JPH09170830A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH09170830A
JPH09170830A JP7332991A JP33299195A JPH09170830A JP H09170830 A JPH09170830 A JP H09170830A JP 7332991 A JP7332991 A JP 7332991A JP 33299195 A JP33299195 A JP 33299195A JP H09170830 A JPH09170830 A JP H09170830A
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JP
Japan
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stage
compressor
pressure
refrigerant
compression
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Application number
JP7332991A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Watanabe
伸二 渡辺
Yuichi Kusumaru
雄一 薬丸
Yoshinori Kobayashi
義典 小林
Akira Fujitaka
章 藤高
Kanji Haneda
完爾 羽根田
Shigeto Yamaguchi
成人 山口
Yukio Watanabe
幸男 渡邊
Hironao Numamoto
浩直 沼本
Toshio Wakabayashi
寿夫 若林
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/13Economisers

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  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、冷媒としてR32とR125をそ
れぞれ50wt%近傍の比率で混合した非共沸混合冷媒
を用いた空気調和機において、圧縮機の効率向上、強い
てはシステムの効率向上を図るものである。 【解決手段】 冷媒としてR32とR125をそれぞれ
50wt%近傍の比率で混合した非共沸混合冷媒を用
い、圧縮機1、凝縮器2、減圧器3、蒸発器4を順次配
管にて環状に連結して冷凍サイクルを構成し、前記圧縮
機1の内部に低段用と高段用の2つの圧縮部122,1
23を設け、かつ圧縮機1の容器121(以下シェルと
いう)内を高段の吐出圧力とする高圧型2段圧縮機を用
いるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒としてR32
とR125をそれぞれ50wt%近傍の比率で混合した
非共沸混合冷媒を用いた空気調和機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境保護の立場から、オゾン
層を破壊するフロンに対する規制が強化されてきてお
り、特に破壊力が大きなCFC(クロロフルオロカーボ
ン)については1995年末に全廃が決定しており、ま
た破壊力が比較的小さなHCFC(ハイドロクロロフル
オロカーボン)についても1996年より総量規制が開
始され、将来的には全廃されることが決定している。し
たがって、冷媒としてフロンを用いた機器について、そ
の代替冷媒化技術の開発が進められており、オゾン層を
破壊しないHFC(ハイドロフルオロカーボン)が検討
されているが、冷凍機や空調機に用いられているHCF
Cの代替冷媒として単独で用いることのできるものはH
FCの中には見あたらず、したがって2種類以上のHF
C系冷媒を混合させた非共沸の混合冷媒が有望視されて
いる。その中でもR32/R125をそれぞれ50wt
%近傍で混合したR410A、R410B(以下R41
0Aという)などが特に有望視されている。
【0003】しかしながら、R410Aは従来のHCF
C22より同一温度に対する圧力が高くなるため蒸発器
および凝縮器の動作圧も高くなり(約1.5倍)、圧縮
機側からみると圧縮比はR22サイクルと同等以下にな
るが、圧力差はR22サイクルより大きくなり、シェル
内を圧縮機の吐出圧力とする単段圧縮機ではこの圧力差
により圧縮洩れが増大し圧縮機の効率低下、強いてはシ
ステムの効率低下を引き起こす問題があった。
【0004】そこで、一般的にはこの単段圧縮機におい
て圧縮機構部のクリアランスを小さくすることによって
圧縮洩れを低減させている。
【0005】以下、図面を参照しながら従来の単段圧縮
機の圧縮機構部のクリアランスを小さくした圧縮機を用
いた空気調和機について説明する。
【0006】図5は、従来の空気調和機の冷凍サイクル
図である。同図において、1は圧縮機、2は凝縮器、3
は絞り弁、4は蒸発器であり、これらは順次環状に連結
されている。
【0007】ここで圧縮機1のシェル121は耐圧性向
上のために肉厚を増して変形しないようにし、かつ圧縮
機構部のクリアランスを小さくしている。
【0008】次に、この冷凍サイクルの動作について説
明する。図中の矢印は冷媒の流れ方向を示しており、圧
縮機1の吸入口12dより流入した冷媒は圧縮部122
により圧縮され吐出孔120より排出され、シェル12
1内を通って電動機124、125を冷却して吐出管1
27より吐出され、凝縮器2で凝縮液化され、絞り弁3
で減圧膨張され、蒸発器4で蒸発気化され圧縮機1へと
戻る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、以下のような課題があった。
【0010】従来の単一冷媒R22を用いた空気調和機
にR32とR125をそれぞれ50wt%近傍の比率で
混合した非共沸混合冷媒を充填して同一温度条件で運転
すると凝縮器、蒸発器の動作圧力がR22サイクルより
も上昇し、圧縮比はR22冷凍サイクルと同等以下であ
るが圧力差が増大することにより圧縮洩れが増大し、圧
縮機の効率低下、強いてはシステムの効率低下を引き起
こす問題があった。この対策として、一般的には圧縮機
の圧縮機構部のクリアランスを小さくすることによって
圧縮洩れを低減させているが、機械損失との兼ね合いで
限界があり、圧縮機効率は余り向上しないという課題が
あった。
【0011】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、冷媒としてR32とR125をそれぞれ5
0wt%近傍の比率で混合した非共沸混合冷媒を用いた
空気調和機において、圧縮機の効率向上、強いてはシス
テムの効率向上を図るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の空気調和機は、冷媒としてR32とR125
をそれぞれ50wt%近傍の比率で混合した非共沸混合
冷媒を用い、圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器を順次配
管にて環状に連結して冷凍サイクルを構成し、前記圧縮
機内部に低段用と高段用の2つの圧縮部を設けた2段圧
縮機を用いるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、冷媒と
してR32とR125をそれぞれ50wt%近傍の比率
で混合した非共沸混合冷媒を用い、圧縮機、凝縮器、減
圧器、蒸発器を順次配管にて環状に連結して冷凍サイク
ルを構成し、前記圧縮機内部に低段用と高段用の2つの
圧縮部を設け、かつシェル内を高段の吐出圧力とする高
圧型2段圧縮機を用いることにより、従来の単段圧縮機
と比較して、各段当たりの圧縮比を小さくするとともに
圧力差を小さくすることができ、R22のような比較的
低圧冷媒で用いるより、R32とR125をそれぞれ5
0wt%近傍の比率で混合した高圧冷媒で用いる方が効
果的に圧縮洩れの低減を図ることができ、圧縮機の効率
向上強いてはシステムの効率向上を図ることができる。
【0014】請求項2に記載の発明は、冷媒としてR3
2とR125をそれぞれ50wt%近傍の比率で混合し
た非共沸混合冷媒を用い、圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸
発器を順次配管にて環状に連結して冷凍サイクルを構成
し、前記圧縮機内部に低段用と高段用の2つの圧縮部を
設け、かつシェル内を低段の吐出または高段の吸入の圧
力とする中間圧型2段圧縮機を用いることにより、圧縮
機シェル内が吐出圧力となる高圧型2段圧縮機と比較し
て、各段の吸入あるいは吐出圧力とシェルの最大圧力差
を小さくすることができ、圧縮洩れのさらなる低減を図
ることができ、圧縮機の効率向上、強いてはシステムの
効率向上をさらに図ることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0016】(実施例1)図1において、本発明の第1
の実施例における高圧型2段圧縮機を用いた空気調和機
の冷凍サイクル図である。
【0017】同図において、1は圧縮機、2は凝縮器、
3は第1絞り弁、4は蒸発器であり、順次接続して冷凍
サイクルを構成し、さらに凝縮器2と第1絞り弁3の配
管と圧縮機1の中間インジェクションポート129を第
2絞り弁5を介して接続しインジェクション回路を構成
している。冷媒としては非共沸混合冷媒を用いている。
【0018】また、前記圧縮機1はシェル121の内部
に低段圧縮部122と高段圧縮部123などを含んで構
成される圧縮機構部と、この圧縮機構部を駆動する電動
機124、125と、この電動機の回転力を圧縮機構部
に伝達する主軸126などで構成されている。主軸12
6は圧縮機構部のシリンダ127、128に支持されて
いる。そして外周部に複数個の切り欠きを持った電動機
のステータ125はシーム溶接によって形成されたシェ
ル121の内周面に固定されている。また、シェル12
1にはインジェクションポート129が設けられている
構成である。
【0019】次に、この冷凍サイクルの具体的な動作に
ついて説明する。まず、冷媒の流れ方向を実線の矢印で
示しており、圧縮機1で圧縮された冷媒ガスは凝縮器2
で凝縮液化され、減圧弁3で減圧膨張され、蒸発器5で
蒸発気化され圧縮機1へと戻る。また、凝縮器2で凝縮
された液冷媒の一部を第2絞り弁5により流量制御して
圧縮機1のインジェクションポート129にインジェク
ションすることにより高段圧縮部122で圧縮した冷媒
ガスを冷却する構成になっている。
【0020】次に、圧縮機の内部の冷媒の流れについて
説明する。電動機124、125が駆動されると、主軸
126の回転によってシェル121に設けられた吸入管
(低段吸入孔)12dから冷媒ガスは低段圧縮部122
に吸い込まれ圧縮されて低段吐出孔120より吐出カバ
ー131で被われた密閉空間130内に吐出される。こ
こで低段吐出孔120と高段吸入孔12aの途中に設け
られたインジェクションポート129から気液混合冷媒
がインジェクションされ、低段吐出孔120からの冷媒
ガスと混合されて高段圧縮部123の吸入孔12aより
高段圧縮部123に吸い込まれ圧縮されて高段吐出孔1
2bよりシェル121内に吐出され、電動機124、1
25を冷却して吐出管12cを通ってシェル121外へ
吐出される。
【0021】このように、一旦冷媒ガスを低段圧縮部で
中間圧まで昇圧し、次に高段圧縮部で高圧まで昇圧した
後、シェル内に吐出することにより高圧型2段圧縮機を
構成する。
【0022】次に、R22とR410Aの冷凍サイクル
について図2、(表1)を参照して説明する。
【0023】(表1)は同一温度条件における飽和圧力
P、圧縮比ε(Ph/Pl)、圧力差△P(Ph−P
l)を示し、図2はR22を用いた単段圧縮冷凍サイク
ルと2段圧縮冷凍サイクルの圧縮比εに対するシステム
効率COPを示す。
【0024】
【表1】
【0025】図2からわかるように、2段圧縮機を用い
た2段圧縮冷凍サイクルは高圧縮比条件でのみ単段圧縮
冷凍サイクルより優位性が有るため、一般的には圧縮比
εが高くなる低温冷凍機などに用いられるが、空調機に
は使われない。
【0026】ここで、(表1)よりR22とR410A
の冷房、暖房の条件における圧縮比、圧力差をみると、
圧縮比はR22と同等以下であるが、圧力差は1.5倍
以上になっている。このように、R410Aでは圧縮比
が同等以下でも圧力差が1.5倍以上に増大するため、
2段圧縮冷凍サイクルの傾きが図2に示すようになり、
単段圧縮冷凍サイクルと2段圧縮冷凍サイクルのクロス
ポイントA点はさらに左のA’点へ移る。従って、より
低圧縮比領域まで2段圧縮冷凍サイクルの優位性がでる
ことになり、空調機のように比較的低い圧縮比領域でも
2段圧縮冷凍サイクルの効率が単段に対して上回ること
になる。
【0027】以上説明したように請求項1に記載の発明
は、冷媒としてR32とR125をそれぞれ50wt%
近傍の比率で混合した非共沸混合冷媒を用い、圧縮機、
凝縮器、減圧器、蒸発器を順次配管にて環状に連結して
冷凍サイクルを構成し、前記圧縮機に低段用と高段用の
2つの圧縮部を設け、かつシェル内を高段の吐出圧力と
する高圧型2段圧縮機を用いることにより、従来の単段
圧縮機と比較して、各段当たりの圧縮比を小さくすると
ともに圧力差を小さくすることができ、R22のような
比較的低圧冷媒で用いるより、R32とR125をそれ
ぞれ50wt%近傍の比率で混合した高圧冷媒で用いる
方が効果的に圧縮洩れの低減を図ることができ、圧縮機
の効率向上強いてはシステムの効率向上を図ることがで
きる。
【0028】次に、本発明の第2の実施例について、図
面を参考に説明する。図3は、本発明の第2の実施例に
おける中間圧型2段圧縮機を用いた空気調和機の冷凍サ
イクル図である。
【0029】同図において、1は圧縮機、2は凝縮器、
3は第1絞り弁、4は蒸発器であり、順次接続して冷凍
サイクルを構成し、さらに凝縮器2と第1絞り弁3の配
管と圧縮機1の中間インジェクションポート129を第
2絞り弁5を介して接続しインジェクション回路を構成
している。冷媒としては非共沸混合冷媒を用いている。
【0030】また、前記圧縮機1はシェル121の内部
に低段圧縮部122と高段圧縮部123などを含んで構
成される圧縮機構部と、この圧縮機構部を駆動する電動
機124、125と、この電動機の回転力を圧縮機構部
に伝達する主軸126などで構成されている。主軸12
6は圧縮機構部のシリンダ127、128に支持され
る。そして外周部に複数個の切り欠きを持った電動機の
ステータ125はシーム溶接によって形成されたシェル
121の内周面に固定されている。また、シェル121
にはインジェクションポート129が設けられている構
成である。
【0031】次に、この冷凍サイクルの具体的な動作に
ついて説明する。まず、冷媒の流れ方向を実線の矢印で
示しており、圧縮機1で圧縮された冷媒ガスは凝縮器2
で凝縮液化され、減圧弁3で減圧膨張され、蒸発器5で
蒸発気化され圧縮機1へと戻る。また、凝縮器2で凝縮
された液冷媒の一部を第2絞り弁5により流量制御して
圧縮機1のインジェクションポート129にインジェク
ションすることにより高段圧縮部122で圧縮した冷媒
ガスを冷却する構成になっている。
【0032】次に、圧縮機の内部の冷媒の流れについて
説明する。電動機124、125が駆動されると主軸1
26の回転によって、シェル121に設けられた吸入管
(低段吸入孔)12dから冷媒ガスは低段圧縮部122
に吸い込まれ圧縮されて低段吐出孔120よりシェル1
21内に吐出される。ここでインジェクションポート1
29よりインジェクションされ電動機124、125を
冷却した冷媒と混合されて高段圧縮部123の吸入孔1
2aより高段圧縮部123に吸い込まれ圧縮されて高段
吐出孔12bより吐出管12cを通ってされシェル12
1外へ吐出される。
【0033】次に、高圧型2段圧縮機と中間圧型2段圧
縮機の違いについて、図4を参照して説明する。
【0034】ここで、高圧型2段圧縮機における低段、
高段の吸入あるいは吐出圧力とシェルの最大圧力差a、
bとし、中間圧型2段圧縮機における低段、高段の吸入
あるいは吐出圧力とシェルの最大圧力差c、dとする
と、高段側の圧力差はb=dであるが、低段側圧力差は
a>cであり、中間圧型2段圧縮機にすると高圧型より
圧縮洩れのさらなる低減を図ることができる。この効果
については実施例1で述べたようにR22よりR410
Aの圧力差が大きくなることにより、R410Aに用い
る方が効果的に圧縮機効率向上を図ることができる。
【0035】以上説明したように請求項2に記載の発明
は、冷媒としてR32とR125をそれぞれ50wt%
近傍の比率で混合した非共沸混合冷媒を用い、圧縮機、
凝縮器、減圧器、蒸発器を順次配管にて環状に連結して
冷凍サイクルを構成し、前記圧縮機に低段用と高段用の
2つの圧縮部を設け、かつシェル内を低段の吐出または
高段の吸入の圧力とする中間圧型2段圧縮機を用いるこ
とにより、圧縮機シェル内が吐出圧力となる高圧型2段
圧縮機と比較して、各段の吸入あるいは吐出圧力とシェ
ルの最大圧力差を小さくすることができ、圧縮洩れのさ
らなる低減を図ることができ、圧縮機の効率向上、強い
てはシステムの効率向上をさらに図ることができる。
【0036】なお、本発明の空気調和機は、フロン系冷
媒に限らず高圧冷媒であれば、他の冷媒にも適用可能で
ある。また、2段圧縮サイクルとして中間冷却器等を用
いた他の2段圧縮サイクルでも適用可能である。
【0037】
【発明の効果】上記実施例より明らかなように、請求項
1に記載の発明は、冷媒としてR32とR125をそれ
ぞれ50wt%近傍の比率で混合した非共沸混合冷媒を
用い、圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器を順次配管にて
環状に連結して冷凍サイクルを構成し、前記圧縮機内部
に低段用と高段用の2つの圧縮部を設け、かつシェル内
を高段の吐出圧力とする高圧型2段圧縮機を用いること
により、従来の単段圧縮機と比較して、各段当たりの圧
縮比を小さくするとともに圧力差を小さくすることがで
き、R22のような比較的低圧冷媒で用いるより、R3
2とR125をそれぞれ50wt%近傍の比率で混合し
た高圧冷媒で用いる方が効果的に圧縮洩れの低減を図る
ことができ、圧縮機の効率向上強いてはシステムの効率
向上を図ることができる。
【0038】請求項2に記載の発明は、冷媒としてR3
2とR125をそれぞれ50wt%近傍の比率で混合し
た非共沸混合冷媒を用い、圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸
発器を順次配管にて環状に連結して冷凍サイクルを構成
し、前記圧縮機内部に低段用と高段用の2つの圧縮部を
設け、かつシェル内を低段の吐出または高段の吸入の圧
力とする中間圧型2段圧縮機を用いることにより、圧縮
機シェル内が吐出圧力となる高圧型2段圧縮機と比較し
て、各段の吸入あるいは吐出圧力とシェルの最大圧力差
を小さくすることができ、圧縮洩れのさらなる低減を図
ることができ、圧縮機の効率向上、強いてはシステムの
効率向上をさらに図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における高圧型2段圧縮
機を用いた空気調和機の冷凍サイクル図
【図2】従来の単段圧縮機を用いた空気調和機と本発明
の第1の実施例における高圧型2段圧縮機を用いた空気
調和機の各冷媒(R22とR410A)における圧縮比
εに対するシステム効率COP特性比較図
【図3】本発明の第2の実施例における中間圧型2段圧
縮機を用いた空気調和機の冷凍サイクル図
【図4】本発明の第1の実施例における高圧型2段圧縮
機と本発明の第2の実施例における中間圧型2段圧縮機
の圧力差比較図
【図5】従来の空気調和機の冷凍サイクル図
【符号の説明】
1 圧縮機 2 凝縮器 3 第1絞り弁 4 蒸発器 5 第2絞り弁
フロントページの続き (72)発明者 藤高 章 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 羽根田 完爾 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山口 成人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 渡邊 幸男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 沼本 浩直 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 若林 寿夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒としてR32とR125をそれぞれ5
    0wt%近傍の比率で混合した非共沸混合冷媒を用い、
    圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器を順次配管にて環状に
    連結して冷凍サイクルを構成し、前記圧縮機内部に低段
    用と高段用の2つの圧縮部を設けるとともに、圧縮機の
    容器を形成するシェル内を高段の吐出圧力とする高圧型
    2段圧縮機を用いることを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】冷媒としてR32とR125をそれぞれ5
    0wt%近傍の比率で混合した非共沸混合冷媒を用い、
    圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器を順次配管にて環状に
    連結して冷凍サイクルを構成し、前記圧縮機内部に低段
    用と高段用の2つの圧縮部を設けるとともに、圧縮機の
    容器を形成するシェル内を低段の吐出または高段の吸入
    の圧力とする中間圧型2段圧縮機を用いることを特徴と
    する空気調和機。
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