JPH0887185A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0887185A
JPH0887185A JP22056694A JP22056694A JPH0887185A JP H0887185 A JPH0887185 A JP H0887185A JP 22056694 A JP22056694 A JP 22056694A JP 22056694 A JP22056694 A JP 22056694A JP H0887185 A JPH0887185 A JP H0887185A
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JP
Japan
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bias voltage
image
guide member
sheet
moisture absorption
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JP22056694A
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English (en)
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Minoru Takemura
実 武村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高湿環境および吸湿した用紙で発生する転写不
良によって発生する画像不良を軽減し、常に安定した画
像が得られる画像形成装置を提供する。 【構成】吸湿度検出部54は、バイアス用高圧発生部5
7から転写前ガイド板36および用紙ガイド板34を介
して用紙Pに流れる電流を、用紙ガイド板34を介して
検出することにより、搬送される用紙Pの吸湿度を検出
する。CPUは、この検出された吸湿度に基づき、バイ
アス用高圧発生部57を制御することにより、転写前ガ
イド板36および搬送ベルト37に対して印加するバイ
アス電圧を最適値に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、アナログ式
あるいはデジタル式の電子複写機などに適用して好適な
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、たとえば、アナログ式の電子複
写機は、原稿台上の原稿を露光走査することにより、回
転する感光体ドラム(像担持体)上に原稿の画像に対応
した静電潜像を形成し、この感光体ドラム上の静電潜像
を現像器によってトナー(現像剤)を付着させることに
より現像し、この現像によって形成されたトナー像を、
転写用帯電器によって、給紙手段から所定のタイミング
で供給される用紙上に転写せしめ、この用紙上に転写さ
れたトナー像を定着器を通すことにより定着するように
なっている。
【0003】従来、このような電子複写機にあっては、
転写工程における高湿環境下で発生する転写性能の低下
を軽減させる対策として、転写工程の前後で、搬送され
る用紙に対してその背面から負のバイアス電圧を与えて
いる。すなわち、転写用帯電器の前に、給紙手段から供
給される用紙を案内する転写前ガイド板(案内部材)を
設け、この転写前ガイド板に対して所定の負のバイアス
電圧を印加するとともに、転写用帯電器の後に設けられ
た、トナー像が転写された用紙を定着器へ搬送する搬送
ベルト(搬送部材)に対して所定の負のバイアス電圧を
印加するようにしている。
【0004】これを具体的に説明すると、たとえば、給
紙カセットから供給される用紙を感光体ドラムと対向配
設された転写用帯電器の部分に供給するレジストローラ
対と感光体ドラムとの間に、用紙をそれと接触しながら
案内する導電性の転写前ガイド板を設け、この転写前ガ
イド板に対して高圧発生部から負のバイアス電圧(たと
えば、約1KV)を印加するとともに、転写を終えた用
紙を定着器へ搬送する搬送ベルトを導電性部材で形成
し、この搬送ベルトに対して高圧発生部から負のバイア
ス電圧(たとえば、約1KV)を印加するのものであ
る。
【0005】このように、転写工程の前後で搬送される
用紙に対して負のバイアス電圧を与えるのは、転写用帯
電器の電荷が用紙を介して転写前ガイド板や搬送ベルト
に逃げてしまうことを防止するもので、これにより転写
効率を向上させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、高湿環境下
で吸湿した用紙に対して複写を行なう場合、用紙自身の
抵抗値が低下するため、転写用帯電器の電荷が転写前ガ
イド板や搬送ベルトに逃げ易くなってしまう。そのた
め、転写不良を起こし、結果として画像不良が発生する
という問題があった。
【0007】そこで、本発明は、高湿環境および吸湿し
た用紙で発生する転写不良によって発生する画像不良を
軽減し、常に安定した画像が得られる画像形成装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、移動する像担持体上に潜像を形成する画像形成手段
と、この画像形成手段で形成された前記像担持体上の潜
像を現像剤を付着させることにより現像する現像手段
と、この現像手段の現像で形成された現像剤像を、所定
のタイミングで供給される用紙上に転写せしめる転写手
段と、この転写手段に供給する前記用紙を案内する導電
性の案内部材と、この案内部材に対してバイアス電圧を
印加するバイアス電圧印加手段と、前記案内部材に案内
されて供給される前記用紙の吸湿度を検出する吸湿度検
出手段と、この吸湿度検出手段の検出結果に基づき前記
バイアス電圧印加手段から前記案内部材に印加されるバ
イアス電圧を制御するバイアス電圧制御手段とを具備し
ている。
【0009】また、本発明の画像形成装置は、移動する
像担持体上に潜像を形成する画像形成手段と、この画像
形成手段で形成された前記像担持体上の潜像を現像剤を
付着させることにより現像する現像手段と、この現像手
段の現像で形成された現像剤像を、所定のタイミングで
供給される用紙上に転写せしめる転写手段と、この転写
手段に供給する前記用紙を案内する導電性の案内部材
と、この案内部材に対してバイアス電圧を印加するバイ
アス電圧印加手段と、このバイアス電圧印加手段による
バイアス電圧の印加により、前記案内部材に案内されて
供給される前記用紙に流れる電流値を検出することによ
り、前記用紙の吸湿度を検出する吸湿度検出手段と、こ
の吸湿度検出手段の検出結果に基づき前記バイアス電圧
印加手段から前記案内部材に印加されるバイアス電圧を
制御するバイアス電圧制御手段とを具備している。
【0010】また、本発明の画像形成装置は、移動する
像担持体上に潜像を形成する画像形成手段と、この画像
形成手段で形成された前記像担持体上の潜像を現像剤を
付着させることにより現像する現像手段と、この現像手
段の現像で形成された現像剤像を、所定のタイミングで
供給される用紙上に転写せしめる転写手段と、この転写
手段に供給する前記用紙を案内する導電性の案内部材
と、前記転写手段で現像剤像が転写された用紙を排出部
へ搬送する導電性の搬送部材と、前記案内部材および前
記搬送部材に対してそれぞれバイアス電圧を印加するバ
イアス電圧印加手段と、前記案内部材に案内されて供給
される前記用紙の吸湿度を検出する吸湿度検出手段と、
この吸湿度検出手段の検出結果に基づき前記バイアス電
圧印加手段から前記案内部材および前記搬送部材に印加
されるバイアス電圧を制御するバイアス電圧制御手段と
を具備している。
【0011】さらに、本発明の画像形成装置は、移動す
る像担持体上に潜像を形成する画像形成手段と、この画
像形成手段で形成された前記像担持体上の潜像を現像剤
を付着させることにより現像する現像手段と、この現像
手段の現像で形成された現像剤像を、所定のタイミング
で供給される用紙上に転写せしめる転写手段と、この転
写手段に供給する前記用紙を案内する導電性の案内部材
と、前記転写手段で現像剤像が転写された用紙を排出部
へ搬送する導電性の搬送部材と、前記案内部材および前
記搬送部材に対してそれぞれバイアス電圧を印加するバ
イアス電圧印加手段と、このバイアス電圧印加手段によ
るバイアス電圧の印加により、前記案内部材に案内され
て供給される前記用紙に流れる電流値を検出することに
より、前記用紙の吸湿度を検出する吸湿度検出手段と、
この吸湿度検出手段の検出結果に基づき前記バイアス電
圧印加手段から前記案内部材および前記搬送部材に印加
されるバイアス電圧を制御するバイアス電圧制御手段と
を具備している。
【0012】
【作用】用紙の吸湿度を検出し、この検出した吸湿度に
基づき案内部材に対して印加するバイアス電圧を最適値
に制御することにより、高湿環境下、あるいは吸湿した
用紙による画像形成を行なっても、用紙の帯電量が低下
することがない。これにより、転写不良によって発生す
る画像不良が軽減され、常に安定した画像が得られるよ
うになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の一
例として、アナログ式電子複写機の構成を概略的に示す
ものである。図において、1は複写機本体で、その上面
には透明ガラスからなる原稿台2が設けられているとと
もに、この原稿台2上には原稿カバー3が開閉自在に設
けられている。
【0014】本体1の図面に対し右側部には、用紙を収
納した小容量の給紙カセット4および大容量の給紙カセ
ット5がそれぞれ着脱自在に設けられている。本体1の
図面に対し左側部には、複写された用紙を排出する排紙
トレイ6が設けられている。
【0015】本体1内には、帯電、露光、現像、転写、
定着、清掃などの画像形成プロセスによって画像を形成
する画像形成手段11が設けられている。画像形成手段
11は、本体1内のほぼ中央部に回転自在に軸支された
像担持体としての感光体ドラム12を有し、この感光体
ドラム12の周囲には、帯電用帯電器13、トナ−とキ
ャリヤとからなる二成分現像剤を使用する磁気ブラシ式
の現像装置(現像手段)14、転写用帯電器(転写手
段)15、剥離用帯電器(剥離手段)16、クリーニン
グ装置17、および、除電装置18が順に配置されてい
る。感光体ドラム12は、時計廻り方向に回転して、そ
の表面が帯電用帯電器13によって一様に帯電されるよ
うになっている。
【0016】原稿台2の下方部位には、露光手段として
の露光装置20が配設されている。露光装置20は、リ
フレクタ21によって背部を囲撓された露光ランプ2
2、第1,第2,第3の反射ミラー23,24,25、
レンズ26、および、第4,第5,第6の反射ミラー2
7,28,29などの光学系からなっている。
【0017】すなわち、原稿台2上に載置された原稿
(図示せず)の画像は、露光装置20によって光学的に
走査され、画像形成手段11の感光体ドラム12上に露
光させることにより、感光体ドラム12上に静電潜像を
形成するようになっているもので、この感光体ドラム1
2上に形成された静電潜像は、現像装置14によって供
給される現像剤の磁気ブラシ中の現像剤としてのトナ−
により現像されて、トナー像化される。
【0018】本体1の右側部に着脱自在に設けられた給
紙カセット4,5から、選択的にピックアップローラ3
0,31および給紙ローラ32,33を介して用紙が1
枚ずつ取出されるようになっている。
【0019】給紙カセット4または5から取出された用
紙は、それと接触しながら案内する導電性の案内部材と
しての用紙ガイド板34を介してレジストローラ対35
に導かれ、このレジストローラ対35によって感光体ド
ラム12に対向配置された転写用帯電器15との間へ案
内しつつ搬送され、転写用帯電器15によって感光体ド
ラム12上のトナ−像が用紙上に転写されるようになっ
ている。
【0020】なお、用紙ガイド板34には、後で詳細を
説明するように、搬送される用紙の吸湿度を検出する吸
湿度検出手段としての吸湿度検出部(図示しない)が接
続されている。
【0021】レジストローラ対35と感光体ドラム12
との間には、レジストローラ対35によって送られる用
紙をそれと接触しながら案内する導電性の案内部材とし
ての転写前ガイド板36が設けられていて、この転写前
ガイド板36には、後述するように所定の負のバイアス
電圧(通常、たとえば、約1KV)が印加されるように
なっている。
【0022】転写後の用紙は、交流コロナ放電による剥
離用帯電器16によって感光体ドラム12上から剥離さ
れた後、導電性部材からなる搬送部材としての搬送ベル
ト37によって定着装置38へ送られ、この定着装置3
8によってトナー像が用紙上に溶融定着される。搬送ベ
ルト37には、後述するように所定の負のバイアス電圧
(通常、たとえば、約1KV)が印加されるようになっ
ている。
【0023】定着後の用紙は、定着装置38の下流側に
設けられた取出ロ−ラ対39により取出され、この取出
ロ−ラ対39の下流側に設けられたゲート40の切換え
により、排紙ローラ対41を介して本体1の外部に設け
られた排紙トレイ6上に排出されるか、または、本体1
内の底部に形成された反転手段42に再度搬送されるよ
うになっている。
【0024】反転手段42に搬送された用紙は、スイッ
チバックされて、レジストローラ対43、用紙ガイド板
34、レジストローラ対35、および、転写前ガイド板
36を介して再び感光体ドラム12と転写用帯電器15
との間へ案内搬送され、これによって両面複写を可能に
している。
【0025】用紙へのトナー像の転写、用紙剥離後の感
光体ドラム12上に残留した残留トナーは、クリーニン
グ装置17によって掻き取られ、この掻き取られた使用
済のトナーおよび異物を含む廃トナーは、図示しない搬
送ローラによってクリーニング装置17の外部に排出さ
れるようになっている。クリーニング装置17によって
クリーニングされた感光体ドラム12の表面は、除電装
置18によって電位を一定のレベル以下に除電して、次
の複写動作を可能にしている。
【0026】図2は、上記のように構成された電子複写
機の制御系の要部を概略的に示すものである。図におい
て、本装置全体の制御を司る制御手段としてのCPU
(セントラル・プロセッシング・ユニット)51には、
CPU51の制御プログラムなどを記憶しているROM
(リード・オンリ・メモリ)52、ワーキングメモリと
してのRAM(ランダム・アクセス・メモリ)53、搬
送される用紙の吸湿度を用紙ガイド板34を介して検出
する吸湿度検出部54、前記転写用帯電器15に所定の
高電圧を印加する転写用高圧発生部55、前記剥離用帯
電器16に所定の高電圧を印加する剥離用高圧発生部5
6、および、出力電圧が切換え制御可能(たとえば、1
KVと1.6KVに切換え制御可能)で、前記転写前ガ
イド板36および前記搬送ベルト37に所定の負のバイ
アス電圧を印加するバイアス用高圧発生部57などがそ
れぞれ接続されている。
【0027】なお、吸湿度検出部55には、前記用紙ガ
イド板34が電気的に接続されている。吸湿度検出部5
4は、たとえば、図3に示すように構成されている。す
なわち、バイアス用高圧発生部57から転写前ガイド板
36、用紙P、および、用紙ガイド板34を介して流れ
る電流は、用紙ガイド板34と接地との間に直列接続さ
れた抵抗61,62によって電圧値に変換される。この
変換された電圧(抵抗62両端の電圧)は、コンパレー
タ63の非反転入力端に入力される。コンパレータ63
の反転入力端には、所定の電圧Eを直列接続された抵抗
64,65により分圧して生成された基準電圧が入力さ
れている。なお、抵抗62の両端に接続されたコンデン
サ66は、電圧安定化用である。
【0028】ここで、吸湿度検出の原理について説明し
ておく。バイアス用高圧発生部57から流れ込む電流
は、転写前ガイド板36から用紙Pを通り、さらに用紙
ガイド板34から抵抗61,62に流れることにより、
電圧値に変換され、この変換された電圧はコンパレータ
63の非反転入力端に入力される。その際、用紙Pが吸
湿している場合、用紙Pの電気的な抵抗値が低くなるの
で、吸湿していない通常の正常紙と吸湿している吸湿紙
との違いは識別できる。その識別を行なうためのコンパ
レータ63の基準電圧は抵抗64,65の抵抗値比で決
定される。
【0029】したがって、この実施例では、たとえば、
用紙Pが吸湿していて、用紙Pを流れる電流値が多く、
コンパレータ63の非反転入力端の電圧が基準電圧より
も高くなると、コンパレータ63は吸湿紙であると識別
して論理”1”の信号を出力し、用紙Pがほとんど吸湿
していなく、用紙Pを流れる電流値が非常に少なく、コ
ンパレータ63の非反転入力端の電圧が基準電圧よりも
低くなると、コンパレータ63は正常紙であると識別し
て論理”0”の信号を出力するように設定されている。
【0030】次に、このような構成において、図4に示
す要部のフローチャートを参照して動作を説明する。ま
ず、図示しない操作パネルにおいて複写キーがオンされ
ると、露光ランプ22が点灯して、原稿台2上の原稿が
走査露光されることにより、回転する感光体ドラム12
上に原稿の画像に対応した静電潜像が形成される。この
感光体ドラム12上に形成された静電潜像は、現像装置
14によって現像されることにより、トナー像化され
る。
【0031】一方、複写キーのオン後、所定のタイミン
グでピックアップローラ30(または31)、および、
給紙ローラ32(または33)が駆動されて、給紙カセ
ット4(または5)内の用紙Pが取出され、用紙ガイド
板34を介してレジストローラ対35へ送られる。
【0032】そして、感光体ドラム12上に形成された
トナー像の先端部が所定の位置に到達すると、それにタ
イミングを合わせてレジストローラ対35が駆動され
て、給紙カセットから供給された用紙Pが転写前ガイド
板36を介して感光体ドラム12に向けて送られる。
【0033】この場合、用紙Pは、図3に示すように、
用紙ガイド板34、レジストローラ対35、および、転
写前ガイド板36に接触しながら案内されて搬送される
が、このとき転写前ガイド板36および搬送ベルト37
には、転写効率をよくするために、バイアス用高圧発生
部57から所定の負のバイアス電圧(1KV)が印加さ
れている。これにより、搬送される用紙Pは負の電荷に
帯電される。
【0034】ここで、用紙ガイド板34を通過する用紙
Pの吸湿度を検出するために吸湿度検出部54が動作す
る。すなわち、前述したように、用紙ガイド板34を介
して用紙Pを流れる電流値を検出することにより、用紙
Pの吸湿度を検出し、その検出結果をCPU51へ送
る。CPU51は、吸湿度検出部54の出力により、搬
送される用紙Pが吸湿紙か正常紙かを識別する。すなわ
ち、吸湿度検出部54の出力信号が論理”1”であれば
吸湿紙と識別し、論理”0”であれば正常紙紙と識別す
る。
【0035】CPU51は、吸湿紙であると識別した場
合、バイアス用高圧発生部57を制御することにより、
転写前ガイド板36および搬送ベルト37に印加するバ
イアス電圧を、それまでよりも高いバイアス電圧(1.
6KV)に切換える。
【0036】すなわち、用紙Pが吸湿紙と識別される
と、バイアス用高圧発生部57から出力されるバイアス
電圧を高くし(1.6KV)、正常紙と識別されると、
通常のバイアス電圧(1KV)を出力するように制御す
るものである。
【0037】なお、用紙Pの吸湿度検出と、その結果に
基づくバイアス電圧の切換え制御は、1枚目の用紙に対
してのみ行なわれる。すなわち、複数枚連続複写時に
は、第1枚目の用紙Pに対してのみ吸湿度検出を行なっ
て、バイアス用高圧発生部57の出力電圧を切換え、2
枚目以降は、その設定されたバイアス電圧によって複写
動作が行なわれる。
【0038】このように、用紙Pの吸湿度を、用紙Pに
流れる電流値により検出し、この検出した吸湿度に基づ
き転写前ガイド板36および搬送ベルト37に対して印
加するバイアス電圧を最適値に制御することにより、高
湿環境下、あるいは吸湿した用紙Pによる複写を行なっ
ても、用紙Pの帯電量が低下することがない。これによ
り、従来のような転写不良によって発生する画像不良が
軽減され、常に安定した複写画像が得られるようにな
る。
【0039】なお、前記実施例では、アナログ式電子複
写機に適用した場合について説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、たとえば、デジタル式電子
複写機、あるいは、電子写真方式を用いて画像形成を行
なうレーザプリンタなどにも同様に適用できる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、高
湿環境および吸湿した用紙で発生する転写不良によって
発生する画像不良を軽減し、常に安定した画像が得られ
る画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るアナログ式電子複写機
の構成を概略的に示す側面図。
【図2】制御系の要部を概略的に示すブロック図。
【図3】吸湿度検出部の構成図。
【図4】要部の動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1……複写機本体、2……原稿台、4,5……給紙カセ
ット、11……画像形成手段、12……感光体ドラム
(像担持体)、13……帯電用帯電器、14……現像装
置(現像手段)、15……転写用帯電器(転写手段)、
16……剥離用帯電器(剥離手段)、20……露光装
置、22……露光ランプ、33,34……給紙ローラ、
34……用紙ガイド板(案内部材)、35……レジスト
ローラ対、36……転写前ガイド板(案内部材)、37
……搬送ベルト(搬送部材)、51……CPU、52…
…ROM、53……RAM、54……吸湿度検出部(吸
湿度検出手段)、55……転写用高圧発生部、56……
剥離用高圧発生部、57……バイアス用高圧発生部、P
……用紙。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動する像担持体上に潜像を形成する画
    像形成手段と、 この画像形成手段で形成された前記像担持体上の潜像を
    現像剤を付着させることにより現像する現像手段と、 この現像手段の現像で形成された現像剤像を、所定のタ
    イミングで供給される用紙上に転写せしめる転写手段
    と、 この転写手段に供給する前記用紙を案内する導電性の案
    内部材と、 この案内部材に対してバイアス電圧を印加するバイアス
    電圧印加手段と、 前記案内部材に案内されて供給される前記用紙の吸湿度
    を検出する吸湿度検出手段と、 この吸湿度検出手段の検出結果に基づき前記バイアス電
    圧印加手段から前記案内部材に印加されるバイアス電圧
    を制御するバイアス電圧制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 移動する像担持体上に潜像を形成する画
    像形成手段と、 この画像形成手段で形成された前記像担持体上の潜像を
    現像剤を付着させることにより現像する現像手段と、 この現像手段の現像で形成された現像剤像を、所定のタ
    イミングで供給される用紙上に転写せしめる転写手段
    と、 この転写手段に供給する前記用紙を案内する導電性の案
    内部材と、 この案内部材に対してバイアス電圧を印加するバイアス
    電圧印加手段と、 このバイアス電圧印加手段によるバイアス電圧の印加に
    より、前記案内部材に案内されて供給される前記用紙に
    流れる電流値を検出することにより、前記用紙の吸湿度
    を検出する吸湿度検出手段と、 この吸湿度検出手段の検出結果に基づき前記バイアス電
    圧印加手段から前記案内部材に印加されるバイアス電圧
    を制御するバイアス電圧制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 移動する像担持体上に潜像を形成する画
    像形成手段と、 この画像形成手段で形成された前記像担持体上の潜像を
    現像剤を付着させることにより現像する現像手段と、 この現像手段の現像で形成された現像剤像を、所定のタ
    イミングで供給される用紙上に転写せしめる転写手段
    と、 この転写手段に供給する前記用紙を案内する導電性の案
    内部材と、 前記転写手段で現像剤像が転写された用紙を排出部へ搬
    送する導電性の搬送部材と、 前記案内部材および前記搬送部材に対してそれぞれバイ
    アス電圧を印加するバイアス電圧印加手段と、 前記案内部材に案内されて供給される前記用紙の吸湿度
    を検出する吸湿度検出手段と、 この吸湿度検出手段の検出結果に基づき前記バイアス電
    圧印加手段から前記案内部材および前記搬送部材に印加
    されるバイアス電圧を制御するバイアス電圧制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 移動する像担持体上に潜像を形成する画
    像形成手段と、 この画像形成手段で形成された前記像担持体上の潜像を
    現像剤を付着させることにより現像する現像手段と、 この現像手段の現像で形成された現像剤像を、所定のタ
    イミングで供給される用紙上に転写せしめる転写手段
    と、 この転写手段に供給する前記用紙を案内する導電性の案
    内部材と、 前記転写手段で現像剤像が転写された用紙を排出部へ搬
    送する導電性の搬送部材と、 前記案内部材および前記搬送部材に対してそれぞれバイ
    アス電圧を印加するバイアス電圧印加手段と、 このバイアス電圧印加手段によるバイアス電圧の印加に
    より、前記案内部材に案内されて供給される前記用紙に
    流れる電流値を検出することにより、前記用紙の吸湿度
    を検出する吸湿度検出手段と、 この吸湿度検出手段の検出結果に基づき前記バイアス電
    圧印加手段から前記案内部材および前記搬送部材に印加
    されるバイアス電圧を制御するバイアス電圧制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6125244A (en) * 1996-07-10 2000-09-26 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus featuring an environmentally responsive voltage switch

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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