スプライン18aが刻設されていて、この雌スプライン
18aと係合するスプライン軸28が軸方向移動可能に
挿入されていて、スプライン軸28はばね31により常
時タレット6側に突出勝手に付勢されている。スプライ
ン軸28の先端に回転工具用クラッチ29が嵌着されて
いて、クラッチ29先端のクラッチ爪29aが回転工具
スピンドル12後端のクラッチ爪12aと前記ばね31
の力で係脱自在に噛み合うようになっている。
【0022】タレット駆動系クラッチ切換レバー部材3
0は、図1,図3に示すように本体1の取付面1aに支
持台32が固着されていて、この支持台32にタレット
6の旋回平面と平行で旋回中心軸2とタレット駆動軸1
6との軸心を結ぶ線(B−B線)と直角に支軸33が設
けられており、支軸33の両端部に二本で一組の第1ク
ラッチ切換レバー34A,34Bがそれぞれ揺動可能に
軸承されている。
【0023】一方、ピストン3a後端面にクラッチ切換
用の移動板35が固着されていて移動板35の第1クラ
ッチ切換レバー対応位置に、両端面にタレット旋回面と
平行なすり割溝36aを有する係合駒36が、複数本の
ピン37により旋回中心軸2軸心方向に移動可能かつば
ね38により常時取付面が移動板35に押圧されるよう
に付勢されている。
【0024】第1クラッチ切換レバー34A,34Bに
は先端に前記鼓状クラッチ26の外周溝に係合するロー
ラ39が回転可能かつ互いに向き合うように対象に設け
られ、後端に前記係合駒36両端のすり割溝36aに係
合するローラ41が回転可能かつ互いに向き合うように
対称に設けられている。
【0025】回転工具駆動系クラッチ切換レバー部材4
0は、図1,図4に示すように本体1の取付面1aに支
持台43が固着されていて、この支持台43に垂直に設
けられている支軸44に、第2クラッチ切換レバー45
が中央部を揺動可能に軸承されており、前記移動板35
の第2クラッチ切換レバー45対応位置に前後方向の溝
46aを有する係合駒46が固着されている。
【0026】更に、図4に示すように回転工具駆動軸1
8の近傍平行にシフト軸47が軸方向移動可能に設けら
れていて、先端に前記クラッチ29の鍔部端面と当接・
離反可能なシフト爪48が固着され、後端に係合溝を外
周に有する鼓状カラー49が嵌着されている。そして、
前記第2クラッチ切換レバー45先端部に鼓状カラー4
9の係合溝に係合するローラ51が回転可能かつ直角に
設けられ、後端部に前記係合駒46の溝46aと係合す
るローラ52が回転可能かつ直角に設けられている。
【0027】続いて、本発明の実施の形態の作用につい
て説明する。切削位置に割出されている工具による切削
加工の一区割が終わり、刃物台が干渉のない位置に退避
位置決めされたのち、シリンダ3の反タレット6側の室
に圧力流体が送られて、ピストン3aとともに移動スリ
ーブ4,移動板35がタレット6側に移動する。この移
動スリーブ4のタレット側への移動で鍔部4aに固着の
クラウン歯形状の位置決め用カップリング5がタレット
6に固着の可動側カッフリング8及び本体1に固着の固
定側カップリング9から離れ、タレット6がアンクラン
プ状態となる。
【0028】同時に、この移動板35のタレット6側へ
の移動で、係合駒36,ローラ41を介して第1クラッ
チ切換レバー34A,34Bが支軸33を中心に図で反
時計方向に揺動し、ローラ39を介してタレット用鼓状
クラッチ26を反タレット6側に移動し、クラッチ爪2
6aが歯車27側面のクラッチ爪27aと噛合状態とな
る。
【0029】このクラッチ爪26aと27aとの噛合
は、互いのクラッチ爪の山と谷との位相が合っているこ
とが条件であり、この条件を満たすようクラッチ噛合前
にサーボモータ23による位相制御が行われる。しか
し、何かの理由で山と谷の位相が合わないときには、係
合駒36がばね38の力に抗して逃げるように移動し、
サーボモータ23が回転し始めて山と谷とが合ったとき
クラッチ爪26a,27bの噛合が完了する安全装置も
有している。
【0030】更に、移動板35のタレット側への移動
で、係合駒46,ローラ52を介して第2クラッチ切換
レバー45が図4で反時計方向に揺動し、ローラ51,
鼓状カラー49を介してシフト軸47が反タレット側に
移動する。この移動で先端のシフト爪48が回転工具用
クラッチ29の鍔部端面と当接し、ばね18の力に抗し
てクラッチ29が移動され、クラッチ爪29aが回転工
具スピンドル12後端のクラッチ爪12aから離反して
非噛合状態となる。
【0031】上述のようにタレット用クラッチ爪26
a,27aのみが噛合した状態でサーボモータ23が回
転され、シンクロベルト14を介して駆動軸が回転し、
更に歯車13,27を介してタレット駆動軸が回転し、
更に歯車15,7を介してタレット6が設定角度回転し
て、タレット6の旋回割出しが行われる。
【0032】次いで、シリンダ3のタレット側の室に圧
力流体が供給され、ピストン3aとともに移動スリーブ
4,移動板35が反タレット6側に移動する。この移動
スリーブ4の反タレット側への移動で、位置決め用カッ
プリング5が可動側カップリング7及び固定側カップリ
ング9に押圧されて、クラウン歯の歯筋が揃い、タレッ
ト6の割出位置の位置決めとクランプが行われる。
【0033】同時に、この移動板35の反タレット側へ
の移動で、第1クラッチ切換レバー34A,34Bが図
2で時計方向に揺動し、鼓状クラッチ26がタレット6
側に移動してクラッチ爪26aがクラッチ爪27aから
離反し、非噛合状態となる。また、移動板35の反タレ
ット側の移動で、第2クラッチ切換レバー45が図4で
時計方向に揺動し、シフト軸47がタレット6側に移動
する。そして今までシフト爪48によりばね31の力に
抗して引き込まれていたクラッチ29が、ばね31の力
で押出されて回転工具スピンドル12後端のクラッチ爪
12aと噛合したあと、更にシフト軸47がタレット6
側に移動してシフト爪48が完全にクラッチ29から離
れる。
【0034】上述のようにクラッチ爪29a,12aの
みが噛合した状態で、サーボモータ23が回転され、シ
ンクロベルト25を介して駆動軸14が回転し、歯車1
9,17を介して回転工具駆動軸18が回転し、スプラ
イン軸28先端のクラッチ29と噛み合うクラッチ爪1
2aを有する回転工具スピンドル12が回転する。
【0035】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。タレット旋回中心軸と
同心のタレットクランプ・アンクランプ用シリンダを用
いて、タレット駆動系クラッチと回転工具駆動系クラッ
チとの背反切換え動作をさせ、タレットアンクランプ時
にタレット駆動系クラッチのみ噛合し、タレットクラン
プ時に回転工具駆動系クラッチのみ噛合するようにした
ので、1モータによりタレットの旋回と回転工具スピン
ドルの回転とを交互に行うことができるようになり、構
造が簡素で運転中の騒音,発熱,摩擦が少なく、故障が
少ない強力切削に耐え得る刃物台となる。
【0037】また、モータをサーボモータとして、タレ
ット駆動系クラッチ噛合時に互いのクラッチ爪の山と谷
とが同一位相になるよう位相制御を行うようにしたの
で、クラッチ噛合時にクラッチ爪の互いの山と山とがぶ
つかり合うことがなくなり、クラッチ切換時の騒音やク
ラッチ爪の欠損事故が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の刃物台の側面を示す図
で、図2のD−D矢線方向から見た断面図である。
【図2】同じく、本発明の実施の形態の刃物台の正面を
示す図で、図1のA−A矢線方向から見た展開された断
面図である。
【図3】タレット駆動系クラッチ切換レバー部材を示す
図で、図1のB−B矢線方向から見た断面図である。
【図4】回転工具駆動系クラッチ切換レバー部材を示す
図で、図1のA−B矢線方向から見た断面図である。
【図5】従来の技術のタレット装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 刃物台本体 2 タレット旋回中心軸 3 タレットクランプ・アンクランプ用シリンダ 3a ピストン 4 移動スリーブ 5,8,9 クラウン歯形状カッフリング 6 タレット 7,13,15,17,19,27 歯車 11 回転工具用ホルダ 12 回転工具スピンドル 12a,26a,27a,29a クラッチ爪 14 駆動軸 16 タレット駆動軸 18 回転工具駆動軸 23 サーボモータ 26 タレット用鼓状クラッチ 28 スプライン軸 29 回転工具用クラッチ 30 タレット駆動系クラッチ切換レバー部材 31,38 ばね 34A,34B 第1クラッチ切換レバー 35 クラッチ切換用移動板 40 回転工具駆動系クラッチ切換レバー部材 45 第2クラッチ切換レバー 48 シフト爪 49 鼓状カラー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一個のモータで回転工具ホルダの装着可
    能なタレットの旋回割出しと前記回転工具ホルダの回転
    工具スピンドルの回転とを交互に行う刃物台であって、
    タレット旋回中心軸と同心に設けられたタレットクラン
    プ・アンクランプ用シリンダと、該シリンダのピストン
    と連動するタレット駆動系の第1クラッチ切換レバー及
    び回転工具駆動系の第2クラッチ切換レバーと、前記第
    1クラッチ切換レバーによりタレットアンクランプ時に
    噛合うようにかけ外しされるタレット駆動系クラッチ
    と、前記第2クラッチ切換レバーによりタレットクラン
    プ時に噛合うようにかけ外しされる回転工具駆動系クラ
    ッチとを含んでなり、タレットクランプ・アンクランプ
    用シリンダによりタレット駆動系クラッチと回転工具駆
    動系クラッチの背反切り換え動作を行うことを特徴とす
    る刃物台。
  2. 【請求項2】 モータをサーボモータとし、タレット駆
    動系クラッチの近傍にクラッチ爪の山又は谷を検出する
    位相検出手段を設けて、前記タレット駆動系クラッチの
    互いのクラッチ爪の山と谷とが同一位相になるように位
    相制御することを特徴とする請求項1記載の刃物台。
JP35163295A 1995-12-25 1995-12-25 刃物台 Pending JPH09174312A (ja)

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