JPS6246526Y2 - - Google Patents

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JPS6246526Y2
JPS6246526Y2 JP1979086822U JP8682279U JPS6246526Y2 JP S6246526 Y2 JPS6246526 Y2 JP S6246526Y2 JP 1979086822 U JP1979086822 U JP 1979086822U JP 8682279 U JP8682279 U JP 8682279U JP S6246526 Y2 JPS6246526 Y2 JP S6246526Y2
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JP
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cam
shaft
fixed
gear
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JP1979086822U
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JPS567639U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は工作機械における割出装置を備えた
回転刃物台に関する。
工作機械における回転刃物台の円周割出しを行
う割出装置は数値制御工作機械の普及と共に割出
数が増加する傾向にあり、例えばNC旋盤等では
8割出しより12割出しに移行する傾向にある。割
出数が増加すると割出時間が増加し、次々に工具
を割出す場合には割出時間が相当大きな時間とな
る。例えば通常ゼネバ機構を用いるものは割出し
時間が1秒であつて、刃物台のアンクランプ、ク
ランプに各0.5秒かかつている。従つて12の割出
し位置をもつ回転刃物台では最大割出しに6秒
かゝりアンクランプ、クランプに1秒を加えると
最大7秒もかかつてしまう。ゼネバ機構で回転速
度を上昇すると刃物台の慣性とクランプ時の上下
動により機構に無理がかかりバツクラツシを附さ
ねばならず実用上上記程度が限界近くとなつてい
る。ゼネバ機構以外の逐次に割出を行う機構につ
いてはクランプ時の刃物台の上下動と割出し機構
とをスプラインを介して連結するためがたがあり
同様の問題点がある。
回転刃物台の3位置以上の円周割出しを行う割
出し装置には所定割出し位置まで正逆回転して最
小回転角で直接割出しを行うものがあり、工作機
械とし要求される切削時間以外の時間を極力少く
する要請に答えるには好都合であるが機構が複雑
となる難があり信頼性の確保が難しい。
工作機械の刃物台は一般に強力にクランプして
使用するのが普通であり、割出しのみでクランプ
しない機構のものは高速化は比較的簡単であり、
アンクランプ、クランプ時にテーブル支持軸の軸
方向移動による割出し機構に無理が生ずるという
ことがないのである。
この考案はクランプ機能を有して高速の割出し
を行う回転刃物台の割出し機構を提供することを
目的とするものである。
この考案は割出し装置本体に上下動可能に枢着
された刃物台を載置するテーブル背面とベース上
に割出しギヤを備え、テーブルを介した刃物台の
支持軸を割出しギヤのかみ合の外れた位置におい
て正規にかみ合い得るコンケブグロボイダルカム
機構の従動軸となしたものである。
以下図面に従つてこの考案の実施例について説
明する。第1図は第2図のB−B断面図、第2図
は第1図のA−A断面図であつて刃物台が割出し
を完了し、クランプされた状態を示す。ベース1
は詳細には図示しないが旋盤サドルあるいはクロ
ススライド2等にボルト3により固定されるよう
になつている。
この実施例ではクロススライド2の回転刃物台
取付面は垂直となつている。ベース1には第1図
の左端に円筒形シリンダ室4が形成され、中空軸
のピストンロツドと一体のピストン5が密封輪6
により密封嵌入し、ピストン5の軸部は軸封輪7
によりベース1との間を密封され、ベース1にボ
ルト9により固定されたシリンダ蓋8との間には
密封輪11が嵌入して封止されている。シリンダ
蓋8には輪状部材にクラウンギヤを刻設した固定
クラウンギヤ12が嵌め込まれテーパピン14に
より位置決めされ、ボルト13により固定されて
いる。
ピストン5の中心孔には軸受15,16、推力
軸受17,18を介して割出軸19が嵌入し、割
出軸19に刻設したねじにロツクナツト21がね
じ込まれ、軸方向移動を制止されて回転自在とな
つている。ロツクナツト21は端面より溝22が
輪状に削成せられ、内周に一個所以上に溝22に
達するすりわり溝23を刻設し、軸方向より溝2
2の両側にわたつてテーパねじを刻設してテーパ
小ねじ24をねじ込みその部分のめねじを割出軸
19のおねじに押圧して係止しているのである。
割出軸19端はフランジ状に形成されその端面に
はタレツト刃物台が固定されるテーブル25が当
接してテーブル25のボルト孔を挿通してボルト
26が割出軸19端のめねじにねじ込まれ固定さ
れている。テーブル25には固定クラウンギヤ1
2とかみ合う可動クラウンギヤ27がテーパピン
28により位置決めされ、ボルト29により固定
されている。固定クラウンギヤ12と可動クラウ
ンギヤ27とは割出しギヤとクランプ装置の一部
をなしている。
シリンダ室4の両端には圧力流体の通口31,
32が通じており、通口31,32の何れかより
交互に圧力流体を送入することにより固定クラウ
ンギヤ12と可動クラウンギヤ27が係合し又係
合を解除されクランプと以下にのべる割出し機構
とにより割出しが可能となつている。通口31,
32はピストン5を高速移動させるためその断面
は従来より大きくしてある。
割出し軸19には円周上に回転ローラのカムフ
オロワー33の軸を放射状にして円周等分割して
ボス34に植設されたローラギヤ35がシユパン
リング(商品名)等の軸方向任意位置において固
定できる締結手段により固定されている。このカ
ムフオロワー33の数はこの回転刃物台の割出数
に応じて決められる。カムフオロワー33には割
出し軸19にくい違い交叉する駆動軸36に回転
及び軸方向移動に対し剛に固定されたコンケーブ
グロボイダルカム37(以下単にカム37とい
う)が正規のかみ合位置において予荷動が与えら
れるようにかみ合つている。この予荷重は該カム
37のローラギヤ35を駆動するカム曲線に従つ
て形成せられた割付角の部分は大きく割出し完了
位置では特に少くするかわずかの遊隙を与える。
ローラギヤ35とカム37は第1図においてロー
ラギヤ35が左方に移動した位置で正規のかみ合
位置にあり、第1図の位置においてはカムフオロ
ワー33とカム37とは遊びがある。一例をあげ
るとローラギヤ35とカム37の正規かみ合位置
において予荷重が零(バツクラツシ零)とすると
ローラギヤ35が軸方向に5mm移動したとき0.05
mmのすきまができる。
駆動軸36はボルト38,39によりベース1
に夫々固定された軸受箱41,42に納められた
テーパーローラ軸受43,44により軸方向移動
を制せられ回転自在に支持されている。軸受箱4
1,42には夫々めねじが刻設せられ、該めねじ
には調整ねじ45,46が軸受43,44の外輪
端を押圧してねじ込まれており、軸受43,44
を軸方向に移動してカム37とローラギヤ35の
かみ合い位置を調整できると共に軸受予荷重を与
えるようにしてある。47,48は調整ねじ4
5,46の回り止めのためにねじ間にねじ込まれ
た小ねじである。軸受箱42には正逆転可能な回
転原動機49がボルト50により固定され、回転
原動機49の出力軸51は駆動軸36とキー52
を介して回転に剛に結合されている。
割出し軸19の後端には導電性の割出しドラム
53がボルト55により固定されている。割出し
ドラム53の円周に接近して半径方向に複数の無
接点スイツチ54がベース1にボルト57により
固定されたスイツチ取付板56にブラケツトを介
して固定されている。無接点スイツチ54は割出
しドラム53の該無接点スイツチ54の位置に対
応して切欠が刻設せられていて無接点スイツチ5
4が該切欠により感応してその信号が図示しない
制御装置に送られるように配線されていて、無接
点スイツチ54と割出しドラム53の切欠溝によ
り円周12分割が判別できるようになつている。割
出しドラム53の一端にはフランジが設けられ、
このフランジと固設された無接点スイツチ58が
接近時電気信号が生じて割出し軸19の軸方向移
動が確認されるようになつている。駆動軸36の
円周上の一点にはドツク59が固定され、固設し
た無接点スイツチ60を作動させるようになつて
いる。
無接点スイツチ54が配線されている制御装置
は予め割出し位置が工程順序に従つて記憶されて
おり、無接点スイツチ54の何れかよりの信号と
一致したときに回転原動機49が消勢してシリン
ダ室4に圧力流体を送入するようになつている。
割出し動作についてのべると、制御装置により
割出し指令が発せられると、圧力流体は通口32
よりシリンダ室4に流入し同時に通口31側は無
圧となつてシリンダ室4より流出し、ピストン5
は第1図において左行し、推力軸受17を介して
割出し軸19は左行し、テーブル25、可動クラ
ウンギヤ27は左行する。可動クラウンギヤ27
と固定クラウンギヤ12とのかみ合せは外れる。
割出し軸19の左行につれてローラギヤ35は左
行し、カムフオロワー33は左行する。カムフオ
ロワー33とカム37のカム面とは割付角間の休
止位置にあるのでカムフオロワー33のみ移動し
カム37は回転せず、カムフオロワー33とカム
37のすきまは次第に小となつて行き、ついで接
触し、予荷重が加わりカムフオロワー33の第1
図の左行端においてカム37と正しくかみ合い、
設計値に従つた予荷重が与えられることとなる。
この際、割出し軸19が高速で移動してもローラ
ギヤ35とカム37は次第に予荷重が与えられる
ことになり無理が生じない。又仮にカム37のカ
ム面の片側にカムフオロワー33が接触しても転
動するので円滑に移動する。
割出しドラム53は無接点スイツチ58とは離
れ、無接点スイツチ58は消勢されて信号は消
え、制御装置を介して回転原動機49は附勢され
る。その際回転原動機49の回転方向は割出しド
ラム53が無接点スイツチ54の合致している現
在位置と所要割出し位置との間で回転角度の少な
い方向に附勢される。回転原動機49が回転する
と出力軸51が回転して駆動軸36従つてカム3
7は回転する。カム37はカムフオロワー33を
介してローラギヤ35は回転し、その回転は駆動
軸36の一回転に対してわずかに非回転であつて
続いて次第に増速し次第に減速し、わずかに非回
転で終る。所要割出し位置までの割出し数だけ駆
動軸36は連続して回転し、ローラギヤ35、従
つて割出し軸19はピストン5に支持され軸受1
5,16,17,18に案内され回動し、テーブ
ル25及び担持する刃物台等は間欠回動する。
所要割出し位置までくると、無接点スイツチ5
4より制御装置へ送られる信号は制御装置に記憶
されている信号と一致し、更に無接点スイツチ6
0とドツグ59の一致を待つて正確な位置におい
て回転原動機49は消勢され、駆動軸36、カム
37は停止し、ローラギヤ35、割出し軸19、
テーブル25等は停止する。続いて通口31より
圧力流体は送入され通口32側は無圧となつてピ
ストン5は第1図において右行し軸受18、ロツ
クナツト21を介して割出し軸19は右行する。
固定クラウンギヤ12と可動クラウンギヤ27は
かみ合い、正確な位置に割出されてクランプされ
る。カムフオロワー33はカム37の中立位置に
おいて移動しカム37とはすきまが生ずる。この
際、割出し軸19が高速度で軸方向に移動しても
ローラギヤ35とカム37の予荷重は次第に減少
してすきまを生ずることになるので無理なくロー
ラギヤ35は移動できる。又仮にカム37の片側
のカム面とカムフオロワー33とが接触しても転
動するので円滑にローラギヤ35は移動する。割
出しドラム53のフランジが無接点スイツチ58
に接近する。無接点スイツチ58の信号は制御装
置へ送られ割出しの完了が判別される。
以上の割出し軸19の回動と軸方向移動は従来
に比較して極めて高速度で行われる。この高速度
の回動はコンケーブグロボイダルカム37とロー
ラギヤ35のかみ合により達せられ、又割出し軸
19の高速の移動の際カムフオロワー33はカム
37の中立面において予荷重のある正規かみ合位
置と割出し軸19の軸方向移動したすきまのある
オフセツト位置との間を移動するので割出し装置
に無理な力が加わらないことになる。
以上のとおり、この考案の回転刃物台によれば
割出しが極めて高速で行われ、高速にてアンクラ
ンプ、クランプが可能となる。構造簡単であり剛
性が大きい。従つて割出し数の多い工作機械の高
速度の回転刃物台に適する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示し、第2図のB
−B断面図であつて、第2図は第1図のA−A断
面図である。 1……ベース、2……クロススライド、4……
シリンダ室、5……ピストン、8……シリンダ
蓋、12……固定クラウンギヤ、15,16……
軸受、17,18……推力軸受、19……割出し
軸、21……ロツクナツト、27……可動クラウ
ンギヤ、31,32……通口、33……カムフオ
ロワー、35……ローラギヤ、36……駆動軸、
37……コンケーブグロボイダルカム、41,4
2……軸受箱、43,44……テーパーローラ軸
受、49……回転原動機、51……出力軸、53
……割出しドラム、54,58……無接点スイツ
チ、59……ドツグ、60……無接点スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベースに設けられたシリンダ室に密封されたピ
    ストンの中心孔に、軸方向移動を制止されて回転
    自在に枢着された割出軸端にテーブルを固定し、
    テーブル背面とベースに夫々割出しギヤを固定す
    ると共に、割出軸にローラギヤを固定し、該ロー
    ラギヤとかみ合うコンケーブグロボイダルカムを
    割出しギヤがかみ合を外れてテーブルの回転割出
    しが可能な位置においてローラギヤとの正規かみ
    合位置にあるようにベースに枢着してコンケーブ
    グロボイダルカムの駆動軸を回転原動機の出力軸
    に連結した回転刃物台。
JP1979086822U 1979-06-25 1979-06-25 Expired JPS6246526Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979086822U JPS6246526Y2 (ja) 1979-06-25 1979-06-25

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JP1979086822U JPS6246526Y2 (ja) 1979-06-25 1979-06-25

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Publication Number Publication Date
JPS567639U JPS567639U (ja) 1981-01-23
JPS6246526Y2 true JPS6246526Y2 (ja) 1987-12-16

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ID=29320074

Family Applications (1)

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JP1979086822U Expired JPS6246526Y2 (ja) 1979-06-25 1979-06-25

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Families Citing this family (6)

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JPS5244670A (en) * 1975-10-06 1977-04-07 Totsupu Erekutoronitsukusu Inc Electronic clock

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JPS567639U (ja) 1981-01-23

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