JP3247568B2 - タレットヘッドユニット - Google Patents

タレットヘッドユニット

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JP3247568B2
JP3247568B2 JP03762495A JP3762495A JP3247568B2 JP 3247568 B2 JP3247568 B2 JP 3247568B2 JP 03762495 A JP03762495 A JP 03762495A JP 3762495 A JP3762495 A JP 3762495A JP 3247568 B2 JP3247568 B2 JP 3247568B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタレットヘッドユニット
に係り、特にタレットヘッドの回動ヘッド部の割出機構
におけるクラッチと位置決めの動力伝達駆動機構の構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加工用のタレットヘッドは、加工
機本体の支持軸に対して回動可能に取付けられスピンド
ル部を複数備えた回動ヘッド部を有し、この回動ヘッド
部の回動により主軸にスピンドル部のいずれかを選択し
て接続できるようになっている。各スピンドル部にはそ
れぞれ異なる工具を取付でき、上記構成により、製品形
状に応じて工具を適宜交換して加工することができるよ
うになっている。
【0003】タレットヘッド内部には、スピンドル部を
スピンドル駆動軸に対応させるように位置決めするヘッ
ド割出機構と、選択されたスピンドル部とスピンドル駆
動軸との接続を断続するクラッチ機構とが設けられる。
ヘッド割出機構にはパラレルカム、ローラーギアカム及
びサーボモータによる回転位置決めをする方法などの種
々の方式があるが、例えば、回動ヘッド部を回動駆動す
るための割出モータと、該割出モータの所定回転をスピ
ンドル部の形成角度分の回動に変換する回動変換部と、
回動ヘッド部の回動位置を検出するセンサと、回動ヘッ
ド部の回動位置をタレットヘッド本体に対して保持固定
するためのロケートピン等からなる位置決め部とが設け
られる。
【0004】スピンドル駆動軸に接続されるスピンドル
部を変更する場合には、まず上記クラッチ機構によりス
ピンドル駆動軸とスピンドル部との接続を解除し、次に
ヘッド割出機構により回動ヘッド部を駆動する。回動ヘ
ッド部は割出モータの回転を回動変換部により変換して
所望のスピンドル部がスピンドル駆動軸の対応位置にな
るまで回動させられる。その後、回動を停止してセンサ
により位置を確認し、位置決め部により回動ヘッド部を
ヘッド本体に対して位置決め固定する。最後に、クラッ
チ機構によりスピンドル駆動軸と新たに選択されたスピ
ンドル部とを接続する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のパラレルカ
ムを使用したタレットヘッドにおいては、上記割出しの
ための回動駆動系やスピンドル駆動軸の回転駆動系に加
えて、クラッチ機構や割出機構の位置決め部を動作させ
るための空気圧又は油圧アクチュエータが設けられてい
るために、ユニット全体で250kg以上になるものが
多く、小形化及び軽量化が困難であるとともに、割出時
間が長く、高速動作をさせることが難しいという問題点
があった。
【0006】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
であり、クラッチ機構及び位置決め部の駆動系を改善す
ることにより、ユニット全体の小形化及び軽量化が可能
であるとともに割出時間を短縮することのできるオール
カム方式の新規のタレットヘッドユニットを実現するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が講じた手段は、支持軸に対して回動可能に設
けられ、複数のスピンドル部を備えた回動ヘッド部と、
該回動ヘッド部を回動させてスピンドル部の一つにスピ
ンドル駆動軸が対応するようにその回動位置を規定し該
回動位置を保持するための位置決め手段を備えたヘッド
割出機構と、前記スピンドル駆動軸と前記スピンドル部
との回転接続を断続するクラッチ機構とを有するタレッ
トヘッドユニットにおいて、前記ヘッド割出機構に、前
記回動ヘッド部を回動させる回動駆動系から同期した回
転を取り出す同期回転取出部と、該同期回転取出部から
得られた回転によりそれぞれ動作する第1及び第2の駆
動カムを有する動作変換部とを設け、該第1のカムと前
記クラッチ機構とを連動させ、前記第2のカムと前記位
置決め手段とを連動させるものである。
【0008】ここで、前記同期回転取出部を、前記回動
駆動系において前記回動ヘッド部を前記スピンドル部の
形成周期分回動させた場合に1回転する回転部分とする
ことが好ましい。
【0009】この場合において、前記同期回転取出部
を、入力軸の1回転に対して出力軸が前記スピンドル部
の形成周期分回動するように構成されたパラレルカムの
入力軸とすることが望ましい。
【0010】また、前記動作変換部を、前記第1のカム
及び第2のカムを相互に同じ入力軸に接続され相互に対
向するカム面をもつ端面カムとし、該入力軸に交差する
内外2重構成の出力軸にそれぞれ接続された第1及び第
2のカムフォロワを設けた複合カム構造部で構成し、前
記第1のカムフォロワに接続された内外いずれか一方の
出力軸を前記クラッチ機構に接続し、前記第2のカムフ
ォロワに接続された他方の出力軸を前記位置決め手段に
接続して構成することが好ましい。
【0011】
【作用】請求項1によれば、回動駆動系から同期した回
転を取り出し、この回転によりそれぞれ動作する第1及
び第2の駆動カムにクラッチ機構と位置決め手段とを連
動させることにより、ヘッド割出時の動作部分を全て単
一の回動駆動系により駆動することができる上にカム機
構のみによりクラッチ機構と位置決め手段とを駆動でき
るので、ユニットの小形化及び軽量化を図ることができ
るとともに、確実な動作を確保して割出時間を短縮する
ことができる。
【0012】請求項2によれば、同期回転取出部を回動
駆動系における回動ヘッド部をスピンドル部の形成周期
分回動させた場合に1回転する回転部分とすることによ
り、クラッチ機構や位置決め機構の駆動用カムをそのま
ま駆動することができるので機構系を簡素化できるか
ら、ユニットの小形化及び軽量化をさらに進めることが
できる。
【0013】請求項3によれば、パラレルカムを用いる
ことにより、必要な間欠動作を確保しながら割出機構を
全てカム及びレバーにより構成できるので、さらなる小
形化及び軽量化と、割出しの高速化とを図ることができ
る。
【0014】請求項4によれば、複合カム構造部によっ
て、一対の端面カムの組合せにより成るカム動作部と、
内外の出力軸から成る駆動力伝達部とをそれぞれ一体に
構成できるので、動作変換部を極めて容易に小形化及び
軽量化できる。
【0015】
【実施例】次に図面を参照して本発明に係るタレットヘ
ッドユニットの実施例の構造を説明する。図1は本実施
例のタレットヘッドユニットの全体を示すものである。
ユニット本体1には、回動自在に設けられた回動ヘッド
部2と、スピンドルモータ3と、割出モータ4とが取付
けられている。
【0016】回動ヘッド部2には、その回動方向に均等
に配置された4つのスピンドル部21,22,23,2
4が取付けられ、これらのスピンドル部のいずれかがス
ピンドルモータ3により回転駆動されるようになってい
る。図1に示すものでは、スピンドル部21が図示しな
いスピンドル駆動軸に接続されて高速回転する。
【0017】回転ヘッド部2は割出モータ4によりユニ
ット本体1に対して回動するようになっている。図2に
示すように、割出モータ4の回転は、歯車41と42を
介して第1回動軸43を回転させる。第1回動軸43に
はドグ71が取付けられ、このドグ71に対向した近接
スイッチ72により第1回動軸43の1回転の基準位置
を検出するようになっている。
【0018】第1回動軸43の回転は、パラレルカム4
4と45の係合により第1回動軸43の1回転の期間内
において所定のタイミングで1/4回転するように第2
回動軸46に伝達される。第2回動軸46の回転は傘歯
車47と48により第3回動軸49に伝達され、歯車5
0から歯車51を介して回動ヘッド部2を支持軸52の
周りにちょうどスピンドル部の間隔分だけ回動させるよ
うになっている。
【0019】回動ヘッド部2の外周には、各スピンドル
部21,22,23,24に対応する位置にそれぞれ一
対のドグ73,74が取付けられ、このドグ73,74
をリミットスイッチ75,76がそれぞれ検出すること
によりスピンドル部のいずれがスピンドル駆動軸に接続
されているかを検出する。ドグ73,74は、リミット
スイッチ75,76のオン・オフに対応する2種類
(H,L)がスピンドル部毎に異なる組合せで設けられ
ていることにより2ビットの情報量をもつスピンドル番
地を示しており、このドグの組合せによって4つのスピ
ンドル部を相互に識別できるようになっている。
【0020】スピンドル部21を回転駆動する部分は、
図3に示すように、スピンドルモータ3からプーリ3
1、ベルト32及びプーリ33を介してスピンドル駆動
軸34を回転させる。スピンドル駆動軸34はクラッチ
部35により保持された状態でスピンドル部21に軸支
されたスピンドル軸36に噛み合っている。このクラッ
チ部35は、第1駆動軸37に取付けられたクラッチ駆
動レバー38によりスピンドル駆動軸の軸線方向に移動
自在に構成されており、クラッチ部35の軸線方向の移
動によりスピンドル駆動軸34とスピンドル軸36とが
噛み合ったり外れたりする。
【0021】図2に示すように、第1回動軸43の回転
は後述する動作変換部6に導入されて所定の回動動作に
変換され、第1駆動軸37及び第2駆動軸67が回動す
るようになっている。第1駆動軸37は上記のクラッチ
駆動レバー38を回動させてクラッチ部35をスピンド
ル駆動軸の軸線方向に移動させ、クラッチ機構を断続さ
せる。第2駆動軸67は第1駆動軸37と同芯に取付け
られた管状部材であり、第1駆動軸とは別個に動作す
る。
【0022】第2駆動軸67にはロケート駆動レバー5
5が取付けられ、ロケート駆動レバー55はロケートピ
ン56に連結されている。ロケートピン56はユニット
本体1に弾装されたコイルスプリング68によって常時
突出側へ付勢されており、ロケート駆動レバー55の回
動により回動ヘッド部2に設けられたロケートブッシュ
25内に嵌合するようになっている。ロケートピン56
の収容部には近接スイッチ77が対向配置されており、
ロケートピン56の出没動作を確認することができる。
【0023】図4及び図5には、図2に示す動作変換部
6の内部機構を示す。図4に示すように、第1回動軸4
3に接続された第1回転軸43には一対の端面カム6
2,63がそれらのカム面62a,63aを相互に対向
させるようにして取付けられ、第1回転軸43とともに
回転するようになっている。第1回転軸43に交差する
ように第1駆動軸37が配置され、この第1駆動軸37
には従動部材65が取付けられている。従動部材65に
はカムフォロワ65aが設けられ、カムフォロワ65a
は端面カム62のカム面62aに係合することにより、
第1駆動軸37を所定のタイミングで所定角度分回動さ
せるようになっている。
【0024】第2駆動軸67は第1駆動軸37に対して
同芯に軸支されている。第2駆動軸67には従動部材6
6が取付けられ、この従動部材66には、端面カム63
のカム面63aに係合するカムフォロワ66aが設けら
れている。カムフォロワ66aは、第1回転軸43の回
転に伴って従動部材66を所定のタイミングで所定角度
分回動させる。
【0025】図5に示すように、第1駆動軸37にはク
ラッチ駆動レバー38が固定され、第2駆動軸67には
ロケート駆動レバー55が固定されており、これらクラ
ッチ駆動レバー38,55は上記第1駆動軸37及び第
2駆動軸67の回動により動作する。なお、クラッチ駆
動レバー38には一端の固定されたコイルバネ39の他
端が取付けられており、クラッチ部35によりクラッチ
が接続される方向にクラッチ駆動レバー38を常時付勢
している。
【0026】以上説明した本実施例の動作を、上記図1
乃至図5とともに図6を参照しながら説明する。タレッ
トヘッドのスピンドル部の交換に際しては、まず、図6
のNCフィードの欄に示すように加工機のワーク移動を
停止させる(S)と同時に、スピンドルモータ3を50
rpm程度の低速回転に切り換え(L)、割出モータ4
を起動させる(R)。割出モータ4が回転を始めると、
第1回動軸43の回転によりまず図4に示す端面カム6
2がカムフォロワ65aを介して従動部材65と第1駆
動軸37を回動させ、図5に示すクラッチ駆動レバー3
8を回動させてクラッチ部35を移動させる。クラッチ
部35がスピンドル駆動軸の軸線方向に移動するとクラ
ッチ機構が外れ(O)、図2に示すスピンドル駆動軸3
4とスピンドル軸36が離脱する。
【0027】次に、第1回動軸43の回転により図4に
示す端面カム63がカムフォロワ66aを介して従動部
材66と第2駆動軸67を回動させ、図5に示すロケー
ト駆動レバー55を回動させてロケートピン56を図2
に示すロケートブッシュ25から引き抜く(O)。その
後、第1回動軸43の回転によりパラレルカム44,4
5を介して第2回動軸46が回動し、傘歯車47,4
8、第3回動軸49、歯車50及び歯車51を介して回
動ヘッド部2を回動させる(R)。
【0028】回動ヘッド部2の回動が隣接するスピンド
ル部まで行われる場合、割出モータ4は第1回動軸43
が1回転する間に第2回動軸46が1/4回転すること
により、回動ヘッド部2を90度回動させて停止する。
対向するスピンドル部まで回動ヘッド部2を180度回
動させる場合は、第1回動軸43を2回転させることに
より、図6に示す工程が2回繰り返される。
【0029】第1回動軸43が1回転し終わるころにな
ると、端面カム63、従動部材66、第2駆動軸67、
ロケート駆動レバー55を介してロケートピン56がロ
ケートブッシュ25内に嵌合し(T)、回動ヘッド部2
を位置決め固定する。また、端面カム62、従動部材6
5、第1駆動軸37、クラッチ駆動レバー38を介して
クラッチ部35が復帰すると、低速回転していたスピン
ドル駆動軸34とスピンドル軸36とが噛み合い、接続
される。スピンドルモータ3の低速回転はクラッチの噛
み合いを得るためのものであり、スピンドルのイナーシ
ャ等の条件により適宜回転数を調整して設定される。
【0030】図2に示すリミットスイッチ75,76の
検出信号に基づいて検知されたスピンドル番地が所望の
スピンドル部のものである場合、割出モータ4は第1回
動軸43が1回転すると、近接スイッチ72からの信号
に基づいて停止される(S)。この場合、近接スイッチ
72から得られる第1回動軸43が1回転した旨の信号
A、近接スイッチ77から得られるロケートピン56の
嵌合を示す信号B、及び図2に示す近接スイッチ78か
ら得られるクラッチ機構の接続を示す信号Cが全て得ら
れた時点で、スピンドルモータ3が高速回転(R)に復
帰し、NCフィードが移動を開始して切削が行われる。
【0031】回動ヘッド部2を180度回動させる必要
のある場合には、割出モータ4を停止させることなく、
したがってスピンドルモータ3はそのまま低速回転を維
持したまま、他の動作部分は再び上記工程を繰り返す。
【0032】以上説明したように、本実施例によれば、
割出モータ4の回転によりパラレルカムを介して回動ヘ
ッド部2を回動させるとともに、カム機構によりクラッ
チ部及びロケートピンによる位置決め部を駆動するよう
に構成したので、割出機構の構造を簡素化することがで
き、タレットヘッドの小形化及び軽量化を図ることがで
きる。本実施例を試作した結果、現在ユニット重量25
0kg以上のタレットヘッドが多い中で、ユニット重量
を120kg以下の重量に押さえることができた。ま
た、端面カムの組合せにより確実な動作を確保しつつ動
作変換部6の小形化に成功したので、タレットヘッド全
体、特にユニット本体部の小形化を大幅に進めることが
できた。
【0033】また、本実施例では上記のように主要動作
部の全機構をカム及びレバーにより構成したので、動作
の確実性を高めることができるとともに、動作部の慣性
モーメントを大幅に低減することができるので、割出時
間を大きく短縮することができる。本実施例の試作品で
は、従来割出時間が1秒以上であったものを0.5秒に
短縮することができた。
【0034】上記実施例では半球状の回動ヘッド部に4
つのスピンドル部を設けているが、本発明はこれに限ら
れることなく、例えば円筒状、多角柱状等の異なる形状
の回動ヘッド部に任意数のスピンドル部を設けてもよ
い。また、本実施例ではクラッチとして噛み合いクラッ
チを用いているが、回転の断続を確実に行い得るもので
あれば他の公知のクラッチ機構を用いることができる。
さらに、本実施例では位置決め固定のためにロケートピ
ンを用いているが、例えばカービックカップリング等の
他の位置決め手段を用いてもよい。また、上記実施例で
はパラレルカムを用いているが、他の間欠的動作機構、
例えばローラーギアやゼネバ機構等の公知手段を用いる
こともできる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明は以下の効果
を奏する。
【0036】請求項1によれば、回動駆動系から同期し
た回転を取り出し、この回転によりそれぞれ動作する第
1及び第2の駆動カムにクラッチ機構と位置決め手段と
を連動させることにより、ヘッド割出時の動作部分を全
て単一の回動駆動系により駆動することができる上にカ
ム機構のみによりクラッチ機構と位置決め手段とを駆動
できるので、ユニットの小形化及び軽量化を図ることが
できるとともに、確実な動作を確保して割出時間を短縮
することができる。
【0037】請求項2によれば、同期回転取出部を回動
駆動系における回動ヘッド部をスピンドル部の形成周期
分回動させた場合に1回転する回転部分とすることによ
り、クラッチ機構や位置決め機構の駆動用カムをそのま
ま駆動することができるので機構系を簡素化できるか
ら、ユニットの小形化及び軽量化をさらに進めることが
できる。
【0038】請求項3によれば、パラレルカムを用いる
ことにより、必要な間欠動作を確保しながら割出機構を
全てカム及びレバーにより構成できるので、さらなる小
形化及び軽量化と、割出しの高速化とを図ることができ
る。
【0039】請求項4によれば、複合カム構造部によっ
て、一対の端面カムの組合せにより成るカム動作部と、
内外の出力軸から成る駆動力伝達部とをそれぞれ一体に
構成できるので、動作変換部を極めて容易に小形化及び
軽量化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタレットヘッドユニットの実施例
の全体構成を示すための斜視図である。
【図2】同実施例における回動ヘッド部の割出機構を示
す機構図である。
【図3】同実施例におけるスピンドル部の回転駆動系を
示す機構図である。
【図4】同実施例における動作変換部の構成を示す機構
図である。
【図5】同実施例における動作変換部からクラッチ部、
位置決め部までの構成を示す機構図である。
【図6】同実施例の各部の動作を示すタイミングチャー
トである。
【符号の説明】
1 ユニット本体 2 回動ヘッド部 21,22,23,24 スピンドル部 3 スピンドルモータ 4 割出モータ 25 ロケートブッシュ 34 スピンドル駆動軸 35 クラッチ部 36 スピンドル軸 37 第1駆動軸 38 クラッチ駆動レバー 55 ロケート駆動レバー 43 第1回動軸 44,45 パラレルカム 46 第2回動軸 56 ロケートピン 67 第2駆動軸 62,63 端面カム 62a,63a カム面

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持軸に対して回動可能に設けられ、複
    数のスピンドル部を備えた回動ヘッド部と、該回動ヘッ
    ド部を回動させてスピンドル部の一つにスピンドル駆動
    軸が対応するようにその回動位置を規定し該回動位置を
    保持するための位置決め手段を備えたヘッド割出機構
    と、前記スピンドル駆動軸と前記スピンドル部との回転
    接続を断続するクラッチ機構とを有するタレットヘッド
    ユニットにおいて、 前記ヘッド割出機構には、前記回動ヘッド部を回動させ
    る回動駆動系から同期した回転を取り出す同期回転取出
    部と、該同期回転取出部から得られた回転によりそれぞ
    れ動作する第1及び第2の駆動カムを有する動作変換部
    とを設け、 該第1のカムと前記クラッチ機構とを連動させ、前記第
    2のカムと前記位置決め手段とを連動させ 前記動作変換部は、前記第1のカム及び第2のカムを相
    互に同じ入力軸に接続され相互に対向するカム面をもつ
    端面カムとし、該入力軸に交差する内外2重構成の出力
    軸にそれぞれ接続された第1及び第2のカムフォロワを
    設けた複合カム構造であり、 前記第1のカムフォロワに接続された内外いずれか一方
    の出力軸を前記クラッチ機構に接続し、前記第2のカム
    フォロワに接続された他方の出力軸を前記位置決め手段
    に接続して構成した ことを特徴とするタレットヘッドユ
    ニット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記同期回転取出部
    は、前記回転駆動系において前記回動ヘッド部を前記ス
    ピンドル部の形成周期分回動させた場合に1回転する回
    転部分であることを特徴とするタレットヘッドユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記同期回転取出部
    は、入力軸の1回転に対して出力軸が前記スピンドル部
    の形成周期分回動するように構成されたパラレルカムの
    入力軸であることを特徴とするタレットヘッドユニッ
    ト。
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