JPH09171336A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09171336A
JPH09171336A JP7348367A JP34836795A JPH09171336A JP H09171336 A JPH09171336 A JP H09171336A JP 7348367 A JP7348367 A JP 7348367A JP 34836795 A JP34836795 A JP 34836795A JP H09171336 A JPH09171336 A JP H09171336A
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JP
Japan
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unit
cleaning
image forming
paper
forming apparatus
Prior art date
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JP7348367A
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English (en)
Inventor
Toru Nagatsuma
徹 永妻
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Manual Feeding Of Sheets (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強制クリーニングを行なわせるための特別な
入力手段を設けることにより発生する種々の不具合をも
たらすことなく、もともと具備している機能構成を利用
して、コストアップせずオペレーションパネルレスの動
向に適した画像形成装置を提供する。 【解決手段】 手差し給紙により転写紙を画像形成部に
送り込める手差し給紙部1と、転写紙に感光体27上の
トナー像を転写させる転写ローラ5とを備えた画像形成
装置において、手差し給紙部を構成する手差しトレイ1
aの開閉状態を検知する開閉検知部2と、手差しトレイ
によってセットする転写紙の幅方向にスライド可能に支
持された搬送ガイド部3と、搬送ガイド部の幅方向位置
を検知する設定検知部4と、転写ローラをクリーニング
するクリーニング部6と、開閉検知部が手差しトレイが
開状態から閉状態に変ったことを検知し、且つ、設定検
知部が搬送ガイド部について特定の幅方向位置を検知し
た時に、クリーニング部をあらかじめ定められた一定時
間動作させる制御部とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
レーザプリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に
関し、特に感光体表面に圧接しながら回転することによ
り感光体上のトナー像を転写紙上に転写させる転写手段
として転写ローラを用いた画像形成装置に於て、構成の
複雑化、過剰クリーニング等の不具合を伴うことなくト
ナー等により汚れた転写ローラを最適のタイミングでク
リーニングすることができる機構を備えた画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真式の画像形成装置の画像形成部
に於ては、帯電装置により予め一様に帯電された像担持
体(感光体)上に光学的な画像情報を照射することによ
り静電潜像を形成し、この静電潜像に現像装置からトナ
ーを供給することによって得たトナー像を転写紙上に転
写、定着することによって画像形成を行っている。とこ
ろで、上記転写を行う転写手段としては、転写チャージ
ャ等が従来から使用されていたが、コロナ放電時にオゾ
ンが発生して環境の悪化等の不具合をもたらす為、最近
では像担持体上に圧接しながら回転する転写ローラから
転写バイアスを転写紙に向けて印加することにより転写
を行う転写装置が増えている。転写ローラを用いて像担
持体(感光体)上のトナー像を転写紙上に転写する従来
の画像形成装置においては、像担持体と転写ローラは圧
接しながら回転しているので、像担持体上に残ったトナ
ーの一部が圧接しながら回転している転写ローラに付着
し、転写ローラを汚すことがある。そこで、従来は、転
写ローラの周面に対して圧接するクリーニングローラ、
ブレード等のクリーニング手段を設けると共に、画像形
成装置の一連の動作の中に転写ローラをクリーニングす
る動作を設けて転写ローラの汚れを取るようにしてい
た。また、ジャム等の異常動作により、像担持体上のト
ナーが転写紙上に転写されずに転写位置を通過する場合
には、転写ローラに大量のトナーが付着して汚れる事態
が発生するが、このような場合には転写ローラを強制的
にクリーニングさせる必要が生じる。そのため、従来は
以下のような方法でクリーニングの開始が行われてい
た。
【0003】1.画像形成装置の適所に、オペレータに
よるスイッチ操作によって強制クリーニングが開始され
るスイッチを設ける。 2.画像形成装置のオペレションパネルに強制クリーニ
ングを行わせる入力手段を持たせる。 3.画像形成装置のフロントカバーの開閉時に無条件に
強制クリーニングを行わせる。 しかし、上記1の方法では画像形成装置のいずれかの部
位に強制クリーニングを開始させるための専用スイッチ
を設ける必要がある。しかし、このスイッチを操作する
ことにより働く動作は通常の画像形成動作には全く必要
のないものであり、多くの機種にあってはこのスイッチ
をわざわざ隠す為に外装カバーに開閉機構を設けてい
た。従って、装置の複雑化、および、コストアップの要
因になっていた。また、上記2の方法では、今後の動向
としてレザープリンターのような画像形成装置ではオペ
レーションパネルを保持せず、オペレーションパネルに
持たせていた入力機能等はもっぱらホストコンピュータ
のドライバーソフトに組み込み、レザープリンターの条
件設定はホストコンピュータから行う方向に向かってい
る。従って、第2の方法も適用範囲が限られ、プリンタ
においては有用性が低下する一方となる。また、上記3
の方法では、フロントカバーの開閉はトナーの補給、装
置内の清掃等の別の目的にも使用されており、その頻度
も圧倒的に別の目的に用いられる場合が多い。従って、
開閉の都度転写ローラの強制クリーニングを行っていた
のでは、転写ローラの摩耗および劣化を早め、装置の製
品寿命を落とす原因となり、実用性が低い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、ジャ
ム等の異常動作による転写ローラの汚れを除去するクリ
ーニング動作開始の契機として、転写ローラのクリーニ
ングを強制的に行うスイッチを専用に設けたり、オペレ
ーションパネルに強制クリーニングを行わせる入力手段
を持たせたり、或はフロントカバーの開閉後に無条件に
強制クリーニングを行なわせたりしていた。しかし、こ
れらの方法では、専用のスイッチ追加によるコストアッ
プを招いたり、オペレーションパネルレスという商品開
発の動向とユーザのニーズに反する結果となって現実性
を失ったり、転写ローラの製品寿命を短くしたりと云う
不具合を生じていた。そこで、本発明は、機器本体に対
して開閉自在に枢支された手差し給紙部(手差しトレ
イ)が開状態から閉状態に変ったことと、且つ、手差し
給紙部の搬送ガイドが特定の設定位置にあることが検知
されることを条件として、転写ローラのクリーニングを
開始するようにしているので、強制クリーニングを行な
わせるための特別な入力手段を設けることにより発生す
る種々の不具合をもたらすことなく、もともと具備して
いる機能構成を利用して、コストアップせずオペレーシ
ョンパネルレスの動向に適した画像形成装置を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の手段は上記目的を
達成するために、請求項1の発明は、手差し給紙により
転写紙を画像形成部に送り込める手差し給紙部と、転写
紙に感光体上のトナー像を転写させる転写ローラとを備
えた画像形成装置において、上記手差し給紙部を構成す
る手差しトレイの開閉状態を検知する開閉検知部と、上
記手差しトレイによってセットする転写紙の幅方向にス
ライド可能に支持された搬送ガイド部と、上記搬送ガイ
ド部の幅方向位置を検知する設定検知部と、上記転写ロ
ーラをクリーニングするクリーニング部と、上記開閉検
知部が手差しトレイが開状態から閉状態に変ったことを
検知し、且つ、上記設定検知部が上記搬送ガイド部につ
いて特定の幅方向位置を検知した時に、上記クリーニン
グ部をあらかじめ定められた一定時間動作させる制御部
を備えた。請求項2の発明は、請求項1記載の画像形成
装置において、上記クリーニング部が動作する契機とな
る上記搬送ガイド部の上記特定の幅方向位置を、手差し
給紙可能な転写紙の紙サイズに対応する位置以外の予め
定められた位置としたことを特徴とする。請求項3の発
明は、請求項1記載の画像形成装置において、上記クリ
ーニング部が動作する契機となる上記搬送ガイド部の上
記特定の設定位置を、手差し給紙可能な転写紙の紙サイ
ズに対応する位置と共用したことを特徴とする。請求項
4の発明は、請求項3記載の画像形成装置において、上
記クリーニング部が動作する契機となる上記搬送ガイド
部の上記特定の設定位置に、クリーニング動作が行われ
ることを知らせる特定の指示を表示したことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】第1の手段のように構成された画像形成装置
は、手差し給紙部が開状態から閉状態に変ったことを開
閉検知部により検知し、且つ、搬送ガイド部の設定され
た位置が特定の設定位置(清掃位置)にあることを設定
検知部により検知した時に、転写ローラを強制的にクリ
ーニングするクリーニング部を持っているので、ジャム
等が発生して転写ローラを強制的にクリーニングしたい
時は、搬送ガイド部を特定の設定位置に設定して、手差
し給紙部を開いた状態から閉じさせれば、転写ローラが
トナーで汚れていても清掃された状態に戻すことができ
る。第2の手段の画像形成装置では、上記1項の画像形
成装置において、転写ローラを強制的にクリーニングす
る場合の搬送ガイド部の特定の設定位置を、紙サイズ以
外の予め定められた位置としたので、手差し給紙部で転
写紙を実際に使用した場合には搬送ガイド部が特定の設
定位置になっていないので、転写ローラのクリーニング
が行われることなく、強制的にクリーニングを必要とす
る場合のみ搬送ガイド部を紙サイズ以外の予め定められ
た位置に設定すればよい。
【0007】第3の手段の画像形成装置では、上記1項
の画像形成装置において、転写ローラを強制的にクリー
ニングする場合の搬送ガイド部の特定の設定位置を、紙
サイズの設定位置と共用にしてあるので、特に新しい設
定位置を設ける必要がなく保有している手差し給紙部の
ままで良い。第4の手段の画像形成装置では、上記3項
の画像形成装置において、転写ローラを強制的にクリー
ニングする場合の搬送ガイド部の特定の設定位置に、ク
リーニング動作が行われることを知らせる特定の指示を
記しているので、強制的にクリーニングさせる動作を迷
いなく行わせる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明を適用
する画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの一部
を示す側面図である。このレーザプリンタは、画像形成
部A、給紙搬送部B、光書込み部C等を備えている。図
示してないホストコンピュータからプリント指令を受け
ると、プリンタ装置内の制御回路によりレーザ光源21
から画像信号に応じた光を発光する。レーザ光源21か
らの光は、ポリゴンミラー22で反射させ、レンズ群2
3で集光させ、第一のミラー24、第二のミラー25で
所定の方向に反射させ、露光ミラー26に導かれ、感光
ベルト27上の所定の位置に露光される。感光ベルト
(像担持体)27上は、既に帯電チャージャ28により
均一に帯電されており、露光ミラー26よりの光で露光
して読み取り像に合った静電潜像が形成される。この静
電潜像は、現像部29の現像ローラ30によりトナーを
付着させられ、可視像化される。
【0009】一方、用紙収納カセット31からの転写紙
が、ピックアップローラ32、給紙ローラ33により上
記感光ベルト27の所定の位置迄給送され、上記感光ベ
ルト27の回転(矢印方向)にタイミングを合わされて
移動し、転写ローラ5からのトナー像と逆極性のバイア
スの印加により転写紙上にトナー像を転写する。その
後、感光ベルト27から分離した転写紙は、搬送ローラ
34によって熱定着装置35まで運ばれ、熱定着ローラ
36により転写紙上のトナー像に熱を加えられ、定着さ
せられる。画像形成された転写紙は排紙ロラー37で搬
送され、排紙トレイ38に収納される。また、転写紙に
トナー像を転写した後の上記感光ベルト27は、ベルト
クリーニングユニット39により表面に残ったトナーが
除去され、次の感光、静電潜像に控える。さらに、転写
ローラ5上に付着したトナーは、図示しないクリーニン
グ部6(電荷を印加する手段、クリーニングローラ、ブ
レード等)によりクリーニングされる。用紙収納カセッ
ト31に収納されていないサイズの転写紙を用いて画像
形成を行う場合には、手差し給紙部1を用いることがで
きる。手差し給紙部1を構成する給紙トレイ1aは、図
に示した矢印(ア)方向に回動するように一端を機器側
に枢支されており、通常は邪魔にならないように本体に
密着するようにセットされている。この手差し給紙部1
は、上記給紙トレイ1aと、給紙コロ1bと、後述する
2枚の搬送ガイド3(サイドガイド)と、各搬送ガイド
3を手動操作により進退させる移動機構等を有する。ク
リーニング部6によりクリーニングする方法としては、
転写ローラ5に対して付着したトナーが分離し易いよう
な電荷を与えてトナーを感光ベルト27に付着させた上
で、ベルトクリーニングユニット39を使ってトナーを
除去する方法、或は転写ローラ5に直接ブラシローラを
摺接させてこすり除く方法等種々あるが、本転写ローラ
5をクリーニングさせるクリーニング部6は、どの方法
でもよく、特に限定はしない。
【0010】図2は、本発明の実施の形態のレーザプリ
ンタ主要部のブロック図であり、制御部を構成するCP
U7、ROM8、RAM9はバスラインを介して各種負
荷5、6等、手差し給紙部1等に接続されている。手差
し給紙部1の開閉状態により電圧が反転する開閉検知部
2からの検知信号は、ペリフェラル・インタフェース部
(P I/O)10の一つの端子に導かれ、バスライン
(BUS LINE)11を経由してCPU7に取り込
まれる。また、手差し給紙部1の手差しトレイ1a上に
於て転写紙の幅方向(転写紙の給紙方向と直交する方
向)に進退可能に連動する2つの搬送ガイド部3は、転
写紙の紙サイズ幅に応じて搬送ガイド部3の幅方向位置
を可変に設定することができ、手差しトレイ1aからの
給紙中にスキューが生じないようにしている。搬送ガイ
ド部3を構成する右左ガイド3A、3B(図3参照)の
動きを示す右ガイド線12と、左ガイド線13からの各
検知信号は、ペリフェラル・インタフェース部(P I
/O)10のa〜d、x端子に導かれ、バスライン(B
US LINE)11を経由して同じくCPU7に取り
込まれる。また、右ガイド線12と左ガイド線13は、
どの位置にあっても常に同じ記号端子が導かれるように
機構的制限が加えられている。この機構的制限として
は、例えば、一つのピニオンギヤを挟んで2本のラック
ギヤを対向配置させると共に各ラックギヤに各ガイド3
R、3Lを夫々固定した機構、或はエンドレスのワイヤ
ー上の所定の2か所に各ガイド3R、3Lを夫々固定し
た機構等を採用する。いずれにしても、この機構によれ
ば、2つのガイド3R、3Lは一方を操作することによ
り他方も連動して等距離だけ接近、離間方向に進退する
こととなる。
【0011】図では、端子a〜d迄は手差し給紙可能な
いずれかの紙サイズ幅に該当し、端子xは手差し給紙可
能な紙サイズ幅に該当しない特定の設定位置に当る。ペ
リフェラル・インタフェース部(P I/O)10のx
端子信号は、例えば右ガイド線12や左ガイド線13が
端子xを選択するとロー(0V)レベルになり、選択さ
れていない状態ではハイ(+5V)レベルになる。ま
た、CPU7は、開閉検知部2からの開閉検知信号を受
けて、バスライン11、ペリフェラル・インタフェース
部10を通して、手差し給紙部1が開状態(ハイレベル
とする)から閉状態(ローレベル)に変ったことを検出
できる。また、その際CPU7は、バスライン11、ペ
リフェラル・インタフェース部10を通して、手差し給
紙部1内にある搬送ガイド部3の設定位置が、どの紙サ
イズ幅にも該当しない端子xにあるか否かを判断するこ
とが可能であり、端子xにあると判断した場合はクリー
ニング部6を動作させ、転写ローラ5をクリーニングさ
せる。ROM8にはCPU7の制御プログラムが格納さ
れており、RAM9はCPU7の演算結果等の一時記憶
に用いられる。また、転写ローラ5およびクリーニング
部6は同じバスライン11に接続されていて、CPU7
からの判断でクリーニング部6を通して転写ローラ5を
クリーニングしたり、転写ローラ5を動作させたりでき
るようになっている。また、図示はしてないが図2にお
いて、どの紙サイズ幅にも該当しない端子xを削除し
て、使用可能などれかの紙サイズ幅に該当する端子a〜
dのどれか一つを、転写ローラ5をクリーニングするた
めの特定の設定位置と決めることも可能である。例え
ば、端子aを特定の設定位置と共有して用いたとする
と、手差し給紙部1内の搬送ガイド部3を端子aに設定
して、手差し給紙部1を閉じると転写ローラ5のクリー
ニングが行われることになる(クリーニングを意図した
操作)。また、実際に端子aに該当する紙サイズ幅の転
写紙を手差し給紙部1から使用した後、手差し給紙部1
を閉じると自動的に転写ローラ5のクリーニングが行わ
れる(クリーニングを格別意図しない操作)。
【0012】次に、図3は、特定の設定位置を本来検知
すべき紙サイズ以外の位置とした説明図である。図は、
レーザプリンタ本体14に付属する手差し給紙部1の上
面図であり、右方面から挿入される転写紙のサイズ幅に
適合するように、搬送ガイド部3(ガイド3R、3L)
を矢印で示した幅方向に調節して合わせる。搬送ガイド
部3の右側の手差しトレイ1a上には、転写紙のサイズ
幅に相当するセット位置を示すA、B、C、Dの記号と
設定位置を示すバーマークが付記されているので、これ
から使用する転写紙のサイズ幅が判っていれば予め相当
するA、B、C、Dのどれかの記号に合わせておくこと
もできる。一般には、搬送ガイド部3のどちらか一方の
ガイドをA、B、C、Dのどれかの記号に合わせように
移動させると、他方のガイドは連動して動き同じ記号に
合うようになっている。また、手差し給紙可能な紙サイ
ズ以外の位置に、転写ローラ5をクリーニングする条件
を成就させる為の専用の特定の設定位置が設けられ、そ
こにはクリーニング動作が行われることを知らせる「清
掃」の文字が付記されている。従って、ジャム等が発生
して転写ローラ5をクリーニングする必要が生じた場合
には、搬送ガイド部3を清掃の文字が付記してある位置
まで移動させて、手差し給紙部1を図のような開状態か
ら閉じれば、制御部からの指令によりクリーニング部6
がある一定時間自動的にクリーニングを実行し、転写ロ
ーラ5に付着したトナーを取り除くことができる。
【0013】図4は、クリーニング開始の条件となる搬
送ガイド部3の特定の設定位置を本来検知すべき紙サイ
ズの位置の一つと共用した場合であり、図では転写紙の
サイズ幅Aで使用する設定位置を特定の設定位置とした
場合である。右側の転写紙のサイズ幅Aに相当するバー
マークの位置には、転写紙のサイズ幅Aを示す表示の他
に、転写ローラ5をクリーニングすることを示した「清
掃」の文字が付記してある。従って、転写ローラ5をク
リーニングする必要が生じた場合、搬送ガイド部3を清
掃の文字が付記してある位置まで移動させて、手差し給
紙部1を閉じれば、クリーニングが行われる。上記で
は、転写ローラ5をクリーニングする位置に清掃の文字
を付記する説明をしたが、勿論、清掃の文字以外の文字
でもよいし、文字を付記しない場合には、バーマークの
状態を特定の設定位置だけ変えて記入することも有効で
ある。
【0014】図5は、本発明の実施の形態の画像形成装
置の主要動作を示したフローチャートである。先ず、開
閉検知部2によって手差し給紙部1が開状態にあるの
か、閉状態にあるのか判断される(ステップS1)。手
差し給紙部1が開状態になっていると(S1 Ye
s)、手差し給紙部1からの給紙を実行させるために、
CPU7は、バスライン11、ペリフェラル・インタフ
ェース部10を通して搬送ガイド部3の設定位置を検知
する(S6)。次ぎに、検知した搬送ガイド部3の設定
位置から、給紙されてくる転写紙のサイズを認識し、画
像形成部あるいは搬送部等の転写紙のサイズ幅に関係し
た各部の条件設定を行い(S7)、手差し給紙部1の開
閉状態を示す状態メモリーの内容を、開状態であること
を示す『1』をセットして終了する。その後は、本フロ
ーチャートの範囲を外れるが、手差し給紙部1から転写
の給紙を実行させる。
【0015】次ぎに、ステップS1に戻って、手差し給
紙部1が開状態でない場合(S1No)には、閉状態に
あると判断されるので、以前の手差し給紙部1の開閉状
態を判定する(S2)。若し、手差し給紙部1の前の開
閉状態が『1』でない閉状態であるなら(S2 N
o)、以前から現在まで手差し給紙部1は閉じられた状
態のままであるとして終了する。また、ステップS2に
おいて、手差し給紙部1の前の開閉状態を示す状態メモ
リーが『1』の開状態であった場合には(S2Ye
s)、搬送ガイド部3の設定位置が特定の設定位置(清
掃位置)にあるか、否かを判断する(S3)。若し、特
定の設定位置になければ(S3 No)、そのまま本フ
ローを終了する。また、特定の設定位置にあれば(S3
Yes)、転写ローラ5をクリーニングする条件が成
立するので、クリーニング部6を働かせて転写ローラ5
を一定時間クリーニングする(S4)。クリーニング終
了後は、状態メモリーを『0』の状態にして(S5)、
終了する。
【0016】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
ジャム等が発生して転写ローラを強制的にクリーニング
したい時は、搬送ガイド部を特定の設定位置(清掃位
置)にセットして、手差し給紙部を開いた状態から閉じ
させれば転写ローラがトナーで汚れていても清掃された
状態に戻すことが簡単にできるようになったので、転写
ローラからのトナー汚れのない画像が得られることとな
る。しかも、転写ローラのクリーニングのための格別の
スイッチ等を設ける必要がないので、構造の複雑化を招
かず、また転写ローラのクリーニング頻度もさほど多く
ならないので、過剰なクリーニングにより損耗すること
がなくなる。請求項2の発明によれば、転写紙を手差し
給紙部から実際に使用した場合には搬送ガイド部が特定
の設定位置になっていないので、転写ローラが不要にク
リーニングされることなく、強制的にクリーニングを必
要とする場合のみ搬送ガイド部を紙サイズ以外の予め定
められた位置に設定すればよいようにしたので、転写ロ
ーラの摩耗および劣化の促進を抑えて、転写ローラによ
るトナー汚れのない画像を得られるようになった。
【0017】請求項3の発明によれば、転写ローラを強
制的にクリーニングする場合の搬送ガイド部の特定の設
定位置を、紙サイズの設定位置と共用にさせたので、少
ない変更とコストアップで転写ローラをクリーニングす
る機能を達成できた。請求項4の発明によれば、転写ロ
ーラを強制的にクリーニングする場合の搬送ガイド部の
特定の設定位置に、クリーニング動作が行われることを
知らせる特定の指示を記し、他のクリーニングを行なわ
ない設定位置と区別させたので、転写ローラを強制的に
クリーニングする動作時間を短縮できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態例の画像形成装置の要部
の側面図である。
【図2】本発明の実施の形態例の画像形成装置の要部の
ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態例を示す特定の設定位置
を、本来検知すべき紙サイズ以外の位置とした場合の説
明図である。
【図4】本発明の実施の形態例の特定の設定位置を、本
来検知すべき紙サイズ位置と共用した場合の説明図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態の画像形成装置の主要動作
を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 手差し給紙部、2 開閉検知部、3 搬送ガイド
部、4 設定検知部、5 転写ローラ、6 クリーニン
グ部、7 CPU、8 ROM、9 RAM、10 ペ
リフェラル・インタフェース部、11 バスライン、1
2 右ガイド線、13 左ガイド線、14 レーザプリ
ンタ本体、21 レーザ光源、22 ポリゴンミラー、
23 レンズ群、24 第一のミラー、25 第二のミ
ラー、26 露光ミラー、27 感光ベルト、28 帯
電チャージャ、29 現像部、30 現像ローラ、31
用紙収納カセット、32 ピックアップローラ、33
給紙ローラ、34 搬送ローラ、35 熱定着装置、
36 熱定着ローラ、37 排紙ロラー、38 排紙ト
レイ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手差し給紙により転写紙を画像形成部に
    送り込める手差し給紙部と、転写紙に感光体上のトナー
    像を転写させる転写ローラとを備えた画像形成装置にお
    いて、 上記手差し給紙部を構成する手差しトレイの開閉状態を
    検知する開閉検知部と、上記手差しトレイによってセッ
    トする転写紙の幅方向にスライド可能に支持された搬送
    ガイド部と、上記搬送ガイド部の幅方向位置を検知する
    設定検知部と、上記転写ローラをクリーニングするクリ
    ーニング部と、 上記開閉検知部が手差しトレイが開状態から閉状態に変
    ったことを検知し、且つ、上記設定検知部が上記搬送ガ
    イド部について特定の幅方向位置を検知した時に、上記
    クリーニング部をあらかじめ定められた一定時間動作さ
    せる制御部を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    上記クリーニング部が動作する契機となる上記搬送ガイ
    ド部の上記特定の幅方向位置を、手差し給紙可能な転写
    紙の紙サイズに対応する位置以外の予め定められた位置
    としたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置において、
    上記クリーニング部が動作する契機となる上記搬送ガイ
    ド部の上記特定の設定位置を、手差し給紙可能な転写紙
    の紙サイズに対応する位置と共用したことを特徴とする
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像形成装置において、
    上記クリーニング部が動作する契機となる上記搬送ガイ
    ド部の上記特定の設定位置に、クリーニング動作が行わ
    れることを知らせる特定の指示を表示したことを特徴と
    する画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008052036A (ja) * 2006-08-24 2008-03-06 Ricoh Printing Systems Ltd 画像形成装置
JP2020067634A (ja) * 2018-10-26 2020-04-30 キヤノン株式会社 画像形成装置

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