JP3406393B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3406393B2
JP3406393B2 JP20098594A JP20098594A JP3406393B2 JP 3406393 B2 JP3406393 B2 JP 3406393B2 JP 20098594 A JP20098594 A JP 20098594A JP 20098594 A JP20098594 A JP 20098594A JP 3406393 B2 JP3406393 B2 JP 3406393B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、アナログ式
あるいはデジタル式の電子複写機などに適用して好適な
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、たとえば、アナログ式の電子複
写機は、原稿台上の原稿を露光走査することにより、回
転する感光体ドラム(像担持体)上に原稿の画像に対応
した静電潜像を形成し、この感光体ドラム上の静電潜像
を現像器によってトナー(現像剤)を付着させることに
より現像し、この現像によって形成されたトナー像を、
転写用帯電器によって、給紙手段から所定のタイミング
で供給される用紙上に転写せしめ、この用紙上に転写さ
れたトナー像を定着器を通すことにより定着するように
なっている。
【0003】このような電子複写機にあっては、特に全
面複写において、多湿時の転写性能向上のために、転写
用帯電器の前に、給紙手段から供給される用紙を案内す
る転写前ガイド板(案内部材)を設け、この転写前ガイ
ド板に対して所定のバイアス電圧を印加するようにして
いる。
【0004】これを具体的に説明すると、たとえば、給
紙カセットから供給される用紙を感光体ドラムと対向配
設された転写用帯電器の部分に供給するレジストローラ
対と感光体ドラムとの間に、用紙Pをそれと接触しなが
ら案内する導電性の転写前ガイド板を設け、この転写前
ガイド板に対して高圧発生部から所定のバイアス電圧
(たとえば、約1KV)を印加するものである。
【0005】そして、転写前ガイド板に対するバイアス
電圧の印加タイミングは、複写キーがオンされるとバイ
アス電圧を印加し、対応する複写動作が終了するとバイ
アス電圧の印加を停止するようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従
来、全面複写において、特に多湿時の転写性能向上のた
めに、転写前ガイド板に対する印加電圧を、複写キーの
オン時からその複写動作が終了するまでの間、オンして
いる。
【0007】ところが、一般に、転写前ガイド板に印加
するバイアス電圧は、用紙の先端と後端の位置に相当す
る原稿濃度によらず、常に一定値に規定されていること
から、先端と後端の画像濃度が高い原稿の画像が複写さ
れた場合には、用紙の先端、後端部位置に密に存在する
感光体ドラム上のトナーを転写前ガイド板が静電的に吸
着してしまう。
【0008】そのため、転写前ガイド板に吸着したトナ
ーによる用紙の裏汚れが発生してしまうという問題があ
った。そこで、本発明は、特に全面画像形成時、転写前
の用紙を案内する案内部材に現像剤が静電的に吸着され
ることを防止でき、よって用紙の裏汚れを防止できる画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、原稿の画像に対応した潜像を移動する像担持体上に
形成する画像形成手段と、前記原稿の画像の少なくとも
先端部および後端部の濃度を検知する濃度検知手段と、
前記画像形成手段で形成された前記像担持体上の潜像を
現像剤を付着させることにより現像する現像手段と、こ
の現像手段の現像で形成された現像剤像を、所定のタイ
ミングで供給される用紙上に転写せしめる転写手段と、
この転写手段に供給する前記用紙を案内する導電性の案
内部材と、この案内部材に案内されて供給される前記用
紙の先端部を検知する用紙検知手段と、この用紙検知手
段の検知結果に基づき動作し、前記案内部材に対して前
記濃度検知手段の前記原稿の画像の先端部の検知結果に
応じたバイアス電圧を、前記用紙の先端が前記像担持体
に接触するよりも所定時間前に印加する第1のバイアス
電圧印加手段と、前記案内部材に案内された前記用紙が
前記像担持体に接触してからの時間を計測する計時手段
と、この計時手段により前記用紙が前記像担持体に接触
してから所定時間経過したことが計測されたとき、前記
案内部材に対して前記濃度検出手段の前記原稿の画像の
後端部の検知結果に応じたバイアス電圧を、前記計時手
段による計測結果と予め求められる前記用紙の大きさに
基づいて求められる前記用紙の後端が前記像担持体と非
接触となる時点よりも所定時間前に印加する第2のバイ
アス電圧印加手段と、を具備している。また、本発明の
画像形成装置は、原稿の画像に対応した潜像を移動する
像担持体上に形成する画像形成手段と、前記原稿の画像
の少なくとも先端部および後端部の濃度を検知する濃度
検知手段と、前記画像形成手段で形成された前記像担持
体上の潜像を現像剤を付着させることにより現像する現
像手段と、この現像手段の現像で形成された現像剤像
を、所定のタイミングで供給される用紙上に転写せしめ
る転写手段と、この転写手段に供給する前記用紙を案内
する導電性の案内部材と、この案内部材に案内されて供
給される前記用紙の先端部を検知する用紙検知手段と、
この用紙検知手段の検知結果に基づき動作し、前記案内
部材に、前記濃度検知手段による前記原稿の画像の先端
部の画像濃度の検知結果が所定の濃度より高い場合に、
第1のバイアス電圧を、前記用紙の先端が前記像担持体
に接触 するよりも所定時間前から前記用紙の先端が前記
像担持体に接触して所定時間経過するまでの間、印加す
る第1のバイアス電圧印加手段と、前記案内部材に案内
された前記用紙が前記像担持体に接触してからの時間を
計測する計時手段と、この計時手段により前記用紙が前
記像担持体に接触してから所定の第1の時間が経過した
ことが計測されたとき、前記案内部材に、前記第1のバ
イアスとは異なる第2のバイアス電圧を印加する第2の
バイアス電圧印加手段と、前記計時手段により前記用紙
が前記像担持体に接触してから第2の時間が経過したこ
とが計測されたとき、前記案内部材に、前記濃度検出手
段による前記原稿の画像の後端部の画像濃度の検知結果
が所定の濃度に応じた第3のバイアス電圧を、前記計時
手段による計測結果と予め求められる前記用紙の大きさ
に基づいて求められる前記用紙の後端が前記像担持体と
非接触となる時点よりも所定時間前に印加する第3のバ
イアス電圧印加手段と、を具備している。
【0010】また、本発明の画像形成装置は、原稿の画
像に対応した潜像を移動する像担持体上に形成する画像
形成手段と、前記原稿の画像の少なくとも先端部および
後端部の濃度を検知する濃度検知手段と、前記画像形成
手段で形成された前記像担持体上の潜像を現像剤を付着
させることにより現像する現像手段と、この現像手段の
現像で形成された現像剤像を、所定のタイミングで供給
される用紙上に転写せしめる転写手段と、この転写手段
に供給する前記用紙を案内する導電性の案内部材と、こ
の案内部材に案内されて供給される前記用紙の先端部ま
たは後端部を検知する用紙手段と、この用紙
段の検結果に基づき動作し、前記案内部材に対して前
記濃度検知手段の前記原稿の画像の先端部の検知結果に
応じたバイアス電圧を、前記用紙の先端が前記像担持体
に接触するよりも所定時間前に印加する第1のバイアス
電圧印加手段と、前記濃度検知手段の前記原稿の画像の
先端部の検知結果に基づき動作し、この第1のバイアス
電圧印加手段の出力を前記用紙の位置に応じて変化させ
るバイアス電圧制御手段と、前記案内部材に案内された
前記用紙が前記像担持体に接触してからの時間を計測す
る計時手段と、この計時手段により前記用紙が前記像担
持体に接触してから所定時間経過したことが計測された
とき、前記案内部材に対して前記濃度検出手段の前記原
稿の画像の後端部の検知結果に応じたバイアス電圧を
前記用紙の後端が前記像担持体と非接触となる時点より
も所定時間前に印加する第2のバイアス電圧印加手段
と、前記用紙手段による前記用紙の後端部が前記案
内部材から離れる時間の結果に基づき動作し、前記
第2のバイアス電圧印加手段のバイアス電圧印加動作
、前記用紙の後端が前記像担持体に非接触となった時
点で停止せしめるバイアス印加停止制御手段と、を具備
している。また、本発明の画像形成装置は、原稿の画像
に対応した潜像を移動する像担持体上に形成する画像形
成手段と、前記原稿の画像の少なくとも先端部および後
端部の濃度を検知する濃度検知手段と、前記画像形成手
段で形成された前記像担持体上の潜像を現像剤を付着さ
せることにより現像する現像手段と、この現像手段の現
像で形成された現像剤像を、所定のタイミングで供給さ
れる用紙上に転写せしめる転写手段と、この転写手段に
供給する前記用紙を案内する導電性の案内部 材と、この
案内部材に案内されて供給される前記用紙の先端部また
は後端部を検知する用紙検知手段と、この用紙検知手段
の検知結果に基づき動作し、前記案内部材に、前記濃度
検知手段による前記原稿の画像の先端部の画像濃度の検
知結果が所定の濃度より高い場合に、検出された画像濃
度に応じた第1のバイアス電圧を、前記用紙の先端が前
記像担持体に接触するよりも所定時間前に印加するバイ
アス電圧印加手段と、前記濃度検知手段の前記原稿の画
像の先端部の画像濃度の検知結果が所定の濃度よりも高
い場合に前記第1のバイアス電圧印加手段の出力を前記
用紙の位置に応じて前記第1のバイアス電圧とは異なる
第2のバイアス電圧に変化させるバイアス電圧制御手段
と、前記用紙検知手段の検知結果に基づき動作し、前記
第1のバイアス電圧を出力する前記バイアス電圧印加手
段および前記第1のバイアス電圧を前記第2のバイアス
電圧に変化させる前記バイアス電圧制御手段によるバイ
アス電圧の変化を、前記用紙の後端が前記像担持体に非
接触となった時点で停止せしめるバイアス印加停止制御
手段と、を具備している。
【0011】さらに、本発明の画像形成装置は、原稿の
画像に対応した潜像を移動する像担持体上に形成する画
像形成手段と、前記原稿の画像の少なくとも先端部およ
び後端部の濃度を検知する濃度検知手段と、前記画像形
成手段で形成された前記像担持体上の潜像を現像剤を付
着させることにより現像する現像手段と、この現像手段
の現像で形成された現像剤像を、所定のタイミングで供
給される用紙上に転写せしめる転写手段と、この転写手
段に供給する前記用紙を案内する導電性の案内部材と、
この案内部材に案内されて供給される前記用紙の先端部
または後端部を検知する用紙手段と、この用紙
手段の検結果に基づき動作し、前記案内部材に対して
前記濃度検知手段の前記原稿の画像の先端部の検知結果
に応じたバイアス電圧を、前記用紙の先端が前記像担持
体に接触するよりも所定時間前に印加する第1のバイア
ス電圧印加手段と、前記濃度検知手段の前記原稿の画像
の先端部の検知結果に基づき動作し、この第1のバイア
ス電圧印加手段の出力を前記用紙の位置に応じて変化さ
せるバイアス電圧制御手段と、前記案内部材に案内され
た前記用紙が前記像担持体に接触してからの時間を計測
する計時手段と、この計時手段により前記用紙が前記像
担持体に接触してから所定時間経過したことが計測され
たとき、前記案内部材に対して前記濃度検出手段の前記
原稿の画像の後端部の検知結果に応じたバイアス電圧
、前記用紙の後端が前記像担持体と非接触となる時点
よりも所定時間前に印加する第2のバイアス電圧印加手
段と、前記用紙手段の検結果に基づき動作し、前
記第2のバイアス電圧印加手段のバイアス電圧印加動作
、前記用紙の後端が前記像担持体と非接触となった時
点で停止せしめるバイアス印加停止制御手段と、前記転
写手段による転写時、前記像担持体上に静電的に吸着さ
れた前記用紙を前記像担持体上から静電的に剥離する剥
離手段と、前記用紙手段の検結果に基づき動作
し、前記濃度検知手段の検知結果に応じて前記剥離手段
の出力を制御する剥離出力制御手段と、を具備してい
る。
【0012】
【作用】原稿の画像濃度により用紙の先端および後端部
に付着する現像剤量を予測し、それに基づき転写前の用
紙を案内する案内部材に対するバイアス電圧を制御する
ことにより、特に全面画像形成時、案内部材に現像剤が
静電的に吸着されることを防止でき、よって用紙の裏汚
れを防止できる。
【0013】さらに、用紙の後端が案内部材から離れる
とき、像担持体上に吸着された用紙を像担持体上から静
電的に剥離する剥離手段の出力を原稿の画像濃度に応じ
て制御することにより、特に多湿時での用紙後端部の転
写性を向上させることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の一
例として、アナログ式電子複写機の構成を概略的に示す
ものである。図において、1は複写機本体で、その上面
には透明ガラスからなる原稿台2が設けられているとと
もに、この原稿台2上には原稿カバー3が開閉自在に設
けられている。
【0015】本体1の図面に対し右側部には、用紙を収
納した小容量の給紙カセット4および大容量の給紙カセ
ット5がそれぞれ着脱自在に設けられている。本体1の
図面に対し左側部には、複写された用紙を排出する排紙
トレイ6が設けられている。
【0016】本体1内には、帯電、露光、現像、転写、
定着、清掃などの画像形成プロセスによって画像を形成
する画像形成手段11が設けられている。画像形成手段
11は、本体1内のほぼ中央部に回転自在に軸支された
像担持体としての感光体ドラム12を有し、この感光体
ドラム12の周囲には、帯電用帯電器13、トナ−とキ
ャリヤとからなる二成分現像剤を使用する磁気ブラシ式
の現像装置(現像手段)14、転写用帯電器(転写手
段)15、剥離用帯電器(剥離手段)16、クリーニン
グ装置17、および、除電装置18が順に配置されてい
る。感光体ドラム12は、時計廻り方向に回転して、そ
の表面が帯電用帯電器13によって一様に帯電されるよ
うになっている。
【0017】原稿台2の下方部位には、露光手段として
の露光装置20が配設されている。露光装置20は、リ
フレクタ21によって背部を囲撓された露光ランプ2
2、第1,第2,第3の反射ミラー23,24,25、
レンズ26、および、第4,第5,第6の反射ミラー2
7,28,29などの光学系からなり、さらに、原稿の
画像濃度を検知する濃度検知手段としての濃度センサ3
0を含んでいる。
【0018】すなわち、原稿台2上に載置された原稿
(図示せず)の画像は、露光装置20によって光学的に
走査され、画像形成手段11の感光体ドラム12上に露
光させることにより、感光体ドラム12上に静電潜像を
形成するようになっているもので、この感光体ドラム1
2上に形成された静電潜像は、現像装置14によって供
給される現像剤の磁気ブラシ中の現像剤としてのトナ−
により現像されて、トナー像化される。
【0019】本体1の右側部に着脱自在に設けられた給
紙カセット4,5から、選択的にピックアップローラ3
1,32および給紙ローラ33,34を介して用紙が1
枚ずつ取出されるようになっている。
【0020】給紙カセット4または5から取出された用
紙は、レジストローラ対35に導かれ、このレジストロ
ーラ対35によって感光体ドラム12に対向配置された
転写用帯電器15との間へ案内しつつ搬送され、転写用
帯電器15によって感光体ドラム12上のトナ−像が用
紙上に転写されるようになっている。
【0021】この場合、レジストローラ対35と感光体
ドラム12との間には、レジストローラ対35によって
送られる用紙をそれと接触しながら案内する導電性の案
内部材としての転写前ガイド板36が設けられていて、
この転写前ガイド板36には、後述するように所定のバ
イアス電圧が印加されるようになっている。
【0022】また、レジストローラ対35の手前には、
供給される用紙のサイズ検知、紙詰まり検知、用紙の先
端および後端検知を行なうための用紙検知器37が設け
られている。
【0023】転写後の用紙は、交流コロナ放電による剥
離用帯電器16によって感光体ドラム12上から剥離さ
れて、搬送ベルト38を介して定着装置39へ搬送さ
れ、この定着装置39によってトナー像が用紙上に溶融
定着される。
【0024】定着後の用紙は、定着装置39の下流側に
設けられた取出ロ−ラ対40により取出され、この取出
ロ−ラ対40の下流側に設けられたゲート41の切換え
により、排紙ローラ対42を介して本体1の外部に設け
られた排紙トレイ6上に排出されるか、または、本体1
内の底部に形成された反転手段43に再度搬送されるよ
うになっている。
【0025】反転手段43に搬送された用紙は、スイッ
チバックされて、レジストローラ対44,35および転
写前ガイド板36を介して再び感光体ドラム12と転写
用帯電器15との間へ案内搬送され、これによって両面
複写を可能にしている。
【0026】用紙へのトナー像の転写、用紙剥離後の感
光体ドラム12上に残留した残留トナーは、クリーニン
グ装置17によって掻き取られ、この掻き取られた使用
済のトナーおよび異物を含む廃トナーは、図示しない搬
送ローラによってクリーニング装置17の外部に排出さ
れるようになっている。クリーニング装置17によって
クリーニングされた感光体ドラム12の表面は、除電装
置18によって電位を一定のレベル以下に除電して、次
の複写動作を可能にしている。
【0027】図2は、レンズ26と濃度センサ30との
位置関係を概略的に示すものである。濃度センサ30
は、第3の反射ミラー25からの光がレンズ26に向か
う光軸を含む面内で、画像光の外側に配設されていて、
原稿からの反射光の一部を受光して光電変換することに
より、原稿の画像濃度を検知する。濃度センサ30で検
知された画像濃度は、周知の感光体ドラム12上に対す
る露光量の自動制御に用いられるとともに、後述するよ
うに転写前ガイド板36に印加するバイアス電圧の制
御、および、剥離用帯電器16の出力制御に用いられる
ようになっている。
【0028】図3は、上記のように構成された電子複写
機の制御系の要部を概略的に示すものである。図におい
て、本装置全体の制御を司る制御手段としてのCPU
(セントラル・プロセッシング・ユニット)51には、
CPU51の制御プログラムなどを記憶しているROM
(リード・オンリ・メモリ)52、ワーキングメモリと
してのRAM(ランダム・アクセス・メモリ)53、必
要に応じて計時動作を行なう計時部54、前記用紙検知
器37、前記濃度センサ30の出力をデジタル化するA
/D変換器55、前記転写用帯電器15に所定の高電圧
を印加する転写用高圧発生部56、前記剥離用帯電器1
6に所定の高電圧を印加する剥離用高圧発生部57、お
よび、前記転写前ガイド板36に転写用帯電器15に印
加する高電圧と同極性の所定のバイアス電圧を印加する
転写前高圧発生部58などがそれぞれ接続されている。
【0029】RAM53には、転写前ガイド板36に印
加する原稿の画像濃度に応じたバイアス電圧を決定する
データがあらかじめ記憶されている。すなわち、たとえ
ば、原稿の画像濃度の高い順(この場合は2段階)に、
濃度センサ30の出力電圧(検知された画像濃度に対応
する電圧)が0〜2V(ボルト)である場合にバイアス
電圧として0.8KVを、2〜5Vである場合にバイア
ス電圧として1.6KVを、それぞれ出力させるための
濃度センサ30の出力電圧とバイアス電圧との対応デー
タがテーブルの形で格納されている。
【0030】なお、上記バイアス電圧の値は、たとえ
ば、図4に示す濃度センサ30の出力電圧および原稿の
画像濃度と原稿の先端領域濃度との関係から得られたも
のである。
【0031】計時部54は、転写前ガイド板36へのバ
イアス電圧の印加タイミングなどを制御するためのもの
であり、たとえば、カウンタ回路などを主体に構成され
ている。
【0032】次に、このような構成において、図5に示
すフローチャートを参照してCPU51による処理を概
略的に説明する。まず、ステップS1において、濃度セ
ンサ30によって原稿の画像濃度が検知される。すなわ
ち、濃度センサ30によって、原稿台2上に載置された
原稿からの反射光を受光して電圧信号に変換することに
より、原稿の画像濃度が検知される。この場合、濃度セ
ンサ30は、一般には原稿の全ての領域に対して画像濃
度を検知するが、本発明のバイアス電圧の制御を行なう
ためには、たとえば、図6に示すように、原稿の先端お
よび後端部に対応する感光体ドラム12の表面5mm、
用紙Pの位置5mm程度の画像濃度が検知できればよ
い。
【0033】次に、ステップS2において、RAM53
を参照することにより、濃度センサ30によって検知さ
れた画像濃度に対応するバイアス電圧を出力するための
対応データが読出される。この場合、RAM53から
は、検知された画像濃度が高い場合には低いバイアス電
圧に対応するデータが、検知された画像濃度が低い場合
には高いバイアス電圧に対応するデータが、それぞれ読
出される。
【0034】次に、ステップS3において、RAM53
から読出したデータに対応するバイアス電圧が出力され
るよう、転写前高圧発生部58を制御することにより、
転写前ガイド板36にはRAM53から読出したデータ
に対応するバイアス電圧が印加される。
【0035】以下、図7および図8に示すフローチャー
トを参照して、さらに詳細な処理動作を説明する。ま
ず、図示しない操作パネルにおいて複写キーがオンされ
ると(S11)、複写動作が開始され、原稿台2上の原
稿に対する露光が行なわれる(S12)。このとき、C
PU51は、用紙先端部から前後5mm位置の原稿面に
対する濃度センサ30の出力電圧をA/D変換器55を
介して取込み(S13)、その出力電圧が0〜2Vの範
囲か2〜5Vの範囲のいずれかであるかを判断する(S
14)。
【0036】この判断の結果、原稿の先端領域が高い濃
度(0〜2Vの範囲)であった場合、CPU51は、R
AM53から、それに対応するデータ(0.8KVを出
力するための対応データ)を読出し、その読出したデー
タに基づき転写前高圧発生部58を制御することによ
り、転写前ガイド板36に低いバイアス電圧(0.8K
V)を印加する(S15)。
【0037】このとき、給紙カセットから供給された用
紙は、レジストローラ対35によって送られ、転写前ガ
イド板36に案内されて送られるが、用紙の先端部が感
光体ドラム12の表面に所定長(たとえば、10〜20
mm)接触したとき、すなわち、転写前ガイド板36に
0.8KVのバイアス電圧を印加すると同時に計時部5
4を動作させることにより、上記距離(10〜20m
m)に相当する時間t1を計時し(S16)、時間t1
経過すると、ステップS17に進む。
【0038】ステップS17では、ステップS14にお
ける判断の結果、原稿の先端領域が低い濃度(2〜5V
の範囲)であった場合、CPU51は、RAM53か
ら、それに対応するデータ(1.6KVを出力するため
の対応データ)を読出し、その読出したデータに基づき
転写前高圧発生部58を制御することにより、転写前ガ
イド板36に高いバイアス電圧(1.6KV)を印加す
る。あるいは、ステップS16で時間t1 経過すると、
転写前ガイド板36に印加するバイアス電圧を0.8K
Vから1.6KVに変更する。
【0039】次に、CPU51は、供給された用紙のサ
イズが既知であるか否かを判断し(S18)、給紙カセ
ットからの給紙などで、あらかじめ用紙のサイズが検知
されている場合はステップS19に進む。なお、この判
断動作は、用紙検知器37の出力信号を利用して行なう
こともできる。また、手差し給紙などのように、用紙の
サイズが未知の場合はステップS20に進む。
【0040】ステップS19では、計時部54を動作さ
せて時間t2 を計時することにより、既知の用紙サイズ
によって、用紙とそこに対応する原稿の後端(先端)位
置を把握し、ステップS21に進む。ステップS20で
は、用紙検知器37の出力信号に基づき、用紙の後端に
相当する原稿の後端領域を把握し、ステップS21に進
む。
【0041】ステップS21では、用紙後端部から前後
5mm位置の原稿面に対する濃度センサ30の出力電圧
をA/D変換器55を介して取込み、ステップS22に
進む。ステップS22では、取込んだ濃度センサ30の
出力電圧が0〜2Vの範囲か2〜5Vの範囲のいずれか
であるかを判断する。
【0042】この判断の結果、原稿の後端領域が低い濃
度(2〜5Vの範囲)であった場合、転写前ガイド板3
6に印加されているバイアス電圧の1.6KVを維持し
(S23)、ステップS25に進む。したがって、ステ
ップS17の用紙先端位置からステップS23の用紙後
端位置までは、転写前ガイド板36に印加するバイアス
電圧は1.6KVに設定されることになる。
【0043】一方、ステップS22における判断の結
果、原稿の後端領域が高い濃度(0〜2Vの範囲)であ
った場合、CPU51は、RAM53から、それに対応
するデータ(0.8KVを出力するための対応データ)
を読出し、その読出したデータに基づき転写前高圧発生
部58を制御することにより、転写前ガイド板36に低
いバイアス電圧(0.8KV)を印加し(S24)、ス
テップS25に進む。なお、この場合、用紙の後端部か
ら先端部側へ10〜20mmの領域で低いバイアス電圧
が印加されるようになっている。
【0044】ステップS25では、ステップS20で用
紙の後端を検知した後、計時部54を動作させることに
より、搬送される用紙の後端が転写前ガイド板36を通
過し、非接触状態となる時間t3 を計時し、ステップS
26に進む。
【0045】ステップS26では、剥離用高圧発生部5
7を制御することにより、剥離用帯電器16の出力を所
定値に低下させる。具体的に説明すると、通常時、剥離
用帯電器16に流す電流値が例えば61μAであるとす
ると、その電流値を例えば51μAに低下させるもので
ある。
【0046】次に、ステップS27では、転写前高圧発
生部58をオフ制御することにより、転写前ガイド板3
6に対するバイアス電圧の印加が遮断(オフ)される。
以上説明したように、上記実施例によれば、原稿の画像
濃度を検知することにより、用紙の先端および後端部に
付着するトナー量を予測し、それに基づき転写前ガイド
板36に対するバイアス電圧を制御する、すなわち、原
稿の先端部、後端部が高い濃度の場合は転写前ガイド板
36に低いバイアス電圧(0.8KV)を印加し、低い
濃度の場合は転写前ガイド板36に高いバイアス電圧
(1.6KV)を印加することにより、特に全面複写
時、図9(a)に示すように、転写前ガイド板36に静
電的にトナーTが吸着されることを防止でき、よって用
紙Pの裏汚れを防止できる。
【0047】さらに、特に多湿時の複写時には、文字な
ど比較的に感光体ドラム12の表面にトナーの少ないと
きには高い転写効率を持たせることができ、これによ
り、図9(b)に示すように、転写前ガイド板36にト
ナーTが静電的に吸着されることを防止できるので、い
わゆる文字抜けのない複写画像が得られる。
【0048】また、特に多湿時の複写時、原稿の先端領
域が高い濃度と検知されたとき、用紙の先端部が剥離用
帯電器16による剥離除電を受ける前に、低いバイアス
電圧から高いバイアス電圧に変更することにより、図9
(c)に示すように、用紙Pの先端部から後端部にかけ
高い転写効率を持つことができる。
【0049】さらに、用紙の後端部において、転写前ガ
イド板36を通過した用紙はバイアス電圧の印加を受け
ないので、用紙へのトナー像の転写は転写用帯電器15
のコロトロン放電に依存される。しかし、用紙は剥離用
帯電器16のコロトロン放電によって除電され、かつ、
感光体ドラム12との密着を剥離される作用を受けるの
で、いわゆる転写抜けを生じ易い。
【0050】そこで、上記実施例では、用紙の後端が転
写前ガイド板36から離れるときを検出し、そのとき剥
離用帯電器16の出力を原稿の画像濃度に対応させて制
御することにより、特に多湿時での用紙後端部の転写性
を向上させることができる。
【0051】なお、前記実施例では、アナログ式電子複
写機に適用した場合について説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、たとえば、デジタル式電子
複写機、あるいは、電子写真方式を用いたレーザプリン
タなどにも同様に適用できる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、特
に全面画像形成時、転写前の用紙を案内する案内部材に
現像剤が静電的に吸着されることを防止でき、よって用
紙の裏汚れを防止できる画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るアナログ式電子複写機
の構成を概略的に示す側面図。
【図2】濃度センサの配置位置を概略的に示す斜視図。
【図3】制御系の要部を概略的に示すブロック図。
【図4】濃度センサの出力電圧および原稿の画像濃度と
原稿の先端領域濃度との関係を示す図。
【図5】CPUによる処理を概略的に説明するためのフ
ローチャート。
【図6】濃度センサの検知幅を説明する図。
【図7】詳細な処理動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図8】詳細な処理動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図9】作用を説明するための図。
【符号の説明】
1……複写機本体、2……原稿台、4,5……給紙カセ
ット、11……画像形成手段、12……感光体ドラム
(像担持体)、13……帯電用帯電器、14……現像装
置(現像手段)、15……転写用帯電器(転写手段)、
16……剥離用帯電器(剥離手段)、20……露光装
置、22……露光ランプ、30……濃度センサ(濃度検
知手段)33,34……給紙ローラ、35……レジスト
ローラ対、36……転写前ガイド板(案内部材)、37
……用紙検知器、51……CPU、52……ROM、5
3……RAM、54……計時部、55……A/D変換
器、56……転写用高圧発生部、57……剥離用高圧発
生部、58……転写前高圧発生部、P……用紙。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−194972(JP,A) 特開 平5−35120(JP,A) 特開 昭59−148077(JP,A) 実開 平1−139262(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/14 - 13/16 G03G 15/14 - 15/16 G03G 21/00 370 - 502

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の画像に対応した潜像を移動する像担
    持体上に形成する画像形成手段と、 前記原稿の画像の少なくとも先端部および後端部の濃度
    を検知する濃度検知手段と、 前記画像形成手段で形成された前記像担持体上の潜像を
    現像剤を付着させることにより現像する現像手段と、 この現像手段の現像で形成された現像剤像を、所定のタ
    イミングで供給される用紙上に転写せしめる転写手段
    と、 この転写手段に供給する前記用紙を案内する導電性の案
    内部材と、 この案内部材に案内されて供給される前記用紙の先端部
    を検知する用紙検知手段と、 この用紙検知手段の検知結果に基づき動作し、前記案内
    部材に対して前記濃度検知手段の前記原稿の画像の先端
    部の検知結果に応じたバイアス電圧を、前記用紙の先端
    が前記像担持体に接触するよりも所定時間前に印加する
    第1のバイアス電圧印加手段と、 前記案内部材に案内された前記用紙が前記像担持体に接
    触してからの時間を計測する計時手段と、 この計時手段により前記用紙が前記像担持体に接触して
    から所定時間経過したことが計測されたとき、前記案内
    部材に対して前記濃度検出手段の前記原稿の画像の後端
    部の検知結果に応じたバイアス電圧を、前記計時手段に
    よる計測結果と予め求められる前記用紙の大きさに基づ
    いて求められる前記用紙の後端が前記像担持体と非接触
    となる時点よりも所定時間前に印加する第2のバイアス
    電圧印加手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】原稿の画像に対応した潜像を移動する像担
    持体上に形成する画像形成手段と、 前記原稿の画像の少なくとも先端部および後端部の濃度
    を検知する濃度検知手段と、 前記画像形成手段で形成された前記像担持体上の潜像を
    現像剤を付着させることにより現像する現像手段と、 この現像手段の現像で形成された現像剤像を、所定のタ
    イミングで供給される用紙上に転写せしめる転写手段
    と、 この転写手段に供給する前記用紙を案内する導電性の案
    内部材と、 この案内部材に案内されて供給される前記用紙の先端部
    を検知する用紙検知手段と、 この用紙検知手段の検知結果に基づき動作し、前記案内
    部材に前記濃度検知手段による前記原稿の画像の先端
    部の画像濃度の検知結果が所定の濃度より高い場合に、
    第1のバイアス電圧を、前記用紙の先端が前記像担持体
    に接触するよりも所定時間前から前記用紙の先端が前記
    像担持体に接触して所定時間経過するまでの間、印加す
    る第1のバイアス電圧印加手段と、 前記案内部材に案内された前記用紙が前記像担持体に接
    触してからの時間を計測する計時手段と、 この計時手段により前記用紙が前記像担持体に接触して
    から所定の第1の時間経過したことが計測されたと
    き、前記案内部材に、前記第1のバイアスとは異なる第
    2のバイアス電圧を印加する第2のバイアス電圧印加手
    段と、前記 計時手段により前記用紙が前記像担持体に接触して
    から第2の時間経過したことが計測されたとき、前記
    案内部材に、前記濃度検出手段による前記原稿の画像の
    後端部の画像濃度の検知結果が所定の濃度に応じた第3
    バイアス電圧を、前記計時手段による計測結果と予め
    求められる前記用紙の大きさに基づいて求められる前記
    用紙の後端が前記像担持体と非接触となる時点よりも所
    定時間前に印加する第のバイアス電圧印加手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】原稿の画像に対応した潜像を移動する像担
    持体上に形成する画像形成手段と、 前記原稿の画像の少なくとも先端部および後端部の濃度
    を検知する濃度検知手段と、 前記画像形成手段で形成された前記像担持体上の潜像を
    現像剤を付着させることにより現像する現像手段と、 この現像手段の現像で形成された現像剤像を、所定のタ
    イミングで供給される用紙上に転写せしめる転写手段
    と、 この転写手段に供給する前記用紙を案内する導電性の案
    内部材と、 この案内部材に案内されて供給される前記用紙の先端部
    または後端部を検知する用紙手段と、 この用紙手段の検結果に基づき動作し、前記案内
    部材に対して前記濃度検知手段の前記原稿の画像の先端
    部の検知結果に応じたバイアス電圧を、前記用紙の先端
    が前記像担持体に接触するよりも所定時間前に印加する
    第1のバイアス電圧印加手段と、前記濃度検知手段の前記原稿の画像の先端部の検知結果
    に基づき動作し、 この第1のバイアス電圧印加手段の出
    力を前記用紙の位置に応じて変化させるバイアス電圧制
    御手段と、 前記案内部材に案内された前記用紙が前記像担持体に接
    触してからの時間を計測する計時手段と、 この計時手段により前記用紙が前記像担持体に接触して
    から所定時間経過したことが計測されたとき、前記案内
    部材に対して前記濃度検出手段の前記原稿の画像の後端
    部の検知結果に応じたバイアス電圧を、前記用紙の後端
    が前記像担持体と非接触となる時点よりも所定時間前に
    印加する第2のバイアス電圧印加手段と、 前記用紙手段による前記用紙の後端部が前記案内部
    材から離れる時間の結果に基づき動作し、前記第2
    のバイアス電圧印加手段のバイアス電圧印加動作を、前
    記用紙の後端が前記像担持体に非接触となった時点で
    止せしめるバイアス印加停止制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】原稿の画像に対応した潜像を移動する像担
    持体上に形成する画像形成手段と、 前記原稿の画像の少なくとも先端部および後端部の濃度
    を検知する濃度検知手段と、 前記画像形成手段で形成された前記像担持体上の潜像を
    現像剤を付着させることにより現像する現像手段と、 この現像手段の現像で形成された現像剤像を、所定のタ
    イミングで供給される用紙上に転写せしめる転写手段
    と、 この転写手段に供給する前記用紙を案内する導電性の案
    内部材と、 この案内部材に案内されて供給される前記用紙の先端部
    または後端部を検知する用紙手段と、 この用紙手段の検結果に基づき動作し、前記案内
    部材に前記濃度検知手段による前記原稿の画像の先端
    部の画像濃度の検知結果が所定の濃度より高い場合に、
    検出された画像濃度に応じた第1のバイアス電圧を、前
    記用紙の先端が前記像担持体に接触するよりも所定時間
    前に印加するバイアス電圧印加手段と、前記濃度検知手段の前記原稿の画像の先端部の画像濃度
    の検知結果が所定の濃度よりも高い場合に前記 第1のバ
    イアス電圧印加手段の出力を前記用紙の位置に応じて
    記第1のバイアス電圧とは異なる第2のバイアス電圧に
    変化させるバイアス電圧制御手段と、 前記用紙手段の検結果に基づき動作し、前記第1
    のバイアス電圧を出力する前記バイアス電圧印加手段お
    よび前記第1のバイアス電圧を前記第2のバイアス電圧
    に変化させる前記バイアス電圧制御手段によるバイアス
    電圧の変化を、前記用紙の後端が前記像担持体に非接触
    となった時点で停止せしめるバイアス印加停止制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】原稿の画像に対応した潜像を移動する像担
    持体上に形成する画像形成手段と、 前記原稿の画像の少なくとも先端部および後端部の濃度
    を検知する濃度検知手段と、 前記画像形成手段で形成された前記像担持体上の潜像を
    現像剤を付着させることにより現像する現像手段と、 この現像手段の現像で形成された現像剤像を、所定のタ
    イミングで供給される用紙上に転写せしめる転写手段
    と、 この転写手段に供給する前記用紙を案内する導電性の案
    内部材と、 この案内部材に案内されて供給される前記用紙の先端部
    または後端部を検知する用紙手段と、 この用紙手段の検結果に基づき動作し、前記案内
    部材に対して前記濃度検知手段の前記原稿の画像の先端
    部の検知結果に応じたバイアス電圧を、前記用紙の先端
    が前記像担持体に接触するよりも所定時間前に印加する
    第1のバイアス電圧印加手段と、前記濃度検知手段の前記原稿の画像の先端部の検知結果
    に基づき動作し、 この第1のバイアス電圧印加手段の出
    力を前記用紙の位置に応じて変化させるバイアス電圧制
    御手段と、 前記案内部材に案内された前記用紙が前記像担持体に接
    触してからの時間を計測する計時手段と、 この計時手段により前記用紙が前記像担持体に接触して
    から所定時間経過したことが計測されたとき、前記案内
    部材に対して前記濃度検出手段の前記原稿の画像の後端
    部の検知結果に応じたバイアス電圧を、前記用紙の後端
    が前記像担持体と非接触となる時点よりも所定時間前に
    印加する第2のバイアス電圧印加手段と、 前記用紙手段の検結果に基づき動作し、前記第2
    のバイアス電圧印加手段のバイアス電圧印加動作を、前
    記用紙の後端が前記像担持体と非接触となった時点で
    止せしめるバイアス印加停止制御手段と、 前記転写手段による転写時、前記像担持体上に静電的に
    吸着された前記用紙を前記像担持体上から静電的に剥離
    する剥離手段と、 前記用紙手段の検結果に基づき動作し、前記濃度
    検知手段の検知結果に応じて前記剥離手段の出力を制御
    する剥離出力制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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